JP2018001900A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】着座者の荷重を受け止める支持体を、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓むような面剛性のある構成としても、シートフレーム対して支持が硬くなりすぎない状態に組み付けられるようにすること。【解決手段】強度部材としてのバックフレーム10と、バックフレーム10に組み付けられて着座者の荷重を受け止める支持体20と、を有するシート1である。支持体20は、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓む面剛性を備えた構成とされ、かつ、バックフレーム10との間に弾性構造となる突起22Cが介設されてバックフレーム10に対する当たりが弾性的となる状態に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、強度部材としてのシートフレームと、シートフレームに組み付けられて着座者の荷重を受け止める支持体と、を有する乗物用シートに関する。
従来、自動車用のシートにおいて、着座者の荷重を弾性的に支持する構造が、シートフレームに張設された可撓性の面状体により構成されたものが知られている(特許文献1)。上述した面状体は、予めシートフレームとは別体の構成からなる枠体に張設されて、同枠体を介してシートフレームに組み付けられた構成とされている。
特開2014−15146号公報
上記従来技術では、枠体が硬いために、同部分における着座者の支持が硬くなりすぎるおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、着座者の荷重を受け止める支持体を、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓むような面剛性のある構成としても、シートフレーム対して支持が硬くなりすぎない状態に組み付けられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、強度部材としてのシートフレームと、シートフレームに組み付けられて着座者の荷重を受け止める支持体と、を有する乗物用シートである。支持体は、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓む面剛性を備えた構成とされ、かつ、シートフレームとの間に弾性構造が介設されてシートフレームに対する当たりが弾性的となる状態に設けられている。
この第1の発明によれば、着座者の荷重を受け止める支持体を、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓むような面剛性のある構成としても、弾性構造の介設によりシートフレームに対して支持が硬くなりすぎない状態に組み付けることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。支持体が樹脂パネルにより構成され、弾性構造が支持体に一体成形された脆弱形状部から成る。
この第2の発明によれば、支持体を樹脂パネルにより構成することで、支持体を立体的な支持面を持つ形に簡便に形成することができる。そして、このような樹脂パネルから成る支持体を、弾性構造の介設によりシートフレームに対して支持が硬くなりすぎない状態に適切に組み付けることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。支持体が、シート幅方向の中央の支持面を形成する天板メイン部と、天板メイン部よりも支持角度を立ち上げた形で着座者の荷重を受け止める立ち上がり部と、を有し、立ち上がり部の裏面部に弾性構造が一体成形されて、弾性構造を介してシートフレームに弾性的に当てられる構成とされている。
この第3の発明によれば、天板メイン部よりも支持角度を立ち上げる形をもつ立ち上がり部を、同立ち上がり部の裏面部に一体成形された弾性構造を介して、シートフレームに対して適切に底上げして弾性的に当てられる状態に設けることができる。
第4の発明は、上述した第2又は第3の発明において、次の構成とされているものである。シートフレームがシート外周部に沿った枠形状に形成され、支持体がシートフレームの枠形状に対して表側から枠形状の表側面と外周側面とを覆った状態に被せ付けられている。
この第4の発明によれば、樹脂パネルより成る支持体を、枠形状のシートフレームを表側から外周側面に亘って覆い囲った見栄えの良い形に組み付けることができる。
第5の発明は、上述した第4の発明において、次の構成とされているものである。弾性構造が、支持体とシートフレームの枠形状の表側面との間、及び支持体とシートフレームの枠形状のシート幅方向を向く側面との間にそれぞれ介設されている。
この第5の発明によれば、弾性構造により、支持体に掛けられる着座者の荷重に加えて横荷重も、シートフレームに対して弾性的に受け止められるようにすることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 シートバックの分解斜視図である。 シートバックの正面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 実施例2の乗物用シートの概略構成を図4に対応して表した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の座席として構成されており、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。上述したシートバック2は、図1及び図3に示すように、その上部領域に、着座者の頭凭れ部となるヘッドレスト部2Aを一体的に備えた、いわゆるハイバックタイプの構成とされている。また、上述したシートバック2は、その左右両サイドの領域に、着座者の背部を左右両サイドから斜めに支持することのできる山状に膨んだサイドサポート部2Bを有する立体形状を持つ形に形成された構成とされている。
具体的には、上述したシートバック2は、図2に示すように、その内部骨格を構成する金属製枠状のバックフレーム10と、バックフレーム10の前部に組み付けられて着座者の背凭れ荷重を弾性的に受け止めることのできる樹脂パネル製の支持体20と、によって概略構成されている。上述したバックフレーム10は、シートバック2の外周部に沿った主要な骨格を形成するメインフレームとして構成されており、左右一対の縦長状に延びる角パイプ材から成るサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の上端部間に一体的に架橋された丸パイプ材から成るアッパフレーム12と、によって構成されている。ここで、上述したバックフレーム10が本発明の「シートフレーム」に相当する。
上述した各サイドフレーム11は、図2及び図4に示すように、それぞれ、シート前後方向に長尺な矩形の横断面形状を持つ、シート高さ方向にストレート状に延びる角パイプ形状に形成されている。また、アッパフレーム12は、図2〜図3に示すように、丸パイプが正面視略山状に折り曲げられた形状とされて、各側の下端部が上述した各側のサイドフレーム11の上端部内に嵌め込まれて溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。上記構成のバックフレーム10は、上述した各サイドフレーム11の下端部がそれぞれ不図示のリクライナを介して図1で前述したシートクッション3の後端部に連結された構成とされている。上記構成により、シートバック2は、シートクッション3に対して、背凭れ角度の調節を行える形に連結された状態とされている。
支持体20は、図2に示すように、インジェクション成形により立体形状を持つ形に形成された1枚の樹脂パネルによって構成されている。上記支持体20は、上述したバックフレーム10に対して前側から組み付けられることにより、バックフレーム10全体を前側と外周側、それに後側からも広く覆った状態となるように、バックフレーム10全体に広く被せ付けられた状態とされている(図2〜図5参照)。上記構成により、支持体20は、シートバック2の表面意匠を形作ると共に、着座者の荷重を直接受け止める受圧部としての機能も果たす構成とされている。詳しくは、上述した支持体20は、上記のように樹脂パネルによって構成されていることにより、着座者から局部的な荷重を受けても、パッド材のようにその部分のみが局部的に撓むのではなくて、支持面全体が広く撓むような面剛性を備えた構成とされている。
具体的には、上述した支持体20は、シートバック2のシート幅方向の中央の支持面を形成する略面状の天板メイン部21と、天板メイン部21の左右両サイドから前斜め外側へと立ち上がって前述した各側のサイドサポート部2Bを形成する略面状の各サイド部22と、天板メイン部21から上側に延び出して前述したヘッドレスト部2Aを形成する略面状のヘッドサポート部23と、を一体的に有する形に形成されている。ここで、各サイド部22が本発明の「立ち上がり部」に相当する。
上述した支持体20は、上述したバックフレーム10への組み付けにより、図4に示すように、上述した天板メイン部21がバックフレーム10の枠内領域に入り込んだ状態(各サイドフレーム11の前側面11Aよりも後側に入り込んだ状態)にセットされるようになっている。また、各サイド部22は、バックフレーム10の各サイドフレーム11に前側から当てられると共に、各サイドフレーム11の外側を通って後側にも形状が回し込まれた状態にセットされるようになっている。また、図5に示すように、ヘッドサポート部23は、バックフレーム10のアッパフレーム12に前側から当てられると共に、アッパフレーム12の外周側となる上側や外側を通って後側にも形状が回し込まれた状態にセットされるようになっている。そして、上記支持体20は、図2及び図4に示すように、上記組み付けの後、上述した各サイド部22の各サイドフレーム11の後側に回し込まれた部分が、それぞれ、各側のサイドフレーム11に対して後側から複数のビスBで締結されることにより、バックフレーム10に対して一体的に組み付けられた状態とされている。
ここで、図2及び図4に示すように、上述した支持体20の各サイド部22は、上述した天板メイン部21の左右両サイドから前斜め外側に向かって立ち上がる略面状の天板サイド22Aと、各天板サイド22Aの立ち上がった先の各端部から後側に引込まれる形で延びる略面状のカマチ22Bと、これら天板サイド22A及びカマチ22Bの各内周面上から広く分布する形で突出する無数の略円錐状の突起22Cと、を有した形に形成されている。ここで、上述した各突起22Cが本発明の「弾性構造」及び「脆弱形状部」に相当する。
図4に示すように、上述した各サイド部22の天板サイド22Aは、各サイドフレーム11の前側面11Aに対して後内側に下がった位置から各サイドフレーム11の前側面11Aの略真ん前の位置まで前斜め外側へ向かって張り出す形に形成されている。また、各サイド部22のカマチ22Bは、上述した各天板サイド22Aの張り出した先となる各サイドフレーム11の前側面11Aの略真ん前の位置から後斜め外側へと湾曲しながら各サイドフレーム11の外側面11Bに沿って後側へと延び、更にその延びた先の位置で各サイドフレーム11の後側面11Dに沿うようにシート幅方向の内側に折り曲げられた形状とされている。上述した各サイド部22は、上述した各カマチ22Bの各サイドフレーム11の後側面11Dに沿う形に折り曲げられた各部分が、前述した各ビスBによって、各サイドフレーム11の後側面11Dに一体的に締結されて固定された状態とされている。
また、上述した各サイド部22の各天板サイド22A及びカマチ22Bの各内周面上から突出する各突起22Cは、これらの内周面上から面外方向に真っ直ぐに先の丸まった略円錐状に突出する形となって形成されている。上述した各突起22Cは、上述した各天板サイド22A及びカマチ22Bの各内周面上に広く分布した形に設けられた状態とされている。上記構成により、各突起22Cは、上述した各サイド部22が各サイドフレーム11に前側から組み付けられて固定されることにより、各側のサイドフレーム11の外周面上に押し当てられた状態にセットされるようになっている。
上記構成により、各サイド部22は、それらの天板サイド22Aに着座者の荷重が前側や内側から掛けられた際に、これら天板サイド22Aが各側のサイドフレーム11の前側面11Aや内側面11Cに対して各突起22Cをこれらの間で押し撓ませる形で弾性的に押し当てられる状態をとるようになっている。また、各サイド部22は、それらのカマチ22Bに外部から荷重が掛けられた際にも、これらカマチ22Bが各側のサイドフレーム11の前側面11Aや外側面11Bに対して各突起22Cをこれらの間で押し撓ませる形で弾性的に押し当てられる状態をとるようになっている。ここで、各サイドフレーム11の前側面11Aが本発明の「表側面」に相当し、外側面11Bが本発明の「シート幅方向を向く側面」及び「外周側面」に相当し、内側面11Cが本発明の「シート幅方向を向く側面」に相当する。
このように、各サイド部22は、各側のサイドフレーム11に対して、シート1の前側や外側等の外部から受ける荷重に対して裏側から弾性的に当てられて支持される形に設けられた状態とされている。また、各サイド部22は、車両に横方向のGが掛けられて各天板サイド22Aに着座者からシート幅方向の外側に押される力が掛けられた場合にも、同天板サイド22Aの内周面上に形成された各突起22Cが各サイドフレーム11の内側面11Cに押し当てられて撓まされることで、各側のサイドフレーム11によって弾性的に当てられて支持されるようになっている。
天板メイン部21は、その支持面の略全域に亘って板厚方向に貫通する無数の縦長状の孔21Aが空けられた構成とされている。上記構成により、天板メイン部21は、着座者の荷重を前側から受けることにより、各孔21Aを横に広げながら後側に押し撓まされて、着座者の荷重を弾性的に軟らかく受け止めることができるようになっている。その際、天板メイン部21は、上述したように樹脂パネルによって形成された面剛性のある構成とされていることから、その受けた荷重により支持面全体を広く後側に押し撓ませるようになっており、同天板メイン部21と繋がる前述した各サイド部22や後述するヘッドサポート部23にもその荷重を伝えてこれらも後側に押し撓ませるようになっている。その際、各サイド部22やヘッドサポート部23は、それらの後側に位置するバックフレーム10に対して弾性的に当てられて支持されるようになっていることから、着座者の荷重を弾性的に軟らかく受け止めることができるようになっている。
ヘッドサポート部23は、上述した天板メイン部21と同様に、その支持面の中央域に板厚方向に貫通する無数の縦長状の孔23Aが空けられた構成とされている。上記構成により、ヘッドサポート部23は、着座者の荷重を前側から受けることにより、各孔23Aを横に広げながら後側に押し撓まされて、着座者の荷重を弾性的に軟らかく受け止めることができるようになっている。更に、ヘッドサポート部23は、その背裏側にアッパフレーム12が位置する左右両サイドの領域と上部領域において、前述した各サイド部22に形成された各突起23Bと同じように背裏面上から広く分布する形で突出する無数の略円錐状の突起23Bが形成された構成とされている。ここで、各突起23Bが本発明の「弾性構造」及び「脆弱形状部」に相当する。
上述した各突起23Bは、上述したヘッドサポート部23の各領域の背裏面上から面外方向に真っ直ぐに先の丸まった略円錐状に突出する形に形成されている。上記各突起23Bは、上述したようにヘッドサポート部23がアッパフレーム12に前側から組み付けられて固定されることにより、アッパフレーム12の外周面(前面や上面等の外周面)上に押し当てられた状態にセットされるようになっている。上記構成により、ヘッドサポート部23は、その支持面上に着座者の荷重が前側から掛けられた際に、アッパフレーム12に対して、各突起23Bをこれらの間で押し撓ませる形で弾性的に押し当てられる状態をとるようになっている。また、ヘッドサポート部23は、上述したアッパフレーム12を外周側から取り巻く部分に外部から荷重が掛けられた際にも、アッパフレーム12対して各突起23Bをこれらの間で押し撓ませる形で弾性的に押し当てられる状態をとるようになっている。このように、ヘッドサポート部23は、アッパフレーム12に対して、シート1の前側や外側等の外部から受ける荷重に対して裏側から弾性的に当てられて支持される形に設けられた状態とされている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成とされている。すなわち、強度部材としてのシートフレーム(バックフレーム10)と、シートフレーム(バックフレーム10)に組み付けられて着座者の荷重を受け止める支持体(支持体20)と、を有する乗物用シート(シート1)である。支持体(支持体20)は、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓む面剛性を備えた構成とされ、かつ、シートフレーム(バックフレーム10)との間に弾性構造(突起22C,23B)が介設されてシートフレーム(バックフレーム10)に対する当たりが弾性的となる状態に設けられている。
このように、着座者の荷重を受け止める支持体(支持体20)を、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓むような面剛性のある構成としても、弾性構造(突起22C,23B)の介設によりシートフレーム(バックフレーム10)に対して支持が硬くなりすぎない状態に組み付けることができる。
また、支持体(支持体20)が樹脂パネルにより構成され、弾性構造(突起22C,23B)が支持体(支持体20)に一体成形された脆弱形状部から成る。このように、支持体(支持体20)を樹脂パネルにより構成することで、支持体(支持体20)を立体的な支持面を持つ形に簡便に形成することができる。そして、このような樹脂パネルから成る支持体(支持体20)を、弾性構造(突起22C,23B)の介設によりシートフレーム(バックフレーム10)に対して支持が硬くなりすぎない状態に適切に組み付けることができる。
また、支持体(支持体20)が、シート幅方向の中央の支持面を形成する天板メイン部(天板メイン部21)と、天板メイン部(天板メイン部21)よりも支持角度を立ち上げた形で着座者の荷重を受け止める立ち上がり部(サイド部22)と、を有し、立ち上がり部(サイド部22)の裏面部に弾性構造(突起22C)が一体成形されて、弾性構造(突起22C)を介してシートフレーム(バックフレーム10)に弾性的に当てられる構成とされている。
このような構成とされていることにより、天板メイン部(天板メイン部21)よりも支持角度を立ち上げる形をもつ立ち上がり部(サイド部22)を、同立ち上がり部(サイド部22)の裏面部に一体成形された弾性構造(突起22C)を介して、シートフレーム(バックフレーム10)に対して適切に底上げして弾性的に当てられる状態に設けることができる。
また、シートフレーム(バックフレーム10)がシート外周部に沿った枠形状に形成され、支持体(支持体20)がシートフレーム(バックフレーム10)の枠形状に対して表側(前側)から枠形状の表側面(前側面11A)と外周側面(外側面11B)とを覆った状態に被せ付けられている。このような構成とされていることにより、樹脂パネルより成る支持体(支持体20)を、枠形状のシートフレーム(バックフレーム10)を表側(前側)から外周側面(外側面11B)に亘って覆い囲った見栄えの良い形に組み付けることができる。
また、弾性構造(突起22C)が、支持体(支持体20)とシートフレーム(バックフレーム10)の枠形状の表側面(前側面11A)との間、及び支持体(支持体20)とシートフレーム(バックフレーム10)の枠形状のシート幅方向を向く側面(外側面11B、内側面11C)との間にそれぞれ介設されている。このような構成とされていることにより、弾性構造(突起22C)により、支持体(支持体20)に掛けられる着座者の荷重に加えて横荷重も、シートフレーム(バックフレーム10)に対して弾性的に受け止められるようにすることができる。
続いて、実施例2のシート1(乗物用シート)の構成について、図6を用いて説明する。本実施例では、支持体20をバックフレーム10に対して弾性的に当てられる状態にする弾性構造が、実施例1で示した突起(突起22C,23B)に代えて、支持体20の裏面部に一体成形された中空面状の中空層22Dによって形成された構成とされている。このような構成であっても、支持体20をバックフレーム10に対して適切に弾性的に当てられる状態にすることができる。なお、上記以外の構成については、実施例1で示した構成と同じであるため、同一の符号を付して説明を省略することとする。
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートの構成は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、本発明の構成は、シートバックの他、シートクッション、ヘッドレスト、オットマン、アームレスト等の種々のシート構造体にも適用することができるものである。
また、シートフレームは、樹脂材等の金属材以外の材料から成るものであってもよい。また、支持体も、金属材やゴム材等の樹脂材以外の材料から成るものであってもよい。上記支持体は、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓むような面剛性を備えた構成とされるものであればよく、ファブリック等の面状材を枠に張り付けて面剛性を付与したもの等、複合構造によって面剛性が付与される構成とされたものであってもよい。そして、そのような面剛性が付与された支持体が、弾性構造を介してシートフレームに対して弾性的に当てられる状態に設けられていればよい。
上記弾性構造は、支持体に一体的に設けられるものの他、シートフレームに一体的に設けられるものであってもよく、支持体とシートフレームとの間にどちらかとの一体的な関係を持つことなく介設されたものであってもよい。また、弾性構造は、上記支持体又はシートフレームに一体的に設けられる場合には、一体成形の他、接着や嵌合、締結等の種々の方法により一体的に設けられるようになっていてもよい。また、上記弾性構造は、実施例1又は2に示したような突起や中空層等の部分的な形状変更に伴う形状特性により弾性が付与されるものの他、バネやゴム材等の弾性部材が付設されて構成されるものであってもよい。
また、支持体の天板メイン部よりも支持角度を立ち上げた形で着座者の荷重を受け止める立ち上がり部は、上記各実施例で示したようなサイドサポートを構成するサイド部の他、シートクッションにおける着座者の大腿部を尻部よりも座面角度を上げた位置で支える前部やその他の部分であってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2A ヘッドレスト部
2B サイドサポート部
3 シートクッション
10 バックフレーム(シートフレーム)
11 サイドフレーム
11A 前側面(表側面)
11B 外側面(シート幅方向を向く側面、外周側面)
11C 内側面(シート幅方向を向く側面)
11D 後側面
12 アッパフレーム
20 支持体
21 天板メイン部
21A 孔
22 サイド部(立ち上がり部)
22A 天板サイド
22B カマチ
22C 突起(弾性構造、脆弱形状部)
22D 中空層(弾性構造、脆弱形状部)
23 ヘッドサポート部
23A 孔
23B 突起(弾性構造、脆弱形状部)
B ビス

Claims (5)

  1. 強度部材としてのシートフレームと、該シートフレームに組み付けられて着座者の荷重を受け止める支持体と、を有する乗物用シートであって、
    前記支持体は、局部的な荷重を受けても支持面全体が撓む面剛性を備えた構成とされ、かつ、前記シートフレームとの間に弾性構造が介設されて前記シートフレームに対する当たりが弾性的となる状態に設けられている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記支持体が樹脂パネルにより構成され、前記弾性構造が前記支持体に一体成形された脆弱形状部から成る乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記支持体が、シート幅方向の中央の支持面を形成する天板メイン部と、該天板メイン部よりも支持角度を立ち上げた形で着座者の荷重を受け止める立ち上がり部と、を有し、前記立ち上がり部の裏面部に前記弾性構造が一体成形されて該弾性構造を介して前記シートフレームに弾性的に当てられる構成とされている乗物用シート。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記シートフレームがシート外周部に沿った枠形状に形成され、前記支持体が前記シートフレームの枠形状に対して表側から枠形状の表側面と外周側面とを覆った状態に被せ付けられている乗物用シート。
  5. 請求項4に記載の乗物用シートであって、
    前記弾性構造が、前記支持体と前記シートフレームの枠形状の表側面との間、及び前記支持体と前記シートフレームの枠形状のシート幅方向を向く側面との間にそれぞれ介設されている乗物用シート。
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