JP6216683B2 - 橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造 - Google Patents

橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、橋梁における橋脚や橋台等の下部構造物に、支承拘束構造、横変位拘束構造および落橋防止構造等を新たに設置する際に用いられる技術である橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造に関する。
橋梁の耐震補強工事として、橋脚および橋桁間に固定されている橋桁支持用の沓を水平方向および鉛直方向に補強する工事がある。
例えば特許文献1に示す橋梁における沓の交換方法は、橋脚の上面に固定されている既設の沓を撤去した後、橋脚の上面にベースプレート等の橋座部材を固定し、そのベースプレート上に耐震補強用に新規の沓を固定するようにしている。この特許文献1において、ベースプレートの端部に、補剛材が一体に形成されており、その補剛材が橋桁側面にアンカーボルトによって固定されることにより、ベースプレートが橋脚に固定されている。
また特許文献2は、既設の橋梁における橋脚や橋台等の下部構造物の上面(橋座面)にベースプレートを固定する技術を開示している。この特許文献2においては、ベースプレートの両端部が橋桁よりも外側に延長されるとともに、その延長部がアンカーボルトによって橋脚等に固定されることによって、ベースプレートが橋脚等に固定されている。
以上は、鉄筋コンクリート製の橋脚等の下部構造物に、ベースプレート等の橋座部材を固定する場合を例に挙げて説明したが、橋座面を構成する天板が鋼板である鋼材製の橋脚等の下部構造物に、ベースプレートを固定する場合には、例えば橋脚の鋼板製天板にベースプレートをボルト止めによって固定する工法が一般的である。
特開2004−124617号公報 特許第3833659号公報
しかしながら、橋脚の鋼板製天板にベースプレートをボルト止めによって固定する場合、ドリル等によるボルト孔の穿孔作業や、ボルト締め作業等の面倒な作業を多数必要とする上さらに、ナットや補強板を天板の裏面側に溶接固定する等、天板裏面側での面倒な作業も必要であるため、ベースプレートの固定が困難であり、施工が面倒であるという課題があった。
また橋脚の天板にベースプレートを接着剤によって貼り付ける工法も考えられるが、そうするとベースプレートを十分な強度で取り付けることができないという課題が発生する。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、鋼材製等の金属製の下部構造物に補強用の橋座部材を簡単かつ確実に取り付けることができる橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨とする。
[1]橋座面が金属製の天板によって構成された下部構造物に補強用の橋座部材を取り付けるようにした橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造であって、
前記橋座部材は、橋軸方向に延び、かつ並列に配置された複数の縦梁と、橋軸に対し直交する両側方向に延び、かつ並列に配置された複数の横梁とが組み合わされて形成されるとともに、前記縦梁および前記横梁における前記天板に対応する部分が、接着板によってそれぞれ構成され、
前記橋座部材には、前記下部構造物に対する前後方向および両側方向の位置ずれを防止する位置規制手段が設けられ、
前記天板上面における前記橋座部材との被着面と、前記接着板の下面との少なくともいずれか一方の面に、深さが各面を構成する板材の板厚の範囲内に調整された有底の接着剤充填凹部が形成され、
前記接着板および前記被着面間と、前記被着面側凹部内とに充填された接着剤によって前記橋座部材が前記下部構造物に固定されていることを特徴とする橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
[2]前記接着剤として、エポキシ樹脂またはアクリル樹脂系接着剤が用いられている前項1に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
[3]前記位置規制手段は、前記橋座部材の前後両端部および左右両端部に固定され、かつ前記下部構造物の前後面および両側面を外側から抑制する拘束具によって構成されている前項1または2に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
[4]前記接着剤充填凹部が前記接着板の下面および前記被着面の双方に形成されている前項1〜3のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
[5]前記接着剤充填凹部が前記被着面に形成され、
前記橋座部材における接着板の下面にインサート部材が下方に突出するように設けられ、そのインサート部材が前記被着面側の接着剤充填凹部内に配置されている前項1〜4のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
[6]前記下部構造物の橋座面には、橋桁支持用の既設の沓が設けられており、
前記橋座部材における縦梁および横梁の各間の開口部に、前記既設の沓が配置されている前項1〜5のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
[7]前記橋座部材の前端部および後端部の少なくともいずれか一方が、前記下部構造物の前後面に対し前後方向に延長するように形成されるとともに、その延長部に、耐震補強装置が取り付けられている前項1〜6のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
発明[1]の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造によれば、橋脚および橋座部材間の接着剤充填凹部内にも接着剤が充填されるため、アンカー効果に加えて、接着剤の接着面積も増大し、橋座部材が橋脚に対し確実に取り付けることができる。さらに接着剤充填凹部の深さを板厚の範囲内に調整しているため、橋脚の天板や橋座部材の接着板に貫通孔を穿孔する作業や、ボルトを締め付ける締結作業や、橋脚の天板裏面側にナットや補強板を天板の裏面側に溶接固定する作業等の面倒な作業が必要なく、施工を簡単に行うことができる。
また本発明において、橋座部材の縦梁間および横梁間に開口部が存在するため、橋座部材の軽量化を図ることができ、取り扱いを容易に行うことができ、施工作業性をより一層向上させることができる。
発明[2]の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造によれば、橋座部材を橋脚に対しより確実に取り付けることができる。
発明[3]の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造によれば、橋座部材の橋脚に対する位置ずれをより確実に防止することができる。
発明[4][5]の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造によれば、橋座部材を橋脚に対しより一層確実に取り付けることができる。
発明[6]の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造によれば、既設の沓の撤去作業等を行う必要がなく、施工作業性をより一層向上させることができる。
発明[7]の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造によれば、例えば支承拘束装置、横変位拘束装置、落橋防止装置等の耐震補強装置を確実に取り付けることができる。
図1はこの発明の実施形態である橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造を模式化して示す側面図である。 図2Aは実施形態の橋座部材取付構造において橋脚を示す平面図である。 図2Bは実施形態における橋脚において橋座部材を組み付けた状態で示す平面図である。 図2Cは実施形態における橋脚において支承拘束装置および横変位拘束装置等の補強装置を取り付けた状態で示す平面図である。 図3は実施形態の橋座部材取付構造における橋脚上の橋座部材のコーナー部を説明するための斜視図である。 図4は実施形態の橋座部材取付構造における橋脚上の橋座部材の上部前面中央部を説明するための斜視図である。 図5Aは実施形態における橋脚の橋座部材との連結部を示す断面図である。 図5Bは図5Aの要部拡大断面図である。 図6はこの発明の第1変形例としての橋脚上の橋座部材のコーナー部を説明するための斜視図である。 図7はこの発明の第2変形例である橋脚において橋座部材を組み付けた状態で示す平面図である。 図8Aはこの発明の第2変形例としての橋脚の橋座部材との連結部を示す断面図である。 図8Bは図8Aの要部拡大断面図である。 図8Cはこの発明の第3変形例としての橋脚の橋座部材との連結部を拡大して示す断面図である。 図9Aはこの発明の第4変形例としての橋脚の橋座部材との連結部を示す断面図である。 図9Bはこの発明の第5変形例としての橋脚の橋座部材との連結部を示す断面図である。 図10はこの発明の第6変形例としての橋脚の橋座部材との連結部を示す断面図である。
図1はこの発明が適用された実施形態である橋梁の橋脚周辺を模式化して示す側面図である。同図に示すように、この橋梁は、耐震補強工事を行って、支承拘束構造、横変位拘束構造、落橋防止構造を適用したものであって、橋脚1に沓(既設の沓)21を介して橋桁2が支持されている。さらに橋脚1上には橋座部材(ベース部材)3が取り付けられるとともに、その橋座部材3を介して、耐震補強装置22が取り付けられる。さらに橋座部材3と橋桁2とが連結部材25等を含む落橋防止装置を介して連結されている。なお、この橋梁において耐震補強工事を行う前の状態では、橋脚1に既設の沓21を介して橋桁2が支持された状態であって、耐震補強工事によって事後的に橋座部材3、支承拘束装置および横変位拘束装置等の耐震補強装置22や、落橋防止装置(耐震補強装置)25,26等が取り付けられるものである。
以下に本実施形態の橋梁の補強構造について詳細に説明する。図2Aは橋脚1の平面図、図2Bおよび図2Cは橋脚1において橋座部材3を組み付けた状態で示す平面図、図3および図4は橋座部材3を説明するための斜視図である。
なお以下の説明において、「前後方向」とは、橋軸方向に対応する方向を意味し、「左右方向」「両側方向」「横方向」および「幅方向」とは、水平面内において橋軸方向に直交する方向を意味する。
さらに本実施形態において、上部構造物とは、上部工によって形成される構造物、例えば橋桁等であり、下部構造物とは、下部工によって形成される構造物、例えば橋脚や橋台等である。
図1〜図4に示すように、本実施形態において、下部構造物としての橋脚1は、鋼材製であり、橋座面(上端面)を構成する天板11と、橋軸に対し直交する前面および後面を構成する前後板12,12と、橋軸と平行に配置される左右両側面を構成する両側板13,13とを備え、これらの板11〜13はそれぞれ鋼板によって構成されている。さらにこれらの板11〜13の内側面には、必要に応じて鉄骨材等の補強部材17が適宜設けられている。
橋脚1の橋座面には、前後2列で左右方向に所定間隔おきに、複数の既設の沓21が固定されている。言うまでもなくこの既設の沓21は、橋梁建築時に施工されたものである。そしてこの既設の沓21に、前後両側の橋桁2,2の端部がそれぞれ支持された構造が、既述した通り補強工事前の状態となっている。
なお本実施形態において、橋桁2の構成は、特に制限されることはなく、鋼材製の橋桁であっても、PC(プレストレスト・コンクリート)等の鉄筋コンクリート製の橋桁であっても、好適に採用することができる。
図1〜図4に示すように、補強工事に用いられる橋座部材3は、平面視において、格子状、マス目状、井桁状に形成されている。すなわち橋座部材3は、水平面内において橋軸方向に平行に、かつ互いに平行で並列に配置される複数本の鋼材製の縦梁3aと、水平面内において橋軸方向に対し直交し、かつ互いに平行で並列に配置される複数本の鋼材製の横梁3bとを備えている。縦梁3aと横梁3bとは互いに直交した状態に組み付けられて、溶接等によって固定されている。本実施形態において、縦梁3aおよび横梁3bは、互いの上端面が同一の水平面内に配置されている。なお、本発明においては、縦梁3aの上面と、横梁3bの上面とは、必ずしも同一水平面内に配置されていなくとも良く、段差を付けるようにしても良い。
各縦梁3aおよび各横梁3bは、上向きに開口された略溝型ないし略コ字型の形状を有し、橋脚1の上端面(橋座面)に設置される帯板状の鋼板製接着板31と、接着板31上に溶接等により固定され、かつ接着板31の両側縁部に沿って連続して配置される鋼板製立設板32,32とをそれぞれ備えている。
各縦梁3aの前後両端部は、橋脚1の上端面(橋座面)の前端縁および後端縁よりも前方および後方にそれぞれ突出しており、橋脚1の上端面における前後方向の外側に配置されている。さらに各横梁3bの左右両端部は、橋脚1の上端面の両側端縁よりも側方にそれぞれ突出しており、橋脚1の上端面における左右方向の外側に配置されている。
なお本実施形態においては、縦梁3aおよび横梁3bにおける両端部がそれぞれ延長部として構成されている。
縦梁3aおよび横梁3bの両端部下面には、下方に突出するように鋼材製の拘束具4a,4bがそれぞれ固定されている。
各拘束具4a,4bは、橋脚1の前後面および両側面に沿って配置される鋼板製の接続板41と、接続板41の外側面の両側に配置される鋼板製立設板42,42とをそれぞれ備えている。接続板41は、横梁3aおよび縦梁3bの両端部下面に溶接等に固定されるとともに、立設板42は、接続板41の外側面と、縦梁3aおよび横梁3bの両端部下面との両面にそれぞれ溶接等によって固定されている。
なお本実施形態においては、図3に示すように、橋脚1のコーナー部に対応して配置される拘束具4a,4bの各接続板41,41はそれぞれ別体に形成しているが、それだけに限られず、図6に示すように、橋脚1のコーナー部に対応して配置される拘束具4a,4bの各接続板41,41を一体に形成するようにしても良い。
また本実施形態においては、拘束具4a,4bによって、橋脚1に対する橋座部材3の前後方向の位置ずれを防止する位置規制手段が構成されている。
また橋座部材3は、複数本の縦梁3aの各間と、複数本の横梁3bの各間とによって、上下方向に貫通する矩形状の開口部(格子孔、マス目孔)30が形成されている。そして、この開口部30内に、上記既設の沓21が配置されるようにして、橋座部材3の縦梁3aおよび横梁3bが橋脚1の上端面に配置されている。これにより、既存の沓21が橋座部材3に干渉するのが防止されている。
また本実施形態においては、橋座部材3を橋脚1の上端面に配置した状態において、橋脚1の上端面のうち、縦梁3aおよび横梁3bによって覆われる領域が被着面として構成されている。
一方図2A、図5Aおよび図5Bに示すように、橋脚1における天板11の被着面には、橋座部材3の縦梁3aおよび横梁3bに対応して、有底の接着剤充填孔15が千鳥状にそれぞれ穿孔されている。各接着剤充填孔15は、天板11の上面(被着面)の一部をグラインダー等の切削工具によって切削することによって形成されている。さらに各接着剤充填孔15の深さDは、橋脚1の上面(橋座面)を構成する天板11の厚さ(板厚)Tの範囲内に設定されており、接着剤充填孔15が天板11を貫通しないようになっている。
なお、橋脚1における側面(前後板12の表面および両側板13の表面)には、橋座部材3の拘束具4a,4bに対応して、上記と同様な有底の接着剤充填孔(図示省略)が千鳥状にそれぞれ穿孔されている。
ここで、本実施形態においては、接着剤充填孔15によって接着剤充填凹部が構成されている。
そして本実施形態においては、橋座部材3における縦梁3aおよび横梁3bの接着板31と橋脚1の被着面との間に、接着剤5が注入されて充填されるとともに、橋座部材3における拘束具4a,4bの接続板41と橋脚1の前後面および両側面との間にも接着剤5が注入されて充填される。こうして充填された接着剤5は、橋脚1の被着面における接着剤充填孔15内にも充填されるとともに、橋脚1の側面に設けられた上記接着剤充填孔(図示省略)にも充填される。
そして各隙間に充填された接着剤5が硬化することによって、その接着剤5を介して橋座部材3が橋脚1の上部に強固に固定される。
ここで本実施形態においては、接着剤5として、エポキシ樹脂またはアクリル樹脂系接着剤が用いられる。この種の接着剤5を使用することによって、橋座部材3および橋脚1間の隙間や接着剤充填孔25内に、注入方式によって確実に充填させることができ、橋座部材3を橋脚1に確実に接着固定することができる。
本実施形態において、橋座部材3を橋脚1に固定した状態では、橋座部材3の拘束具4a,4bが橋脚1の前後両側面および左右両側面にそれぞれ強固に固定されることによって、橋座部材3に対し前後左右上下方向に強い応力が作用したとしても、橋脚1の橋座面に対して、橋座部材3の前後左右上下方向(水平方向および鉛直方向)の位置ずれが確実に防止されるようになっている。
一方、図1および図2Cに示すように、本実施形態においては橋座部材3の上面側における既設の沓21の前後両側に、支承拘束装置および横変位拘束装置等の耐震補強装置22が取り付けられる。すなわち図2C、図3および図4に示すように、橋座部材3の縦梁3aおよび横梁3bの上面のうち、耐震補強装置22を取り付ける領域には、耐震補強装置22の受け板として鋼板製の座板23が固定され、この座板23上に耐震補強装置22が固定されている。この耐震補強装置22の上側は橋桁2の下面に鋼板製ブラケット等の受け板(図示省略)を介して固定されており、この耐震補強装置22によって橋桁2の前後左右上下方向(水平方向および鉛直方向)の応力が支持されるようになっている。これにより本実施形態は、支承拘束構造および横変位拘束構造が形成されている。
図1に示すように、橋脚1と橋桁2間には、ブラケット26や連結部材25等からなる落橋防止装置(耐震補強装置)が設けられる。すなわち橋桁2の下部における橋脚1の近傍には、ブラケット26が固定されている。一方、本実施形態において橋座部材3の前後に配置される拘束具4aのいずれかがブラケットとしても機能し、この拘束具4aと、上記橋桁1側のブラケット26とがチェーン、ケーブル、ロープ、バー等の連結部材25によって連結されて、落橋防止構造等が形成されている。
本発明において、補強工事前の橋脚1に対し橋座部材3を組み付ける際の施工手順は限定されるものではないが、例えば以下の手順で施工される。
まず、橋脚1の橋座面に接着剤充填孔15を穿孔する。続いて、分解した状態の橋座部材3、つまり個々に分離された縦梁3a、横梁3bおよび拘束具4a,4bを個々に橋脚1の上端に設置しつつ、これらの部材3a,3b,4a,4bを適宜連結固定することにより、橋脚1の所定位置に橋座部材3を組み立てていく。この場合言うまでもなく、縦梁3aや横梁3bは、既設の沓21を避けた位置に挿入配置することにより、既設の沓21が橋座部材3の適当な開口部30内に配置されるように、橋座部材3を組み立てていく。
その後、橋脚1と橋座部材3との間に接着剤5を注入して充填し、橋座部材3を橋脚1に接着固定する。
続いて、橋座部材3上の所要領域に座板23(図3,4参照)を固定し、その座板23と橋桁2との間に補強装置22を固定する(図2C参照)。その後必要に応じて、橋桁1に固定したブラケット26と、橋座部材3の拘束具(ブラケット)4aとを連結部材25によって連結する。これにより本実施形態における支承拘束構造、横変位拘束構造および落橋防止構造が形成される。
以上のように、本実施形態の下部構造物の橋座部材取付構造によれば、接着剤5が橋脚1の接着剤充填孔15にも充填されるため、アンカー効果に加えて、接着剤5の橋脚1に対する接着面積も増大し、橋座部材3の橋脚1に対する取付強度を十分に確保することができる。
また本実施形態においては、天板11に形成する接着剤充填孔15の深さDを、天板11の厚さTの範囲内に設定しているため、天板11に貫通孔を穿孔する作業や、ボルトを締め付けるボルト止め作業等の面倒な作業が必要なく、さらにナットや補強板を天板11の裏面側に溶接固定する等、天板裏面側での面倒な作業も必要なくなり、施工作業性を向上させることができる。
また本実施形態においては、橋脚1上に固定される橋座部材3が、縦梁3aおよび横梁3bが前後左右に組み込まれた格子状、マス目状、井桁状に形成されているため、その橋座部材3の開口部30内に、既設の沓21を配置することができ、既設の沓21を撤去する必要がない。このため、既設の沓21の撤去作業等の面倒な作業が必要でなく、作業効率を向上させることができるとともに、既設の沓21を、引き続き構造材として利用することができる。
さらに本実施形態の橋座部材3は、複数の開口部30を有しているため、その開口部30が存在する分、軽量化を図ることができる。従って、橋座部材3の取り扱いが容易になり、施工作業性を一層向上できるとともに、橋座部材3の施工による橋脚1への重量負担も軽減することができる。
その上さらに本実施形態の橋座部材3は、開口部30が存在することによって、その開口部30を介して、既設の沓21や、橋座面の状態を正確に確認することができ、保守点検等のメンテナンス作業を簡単かつ正確に行うことができる。
また本実施形態においては、橋座部材3を橋脚1に固定するためにボルトを使用していないため、橋座部材3の付け替え時等において、橋座部材3を簡単に撤去できるとともに、橋脚1側の損傷も少なくすることができる。すなわち仮に、橋座部材3の接着板31および橋脚1の天板11を貫通するボルト(貫通ボルト)によって、橋座部材3が橋脚1に固定されている状態で、橋座部材3を撤去する場合には、貫通ボルトの除去が困難であり、多大な労力が必要で、撤去工事が困難になってしまう。そればかりか、ボルト除去後に、橋脚1側に多数のボルト孔(貫通孔)が存在するため、橋脚1が大きく損傷してしまう。
これに対し、本実施形態においては、貫通ボルトを用いずに接着剤5によって固定しているため、接着剤5の部分で引き裂くだけで簡単に、橋座部材3を橋脚1から撤去することができる。さらに橋脚1側は有底の浅い接着剤充填孔15が残存するだけでほとんど損傷が生じない。しかも、橋座部材撤去後、橋脚1の接着剤充填孔15内には接着剤5が残存しているため、接着剤5の充填補強効果によって、橋脚1の強度が十分に保持される。このように橋座部材3を撤去しても、橋脚1の損傷が最小限に抑えられるため、新規の橋座部材3の再取付工事等も簡単かつ確実に行うことができる。
もっとも本発明においては、金属製補強部材を橋脚1の接着剤充填孔15内に挿入配置する構造を排除するものではない。
例えば図7、図8Aおよび図8Bに示すように、この変形例としての橋座部材取付構造においては、橋座部材3における縦梁3aおよび横梁3bの接着板31,31に、橋脚1側の各接着剤充填孔15に対応して、千鳥状にねじ切り孔34がそれぞれ穿孔されている。さらに金属製補強部材としてのインサートボルト35が、縦梁3aおよび横梁3bの各ねじ切り孔34に外側からそれぞれねじ込まれて、各インサートボルト35の挿入側軸部が各接着剤充填孔15内に挿入配置されている。そして、インサートボルト35の挿入側軸部と、接着剤充填孔15の内周面との隙間に接着剤5が充填されている。
この橋座部材取付構造においては、橋座部材3の下面に突出するようにインサートボルト35が固定されているため、接着剤5が複雑に入り込んだ状態に配置され、橋座部材3の橋脚1に対する取付強度(接着強度)を一層向上させることができる。
また橋座部材3の接着板31にインサートボルト35等のインサート部材(金属製補強部材)を固定する場合、その固定方法は特に限定されるものではない。例えば棒状のインサート部材(インサートピン)を接着板31に溶接等によって固定したり、接着板31にナット部材を溶接等によって固定しておき、そのナット部材にインサートボルト(インサート部材)をねじ込んで固定するようにしても良い。
鋼板製の接着板の内側面の一部を、グラインダー等の切削工具によって切削することにより、非切削部(残存部)を突状のインサート部材として構成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、インサートボルト35等のインサート部材を、橋座部材3における縦梁3aおよび横梁3bの接着板31に固定しているが、それだけに限られず、本発明においては、橋座部材3における拘束具4a,4bの接続板41に内方突出状にインサート部材を固定するようにしても良い。この場合には、接続板41のインサート部材に対応して、橋脚1の外周側面に接着剤充填凹部を形成しておき、その凹部内にインサート部材の先端部を配置するようにすれば良い。
また本発明において、上記のようなインサートボルト35を用いる場合、インサートボルト35を、橋脚1の天板11にねじ込むようにしても良い。すなわち図8Cに示すように天板11に形成される接着剤充填孔15の内周側面に雌ねじを刻設しておき、その雌ねじにインサートボルト35の雄ねじをねじ込んで固定するようにしても良い。この場合、インサートボルト35の雄ねじと接着剤充填孔15の雌ねじとの間の隙間にも、接着剤5が充填される。この構成において、インサートボルト35の雄ねじと、接着剤充填孔15の雌ねじとによるねじ止めは補助的なものであり、橋脚1の天板11と、橋座部材3との固定は主として接着剤5によって図られている。
また上記実施形態においては、橋脚1の天板11に形成される接着剤充填凹部としての接着剤充填孔25を、千鳥配置に形成しているが、接着剤充填孔25の配列形状は特に限定されず、どのような配列に形成しても良い。さらに上記実施形態においては、接着剤充填孔25を個々に点在するように形成しているが、それだけに限られず、本発明においては接着剤充填凹部を連続する溝状に形成するようにしても良い。例えば天板11の被着面に、縦梁3aや横梁3bの長さ方向、その長さ方向に対し交差する方向等に沿って連続する溝状の接着剤充填凹部を形成するようにしても良い。
さらに本発明においては、接着剤充填凹部の断面形状も特に限定されるものではなく、例えば接着剤充填凹部16を断面半円弧状に形成したり、接着剤充填凹部26を断面三角形状(山型形状)に形成するようにしても良い。
また接着剤充填凹部16を、連続する溝状に形成するような場合には、その溝形状に合わせて、インサート部材を連続する突筋状(突条)に形成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、橋脚1の天板11および橋座部材3の接着板31のうち、天板11側にのみに接着剤充填凹部16を形成しているが、本発明においては、橋座部材3における接着板31の内側面(下面)に接着剤充填凹部を形成するようにしても良い。例えば図9Aおよび図9Bに示すように、接着板31の下面側をグラインダー等の切削工具によって切削することにより、接着板31の下面に、深さが接着板31の板厚の範囲内に調整された接着剤充填凹部36を形成するようにしても良い。さらに接着板31の内側面に接着板側凹部36を形成する場合、接着板側凹部36を縦梁3aまたは横梁3bの長さ方向等に連続するように形成しても良く、どのような形状に形成しても良い。
さらに本発明においては、橋脚1の被着面に、接着剤充填凹部を形成せずに、橋座部材3の接着板31の下面側のみに、接着剤充填凹部を形成するようにしても良い。要は、橋脚1の被着面および接着板下面のうち、少なくともいずれか一方の面に、深さが板厚の範囲内に調整された有底の接着剤充填凹部を形成するようにすれば良い。
また本発明においては、図10に示すように接着板31の下面および橋脚1の被着面のうち少なくともいずれか一方に板材等の部材を溶接等によって固定することにより、接着板下面側や橋脚被着面に凸部6を形成して、接着板下面側や橋脚被着面の接着面積を増大させるようにしても良い。
また上記実施形態においては、接着板31として、鋼板製のものを使用しているが、それだけに限られず、本発明において、接着板の素材は限定されるものではない。例えば本発明においては、接着板31として、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ガラス繊維強化プラスチック(GRRP、GMT)等の繊維強化プラスチック(FRP)製のもの等を用いることができる。
また上記実施形態においては、本発明の下部構造物として橋脚を例に挙げて説明しているが、それだけに限られず、本発明においては、橋脚以外の下部構造物、例えば橋台にも適用することができる。
また上記実施形態においては、橋脚1に既設の沓21を残存したままの状態であるが、それだけに限られず、本発明においては、必要に応じて既設の沓21を撤去するようにしても良い。
また上記実施形態においては、橋座部材3を構成する縦梁3aおよび横梁3bを概略溝型ないし概略コ字型の形状に形成しているが、それだけに限られず、本発明において、梁3a,3bの形状は特に限定されるものではない。例えば梁3a,3bとして、山型形状のものを用いても良いし、縦梁3aと横梁3bとの形状を互いに異なる形状に形成するようにしても良い。
また上記実施形態においては、位置規制手段としての拘束具4a,4bを橋座部材3における縦梁3aおよび横梁3bの端部に取り付けるようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、位置規制手段の取付位置等は特に限定されるものではない。
この発明の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造は、橋脚や橋台等の下部構造物に補強用の橋座部材を取り付ける際に採用することができる。
1:橋脚(下部構造物)
11:天板
15:接着剤充填孔
16:接着剤充填凹部
2:橋桁
21:既設の沓
22:新設の沓
3:橋座部材
30:開口部
3a:縦梁
3b:横梁
31:接着板
35:インサートボルト(インサート部材)
36:接着剤充填凹部
4a,4b:拘束具
5:接着剤
D:アンカー孔の深さ
T:板厚

Claims (7)

  1. 橋座面が金属製の天板によって構成された下部構造物に補強用の橋座部材を取り付けるようにした橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造であって、
    前記橋座部材は、橋軸方向に延び、かつ並列に配置された複数の縦梁と、橋軸に対し直交する両側方向に延び、かつ並列に配置された複数の横梁とが組み合わされて形成されるとともに、前記縦梁および前記横梁における前記天板に対応する部分が、接着板によってそれぞれ構成され、
    前記橋座部材には、前記下部構造物に対する前後方向および両側方向の位置ずれを防止する位置規制手段が設けられ、
    前記天板上面における前記橋座部材との被着面と、前記接着板の下面との少なくともいずれか一方の面に、深さが各面を構成する板材の板厚の範囲内に調整された有底の接着剤充填凹部が形成され、
    前記接着板および前記被着面間と、前記被着面側凹部内とに充填された接着剤によって前記橋座部材が前記下部構造物に固定されていることを特徴とする橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
  2. 前記接着剤として、エポキシ樹脂またはアクリル樹脂系接着剤が用いられている請求項1に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
  3. 前記位置規制手段は、前記橋座部材の前後両端部および左右両端部に固定され、かつ前記下部構造物の前後面および両側面を外側から抑制する拘束具によって構成されている請求項1または2に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
  4. 前記接着剤充填凹部が前記接着板の下面および前記被着面の双方に形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
  5. 前記接着剤充填凹部が前記被着面に形成され、
    前記橋座部材における接着板の下面にインサート部材が下方に突出するように設けられ、そのインサート部材が前記被着面側の接着剤充填凹部内に配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
  6. 前記下部構造物の橋座面には、橋桁支持用の既設の沓が設けられており、
    前記橋座部材における縦梁および横梁の各間の開口部に、前記既設の沓が配置されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
  7. 前記橋座部材の前端部および後端部の少なくともいずれか一方が、前記下部構造物の前後面に対し前後方向に延長するように形成されるとともに、その延長部に、耐震補強装置が取り付けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の橋梁における下部構造物の橋座部材取付構造。
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