JP2016185294A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016185294A JP2016185294A JP2015067608A JP2015067608A JP2016185294A JP 2016185294 A JP2016185294 A JP 2016185294A JP 2015067608 A JP2015067608 A JP 2015067608A JP 2015067608 A JP2015067608 A JP 2015067608A JP 2016185294 A JP2016185294 A JP 2016185294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- big hit
- effect
- game
- symbol
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】左遊技領域に第2役連作動口と第1始動口を、右遊技領域に大入賞口、第1役連作動口及び第2始動口とを設け、大当りと小当りを備える。主制御手段は、大当り開始待機状態中に第1役連作動口への入球で実行する大当り開始抽選にて非当選の場合、第2役連作動口への入球で大当りを開始する。サブ制御手段は、大当りか小当りかを判別不能な疑似共用当り図柄を表示し、大当り図柄又は小当り図柄が表示され第1役連作動口に入球するまで判別不能な演出を実行し、大当り開始抽選で非当選の場合に小当り時と判別不能に演出し、小当り終了時期の到来後には通常状態時と判別不能な疑似通常演出を実行し、第2役連作動口への入球に基づいて大当り開始演出を実行する。
【選択図】図17
Description
また、このような従来の弾球遊技機では、大当りとなると、条件装置と役物連続作動装置の作動が一連の流れで、すなわち条件装置の作動に連続して自動的に役物連続作動装置が作動するように構成されていたので、一旦大当りとなってしまうと、遊技者はたとえ急用であっても離席することが困難であった。
この点、昨今では、大当りとなって条件装置が作動しても、該作動に対して役物連続作動装置が連動しないように制御される遊技機(例えば、特許文献1)も、開発されている。このような遊技機の場合、遊技領域に配置されたゲートに遊技球を通過させることで、大当り遊技(役物連続作動装置の作動)が開始するように構成されており、遊技者は、大当りが開始されるタイミングを自由に選択でき、大当りとなった際に離席が困難となるという課題を解決することが出来る。
このような弾球遊技機では、当否抽選の結果が大当りであれば、ゲート通過に基づいて大当り遊技が開始するが、小当りであれば、小当り遊技による大入賞口の開放後に、元の状態に復帰する。
しかし、当該弾球遊技機は、上述したようにゲート通過後の展開によって当否判定の結果を報知することになる。すなわち、ゲート通過で大当り遊技が開始されなければ、小当りであったことが確定することになり、遊技者は一瞬で興醒めしてしまう。
また、大当り開始抽選にて非当選となった場合、第1役連作動口への入球で大当り遊技が即時開始せず、第2役連作動口への入球によって、唐突に大当り遊技が開始されるようになるので、一旦は落胆した遊技者に対して、驚きと喜びの混在した、従来に無いインパクトのある興趣を提供することができる。
このように構成することにより、遊技者は、第1役連作動口及び第2役連作動口へ遊技球を入球させることで、役物連続作動装置を作動させるだけでなく、獲得利得に大きく影響を及ぼす大当り遊技のラウンド数を決定することになり、遊技の興趣を高めることができる。
また、第2特別図柄が大当り図柄にて停止表示したことによる大当りの場合には、大当り開始抽選にて非当選となることが無いので、有利な普通電動役物の開放延長状態中に、右打ちから左打ちに切換える必要が無く、発射強度を変更する煩わしさを遊技者に与えない。また、開放延長状態が開始されると該状態が終了するまで右打ちを維持できるため、遊技者は開放延長状態を落ち着いて楽しむことができる。
すなわち、開放延長状態中に作動する普通電動役物で成る第2始動口と同様に、大入賞口も、右遊技領域に設けられているので、大当り遊技を介して開放延長状態が継続する間は、大当り遊技中と開放延長状態中の何れの状態であっても、遊技者は右打ちを行うことになる。よって、開放延長状態が終了するまで、遊技者は右打ちのままでハンドルを戻す必要がなく、煩わしさを感じることなく遊技を楽しむことができる。
また、役連作動口選択手段により第2役連作動口が選択された場合、第1役連作動口への入球で大当り遊技が即時開始せず、第2役連作動口への入球によって、唐突に大当り遊技が開始されるようになるので、一旦は落胆した遊技者に対して、驚きと喜びの混在した、従来に無いインパクトのある興趣を提供することができる。
また、第2特別図柄が大当り図柄にて停止表示したことによる大当りの場合には、役連作動口選択手段にて第2役連作動口が選択されないので、有利な普通電動役物の開放延長状態中に、右打ちから左打ちに切換える必要が無く、発射強度を変更する煩わしさを遊技者に与えない。また、開放延長状態が開始されると該状態が終了するまで右打ちを維持できるため、遊技者は開放延長状態を落ち着いて楽しむことができる。
このようにすることで、特別な演出表示状態となることにより遊技者は本発明の特別な演出への進展を予期し、遊技の興趣を向上することができる。
なお、以下の各図面を参照した説明において、方向、向き、及び位置関係等を示す場合には、遊技機設置島に設置されて且つ遊技者に対向して位置するパチンコ機(弾球遊技機)を基準として、向かって右方向を、右、右側、右側方、右側方向、右方向等として説明する。
また、向かって左方向を、左、左側、左側方、左側方向、左方向等として説明する。
また、パチンコ機を基準として、天井方向を、上、上側、上方、上方向等として説明する。
また、パチンコ機を基準として、床向を、下、下側、下方、下方向等として説明する。
また、パチンコ機を基準として、遊技者(手前)側の方向を、前、前側、前方、前方向、手前、手前側、手前側方向、表、表側、表方、表方向等として説明する。
さらに、パチンコ機を基準として、遊技機設置島の内部側の方向を、後、後側、後方、後方向、奥、奥側、奥方、奥方向、裏、裏側、裏方、裏方向等として説明する。
このように、以下の図面説明では、個々に視点及び視座が変化しても、該規定した方向に関する用語に基づいて説明を行うものとする。なお、部位の説明等において、上記記載の用語に、「部」や「面」等の用語を複合して記載した場合でも、方向に関しては、無論、上記規定に遵うものである。
[第一実施形態]
なお、遊技領域3は、向かって左側方に形成されて左打ち(弱目打ち)した場合に遊技球が流下可能な左遊技領域と、向かって右側方に形成されて右打ち(強目打ち)した場合に遊技球が流下可能な右遊技領域と、で構成されており、遊技者は遊技状況の展開に伴い、発射強度を変化させて左右に打ち分け可能な構成となっている。
なお、本実施形態において、第1始動口11は第2役連作動口としての機能を併せ持ち、また、ゲート17は第1役連作動口としての機能を併せ持っている。
例えば、本実施形態の主制御装置80は、第1役連作動口としてのゲート17、また、第2役連作動口としての第1始動口11への入球が発生したとき、上記各検出スイッチの検出信号を、第1役連作動口検出コマンドまたは第2役連作動口検出コマンドとして、サブ統合制御装置83に出力するように構成されている。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルを触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面6aに表示させる。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「99」の100個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12でそれぞれ4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11又は第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
各出力処理(S60)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
なお、本実施形態では、後述する「待機状態制御処理」の実行中に、第2役連作動口としての第1始動口11への入球が発生した場合には、上述した第2役連作動口検出コマンドを、サブ統合制御装置83に出力するように構成されている。
図示しないが、大当たり図柄は10種類あり、図柄1〜図柄6が確変図柄、図柄7〜図柄10が通常図柄となっている。また、図柄4〜図柄6が2ラウンド大当りとなる図柄で、その他の図柄は15ラウンド大当りとなる。なお、各大当たり図柄が表示される確率は、第1特別図柄については、大当たり図柄決定用乱数に対して均等に発生するように設定されている。一方、第2特別図柄については、図柄1〜3の各図柄は図柄7〜10の各図柄の2倍の確率で発生するように設定されている。また、図柄4〜6については発生しないように設定されている。これにより第1特別図柄による抽選では、7/10の確率で15ラウンド大当たりとなり、第2特別図柄による抽選では、100%の確率で15ラウンド大当たりとなる。つまり、第2特別図柄による大当たりの方が多くの賞球を期待することができ、遊技者にとって有利な大当たりとなっている。なお、確率変動状態に移行する確率は、第1特別図柄、第2特別図柄とも6/10となっている。
上述したように、本実施形態の主制御装置80は、大当り遊技状態が終了した後に、普通電動役物で成る第2始動口12の開放時間を延長することで、遊技者にとって有利な開放延長状態(電チューサポート状態、又は電サポ状態とも呼称する)に移行するように制御する普電開放延長制御手段を備えるものである。
具体的には、例えば、特別図柄が図柄1〜3で当たる場合、特別図柄が図柄4〜6で当たる場合、特別図柄が図柄7〜10で当たる場合、及び、小当りとなる場合は何れも、本実施形態のサブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されたコマンドに基づいて、図示しない疑似共用当り図柄表示処理を実行することで、疑似共用当り図柄としての「999」を、演出図柄表示装置6に停止表示(確定表示)するよう構成されている。
これにより、遊技者は、確率変動機能が作動したのか否か、が分かりにくくなる。また、本発明の効果として、そもそも大当りであるか小当りであるか、が判別不能となる。
このような構成及び作用に加えて、本実施形態では、後述する本発明の要部としての「待機状態制御処理」等の制御構成を備えることで、この作用によっても、大当りと小当りの何れが発生したかを判別不能とするようになっている。
このように、本実施形態の主制御装置80は、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に起因して、大当りとするか否かの当否判定処理を行う。そして、該判定の結果として、第1始動口11への入球に起因した場合には第1特別図柄(第1特図とも呼称する)を、または、第2始動口12への入球に起因した場合には第2特別図柄(第2特図とも呼称する)を、所定の変動時間だけ変動表示を行う。さらに、該変動表示を行った後に、所定の図柄表示態様(所定の組合せ)にて停止表示することによって、前記当否判定の判定結果を示すものである。
S395では、「大当り開始待機演出処理」を実行して、本処理を終了する。
「大当り開始待機演出処理」では、大当り図柄が停止表示(確定表示)されて停止したままの状態から、当該変動の結果が小当りなのか大当りなのかを判別不能な第1隠蔽演出および第2隠蔽演出を行うために、サブ統合制御装置83に向けて「大当り開始待機演出コマンド」を送信する。
S415では、時短フラグが1か否かを判定し、1であれば(S415:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S420)。時短回数が0であれば(S420:yes)、S425にて時短フラグを0にしてS430に進む。時短フラグが1でないとき(S415:no)又は時短回数が0ではないとき(S420:no)はそのままS430に移行する。
なお、本実施形態では、小当りのオープニング時間(開始インターバル時間)を一般的な時間よりも長く、例えば10秒に設定している。
これにより、後述する「待機状態制御処理」にて、実際には大当りであるところを、大当りであるか小当りであるか判然としない状態とすることが容易となる。つまり、小当りの開始インターバル時間を長くすることで、大入賞口14が開放し小当り遊技が終了してしまう時期を従来の設定よりも遅くし、ひいては、大当りか否か判然としない第1隠蔽演出や第2隠蔽演出を実行するための時間を確保することができる。
S510の「待機状態制御処理」は、条件装置が作動しているが役物連続作動装置は未作動のときに実行される、本発明の要部となるモジュールであり、詳細な説明は、後述するものとする。
本処理が起動すると、S700にて特別電動役物が作動中であるか判断し、作動中であれば(S700:yes)、大入賞口14が開放中か判断する(S705)。否定判断の場合(S705:no)は、小当り遊技間のインターバル中であるか判断する(S710)。小当り遊技間のインターバルではなく(S710:no)、小当り遊技の終了演出中でもない場合は(S715:no)、小当り遊技の開始演出に要する時間が経過するのを待ち(S720:yes)、大入賞口14を開放させ(S725)、本処理を終了する。なお、特別電動役物が作動していないか(S700:no)、または小当り開始演出に要する時間(例えば、本実施形態では10秒)が経過していないと判定された場合(S720:no)には、そのまま本処理を終了する。
大入賞口14に10個入賞した場合(S750:yes)にはS760に直行し、また大入賞口14の開放時間が終了していない場合(S755:no)は小当り遊技処理を終了する。
このように、主制御装置80は、上述した「小当り遊技処理」により、所定の小当り図柄にて停止表示したことに基づいて、小当り遊技を開始して実行する。
図16を参照して、上述した「待機状態制御処理1」について説明する。「待機状態制御処理1」は、特別遊技処理の1モジュールであって、条件装置が作動中で且つ、役物連続作動装置が未作動中であるとき、主制御装置80により実行される処理である。
なお、本実施形態では、条件装置が作動していても役物連続作動装置が未作動では、大当り遊技による連続した大入賞口14の開放作動が開始されない。よって遊技者は、左打ちから右打ちに変更して、右遊技領域に配設された第1役連作動口としてのゲート17への入球を狙う、という遊技性となっている。
また、上述したように本実施形態では、第1始動口11は第2役連作動口としての機能を併せ持ち、また、ゲート17は第1役連作動口としての機能を併せ持つよう構成されており、以下の説明にて第1役連作動口はゲート17に相当し、第2役連作動口は第1始動口11に相当するものである。
主制御装置80は、S815において第1役連作動口に遊技球が入球したか否かを判定し(S815)、入球していない場合(S815:no)、本処理を終了する。入球したと判定された場合(S815:yes)、大当り開始抽選処理を実行する(S820)。
すなわち、主制御装置80は、大当り図柄が停止表示されることで移行した大当り開始待機状態中に、第1役連作動口への入球発生を契機として、大当り開始抽選処理を実行する。
主制御装置80は、S820に続いて、当該大当りが、第2始動口12への入球に起因して変動する第2特図(第2特別図柄とも呼称する)によるものか否かを判定し(S825)、第2特図による場合(S825:yes)、S835に移行し、第2特図によらないすなわち第1特図による場合(S825:no)、続いて大当り開始抽選に当選したか否かを判定し(S830)、当選である場合(S830:yes)、S835に移行する。
主制御装置80は、S835において、役物連続作動装置の作動開始処理を行い(S835)、次いで大当り開始演出処理を実行して(S840)、本処理を終了する。
なお、大当り開始演出処理では、大当り遊技を開始するコマンド及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。
こうすることで、右打ち遊技にて第2始動口12への入賞に起因した大当りが発生したときは、大当り開始抽選の結果が常に当選となり、第2役連作動口への入球を待たずに役物連続作動装置が作動開始するため、遊技者に無駄な発射位置の変更をさせることがなく、遊技者が不快感を抱くことを防止することができる。
また、本実施形態では、第2特図による大当たりの場合、「第1隠蔽演出」を実行し、第1役連作動口への入球及び大当り開始抽選は行うが、抽選結果に関係なく、「第2隠蔽演出」を行うことはない。
「隠蔽演出実行フラグ」は、1が設定されていることで、本実施形態の「第2隠蔽演出」の実行中であることを示すフラグである。
なお、「第1隠蔽演出」は上述した疑似共用当り図柄(例えば、「999」)が停止表示した後、第1役連作動口への入球が発生するまでの期間において大当りであるか小当りであるかを判別不能とする演出である。また、「第2隠蔽演出」は第1役連作動口への入球が発生した後、第2役連作動口への入球が発生するまでの期間において大当りであるか小当りであるかを判別不能とする演出である。
このように本実施形態の主制御装置80は、S830乃至S860の処理によって、大当り開始時期を第1役連作動口への入球時なのか、又は第2役連作動口への入球時なのかを選択するようにしている。すなわち、大当り開始抽選で当選した場合には(S830:yes)、即時、役物連続作動装置作動開始処理(S835)及び大当り開始演出処理(S840)を実行するが、大当り開始抽選で当選しなかった場合には(S830:no)、第2役連作動口への入球が発生した時点まで待ってから、S835及びS840を実行するように構成される。
以上が、本実施形態の「待機状態制御処理1」である。
次に、主制御装置80から送信されるコマンドに基づいて、サブ統合制御装置83が実行する「当り種別隠蔽演出処理1」について、図17を参照して説明する。「当り種別隠蔽演出処理1」は、大当りであるか小当りであるかを、つまり当りの種別を判別不能に隠蔽して演出する処理である。
サブ統合制御装置83は、「当り種別隠蔽演出処理1」を実行開始すると、先ずS910で第1隠蔽演出を実行中であるか否かを判断し(S910)、否定判定の場合(S910:no)、S915で第2隠蔽演出を実行中であるか否かを判断し(S915)、否定判定の場合(S915:no)、S920で疑似通常演出を実行中であるか否かを判断し(S920)、否定判定の場合(S920:no)、S925にて大当り開始待機コマンドを受信したか否かを判断し(S925)、否定判定の場合(S925:no)、本処理を終了する。
なお、サブ統合制御装置83は、S910にて肯定判定である場合(S910:yes)、後述するS940に移行し、S915にて肯定判定である場合(S915:yes)、後述するS950に移行し、S920にて肯定判定である場合(S920:yes)、後述するS965に移行する。
すなわち、サブ統合制御装置83は、S935の第1隠蔽演出実行処理によって、第1隠蔽演出を実行する。第1隠蔽演出は、小当り図柄が停止表示後且つ第1役連作動口に入球するまでの演出と判別することが不能な演出であって、大当り開始待機状態中に第1役連作動口に入球するまでにおいて実行される演出である。
なお、大当り開始待機演出コマンドは、上述した当否判定処理(図10)の大当り開始待機演出処理(S395)にて主制御装置80から送信されるコマンドである。
また、本実施形態では、小当り遊技の開始インターバルに係る予め定められた所要時間(例えば、10秒)を計測するための計測カウンタを備えており、S930は該カウンタのカウントアップを開始する処理である。そして、カウント値が前記所要時間に相当する数値となることで、計測を実現している。なお、S930を含む当該「当り種別隠ぺい演出処理1」は、大当りの際に実行する処理であって、遊技者に大当りか小当りかを判別不能とするために、小当りであった場合と同様の演出処理を行う。計測カウンタは、そのために、仮に小当りが発生していれば実行される小当り遊技の開始インターバルを正確に計測して、大当りが発生していることを遊技者に隠蔽するための手段である。
隠蔽演出実行コマンドは、「待機状態制御処理1」(図16)の隠蔽演出実行処理(S850)にて、主制御装置80より送信されるコマンドである。すなわち、該コマンドを受信したということは、大当り開始抽選に非当選となり、役物連続作動装置の作動開始を第2役連作動口の入球まで待機する状態となったことを意味している。
S950では、小当り遊技の開始インターバルに係る予め定められた所要時間(例えば、10秒)に到達したか、すなわち上記計測カウンタのカウント値が前記所要時間に相当する数値となったか否かを判定する。
S960では、実際には役物連続作動装置の作動前の状態であるところ、あたかも小当り遊技が終了して通常遊技が再開されたかと遊技者に錯誤させるための、疑似的な通常演出を実行開始する処理を行う。
「大当り開始演出コマンド」は、上述した「待機状態制御処理1」(図16)のS840にて、役物連続作動装置の作動が開始された際に、主制御装置80から送信されるコマンドである。
サブ統合制御装置83は、S965において肯定判定の場合は(S965:yes)、S970にて大当り開始演出を実行開始する処理を行い、否定判定の場合(S965:no)、本処理を終了する。
大当り開始演出は、大当りか小当りかを隠蔽した状態から、大当りであることを明らかに報知しラウンド遊技が開始することを報知する演出である。
なお、小当り遊技時間が経過する前に、第2役連作動口に入球した場合には、S950の否定判定(S950:no)に続いて、S965で肯定判定(S965:yes)となる。つまり、小当り遊技時間の終了前に第2役連作動口へ入球したとき、主制御装置80が実行する「待機状態制御処理1」(図16)のS855にて肯定判定となり、続くS840にて大当り開始演出コマンドが主制御装置80から送信されることになる。該大当り開始演出コマンドを受信したか否かをS965は判定する。
このように本実施形態では、小当り遊技時間中に第2役連作動口への入球が発生したか否かを、S950及びS965の判定処理により判定する。
すなわち、本実施形態では、大当り開始抽選にて当選した場合には、そのまま大当り遊技が開始されることになるため、遊技者は第2役連作動口へ入球させる必要がない構成となっている。
図20(a)は、主制御装置80から送信されるコマンドに基づいて、サブ統合制御装置83が、特別図柄の当否判定にてハズレとなる変動表示の演出表示を実行した際、演出図柄表示装置6の画面6aに表示される表示態様の1例を示している。
画面6aには、特別図柄に対応して左中右の3個の数字で構成される装飾図柄(疑似図柄、飾り図柄とも呼称)91が縦スクロールにて変動表示中である状態が示されている。また、本実施形態の画面6aの左下部には、第1特別図柄の第1保留記憶に対応した疑似第1保留記憶表示を表示するための疑似保留記憶表示領域93が表示され、該領域内には、前記疑似第1保留記憶表示を表示する、3個の疑似保留記憶表示94乃至96が表示されている。サブ統合制御装置83は、図示しない疑似保留表示処理によって、上述した疑似保留記憶表示領域93及び疑似保留記憶表示94乃至96を表示する。
なお、上述したように本実施形態のサブ統合制御装置83は、通常状態において、第1保留記憶に対応した疑似第1保留記憶表示のみを表示し、第2保留記憶が記憶されていても該第2保留記憶に対応した表示を行わない構成となっている。また、図示しないが、開放延長状態中には逆に、疑似第1保留記憶表示の表示を行わずに、第2保留記憶に対応した疑似第2保留記憶表示のみを表示する構成となっている。
そのような構成とする場合、疑似第1保留記憶表示及び疑似第2保留記憶表示を判別可能に表示するようにしても良い。また、図示疑似保留記憶表示領域93は、4個の疑似保留記憶表示を表示可能な領域として設定しているが、疑似第1保留記憶表示及び疑似第2保留記憶表示を最大8個表示可能な設定としても良いし、状態に応じて領域の大きさを変化させるように構成しても良い。
さらに、画面6aには、遊技者への報知を容易とするために、また、遊技者が容易に現在の状態を認識可能とするために、キャラクタ92も併せて表示されている。なお、当該表示態様は、キャラクタ92の表情も含めて、通常遊技中における通常演出の表示態様である。
次いで、疑似保留記憶表示94に対応した保留記憶に基づく変動表示が開始されると、疑似保留記憶表示94が消去され、装飾図柄91が変動表示を開始する。なお、疑似保留記憶表示94に対応した当該変動は、当否判定にて大当りとなることが決定した変動表示であって、「当り種別隠蔽演出処理1」を実行した場合の表示態様である。そして、以下の図21(b)までの表示態様は、当否判定にて小当りと判定された場合の表示と同様の態様となるように構成されている。これにより、遊技者には大当りか小当りかを判別不能とすることができる。換言すれば、当該演出態様は、小当り時に実行される演出態様と同系統の演出態様で構成されている。
変動表示が進み、図20(e)に示すように、装飾図柄91の左図柄が「9」、右図柄が「9」であるスーパーリーチとなると、キャラクタ92のコメントとして「スーパーリーチ」と表示され、更に稲光が走る演出表示が行われる。この際、サブ統合制御装置83は、疑似保留記憶表示領域93及び疑似保留記憶表示95と96の表示を消去する。これにより、大当りか小当りかに進展するかもしれない現時点における、保留記憶数を確認するための手段を、遊技者に提供しないようにする。唐突に当該スーパーリーチが発生し且つ同時に疑似保留記憶表示領域93及び疑似保留記憶表示95と96の表示を消去されることで、遊技者は現時点の保留記憶数を確認する手立てを失うことになる。
このように、サブ統合制御装置83は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示中において、疑似保留記憶表示95と96の表示、及び疑似保留記憶表示領域93の表示を、行わないように制御するように構成されている。
このように、サブ統合制御装置83は、疑似通常演出中において、疑似保留記憶表示領域93を表示しても、疑似保留記憶表示95と96の表示は行わないように制御するように構成されている。
これにより、装飾図柄91としての「999」が停止表示された状態のままで変動表示が開始されないことに不審を抱くことを防止する。すなわち、仮に疑似保留記憶表示95と96を表示していた場合、小当り遊技の開始インターバル時間に相当する時間に到達し小当り遊技が終了した状態で、保留記憶があるにもかかわらず、次の疑似保留記憶表示95に基づく変動表示が開始されなければ、何らかの事実と異なる表示が行われている、つまり大当りであるのに小当りと疑似の演出を行っている、と遊技者に気付かれてしまう。したがって、このように構成することで、大当りか小当りかを遊技者に一層判別不能とすることができる。
これにより、遊技者が何らかの事情により、例えば遊技球の発射ができないまま、第1役連作動口へ入球させることなく、小当り遊技時間が経過してしまったような場合、本発明の興趣を維持しつつ、遊技者に不信感を抱かせたり、ホールとのトラブルに発展したりすることを防止できる。詳述すれば、本実施形態では先ず第1役連作動口へ入球させないと、大当り開始抽選処理(S820)が実行されないため、大当りが開始(第1役連作動口または第2役連作動口への入球を契機とする)しないし、そればかりか、そのまま左打ちで第1始動口11に入れ続けても、条件装置が作動し且つ役物連続作動装置が未作動の状態が維持されてしまうため、変動表示すら行われることがないので、遊技者は不信感を抱き、ホールとの間でトラブルにもなりかねない。この点、上述したように、大当りである旨を即時報知し、更に、第1役連作動口への入球を促進する報知を行うことで、本発明の効果を奏しつつ、上記トラブルを回避することができる。
このような表示演出によって、遊技者は、第1役連作動口へ入球させたものの、大当りが開始せず小当りであったのかと落胆し、次の変動に向けて気持ちを新たにして、左打ちを再開し、第1始動口11(第2役連作動口)に入賞させた時点で、唐突に大当りであった事実を報知され、驚きと共に大きな喜びを味わうことができる。
また、一度当該体験を経た遊技者は、実際には小当りであっても、第2役連作動口への入球までは期待を維持出来、興趣の向上を図ることができる。
[第一実施形態の変形例]
また、以下の図面を参照した説明においても、相違点以外の第一実施形態と同じ構成については、同じ符号を付与し適宜説明を割愛して、第一実施形態での説明を援用する場合がある。
本変形例の主制御装置80が実行する「待機状態制御処理2」では、先ず、大当りと判定された当該変動が、第2始動口12への入球に起因した第2特図に因るか否かの判断を行い(S800)、肯定判定であれば(S800:yes)、直接、S835に移行し、否定判定であれば(S800:no)、S810に移行する。
さらに、本変形例のサブ統合制御装置83が実行する「当り種別隠蔽演出処理2」では、S910、S915、およびS920で何れも否定判定であった場合に実行するS922において、大当り開始演出コマンドを受信したか否かの判断を行い(S922)、肯定判定であれば(S922:yes)、S925乃至S965の処理を行わずに直接、S970の大当り開始演出実行処理を行い、否定判定であれば(S922:no)、S925に移行する。
このように構成することで、大当り遊技後の時短状態において右打ちにより遊技を行う際、第2始動口12への入球に基づく大当りが発生した場合には、大当りか小当りかの隠蔽演出を行うことなく即、大当りであることを大当り開始演出を行うことで報知し、遊技者に無駄な発射位置の変更をさせることなく、また迅速に大当りのラウンド遊技への移行を促すことが可能となる。
なお、上述したような構成とした場合、図20および図21に示したような、つまり大当りか小当りかを判別不能とするような態様の演出を実行するのではなく、明確に大当りであることが認識可能な態様の演出を実行するようにして、大当りを報知することが望ましい。このようにすることで、第1特図の大当り図柄の種別によっては(特定の大当り図柄であれば)、大当りか小当りかを隠蔽して遊技者を惑わせることなく、即時、最初から大当りであることを知らしめるので、遊技者に対して無駄なストレスを与えることが無い。
[第二実施形態]
また、以下の図面を参照した説明においても、相違点以外の第一実施形態と同じ構成については、同じ符号を付与し適宜説明を割愛して、第一実施形態での説明を援用する場合がある。
先ず本実施形態の当否判定処理の相違点について、図22を参照して説明する。
図22に示すように、主制御装置80は、大当り図柄が停止表示(確定表示)されて、確定表示時間が終了し(S350:yes)、条件装置作動開始処理(S385)を行うと、S387において、当該大当たりが第2特図に起因した大当りか否かの判断を行い(S387)、肯定判定であれば(S387:yes)、S391に移行し、否定判定すなわち第1特図に起因した大当りであれば(S387:no)、S388に移行する。
主制御装置80は、S391において、役連作動口フラグに1を設定し、S393において、役連作動口フラグに2を設定する。
役連作動口フラグは、1が設定されていることで、第1役連作動口が役物連続作動装置の作動開始の契機となる役連作動口に選択されていることを示し、2が設定されていることで、第2役連作動口が役物連続作動装置の作動開始の契機となる役連作動口に選択されていることを示すフラグである。
このように本実施形態の主制御装置80は、S388、S389、S391およびS393にて、停止表示された大当り図柄の種別に基づいて、役物連続作動装置の作動開始の契機となる役連作動口として、第1役連作動口又は第2役連作動口を選択するよう構成されている。
主制御装置80は、S391またはS393の処理後に実行するS395において、「大当り開始待機演出処理」を実行して、本処理を終了する。
「大当り開始待機演出処理」では、大当り図柄が停止表示(確定表示)されて停止したままの状態から、当該変動の結果が小当りなのか大当りなのかを判別不能な第1隠蔽演出および第2隠蔽演出を行うために、サブ統合制御装置83に向けて「大当り開始待機演出コマンド」を送信する。換言すれば、大当り図柄にて停止表示すると、大当り開始待機状態に移行するようになっている。
本実施形態の「待機状態制御処理3」で、主制御装置80は、先ずS1800において、役連作動口フラグに1が設定されているか否かを判定し(S1800)、肯定判定であれば(S1800:yes)、S1805に移行し、否定判定であれば(S1800:no)、S1825に移行する。
役連作動口フラグに1が設定されていると判定されると、S1805にて、第1役連作動口に入球したか否かを判定し(S1805)、肯定判定であれば(S1805:yes)、S1810に移行し、否定判定であれば(S1805:no)、本処理を終了する。
主制御装置80は、S1830にて、「隠蔽演出実行フラグ」に0が設定されているか否かを判定し(S1830)、肯定判定すなわち0が設定されている場合(S1830:yes)、S1835に処理を移行し、否定判定すなわち1が設定されている場合(S1830:no)、S1850に処理を移行する。
主制御装置80は、S1835にて、第1役連作動口に遊技球が入球したか否かを判定し(S1835)、肯定判定すなわち入球した場合(S1835:yes)、S1840に処理を移行し、否定判定すなわち入球しなかった場合(S1835:no)、SS1850に処理を移行する。
主制御装置80は、役連作動口フラグに2が設定されている状態で、第1役連作動口に入球した場合、S1840にて、「隠蔽演出実行フラグ」に1を設定し(S1840)、S1845にて隠蔽演出実行処理を行って隠蔽演出実行コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、S1850に処理を移行する。
「隠蔽演出実行フラグ」は、1が設定されていることで、本実施形態の「第2隠蔽演出」の実行中であることを示すフラグである。
主制御装置80は、S1855にて、「隠蔽演出実行フラグ」が1か否かを判定し(S1855)、肯定判定の場合(S1855:yes)、S1860に処理を移行し、否定判定の場合(S1855:no)、S1810に処理を移行する。
主制御装置80は、S1860にて、「隠蔽演出実行フラグ」に0を設定して、S1810に処理を移行する。
なお、大当り開始演出処理では、大当り遊技を開始するコマンド及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。
このように構成することによって、大当り図柄の種別に基づき、役物連続作動装置の作動開始の契機となる役連作動口を、第1役連作動口と第2役連作動口の内から選択することができる。
なお、本実施形態では、第2役連作動口の選択率の方が、第一役連作動口よりも高く設定されている。すなわち、複数種類の大当り図柄の内、過半数の種別が第2役連作動口に対応するように構成されている。
これにより、遊技者が第2役連作動口を先ず狙って、すなわち右打ちすることを自然と促進することができる。
これにより、遊技者が何らかの事情により、例えば遊技球の発射ができないまま、第1役連作動口へ入球させることなく、小当り遊技時間が経過してしまったような場合、本発明の興趣を維持しつつ、遊技者に不信感を抱かせたり、ホールとのトラブルに発展したりすることを防止できる。詳述すれば、本実施形態では、S391にて役連作動口フラグに1が設定されると、第1役連作動口へ入球させない限り、大当りが開始しないし、そればかりか、そのまま左打ちで第1始動口11に入れ続けても、条件装置が作動し且つ役物連続作動装置が未作動の状態が維持されてしまうため、変動表示すら行われることがないので、遊技者は不信感を抱き、ホールとの間でトラブルにもなりかねない。この点、上述したように、大当りである旨を即時報知し、更に、第1役連作動口への入球を促進する報知を行うことで、本発明の効果を奏しつつ、上記トラブルを回避することができる。
これにより、大当り図柄の種別によって、隠蔽演出を実行して興趣を持続させたり、或いは、即時大当りであることを知らしめて早く遊技者を歓喜させたり、とバリエーション豊かになり、興趣の向上を図ることができる。
[他の変形例]
なお、この変形例では、遊技球を遊技者に払い出す構成の場合は、上皿に遊技球検知スイッチを具備して、検出を行うように構成しても良い。また、封入式遊技機の場合には、持ち球数データを参照するようにしても良い。
このように構成することにより、持ち球数が残り少ない遊技者には、大当りであるにもかかわらず、小当りであると錯誤して大きな利得を獲得し損なうことのないように即時、事実を報知することができる。
例えば、第二実施形態では、第2役連作動口を備えた左遊技領域を狙って左打ちすることを促す旨の「左打ち促進報知演出」を実行する構成としても良い。
これにより、遊技者が第2役連作動口を先ず狙って左打ちすることを促進することができる。
これにより、保留記憶が所定数以上有る場合に、あたかも保留記憶がないように遊技者を錯誤させて、始動口へ入球させる構成は、遊技者の不信感を煽ることになる。この点、所定数以上であるなら大当りを報知することで、無駄に所定数以上に始動口への入球をさせることなく、遊技者に悪い感情を抱かせることを防止できる。
また、大当りなどの図柄変動は基本的に長時間を要するため、保留記憶が充分な個数だけ記憶されていない場合であっても、遊技者は発射を停止しがちとなる。しかし、保留記憶がある程度記憶されていることを条件に疑似共用当り図柄が表示されていても大当りであることを報知されるので、遊技者は可能な限り保留記憶を多く記憶させようとして、稼働率が向上する。
このように構成することで、同時に2つの機能を果たすことによる制御上のトラブル発生の危険性を低減することができる。
このようにすることで、弾球遊技機を構成する部品の点数を減少させることができ、コストダウンを図ることができる。また、遊技領域を余裕をもって有効に利用することができる。
このようにすることで、弾球遊技機を構成する部品の点数を減少させることができ、コストダウンを図ることができる。また、遊技領域を余裕をもって有効に利用することができる。
これにより、1つの構成が複数の機能を併せ持つことによる制御上のトラブルを回避すると共に、遊技者に対して個々の構成の担う機能を明確に認識させることができる。
これにより、大当りとなった場合に実行される隠蔽演出を、より小当り時と判別し難くすることができる。
これにより、普通電動役物でなる第2始動口12の開放延長状態中には、小当りなのか大当りなのか判別不能な状態を発生させなくすることで、遊技者にストレスを与えることなく、遊技を楽しませることができる。
すなわち、本実施形態は、通常時と時短時で、左又は右遊技領域に打ち分け可能な構成となっているが、通常時の普通電動役物に上記普電ロング開放を備える場合には、上記第2のゲートを左遊技領域に備える必要がある。
このように、入賞率が一般的に第1始動口11よりも高く設定される第2のゲートを、第2役連作動口と兼用することで、第1始動口11を第2役連作動口と兼用した場合と比較して、第2役連作動口になかなか入球せずに大当りが発生し難いという状態を防止することができる。
これにより、演出がより多彩となり、興趣が向上する。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
12 第2始動口
14 大入賞口
17 ゲート
50 パチンコ機
80 主制御装置
83 サブ統合制御装置
Claims (6)
- 打ち分け可能な右遊技領域と左遊技領域を具備してなる遊技領域と、
前記左遊技領域に設けられた第2役連作動口と、
前記左遊技領域に設けられると共に常時入賞可能な第1始動口と、
前記右遊技領域に設けられた大入賞口、第1役連作動口及び普通電動役物で成る第2始動口と、
前記第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて大当りとするか否かの当否判定を実行し、第1始動口への入球による第1特別図柄又は第2始動口への入球による第2特別図柄を変動表示した後に所定の組合せにて停止表示することで前記当否判定の結果を示す主制御手段と、
前記主制御手段による第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示に対応した演出表示を演出表示装置により表示するサブ制御手段と、を備えた弾球遊技機であって、
前記主制御手段は、
前記所定の組合せとしての大当り図柄にて停止表示すると大当り開始待機状態に移行し、該大当り開始待機状態中に前記第1役連作動口への入球に起因して大当り開始抽選を実行する大当り開始抽選手段と、
前記大当り開始抽選にて当選の場合には即時、前記大当り開始待機状態を解除して大当り遊技を開始し、非当選の場合には前記第2役連作動口へ入球するのを待って前記大当り開始待機状態を解除して大当り遊技を開始する大当り開始時期選択手段と、
前記所定の組合せとしての小当り図柄にて停止表示すると小当り遊技を開始する小当り遊技開始手段と、を備え、
前記サブ制御手段は、
前記大当り図柄及び前記小当り図柄の何れが停止表示した場合にも前記演出表示装置に疑似共用当り図柄を停止表示する疑似共用当り図柄表示手段と、
前記大当り開始待機状態中且つ第1役連作動口に入球するまでの演出と、前記小当り図柄が停止表示後且つ第1役連作動口に入球するまでの演出とを、判別不能な演出にて実行する第1当り種別隠蔽演出実行手段と、
前記大当り開始抽選にて当選の場合には前記第1役連作動口への入球に基づいて大当り開始演出を実行する第1大当り開始演出実行手段と、
前記大当り開始抽選にて非当選の場合には小当り遊技時の演出と判別不能な演出を実行し、小当り遊技が終了する時期の到来後には通常状態時の演出と判別不能な疑似通常演出を実行する第2当り種別隠蔽演出実行手段と、
前記大当り開始抽選にて非当選の場合には前記第2役連作動口への入球に基づいて大当り開始演出を実行する第2大当り開始演出実行手段と、を更に備えたこと、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記主制御手段は、
前記大当り遊技終了後に、普通電動役物の開放時間が延長して有利な開放延長状態に移行する普電開放延長制御手段を備え、
前記第2特別図柄が大当り図柄にて停止表示したときには、
前記大当り開始抽選手段による大当り開始抽選の抽選結果を非当選としない、又は、第1役連作動口への入球の有無に拘わらず即時大当り遊技を開始すること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 打ち分け可能な右遊技領域と左遊技領域を具備してなる遊技領域と、
前記左遊技領域に設けられた第2役連作動口と、
前記左遊技領域に設けられると共に常時入賞可能な第1始動口と、
前記右遊技領域に設けられた大入賞口、第1役連作動口及び普通電動役物で成る第2始動口と、
前記第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて大当りとするか否かの当否判定を実行し、第1始動口への入球による第1特別図柄又は第2始動口への入球による第2特別図柄を変動表示した後に所定の組合せにて停止表示することで前記当否判定の結果を示す主制御手段と、
前記主制御手段による第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示に対応した演出表示を演出表示装置により表示するサブ制御手段と、を備えた弾球遊技機であって、
前記主制御手段は、
停止表示する前記所定の組合せとしての大当り図柄に基づいて前記第1役連作動口又は第2役連作動口の何れかを選択する役連作動口選択手段と、
前記所定の組合せとしての大当り図柄にて停止表示すると大当り開始待機状態に移行する待機状態移行手段と、
前記第1役連作動口が選択された場合には、大当り開始待機状態中に第1役連作動口への入球に基づいて即時、前記大当り開始待機状態を解除して大当り遊技を開始し、前記第2役連作動口が選択された場合には、前記第2役連作動口へ入球するのを待って前記大当り開始待機状態を解除して大当り遊技を開始する大当り開始手段と、
前記所定の組合せとしての小当り図柄にて停止表示すると小当り遊技を開始する小当り遊技開始手段と、を備え、
前記サブ制御手段は、
前記大当り図柄及び前記小当り図柄の何れが停止表示した場合にも前記演出表示装置に疑似共用当り図柄を停止表示する疑似共用当り図柄表示手段と、
前記大当り開始待機状態中且つ第1役連作動口に入球するまでの演出と、前記小当り図柄が停止表示後且つ第1役連作動口に入球するまでの演出とを、判別不能な演出にて実行する第1当り種別隠蔽演出実行手段と、
前記第1役連作動口が選択された場合には前記第1役連作動口への入球に基づいて大当り開始演出を実行する第1大当り開始演出実行手段と、
前記第2役連作動口が選択された場合には小当り遊技時の演出と判別不能な演出を実行し、小当り遊技が終了する時期の到来後には通常状態時の演出と判別不能な疑似通常演出を実行する第2当り種別隠蔽演出実行手段と、
前記第2役連作動口が選択された場合には前記第2役連作動口への入球に基づいて大当り開始演出を実行する第2大当り開始演出実行手段と、を更に備えたこと、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項3に記載の弾球遊技機において、
前記主制御手段は、
前記大当り遊技終了後に、普通電動役物の開放時間が延長して有利な開放延長状態に移行する普電開放延長制御手段を備え、
前記第2特別図柄が変動表示した後に大当り図柄にて停止表示したときは、前記役連作動口選択手段にて第2役連作動口が選択されないこと、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1乃至請求項4に記載の弾球遊技機において、
前記主制御手段は、
前記当否判定の結果を保留記憶として所定個数だけ記憶可能な保留記憶手段を備え、
前記サブ制御手段は、
前記保留記憶手段が記憶する保留記憶の個数を疑似保留記憶表示として前記演出表示装置の所定の領域に表示する疑似保留表示手段を備え、
該疑似保留表示手段は、
前記保留記憶手段に保留記憶が記憶されていても、
前記大当り図柄が停止表示される第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示中、及び前記第2当り種別隠蔽演出実行手段による前記疑似通常演出の実行中に、前記疑似保留記憶表示を表示しないこと、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1乃至請求項5に記載の弾球遊技機において、
持ち球数を検出する持ち球数検出手段と、
前記持ち球数が所定数以下か否かを判定する持ち球数判定手段とを更に備え、
サブ制御手段は、
前記大当り図柄が停止表示され、且つ前記持ち球数判定手段の判定結果として持ち球数が所定数以下であるとき、大当りである旨の大当り報知演出を実行すること、
を特徴とする弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015067608A JP6535852B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015067608A JP6535852B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 弾球遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016185294A true JP2016185294A (ja) | 2016-10-27 |
JP6535852B2 JP6535852B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=57202934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015067608A Active JP6535852B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6535852B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003159434A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-03 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2013244277A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2014036694A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Taiyo Elec Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2014117376A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Kyoraku Sangyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2014124212A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Heiwa Corp | 遊技機 |
-
2015
- 2015-03-27 JP JP2015067608A patent/JP6535852B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003159434A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-03 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2013244277A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2014036694A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Taiyo Elec Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2014117376A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Kyoraku Sangyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2014124212A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Heiwa Corp | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6535852B2 (ja) | 2019-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5337935B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6159925B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5604637B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6175607B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6019314B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009240529A (ja) | 遊技機 | |
JP6263700B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2015027439A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5552598B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2011177212A (ja) | 遊技機 | |
JP6586590B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2016036391A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2012196299A (ja) | 遊技機 | |
JP2019208733A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6364588B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017213195A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5467192B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6535852B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2018051018A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2017225729A (ja) | 遊技機 | |
JP6586567B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6298951B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6375495B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5838388B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6142221B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180312 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6535852 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |