JP2008201385A - ワイヤハーネス部品および該ワイヤハーネス部品が取り付けられたワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

ワイヤハーネス部品および該ワイヤハーネス部品が取り付けられたワイヤハーネスの配索構造 Download PDF

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大樹 永易
Takashi Suzuki
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Abstract

【課題】移動区間の通線経路においてワイヤハーネスが他部材と干渉するのを防止する。
【解決手段】自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、ゴムからなり山状頂点を備えた算盤玉形状とした環状体からなる。または、ワイヤハーネスに外嵌固定する環状体と、該環状体の外周面の全周から放射状に突出する多数の可撓性または伸縮性を有する細条片からなる。固定部材へ接触時には、外周面に突出する山状頂点、細条片あるいは鋸歯状の突起が接触する構成としている。
【選択図】図4

Description

本発明はワイヤハーネス部品および該ワイヤハーネス部品が取り付けられたワイヤハーネスの配索構造に関し、詳しくは、自動車のパネルやトリムで挟まれた空間に移動自在に配索されるワイヤハーネスが前記パネルやトリムと干渉するのを防止するものである。
従来、自動車の車体とドア等の間に架け渡して配索されるワイヤハーネスは、ドア等の動作に追従させるために余長部を設けており、該余長部がドア側あるいは車体側で移動自在に配索されている。
例えば、本出願人は、特開2006−117054号公報(特許文献1)において、図10に示すワイヤハーネス配索構造を提供している。このワイヤハーネス配索構造では、ワイヤハーネス2をドア1内部のインナーパネル3に設けたプロテクタ5を挿通させて出入用開口5aから車体6側に引き出している。該プロテクタ5には余長吸収空間5bを設け、該余長吸収空間5bの引出用開口5c位置では、ワイヤハーネス2にバンド型クランプ4を装着してワイヤハーネス2を左右に回転可能に係止し、ドア1の閉動作により余長部2aを余長吸収空間5bのコーナー部5dに沿って湾曲させて余長吸収空間5bにワイヤハーネス2を収容している。
特開2006−117054号公報
特許文献1のワイヤハーネス配索構造では、余長吸収空間5bにおいて、ワイヤハーネス2をドア1側に固定せずにフリーとしているため、ワイヤハーネス2の通線線路が不安定となり、プロテクタ5やインナーパネル3と干渉しやすくなる。この干渉が発生すると、ワイヤハーネス2はプロテクタ5やインナーパネル3に摺接しながら移動するため、異音が発生したり、ワイヤハーネス2に損傷が発生する要因となる。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、移動自在に配索されたワイヤハーネスがドアインナーパネルあるいはドアトリム等の他部材と直接干渉しないようにして、異音の発生およびワイヤハーネスの損傷発生を防止することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、第1の発明として、自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、
ゴムからなる算盤玉形状とした環状体からなり、中心の貫通穴は前記ワイヤハーネスの貫通用とし、
前記貫通穴の内径を前記ワイヤハーネスの外径以下としてワイヤハーネスを圧入固定し、あるいは、外周面よりテープ巻き用舌片を突設してワイヤハーネスをテープ巻き固定し、
前記固定部材へ接触時には、外周面に突出する山状頂点が接触する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス部品を提供している。
また、第2の発明として、自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、
ワイヤハーネスに外嵌固定する環状体と、該環状体の外周面の全周から放射状に突出する多数の可撓性または伸縮性を有する細条片からなり、
前記固定部材へ接触時には、前記細条片の先端を接触する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス部品を提供している。
さらに、第3の発明として、自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、
ワイヤハーネスに外嵌固定する環状体からなり、該環状体は円板形状で、周方向に間隔をあけて穴部を備えていると共に外周面の全面に鋸歯状の突起を備え、
前記固定部材へ接触時には、前記鋸歯状の突起の先端を接触する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス部品を提供している。
前記第1〜第3の本発明のワイヤハーネス部品によれば、該ワイヤハーネス部品を取り付けたワイヤハーネスが配索空間内で移動したときに、ワイヤハーネスが前記固定部材に直接干渉せずに、ワイヤハーネスに取り付けたワイヤハーネス部品が前記固定部材に接触する。これにより、ワイヤハーネスが固定部材と干渉して損傷するのを防止することができる。
前記ワイヤハーネス部品からの突出部の先端を常時両側の固定部材に接触させてワイヤハーネスの通線経路を安定保持する構成とても良いし、ワイヤハーネスの軸直角方向に揺動した時に前記突出部の先端が接触するようにしてもよい。いずれの場合もワイヤハーネスが固定部材に接触することは防止できる。
前記第1の発明のワイヤハーネス部品はゴムからなる算盤玉形状として外周面の山状頂点が固定部材と接触し、第2の発明のワイヤハーネス部品は外周に設けた可撓性または伸縮性を有する細条片が固定部材と接触し、第3の発明のワイヤハーネス部品は穴部を設けた円板形状として外周の鋸歯状の突起が固定部材と接触する構成としている。
このように、固定部材と接触するワイヤハーネス部品の接触部分に弾性を持たせると共に接触面積を小さくしているため、ワイヤハーネス部品と固定部品との接触時に異音が発生するのを防止することができる。
第2の発明のワイヤハーネス部品の細条片としては、繊維状の細条片を密集させたもの、細条片の先端に球体を設けたもの、細条片を折り畳み状としたもの、コイル状としたものが挙げられる。
また、前記細条片は環状体と一体成形してもよいし、環状体へ植え込みや粘着テープを介して取り付けてもよい。
前記環状体の一部を分離して、前記ワイヤハーネスに対して軸線と直交方向から取り付けできる構成としていることが好ましい。
前記構成によれば、ワイヤハーネス部品の環状体の貫通穴にワイヤハーネスを端末から貫通させる必要がなく、環状体の分離部分を開いて、この分離部分を通してワイヤハーネスの軸線と直交方向からワイヤハーネスを環状体の貫通穴に押し込んで取り付けることができ、ワイヤハーネス部品をワイヤハーネスに容易に取り付けることができる。
さらに、第4の発明として、前記ワイヤハーネス部品が取り付けられたワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ワイヤハーネスはドア側から車体側へと架け渡され、ドアの開閉に応じてドア側からワイヤハーネスが引き出されると共に引き込まれ、ドア側においてドアインナーパネルとトリムに挟まれた空間に移動自在に配索されており、該移動自在とした部位のワイヤハーネスに前記ワイヤハーネス部品を取り付けており、
かつ、前記ワイヤハーネス部品の取付位置よりも車体側への引き出し領域の前記ワイヤハーネスに蛇腹筒部を有するグロメットを外嵌しており、
該グロメットの引出側先端にテープ巻き用舌片を突設して前記ワイヤハーネスをテープ巻き固定していると共に、該グロメットの他端は前記蛇腹筒部の谷部を内径を小径としてワイヤハーネスの外周に密着させ、該蛇腹筒部内においてワイヤハーネスを位置決め保持していることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供している。
車体とサイドドアとの間に配索するドア用ワイヤハーネスは、従来は一般的に、ドアパネルおよび車体パネルに貫通穴を設け、これら貫通穴にワイヤハーネスを貫通させ、ウェザーストリップよりも室外側で車体とドア間にワイヤハーネスを渡り配線している。
しかしながら、前記のように、パネルに設けた貫通穴にワイヤハーネスを貫通させる作業は、ワイヤハーネスにコネクタが接続されているため非常に難作業となると共に、貫通穴の位置での防水処理が必要となる。
そのため、ドアインナーパネルとドアトリムとの間からワイヤハーネスを引き出し、ウェザーストリップより室内側を通して車体側へとワイヤハーネスを渡り配索する場合がある。この場合、貫通穴を通す作業が不要となると共に防水処理も不要となる利点があるが、特許文献1に記載のように、ドア開閉時に渡り部分のワイヤハーネスをねじると共に伸縮させる必要がある。よって、前記したように、ドア内部側でワイヤハーネスを伸縮自在(即ち、移動自在)に収容することとなり、ワイヤハーネスの移動区間では通線経路が不安定となり、ワイヤハーネスがドアインナーパネルやドアトリムと干渉するおそれがある。
しかしながら、ワイヤハーネスのドアインナーパネルやドアトリムと干渉し得る位置に前記ワイヤハーネス部品を取り付けておくことにより、ワイヤハーネスがドアインナーパネルやドアトリムと直接干渉するのを防止して、異音の発生およびワイヤハーネスの損傷を防止することができる。
また、前記ワイヤハーネス部品の取付位置よりも車体側へ引き出されて、車体側へと渡り配索する部分にはグロメットがワイヤハーネスに外装されており、該グロメットの蛇腹筒部の内部でワイヤハーネスが位置決めされていないと、蛇腹筒部の内部でワイヤハーネスが偏る場合がある。その場合、ワイヤハーネスが偏った分だけグロメットも変形し、ドア内部においてはドアインナーパネルやドアトリムに近接し、また、渡り部分では他部品と干渉する恐れがある。
しかしながら、本発明では、グロメットを挿通するワイヤハーネスは一端側でテープ巻きして位置決め保持していると共に、他端側では谷部内径を小径としてワイヤハーネスの外周に密着させているため、ワイヤハーネスをグロメットの蛇腹筒部の中心軸線上に安定保持でき、偏らないようにすることができる。よって、他部材との接触を防止でき、グロメットの蛇腹筒部の損傷発生、ひいてはワイヤハーネスの損傷発生を防止できると共に、摺接時の異音発生も防止できる。
なお、ワイヤハーネスが移動自在に配索される空間は、サイドドアやスライドドア等のドアインナーパネルとドアトリムに挟まれた空間に限らず、車両内部で両側固定材に挟まれた空間をワイヤハーネスが移動する箇所にも適用することができる。
前述したように、本発明によれば、ワイヤハーネスが固定部材に挟まれた配索空間内で移動したときに、ワイヤハーネスが固定部材に直接干渉せずに、ワイヤハーネスに取り付けたワイヤハーネス部品が固定部材に接触するため、ワイヤハーネスが固定部材と干渉して損傷するのを防止することができる。
また、固定部材と接触するワイヤハーネス部品の接触部分に弾性を持たせると共に接触面積を小さくしているため、ワイヤハーネス部品と固定部品との接触時に異音が発生するのを防止することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1実施形態を示し、自動車のサイドドア10に配索されるドア用ワイヤハーネスW/H(以下、ワイヤハーネスW/Hと称す)を車体20側へと配索しており、サイドドア10と車体20との間に架け渡した部位のワイヤハーネスW/Hにグロメット30を外装している。
詳細には、サイドドア10(以下、ドア10と称す)内に配索したワイヤハーネスW/Hは、ドアアウターパネル11と接合するドアインナーパネル12と該ドアインナーパネル12の室内面側に被せて取り付けるドアトリム13とに挟まれた空間から引き出しており、ドア10の開閉に応じてドア10側からワイヤハーネスW/Hが引き出されると共に引き込まれる。
ドアインナーパネル12とドアトリム13との間の空間には、図2に示すように、ドアトリム13の隅部に外周面が円弧状のスピーカ15を配置しており、ワイヤハーネスW/Hにテープ巻き、又はバンド巻き固定したクランプ16をスピーカ15の下方位置でドアインナーパネル12に係止している。
ドアトリム13の車体対向壁13aには、スピーカ15と対向する位置にワイヤハーネス引出位置となるワイヤハーネス引出口13cを設け、該ワイヤハーネス引出口13cを通してワイヤハーネスW/Hを車体20側へ引き出している。ワイヤハーネス引出口13cより引き出したワイヤハーネスW/Hはドア10に設けたウェザーストリップ14よりも室内側を通して架け渡している。
ドア10内部に配索しているワイヤハーネスW/Hは、ワイヤハーネス引出口13cから前記ワイヤハーネスを固定するクランプ16の取り付け位置までは固定されておらず、ワイヤハーネスW/Hが移動可能なワイヤハーネス移動空間Sとしている。ドア10内部に配索しているワイヤハーネスW/Hを構成する電線群はテープで荒巻きしている。
ワイヤハーネス移動空間Sのワイヤハーネス引出口13cからクランプ16までの途中に、ワイヤハーネスW/Hに干渉防止用のワイヤハーネス部品40を取り付けている。
ワイヤハーネス部品40は、ゴムからなる算盤玉形状とした環状体からなり、外径は軸線方向の両端から中央に向けて拡径し、軸線方向の中間位置に山状頂点40aを形成している。一方、ワイヤハーネス部品40の中心の貫通穴40bは径をワイヤハーネスの外径よりも若干小さくしてワイヤハーネス貫通用としており、該貫通穴40bにワイヤハーネスW/Hを圧入固定して、ワイヤハーネスW/Hにワイヤハーネス部品40を取り付けている。
グロメット30の蛇腹筒部31は、図4に示すように、ドア側先端の谷部31aを他の谷部31a’よりも内径を小径として、ワイヤハーネスW/Hの外周に密着させ、ワイヤハーネスW/Hを蛇腹筒部31の中心軸線上に位置させている。また、グロメット30の車体側となる引出側先端にテープ巻き用舌片30aを突設して、該テープ巻き用舌片30aにワイヤハーネスW/Hをテープ巻き固定している。
次に、ドア10の開閉に連動するワイヤハーネスW/Hの作動を説明する。
ドア10を閉じた状態では、図3(A)に示すように、ワイヤハーネスW/Hがクランプ16による係止位置からドアトリム13の車体対向壁13aに近接する側部まで、スピーカ15外周面に沿って配索され、ワイヤハーネス引出口13cの上端位置から外部に引き出されている。ワイヤハーネスW/Hに設けた余長部W/Haはドアインナーパネル12とドアトリム13との間の空間Sに収容されている。
このとき、図3(A)に示すように、ワイヤハーネスW/Hの余長部W/Haは空間S内で弛んだ状態となり、余長部W/Haの通線経路は不安定となるが、図4に示すように、ワイヤハーネスW/Hに取り付けたワイヤハーネス部品40の山状頂点40aがドアインナーパネル12あるいはドアトリム13に接触し、ワイヤハーネスW/Hが直接これらに干渉するのが防止される。
一方、ドア10を開いた状態では、図3(B)に示すように、前記ドア10の開動作に伴ってスピーカ15の外周面に沿わせていたワイヤハーネスW/Hがスピーカ15の外周面から離反する方向に移動し、ワイヤハーネスW/Hの余長部W/Haが前記空間Sから引き出される。このワイヤハーネスの引き出し時においても、ワイヤハーネスが軸直角方向に揺れても、ワイヤハーネス部品40の山状頂点40aがドアインナーパネル12あるいはドアトリム13に接触し、ワイヤハーネスW/Hが直接接触するのを防止できる。
前記構成とすると、ワイヤハーネスW/Hが空間S内で移動したときに、ワイヤハーネスW/Hがドアインナーパネル12やドアトリム13に直接干渉せずに、ワイヤハーネスW/Hに取り付けたワイヤハーネス部品40がドアインナーパネル12やドアトリム13と接触するため、ワイヤハーネスW/Hがこれらと干渉して損傷するのを防止することができる。
また、ワイヤハーネス部品40のドアインナーパネル12やドアトリム13と接触する部分を弾性を持たせると共に接触面積を小さくした山状頂点40aとしているため、ワイヤハーネス部品40とドアインナーパネル12やドアトリム13との接触時に異音が発生するのを防止することができる。
図5に、第1実施形態の第1変形例を示す。
本変形例のワイヤハーネス部品40は、貫通穴40bの周縁より軸線方向にテープ巻き用舌片40cを突設すると共に、環状体の径方向にスリット40dを設けて、一部を分離可能としている。
前記構成によれば、ワイヤハーネス部品40をワイヤハーネスW/Hに取り付ける際に、スリット40dを開き、この開いた部分にワイヤハーネスW/Hを通すことにより、ワイヤハーネス部品40をワイヤハーネスW/Hに対して軸線と直交方向から容易に取り付けることができる。
また、ワイヤハーネスW/Hと共にテープ巻き用舌片40cにテープを巻き付けることによりワイヤハーネス部品40をワイヤハーネスW/Hの所定箇所に取り付けることができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に、第1実施形態の第2変形例を示す。
本変形例では、グロメット30のドア側先端の谷部31aだけでなく、他の複数箇所の谷部31aを小径とし、複数箇所の谷部31aをワイヤハーネスW/Hの外周に密着させている。
前記構成によれば、グロメット30の蛇腹筒部31の広い範囲でワイヤハーネスW/Hを中心軸線上に配置でき、グロメット30内でワイヤハーネスW/Hが偏って配索されるのを防止することができる。これにより、グロメット30内でのワイヤハーネスW/Hのバタツキを防止できると共に、グロメット30の蛇腹筒部31の屈曲性が低下するのを防止することができる。
図7に、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、ワイヤハーネス部品を第1実施形態と相違させており、本実施形態のワイヤハーネス部品50は、ワイヤハーネスに外嵌固定する環状体51と、該環状体51の外周面の全周から放射状に突出する多数の可撓性を有する細条片52からなる。環状体51は、その中心にワイヤハーネスW/Hを圧入固定する貫通穴51aを設ける一方、外周面に繊維状の細条片52を密集させて突出させている。本実施形態では、ワイヤハーネス部品50を樹脂で一体成形品としているが、細状片52を別途形成し、これら細状片52を環状体51の外周面に埋め込んでもよいし、接着剤で固定してもよい。
前記構成によれば、第1実施形態と同様、ワイヤハーネスW/Hがドアインナーパネル12やドアトリム13に直接干渉するのを防止して、ワイヤハーネスW/Hの損傷や異音の発生を防止することができる。
また、ワイヤハーネス部品50の細条片52は可撓性を有するため、図7(B)に示すようにワイヤハーネスW/Hが移動すると、ドアインナーパネル12とドアトリム13に接触した細条片52がなびいてワイヤハーネスW/Hに追従する。よって、ドアインナーパネル12等に凸部12aや凹部、エッジがあっても、細条片52がこれらに引っ掛かることがなく、ワイヤハーネスW/Hの移動を阻害することがない。
図8(A)〜(C)に、第2実施形態のワイヤハーネス部品50の変形例を示す。
図8(A)に示す第1変形例のワイヤハーネス部品50は、細条片52の先端に球状部53を設けている。
図8(B)に示す第2変形例のワイヤハーネス部品50は、細条片52を折り畳み状として、伸縮性を持たせている。
図8(C)に示す第3変形例のワイヤハーネス部品50は、細条片52をコイル状として、伸縮性を持たせている。
なお、いずれのワイヤハーネス部品50も環状体51と細条片52を一体成形しても良いが、細条片52を環状体51に植え込み、あるいは粘着テープを介して取り付けてもよい。
また、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図9に、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態のワイヤハーネス部品60は、ワイヤハーネスW/Hに外嵌固定する環状体からなり、該環状体は円板形状で、その中心にワイヤハーネス貫通用の貫通穴60aを設けると共に、該貫通穴60aを囲むように周方向に間隔をあけて穴部60bを設けて、環状体自体に可撓性を持たせている。また、環状体の外周面全面に鋸歯状の突起60cを設けている。
前記構成によれば、ワイヤハーネス部品60に複数の穴部60bを設けて可撓性を持たせると共に、外周に鋸歯状の突起60cを設けているため、第1実施形態と同様、ワイヤハーネスW/Hがドアインナーパネルやドアトリムに直接干渉するのを防止して、ワイヤハーネスW/Hの損傷や異音の発生を防止することができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
また、前記実施形態はいずれもドア内において、ドアインナーパネルとドアトリムとに挟まれた空間にワイヤハーネスを移動自在に配索している場合であるが、車両において同様にワイヤハーネスが配索される領域にも適用することができる。
例えば、スライドシート内のワイヤハーネスをフロアハーネスと接続する場合に、パネルとトリムとの間に移動自在にワイヤハーネスを配索している場合、開閉自在なルーフにおいてルーフパネルとルーフトリム内に移動可能にワイヤハーネスを配索している場合等にも、本発明のワイヤハーネス部品を用いることができる。
(A)(B)は本発明の第1実施形態のワイヤハーネス部品をワイヤハーネスに取り付けた状態を示す図面である。 本発明の実施形態のドア用ワイヤハーネスの配索構造を示す図面である。 ワイヤハーネスの配索構造を示し(A)はドアを閉じた状態を示す図面、(B)はドアを開けた状態を示す図面である。 ドアを閉じた状態のワイヤハーネス部品を示す断面図である。 (A)(B)は第1実施形態の第1変形例を示す図面である。 第1実施形態の第2変形例を示す図面である。 本発明の第2実施形態を示し、(A)はワイヤハーネス部品をワイヤハーネスに取り付けた状態を示す斜視図、(B)はドアを開閉してワイヤハーネスを移動させたときの様子を示す図面である。 (A)〜(C)は、第2実施形態のワイヤハーネス部品の第1〜第3変形例を示す図面である。 本発明の第3実施形態を示し、(A)はワイヤハーネス部品をワイヤハーネスに取り付けた状態を示す図面、(B)はワイヤハーネス部品の正面図である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 ドア
11 ドアアウターパネル
12 ドアインナーパネル
13 ドアトリム
14 ウェザーストリップ
20 車体
30 グロメット
30a テープ巻き用舌片
31 蛇腹筒部
31a 谷部
40、50、60 ワイヤハーネス部品
40a 山状頂点
40b、51a、60a 貫通穴
40c テープ巻き用舌片
60b 穴部
60c 鋸歯状の突起
51 環状体
52 細条片
W/H ワイヤハーネス
W/Ha 余長部

Claims (5)

  1. 自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、
    ゴムからなる算盤玉形状とした環状体からなり、中心の貫通穴は前記ワイヤハーネスの貫通用とし、
    前記貫通穴の内径を前記ワイヤハーネスの外径以下としてワイヤハーネスを圧入固定し、あるいは、外周面よりテープ巻き用舌片を突設してワイヤハーネスをテープ巻き固定し、
    前記固定部材へ接触時には、外周面に突出する山状頂点が接触する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス部品。
  2. 自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、
    ワイヤハーネスに外嵌固定する環状体と、該環状体の外周面の全周から放射状に突出する多数の可撓性または伸縮性を有する細条片からなり、
    前記固定部材へ接触時には、前記細条片の先端を接触する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス部品。
  3. 自動車の固定部材に挟まれた空間に移動自在に配索されたワイヤハーネスに取り付ける干渉防止用のワイヤハーネス部品であって、
    ワイヤハーネスに外嵌固定する環状体からなり、該環状体は円板形状で、周方向に間隔をあけて穴部を備えていると共に外周面の全面に鋸歯状の突起を備え、
    前記固定部材へ接触時には、前記鋸歯状の突起の先端を接触する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス部品。
  4. 前記環状体の一部を分離して、前記ワイヤハーネスに対して軸線と直交方向から取り付けできる構成としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス部品。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス部品が取り付けられたワイヤハーネスの配索構造であって、
    前記ワイヤハーネスはドア側から車体側へと架け渡され、ドアの開閉に応じてドア側からワイヤハーネスが引き出されると共に引き込まれ、ドア側においてドアインナーパネルとトリムに挟まれた空間に移動自在に配索されており、該移動自在とした部位のワイヤハーネスに前記ワイヤハーネス部品を取り付けており、
    かつ、前記ワイヤハーネス部品の取付位置よりも車体側への引き出し領域の前記ワイヤハーネスに蛇腹筒部を有するグロメットを外嵌しており、
    該グロメットの引出側先端にテープ巻き用舌片を突設して前記ワイヤハーネスをテープ巻き固定していると共に、該グロメットの他端は前記蛇腹筒部の谷部を内径を小径としてワイヤハーネスの外周に密着させ、該蛇腹筒部内においてワイヤハーネスを位置決め保持していることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
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