JP7032493B2 - シートカバー締結クリップ - Google Patents

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Description

本出願は、2019年8月22日出願の米国仮出願第62/890,403号の優先権を主張し、同出願は参照によりその全体が本願に具体的に取り入れられる。
本開示は締結具に関する。より具体的には、本開示は車両内装材のための締結クリップに関する。
多くの車両は、運転者または乗員あるいはその両方のための座席を含むか、独立したベース体を含むクッションおよびカバーでありうる内装面を含む。一部の車両は、独立したベース体または内装カバーを必要としない座席を有するが、多くの車両は快適性や美観と他の理由のためにその両方を含む。製造者は一般的に、―布、皮革、または何か他の材料であれ―内装材をベース体の周りの所定箇所に固定するのにある種の締結具を使用する。幾つかの締結方法は、フォームクッションの内側に埋設されるワイヤまたは他の締結具の使用を伴う。他の材料を使用する幾つかのベース体と製造方法とは、新たな組立方法と新たな締結具も必要としうる。
この要約が開示の広範囲の概説ではないことが理解されるはずである。この要約は例示的であって限定的ではなく、開示の主要または重要な要素を特定することもその範囲を規定することも意図されていない。この要約の唯一の目的は、以下の完全かつ広範囲の詳細な説明への導入として開示の或る概念を説明および例示することである。
一態様において、開示されるのはカバーをベース体に固定するためのクリップであり、このクリップは、下面と下面から離れた上面とを画定するベースと、ベースの上面から延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、ベースの上面から延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部とを包含し、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとは、第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定する。
さらなる態様において、開示されるのは、開口部を画定するベース体と、パネルとパネルに固定されるサスペンダとを包含するカバーと、ベースとクリップのベースから延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部とクリップのベースから延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部とを包含するクリップとを包含するアセンブリであり、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとが、第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定して、サスペンダの一部分を拘束状態で間に保持する。
また別の態様において、開示されるのは、ベース体を用意することであって、ベース体が下面と上面と下面から上面まで延在する複数の開口部とを画定することと、複数の開口部の一つへクリップを挿入することであって、クリップが、ベースと、クリップのベースから延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、クリップのベースから延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部とを包含して、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとが第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定することと、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとにより画定されるクリップの間隙へサスペンダを挿入することとを包含する組立方法である。
また別の態様において、開示されるのは、アセンブリのクリップからアセンブリのサスペンダを取り外す方法であり、この方法は、アセンブリのクリップを設けることであって、クリップが第1壁部と第2壁部とを包含し、第1壁部がベースから延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定して、第2壁部がベースから延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定し、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとが第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定することと、第1壁部と第2壁部とを拡開させて間の間隙の大きさを増大させることと、クリップからサスペンダを取り外すこととを包含する。
また別の態様において、開示されるのはベース体に画定される開口部にカバーを固定するためのクリップであり、このクリップは、下面と下面から離れた上面とを画定するベースであって、下面から上面まで延在する切欠きをさらに画定するベースと、クリップのベースの上面から延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、ベースの上面から延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部とを包含し、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとが第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定し、切欠きが第1壁部と第2壁部との間でベースに画定される。
また別の態様において、開示されるのは、開口部を画定するベース体と、パネルとパネルに固定されるサスペンダとを包含するカバーと、カバーをベース体に結合するクリップとを包含するアセンブリであり、クリップは、アセンブリのベース体に画定される開口部に延在して、ベースと、クリップのベースから延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、クリップのベースから延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部とを包含し、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとは、第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定してサスペンダの一部分を拘束状態で間に保持し、クリップの間隙は、第1壁部と第2壁部の間への取り外し工具の挿入時にサスペンダの取り外しを可能にするのに充分なほど拡張するように構成される。
また別の態様において、開示されるのは、ベース体を用意することであって、ベース体が下面と上面と下面から上面まで延在する複数の開口部とを画定することと、複数の開口部の一つにクリップを挿入することであって、クリップが、ベースと、クリップのベースから延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、クリップのベースから延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部とを包含し、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとが第1壁部と第2壁部の各々の末端部で間に間隙を画定し、クリップの間隙が、第1壁部と第2壁部の間への取り外し工具の挿入時にサスペンダの取り外しを可能にするのに充分なほど拡張するように構成されることと、第1ラッチネイルと第2ラッチネイルとにより画定されるクリップの間隙へサスペンダを挿入することとを包含する組立方法である。
本開示で説明される様々な実行例は、必ずしも本書に明白に開示される必要はないが、以下の詳細な説明と添付図面との考察時に当業者に明白となるであろう付加的なシステム、方法、特徴、利点を包含しうる。このようなシステム、方法、特徴、利点はすべて本開示に含まれ、添付の請求項により保護されることが意図されている。このような実行例の特徴および利点は、添付の請求項に詳しく指摘されるシステム、方法、特徴によって実現および具現されうる。以上および他の特徴は、以下の説明および添付の請求項からより完全に明白となるか、以下に提示されるこのような例示的実行例の実践により会得されうる。
本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付図面は、開示の幾つかの態様を図示するものであり、記載部分とともに、開示の様々な原理を説明するのに役立つ。図面は必ずしも一定比率で描かれているわけではない。一貫性および明瞭性のため、すべての図において参照符号を一致させることにより、対応する特徴および構成要素が明示されうる。
本開示の一態様によるクリップの上面斜視図である。 図1のクリップの端面図である。 図1のクリップの上面図である。 図1のクリップの側面図である。 図1のクリップの底面図である。 サスペンダが組み付けられた図1のクリップの端面図であり、クリップの撓曲状態と非撓曲状態の両方を示す。 本開示の別の態様によるクリップの上面斜視図である。 図6のクリップ・サスペンダアセンブリの側面図である。 本開示の一態様による、ベース体へのクリップの取り付け前における図1のクリップとベース体との一部断面端面図である。 ベース体へのクリップの取り付け後であるがクリップへのサスペンダの取り付け前における図9のクリップおよびベース体の一部断面端面図である。 ベース体へのクリップの取り付け後かつクリップへのサスペンダの取り付け後における図1のクリップとベース体との一部断面端面図である。 取り外し工具が底部からクリップへ挿入された、図6のクリップ・サスペンダアセンブリの上面斜視図である。 図12の13‐13線における図12のクリップとサスペンダと取り外し工具との部分的断面図である。 本開示の別の態様による図12の13‐13線における図12のクリップとサスペンダと取り外し工具の部分的断面図である。 本開示の別の態様による図12の13‐13線における図12のクリップとサスペンダと取り外し工具の部分的断面図である。 本開示の別の態様による図12の取り外し工具の側面図である。 図16Aの取り外し工具の端面図である。 本開示の別の態様によるクリップの上面斜視図である。 図17Aのクリップの底面斜視図である。 図17Dの17C‐17C線における図17Aのクリップの断面図である。 図17Aのクリップの側面図である。 図17Aのクリップの上面図である。 取り外し工具が底部からクリップへ挿入された、図17Aのクリップの底面斜視図である。 図17Fの工具の上面斜視図である。 図17Fの工具の側面図である。 図17Fの工具の端面図である。 本開示の別の態様によるクリップの上面斜視図である。 図18Aのクリップの端面図である。 図18Aのクリップの第1側面図である。 図18Aのクリップの第2側面図である。 図18Aのクリップの上面図である。 図18Aのクリップの底面図である。 ベース部材により画定される切欠きを示す、図18Aのクリップのベース部材の底面図である。 本開示の別の態様による図18Aのクリップの上面斜視図である。 図18Hのクリップの上面図である。 取り外し工具が底部からクリップへ挿入された、図18Hのクリップの側面斜視図である。 取り外し工具がさらにクリップへ挿入された、図19Aのクリップの側面斜視図である。 本開示の別の態様によるクリップの上面斜視図である。 図20Cの20B-20B線における図20Aのクリップの断面図である。 図20Aのクリップの上面図である。 図20Aのクリップの底面図である。 本開示の別の態様による図12の取り外し工具の上面斜視図である。 図21Bの取り外し工具のシャフトの詳細な上面図である。 図21Bの取り外し工具の側面図である。 図21Bの取り外し工具の端面図である。 図11のアセンブリを組み立てるための取り付け工具の上面斜視図である。 図22Aの取り付け工具の側面図である。 図22Aの取り付け工具の端面図である。 図1のクリップの多数の態様を示すアセンブリの底面図である。
本開示は、以下の詳細な説明、例、図面、請求項、そして前出および以下の説明を参照することでより容易に理解されうる。しかしながら、本願の器具、システム、および/または方法が開示および説明される前に、開示される具体的な器具、システム、および/または方法は当然変化しうるので、他に明記されない限り本開示がこれらに限定されないことが理解されるべきである。ここで使用される用語は特定の態様を説明することのみを目的とし、限定的である意図はないことも理解されるべきである。
以下の説明は、最良で現在周知の態様における本願の器具、システム、および/または方法についての実行可能な教示として提示される。そのために、関連技術の熟練者は、本書に説明される様々な態様に多くの変更が加えられて、それでも本開示の有益な結果が得られうることを認識および認知するだろう。本開示の特徴の幾つかを選択して他の特徴を利用しないことにより、本開示の所望の利点の幾つかが得られることも明白であろう。したがって、当該技術分野の当業者は、本開示に対する多くの変形および改変が可能であって、或る状況では望ましくさえあり、そして本開示の一部であることを認識するだろう。ゆえに、以下の説明は本開示の限定ではなくその原理を例示するものとして提示される。
全文にわたって、例えば、特定の要素の一つの量についての言及は、文脈から他が明白に示されていない限りこのような要素を二つ以上包含しうる。加えて、ここに記載される要素のいずれかは、このような要素の第1のもの、このような要素の第2のものなどでありうる(例えば、「部品」のみが言及される場合でも、第1部品と第2部品)。
範囲は、一つの特定値に「約」を付けたものから、および/または、別の特定値に「約」を付けたものまでとして、ここでは表記されうる。このような範囲が表記される時に、別の態様は、一つの特定値から、および/または、他の特定値まで、を包含する。同様に、先行詞「約」,「実質的に」の使用により値が概数として表記される時には、特定の値が別の態様を成すことが理解されるだろう。各範囲の終点は、他の終点に関して、また他の終点と関係なく、の両方で重要であることがさらに理解されるだろう。
本開示を目的として、材料特性、または特定の測定尺度で約Xもしくは実質的にXと測定される寸法は、指定の測定値についての業界標準の上方公差をXに加えたものと、指定の測定値についての業界標準の下方公差からXを引いたものの間の範囲で測定される。異なる材料やプロセスの間と異なるモデルの間で公差は変化しうるため、特定の構成要素の特定の測定値についての公差は公差範囲に含まれうる。
ここで使用される際に、「任意の」または「任意で」の語は、その後に記載される事象または状況が発生してもしなくてもよいことと、この事象または状況が発生する事例と発生しない事例とが記載に包含されることとを意味する。
ここで使用される際に「または」という単語は特定リストのいずれか一つの要素を意味し、このリストの要素の何らかの組み合わせも包含する。ここで使用される際に「AとBの少なくとも一方」の語句は、「Aのみ、Bのみ、またはAとBの両方」を意味するが、「AとBの一方」は「AまたはB」を意味する。
開示されるのは、開示の方法およびシステムを実施するのに使用されうる構成要素である。以上および他の構成要素がここで開示され、これらの構成要素の組み合わせ、部分集合、相互作用、グループ等が開示される時には、これらの様々な個別的および集合的な組み合わせと並べ替えの各々についての具体的な言及が明白に開示されるわけではないが、すべての方法とシステムについて各々が具体的に検討および記載されることは言うまでもない。これは、開示される方法のステップを限定的にではなく含む本出願のすべての態様に適用される。ゆえに、実施されうる多様な追加ステップがある場合、これらの追加ステップの各々が開示の方法の特定の態様または態様の組み合わせとともに実施されることは言うまでもない。
図に示されているX‐Y‐Z方向の座標軸に基づいて、カバー締結クリップ10が以下で説明される。X軸方向は左右または水平方向と呼ばれうる。例えば、図1に示されているように、X軸方向は、クリップ100のサスペンダ確保キャビティ280(ともに図6に図示)に配設されるサスペンダ600(図6に図示)の延在方向と一致する。
Y軸方向はX軸方向(左右方向)およびZ軸方向(上下方向)と直交し、第1側端部107(図1に図示)から第2側端部108(図1に図示)までのクリップ100の前後方向または横方向または長さ方向とも呼ばれうる。前後方向と平行な構造要素の表面は側面と呼ばれうる。
上下方向は、X軸方向およびY軸方向と直交して一般的にはクリップ100の高さと一致するZ軸方向である。例えば、サスペンダ600がクリップ100の間隙168へ挿入されてクリップ100に係止される方向は、Z軸方向と呼ばれうる。また、上下方向は、ベース体900(図9に図示)に、ベース体の上に、またはベース体にわたって広げられるカバー1010(図10に図示)の表面に垂直な方向と一致しうる。
一態様では、シートカバー締結クリップと関連の方法、システム、器具、様々な装置がここに開示される。一態様において、クリップはベースと一対の壁部とを包含しうる。
図1は、本開示の一態様によるクリップ100の上面斜視図である。図のように、クリップ100はベース110と一対の壁部150a,bとを包含しうる。ベース110は、クリップ100の取り付け部、脚部、プラットフォーム、または底部でもある。ベース110は、下面111(図2に図示)と、下面111から離れた上面112とを画定しうる。幾つかの態様において、ベース110は図のように中実でありうる。他の態様では、後述するように、ベース110は、コストおよび重量を削減するか他の利点を提供するため、一つ以上の孔またはキャビティ(例えば限定ではないが図17Bに図示)を画定しうる。ベース110の一つ以上の角部119は、例えば限定ではないが、丸みまたは面取りのようなエッジリリーフを画定しうる。ベース110の幾何学的中心は、Z軸方向の中心線軸101を画定しうる。
対になった壁部150a,bはベース110から延出し、内面151a,b(151bが図2に図示)と外面152a,b(152aが図2に図示)とを画定する。第1壁部150aと第2壁部150bの各々は、ベース110の上面112から延出しうる。壁部150a,bの各々は、ベース110に近いそれぞれの基端部153a,bと、それぞれの末端部154a,bとを画定しうる。壁部150a,bの各々はさらに、対応の末端部154a,bにそれぞれのフックまたはラッチネイル160a,bを画定しうる。第1ラッチネイル160aと第2ラッチネイル160bとは間に間隙168を画定しうる。壁部150a,bの各々はさらに、対応の末端部154a,bから基端部153a,bに向かってオフセットした位置にそれぞれのガイドレール170a,bを画定しうる。この位置は、後述する要因により定められて後述する理由のため有益でありうるオフセット距離177を画定しうる。ラッチネイル160a,bとガイドレール170a,bとは、それぞれの内面151a,bから延出しうる。それぞれの壁部150a,bの各々のフィン190a,bは、それぞれの外面152a,bから延出しうる。幾つかの態様では、図のように、フィン190a,bの各々が、X軸方向でのベース部材110a,bと壁部150a,bの全幅より小さい幅197(図3に図示)をこの方向に画定しうる。他の態様では、二つ以上の上述の要素が同じ幅を画定しうる。幾つかの態様で、クリップ100はフィンを包含しないか、一つのフィン190a,bまたは二つ以上のフィン190a,bを包含しうる。
図2は、クリップ100の端面図である。図のように、ベース110は壁部150a,bの近くを除いて一定の厚さTを画定しうる。幾つかの態様では、図のように、フィン190a,bは水平またはY軸方向から下向きに角度270a,bで傾斜しうる。対になった壁部150a,bは、そのいかなる部分も含めて、サスペンダ確保キャビティ280と拡張キャビティ290とを一緒に画定しうる。図のように、壁部150a,bの基端部153a,bは外面152a,bでベース110の上面112と交わりうるが、壁部150a,bの一部分または少なくとも基端部153a,bは内面151a,bでオフセット距離207だけ上面112からオフセットしうる。ベース110と壁部150a,bとの間の交点は、これから説明するように壁部150a,bの外向き撓曲時に発生しうる応力を低減させる大きさを持つ隅肉部または面取り部でありうる移行部210を画定しうる。
図3はクリップ100の上面図である。幾つかの態様において、ベース110は上または(図5のように)下から見た時に、図のように矩形でありうる。他の態様では、材料使用を最小にしながら(クリップ100の回転を防止することにより)安定性を最大にするため、円形(不図示)または他の形状など矩形以外の形状を有しうる。図のように、クリップ100は、第1壁部150aと第2壁部150bとの間の位置で、下面111(図5に図示)からベース110に延在する切欠き380を画定しうる。幾つかの態様では、図のように、切欠き380は貫通孔であるか、さもなければ閉止形状を画定しうる。他の態様で、切欠き380は切込みであるか、さもなければ開口形状を画定しうる。幾つかの態様では、図のように、切欠き380は矩形の形状を画定しうる。他の態様で、切欠き380は何らかの大きさの矩形以外の形状を画定して、取り外し工具1200(図12に図示)のような工具を中に収容するように構成されうる。取り外し工具1200と壁部150a,bとの係合を簡易化するため、第1壁部150aと第2壁部150bの一方の一部分は、切欠き380の縁部により画定されて中心線軸101つまりクリップ100の切欠き380の軸線に平行な方向に延在する平面と交わりうる。図のように、切欠き380は、クリップの第1端部105と第2端部106との間で、第1端部105または第2端部106のいずれかを画定することなく画定されうる。やはり、フィン190a,bの各々は幅197を画定しうる。
図4は、クリップ100の側面図である。図のように、第1端部105と第2端部106の各々は、中心線軸101の方へ内向きに角度470だけ傾斜するか勾配を持ちうる。中心線軸101を中心に対称的なものとして図示されているが、クリップ100は幾つかの態様では、代わりに、一つ以上の方向から見た時に非対称であってもよい。クリップ100の射出成形プロセスなどによる製造を簡易化するためクリップ100はX軸、Y軸、またはZ軸方向のうち一つ以上でテーパまたは切り込み面を画定してもよく、切り込み角度を取り入れることがこれに役立つ。
図5はクリップ100の底面図である。ベース110とクリップ100は全体で第1側端部107と第2側端部108とをさらに画定し、その各々が第1端部105から第2端部106まで延在する。図のように、切欠き380はX軸方向の長さLとY軸方向の幅Wとを画定しうる。クリップ100は切欠き側壁部510a,bを画定し、これら自体は任意で中心線軸101に対して傾斜しうる。このような態様を含めて、切欠き380は、切欠き380が画定される壁部150a,bの一部分での壁部150a,bのように、テーパ状でありうる。そのため、Y軸方向での切欠き380の幅Wは、Z軸方向で下面111からオフセットした位置よりも下面111の近くにおいて幅広でありうる。
図6は、サスペンダ600が組み付けられたクリップ100の端面図であり、これは、例えば限定ではないが、YKK株式会社のEZ‐CLIP(登録商標)締結製品の一部として利用可能なもののようなサスペンダでありうる。クリップ100は、非撓曲状態(実線で形成される形状601)と撓曲状態(破線で形成される形状602)との間で撓曲または変形しうる。この撓曲は、サスペンダ600によりクリップ100の壁部150a,bの末端部154a,bに加えられて間隙168(図1に図示)を開口させるかその大きさを増大させることのできる外向き力のために発生しうる。サスペンダ600のテーパ状本体610とこれにより画定される側面とは、テーパ状のラッチネイル160a,bを、具体的にはそれぞれのラッチネイル160a,bの進入面654a,bを押圧しうる。図のように、サスペンダ600の本体610は、拡張キャビティ290ではなくサスペンダ確保キャビティ280に収容されるが、ガイドレール170a,bによりラッチネイル160a,bとの接触状態に保たれる。サスペンダのフランジ620は、サスペンダ600をより容易に押入させるための表面をサスペンダ600のテープ670のいずれかの側に設けることによりクリップ100へのサスペンダ600の挿入を容易にできる。後で記すように、―挿入工具でありうる―取り付け工具2200(図22に図示)は、クリップ100へのサスペンダ600の取り付けを簡易化する。図のように、フィン190a,bの各々は中心線軸101について外向き方向にテーパ状でありうる。より具体的に記すと、図のように、フィン190a,bの各々の底側は非撓曲状態でクリップ100と水平であるが、同じ状態でフィン190a,bの各々の上側は傾斜しうる。図6に示されている撓曲の程度は、サスペンダ600が間隙168からサスペンダ確保キャビティ280へ通過するのに必要なものより大きく図示されているという点で、誇張されていると考えられうる。
図7は、本開示の別の態様によるクリップ100の上面斜視図である。具体的に記すと、タブ710a(と図示されていない反対のタブ)は、内面151a,bの各々―または内面151a,bのいずれかの一方―から延出して、サスペンダ600の複数の凹状部分810(図8ではサスペンダ600の第2側に図示されているが、凹状部分はサスペンダ600の第1側に同様に画定されてもよい)のいずれか一つと係合する大きさであるか、さもなければそのように構成されうる。図のように、前出の図に示されているクリップ100と比較して、第1端部105から第2端部106までX軸方向に測定されるクリップ100の幅は、第1側端部107から第2側端部108まで測定される幅より小さい―むしろはるかに小さくてもよい。
図8は、タブ710a(図7に図示)のような上述のタブにX軸方向に任意で係止されてサスペンダ確保キャビティ280の内側にZ軸方向に係止されるサスペンダ600を示す、クリップ100とサスペンダ600とのアセンブリの側面図である。本体610の複数の凹状部分810のいずれか一つがタブ710aのような上述のタブと係合しうるため、幾つかの態様では、クリップ100でのサスペンダ600の左右位置はZ軸方向での完全係合の前にX軸方向に所望通りに調節されうるが、いずれにしてもその後で、X軸、Y軸、Z軸方向のいずれかまたはすべてにおいて所望の位置に係止されうる。
図9は、本開示の一態様による、ベース体900へのクリップ100の取り付け前のクリップ100の一部断面端面図と、例えば限定ではないが車両シート(不図示)のシート座面クッションまたは車両シートのシート背面クッションのようなシートクッションでありうるベース体900の一部分の表示である。ベース体900は、下面911と上面912とを画定するとともに、下面911から上面912まで延在する複数の開口部980をさらに画定する本体910を包含しうる。
幾つかの態様において、開口部980は、例えば(熱による、機械力による、または他の方法による)ベース体900の材料の除去または変形により形成されうる切欠きまたは孔でありうる。他の態様で、開口部980は、例えば開口部980を囲繞するベース体900の材料の変位によりクリップ100を通過させるようにベース体900の材料の(例えば限定ではないが、機械的剪断および/または液体やガスエネルギーによる)切断により形成されうるスリットでありうる。スリットは、一次元開口部(例えば、ピンホールであり、その形成はベース体900の材料の除去を伴わず、材料の厚さにおける単一寸法のみを有する開口部を形成する)、二次元開口部(例えば、材料の厚さにおける寸法とともに材料を横切る寸法とを画定する)、または三次元開口部(例えば、少なくとも部分的に開口部は材料を横切る長さと幅の両方を有するとともに材料の厚さにおける寸法を画定する)を画定しうる。開口部980はいかなる形状または大きさも画定しうる。
幾つかの態様では、図のように、ベース体900の下面911に画定される各開口部980の下方部分982は、上面912に画定される同じ開口部980の上方部分984よりも小さい幅または直径を有しうる。様々な態様において、開口部980の下方部分982は、クリップ100の一つの形状または別の形状に対応するように方形または円形または他の何らかの形状でありうる。いずれにしても、開口部980の下方部分982と上方部分984との間の変化により、クリップ100のフィン190a,bが捕捉および保持されることにより組立後にクリップ100の位置を確実に維持することのできる肩面986が設けられる。幾つかの態様では、上方部分984は、多数の開口部980の間に延在する溝部であり、サスペンダ600の延在長さが収容されることを可能にする。図のように、クリップ100の中心線軸101は開口部980の開口部中心線901と整合されうる。クリップ100の壁部150a,bの末端部154a,bとベース110の上面112とがベース体900の下面911に面するように、クリップ100はベース体900に対して配置されうる。
図10は、ベース体900へのクリップ100の取り付けの後であるがクリップ100へのサスペンダ600の取り付けまたは挿入の前におけるクリップ100とベース体900との一部断面端面図である。図のように、ベース110の上面112は本体910の下面911と同一平面に位置するかその近くにあり、ベース110の存在は底部からのクリップ100のさらなる挿入を防止する。フィン190a,bは開口部980の内側でのクリップ100の係止を助け、開口部980からのクリップ100の脱落を防止する。単純化された形で図示されているが、サスペンダ600は、例えば限定ではないが一つ以上の縫着ジョイントでカバー1010に装着または固定されうる。シートカバーでありうるカバー1010は個々のパネルから形成されるかこれを画定し、ベース体900を被覆するのに使用されうる。図のように、ベースの上面112からフィン190a,bの一方の最も近い部分まで測定される垂直材料クリアランス距離1090は、ベース体900の一部分を収容してクリップ100に対して所定箇所に係止するための最大間隙を画定しうる。
図のように、クリップ100のベース110は、下面911であるか下面911からオフセットした表面であって上面912と反対の方向を向くアセンブリ1000のベース体900の表面と、係合、対向、接触するかこれに配置されうる。それぞれの第1壁部150aおよび第2壁部150bのフィン190a,bは、上面912と同じ方向を向いて肩面986でありうるアセンブリ1000のベース体900の表面と、係合、対向、接触するかこれに配置されうる。
図11は、ベース体900へのクリップ100の取り付けの後、そしてクリップ100へのサスペンダ600の拘束状態での取り付けの後でアセンブリ1000が形成された、クリップ100とベース体900との一部断面端面図である。カバー1010はベース体900の上に弛緩状態で示されているが、サスペンダ600とクリップ100の他の事例との組立を通したカバー1010の締結時には、カバー1010は上面912とベース体900の他の表面に対して所望の緊張または密着状態となる。こうしてアセンブリ1000は、カバー1010とクリップ100のベース110との間に配置されるベース体900を包含し、カバー1010の各々と一つ以上のクリップ100とを包含しうる。
より具体的に記すと、アセンブリ1000を組み立てる方法は、複数の開口部980の一つへクリップ100を挿入することと、第1ラッチネイル160a(図1に図示)と第2ラッチネイル160b(図1に図示)との間に画定されるクリップ100の間隙168(図1に図示)へサスペンダ600を挿入することとを包含しうる。複数の開口部980の一つへクリップ100を挿入すると、その結果、ベース体900のそれぞれの開口部980とのクリップ100の完全な係合を表す、例えば限定ではないが可聴の「ポン」などの音が発生しうる。
図12は、取り外し工具1200が切欠き380を通って底部からクリップ100へ挿入された、クリップ100とサスペンダ600とのアセンブリの上面斜視図である。図のように、取り外し工具1200は、ハンドル1210と、ハンドル1210から延出するシャフト1220とを包含しうる。ハンドル1210は断面が円形であるか、さもなければ(組立作業者でありうる)ユーザの手で把持するのに快適であるように設けられ、シャフト1220は使用時に破損しないよう充分な強度を持つが、それ以外はユーザの邪魔にならないものでありうる。図のように、ハンドルは、中心線軸1201を画定するカプセル形状を有しうる。
例えば限定ではないが、製造中における二つの構成要素の間違った組立の後に、組立後に一つ以上の構成要素の欠陥を発見した後に、そしてカバー1010の裏に隠れた付属品(例えばシートヒータワイヤ)の保守または修理作業中など、幾つかのシナリオのいずれか一つで、クリップ100からサスペンダ600を取り外すことが望ましくなりうる。高価な材料で作られて製作に大きな労力を必要としうるカバー1010のコストのため、サスペンダ600を取り外すことにより構成要素を分解することが可能であれば有益であろう。カバー1010ばかりでなく、ヒータ、制御ワイヤ、エアバッグ構成要素など他の任意の付属品がシートの一部として組み付けられるので、アセンブリ1000(図11に図示)自体はより高価になりうる。サスペンダ600と一つ以上のクリップとが組立中に不整合になる場合でも、取り外し工具1200を使用して不整合部品が簡単に分解され、それから再組立されうる。
より具体的に記すと、クリップ100からサスペンダ600を取り外す方法は、クリップ100のベース110に画定される切欠き380へ取り外し工具1200をZ軸方向に挿入することと、第1壁部150aと第2壁部150bとを拡開させてその間の間隙168(図1に図示)の大きさを増大させることと、クリップ100からサスペンダ600を取り外すこととを包含しうる。
図13~15は、特定の大きさおよび形状の切欠き380が設けられた取り外し工具1200の様々な例示的形状を示し、切欠き自体は所望の通りに調節されて図のようにテーパ状でありうる。クリップ100および取り外し工具1200の設計と二つの構成要素の間の関係とは、図13~15に示された例示的形状の組み合わせを反映しうる。図13は、クリップ100とサスペンダ600と取り外し工具1200との部分的断面図である。図のように、取り外し工具1200の先端1310は、ベース110の下面111ではY軸方向での切欠き380の幅Wよりも狭いが、下面111から離れた位置では切欠き380の幅より広い。結果的に生じる先端1310とテーパ状の切欠き側壁部510a,bとの間の締りにより、クリップ100の壁部150a,bが互いに分離するか離れることで、少なくともZ軸方向でのサスペンダ600の取り外しと、取り外し工具1200の挿入の程度と他のクリップがまだ組み付けられているかどうかに応じてX軸方向でのサスペンダ600の取り外しとを可能にするのに充分なほどラッチネイル160a,bの間の間隙168を開口させる。図のように、取り外し工具1200の本体1305、より具体的には先端1310は、取り外し作業中にクリップに接触するが、サスペンダ600自体には必ずしも接触しない。
図14は、本開示の別の態様による同じクリップ100との組み合わせでの取り外し工具1200を示す。図のように、取り外し工具1200の先端1310の幅狭部分1420は(すでに図13に示されている形状のような)幅広部分1410から上向きに延出してサスペンダ600に達するので、取り外し工具1200の幅広部分1410が壁部150a,bを拡開させると幅狭部分1420が接触し、そしてサスペンダ600をサスペンダ確保キャビティ280から押し出す。
図15は、本開示のまた別の態様による取り外し工具1200を示す。図のように、サスペンダ600を取り外すのに充分なほどガイドレール170a,bを外向きに押圧してこれを拡開させることにより取り外し工具1200の先端1310が壁部150a,bの間でセンタリングされてこれを拡開させるように、取り外し工具1200の一部分1430、より具体的にはその先端1310が、クリップ100に画定された切欠き380に達してサスペンダ600と接触できる。ガイドレール170a,bでの壁部150a,bのこのような拡開は、図のようにガイドレール170a,bの傾斜またはテーパ状の下方側面を画定することにより簡易化されうる。
図16Aおよび16Bは、本開示の別の態様による取り外し工具1200を示す。図16Aに示されているように、シャフト1220は、側面1512a,bを画定する第1部分1510と先端1310の側面1522a,bを画定する第2部分1520とを包含しうる。側面1522a,bの各々またはその一部分は、シャフト1220の中心線軸に対して角度1540だけ傾斜しうる。第2部分1520の側面1522a,bは、図のように半径R1およびR2の丸みを帯びうる。図16Bに示されているように、取り外し工具1200のシャフト1220はX軸方向のシャフト厚さ1570を画定し、これはシャフト1220の上下で一定でありうる。
幾つかの態様では、図12に示されているように、取り外し工具1200を挿入してサスペンダ600を取り外す時に、ハンドル1210の中心線軸1201はクリップ100のX軸方向と整合しうる。他の態様において、図16Aおよび16Bに示されているハンドル1210では、取り外し工具1200を挿入してサスペンダ600を取り外す時に、ハンドル1210の中心線軸1201はクリップ100のY軸方向と整合されうる。後者のケースで、取り外し工具1200のテーパ状シャフト1220は、切欠き380の切欠き側壁部510a,bとほぼ一致するが必ずしもこれと衝突しない。代わりに、シャフト1220の球根状第2部分1520はサスペンダ600に達してガイドレール170a,bを押し広げ、間隙168(図1に図示)を開口させることができる。さらに、第1部分1510と第2部分1520との交点により画定される首部はガイドレール170a,bに拘束されて、クリップ100へのシャフト1220のさらなる移動を防止するのに役立つとともに、詰まる可能性を防止するのに役立つ。図16Aおよび16Bに示されている取り外し工具1200を含む様々な態様において、サスペンダ600を取り外すのに充分な取り外し工具1200とクリップ100との係合は、取り外し工具1200の適正な係合とクリップ100の取り外しとを表すクリックまたはスナップ音を伴いうる。
図17A~17Iは、本開示の別の態様によるクリップ100を示す。図17Aはクリップ100の上面斜視図である。図のように、壁部150a,bはベース110から延出しうる。やはり図のように、フィン190a,bはそれぞれ壁部150a,bから延出しうる。それぞれ切欠き側壁部510a,b(510bが図17Bに図示)を画定する切欠き380a,b(380bが図17Bに図示)はそれぞれ、クリップ100の第1端部105および第2端部106(図17Bに図示)から距離D(図17Bに図示)だけ延出しうる。切欠き側壁部510a,bの各々により画定される表面の少なくとも一部分は、X,Y,Z方向のいずれかを向くかこれと整合されうる。壁部150a,bの間に延在するベース110の一部分は、切欠き380a,bまたは切欠き380を少なくとも部分的に画定し、切欠き380自体は切欠き380a,bを包含しうる。ベース110の同じ部分はクロス部材570(図17Bに図示)を画定し、これはベース110の一部分を形成して、x軸方向の幅577(図17Eに図示)を画定しうる。
図17Bは、図17Aのクリップ100の底面斜視図である。幾つかの態様で、ベース110は、リブ114,116により形成されるベースキャビティ118を下面111に画定しうる。ベース110にベースキャビティ118を画定することにより、(角度を成して交わるリブ114,116の存在により)強度が維持されうる一方で、同時に(ベースキャビティ118の各々での材料の除去により)ベース110の重量、ゆえにクリップ100の総重量を最小にしうる。幾つかの態様において、ベースキャビティ118は、ベース110に完全に延在するわけではないポケットでありうる。他の態様で、ベースキャビティ118は下面111から上面112までベース110に完全に延在しうる。
図17Cは、図17Dの17C‐17C線における図17Aのクリップ100の断面図である。幾つかの態様において、図のように、ベース110の厚さTの最大値は、最も近い壁部150a,bから離れて外向き方向に厚さが若干テーパ状でありうる。図のように、内面151a,bまたは外面152a,bの一部分は、壁部150a,bの各々の基端部153a,bから壁部150a,bの各々の末端部154a,bまで変化しうる、ベース110の下面111または上面112に対する角度を形成しうる。図17Bに示されているように、壁部150a,bは基端部153a,bに近い切欠き380a,b(図17Aおよび17Bに図示)の幅W(図17Eに図示)にほぼ等しい距離だけ分離し、一方で、壁部150a,bまたはその部分は末端部154a,bと基端部153a,bとの間では末端部154a,bの近くの方が互いに近接しうる。ベース110の近くでの壁部150a,bの間の広い開口部は取り外し工具1200(図17Fに図示)の進入を簡易化しうるのと同時に、取り外し工具1200が押圧する内面151a,bの各傾斜部分1751a,bの表面積を増大させ、このような押圧により壁部150a,bを離してサスペンダ600(図6に図示)を解離させうる。このような表面積の増大は、取り外し工具1200とクリップ100との間の摩擦および拘束を低減させうる。やはり図のように、クリップ100のサスペンダ確保キャビティ280は、サスペンダ600(図6に図示)の嵌合部分の形状と一致する形状であり、こうしてさらに、サスペンダ確保キャビティ280の内側にサスペンダ600を固定して、結果的にユーザに可聴のノイズを生じる可能性があるサスペンダの動きとがたつきのリスクを解消または低減させうる。
図17Dは図17Aのクリップ100の側面図である。図のように、クリップ100の壁部150a,bの幅157は、X軸方向でのベース110の幅より小さい。
図17Eは、図17Aのクリップ100の上面図である。切欠き380a,bの幅Wと長さLとが図のように測定され、各切欠き380a,bの奥行Dも測定されうる。幾つかの態様では、図のように、X軸方向でのフィン190a,bの少なくとも一方の幅197は、フィン190a,bのベース部分193a,bからフィン190a,bの末端部分194a,bまでのそれぞれのフィン190a,bの延在長さにわたってY軸方向に変化しうる。例えば限定ではないが、フィン190a,bの少なくとも一方は、図のようにT形状を有しうる。末端部分194aでの幅197を増大させると、Y軸方向を中心とするクリップ100の回転を最小にし、フィン190a,bの重量、ゆえにクリップ100の総重量も最小にしうる。壁部150a,bはそれぞれの切欠き380a,bを越えてその上方にも見られるので、取り外し工具1200(図17Fに図示)と係合しうる。
図17Fは、取り外し工具1200が底部からクリップ100へ挿入された、図17Aのクリップ100の底面斜視図である。
図17Gは取り外し工具1200の上面斜視図であり、図17Hは側面図であり、図17Iは端面図である。やはり、取り外し工具1200はハンドル1210とシャフト1220とを包含しうる。第1部分1510は、先端1310の側面1512a,b(1512bが図17Hに図示)を画定し、第2部分1520は側面1522a,bを画定しうる。シャフト1220はさらに第3部分1530を画定しうる。シャフト1220の先端1310は第1側方部分1313と第2側方部分1314とを包含し、これらは工具キャビティ1318を間に画定するフォーク状先端1310を画定しうる。工具キャビティ1318はクリップ100のクロス部材570(図17Bに図示)を収容する大きさを持ち、取り外し工具1200の先端1310が壁部150a,b(図17Fに図示)を拡開させてサスペンダ600(図6に図示)をクリップ100から押し出すのに充分な深さを持ちうる。より具体的に記すと、シャフト1220の第2部分1520は壁部150a,bを押圧してこれを拡開させ、第3部分1530はサスペンダ600を押圧しうる。
図18A~18Iは、本開示のまた別の態様によるクリップ100を示す。図18Aは、本開示の別の態様によるクリップの上面斜視図である。図のように、ベース110はベース部材110aとベース部材110bとを包含し、これらはベース部材110cにより結合されうる。幾つかの態様では、上述のように、ベース110のベース部材110a,b,cは単一平面に配向されうる。他の態様では、図のように、ベース110のベース部材110a,b,cの少なくとも一つが他のベース部材110a,b,cと異なる平面に配設されうる。クリップ100は、ベース部材110a,bとそれぞれの壁部150a,bとの間に延在してこれらを補強するガセット180a,b(180aが図18Bに図示)を包含しうる。クリップ100は、それぞれのベース部材110aとベース部材110cとの間に延在してこれらを補強するガセット180c(図18Cに図示)と、それぞれのベース部材110bとベース部材110cとの間に延在してこれらを補強するガセット180d(図18Bに図示)とを包含しうる。図のように、貫通孔として図示されている切欠き380は円形であり、中心線軸101と整合されうる。
図18Bは、図18Aのクリップ100の端面図である。フィン190a,bの各々は、ベース部分193a,bからそれぞれの末端部分194a,bまでテーパ状でありうる。ベース部材110a,bをそれぞれのフィン190a,bまで上げることにより、垂直材料クリアランス距離1090がさらに減少しうる。
図18Cおよび18Dは、それぞれクリップ100の第1側面図と第2側面図である。図のようにフィン190a,bは、それぞれのフィン190a,bの底端部から上端部までテーパ状であり、フィン190a,bの底端部はベース110に近く、フィン190a,bの上端部はベース110から離れている。
図18Eおよび18Fは、クリップ100の上面図と底面図である。図のように、フィン190a,bとガセット180a,b,c,dの中心は互いに、また切欠き380の中心と、そして横軸または横中心線102と整合されうる。
図18Gは、本開示のまた別の態様によるクリップ100のベース部材110cを示す。切欠き380a,bは、クロス部材570により分離され、ベース部材110cの別の部分を境界とするか外縁部で閉じられている。クロス部材570がなければ、切欠き380は矩形または実質的に矩形の形状を画定しうる。
図18Hおよび18Iは、フィン190a,bがX軸方向に互いにオフセットしている本開示のまた別の態様によるクリップ100を示す。図18Hは、ベース部材110cに切欠き380を含まないクリップ100の上面斜視図である。図18Hに示されているクリップ100からサスペンダ600(図6に図示)を取り外すには、クリップ100のベース110と、サスペンダ600を収容するように構成されるサスペンダ確保キャビティ280との間に(あるいは、クリップ100のベース110の上方と下方のいずれかからクリップ100のベース110とサスペンダ600との間に)画定されうる拡張キャビティ290へ、取り外し工具1200(図19Aに図示)が挿入されうる。図18Iは、フィン190a,bの各々のそれぞれの中心192a,bが横中心線102からオフセット距離196だけオフセットしていることを示す、図18Hのクリップの上面図であり、中心線軸101または横中心線102から離れた開口部980の一部分が中心線軸101または横中心線102の近くにある開口部980の一部分よりもそれぞれのフィン190a,bをより良好に固定または保持している時を含めて、ベース体900の内側にクリップ100をより良好に固定して開口部980から抜けないようにするのに役立つ。
図19Aおよび19Bに示されているように、ベース部材110cが上面112に対してベース110のベース部材110a,bからオフセットしているオフセット距離1080(図18Bに図示)を増加させることにより、垂直材料クリアランス距離1090がさらに減少されうる。例えば限定ではないが、垂直材料クリアランス距離1090は2ミリメートル以下と短く、クリップ100の全高は12から14ミリメートルと小さい。より具体的に記すと、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では20ミリメートル以下であり、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では15ミリメートル以下であり、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では10ミリメートル以下であり、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では7.5ミリメートル以下であり、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では5ミリメートル以下であり、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では4ミリメートル以下であり、垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では2.5ミリメートル以下である。垂直材料クリアランス距離1090は幾つかの態様では20ミリメートルより大きくてもよい。
図19Aは、底部から中心線軸101に沿ってクリップ100へ挿入される取り外し工具1200を含むクリップ100の側面斜視図である。図19Bは、底部から中心線軸101に沿ってクリップ100へさらに挿入される取り外し工具1200を含む本開示のまた別の態様による一定厚さのフィンを包含する、ガセットが見えない図19Aのクリップの側面斜視図である。
図20A~20Dは、本開示のまた別の態様によるクリップ100を示す。クリップ100の正面斜視図である図20Aに示されているように、ベース110の一端部または両端部105,106と具体的にはベース部材110cとがキャビティまたは凹部2080を画定しうる。幾つかの態様では、クリップ100に凹部2080を画定すると、クリップ100を形成するのに必要な材料を減少させ、ゆえにクリップ100の重量およびコストを削減することができる。幾つかの態様では、クリップ100に凹部2080を画定すると、自動組立プロセスでサスペンダ600および/または他の囲繞構造へのクリップの組立中に、工具またはロボットのような自動機器がクリップ100を把持、配向、移動するのに使用されうるという特徴が得られる。幾つかの態様において、クリップ100に凹部2080を画定すると、クリップ100の囲繞部分の厚さを所望通りに調節しながらクリップ100の全体寸法を維持することによりクリップ100自体の製造を簡易化できる。
図20Cの20B‐20B線におけるクリップ100の断面図である図20Bに示されているように、Y軸方向における各壁部150a,bの厚さ2010は、それぞれの末端部154a,bまたはその近くとそれぞれのガイドレール170a,bの下方でのそれぞれの壁部150a,bの厚さより、それぞれの基端部153a,bまたはその近くとそれぞれのガイドレール170a,bの下方において大きい。内面151a,bは半径Rを画定しうる。図のように、フィン190a,bは、Y軸方向または壁部150a,bのそれぞれの基端部153a,bにより画定される垂直面での壁部150a,bのそれぞれの基端部153a,bよりも延出して、ベース体900に画定される開口部980へのフィン190a,bの係合を簡易化する。
図20Cは、図20Aのクリップ100の上面図である。図のように、それぞれのフィン190a,bの中心192a,bとそれぞれのガセット180a,bの中心とは、横中心線102からオフセット距離196だけオフセットしており、これは射出成形などによるクリップ100の製作を簡易化しうる。
図20Dは、図20Aのクリップ100の底面図である。図のように、それぞれのガセット180c,dの中心は上述のオフセット距離196などのオフセット距離だけ横中心線102からオフセットしており、これは上記のように射出成形などによるクリップ100の製作を簡易化しうる。(図21Aに示されているような)取り外し工具1200などによるサスペンダ600(図6に図示)からのクリップ100の解離を簡易化するため、X軸方向―または第1ラッチネイル160aと第2ラッチネイル160bとの間に画定される間隙168の配向と平行な方向―での切欠き380の長さLは、Y軸方向―または長さLに直交する方向―での切欠き380の幅Wより大きい。図のように、切欠き380はスロット孔であり、長楕円形状を画定しうる。
図21A~21Dは、本開示の別の態様による取り外し工具1200を示す。取り外し工具1200の上面斜視図である図21Aに示されているように、テーパ状第1部分1510を形成するシャフト1220はハンドル1210から延出し、先端1310を画定する直線状の第2部分1520が第1部分1510から延出する。取り外し工具1200のシャフト1220の詳細な上面図である図21Bに示されているように、シャフト1220は、第1部分1510(図21Aに図示)と第2部分1520(図21Aに図示)との間の交点などに肩部2110を画定しうる。先端1310は、エッジ処理部2150a,bで丸みを付けられるか面取りされうるテーパ形状を画定する。図21Cは図21Bの取り外し工具1200の側面図である。図のように、取り外し工具1200のシャフト1220の中心は、オフセット距離2170だけハンドル1210の中心からオフセットしうる。このようなオフセットは、例えば限定ではないが、取り外し工具1200のユーザにとって人間工学を向上させうる。図21Dは図21Bの取り外し工具1200の端面図である。
図22A~22Cは、図11のアセンブリ1000を組み立てるための、より具体的には、カバー1010(図10に図示)を間に含むか含まずにサスペンダ600(図6に図示)を(図20Aに図示されているような)クリップ100に取り付けるための取り付け工具2200を示す。取り付け工具2200の上面斜視図である図22Aに示されているように、取り付け工具2200は、ハンドル2210と、ハンドル2210からZ軸方向に延出するシャフト2220とを包含しうる。シャフト2220は、側面を画定する第1部分2211と、側面と上面2221と先端2250とを画定する第2部分2212とを包含しうる。シャフト2220の先端2250は第1側方部分2213a,bと第2側方部分2214a,bとを包含し、これらは、それぞれクリップ100とサスペンダ600とを収容する大きさであるクリップキャビティ2216(図22Bに図示)とサスペンダキャビティ2218(図22Cに図示)とを間に画定するフォーク状先端2250を画定しうる。幾つかの態様において、ハンドル2210の中心線軸2201と第2部分2212の側方部分2213a,2214aおよび側方部分2213b,2214bとは、クリップ100を取り付ける時にクリップ100のX軸方向と整合されうる。幾つかの態様において、シャフト2220の先端2250は、具体的にはクリップ100の上端部を収容する大きさであるクリップキャビティ2216と、具体的にはサスペンダ600の上端部を収容する大きさであるサスペンダキャビティ2218の少なくとも一方を画定しうる。例えば限定ではないが、クリップ100の上端部とサスペンダ600とは、それぞれクリップ100の先端2250とサスペンダ600のフランジ620とにより画定されうる。
図22Bは、図22Aの取り付け工具2200の側面図である。第1側方部分2213a,b(2213bが図22Aに図示)と第2側方部分2214a,b(2214bが図22Aに図示)とは鞍状であり、クリップキャビティ2216は、クリップ100へのサスペンダ600(図6に図示)の取り付け中にクリップ100(図20Bに図示)の壁部150a,b(図20Bに図示)の末端部154a,b(図20Bに図示)を収容できる。(カバー1010を間に含むか含まずに)上面2221がクリップ100の壁部150a,bの末端部154に底から当接する時にサスペンダ600がクリップ100へ充分に挿入されてこれと係止可能に係合されたことを保証するのに充分に長い距離だけ、上面2221はシャフト2220の先端2250から陥凹またはオフセットしうる。同時に、(やはりカバー1010を間に含むか含まずに)上面2221がクリップ100の壁部150a,bの末端部154に底から当接する時にサスペンダ600がクリップ100へ深く押入され過ぎないのに充分に短い距離だけ、上面2221がシャフト2220の先端2250から陥凹またはオフセットしうる。
図22Cは、図22Aの取り付け工具2200の端面図である。図のように、取り付け工具2200のシャフト2220は、シャフト2220の少なくとも一部分で上下に一定でありうるX軸方向のシャフト厚さ2270を画定しうる。サスペンダキャビティ2218は、上面2221の近くの幅2290aと先端2250の近くの幅2290bとを画定しうる。図のように、幅2290bは幅2290aより大きく、カバー1010(図10に図示)を含むか含まないサスペンダ600(図6に図示)の大きさおよび形状に対応する。第1側方部分2213a,bと第2側方部分2214a,b(図22Aに図示)は先端2250に向かってテーパ状であってエッジ処理部を画定しうる。
図23は、ベース体900の下面911の位置にある複数のクリップ100を示すアセンブリ1000の底面図である。様々な態様において、何らかの数のクリップ100がベース体900に取り付けられてカバー1010を固定しうる。幾つかの態様では、或る数のクリップ100が指定されうる。他の態様では、隣接のクリップ100の間隔1600が指定されうる。多数のクリップ100と隣接のクリップ100の間隔1600が短いと、ある態様では概して良好な外観が結果的に得られる。例えば限定ではないが、クリップ100の間隔は最小でおよそ5ミリメートルまたはX軸方向でのクリップ100の少なくとも全幅に設定され、一般的にはおよそ100ミリメートルであるが、物理的に可能ないかなる間隔も使用の可能性がある。複数のクリップ100の各クリップ100は複数の開口部980(図9に図示)の一つに延在し、複数のクリップ100の各々がサスペンダ600(図6に図示)に組み付けられうる。
例えば限定ではないが図のような(ベース体900へのクリップ100の挿入も改善しうる一つ以上の半径を含めて本書に開示の特徴を取り入れると、クリップ100の総重量は75%以上も削減されうる。ベース110は上記のように様々な大きさおよび形状のうち一つを含むものとして示されているが、ベース110がいかなる大きさおよび形状を画定してもよい。図のように、クリップ100の一つ以上の縁部に様々な半径を取り入れるとクリップ100の重量をさらに削減できる。
クリップ100は、例えば限定ではないがアセタール樹脂の一種であるポリオキシメチレン(POM)などの改変ポリマーを含めて、上記の程度まで弾性変形可能な幾つかの変形材料のいずれか一つで製作されうる。クリップは射出成形プロセスにより形成されるが、例えば限定ではないが押出成形プロセスおよび/または機械加工プロセスなど他のプロセスで製作されることも考えられうる。ベース体900自体は多様なプロセスを使用して所望の材料から製作され、それ自体が、ベース体900の材料に依存するのではなくむしろ独自の係留機能を提供するというクリップ100の重要な利点でありうる。
組立方法は、下面911(図9に図示)および上面912(図9に図示)と下面911から上面912まで延在する複数の開口部980(図9に図示)とを画定しうるベース体900(図9に図示)を包含しうる。この方法は、複数の開口部980の一つへクリップ100を挿入することを包含しうる。クリップ100の第1ラッチネイル160aと第2ラッチネイル160bとにより画定される間隙168(図1に図示)は、第1壁部150aと第2壁部150bとの間への取り外し工具1200(例えば図12に図示)の挿入時にサスペンダ600(図6に図示)の取り外しを可能にするのに充分なほど拡張するように構成されうる。この方法は、クリップ100の間隙168へサスペンダ600を挿入することを包含しうる。サスペンダ600を挿入するステップは、シャフト2220を包含しうる取り付け工具2200でクリップ100の間隙168へサスペンダ600を押入することを包含しうる。より具体的に記すと、幾つかの態様では、クリップ100の間隙168へのサスペンダ600の挿入は、カバー1010のパネルまたは一部が邪魔にならないように折り畳まれて、フランジ620(図6に図示)および/またはテープ670(図6に図示)などサスペンダ600の一部分と取り付け工具2200が接触した状態で、間隙168へサスペンダ600を押入することを包含しうる。このような態様で、ユーザは、クリップ100に近いかこれと整合した位置でサスペンダ600との嵌合接触状態に取り付け工具2200を誘導できる。他の態様では、クリップ100の間隙168へのサスペンダ600の挿入は、サスペンダ600と取り付け工具2200との間にカバー1010が配置された状態で間隙168へサスペンダ600を押入することを包含しうる。
この方法はさらに、第1壁部150aと第2壁部150bとを拡開させて間の間隙168を増大させることを包含しうる。この方法はさらに、クリップ100とサスペンダ600のいずれかを永久変形させる(つまりその基本形状を永久的に変化させる)ことなくクリップ100からサスペンダ600を取り外すことを包含しうる。第1壁部150aと第2壁部150bを拡開させるステップは、クリップ100のベース110に画定される切欠き380からクリップ100の第1壁部150aと第2壁部150bとの間に画定される拡張キャビティ290へ取り外し工具1200を挿入することを包含しうる。サスペンダ600を取り外すステップは、テーパ状部分を画定しうる取り外し工具1200とサスペンダ600を接触させることを包含しうる。
「できる」,「しうる」,「でもよい」のような条件を表す文言は概して、他に明記されていなければ、さもなければ使用される文脈内で理解されるのでなければ、ある態様はある特徴、要素、および/またはステップを含むが他の態様は含まないと伝えることが意図されている。ゆえに、このような条件を表す文言は概して、特徴、要素、および/またはステップが一つ以上の特定の態様にいずれかの点で必要とされること、または一つ以上の特定の態様が、ユーザ入力または指示を伴うか伴わずに、これらの特徴、要素、および/またはステップが特定の態様に含まれるか特定の態様で実施されるべきかどうかを決定するための論理を必ず包含することを含意する意図はない。
上述した態様は、本開示の原理の明白な理解のためにのみ提示された可能な実行例に過ぎないことが強調されるべきである。プロセス説明または流れ図のブロックは、プロセスに固有の論理機能またはステップを実行するための一つ以上の実行可能命令を包含するモジュール、セグメント、またはコード部分を表すものと理解されるべきであり、本開示の分野の当業者に理解されるように、関係する機能性に応じて、機能が全く含まれないか実行されず、実質的に同時か逆の順序を含めて、図示または記載のものとは別の順序で実行されうる代替実行例が含まれる。本開示の趣旨および原理を実質的に逸脱することなく、多くの変更および変形が上記の態様に加えられてもよい。さらに、本開示の範囲は、上記の要素、特徴、態様の組み合わせまたは一部組み合わせのいずれかおよびすべてを含むことが意図されている。このような変形および変更はすべて、本開示の範囲に含まれることが意図され、個々の態様または要素やステップの組み合わせについて可能なすべての請求が本開示に裏付けられることが意図されている。
100 クリップ
101 中心線軸
102 横中心線
105 第1端部
106 第2端部
107 第1側端部
108 第2側端部
110 ベース
110a,b,c ベース部材
111 下面
112 上面
114,116 リブ
118 ベースキャビティ
119 角部
150a 第1壁部
150b 第2壁部
151a,b 内面
152a,b 外面
153a,b 基端部
154a,b 末端部
157 幅
160a,b ラッチネイル
168 間隙
170a,b ガイドレール
177 オフセット距離
180a,b,c,d ガセット
190a,b,c フィン
192a,b フィンの中心
193a,b ベース部分
194a,b 末端部分
196 オフセット距離
197 幅
207 オフセット距離
210 移行部
270a,b 角度
280 サスペンダ確保キャビティ
290 拡張キャビティ
380,380a,380b 切欠き
470 角度
510a,b テーパ状切欠き側壁部
570 クロス部材
600 サスペンダ
601,602 形状
610 サスペンダの本体
620 サスペンダのフランジ
654a,b 進入面
670 テープ
810 凹状部分
900 ベース体
901 開口部中心線
910 本体
911 下面
912 上面
980 開口部
982 下方部分
984 上方部分
986 肩面
1000 アセンブリ
1010 カバー
1080 オフセット距離
1090 垂直材料クリアランス距離
1200 取り外し工具
1201 中心線軸
1210 ハンドル
1220 シャフト
1305 取り外し工具の本体
1310 先端
1313 第1側方部分
1314 第2側方部分
1318 工具キャビティ
1410 幅広部分
1420 幅狭部分
1430 取り外し工具の一部分
1510 第1部分
1512a,b 側面
1520 第2部分
1522a,b 側面
1530 第3部分
1540 角度
1570 シャフト厚さ
1600 間隔
1751a,b 傾斜部分
2010 厚さ
2080 凹部
2110 肩部
2150a,b エッジ処理部
2170 オフセット距離
2200 取り付け工具
2201 中心線軸
2210 ハンドル
2211 第1部分
2212 第2部分
2213a,b 第1側方部分
2214a,b 第2側方部分
2216 クリップキャビティ
2218 サスペンダキャビティ
2220 シャフト
2221 上面
2250 先端
2270 シャフト厚さ
2290a,b 幅

Claims (19)

  1. ベース体に画定される開口部にカバーを固定するためのクリップであって、
    下面と、前記下面から離れた上面とを画定するベースであり、前記下面から前記上面まで延在する切欠きをさらに画定するベースと、
    クリップの前記ベースの前記上面から延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、
    前記ベースの前記上面から延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部であって、前記第1ラッチネイルと前記第2ラッチネイルとが、前記第1壁部と前記第2壁部の各々の前記末端部で間に間隙を画定し、前記第1壁部と第2壁部とを拡開させるための取り外し工具が挿入可能な前記切欠きが前記第1壁部と前記第2壁部との間で前記ベースに画定される、第2壁部と、
    を包含するクリップ。
  2. 前記クリップの前記第1壁部と前記第2壁部との間には、サスペンダ確保キャビティと拡張キャビティとが画定され、
    一対のガイドレールをさらに包含し、前記一対のガイドレールのうち第1ガイドレールが前記第1壁部に画定されて前記一対のガイドレールのうち第2ガイドレールが前記第2壁部に画定され、前記第1ラッチネイルと前記第2ラッチネイルと前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが前記サスペンダ確保キャビティを画定し、
    前記拡張キャビティは、前記ベースと前記サスペンダ確保キャビティとの間に画定され、
    前記拡張キャビティと前記切欠きとは、連通する、
    請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記第1壁部と前記第2壁部の一方の一部分が、前記切欠きの縁部により画定されてクリップの軸線と平行な方向に延在する平面と交わる、請求項1に記載のクリップ。
  4. 前記第1壁部と前記第2壁部の各々から延出するフィンをさらに包含する、請求項1に記載のクリップ。
  5. 前記フィンの少なくとも一方とクリップの前記ベースの上面との間に画定される最小の垂直材料クリアランス距離が10ミリメートル以下である、請求項に記載のクリップ。
  6. クリップの前記ベースが、クリップの少なくとも第1端部と第2端部に凹部を画定する、請求項1に記載のクリップ。
  7. 前記切欠きが長楕円形状を画定する、請求項1に記載のクリップ。
  8. 一対のガイドレールをさらに包含し、前記一対のガイドレールのうち第1ガイドレールが前記第1壁部に画定されて前記一対のガイドレールのうち第2ガイドレールが前記第2壁部に画定され、前記第1ラッチネイルと前記第2ラッチネイルと前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとがサスペンダ確保キャビティを画定する、請求項1に記載のクリップ。
  9. クリップの前記ベースの第1ベース部材の下面が、クリップの前記ベースの第2ベース部材の下面からオフセット距離だけ垂直にオフセットしている、請求項1に記載のクリップ。
  10. 前記第1壁部と前記第2壁部の各々の厚さが、対応の壁部の末端部の近くでの前記対応の壁部の厚さよりも前記対応の壁部の基端部の近くの方で大きい、請求項1に記載のクリップ。
  11. クリップの第1端部と第2端部との間で前記第1端部または前記第2端部のいずれかを画定することなく前記切欠きが画定される、請求項1に記載のクリップ。
  12. 開口部を画定するベース体と、
    カバーであって、
    パネルと、
    前記パネルに固定されるサスペンダと、
    を包含するカバーと、
    前記カバーを前記ベース体に結合するクリップであり、アセンブリの前記ベース体に画定される前記開口部に延在して、
    ベースと、
    クリップの前記ベースから延出するとともに第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、
    クリップの前記ベースから延出するとともに第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部であって、前記第1ラッチネイルと前記第2ラッチネイルとが、前記第1壁部と前記第2壁部の各々の前記末端部で間に間隙を画定するとともに、前記サスペンダの一部分を拘束状態で間に保持し、前記第1壁部と前記第2壁部の間への取り外し工具の挿入時に前記サスペンダの取り外しを可能にするのに充分なほど拡張するようにクリップの前記間隙が構成される、第2壁部と、
    を包含するクリップと、
    を包含し、
    前記クリップの前記ベースが、前記ベースの下面から上面まで延在する切欠きを画定し、前記第1壁部と第2壁部とを拡開させるための取り外し工具が挿入可能な前記切欠きが前記第1壁部と前記第2壁部との間で前記ベースに画定されるアセンブリ。
  13. 前記クリップの前記ベースがアセンブリの前記ベース体の表面と係合し、前記表面が、アセンブリの前記ベース体の上面と反対の方向を向いている、請求項12に記載のアセンブリ。
  14. 前記クリップがさらに、前記第1壁部と前記第2壁部の各々から延出するフィンを包含し、前記第1壁部と前記第2壁部の各々の前記フィンがアセンブリの前記ベース体の表面と係合し、前記表面がアセンブリの前記ベース体の上面と同じ方向を向いている、請求項12に記載のアセンブリ。
  15. 互いに離間した複数の開口部を前記ベース体が画定し、複数のクリップをさらに包含するアセンブリであって、前記複数のクリップの各クリップが前記複数の開口部の一つに延在し、前記複数のクリップの各々が前記サスペンダに組み付けられる、請求項12に記載のアセンブリ。
  16. 組立の方法であって、
    ベース体を用意することであり、前記ベース体が、下面と、上面と、前記下面から前記上面まで延在する複数の開口部とを画定することと、
    前記複数の開口部の一つへクリップを挿入することであって、前記クリップが、
    ベースと、
    前記クリップの前記ベースから延出するとともに、第1壁部の末端部に第1ラッチネイルを画定する第1壁部と、
    前記クリップの前記ベースから延出するとともに、第2壁部の末端部に第2ラッチネイルを画定する第2壁部であって、前記第1ラッチネイルと前記第2ラッチネイルとが、前記第1壁部と前記第2壁部の各々の前記末端部の間に間隙を画定し、前記第1壁部と前記第2壁部との間への取り外し工具の挿入時にサスペンダの取り外しを可能にするのに充分なほど拡張するように前記クリップの前記間隙が構成される、第2壁部と
    を包含することと、
    前記第1ラッチネイルと前記第2ラッチネイルとにより画定される前記クリップの前記間隙へ前記サスペンダを挿入することと、
    を包含し、
    さらに、
    前記第1壁部と前記第2壁部とを拡開させて間の間隙を増大させることと、
    前記クリップと前記サスペンダのいずれかを永久変形させることなく前記サスペンダを前記クリップから取り外すことと、
    を包含し
    前記第1壁部と前記第2壁部との拡開が、前記第1壁部と前記第2壁部との間で前記ベースに画定される切欠きに、前記取り外し工具を挿入することを包含する
    方法。
  17. 前記サスペンダの挿入が、取り付け工具で前記クリップの前記間隙へ前記サスペンダを押入することを包含して、前記取り付け工具がシャフトを包含し、前記シャフトの先端が、前記クリップの上端部を収容する大きさのクリップキャビティと、前記サスペンダの上端部を収容する大きさのサスペンダキャビティのうち少なくとも一方を画定する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1壁部と前記第2壁部との拡開が、前記クリップの前記ベースに画定される切欠きから、前記クリップの前記第1壁部と前記第2壁部との間に画定される拡張キャビティへ取り外し工具を挿入することを包含し、前記切欠きが、前記クリップの前記第1壁部と前記第2壁部との間の位置で前記ベース体の前記下面から前記ベース体に延在する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記サスペンダの取り外しが、前記サスペンダを前記取り外し工具と接触させることを包含する、請求項16に記載の方法。
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