JP2009143471A - 乗物用シート - Google Patents

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Yorinaga Inagaki
頼永 稲垣
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Abstract

【課題】パッドがフレームの端部に引っ掛かって切れてしまうことを防止し得る乗物用シートを提供する。
【解決手段】フレーム2とパッド3を有する乗物用シートであって、フレーム2は、左右のサイドフレーム2aを有している。パッド3は、左右のサイドフレーム2aに跨って載置される本体部3aと、本体部3aの裏面から左右のサイドフレーム2aの間に向けて膨らむ膨出部3cを有している。膨出部3cとサイドフレーム2aの間には、サイドフレーム2aの端部を避ける端部回避部3dが形成されている。膨出部3cには、サイドフレーム2aに向けて突出する突出部3eが形成され、パッド3が変形した際に突出部3eがとサイドフレーム2aに当接する構成になっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、フレームとそのフレームに装着されるパッドを有する乗物用シートに関する。
乗物用シートは、一般にシートクッションとシートバックを有している。シートクッションとシートバックは、それぞれフレームと、フレームに装着されるパッドを有している。従来、フレームの端部を覆うフレームに取付けられる樹脂部材も知られている(特許文献1参照)。したがってこの樹脂部材によって、パッドがフレームの端部に引っ掛かって切れてしまうことを防止し得る。
特開2000−316667号公報
しかし従来の樹脂部材は、フレームと別個であるために部品点数が多くなる、あるいは複雑な構造になるなどの問題を有していた。そこで本発明は、パッドがフレームの端部に引っ掛かって切れてしまうことを防止し得る従来にない構造を備える乗物用シートを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える乗物用シートであることを特徴とする。すなわち請求項1に記載の発明によると、フレームは、左右のサイドフレームを有している。パッドは、左右のサイドフレームに跨って載置される本体部と、その本体部の裏面から左右のサイドフレームの間に向けて膨らむ膨出部を有している。膨出部とサイドフレームの間には、サイドフレームの端部を避ける端部回避部が形成されている。そして膨出部とサイドフレームの少なくとも一方には、他方に向けて突出する突出部が形成され、パッドが変形した際に突出部が他方に当接する構成になっている。
したがってパッドは、端部回避部によってサイドフレームの端部に引っ掛かることが防止され得る。しかもパッドは、シートに人が着座して変形した際に、突出部を介してパッドがサイドフレームと当接する。そのためパッドの変形が突出部によって規制され得る。かくしてパッドの変形によってパッドがサイドフレームの端部に引っ掛かって切れてしまうことを防止できる。
請求項2に記載の発明によると、突出部は、パッドの一部である。したがって突出部を設けることで部品点数が増加することを防止できる。しかも突出部は、パッドの一部であるために弾性力を有し得る。そのためシートに人が着座してパッドが変形し、突出部がサイドフレームに当接した際に、突出部が弾性変形することで、その力を受け得る。かくして突出部の弾性変形によってシートの座り心地が向上し得る。
請求項3に記載の発明によると、パッドの膨出部の対応する左右両側部位置に左右の突出部が形成されている。そして左右の突出部は、パッドが変形した際に、それぞれ左右のサイドフレームに当接する。したがってシートに人が着座してパッドが変形した際に、左右の突出部が対応する位置において左右のサイドフレームに当接して突っ張る。そのためパッドの変形が左右の突出部の協働によって効率良く規制され得る。
本発明の実施の形態を図1〜5にしたがって説明する。図1に示すように乗物用シート1は、シートクッション1aとシートバック1bを有している。シートバック1bは、リクライニング装置1cによってシートクッション1aに対して角度調整可能に連結されている。シートクッション1aとシートバック1bは、フレーム2,5と、フレーム2,5に装着されるパッド3,6と、パッド3を覆う表皮材4,7を有している。
シートクッション1aのフレーム2は、図1に示すように左右のサイドフレーム2aと、フロントフレーム2bとリアフレーム2cを有している。シートバック1bのフレーム5は、左右のサイドフレーム5aと、アッパフレーム5bを有している。サイドフレーム2a,5aとフロントフレーム2bは、板材から構成されている。一方、リアフレーム2cとアッパフレーム5bは、管材から構成されている。
図1に示すようにフロントフレーム2bは、左右のサイドフレーム2aの前部間に取付けられる。リアフレーム2cは、左右のサイドフレーム2aの後部間に取付けられる。アッパフレーム5bは、左右のサイドフレーム5aの上端部に取付けられて、サイドフレーム5aの上方に延出する。図2に示すようにサイドフレーム2aは、シートクッション1aの側面に並設される本体板部2a1を有している。本体板部2a1の上端部と下端部には、シートクッション1aの中心側に折れて延出する折曲片2a2,2a3が形成されている。
パッド3は、弾性材料、例えばモールド・ウレタン・フォームなどから一体成形されている。図2〜4に示すようにパッド3は、フレーム2の上側を覆うように載置される略板状の本体部3aを有している。本体部3aの左右部には、本体部3aから延出してサイドフレーム2aの外側面を覆う側面覆い部3bが形成されている。本体部3aの前部には、本体部3aから延出してフロントフレーム2bの前側を覆う前覆い部3fが形成されている。本体部3aの後部には、本体部3aから延出してリアフレーム2cの後側を覆う後覆い部3gが形成されている。
本体部3aの裏面(下面)には、図2〜4に示すように膨出部2cが形成されている。膨出部2cは、本体部3aの裏面の中央領域から膨出して、左右のサイドフレーム2aの間に張出す。膨出部2cと側面覆い部3bの間には、端部回避部3dが形成されている。端部回避部3dは、膨出部2cと側面覆い部3bの間に挿入されるサイドフレーム2aの端部を避けるように凹設されている。したがって端部回避部3dによってサイドフレーム2aの折曲片2a2の末端先方が開放される。端部回避部3dの長さは、サイドフレーム2aとほぼ同じ長さに設定されている。そのためパッド3が折曲片2a2の末端に引っ掛かって切れることが防止されている。
図2,3に示すように膨出部2cの左右側部には、突出部3eが形成されている。突出部3eは、膨出部2cの左右側部の対応する位置、すなわち他の突出部3eの反対側位置から左右のサイドフレーム2aに向けて突出している。左右の突出部3eは、サイドフレーム2aに沿って形成されており、シート前後方向に所定の長さを有している。突出部3eは、膨出部2cの裏面寄りの左右側部から突出し、端部回避部3dを覆う。突出部3eの端部には、平面状の対向面3e1が形成されている。対向面3e1は、パッド3が自由状態において隙間9を介してサイドフレーム2aの内側面と対向する。
図5に示すようにシートクッション1aに人が着座すると、パッド3は、力Fを受けて弾性変形する。その弾性変形の結果、パッド3は、凹状になり、左右の突出部3eが左右のサイドフレーム2aに当接する。そして突出部3eは、対向面3e1がサイドフレーム2aの内側面に面接しつつ弾性変形する。かくして突出部3e等のパッド3の弾性変形によって外力が吸収される。そして変形後も、パッド3は、端部回避部3dによってサイドフレーム2aの折曲片2a2の端末の先方に引っ掛からない。
図1に示すようにシートバック1bのパッド6は、フレーム5の前側を覆うように載置される略板状の本体部を有している。そして本体部の外周部には、本体部の裏面から張出してフレーム5の外周を覆う覆い部が形成されている。
以上のように、パッド3は、図2,5に示すように本体部3aと膨出部3cを有している。膨出部3cとサイドフレーム2aの間には、サイドフレーム2aの端部を避ける端部回避部3dが形成されている。そして膨出部3cには、サイドフレーム2aに向けて突出する突出部3eが形成され、パッド3が変形した際に突出部3eがサイドフレーム2aに当接する構成になっている。
したがってパッド3は、端部回避部3dによってサイドフレーム2aの端部に引っ掛かることが防止され得る。しかもパッド3は、シート1に人が着座して変形した際に、突出部3eを介してパッド3がサイドフレーム2aと当接する。そのためパッド3の変形が突出部3eによって規制され得る。かくしてパッド3の変形によってパッド3がサイドフレーム2aの端部に引っ掛かって切れてしまうことを防止できる。
また突出部3eは、図2に示すようにパッド3の一部である。したがって突出部3eを設けることで部品点数が増加することを防止できる。しかも突出部3eは、パッド3の一部であるために弾性力を有し得る。そのため乗物用シート1に人が着座してパッド3が変形し、突出部3eがサイドフレーム2aに当接した際に、突出部3eが弾性変形することで、その力を受け得る。かくして突出部3eの弾性変形によってシート1の座り心地が向上し得る。
また左右の突出部3eは、図3に示すように膨出部3cの対応する左右両側部位置に形成されている。そして左右の突出部3eは、パッド3が変形した際に、それぞれ左右のサイドフレーム2aに当接する。したがってシート1に人が着座してパッド3が変形した際に、左右の突出部3eが対応する位置において左右のサイドフレーム2aに当接して突っ張る。そのためパッド3の変形が左右の突出部3eの協働によって効率良く規制され得る。
またパッド3は、図2に示すようにサイドフレーム2aの外側面を覆う側面覆い部3bと、サイドフレーム2aの内側面に向けて膨出する突出部3eとを有している。したがって側面覆い部3bと突出部3eの協働によってパッド3がサイドフレーム2aから外れることが効率良く防止され得る。また図2に示すように突出部3eとサイドフレーム2aの間には、隙間9が形成されている。したがってパッド3は、変形する際に隙間9によって容易に変形され得る。かくして隙間9によってシート1の座り心地が向上され得る。
(他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態等であっても良い。
(1)上記実施の形態のパッド3は、突出部3eを一体に有していた。しかしパッドの膨出部の左右側部に別体に形成された突出部が取付けられた形態等であっても良い。
(2)上記実施の形態の突出部3eは、パッド3側に形成されていた。しかし突出部がサイドフレーム側に形成された形態であっても良い。例えば弾性材料から形成された突出部がサイドフレームの内側面に取付けられた形態、あるいはサイドフレームにパッドの膨出部側に向けて突出する突出部が一体に形成された形態等であっても良い。
(3)上記実施の形態は、突出部3eと端部回避部3dをシートクッション1a側に有していた。しかし突出部と端部回避部をシートバック側に有している形態であっても良い。例えば、シートバックのパッドは、本体部と、その本体部から左右のサイドフレームの間に向けて膨出する膨出部を有し、膨出部とサイドフレームの間に、サイドフレームの端部を避ける端部回避部が形成され、膨出部とサイドフレームの少なくとも一方には、他方に向けて突出する突出部が形成され、パッドが変形した際に突出部が前記他方に当接する構成になっていても良い。
(4)上記実施の形態の突出部3eは、図3に示すようにサイドフレーム2aの長さの略半分程度の長さを有していた。しかし突出部がサイドフレームとほぼ同じ長さを有している形態等であっても良い。
パッド一部を取り除いた状態における乗物用シートの斜視図である。 図1のII―II線におけるシートクッションの断面図である。 シートクッションのパッドの下面図である。 図1のIV―IV線におけるシートクッションの断面図である。 パッドが変形した際の図2に対応するシートクッションの断面図である。
符号の説明
1…乗物用シート
1a…シートクッション
1b…シートバック
2,5…フレーム
2a,5a…サイドフレーム
2c…膨出部
3,6…パッド
3a…本体部
3b…側面覆い部
3c…膨出部
3d…端部回避部
3e…突出部
3f…前覆い部
3g…後覆い部
4,7…表皮材
9…隙間

Claims (3)

  1. フレームとそのフレームに装着されるパッドとを有する乗物用シートであって、
    前記フレームは、左右のサイドフレームを有し、
    前記パッドは、前記左右のサイドフレームに跨って載置される本体部と、その本体部の裏面から前記左右のサイドフレームの間に向けて膨らむ膨出部を有し、
    前記膨出部と前記サイドフレームの間には、前記サイドフレームの端部を避ける端部回避部が形成され、
    前記膨出部と前記サイドフレームの少なくとも一方には、他方に向けて突出する突出部が形成され、前記パッドが変形した際に前記突出部が前記他方に当接する構成になっていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    突出部は、パッドの一部であることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1または2に記載の乗物用シートであって、
    パッドの膨出部の対応する左右両側部位置に左右の突出部が形成され、
    前記左右の突出部は、前記パッドが変形した際に、それぞれ左右のサイドフレームに当接することを特徴とする乗物用シート。

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