JP2016183501A - 棒部材の上向き固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のRC構造物の上向きに開けた削孔に、せん断補強筋等の棒部材を上向きに挿入する場合において、棒部材の落下を防止することで、従来の落下防止治具等の準備や施工を不要にして、工期短縮・コスト削減を可能にする。【解決手段】RC構造物の上向きに開けた削孔Hに棒部材1を上向きに挿入する場合において、棒部材1の周囲に、その先端部側から後端部側に向けて延びる針部材3を複数本設け、削孔Hに棒部材1を上向きに挿入して、削孔H面に棒部材1周囲の針部材3を食い込ませる。具体的には、針部材3を、棒部材1の先端部と後端部の周囲にそれぞれ設ける。そして、針部材3を、棒部材1への装着具4の周囲に3本以上設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、既存の鉄筋コンクリート(RC)構造物の上向きに開けた削孔に対し、上向きにせん断補強筋等の棒部材を挿入して固定する方法に関する。
既存のRC構造物の壁面に開けた削孔に、せん断補強筋等の鋼材を挿入し、グラウトや接着剤等の充填材を注入して、鋼材を定着させる構造がある(例えば特許文献1、2参照)。
また、既存のRC構造物の上向きに空けた削孔、例えば天井面に開けた削孔に対し、後施工型せん断補強筋を上向きに施工する場合、せん断補強筋を挿入してその鉄筋が落ちないように固定する。その後、グラウトを注入して固化した後、表面を仕上げる。
なお、グラウトを注入後にせん断補強筋を挿入し、鉄筋が落ちてこないように固定する順番によっても施工が行われている。
具体的には、例えば以下の順序で施工する。
1)グラウトの充填
すなわち、例えば既存のRC構造物の天井面等に上向きに開けた削孔に対し、下から注入ホースのノズル先端を孔底まで挿入し、削孔先端から先にグラウトを注入して充填する。
2)補強用鉄筋の挿入
グラウトが充填された削孔内に下から上向きに補強用鉄筋を挿入する。
3)補強用鉄筋の固定
挿入した鉄筋が落下しないように、グラウトが硬化するまで楔等の治具による落下防止措置を施す。
4)仕上げ
グラウトが硬化した後、落下防止治具を取り外して、削孔開口端に再度グラウトを詰めて、表面仕上げを行う。
なお、グラウトとせん断補強筋の挿入順序は、その現場に応じて最適なものが採用されている。
以上、可塑性グラウトを用いるため、せん断補強の向きに関わらず削孔した穴からグラウトが漏れ出ることは無い。
特開2011−140795号公報 特開2011−140796号公報
しかし、上向きにせん断補強筋を挿入して固定する際、せん断補強筋は重量が大きいため、可塑性グラウトの性能のみで鉄筋を孔内に保持することができず、前述したとおり、別途落下防止治具を用いて機械的な固定を行わなければならなかった。
本発明の課題は、既存のRC構造物の上向きに開けた削孔に、せん断補強筋等の棒部材を上向きに挿入する場合において、棒部材の落下を防止することで、従来の落下防止治具等の準備や施工を不要にして、工期短縮・コスト削減を可能にすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
RC構造物の上向きに開けた削孔に棒部材を上向きに挿入する場合において、
前記棒部材の周囲に、その先端部側から後端部側に向けて延びる針部材を複数本設け、
前記削孔に前記棒部材を上向きに挿入して、前記削孔面に前記棒部材周囲の前記針部材を食い込ませる、棒部材の上向き固定方法を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の棒部材の上向き固定方法であって、
前記針部材を、前記棒部材の先端部と後端部の周囲にそれぞれ設けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載の棒部材の上向き固定方法であって、
前記針部材を、前記棒部材への装着具の周囲に3本以上設けることを特徴とする。
本発明によれば、既存のRC構造物の天井面に開けた削孔に棒部材を上向きに挿入する場合において、棒部材の落下を防止することができるため、従来の落下防止治具等の準備や施工を不要にして、工期短縮・コスト削減を可能にすることができる。
本発明を適用した棒部材の一実施形態の構成を示す概略斜視図である。 図1の針部材の拡大図である。 既存のRC構造物の天井面に開けた削孔に棒部材を上向きに挿入固定した状態を示す縦断面図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1は本発明を適用した棒部材の一実施形態の概略構成を示すもので、1はせん断補強筋(棒部材)、2はナット部材(定着具)、3は針部材、4はリング部材(装着具)である。
図示のように、棒部材であるせん断補強筋1は、その上下両端部に形成されたネジ部に定着具であるナット部材2をそれぞれ締め付け固定して構成されている。
そして、せん断補強筋1の上下両端部には、ナット部材2との間において、金属製または樹脂製の針部材3が装着具であるリング部材4を介してそれぞれ取り付けられている。
図2は針部材3及びリング部材4を拡大したもので、先端部側から外側に屈曲して後端部側に向けて針先が延びる形状に形成されていて、リング部材4の周囲に3本以上(図示例では円周方向に等間隔で7本)が一体化して設けられている。
このように、針部材3を周囲に備えるリング状部材4が、図1に示したように、せん断補強筋1の上下両端部にナット部材2との間に各々挟み込んで取り付けられている。
図3は既存のRC構造物の天井面に開けた削孔Hにせん断補強筋1を上向きに挿入固定した状態を示すもので、図示のように、RC構造物天井面の削孔Hにせん断補強筋1を上向きに挿入すると、そのせん断補強筋1の自重によって、削孔Hの壁面に対し、せん断補強筋1の上下両端部周囲に設けた3本以上の針部材3の針先がそれぞれ食い込んで、削孔H内にせん断補強筋1が安定した仮固定状態になる。
この場合、先行して削孔Hにグラウトを充填しておくことで、そのグラウトの硬化により削孔H内にせん断補強筋1が固定状態となる。
以上のように、挿入するせん断補強筋1に向きを合わせた針部材3を予め取り付けておくことにより、RC構造物天井面の削孔Hへの挿入時にはスムーズに挿入でき、鉄筋の脱落方向には針部材3により仮固定される。
すなわち、針部材3が根本付近で一体化されたリング部材4をせん断補強筋1に固定することで、挿入方向には、針部材3の弾性変形を伴ってスムーズに入る一方、抜け出し方向には、針部材3の弾発力によりその針先が削孔Hの壁面に圧接して、せん断補強筋1の自重により針部材3の針先が削孔Hの壁面に食い込む。
これによって、RC構造物天井面の削孔H内のグラウトの固化を待たずにせん断補強筋1を仮固定できるため、従来の鉄筋落下防止治具等の準備や施工が削減され、工期短縮・コスト削減が可能となる。
以上、実施形態のせん断補強筋1の上向き固定によれば、RC構造物の天井面に開けた削孔Hにせん断補強筋1を上向きに挿入する場合において、せん断補強筋1の周囲に、その先端部側から後端部側に向けて延びる針部材3を3本以上設け、削孔Hにせん断補強筋1を上向きに挿入して、削孔H面にせん断補強筋1周囲の針部材3を食い込ませる。
従って、既存のRC構造物の天井面に開けた削孔Hにせん断補強筋1を上向きに挿入して、そのせん断補強筋1の落下を針部材3により防止することができるため、従来の落下防止治具等の準備や施工を不要にして、工期短縮・コスト削減を可能にすることができる。
(変形例)
以上の実施形態においては、せん断補強筋としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、アンカー等の棒部材であってもよく、端部にナット等の定着具を取り付けていない鉄筋単体であってもよい。
また、実施形態では、天井面に開けた削孔としたが、梁に開けた削孔でもよく、要はRC構造物の上向きにあけた削孔であればよい。
さらに、棒部材及び針部材の形状、針部材の本数等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。例えば、リング部材を欠円状にして、その欠円状のリング部材をクリップ等のように治具を用いて棒部材の周囲に装着するようにしてもよく、装着具の形状も任意である。
1 せん断補強筋(棒部材)
2 ナット部材(定着具)
3 針部材
4 リング部材(装着具)
H 削孔

Claims (3)

  1. 鉄筋コンクリート構造物の上向きに開けた削孔に棒部材を上向きに挿入する場合において、
    前記棒部材の周囲に、その先端部側から後端部側に向けて延びる針部材を複数本設け、
    前記削孔に前記棒部材を上向きに挿入して、前記削孔面に前記棒部材周囲の前記針部材を食い込ませることを特徴とする棒部材の上向き固定方法。
  2. 前記針部材を、前記棒部材の先端部と後端部の周囲にそれぞれ設けることを特徴とする請求項1に記載の棒部材の上向き固定方法。
  3. 前記針部材を、前記棒部材への装着具の周囲に3本以上設けることを特徴とする請求項1または2に記載の棒部材の上向き固定方法。
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CN113685055A (zh) * 2021-08-26 2021-11-23 中建八局西南建设工程有限公司 一种高强水泥灌浆料的水平植筋构造及其施工方法

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