JP2016186324A - 表皮係止用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラークラッシングを行う際に、表皮係止用クリップが破損してしまうのを抑制することができる表皮係止用クリップを得る。【解決手段】クッション112、122の成形後に、ローラークラッシングを行う場合には、一対の係止爪52が互いに離間するように延設部50が弾性変形し、突起54が立上部56に当接する。そして、延設部50が過度に変形するのが抑制される。これにより、ローラークラッシングを行う際に、クリップ10が破損してしまうのを抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、表皮係止用クリップに関する。
特許文献1に記載のクリップ(表皮係止用クリップ)は、発泡体に保持される板状の基部と、基部から立設し、対面する一対の壁部と、壁部の外側へ向かって弾性変形可能に設けられた係止部と、係止部の内面から突出すると共に、発泡体を覆うシートカバーに取付けられ壁部間へ挿入された固定部材を係止する係止爪と、を有している。
特開2011−69417号公報
シートに用いられる発泡体(クッション)を成形した後、発泡体に対してローラークラッシングが行われる。具体的には、ローラーを発泡体に押し付けながら転がすことで、発泡体内部の気泡の大きさを調整するようになっている。
ここで、発泡体の中に表皮係止用クリップが配置されている場合に、ローラークラッシングを行うことで、表皮係止用クリップが押圧されて破損してしまうことが考えられる。
本発明の課題は、ローラークラッシングを行う際に、表皮係止用クリップが破損してしまうのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る表皮係止用クリップは、板状で、発泡体に保持される基部と、前記基部から立ち上がり、対向して配置されている一対の延設部と、前記延設部の先端側に夫々形成され、前記発泡体を覆う表皮に取り付けられた被係止部材を挟み込んで係止する一対の係止爪と、を有する係止部と、一対の前記延設部の先端側に夫々形成され、前記延設部が互いに対向する側とは反対側に突出する突起と、前記基部から立ち上がり、一対の前記係止爪が互いに離間するように前記延設部が弾性変形すると、前記突起と当接する立上部と、を備える。
上記構成によれば、発泡体を成形した後のローラークラッシングを行う際に、ローラーを発泡体に押し付けながら転がすことで、発泡体内部の気泡の大きさが調整される。ローラーを発泡体に押し付けることで、係止部にもローラーからの押圧力が作用する。
ローラーからの押圧力が係止部に作用することで、一対の係止爪が互いに離間するように延設部が弾性変形すると、延設部の先端側に形成された突起が、立上部と当接する。これにより、延設部が過度に変形するのが抑制される。
このようにして、ローラークラッシングを行う際に、表皮係止用クリップが破損してしまうのを抑制することができる。
本発明の請求項2に係る表皮係止用クリップは、請求項1に記載の表皮係止用クリップにおいて、前記立上部の先端には、前記立上部が立ち上がる立上方向に向いた頂面が形成され、前記突起には、前記頂面と当接する当接面が形成されている。
上記構成によれば、ローラークラッシングを行う際に、ローラーからの押圧力が係止部に作用することで一対の係止爪が互いに離間するように延設部が弾性変形すると、突起の当接面が立上部の頂面に当接する。ここで、立上部の先端に形成されている頂面は、立上部が立ち上がる立上方向に向いている。
このため、例えば、ローラーからの押圧力が立上部の立上方向から係止部に作用する場合に、突起を介して立上方向から押付力が立上部に伝達されても、立上部が変形してしまうのを抑制することができる。
本発明の請求項3に係る表皮係止用クリップは、請求項1又は2に記載の表皮係止用クリップにおいて、一対の前記係止爪が前記被係止部材を挟み込んで係止する際に前記延設部が弾性変形した状態で、前記突起と前記立上部との間には隙間が形成される。
上記構成によれば、一対の係止爪が被係止部材を挟み込んで係止する際に延設部が弾性変形した状態で、突起と立上部との間には隙間が形成される。これにより、被係止部材を一対の係止爪に係止させる際の取付作業性が低下するのを抑制することができる。
本発明の請求項4に係る表皮係止用クリップは、請求項1〜3の何れか1項に記載の表皮係止用クリップにおいて、一対の前記延設部は、基端側に比して先端側が互いに離れるように傾斜している。
上記構成によれば、一対の延設部は、基端側に比して先端側が互いに離れるように傾斜している。このため、ローラークラッシングを行う際に、ローラーの押圧力が係止部に作用することで、一対の延設部の先端側が離れるように延設部を弾性変形させることがきる。
本発明によれば、ローラークラッシングを行う際に、表皮係止用クリップが破損してしまうのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係るクリップを示した断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した平面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した底面図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るクリップを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るクリップが用いられるシートを示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るクリップが用いられるシートを示した斜視図である。
本発明の実施形態に係る表皮係止用クリップの一例を図1〜図12に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは部品上下方向を示し、矢印Wは部品幅方向を示し、矢印Lは部品前後方向を示す。
(全体構成)
先ず、表皮係止用クリップ10(以下単に「クリップ10」)が用いられる車両用のシート100について説明する。シート100は、図12に示されるように、乗員の臀部等を支持するクッション部110と、背部及び腰部等を支持するバック部120と、頭部を支持するヘッドレスト128とを備えている。
クッション部110は、図11に示されるように、クッション112(発泡体の一例)と、表皮114とを備えている。さらに、クッション112は、メイン部112Aと、メイン部112Aを幅方向から挟むように配置された一対のサポート部112Bとを備えている。
夫々のサポート部112Bとメイン部112Aとの間には、溝116が形成され、溝116の底に、クリップ10が配置されている。具体的には、クッション112を発泡成形する際に、クリップ10を金型にインサートすることで溝116の底にクリップ10が配置されるようになっている(図2参照)。
そして、表皮114に取り付けられたシート部材117の先端に固定されている被係止部材の一例としてのサスペンダ118が、クリップ10に取り付けられるようになっている(図5参照)。なお、サスペンダ118、及びクリップ10については、詳細を後述する。
同様に、バック部120は、図11に示されるように、クッション122(発泡体の一例)と、表皮124とを備えている。さらに、クッション122は、メイン部122Aと、メイン部122Aを幅方向から挟むように配置された一対のサポート部122Bとを備えている。
夫々のサポート部122Bとメイン部122Aとの間には、溝126が形成され、溝126の底に、クリップ10が配置されている。具体的には、クッション122を発泡成形する際に、クリップ10を金型にインサートすることで溝126の底にクリップ10が配置されるようになっている(図2参照)。
そして、表皮124に取り付けられたシート部材127の先端に固定されているサスペンダ118が、クリップ10に取り付けられるようになっている(図5参照)。なお、サスペンダ118、及びクリップ10については、詳細を後述する。
(サスペンダ)
サスペンダ118は、溝116、126の底面に沿って延び(図5の紙面奥行方向に延び)、図5に示されるように、先端側が先細りとなっている。そして、サスペンダ118の基端側の部分には、外側(図5の左右方向側)に突出する一対の突起118Aが形成されている。
(クリップ)
クリップ10は、樹脂材料で一体的に形成され、図9に示されるように、板状で、クッション112、122(図11参照)に保持される基部14と、基部14から上方側へ立ち上がる2個の係止部34とを有している。
〔基部〕
基部14は、板面が部品上下方向を向いて部品前後方向(長手方向の一例)に延び、長方形状の板体とされている。そして、図7に示されるように、基部14は、部品前後方向に延びると共に切欠き16が夫々形成された一対の縁辺18と、一対の縁辺18の両端部を連結すると共に切欠き20が夫々形成された一対の縁辺22とを含んで構成されている。
具体的には、夫々の縁辺18と縁辺22とは、円弧状の縁辺26を介して連結されている。さらに、一方の縁辺22に形成された切欠き20と、他方の縁辺22に形成された切欠き20とは、上方側から見て凹形状とされ、基部14の部品幅方向に延びる中心線L1に対して対称とされている。なお、中心線L1は、基部14の中心C(重心)を通り、部品幅方向に延びる直線である。
また、一方の縁辺18Aに形成された切欠き16Aと、他方の縁辺18Bに形成された切欠き16Bとは、上方側から見て凹形状とされ、基部14の部品前後方向の中央側に形成されている。さらに、切欠き16Aと切欠き16Bとは、基部14の部品前後方向に延びる中心線L2に対して非対称とされている。なお、中心線L2は、基部14の中心C(重心)を通り、部品前後方向に延びる直線である。
そして、切欠き16A、16Bは、部品幅方向に延びる直線部28A、28Bと、部品幅方向に対して傾斜する傾斜部30A、30Bと、直線部28A、28Bと傾斜部30A、30Bとを連結する円弧部32A、32Bとを含んで構成されている。本実施形態では、上方側から見て、切欠き16Aと切欠き16Bとは基部14の中心Cに対して点対称とされており、切欠き16Aの円弧部32Aは、中心線L1に対して一方側に配置され、切欠き16Bの円弧部32Bは、中心線L1に対して他方側に配置されている。
さらに、基部14には、一方の縁辺18Aに沿って部品前後方向に並ぶ4個の貫通孔36と、他方の縁辺18Bに沿って部品前後方向に並ぶ4個の貫通孔38とが形成されている。つまり、貫通孔36、38は、部品前後方向に並んで部品幅方向に複数列(本実施形態では2列)形成されている。そして、クッション112、122(図11参照)を発泡成形する際に、発泡体が貫通孔36,38に入り込むようになっている(図6参照)。
さらに、基部14の裏面(係止部34が配置される面とは逆側の面)には、図10に示されるように、基部14の板厚を変える段差部42、44(板厚変化部の一例)が形成されている。本実施形態では、基部14の部品前後方向の中央側の部分が、板厚1.2〔mm〕とされ、それ以外の一般の部分が、板厚1.0〔mm〕とされている。
具体的には、クリップ10を下方側から見て、図8に示されるように、段差部42は、中心線L1に対して一方に配置され、段差部44は、中心線L1に対して他方に配置されている。そして、基部14において段差部42と段差部44とで挟まれた部分が、板厚1.2〔mm〕とされている。
この構成において、クリップ10がクッション112、122に配置された状態では、基部14は、図2に示されるように、クッション112、122の内部に配置され、溝116、126の底面に沿って延びるように配置されている(図2の紙面奥行方向に延びるように配置されている)。
〔係止部〕
係止部34は、図9に示されるように、基部14から上方側へ立ち上がり、部品前後方向に並んで2個備えられている。図7に示されるように、一方の係止部34と他方の係止部34とが中心線L1を挟んで配置されている。そして、一方の係止部34と他方の係止部34との間に、切欠き16A、16Bが配置されている。夫々の係止部34は、同様の構造とされているため、以下一方の係止部34について説明する。
係止部34は、図2、図9に示されるように、基部14から立ち上がり、対向して配置されている一対の延設部50と、延設部50の先端側に夫々形成され、前述したサスペンダ118を挟み込んで係止する一対の係止爪52と、を有している。
一対の延設部50、及び一対の係止爪52は、基部14の部品上下方向に延びる中心線L3(図2参照)に対して対称とされている。なお、中心線L3は、基部14の中心C(重心)を通り、部品上下方向に延びる直線である。
一対の延設部50は、基端側に比して先端側が互いに離れるように部品幅方向の外側に傾斜している。そして、夫々の延設部50は、部品幅方向の外側が凸となるように湾曲している。また、夫々の延設部50は、夫々の延設部50の先端側が離れるように弾性変形可能とされている。
さらに、係止爪52は、一対の係止爪52の先端側が互いに近接するように、延設部50の先端側に夫々形成されている。
この構成において、クリップ10がクッション112、122に配置された状態では、係止部34は、図2に示されるように、クッション112、122の溝116、126に配置され、発泡材から外部に露出するようになっている。
また、一対の係止爪52が、サスペンダ118を挟み込んで係止する際には、図4、図5に示されるように、夫々の延設部50は、一対の係止爪52が互いに離れるように弾性変形するようになっている。
〔その他〕
一対の延設部50の先端側には、突起54が夫々形成されている。
突起54は、図5に示されるように、延設部50が互いに対向する側とは反対側(係止爪52が形成される側とは反対側)に突出しており、夫々の突起54には、下方側を向く下向面54A(当接面の一例)が形成されている。
また、クリップ10は、基部14の表面から部品上下方向(立上方向の一例)に立ち上り、夫々の延設部50の部品幅方向の外側に夫々配置される立上部56を有している。夫々の立上部56の先端側の部分(先端)には、部品上下方向(立上方向の一例)を向いた頂面56Aが形成されている。
さらに、立上部56の部品幅方向の外側には、立上部56を支持する三角リブ58が形成されている。
この構成において、クリップ10がクッション112、122に配置された状態では、立上部56は、図2に示されるように、クッション112、122の内部に配置されている。
また、一対の係止爪52が互いに離間するように延設部50が弾性変形すると、図1に示されるように、突起54の下向面54Aが立上部56の頂面56Aに当接する(面接触する)ようになっている。
さらに、一対の係止爪52が、サスペンダ118を挟み込んで係止する際に夫々の延設部50が弾性変形した状態で、下向面54Aと頂面56Aとの間には、隙間60が形成されるようになっている(図4参照)。
(作用)
次に、クリップ10の作用を、シート部材117、127に固定されているサスペンダ118をクリップ10に取り付ける作業、及びクッション112、122の成形後に行われるローラークラッシングによって説明する。
〔取付作業〕
サスペンダ118をクリップ10に取り付ける場合には、図3に示されるように、サスペンダ118を溝116、126に挿入する。サスペンダ118を溝116、126に挿入すると、先細りとされているサスペンダ118の先端側の部分と、一対の係止爪52とが当接する。
さらに、サスペンダ118を溝116、126の底面に向けて挿入すると、図4に示されるように、一対の係止爪52が互いに離間するように延設部50が弾性変形する。これより、サスペンダ118が一対の係止爪52の間を通過するのが許容される。この際、前述したように、突起54の下向面54Aと、立上部56の頂面56Aとは当接することなく、下向面54Aと頂面56Aとの間には、隙間60が形成される。
サスペンダ118の突起118Aが一対の係止爪52の間を通過すると、図5に示されるように、延設部50が弾性復帰し、一対の係止爪52がサスペンダ118を挟み込んで係止する。これにより、サスペンダ118が、クリップ10に取り付けられる。。
このようにして、サスペンダ118をクリップ10に取り付ける取付作業が完了する。
〔ローラークラッシング〕
クッション112、122の成形後に、ローラークラッシングを行う場合には、図1に示されるように、ローラー130をクッション112、122の表面から押し付けながら転がす。これにより、クッション112、122に含まれる気泡の大きさが調整される。
ここで、ローラー130をクッション112、122の表面から押し付けることで、クッション112、122が潰され、ローラー130による押付力が、部品上下方向の上方側から係止部34に伝達される。
具体的には、係止爪52及び突起54を介して延設部50には、下方側に押し付けられる押付力が作用する。一対の延設部50は、前述したように、基端側に比して先端側が互いに離れるように部品幅方向の外側に傾斜している。このため、夫々の延設部50の先端側が離れるように延設部50が弾性変形する。そして、突起54の下向面54Aが立上部56の頂面56Aに当接する(面接触する)。これにより、延設部50の弾性変形が制限され、延設部50が過度に変形するのが抑制される。なお、立上部56には、突起54を介して下方側に押し付けられる押付力が作用する。
そして、クリップ10がローラー130の押付力から開放されると、図2に示されるように、延設部50が弾性復帰する。
(効果)
以上説明したように、クッション112、122の成形後に、ローラークラッシングを行う場合には、一対の係止爪52が互いに離間するように延設部50が弾性変形し、突起54が立上部56に当接する。そして、延設部50が過度に変形するのが抑制される。これにより、ローラークラッシングを行う際に、クリップ10が破損してしまうのを抑制することができる。
また、突起54が立上部56に当接する場合には、突起54の下向面54Aが立上部56の頂面56Aに当接する。ここで、立上部56は基部14の表面から部品上下方向に立ち上り、立上部56の先端側の部分に形成されている頂面56Aは上方側を向いている。このため、ローラークラッシングを行う際に突起54を介して下方側に押し付ける押付力が頂面56Aから立上部56に伝達されても、立上部56が部品上下方向に対して傾斜している場合と比して、立上部56が変形してしまうのを抑制することができる。
また、一対の係止爪52が、サスペンダ118を挟み込んで係止する際に夫々の延設部50が弾性変形した状態で、下向面54Aと頂面56Aとの間には、隙間60が形成されるようになっている。このため、サスペンダ118をクリップ10に取り付ける取付作業性が低下するのを抑制することができる。
また、一対の延設部50は、基端側に比して先端側が互いに離れるように部品幅方向の外側に傾斜している。このため、下方側に押し付ける押付力が延設部50に伝達されると、一対の係止爪52が互いに離間するように延設部50を弾性変形させることがきる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施では、クリップ10を車両用のシート100に用いた場合を例にとって説明したが、クリップ10を事務椅子、家庭用のソファー、又は座椅子等の他のシート(椅子)に用いてもよい。
また、上記実施形態では、クリップ10に係止部34が2個備えられたが、1個でもよく、また3個以上であってもよい。
10 クリップ
14 基部
34 係止部
50 延設部
52 係止爪
54 突起
54A 下向面(当接面の一例)
56 立上部
56A 頂面
60 隙間
112 クッション(発泡体の一例)
114 表皮
118 サスペンダ(被係止部材の一例)
122 クッション(発泡体の一例)
124 表皮

Claims (4)

  1. 板状で、発泡体に保持される基部と、
    前記基部から立ち上がり、対向して配置されている一対の延設部と、前記延設部の先端側に夫々形成され、前記発泡体を覆う表皮に取り付けられた被係止部材を挟み込んで係止する一対の係止爪と、を有する係止部と、
    一対の前記延設部の先端側に夫々形成され、前記延設部が互いに対向する側とは反対側に突出する突起と、
    前記基部から立ち上がり、一対の前記係止爪が互いに離間するように前記延設部が弾性変形すると、前記突起と当接する立上部と、
    を備える表皮係止用クリップ。
  2. 前記立上部の先端には、前記立上部が立ち上がる立上方向に向いた頂面が形成され、
    前記突起には、前記頂面と当接する当接面が形成されている請求項1に記載の表皮係止用クリップ。
  3. 一対の前記係止爪が前記被係止部材を挟み込んで係止する際に前記延設部が弾性変形した状態で、前記突起と前記立上部との間には隙間が形成される請求項1又は2に記載の表皮係止用クリップ。
  4. 一対の前記延設部は、基端側に比して先端側が互いに離れるように傾斜している請求項1〜3の何れか1項に記載の表皮係止用クリップ。
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