JP2016182929A - グロメットのパネル貫通方法、集束保持治具、ワイヤハーネス、及び、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス - Google Patents

グロメットのパネル貫通方法、集束保持治具、ワイヤハーネス、及び、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス Download PDF

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【課題】止水機能の確保と負荷の低減とを図ることが可能な、グロメットのパネル貫通方法、集束保持治具、ワイヤハーネス、及び、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、ハーネス本体4と、弾性のグロメット5とを備えて構成される。また、ワイヤハーネス1は、集束保持治具などの集束保持手段を用いて配索される。グロメット5は、ハーネス本体4を挿通する部分としてのハーネス挿通部6と、車体パネル2の貫通孔3に嵌着するパネル嵌着部7と、これらハーネス挿通部6及びパネル嵌着部7に連続する連結部8と、ハーネス挿通部6の軸方向に沿って突出する複数の引っ張り片9とを有する。このようなグロメット5を車体パネル2の貫通孔3に対し貫通嵌着させた後のワイヤハーネス1に関しては、複数の引っ張り片9をハーネス挿通部6に対し独立した状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、弾性のグロメットをパネルの貫通孔に対し貫通させる方法と、この貫通方法に用いられる集束保持治具とに関する。また、本発明は、グロメットを組み付けた状態のワイヤハーネスに関し、詳しくはパネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させる前の状態のワイヤハーネスに関する。さらに、本発明は、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスに関する。
自動車の車体には多数のワイヤハーネスが配索される。この多数のワイヤハーネスの中には、車体パネルの貫通孔に貫通させて配索されるものもある。ところで、ワイヤハーネスを貫通孔に貫通させたままでは、次のような問題点を有する。すなわち、自動車の走行時にワイヤハーネスが振動してしまうと、この時に電線被覆が貫通孔の縁部エッジ部分に接触してしまうことがあり、そのため電線被覆の損傷が生じてしまうという問題点を有する。また、ワイヤハーネスと貫通孔との間に隙間が生じることから、この隙間を介して水分等が浸入してしまうという問題点も有する。以上のような問題点を解消するため、ゴム等の弾性を有するグロメットを用いることが一般的である。以下、下記特許文献1に開示されたグロメットについて説明をする。
図9及び図10において、グロメット101は、ハーネス挿通部102と、パネル嵌着部103と、連結部104と、複数の引っ張り片105とを一体に有する。ハーネス挿通部102は、内部にワイヤハーネス106のハーネス本体107が挿通される円筒形状に形成される。パネル嵌着部103は、パネル108の貫通孔109(図11(a)参照)に合わせた外径を有するように形成される。パネル嵌着部103の外周位置には、貫通孔109に嵌着する嵌着溝110が形成される。嵌着溝110は、環凹状に形成される。パネル嵌着部103は、この外面が傾斜面111として形成される。パネル嵌着部103(嵌着溝110)における引用符号112は、シールリップを示す。また、引用符号113はパネル当接部を示す。
連結部104は、この一端がハーネス挿通部102に連成されるとともに、他端がパネル嵌着部103に連成される略円錐筒状に形成される。連結部104は、パネル嵌着部103に比べて薄肉の部分に形成される。複数の引っ張り片105は、パネル嵌着部103の傾斜面111からハーネス挿通部102の軸方向に沿って突出するように形成される。複数の引っ張り片105は、薄肉で長くのびる形状に形成される。
上記構成において、図11(a)に示すように、パネル108の貫通孔109にグロメット101を貫通嵌着させる前の状態では、先ず、ハーネス挿通部102にハーネス本体107が挿通される。また、ハーネス挿通部102の端部にテープ巻き114が施される。テープ巻き114は、複数の引っ張り片105の突出先端部分を、外れないようにしっかりと固定するために施される。テープ巻き114の作業が終わると、グロメット101を組み付けた状態のワイヤハーネス106が得られる。
ハーネス本体107に組み付けられたグロメット101をパネル108の貫通孔109に貫通嵌着させる方法としては、先ず、ワイヤハーネス106(ハーネス本体107)を自動車の室内側115から室外側116に向けて貫通孔109に通す作業を行う。次に、ハーネス本体107と一緒にハーネス挿通部102を室外側116から引っ張る作業を行う。この時、パネル嵌着部103の外周位置あたりが縮径方向に撓むことから、グロメット101は貫通孔109を通過してパネル当接部113がパネル内面に当接する。一方、ハーネス本体107と一緒にハーネス挿通部102が引っ張られることから、連結部104が反転してハーネス挿通部102はのびた状態になる。ハーネス挿通部102がのびた状態になると、これに伴って複数の引っ張り片105が引っ張られ、そのためシールリップ112がパネル外面から離れた状態になる。
最後に、ハーネス本体107とハーネス挿通部102とのひっぱりを解除する作業を行うと、ハーネス挿通部102や連結部104が弾性復帰して元の状態に戻り、その結果、図11(a)に示すような状態になる。すなわち、シールリップ112がパネル外面に密着して嵌着溝110が貫通孔109の縁部に対し完全に嵌着した状態になる。以上により、貫通孔109に対する貫通嵌着が完了する。グロメット101が貫通嵌着することにより、グロメット101の止水機能及び防音機能が発揮される。
特開2005−80427号公報
上記従来技術にあっては、貫通孔109にグロメット101を貫通嵌着させるために、複数の引っ張り片105の突出先端部分がテープ巻き114によりハーネス挿通部102の端部にしっかりと固定されるようになることから、次のような問題点を有する。すなわち、ワイヤハーネス106の配索において、グロメット101に作用してしまうような曲げがあると、図11(b)に示す如く、シールリップ112がパネル外面から離れてしまい、その結果、止水機能が損なわれてしまうという問題点を有する。また、上記の固定状態で曲げがあると、ハーネス挿通部102などに負荷が掛かってしまうという問題点も有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、止水機能の確保と負荷の低減とを図ることが可能な、グロメットのパネル貫通方法、集束保持治具、ワイヤハーネス、及び、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のグロメットのパネル貫通方法は、次のことを特徴とする。すなわち、
ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前の工程として第一工程及び第二工程を含み、且つ、前記貫通孔に対し貫通させた後の工程としては第三工程を含み、
前記第一工程では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通する作業を行い、
前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の外側から集束保持手段を取り付けて前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持する作業を行い、
前記第三工程では、前記集束保持手段を取り外して前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部から独立した状態に戻す作業を行う
ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のグロメットのパネル貫通方法において、
前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の突出先端部分の外側から前記集束保持手段を取り付けて前記突出先端部分を前記ハーネス挿通部の前記外周面に集束保持する作業を行う
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明の集束保持治具は、次のことを特徴とする。すなわち、
ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前・後の工程での作業に用いられるものであり、
前記複数の引っ張り片の外側から取り付けると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される治具本体を有する
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4に記載の本発明のワイヤハーネスは、次のことを特徴とする。すなわち、
ハーネス本体と、弾性のグロメットと、集束保持手段と、を備え、
前記グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有し、
前記集束保持手段は、前記複数の引っ張り片の外側から取り付けをすると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される本体部を有し、
前記貫通孔に対し前記グロメットを貫通させる前の状態では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通して前記グロメットを組み付けた状態にし、且つ、前記集束保持手段を用いて前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持した状態にもしてなる
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の本発明の、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスは、次のことを特徴とする。すなわち、
ワイヤハーネスは、ハーネス本体と、該ハーネス本体を挿通して組み付けられる弾性のグロメットと、を備え、
該グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、外周位置に嵌着溝を配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成され、且つ、前記ハーネス挿通部の外周面に接触させて用いることも可能に形成される複数の引っ張り片と、を有し、
このような前記グロメットをパネルの貫通孔に対し貫通させた後の前記ワイヤハーネスの配索完了時には、前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部に対し独立した状態にしてなる
ことを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、例えばワイヤハーネスの配索においてグロメットに作用してしまうような曲げがあったとしても、ハーネス本体の挿通部分であるハーネス挿通部に対し複数の引っ張り片が独立した状態にあることから、この複数の引っ張り片が引っ張られることはなく、結果、グロメットの止水機能部分がパネル外面から離れてしまうこともない。また、複数の引っ張り片が上記のように独立した状態にあることから、上記のような曲げがあったとしてもハーネス挿通部などに負荷が掛かってしまうこともない。従って、本発明によれば、止水機能の確保と負荷の低減とを図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、第二工程でのより良い作業について提供することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、集束保持治具を用いることにより、複数の引っ張り片をハーネス挿通部の外周面に集束保持することができ、且つ、この集束保持の状態からハーネス挿通部に対し複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しもすることができる。すなわち、貫通孔に対しグロメットを貫通させる前・後の工程での作業に用いることができる。従って、本発明によれば、止水機能の確保と負荷の低減とを図るために有用な集束保持治具を提供することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、集束保持手段として例えば請求項2の集束保持治具を用いたり、又は、この集束保持治具と同様の機能を有する部材等を用いることで、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させる前の状態を有効にすることができる。従って、より良いワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスであり、グロメットに作用するような曲げがあったとしても、ハーネス本体の挿通部分であるハーネス挿通部に対し複数の引っ張り片が独立した状態にあることから、この複数の引っ張り片が引っ張られることはなく、結果、グロメットの止水機能部分がパネル外面から離れてしまうこともない。また、複数の引っ張り片が上記のように独立した状態にあることから、上記のような曲げがあったとしてもハーネス挿通部などに負荷が掛かってしまうこともない。従って、本発明によれば、止水機能の確保と負荷の低減とを図ることができるという効果を奏する。
本発明の概略図であり、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスに係る図である。 図1のグロメットの正面図である。 図2のA方向から見た図であり、グロメットの平面図である。 図3のB−B線断面図である。 本発明のグロメットのパネル貫通方法に係る第一工程の作業説明図である。 本発明のグロメットのパネル貫通方法に係る第二工程の作業説明図である。 図6の第二工程の後に行われる作業の説明図であり、詳しくはハーネス本体に組み付けられたグロメットをパネルの貫通孔に貫通嵌着させる直前の状態を示す作業説明図である。 図7の状態からグロメットをパネルの貫通孔に貫通嵌着させた時の図であり、詳しくは本発明のグロメットのパネル貫通方法に係る第三工程の作業説明図である。 従来例のグロメットの図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 図9のグロメットをハーネス本体に組み付けてパネルの貫通孔に貫通嵌着させる状態を示す図であり、(a)は貫通直前の作業説明図、(b)は貫通直後で且つ嵌着直前の作業説明図である。 (a)は図10(b)の状態からグロメットをパネルの貫通孔に貫通嵌着させた時の状態説明図であり、(b)はワイヤハーネスの配索においてグロメットに作用するような曲げがあった時の状態説明図である。
ワイヤハーネスは、ハーネス本体と、弾性のグロメットとを備えて構成される。また、ワイヤハーネスは、例えば集束保持治具などを用いて配索される。グロメットは、ハーネス本体を挿通する部分としてのハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着するパネル嵌着部と、これらハーネス挿通部及びパネル嵌着部に連続する連結部と、ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出する複数の引っ張り片とを有する。このようなグロメットをパネルの貫通孔に対し貫通嵌着させた後のワイヤハーネスに関しては、複数の引っ張り片をハーネス挿通部に対し独立した状態にする。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の概略図であり、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネスに係る図である。また、図2は図1のグロメットの正面図、図3はグロメットの平面図、図4は図3のB−B線断面図、図5〜図8は本発明のグロメットのパネル貫通方法に係る作業説明図などである。
<ワイヤハーネス1について>
図1において、引用符号1は車体パネル2(パネル)の円形の貫通孔3に貫通させて配索されるワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス1は、複数本の電線をテープ巻きにて束ねてなるハーネス本体4と、弾性のグロメット5とを備えて構成される。ワイヤハーネス1は、貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させると、このグロメット5の機能が発揮されて止水及び防音を図ることができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネス1は、以下の説明から分かるようになるが、グロメット5に作用する例えば矢印P、Qのような曲げがあったとしても、止水機能の確保と、グロメット5の所定部分の負荷低減とを更に図ることができるという効果も奏する。先ず、グロメット5について説明をする。
<グロメット5について>
図1ないし図4において、グロメット5は、例えばEPDM製の弾力性のある部材であって、車体パネル2の貫通孔3に対し貫通させることが可能な形状に、また、嵌着させることも可能な形状に形成される。グロメット5は、ハーネス挿通部6と、パネル嵌着部7と、連結部8と、複数の引っ張り片9と、空気層形成部10とを一体に有する。
<ハーネス挿通部6について>
ハーネス挿通部6は、内部にハーネス本体4が挿通される小径の円筒形状に形成される。ハーネス挿通部6は、この中央部11が傾斜して端部12が基端13よりも小径に形成される。ハーネス挿通部6の内面には、複数の円環状凸部14が形成される。この円環状凸部14は、ハーネス本体4に密着する部分として形成される。ハーネス挿通部6の端部12側の外面には、治具着脱部15が円環状に形成される。
<パネル嵌着部7について>
パネル嵌着部7は、グロメット5の軸方向中間位置に配置形成される。パネル嵌着部7は、車体パネル2の貫通孔3に合わせた径を有するように大径に形成される。このような大径筒部3の外周位置には、貫通孔3に嵌着する嵌着溝16が形成される。嵌着溝16は、環凹状に形成される。嵌着溝16には、特に符号を付さないが、微少なシールリップが形成される。
パネル嵌着部7には、嵌着溝16を挟んで外側に外面17が形成される。また、外面17の反対側にパネル当接部18が形成される。外面17は、傾斜する面で連結部8の後述する他端に連成される。パネル当接部18は、車体パネル2の内面に当接して密着する厚肉部分に形成される。このようなパネル当接部18には、大径リップ部19が形成される。大径リップ部19は、車体パネル2の内面に密着する部分として形成される。大径リップ部19は、パネル当接部18の外周面から外側に突出する環状の舌片形状に形成される。
<連結部8について>
連結部8は、この一端がハーネス挿通部6に連続するように、また、他端がパネル嵌着部7に連続するように形成される。連結部8は、複数の部分を有するように形成される。具体的には、上記一端の位置に配置される断面略V字状の薄肉の伸縮部20と、これ以外の部分になる傾斜部21とを有するように形成される。傾斜部21は、傾斜する形状に形成される。別な言い方をすれば、傾斜部21は、略円錐筒状に形成される。このような傾斜部21には、複数の厚肉部22と薄肉部23とが形成される。複数の厚肉部22と薄肉部23は、交互に配置形成される。また、ハーネス挿通部6の軸を中心に放射状になるように形成される。複数の厚肉部22は、上記他端に位置する側がグロメット5の貫通作業時において、貫通孔3に対し摺接する部分として形成される。尚、厚肉部22とパネル嵌着部7の外面17とが貫通孔3を摺接した後、嵌着溝16は貫通孔3に嵌着する。
<引っ張り片9について>
複数の引っ張り片9は、ハーネス挿通部6の軸方向に沿って突出する略帯片状の部分として形成される(別な言い方をすれば、細長いヘラ状の部分として形成される。この場合、引っ張りベラと呼んでもよいものとする)。複数の引っ張り片9は、本実施例において、連結部8の薄肉部23とパネル嵌着部7の外面17との境界部分に配置形成される(一例であり、薄肉部23又は外面17であってもよいものとする)。また、複数の引っ張り片9は、等間隔で四つ形成される(数は一例であるものとする)。
複数の引っ張り片9は、この突出先端部分24(又は引っ張り片9の中間部分)がハーネス挿通部6の外周面に接触する長さに形成される。具体的には、ハーネス挿通部6の治具着脱部15までのびるような長さに形成される。この他、複数の引っ張り片9は、ちぎれが生じない程度の強度を有するように形成される(ちぎれが生じるような力としては、グロメット5の貫通作業時に掛かる力や、作業者による直接的な引っ張り力などである)。また、複数の引っ張り片9は、例えば曲げたりしても元の状態(図2で示す状態)に弾性復帰するように形成される。
<空気層形成部10について>
空気層形成部10は、防音用の空気層をグロメット5の内部に形成するための部分であって、ハーネス挿通部6に対しグロメット5の軸方向反対側に配置される。空気層形成部10は、パネル嵌着部7に連続するように形成される。空気層形成部10は、断面略漏斗状に形成される。尚、空気層形成部10における引用符号25はハーネス挿通部を示す。
<グロメット5に図示しない部分>
尚、グロメット5に関し、特に図示しないが、オプション用の筒部を追加形成してもよいものとする。オプション用の筒部は、ケーブルや用品を貫通させる必要がある場合に用いる筒部であって、このような部分を本実施例に限らず追加形成してもよいものとする。具体的には、フードロックケーブルやウォッシャーホース、フォグランプ用ワイヤ等を貫通させる必要がある場合に用いられる筒部を追加形成してもよいものとする。オプション用の筒部は、この突出先端部が蓋部にて閉塞されるような形状に形成される。オプション用の筒部は、ディーラー用品の関係等で必要になり、後から蓋部をカットして孔開けをした後に使用することができる形状に形成される。
<グロメット5のパネル貫通方法について>
次に、図5ないし図8を参照しながらグロメット5のパネル貫通方法について説明をする。
グロメット5のパネル貫通方法にあっては、貫通孔3に対しグロメット5を貫通させる前の工程として第一工程及び第二工程を含み、且つ、貫通孔3に対し貫通させた後の工程としては第三工程を含むものとする。
<第一工程について>
図5において、第一工程では、ハーネス挿通部6、25にハーネス本体4を挿通する作業を行う。具体的には、先ずグロメット5のハーネス挿通部6、25の径を広げ、次に径を広げた部分にハーネス本体4を挿通する作業を行う。ハーネス本体4を挿通した後は、グロメット5のハーネス挿通部6、25の内面がハーネス本体4の外周面に密着した状態になる。
<第二工程について>
図5及び図6において、第二工程では、複数の引っ張り片9の突出先端部分24の外側から集束保持治具26(集束保持手段)を取り付けて、突出先端部分24をハーネス挿通部6の治具着脱部15の位置に集束保持する作業を行う。本実施例では、集束保持治具26がワンタッチで取り付けられる。複数の引っ張り片9は、この突出先端部分24が窄まったような状態に固定される(図7参照)。第二工程が終わると、貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させる前の状態になるワイヤハーネス1の組み付けが完了する。
<集束保持治具26について>
図6において、第二工程で用いられる集束保持治具26は、上述のように、複数の引っ張り片9の突出先端部分24をハーネス挿通部6の治具着脱部15の位置に集束保持するための治具であって、治具本体27(本体部)を有する。この治具本体27は、一端に第一係止部28が形成される第一半円形状部29と、同じく一端に第二係止部30が形成される第二半円形状部31と、第一半円形状部29及び第二半円形状部31の他端同士を繋ぐ開閉軸部32とを有する。
治具本体27は、開閉軸部32を軸にして第一半円形状部29及び第二半円形状部31が開閉自在になるように形成される。また、治具本体27は、第一係止部28及び第二係止部30が引っ掛かりあって係止状態が形成されるとともに、この係止状態を解除することもできるように形成される。すなわち、治具本体27は、集束保持治具26の取り付け及び取り外しが自在に形成される(本実施例の形状は一例であるものとする。取り付け及び取り外しが自在で、且つ、突出先端部分24をハーネス挿通部6に集束保持することができる形状の治具であれば特に限定されないものとする。尚、治具に限らず、例えば公知の結束バンドや、すぐに除去できる程度のテープ巻き等であってもよいものとする)。
<貫通孔3に対するグロメット5の貫通嵌着について>
図7において、先ず、ワイヤハーネス1を自動車の室内側33から室外側34に向けて貫通孔3に通す作業を行う。次に、例えば集束保持治具26による集束保持の部分をハーネス本体4と一緒に室外側34から引っ張る作業を行う。この時、パネル嵌着部7の外周位置あたりが縮径方向に撓むことにより、グロメット5は貫通孔3を摺接及び通過する。これによりパネル当接部18が車体パネル2の内面に当接する。一方、ハーネス本体4と一緒にハーネス挿通部6が引っ張られることから、この引っ張りに連結部8の伸縮部20が追従して、結果、ハーネス挿通部6ものびた状態になる。ハーネス挿通部6がのびた状態になると、これに伴って複数の引っ張り片9も引っ張られ、そのため嵌着溝16の一部が車体パネル2の外面から若干離れた状態になる。
最後に、ハーネス本体4のひっぱりを解除する作業を行うと、ハーネス挿通部6や伸縮部20が弾性復帰して元の状態に戻り、その結果、グロメット5の貫通嵌着が完了した状態になる。すなわち、嵌着溝16が貫通孔3の縁部に対し完全に嵌着した状態になる。グロメット5が貫通孔3に貫通嵌着することにより、グロメット5の止水機能及び防音機能が発揮される。
尚、ここでの作業を「工程」として呼んでいないが、これは便宜上のことである。従って、次に説明する第三工程を第四工程と読み替え、上記作業を第三工程と呼んでもよいものとする。
ここでの作業は、従来同様の作業方法であり、貫通嵌着に係る作業の容易性が確保されるのは勿論である。
<第三工程について>
図8において、第三工程では、集束保持治具26を取り外して複数の引っ張り片9をハーネス挿通部6から独立した状態に戻す作業を行う。
<本発明のまとめ及び効果>
以上、図1ないし図8を参照しながら説明してきたように、本発明は特許請求の範囲に記載された、(1)グロメット5のパネル貫通方法の発明、(2)集束保持治具26の発明、(3)ワイヤハーネス1の発明、及び、(4)車体パネル2の貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス1の発明に分けることができる。
簡単にまとめると、ワイヤハーネス1は、ハーネス本体4と、弾性のグロメット5とを備えて構成される。また、ワイヤハーネス1は、集束保持治具26などの集束保持手段を用いて配索される。グロメット5は、ハーネス本体4を挿通する部分としてのハーネス挿通部6と、車体パネル2の貫通孔3に嵌着するパネル嵌着部7と、これらハーネス挿通部6及びパネル嵌着部7に連続する連結部8と、ハーネス挿通部6の軸方向に沿って突出する複数の引っ張り片9とを有する。このようなグロメット5を車体パネル2の貫通孔3に対し貫通嵌着させた後のワイヤハーネス1に関しては、複数の引っ張り片9をハーネス挿通部6に対し独立した状態にすることが特徴になる。
(1)グロメット5のパネル貫通方法の発明によれば、例えばワイヤハーネス1の配索においてグロメット5に作用してしまうような曲げ(図1の矢印P、Q参照)があったとしても、ハーネス本体4の挿通部分であるハーネス挿通部6に対し複数の引っ張り片9が独立した状態にあることから、この複数の引っ張り片9が引っ張られることはなく、結果、グロメット5の止水機能部分が車体パネル2の外面から離れてしまうこともない。また、複数の引っ張り片9が上記のように独立した状態にあることから、上記のような曲げがあったとしてもハーネス挿通部6などに負荷が掛かってしまうこともない。従って、本発明によれば、止水機能の確保と負荷の低減とを図ることができるという効果を奏する。
(2)集束保持治具26の発明によれば、この集束保持治具26を用いることにより、複数の引っ張り片9の突出先端部分24をハーネス挿通部6の治具着脱部15の位置に集束保持することができ、且つ、この集束保持の状態からハーネス挿通部6に対し複数の引っ張り片9を独立した状態に戻すための取り外しもすることができる。すなわち、貫通孔3に対しグロメット5を貫通させる前・後の工程(第二工程〜第三工程)での作業に用いることができる。従って、本発明によれば、止水機能の確保と負荷の低減とを図るために有用な集束保持治具26を提供することができるという効果を奏する。
本実施例の集束保持治具26は、図6及び図8に示す構造からも分かるように、何度も繰り返して使用することができるものである。従って、コスト低減に寄与することができるという効果も奏する。また、例えばテープ巻きと比べて作業を簡略化することができ、以て作業性の向上を図ることができるという効果も奏する。
(3)ワイヤハーネス1の発明によれば、集束保持手段として例えば集束保持治具26を用いたり、又は、この集束保持治具26と同様の機能を有する部材等を用いることで、車体パネル2の貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させる前の状態を有効にすることができる。従って、より良いワイヤハーネス1を提供することができるという効果を奏する。
(4)車体パネル2の貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス1の発明によれば、グロメット5に作用してしまうような曲げ(図1の矢印P、Q参照)があったとしても、ハーネス本体4の挿通部分であるハーネス挿通部6に対し複数の引っ張り片9が独立した状態にあることから、この複数の引っ張り片9が引っ張られることはなく、結果、グロメット5の止水機能部分が車体パネル2の外面から離れてしまうこともない。また、複数の引っ張り片9が上記のように独立した状態にあることから、上記のような曲げがあったとしてもハーネス挿通部6などに負荷が掛かってしまうこともない。従って、本発明によれば、上記(1)の発明と同様に、止水機能の確保と負荷の低減とを図ることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ワイヤハーネス、 2…車体パネル(パネル)、 3…貫通孔、 4…ハーネス本体、 5…グロメット、 6…ハーネス挿通部、 7…パネル嵌着部、 8…連結部、 9…引っ張り片、 10…空気層形成部、 11…中央部、 12…端部、 13…基端、 14…円環状凸部、 15…治具着脱部、 16…嵌着溝、 17…外面、 18…パネル当接部、 19…大径リップ部、 20…伸縮部、 21…傾斜部、 22…厚肉部、 23…薄肉部、 24…突出先端部分、 25…ハーネス挿通部、 26…集束保持治具(集束保持手段)、 27…治具本体(本体部)、 28…第一係止部、 29…第一半円形状部、 30…第二係止部、 31…第二半円形状部、 32…開閉軸部、 33…室内側、 34…室外側

Claims (5)

  1. ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前の工程として第一工程及び第二工程を含み、且つ、前記貫通孔に対し貫通させた後の工程としては第三工程を含み、
    前記第一工程では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通する作業を行い、
    前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の外側から集束保持手段を取り付けて前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持する作業を行い、
    前記第三工程では、前記集束保持手段を取り外して前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部から独立した状態に戻す作業を行う
    ことを特徴とするグロメットのパネル貫通方法。
  2. 請求項1に記載のグロメットのパネル貫通方法において、
    前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の突出先端部分の外側から前記集束保持手段を取り付けて前記突出先端部分を前記ハーネス挿通部の前記外周面に集束保持する作業を行う
    ことを特徴とするグロメットのパネル貫通方法。
  3. ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前・後の工程での作業に用いられるものであり、
    前記複数の引っ張り片の外側から取り付けると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される治具本体を有する
    ことを特徴とする集束保持治具。
  4. ハーネス本体と、弾性のグロメットと、集束保持手段と、を備え、
    前記グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有し、
    前記集束保持手段は、前記複数の引っ張り片の外側から取り付けをすると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される本体部を有し、
    前記貫通孔に対し前記グロメットを貫通させる前の状態では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通して前記グロメットを組み付けた状態にし、且つ、前記集束保持手段を用いて前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持した状態にもしてなる
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  5. ワイヤハーネスは、ハーネス本体と、該ハーネス本体を挿通して組み付けられる弾性のグロメットと、を備え、
    該グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、外周位置に嵌着溝を配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成され、且つ、前記ハーネス挿通部の外周面に接触させて用いることも可能に形成される複数の引っ張り片と、を有し、
    このような前記グロメットをパネルの貫通孔に対し貫通させた後の前記ワイヤハーネスの配索完了時には、前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部に対し独立した状態にしてなる
    ことを特徴とするパネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス。
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