JP2016185755A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車幅方向一側に端子を向けたバッテリを収容し得るバッテリ収容部を有するバッテリボックスがピボットフレームおよびシートレールの少なくとも一方に固定され、バッテリ収容部の開口部が車幅方向一側から蓋部材で着脱可能に閉じられるようにした鞍乗り型車両において、バッテリとの間の電線の長さを短くするようにして電装品を容易に配置可能とした上で、電装品のメンテナンス作業を容易とする。
【解決手段】蓋部材46の外面に、ヒューズボックス81〜86およびカプラ87〜90の少なくとも一方が固定され、バッテリ収容部44に関して蓋部材46と反対側の部分に配置される電装品取付け部47が、電装品48を取付けるようにして前記バッテリボックス28に設けられる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、前輪および操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームと、後輪の上方に配置されるようにして前記メインフレームの後部から後上がりに延びるシートレールと、後輪を軸支するスイングアームを揺動可能に支持するようにして前記メインフレームの後部から下方に延びるピボットフレームと、車幅方向一側に端子を向けたバッテリを収容することを可能として車幅方向一側に開口したバッテリ収容部を有するとともに前記メインフレーム、前記ピボットフレームおよび前記シートレールの少なくとも1つに固定されるバッテリボックスと、前記端子を外部に臨ませるようにして前記バッテリ収容部の開口部を前記車幅方向一側から着脱可能に閉じる蓋部材とを備える鞍乗り型車両に関する。
車幅方向一側に端子を向けたバッテリを収容することを可能として車幅方向一側に開口したバッテリ収容部を有するバッテリボックスが、メインフレームに固定されるようにした鞍乗り型車両が、特許文献1で知られている。
WO2011/118327号
ところが上記特許文献1で開示されたものでは、バッテリボックスに収容されたバッテリと近い位置に電装品を配置するために、バッテリの端子側だけに集中して電装品が配置されており、電装品を配置するスペースの確保が難しく、電装品のレイアウトが難しかった。電装品を配置するスペースをバッテリボックスから離れた位置に確保することも可能であるが、そうすると電装品およびバッテリ間を結ぶ電線が長くなってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バッテリとの間の電線の長さを短くするようにして電装品を容易に配置可能とした上で、電装品のメンテナンス作業を容易とした鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、前輪および操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームと、後輪の上方に配置されるようにして前記メインフレームの後部から後上がりに延びるシートレールと、後輪を軸支するスイングアームを揺動可能に支持するようにして前記メインフレームの後部から下方に延びるピボットフレームと、車幅方向一側に端子を向けたバッテリを収容することを可能として車幅方向一側に開口したバッテリ収容部を有するとともに前記メインフレーム、前記ピボットフレームおよび前記シートレールの少なくとも1つに固定されるバッテリボックスと、前記端子を外部に臨ませるようにして前記バッテリ収容部の開口部を前記車幅方向一側から着脱可能に閉じる蓋部材とを備える鞍乗り型車両において、前記蓋部材の外面には、ヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方が固定され、前記バッテリ収容部に関して前記蓋部材と反対側の部分に配置される電装品取付け部が、電装品を取付けるようにして前記バッテリボックスに設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記バッテリボックスに、前記電装品を収容可能とした突部が前記蓋部材とは反対側で前記バッテリ収容部に連なるようにして一体に設けられ、前記突部内への前記電装品の挿脱を可能とした電装品挿脱用開口部が前記突部に設けられ、前記電装品取付け部が、前記電装品挿脱用開口部から前記突部内に前記電装品を挿入して取付けることを可能としつつ前記電装品挿脱用開口部に向かって延びるようにして前記突部の内面に突設されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記バッテリボックスの上方にエアクリーナが配置され、前記シートレールに支持される乗車用シートが前記エアクリーナを上方から覆うように配置され、前記後輪を駆動する動力を発揮する内燃機関の機関本体が少なくとも前記メインフレームに支持され、前記バッテリボックスの下方に前記機関本体の一部が配置され、前記乗車用シートの一部と、前記エアクリーナの少なくとも一部と、前記バッテリボックスの少なくとも一部と、前記機関本体の一部とが平面視で重なるように配置されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記バッテリ収容部と反対側に前記突部から突出するカプラ保持部が前記バッテリボックスに一体に設けられ、前記メインフレームで保持されるメインハーネスから分岐したメインハーネス側電線の一端に設けられるメインハーネス側カプラと、前記機関本体から延出される内燃機関側電線の一端部に設けられる内燃機関側カプラとが、相互に接続されて前記カプラ保持部に保持され、前記メインハーネス側電線および内燃機関側電線が、車幅方向の中心を通って前後方向に延びる車体中心線に関して前記カプラ保持部側に配置されることを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記電装品に接続される複数の電装品関連電線の前記電装品からの延出方向が、車幅方向で前記蓋部材側に設定されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記電装品は弾性部材に保持され、前記電装品取付け部が前記弾性部材に挿通されて前記電装品を固定するように構成され、前記電装品取付け部に固定された状態の前記電装品および前記弾性部材の少なくとも一方に近接する規制部が、前記電装品の所定値以上の変位を抑えるようにして前記突部に設けられることを第6の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、ドレンホースを接続するためのホース接続部が、その少なくとも一部を平面視で前記バッテリボックスに少なくとも一部を重ねるとともに、平面視で前記バッテリ収容部および前記突部と重なる位置を避けるようにして前記エアクリーナの下部に設けられることを第7の特徴とする。
本発明は、第1〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ピボットフレームの下部から後上がりに延びるサブフレームの後端部が前記シートレールに固定され、側面視で前記シートレール、前記ピボットフレームおよび前記サブフレームで囲まれる三角形の空間に前記バッテリボックスが配置されることを第8の特徴とする。
本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記電装品から延出される複数の電装品関連電線の前記バッテリボックスの上面上での配線経路が、平面視で前記ホース接続部とは重なるのを避けるように設定されることを第9の特徴とする。
本発明は、第1〜第9の特徴の構成のいずれかに加えて、前記蓋部材に、その内面側にスペアヒューズを着脱可能に保持し得るスペアヒューズ保持部が設けられることを第10の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第10の特徴の構成のいずれかに加えて、前記バッテリボックスに、前記バッテリ収容部と隣接するツールボックスが前記バッテリ収容部と同一方向に開口するようにして一体に設けられ、前記蓋部材が、前記バッテリ収容部および前記ツールボックスの開口部を共通に閉じるように形成されることを第11の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、バッテリをその端子が車幅方向一側に向くようにしてバッテリボックスのバッテリ収容部に収容することで、バッテリボックス付近で上下のスペースが小さい状況下でもバッテリボックスの上下幅を小さくすることを可能としつつ、蓋部材の外面にヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方が固定されるので、バッテリを取り出す側にメンテナンス頻度の高いヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方を配置するようにしてメンテナンス効率を高めることができる。また蓋部材と反対側の部分でバッテリボックスに設けられる電装品取付け部に電装品が取付けられるので、バッテリボックスの側面を有効に活用して電装品をバッテリに近づけて配置することが可能となり、バッテリおよび電装品間を結ぶ電線を短くすることができ、コストおよび重量を抑えることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、バッテリボックスに一体に設けられる突部内に電装品を固定することで、バッテリボックスとは別の部材を用いることなく、外部からの衝撃に対して電装品を保護することができ、しかも電装品取付け部が、電装品挿脱用開口部に向かって延びるようにして突部の内面に突設されるので、電装品の着脱が容易となる。
本発明の第3の特徴によれば、バッテリボックスの上方にエアクリーナが配置され、乗車用シートがエアクリーナを上方から覆うように配置され、バッテリボックスの下方に機関本体の一部が配置されるレイアウトであっても、バッテリボックスを配置しつつ、バッテリボックスの車幅方向両側に、ヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方と、電装品とを配置することでメンテナンスを容易に行なうことができる。
本発明の第4の特徴によれば、メインハーネス側電線および内燃機関側電線を相互に接続するメインハーネス側および内燃機関側カプラが、バッテリ収容部の反対側に突部から突出するようにしてバッテリボックスに一体に設けられるカプラ保持部に保持され、メインハーネス側電線および内燃機関側電線が車幅方向の中心を通って前後方向に延びる車体中心線に対してカプラ保持側に配置されるので、蓋部材側のヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方に関わる電線に対して影響を与えることなく、メインハーネス側電線および内燃機関側電線を容易に配線することができる。
本発明の第5の特徴によれば、電装品からの電装品関連電線の延出方向が車幅方向で蓋部材側に向けて設定されるので、メインハーネス側電線および内燃機関側電線と、複数の電装品関連電線とを左右に振り分けることで配線をより容易とすることができる。
本発明の第6の特徴によれば、電装品を弾性部材で保持することによって電装品に大きな衝撃が作用することを防止することができ、しかも電装品取付け部に固定された状態の電装品および弾性部材の少なくとも一方に近接する規制部が突部に設けられるので、電線に引っ張る力が作用することで電装品が変位しようとしても規制部で規制され、変位の影響を受ける電線の長さを短く抑えることができる。
本発明の第7の特徴によれば、ドレンホースを接続するホース接続部がその少なくとも一部を平面視でバッテリボックスに重ねるようにしてエアクリーナの下部に設けられるにもかかわらず、そのホース接続部が平面視でバッテリ収容部および突部と重なることはないので、バッテリボックスおよびエアクリーナを上下に並べて配置したときの全高を小さくすることができ、バッテリボックスおよびエアクリーナを配置するためのスペースを小さくすることができる。
本発明の第8の特徴によれば、側面視でシートレール、ピボットフレームおよびサブフレームで囲まれる三角形の空間にバッテリボックスが配置されることにより、車体の前後方向中央部かつ車体フレームで囲まれる部分の周囲からの影響を受け難い部分にバッテリおよび電装品を配置することができ、車体全体に送電するための電線の配置を容易とすることができる。
本発明の第9の特徴によれば、複数の電装品関連電線のバッテリボックスの上面上での配線経路が平面視でホース接続部と重なることはないので、バッテリボックスおよびエアクリーナを上下に並べて配置したときの全高をより小さくすることができる。
本発明の第10の特徴によれば、蓋部材に設けられるスペアヒューズ保持部に、蓋部材の内面側に配置されるスペアヒューズが着脱可能に保持されるので、ヒューズが切れた際のヒューズ交換を容易に行なうことができる。
さらに本発明の第11の特徴によれば、バッテリ収容部と隣接してバッテリボックスに一体に設けられるツールボックスの開口部と、バッテリ収容部の開口部を共通の蓋部材で覆うので、ツールボックス専用の蓋部材が不要であり、部品点数を低減することができる。
自動二輪車の右側面図である。 内燃機関、エアクリーナおよびバッテリボックスの拡大右側面図である。 エアクリーナの一部およびバッテリボックスの拡大左側面図である。 自動二輪車のバッテリボックス付近の一部を左斜め後上方から見た斜視図である。 バッテリボックスを図2の5矢視方向から見た平面図である。 図2の6−6線断面図である。 バッテリボックスを左斜め後上方から見た斜視図である。 バッテリボックスを右斜め後上方から見た斜視図である。 蓋部材を図6の9矢視方向から見た図である。 蓋部材の外面側を右斜め前上方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図1〜図10を参照しながら説明すると、先ず図1〜図4において、この自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11および操向ハンドル12を操向可能に支持するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14と、前記メインフレーム14の後部に上端部が固定されて上下に延びるピボットフレーム15と、後輪WRの上方に配置されるようにしつつ前記メインフレーム14の後部にガセット16を介して固定されて後上がりに延びる左右一対のシートレール17と、前記ピボットフレーム15の下部から後上がりに延びるとともに前記シートレール17に後端部が固定されるサブフレーム18とを備える。
前記後輪WRを駆動する動力を発揮する内燃機関Eの機関本体20は、クランクケース21と、該クランクケース21の前側上部に結合されて前方斜め上方に延びるシリンダブロック22と、そのシリンダブロック22の上端部に結合されるシリンダヘッド23と、該シリンダヘッド23の上端部に結合されるヘッドカバー24とを有する。
前記機関本体20は、少なくとも前記メインフレーム14で支持されるものであり、この実施の形態では、前記機関本体20における前記クランクケース21が、前記メインフレーム14の後部に固定される第1のマウント部材25と、前記サブフレーム18の下端部に固定される第2のマウント部材26とで支持される。
側面視で前記シートレール17、前記ピボットフレーム15および前記サブフレーム18で囲まれる三角形の空間には、バッテリボックス28が配置される。前記バッテリボックス28の上方にはエアクリーナ29が配置され、前記シートレール17に支持される乗車用シート30が前記エアクリーナ29を上方から覆うように配置され、前記機関本体20の一部であるクランクケース21の後部が前記バッテリボックス28の下方に配置される。しかも前記乗車用シート30の一部である前部と、前記エアクリーナ29の少なくとも一部と、前記バッテリボックス28の少なくとも一部と、前記機関本体20の一部であるクランクケース21の後部とが平面視で重なるように配置される。
前記エアクリーナ29には、上流端部を前記エアクリーナ29内に突入するようにしてコネクティングチューブ31が接続されており、このコネクティングチューブ31は、スロットルボディ32および吸気管33を介して前記シリンダヘッド23の後部側壁に接続される。また前記シリンダヘッド23の前部側壁に上流端部が接続される排気管34は、前記機関本体20の下方を通って後方に延出され、前記後輪WRの右側方に配置される排気マフラー35に接続される。
後輪WRはスイングアーム36の後端部に軸支される。このスイングアーム36の前端部は、前記ピボットフレーム15への前記サブフレーム18の連設部よりも上方で前記ピボットフレーム15の上下方向中間部に支軸37を介して揺動可能に支持されており、前記エアクリーナ29および前記バッテリボックス28の後方側近傍に配置されるリヤクッションユニット38が、前記車体フレームFにおける左右一対のシートレール17の中間部に架設されるクロスメンバ39に設けられるステー40と、前記スイングアーム36との間に設けられる。
図5および図6を併せて参照して、前記バッテリボックス28は、車幅方向一側に一対の端子41,42を向けたバッテリ43を収容することを可能として車幅方向一側に開口したバッテリ収容部44を有するものであり、この実施の形態では、駐車時に自動二輪車を傾けて保持するために自動二輪車が車幅方向左側に備えるサイドスタンド(図示せず)とは反対側すなわち車幅方向右側に前記端子41,42を向けるようにしてバッテリ43を収容し得るように前記バッテリ収容部44が形成されるものであり、前記バッテリ収容部44は、車幅方向右側に開口した開口部45を有して横断面矩形の断面形状を有するように形成され、前記開口部45は、一対の前記端子41,42を外部に臨ませるようにして前記バッテリボックス28に取付けられる蓋部材46で閉じられる。
図7および図8を併せて参照して、前記バッテリボックス28には、前記バッテリ収容部44に関して前記蓋部材46と反対側の部分に配置される電装品取付け部47が電装品を取り付けるようにして設けられ、この実施の形態では電装品としてのスタータマグネットスイッチ48が電装品取付け部47に取付けられる。
前記バッテリボックス28には、前記スタータマグネットスイッチ48を収容可能とした突部49が、前記蓋部材46とは反対側で前記バッテリ収容部44に連なるようにして一体に設けられ、この実施の形態で前記突部49は、前記バッテリ収容部44の後部側に寄った部分で該バッテリ収容部44から車幅方向左側に突出するようにしてバッテリ収容部44に一体に連なるように形成される。
また前記突部49には、前記突部49内に前記スタータマグネットスイッチ48を挿脱することを可能とした電装品挿脱用開口部50が設けられ、この実施の形態で、前記電装品挿脱用開口部50は上方に開放するようにして前記突部49の上部に設けられる。
前記電装品取付け部47は、平板状であって先端部に係止爪47aを有するようにして平板状に形成されるものであり、たとえば前記突部49の下部内面の2箇所に、前記電装品挿脱用開口部50に向かって延びるようにして突設される。
一方、前記スタータマグネットスイッチ48は、ゴム等の弾性部材51に保持されており、前記電装品取付け部47は、前記弾性部材51の2箇所に設けられるスリット52にそれぞれ挿通されることで前記スタータマグネットスイッチ48を固定するように構成される。
しかも前記突部49には、前記電装品取付け部47に固定された状態の前記スタータマグネットスイッチ48および前記弾性部材51の少なくとも一方に近接する規制部49aが、前記スタータマグネットスイッチ48の所定値以上の変位を抑えるようにして設けられるものであり、この実施の形態では、前記突部49の前記バッテリ収容部44とは反対側の側壁の一部が、前記弾性部材51に側方から近接する規制部49aとして形成される。
また前記バッテリボックス28には、前記バッテリ収容部44と反対側に向けて前記突部49から突出するカプラ保持部54が一体に設けられる。このカプラ保持部54は、上方に開いた略U字状の横断面形状を有して前記突部49から車幅方向左側に突出するものであり、その側壁前部には上方に開放した凹部55が形成され、このカプラ保持部54の前方に配置される横断面略L字状の支持突部56が前記カプラ保持部54と平行に延びるようにして前記突部49に一体に突設される。
さらに前記バッテリボックス28には、前記バッテリ収容部44の下方に配置されて該バッテリ収容部44と隣接するツールボックス57が、前記バッテリ収容部44と同一方向に開口する開口部58を有して一体に設けられる。
前記バッテリボックス28は、前記メインフレーム14、前記ピボットフレーム15および前記シートレール17の少なくとも1つに固定されるものであり、この実施の形態では、前記カプラ保持部54の前方に配置されて前記バッテリ収容部44の左側上部に一体に突設される取付けボス部59が、その取付けボス部59に植設されるボルト60と、該ボルト60に螺合されるナット61とによってピボットフレーム15の左側上部に固設される上部ステー62に締結され、前記ツールボックス57の下部に一体に設けられて下方に突出する取付け板部63が、ピボットフレーム15の右側下部に固設される下部ステー64にボルト65およびナット66で締結される。すなわちバッテリボックス28はピボットフレーム15に固定される。
図9および図10を併せて参照して、前記蓋部材46は、前記バッテリ収容部44の前記開口部45および前記ツールボックス57の前記開口部58を共通に閉じるように形成される。
前記蓋部材46の両側下部に下方に突出した支持脚部67が一体に設けられ、前記バッテリボックス28における右側開口縁の下部には、前記支持脚部67の下部を挿通可能な支持孔68を形成する一対の脚支持部69が一体に突設され、前記蓋部材46は前記支持孔68に前記支持脚部67を挿通した状態で、前記開口部45,58を閉じる位置から前記開口部45,58を開放するようにして前記脚支持部69を支点として回動することが可能である。
前記蓋部材46の上部には、その前後方向中央部で上方に突出する取付け腕部70が、前記バッテリ収容部44に収容された状態の前記バッテリ43の端子41,42を前記取付け腕部70の前後で外部に臨ませて上方に突出するようにして一体に設けられており、この取付け腕部70の上端部に挿通孔71が設けられる。一方、前記バッテリボックス28における右側開口縁の上部には、前記取付け腕部70に対応して上方に突出する支持部72が一体に突設されており、この支持部72には前記挿通孔71に対応する挿通孔73が設けられる。そして前記挿通孔71,73に挿通されるボルト74に、前記支持部72に当接、係合するナット75が螺合され、そのナット75を締め付けることで前記蓋部材46が前記開口部45,58を閉じた状態に保持される。
前記エアクリーナ29の下部には、平面視で前記バッテリボックス28に少なくとも一部を重ねるようにしたホース接続部78がドレンホース79を接続するようにして設けられており、このホース接続部78は、図3および図5で示すように、前記バッテリ収容部44および前記突部49と上下に重複しないように、平面視で前記バッテリ収容部44および前記突部49と重なる位置を避けた位置で前記エアクリーナ29の下部に設けられ、この実施の形態では前記突部49の前方に前記ホース接続部78が配置される。
前記蓋部材46の外面には、ヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方が固定されるものであり、この実施の形態では、一対ずつ相互に重なった3組のヒューズボックス81,82;82,83;84,85と、相互に接続されて対をなす2組のカプラ87,88;89,90とが前記蓋部材46の外面に固定される。
前記ヒューズボックス81,82;82,83;84,85を固定するために、前記蓋部材46の相互に離隔した3箇所には、ヒューズボックス保持部91,92,93が設けられる。また前記蓋部材46の後部寄り上部外面には一方の組の前記カプラ87,88を固定するためのカプラ固定部94が設けられる。さらに前記蓋部材46の前部寄り下部には保持孔95が設けられており、他方の組の前記カプラ89,90の一方90に連なる電線および他の電線を纏めるバンド96を保持するホルダ(図示せず)が前記保持孔95に嵌合するようにして前記蓋部材46に取付けられる。すなわち他方の組の前記カプラ89,90は前記バンド96および前記ホルダを介して前記蓋部材46の外面に固定されることになる。
また前記蓋部材46には、その内面側にたとえば一対のスペアヒューズ119を着脱可能に保持し得るスペアヒューズ保持部118が設けられる。
左側の前記メインフレーム14で保持されるメインハーネス98から分岐した第1および第2のメインハーネス側電線99,100の一端に第1および第2のメインハーネス側カプラ101,102が設けられ、前記機関本体20から延出される第1および第2の内燃機関側電線103,104の一端部に第1および第2の内燃機関側カプラ105,106が設けられ、相互に接続される第1のメインハーネス側カプラ101および第1の内燃機関側カプラ105と、相互に接続される第2のメインハーネス側カプラ102および第2の内燃機関側カプラ106とは、前記カプラ保持部54に保持される。
第1および第2のメインハーネス側電線99,100は、円筒状のアウターカバー108内に纏められて前記メインハーネス98から前記カプラ保持部54側に延出されるものであり、前記アウターカバー108は、前記カプラ保持部54の前方にある前記支持腕部56の下方を潜って前記凹部55から前記カプラ保持部54内に入って上方に延び、上方に膨らむように湾曲した湾曲部108a形成してさらに下方に延びるように配索され、その湾曲部108aの下方に第1および第2のメインハーネス側カプラ101,102が配置される。
第1の内燃機関側電線103は、たとえばチェンジスイッチに連なるものであり、また第2の内燃機関側電線104は、たとえば機関本体20内の発電機に連なるものである。第1および第2の内燃機関側電線103,104は、前記支持腕部56の下方を通って前記凹部55から前記カプラ保持部54内に入り、第1および第2の内燃機関側電線103,104に設けられる第1および第2の内燃機関側カプラ105,106が、第1および第2のメインハーネス側カプラ101,102に下方から接続される。
前記第1および第2のメインハーネス側電線99,100が挿通された状態にある前記アウターカバー108の前記湾曲部108aは、左側の前記シートレール17の前部に固定されたステー109に取付けられるケーブルクリップ110で保持される。しかも前記アウターカバー108と、第1および第2の内燃機関側電線103,104とは、前記カプラ保持部54の前方で前記支持腕部56の下方を通っており、その支持腕部56と、前記湾曲部108aの前記ケーブルクリップ110による支持によって、第1および第2のメインハーネス側カプラ101,102ならびに第1および第2の内燃機関側カプラ105,106は、前記カプラ保持部54内に固定的に保持されることになる。
また前記カプラ保持部54内には一対の端子接続部111,112が配置されており、雨水等による被水を防止するために、相互に接続された第1のメインハーネス側カプラ101および第1の内燃機関側カプラ105と、相互に接続された第2のメインハーネス側カプラ102および第2の内燃機関側カプラ106と、前記端子接続部111,112とはゴム等の弾性材料によって形成されるカバー部材113で上方から覆われる。また前記カプラ保持部54の車幅方向外端は外方に開放しているので、前記カプラ保持部54内に水が溜まることはない。
図5に注目して、第1および第2のメインハーネス側電線99,100と、第1および第2の内燃機関側電線103,104とは、車幅方向の中心を通って前後方向に延びる車体中心線CLに関して前記カプラ保持部54側に配置される。
また前記スタータマグネットスイッチ48には、複数たとえば第1〜第3の電装品関連電線115,116,117が接続される。第1の電装品関連電線115は前記スタータマグネットスイッチ48および前記バッテリ43のプラス側の端子41間を結び、第2の電装品関連電線116は、前記スタータマグネットスイッチ48ならびに前記機関本体20に設けられるスタータモータ間を結び、第3の電装品関連電線117は、前記スタータマグネットスイッチ48ならびに前記蓋部材46に固定されるカプラ87間を結ぶものである。
第1〜第3の電装品関連電線115〜117の前記スタータマグネットスイッチ48からの延出方向は車幅方向で前記蓋部材46側に設定される。この実施の形態において、前記スタータマグネットスイッチ48の上部に一端部が接続される第1の電装品関連電線115は前記バッテリボックス28の上面上で前記スタータマグネットスイッチ48から前記蓋部材46側に延出され、前記スタータマグネットスイッチ48の下部に一端部が接続される第3の電装品関連電線117は、前記突部49内から上方に延びて前記蓋部材46側に屈曲し、前記前記バッテリボックス28の上面上で前記蓋部材46側に延出される。さらに前記スタータマグネットスイッチ48の上部に一端部が接続される第2の電装品関連電線116は、前記バッテリボックス28の上面上で前記スタータマグネットスイッチ48から前記蓋部材46側に延びつつ右前方に向かって配線される。
しかも第1〜第3の電装品関連電線115〜117の前記バッテリボックス28の上面上での配線経路は、前記エアクリーナ29の下部に設けられる前記ホース接続部78とは平面視で重なるのを避けるように設定される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、車幅方向一側(右側)に端子41,42を向けたバッテリ43を収容することを可能として車幅方向一側に開口したバッテリ収容部44を有するバッテリボックス28がピボットフレーム15に固定され、前記端子41,42を外部に臨ませるようにして前記バッテリ収容部44の開口部45を前記車幅方向一側から着脱可能に閉じる蓋部材46の外面には、ヒューズボックスおよびカプラの少なくとも一方、この実施の形態では一対ずつ相互に重なった3組のヒューズボックス81,82;82,83;84,85と、相互に接続されて対をなす2組のカプラ87,88;89,90とが固定され、前記バッテリ収容部44に関して前記蓋部材46と反対側の部分に配置される電装品取付け部47が前記バッテリボックス28に設けられ、電装品であるスタータマグネットスイッチ48が前記電装品取付け部47に取付けられるので、バッテリボックス28付近で上下のスペースが小さい状況下でもバッテリボックス28の上下幅を小さくすることが可能となり、バッテリ43を取り出す側にメンテナンス頻度の高いヒューズボックス81〜85およびカプラ87〜90を配置するようにしてメンテナンス効率を高めることができる。また蓋部材46と反対側の部分でバッテリボックス28に設けられる電装品取付け部47にスタータマグネットスイッチ48が取付けられるので、バッテリボックス28の側面を有効に活用してスタータマグネットスイッチ48をバッテリ43に近づけて配置することが可能となり、バッテリ43およびスタータマグネットスイッチ48間を結ぶ電線、この実施の形態では第1の電装品関連電線115を短くすることができ、コストおよび重量を抑えることができる。
しかも自動二輪車が車幅方向左側に備えるサイドスタンド(図示せず)とは反対側すなわち車幅方向右側にバッテリ収容部44の開口部45が設けられるので、メンテナンス頻度が高い蓋部材46側のメンテナンスがサイドスタンドを立てた状態で行い易くなる。
また前記バッテリボックス28に、前記スタータマグネットスイッチ48を収容可能とした突部49が前記蓋部材46とは反対側で前記バッテリ収容部44に連なるようにして一体に設けられ、前記突部49内への前記電スタータマグネットスイッチ48の挿脱を可能とした電装品挿脱用開口部50が前記突部49に設けられ、前記電装品取付け部47が、前記電装品挿脱用開口部50から前記突部49内に前記スタータマグネットスイッチ48を挿入して取付けることを可能としつつ前記電装品挿脱用開口部50に向かって延びるようにして前記突部49の内面に突設されるので、バッテリボックス28とは別の部材を用いることなく、外部からの衝撃に対してスタータマグネットスイッチ48を保護することができ、しかもスタータマグネットスイッチ48の着脱が容易となる。
また前記バッテリボックス28の上方にエアクリーナ29が配置され、シートレール17に支持される乗車用シート30が前記エアクリーナ29を上方から覆うように配置され、後輪WRを駆動する動力を発揮する内燃機関Eの機関本体20が少なくともメインフレーム14に支持され、前記バッテリボックス28の下方に前記機関本体20の一部が配置され、前記乗車用シート30の一部と、前記エアクリーナ29の少なくとも一部と、前記バッテリボックス28の少なくとも一部と、前記機関本体20の一部とが平面視で重なるように配置されるので、バッテリボックス28の下方に機関本体20の一部が配置されるレイアウトであっても、バッテリボックス28を配置しつつ、バッテリボックス28の車幅方向両側に、一対ずつ相互に重なった3組のヒューズボックス81,82;82,83;84,85ならびに相互に接続されて対をなす2組のカプラ87,88;89,90と、スタータマグネットスイッチ48とを配置することでメンテナンスを容易に行なうことができる。
また前記バッテリ収容部44と反対側に前記突部49から突出するカプラ保持部54が前記バッテリボックス28に一体に設けられ、前記メインフレーム14で保持されるメインハーネス98から分岐した第1および第2のメインハーネス側電線99,100の一端に設けられる第1および第2のメインハーネス側カプラ101,102と、機関本体20から延出される第1および第2の内燃機関側電線103,104の一端部に設けられる第1および第2の内燃機関側カプラ105,106とが、相互に接続されて前記カプラ保持部54に保持され、第1および第2のメインハーネス側電線99,100ならびに第1および第2の内燃機関側電線103,104が、車幅方向の中心を通って前後方向に延びる車体中心線CLに関して前記カプラ保持部54側に配置されるので、蓋部材46側の前記ヒューズボックス81〜86および前記カプラ87〜90に関わる電線に対して影響を与えることなく、第1および第2のメインハーネス側電線99,100ならびに第1および第2の内燃機関側電線103,104を容易に配線することができる。
また前記スタータマグネットスイッチ48に接続される第1〜第3の電装品関連電線115〜117の前記スタータマグネットスイッチ48からの延出方向が、車幅方向で前記蓋部材46側に設定されるので、第1および第2のメインハーネス側電線99,100ならびに第1および第2の内燃機関側電線103,104と、第1〜第3の電装品関連電線115〜117とを左右に振り分けることで配線をより容易とすることができる。
また前記スタータマグネットスイッチ48は弾性部材51に保持され、前記電装品取付け部47が前記弾性部材51に挿通されて前記スタータマグネットスイッチ48を固定するように構成されるので、スタータマグネットスイッチ48を弾性部材51で保持することによってスタータマグネットスイッチ48に大きな衝撃が作用することを防止することができる。しかも前記電装品取付け部47に固定された状態の前記スタータマグネットスイッチ48および前記弾性部材51の少なくとも一方(この実施の形態では両方)に近接する規制部49aが、前記スタータマグネットスイッチ48の所定値以上の変位を抑えるようにして前記突部49に設けられるので、第1〜第3の電装品関連電線115〜117に引っ張る力が作用することでスタータマグネットスイッチ48が変位しようとしても規制部49aで規制され、変位の影響を受ける第1〜第3の電装品関連電線115〜117の長さを短く抑えることができる。
またドレンホース79を接続するためのホース接続部78が、その少なくとも一部を平面視で前記バッテリボックス28に重ねるとともに、平面視で前記バッテリ収容部44および前記突部49と重なる位置を避けるようにして前記エアクリーナ29の下部に設けられるので、バッテリボックス28およびエアクリーナ29を上下に並べて配置したときの全高を小さくすることができ、バッテリボックス28およびエアクリーナ29を配置するためのスペースを小さくすることができる。
また側面視でシートレール17、ピボットフレーム15およびサブフレーム18で囲まれる三角形の空間に前記バッテリボックス28が配置されるので、車体の前後方向中央部かつ車体フレームFで囲まれる部分の周囲からの影響を受け難い部分に、バッテリ43およびスタータマグネットスイッチ48を配置することができ、車体全体に送電するための電線の配置を容易とすることができる。
また前記スタータマグネットスイッチ48から延出される第1〜第3の電装品関連電線115〜117の前記バッテリボックス28の上面上での配線経路が、平面視で前記ホース接続部78とは重なるのを避けるように設定されるので、バッテリボックス28およびエアクリーナ29を上下に並べて配置したときの全高をより小さくすることができる。
また前記蓋部材46に、その内面側にスペアヒューズ119を着脱可能に保持し得るスペアヒューズ保持部118が設けられるので、ヒューズが切れた際のヒューズ交換を容易に行なうことができる。
さらに前記バッテリボックス28に、前記バッテリ収容部44と隣接するツールボックス57が前記バッテリ収容部44と同一方向に開口するようにして一体に設けられ、前記蓋部材46が、前記バッテリ収容部44および前記ツールボックス57の開口部45,58を共通に閉じるように形成されるので、ツールボックス57専用の蓋部材が不要であり、部品点数を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は自動二輪車だけでなく、自動三輪車にも適用可能である。
12・・・操向ハンドル
13・・・ヘッドパイプ
14・・・メインフレーム
15・・・ピボットフレーム
17・・・シートレール
20・・・機関本体
28・・・バッテリボックス
29・・・エアクリーナ
30・・・乗車用シート
36・・・スイングアーム
41,42・・・端子
43・・・バッテリ
44・・・バッテリ収容部
45・・・バッテリ収容部の開口部
46・・・蓋部材
47・・・電装品取付け部
48・・・電装品であるスタータマグネットスイッチ
49・・・突部
49a・・・規制部
50・・・電装品挿脱用開口部
51・・・弾性部材
54・・・カプラ保持部
57・・・ツールボックス
58・・・ツールボックスの開口部
78・・・ホース接続部
79・・・ドレンホース
81〜86・・・ヒューズボックス
87〜90・・・カプラ
98・・・メインハーネス
99,100・・・メインハーネス側電線
101,102・・・メインハーネス側カプラ
103,104・・・内燃機関側電線
105,106・・・内燃機関側カプラ
115,116,117・・・電装品関連電線
118・・・スペアヒューズ保持部
119・・・スペアヒューズ
CL・・・車体中心線
E・・・内燃機関
WF・・・前輪
WR・・・後輪

Claims (11)

  1. 前輪(WF)および操向ハンドル(12)を操向可能に支持するヘッドパイプ(13)と、該ヘッドパイプ(13)から後下がりに延びるメインフレーム(14)と、後輪(WR)の上方に配置されるようにして前記メインフレーム(14)の後部から後上がりに延びるシートレール(17)と、後輪(WR)を軸支するスイングアーム(36)を揺動可能に支持するようにして前記メインフレーム(14)の後部から下方に延びるピボットフレーム(15)と、車幅方向一側に端子(41,42)を向けたバッテリ(43)を収容することを可能として車幅方向一側に開口したバッテリ収容部(44)を有するとともに前記メインフレーム(14)、前記ピボットフレーム(15)および前記シートレール(17)の少なくとも1つに固定されるバッテリボックス(28)と、前記端子(41,42)を外部に臨ませるようにして前記バッテリ収容部(44)の開口部(45)を前記車幅方向一側から着脱可能に閉じる蓋部材(46)とを備える鞍乗り型車両において、前記蓋部材(46)の外面に、ヒューズボックス(81〜86)およびカプラ(87〜90)の少なくとも一方が固定され、前記バッテリ収容部(44)に関して前記蓋部材(46)と反対側の部分に配置される電装品取付け部(47)が、電装品(48)を取付けるようにして前記バッテリボックス(28)に設けられることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記バッテリボックス(28)に、前記電装品(48)を収容可能とした突部(49)が前記蓋部材(46)とは反対側で前記バッテリ収容部(44)に連なるようにして一体に設けられ、前記突部(49)内への前記電装品(48)の挿脱を可能とした電装品挿脱用開口部(50)が前記突部(49)に設けられ、前記電装品取付け部(47)が、前記電装品挿脱用開口部(50)から前記突部(49)内に前記電装品(48)を挿入して取付けることを可能としつつ、前記電装品挿脱用開口部(50)に向かって延びるようにして前記突部(49)の内面に突設されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記バッテリボックス(28)の上方にエアクリーナ(29)が配置され、前記シートレール(17)に支持される乗車用シート(30)が前記エアクリーナ(29)を上方から覆うように配置され、前記後輪(WR)を駆動する動力を発揮する内燃機関(E)の機関本体(20)が少なくとも前記メインフレーム(14)に支持され、前記バッテリボックス(28)の下方に前記機関本体(20)の一部が配置され、前記乗車用シート(30)の一部と、前記エアクリーナ(29)の少なくとも一部と、前記バッテリボックス(28)の少なくとも一部と、前記機関本体(20)の一部とが平面視で重なるように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記バッテリ収容部(44)と反対側に前記突部(49)から突出するカプラ保持部(54)が前記バッテリボックス(28)に一体に設けられ、前記メインフレーム(14)で保持されるメインハーネス(98)から分岐したメインハーネス側電線(99,100)の一端に設けられるメインハーネス側カプラ(101,102)と、前記機関本体(20)から延出される内燃機関側電線(103,104)の一端部に設けられる内燃機関側カプラ(105,106)とが、相互に接続されて前記カプラ保持部(54)に保持され、前記メインハーネス側電線(99,100)および内燃機関側電線(103,104)が、車幅方向の中心を通って前後方向に延びる車体中心線(CL)に関して前記カプラ保持部(54)側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記電装品(48)に接続される複数の電装品関連電線(115,116,117)の前記電装品(48)からの延出方向が、車幅方向で前記蓋部材(46)側に設定されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記電装品(48)は弾性部材(51)に保持され、前記電装品取付け部(47)が前記弾性部材(51)に挿通されて前記電装品(48)を固定するように構成され、前記電装品取付け部(47)に固定された状態の前記電装品(48)および前記弾性部材(51)の少なくとも一方に近接する規制部(49a)が、前記電装品(48)の所定値以上の変位を抑えるようにして前記突部(49)に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  7. ドレンホース(79)を接続するためのホース接続部(78)が、その少なくとも一部を平面視で前記バッテリボックス(28)に重ねるとともに、平面視で前記バッテリ収容部(44)および前記突部(49)と重なる位置を避けるようにして前記エアクリーナ(29)の下部に設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記ピボットフレーム(15)の下部から後上がりに延びるサブフレーム(18)の後端部が前記シートレール(17)に固定され、側面視で前記シートレール(17)、前記ピボットフレーム(15)および前記サブフレーム(18)で囲まれる三角形の空間に前記バッテリボックス(28)が配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記電装品(48)から延出される複数の電装品関連電線(115,116,117)の前記バッテリボックス(28)の上面上での配線経路が、平面視で前記ホース接続部(78)とは重なるのを避けるように設定されることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
  10. 前記蓋部材(46)に、その内面側にスペアヒューズ(119)を着脱可能に保持し得るスペアヒューズ保持部(118)が設けられることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  11. 前記バッテリボックス(28)に、前記バッテリ収容部(44)と隣接するツールボックス(57)が前記バッテリ収容部(44)と同一方向に開口するようにして一体に設けられ、前記蓋部材(46)が、前記バッテリ収容部(44)および前記ツールボックス(57)の開口部(45,58)を共通に閉じるように形成されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
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