JP2001309523A - 自動車用ワイヤハーネスの保護構造 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスの保護構造

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JP2001309523A
JP2001309523A JP2000122189A JP2000122189A JP2001309523A JP 2001309523 A JP2001309523 A JP 2001309523A JP 2000122189 A JP2000122189 A JP 2000122189A JP 2000122189 A JP2000122189 A JP 2000122189A JP 2001309523 A JP2001309523 A JP 2001309523A
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JP
Japan
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wire harness
tube
mesh tube
mesh
hollow portion
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JP2000122189A
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Inventor
Toshiharu Kito
俊治 鬼頭
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛び石に対するワイヤハーネス保護構造の軽
量化および工数削減を図る。 【解決手段】 タイヤの飛び石が当たるマットガード後
方のワイヤハーネスに、金属製のメッシュチューブ12
を外嵌し、該メッシュチューブを膨らませてワイヤハー
ネスとの間に衝撃吸収兼異音吸収用の中空部15を設け
た状態で両端を固定している取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスの保護構造に関し、特に、フロア下部の外部に配
索されるワイヤハーネスを、走行中のタイヤの飛び石に
対して保護するものである。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスカーなどの自動車において
は、ワイヤハーネスの室内側のフロア配索が困難である
ことから室外配索が行われる場合がある。これら室外配
索されたワイヤハーネスに、自動車走行中にタイヤの飛
び石が当ることを防止するために、図4に示すように、
ワイヤハーネス1にコルゲートチューブ(図示せず)を
取り付けたり、車体2側にマッドガード3や鉄プレート
4を取り付けてワイヤハーネス1の保護を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マッド
ガード3のみでは、マッドガード3から外れた飛び石へ
の対策が図れない。特に、寒冷時では、飛び石によって
ワイヤハーネス1に外装したコルゲートチューブさえも
破損することがあり、金属プレートを取り付けることが
必須になっている。
【0004】しかしながら、コルゲートチューブで外装
せずに、鉄プレートを取り付けると、該鉄プレートのエ
ッジでワイヤハーネスに損傷を発生させやすく、かつ、
鉄プレートの取付工数がかかると共に、車両重量が増大
する問題がある。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、車両重量化および工数増加をさせることなく、飛び
石に対するワイヤハーネスを確実に保護できるようにす
ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ワイヤハーネスの所要箇所にメッシュチ
ューブを外嵌し、該メッシュチューブを膨らませてワイ
ヤハーネスとの間に衝撃吸収兼異音吸収用の中空部を設
けた状態で両端を固定している自動車用ワイヤハーネス
の保護構造を提供している。
【0007】上記のようにメッシュチューブを外装保護
材として用いると、該メッシュチューブは伸縮性を有
し、縮めると径方向に膨らむために、ワイヤハーネスと
の間に衝撃吸収用の中空部を設けることができる。その
ため、ワイヤハーネスに外部干渉材が当たる場合、ま
ず、メッシュチューブが当たって、その中空部で衝撃を
吸収すると共に異音を吸収することができる。かつ、該
メッシュチューブはワイヤハーネスに通してテープ止め
するだけでよいため、従来の鉄プレートでワイヤハーネ
スを保護する場合と比較して簡単に取り付けることがで
きる。
【0008】上記ワイヤハーネスはフロア下部の室外に
配索されるもので、上記メッシュチューブを金属製とし
ている。即ち、上記メッシュチューブは樹脂製でもよい
が、フロア下部の室外に配索されて、飛び石対策用の場
合には、強度を必要ととともに寒冷時での破損を考慮し
て、金属製としている。
【0009】上記メッシュチューブは、タイヤの飛び石
が当たるマットガードの後方位置のワイヤハーネスに取
り付けており、ワイヤハーネスにコルゲートチューブを
外装し、該コルゲートチューブの外周面に上記メッシュ
チューブを取り付けている。
【0010】即ち、メッシュチューブは、特に、ワイヤ
ハーネスを保護する必要がある箇所に取り付けており、
他の部分はコルゲートチューブによる保護で足りる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1及び図2は、自動車のフロア下の
室外を通ってカーテシランプ行きのピラー内に配索され
るフレームハーネスW/Hにおいて、タイヤの飛び石が
当たるフロントタイヤ後方箇所の部分を示している。該
ワイヤハーネスW/Hには、コルゲートチューブ11を
取り付けたワイヤハーネス外周に金属製のメッシュチュ
ーブ12を取り付けている。
【0012】上記メッシュチューブ12は、鉄線をチュ
ーブ状に丸編みしてなり、高い弾力性および剛性を有す
ると共に、長さ方向の両端から押し縮めることにより編
み目が広がり部分的に拡径化して膨らむ特徴を具備して
いる。また、表面をシリコンゴムでコーティングし、錆
止め処理を施している。
【0013】上記メッシュチューブ12は図1(A)
(B)に示すように、その両端をテープ13、13でコ
ルゲートチューブ11に固着するとともに、これら両端
固着部の間では、メッシュチューブ12を膨らませて、
コルゲートチューブ11との間に衝撃吸収用の空隙15
を設けている。
【0014】上記メッシュチューブ12の取付手順は、
図2(A)(B)(C)に示すように、ワイヤハーネス
W/Hの所要箇所にコルゲートチューブ11の上からメ
ッシュチューブ12を通し、該メッシュチューブ12の
一端側12aをテープ13でコルゲートチューブ11に
固定する。次に、図2(B)に示すように、メッシュチ
ューブ12の固定していない他端側12bを固定した一
端側12aに押してずらせ、メッシュチューブ12を膨
らませてコルゲートチューブ11の外周面との間に中空
部15を形成したうえで、図2(C)に示すように、押
しずらした位置で他端側12bもテープ13でコルゲー
トチューブ11に固定する。
【0015】上記構造のようにメッシュチューブ12で
ワイヤハーネスW/Hを保護することにより、マッドガ
ードから外れた飛び石がワイヤハーネスW/Hに衝突し
ようとすると、メッシュチューブ12に当たる。メッシ
ュチューブ12は、その中空部15によって飛び石Sの
衝撃や振動を吸収することができ、ワイヤハーネスW/
Hの破損を確実に防止することができる。また、金属製
メッシュチューブを用いているため、耐寒性が高く、寒
冷地や寒冷時においても破損しない。
【0016】さらに、メッシュチューブ12は従来の鉄
プレートに比してはるかに軽量であるため、車両の重量
化を招かないと共に、金属製プレートの取付よりも簡単
に取り付けることができ、車両上の取付作業が容易とな
る。
【0017】さらにまた、メッシュチューブ12に石の
衝突した場合、その中空部15により発生する異音が吸
収され、金属製プレートと比較して快適走行を提供する
ことができる。
【0018】図3は第2実施形態を示し、飛び石の当た
る箇所が広範囲である場合のワイヤハーネスW/Hの保
護構造を示している。詳しくは、長尺なメッシュチュー
ブ12をコルゲートチューブ11に被せ、それぞれ順次
押し縮めてテープ13を巻き付けて中空部15を形成し
ている。上記構成とすると、比較的広い範囲でワイヤハ
ーネスを保護することができる。 なお、連続した長尺
なメッシュチューブを用いず、短いメッシュチューブを
間隔をあけて膨らませて取り付けてもよい。
【0019】なお、本発明は上記実施形態に限定するも
のではなく、樹脂製のメッシュチューブを用いてよい。
また、フロア下部の室内配索箇所のみに限定されず、外
部干渉材にワイヤハーネスが衝突しやすい箇所に適用し
てもよい。例えば、エンジンルーム内で密に部品が配置
されている隙間を通って配索されるワイヤハーネスにメ
ッシュチューブを膨らませて取り付けておいてもよい。
また、コルゲートチューブを外装せずに、ワイヤハーネ
スを構成する電線群を直接メッシュチューブで外装して
もよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、メッシュチューブをワイヤハーネスに外嵌し
て、両端をテープ固定して中央部を膨らませ、衝撃吸収
兼異音吸収用の中空部を設けているため、ワイヤハーネ
スに外部干渉材が当たる場合に、まず、メッシュチュー
ブが当たって、その中空部で衝撃を吸収し、ワイヤハー
ネスを保護することができる。かつ、衝撃に伴い発生す
る異音も中空部で吸収できる。また、メッシュチューブ
は伸縮するために、ワイヤハーネスに外装しやすく、取
付作業性もよい。
【0021】特に、自動車のフロア下部の室外を通って
配索されるワイヤハーネスに、コルゲートチューブの上
から金属製のメッシュチューブを取り付け、該メッシュ
チューブを押し縮めて膨らませ、コルゲートチューブの
外周面との間に上記衝撃吸収兼異音吸収用の中空部を形
成してすることにより、該中空部が飛び石の衝突による
衝撃や振動を吸収し、マッドガードから外れた飛び石が
コルゲートチューブを破損することを防止できる。その
結果、鉄プレートの取り付けが不要となり、車両重量化
を防止できると共に工程数を削減することができる。か
つ、飛び石の衝突音も上記中空部で吸収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1実施形態の正面図、
(B)は断面図である。
【図2】 (A)(B)(C)は第1実施形態のメッシ
ュチューブの取付工程を示す図である。
【図3】 第2実施形態を示す正面図である。
【図4】 従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス 11 コルゲートチューブ 12 メッシュチューブ 13 テープ 15 衝撃吸収兼異音吸収用の中空部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの所要箇所にメッシュチ
    ューブを外嵌し、該メッシュチューブを膨らませてワイ
    ヤハーネスとの間に衝撃吸収兼異音吸収用の中空部を設
    けた状態で両端を固定している自動車用ワイヤハーネス
    の保護構造。
  2. 【請求項2】 上記ワイヤハーネスはフロア下部の室外
    に配索されるもので、上記上記メッシュチューブを金属
    製としている請求項1に記載の自動車用ワイヤハーネス
    の保護構造。
  3. 【請求項3】 上記メッシュチューブは、タイヤの飛び
    石が当たるマットガード後方のワイヤハーネスに取り付
    けており、ワイヤハーネスにコルゲートチューブを外装
    し、該コルゲートチューブの外周面に上記メッシュチュ
    ーブを取り付けている請求項2に記載の自動車用ワイヤ
    ハーネスの保護構造。
JP2000122189A 2000-04-24 2000-04-24 自動車用ワイヤハーネスの保護構造 Withdrawn JP2001309523A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102464A1 (ja) * 2007-02-22 2008-08-28 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. ワイヤハーネス部品および該ワイヤハーネス部品が取り付けられたワイヤハーネスの配索構造
CN107611874A (zh) * 2017-11-13 2018-01-19 河南宏骏通信工程有限公司 一种减震效果好的通信工程用电缆桥架
JP2021095022A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ車体株式会社 車載ワイヤハーネス用フロアカバー及び車載ワイヤハーネスの保護構造

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