JP5552598B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような遊技機は第2始動口への入賞に起因した大当りの方が特典価値を大きくし、第2図柄変動の図柄変動を優先的に表示するようにしているのが一般的である。
このような遊技機は通常時より確変時や時短時の開放延長機能作動時に遊技者がきわめて有利な状態に移行するような構成にすることで開放延長作動中における興趣の低下を抑制することが出来るという効果がある。
ここで確率変動中に第1始動口による保留記憶の中に通常時は当りではないが確率変動時には当りであるものが含まれていた場合に、遊技者はせっかく当りを引いているにも関わらず、遊技者は気づかないうちに第1始動口による保留記憶内にある当りを引くことなく確率変動状態を終了させてしまい大当りの権利を消滅させてしまうといった事態がしばし起きているという問題があった。
遊技領域に設けられた第1始動口と、
入賞が容易な開状態と入賞し難い閉状態に変化可能な第2始動口と、
前記第1始動口又は前記第2始動口に入賞することにより取得される当否判定時に用いられる当否判定用乱数と、
前記第1始動口への入賞により取得された前記当否判定用乱数を予め定められた所定数まで保留記憶する第1保留手段と、
前記第2始動口への入賞により取得された前記当否判定用乱数を予め定められた所定数まで保留記憶する第2保留手段と、
該第1保留手段又は該第2保留手段に記憶された前記当否判定用乱数の当否判定を実行する当否判定手段と、
該当否判定手段による当否判定の結果を演出表示する演出表示装置と、
該演出表示装置に当否判定の結果が当りである演出表示がされると移行する遊技者に有利な大当り遊技状態と、
該大当り遊技状態終了後に前記第2始動口の前記開状態である期間又は回数を変化させる開放延長手段と、
前記当否判定手段による当り判定の確率が高確率状態に移行する高確率状態移行手段を備えた遊技機において、
前記第1始動口への入賞に起因した当りより前記第2始動口への入賞を起因とした当りのほうが特典価値を高く設定し、且つ、前記当否判定手段は前記第1保留手段に記憶される前記当否判定用乱数の当否判定より前記第2保留手段に記憶される前記当否判定用乱数の当否判定を優先的に行う第2保留優先判定手段と、
前記第1始動口への入賞時に取得した前記当否判定用乱数の当否判定を入賞時に行う第2当否判定手段と、
前記高確率状態且つ前記開放延長手段が作動している場合は前記第2当否判定手段により当りである判定がされたものがあっても報知せず、
通常状態からの前記高確率状態に移行する前記大当り遊技状態中に前記第1保留手段に前記第2当否判定手段により当りであると判定されたものがあると報知する第1保留当り報知手段とを備えたことを特徴とした遊技機である。
前記第1保留当り報知手段は、前記第1保留手段が記憶する前記当否判定用乱数の中に前記第2当否判定手段により、前記大当り遊技状態終了後に高確率状態に移行する高確率当りと判定したものがあると、高確率状態に移行することを示唆させる高確率報知手段及び/又は高確率状態に移行しない通常当りと判定したものがあると通常状態に移行することを示唆させる通常報知手段とを備えたことを特徴とした請求項1記載の遊技機である。
前記第1保留当り報知手段は、前記第2当否判定手段により当りであると判定されたものが通常状態時でも当りになる場合は、通常状態時でも当りであることを報知することを特徴とした請求項1、2に記載の遊技機である。
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠51の下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63の左側には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、該演出ボタン67を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化する。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び7セグメントの第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10と4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には第1特別図柄保留記憶表示装置18と第2特別図柄保留記憶表示装置19が設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置され、その下方にはアウト穴15が設けられている。
また、複合入賞装置13の左側には第1左入賞口31と第2左入賞口32が、右側には第1右入賞口33と第2右入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
また、パチンコ機50の裏側には(図4も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83がサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31、第2左入賞口32に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33、第2左入賞口34に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33a等の検出信号が入力される。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留記憶表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出センサ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出センサ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ18、内枠開放スイッチ、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は遊技球等貸出装置接続端子24を介してプリペイドカードユニット56と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、遊技球等貸出装置接続端子24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための返却ボタン58、残高表示器59が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70、前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお本実施例では遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6aに表示させる。
図5に示すフローチャートは、主制御装置80のマイコンにより実行されるメイン処理を表したものであり、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S10〜S21までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS22の処理を「残余処理」と称する。
なお、大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1週(1巡)すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。
本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12それぞれ4個までとしており、第1保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11に入賞又は第2保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
肯定判断なら(S100:YES)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。
第1保留記憶が満杯でなければ(S105:NO)、上記の各乱数を第1保留記憶として記憶し、第1特別図柄保留記憶表示装置18の点灯数を1増加させ(S110)、第2当否判定処理として記憶された各乱数の判定を行う(S115)。そして第1保留記憶の個数の情報を第2当否判定の結果と一緒にサブ統合制御基板に送信するよう制御する(S120)。既に4個の第1保留記憶があれば(S105:YES)保留記憶せず、第1特別図柄保留記憶表示装置18の点灯数も増やさない。
なお、本実施例の主制御基板80は第2当否判定の結果をサブ統合制御装置83に送信すると第2当否判定の結果を消去する構成とする。
第1始動口に遊技球が入球していなければ(S100:NO)、第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S125)。肯定判断なら、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第2保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S130)。
第2保留記憶が満杯でなければ(S130:NO)、上記の各乱数を第2保留記憶として記憶し、第2特別図柄保留記憶表示装置19の点灯数を1増加させる(S135)。そして第2保留記憶の個数の情報をサブ統合制御基板に送信するよう制御する(S140)。既に4個の第2保留記憶があれば(S130:YES)、第2保留記憶せず、第2特別図柄保留記憶表示装置19の点灯数も増やさない。
S200の判定が否定判断で、特別図柄が変動中でなく(S205:NO)、確定図柄の表示中でもなければ(S210:NO)、第2保留記憶(上記、S135による保留記憶)があるか否かを判断する(S215)。
この保留記憶があれば(S215:NO)、図8に示すように第2保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その第2保留記憶は消去する)、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S305)。肯定判断であれば(S305:YES)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S310)。
否定判断であれば(S305:NO)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S315)。
本実施例の場合、上述したように通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
また、外れのときは(S320:NO)、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S335)。本実施例の場合、ハズレの場合の特別図柄の表示は「− −」の1種類しかないので、ハズレ図柄は決定しなくてもよい。
従って、サブ統合制御装置83は変動開始コマンドに基づけば大当り図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
この保留記憶があれば(S220:NO)、図9に示すように第1保留記憶の中で最も古いもの読み込んで(その第1保留記憶18は消去する)、確変フラグがセットされているか(高確率状態か)否かを判定する(S405)。肯定判断であれば(S405:YES)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S410)。
否定判断であれば(S405:NO)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S415)。
本実施例の場合、上述したように通常確率状態時には1/350の確率で当選し、高確率遊技状態には1/35の確率で当選する。
また、外れのときは(S420:NO)、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S435)。本実施例の場合、ハズレの場合の特別図柄の表示は「− −」の1種類しかないので、ハズレ図柄は決定しなくてもよい。
従って、サブ統合制御装置83は変動開始コマンドに基づけば大当り図柄又は外れ図柄(以下、まとめて確定図柄)、リーチの有無及び変動時間を判別できる。 変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出制御を行い、また演出図柄制御装置82に変動開始コマンドを送る。
肯定判断なら図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83に出力し、また変動していた特別図柄表示装置を制御して確定図柄を確定表示させる(S505)。 図柄停止コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、特別図柄の変動表示に呼応した音声及びランプの演出を終了させ、また演出図柄制御装置82に図柄停止コマンドを送る。
続いて、確変フラグがセットされているか否かを判定し(S525)、肯定判断なら確変フラグと時短フラグをクリアする(S530)。否定判断なら(S525:NO)、時短フラグがセットされているか(時間短縮状態か)否かを判定し(S535)、肯定判断なら時短フラグをクリアする(S540)。
このS565の処理では、時短フラグと開放延長フラグを終了させる。
そして、S515で特別図柄表示装置9に確定表示させS725で記憶した大当り図柄が確変図柄であれば(S770:YES)、確変フラグ=1、時短フラグ=1にセットし(S775)、否定の場合は(S770:NO)、時短カウンタの値を100にセットし、時短フラグ=1にセットする(S780)。なお、時短フラグがセットされる間は開放延長フラグも1にセットされる。S775、S780の処理の後は、サブ統合制御装置83に大当り終了コマンドを送信する(S785)。
主制御装置80は入賞によって記憶した各種乱数は確変テーブルにて大当りになる値か判定する(S800)。肯定判断であれば(S800:YES)記憶された各種乱数は確変当りか判定する(S805)。肯定判断であれば、第1保留当りフラグ=1にセットする(S810)。否定判断であれば(S805:NO)、第1保留当りフラグ=2にセットする(S815)。
なお、第1保留当りフラグは第1保留個数送信時にサブ統合制御装置83へ送信する。また本実施例では送信後は保留報知フラグをリセットするがS400で保留記憶を読み込むまで記憶する構成でも良い。
サブ統合制御装置83は第2保留個数の情報を受信したか判定する(S900)。肯定判断であれば(S900:YES)、第2保留数表示更新処理により第2保留数表示部101の保留数を更新する(S905)。否定判断であれば(S900:NO)、第1保留個数の情報を受信したか判定する(S910)。肯定判断であれば(S910:YES)、受信した保留個数の情報に第1保留当りフラグが含まれているか判定する(S915)。含まれていれば受信したフラグの値をセットし、その保留個数の順位を記憶し(S920)、S915がどちらの判定でも第1保留数表示部100の保留数を更新する(S925)。
そして、現在の遊技状態が確変状態か判定し(S930)、確変状態であれば(S930:YES)、未報知であるか確認し(S935)、未報知であれば(S935:YES)、第1保留結果報知処理により保留情報を液晶上に報知させるよう制御する(S940)。
なお、セットした第1保留当りフラグの値は第1保留当りフラグが含まれていた保留記憶を消去することによって消去する。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80からS785の処理により大当り終了コマンドを受信すると、大当り終了演出を開始するとともに、確変状態に移行する場合(S1000:YES)、第1保留記憶内にS920で記憶した第1保留当りフラグが立っているか判断する(S1005)。肯定判断であれば(S1005:YES)、確変時の演出画面移行時に第1保留当りフラグの値に基づいた報知を実行する(S1010)。
サブ統合制御装置83は、第1保留当りフラグが1であれば(S1100:YES)、第1保留に確率変動当りが含まれていることを報知するように演出図柄制御装置82にコマンドを送信し、(S1105)、第1保留当りフラグが1でなければ(S1100:NO)、第1保留に通常当りが含まれていることを報知するように演出図柄制御装置82にコマンドを送信する(S1110)。
(a)は確変中であり第1保留記憶に当りが含まれていない場合の表示例である。この場合当りは含まれていないため、保留記憶表示は通常のままで変化はない。
(b)は確変中であり第1保留記憶に確変当りが含まれている場合の表示例である。この場合は、確変当りに該当する保留記憶を第1保留数表示部100に輝いた表示をすることで遊技者に熱い保留記憶であることを示唆させ、遊技球の発射を停止させることで第1保留記憶を消化させることが出来る。
(c)は確変中であり第1保留記憶に通常当りが含まれている場合の表示例である。この場合は、通常当りに該当する保留記憶を第1保留数表示部100にぼろぼろの表示することで遊技者に寒い保留記憶であることを示唆させ、第2保留記憶が優先的に消化されるため第1保留記憶を消化させないようにすることが出来る。
なお、報知方法としては本実施例では演出図柄表示装置に表示される保留表示を用いて行ったが、これに限定させることはなく、背景やキャラクター等を用いて報知する構成でも良く、また音やランプ等の発光により報知する方法でも良く様々な方法を用いることが出来る。
また確変中限定の大当りか通常時も大当りになるかを示唆させるようなことも考えられる。
本実施例では先読みした結果をサブ統合制御装置83が記憶し、状態に応じて報知する構成にしたが、主制御装置80が管理し報知するタイミングでサブ統合制御装置83に送信する構成でも良い。
次に第2実施例について図18〜図20を用いて説明する。
第1実施例では確変状態時に第1保留記憶の当りを報知する構成にしたが、第2実施例では、通常状態時の確変図柄による当り表示時に第1保留記憶に確変当り又は通常当りが含まれていることを示唆する構成とする。これ以外は第1実施例と略同様の構成である。そのため第1実施例と同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
サブ統合制御装置83は第2保留個数の情報を受信したか判定する(S1200)。肯定判断であれば(S1200:YES)、第2保留数表示更新処理により第2保留数表示部101の保留数を更新する(S1205)。否定判断であれば(S1200:NO)、第1保留個数の情報を受信したか判定する(S1210)。肯定判断であれば(S1210:YES)、受信した保留個数情報に第1保留当りフラグが含まれているか判定する(S1215)。含まれていれば受信したフラグの値をセットし、その保留数の順位を記憶する(S1220)。そしてS1215がどちらの判定でも第1保留数表示部100の保留数を更新する(S1225)。
なお、セットしたフラグの値は第1保留当りフラグが含まれていた保留記憶を消化することによって消去する。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80からS505の処理により図柄停止コマンドを受信すると演出図柄表示装置6により変動表示していた図柄を停止させるよう制御し、停止した図柄は確変当り図柄であるか判断する(S1300)。確変当り図柄であれば(S1300:YES)、現在の遊技状態が通常状態であるか判断する(S1305)。肯定判断であれば(S1305:YES)、第1保留記憶の中に第1当り保留フラグ=0でないものがあるか判断し(S1310)、肯定判断であれば(S1310:YES)、第1保留報知処理として、第1保留記憶の中に当りがあることを報知する。なお報知すると第1保留当りフラグを0にする。(S1315)
(a)は当り変動の開始時である。なお第1保留記憶の2個目の保留は確変当り保留である。
(b)は(a)から所定時間変動しリーチになった図である。
(c)は(b)から更に所定時間変動し、当りが確定表示されたときの図である。本実施例では、奇数図柄は確変であるから確変当りである。すると確変当りである第1保留記憶を第1保留数表示部100に輝いた表示をし、遊技者に確変であることを示唆させる報知をする。
なお、第1実施例同様に報知方法としてこれに限定させることはなく、背景やキャラクター等を用いて報知する構成でも良く、また音やランプ等の発光により報知する方法でも良く様々な方法を用いることが出来る。
また通常時の確変図柄で当り表示されたときのみ報知するため、第1保留記憶に含まれる当りの種類が分かるのは確変図柄で当り表示されたときに保留されているものだけである。従って遊技者が第1保留記憶報知を見ることにより、遊技者が有利になりすぎるといった事態を防ぐことができる。
遊技者は当り表示になる前に情報を知っておきたいので保留を極力満タンにしようとするため、熱いリーチ時は発射を停止してしい稼動が落ちてしまう傾向があるがそれも防ぐことができるという効果も奏する。
また特別図柄2を優先変動させる場合は第1保留記憶の最初の変動以外はほとんどの場合消化させずに行うことが出来るため、当り時に保留されている分だけ分かれば十分な効果を得ることが出来る。
次に第3実施例について図21〜図22を用いて説明する。
第2実施例では、演出図柄表示装置に確変図柄が表示されたときに第1保留記憶内に当り情報があると、報知する構成としたが、本実施例では特別遊技中に報知する構成とした。これ以外は第2実施例と略同様の構成である。そのため第2実施例同様に第1実施例と同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
サブ統合制御装置83はS755により、インターバルコマンドを受信すると、7ラウンド目であるか判断する(S1400)。7ラウンド目であれば、特別遊技状態終了後に確変状態に移行するか判断し(S1405)、移行するのであれば、第1保留記憶内に第1保留当りフラグが0でないものがあるか判断し(S1410)、肯定判断であれば、第1保留報知処理により、第1保留記憶内に含まれる当り情報に関する報知を実行する(S1415)。
(a)は大当り図柄を確定表示したときの表示例である。
(b)は大当り図柄停止から特別遊技状態に移行したときの図である。
(c)は 7ラウンド目に移行したときの図である。第1保留記憶に確変当りが含まれていたため第1保留数表示部100に確変当りが含まれていることを示唆する報知を行っている。
また特別遊技中に表示するため、その報知されるまでに保留記憶されているもののみが対象になるが、報知するラウンド数にもよるが報知する前には概ね第1保留記憶は満タンになるため、遊技者は無理に満タンにしようとあせることはなく、特別遊技中に保留記憶されているものしか報知の対象にしかならないため、遊技者が有利になりすぎることはない。
また特別遊技中に確変であることを報知する構成として、確変であることを報知した後に第1保留当り報知を行う構成としてもよい。
更には第1保留当り報知と特別遊技中の確変報知とを兼用させてもよく、特別遊技状態の開始から終了までの間様々なタイミングで用いることが出来る。
次に第4実施例について図23〜図25を用いて説明する。
第1、2、3実施例では、主制御装置80から受信した当り保留記憶の情報をサブ統合制御装置83で管理し第1保留当り報知を行う構成としたが、本実施例では主制御装置80が当り保留情報を管理し報知する時にサブ統合制御装置83に報知するようコマンドを送信する構成とした。これ以外は第1、2、3実施例と略同様の構成である。そのため第2、3実施例同様に第1実施例と同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について述べる。
また第1保留報知判断処理も主制御装置80側で判断するため、サブ統合制御装置83側は主制御装置80から報知コマンドを受信するとそのコマンドに基づいた報知をするだけである。
6 : 演出図柄表示装置
9 : 第1特別図柄表示装置
10 : 第2特別図柄表示装置
11 : 第1始動口
12 : 第2始動口
17 : 普通図柄作動ゲート
18 : 第1特別図柄保留記憶表示装置
19 : 第2特別図柄保留記憶表示装置
50 : パチンコ遊技機
80 : 主制御装置
82 : 演出図柄制御装置
83 : サブ統合制御装置
100: 第1保留数表示部
101: 第2保留数表示部
Claims (3)
- 遊技領域に設けられた第1始動口と、
入賞が容易な開状態と入賞し難い閉状態に変化可能な第2始動口と、
前記第1始動口又は前記第2始動口に入賞することにより取得される当否判定時に用いられる当否判定用乱数と、
前記第1始動口への入賞により取得された前記当否判定用乱数を予め定められた所定数まで保留記憶する第1保留手段と、
前記第2始動口への入賞により取得された前記当否判定用乱数を予め定められた所定数まで保留記憶する第2保留手段と、
該第1保留手段又は該第2保留手段に記憶された前記当否判定用乱数の当否判定を実行する当否判定手段と、
該当否判定手段による当否判定の結果を演出表示する演出表示装置と、
該演出表示装置に当否判定の結果が当りである演出表示がされると移行する遊技者に有利な大当り遊技状態と、
該大当り遊技状態終了後に前記第2始動口の前記開状態である期間又は回数を変化させる開放延長手段と、
前記当否判定手段による当り判定の確率が高確率状態に移行する高確率状態移行手段を備えた遊技機において、
前記第1始動口への入賞に起因した当りより前記第2始動口への入賞を起因とした当りのほうが特典価値を高く設定し、且つ、前記当否判定手段は前記第1保留手段に記憶される前記当否判定用乱数の当否判定より前記第2保留手段に記憶される前記当否判定用乱数の当否判定を優先的に行う第2保留優先判定手段と、
前記第1始動口への入賞時に取得した前記当否判定用乱数の当否判定を入賞時に行う第2当否判定手段と、
前記高確率状態且つ前記開放延長手段が作動している場合は前記第2当否判定手段により当りである判定がされたものがあっても報知せず、
通常状態からの前記高確率状態に移行する前記大当り遊技状態中に前記第1保留手段に前記第2当否判定手段により当りであると判定されたものがあると報知する第1保留当り報知手段とを備えたことを特徴とした遊技機。 - 前記第1保留当り報知手段は、前記第1保留手段が記憶する前記当否判定用乱数の中に前記第2当否判定手段により、前記大当り遊技状態終了後に高確率状態に移行する高確率当りと判定したものがあると高確率状態に移行することを示唆させる高確率報知手段及び/又は高確率状態に移行しない通常当りと判定したものがあると通常状態に移行することを示唆させる通常報知手段とを備えたことを特徴とした請求項1記載の遊技機。
- 前記第1保留当り報知手段は、前記第2当否判定手段により当りであると判定されたものが通常状態時でも当りになる場合は、通常状態時でも当りであることを報知することを特徴とした請求項1、2に記載の遊技機。
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