JP2016181100A - 情報処理システム、商品登録装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、商品登録装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータの負荷を低減する情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システムは、顧客の生体情報を取得する第1の生体情報取得部と、商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、第1の生体情報取得部により取得された顧客の生体情報を、商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録部と、精算装置の利用者の生体情報を取得する第2の生体情報取得部と、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、第2の生体情報取得部により取得された利用者の生体情報を照合し、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する精算情報取得部と、精算装置を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う精算制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、商品登録装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、商品登録処理と精算処理を別々の装置で行う情報処理システム、商品登録装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
セルフ会計POSシステムの一例が特許文献1に記載されている。特許文献1のシステムは、オペレータがPOSレジ端末で商品バーコードを読み込むのを待っている間に、顧客の顔を撮像し、顔画像を生成する。そして、オペレータが、生成された顔画像が顧客の顔であることを確認して、登録操作を行ってから顔画像に会計情報を紐づけることが記載されている。
特許文献2には、POS(Point Of Sale)端末などの売上データを取引毎に登録処理する売上データ処理装置の一例が記載されている。特許文献2の装置は、商品バーコードを読み込み、レジ端末で締めキーが入力されたときに、顧客の顔を撮像し、撮影画像を生成する。この撮像タイミングは、顧客が支払い金額を確認するときであるため、正面から顧客の顔を撮像できる。そして、この顔画像から顧客を特定し、購買情報を紐づけ、顧客分析に活用することが記載されている。
特開2012−248162号公報 特開2013−200895号公報
しかしながら、上記特許文献記載の技術においては、オペレータが、撮像画像が顧客の顔画像であることを確認する操作、および、必要に応じて画像を選択する操作を行わなければならないため、顧客を待たせて行っている商品バーコードの読み込み作業に、さらなる負担が増えるという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オペレータの負荷を低減する情報処理システム、商品登録装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、情報処理システムに関する。
第一の側面に係る情報処理システムは、
顧客の生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、
商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、前記第1の生体情報取得手段により取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録手段と、
精算装置の利用者の生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、
前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、前記第2の生体情報取得手段により取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する精算情報取得手段と、
前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う精算制御手段と、
を有する。
第二の側面は、商品登録装置に関する。
第二の側面に係る商品登録装置は、
顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、前記生体情報取得手段により取得された前記顧客の生体情報を、前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録手段と、
を有する。
第三の側面は、精算装置に関する。
第三の側面に係る精算装置は、
利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、前記生体情報取得手段により取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する精算情報取得手段と、
取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う精算制御手段と、
を有する。
第四の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される情報処理方法に関する。
第四の側面に係る情報処理方法は、
情報処理装置が、
顧客の生体情報を取得し、
商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録し、
精算装置の利用者の生体情報を取得し、
前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得し、
前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う、
ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第四の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、商品登録装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。さらに、このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、精算装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。さらに、このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、サーバ装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、オペレータの負荷を低減する情報処理システム、商品登録装置、精算装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムのハードウェア構成例を概念的に示す図である。 本実施形態における情報処理システムの構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理システムの各装置の配置の一例を示す図である。 本実施形態の情報処理システムの登録部によって生成される精算情報の構造の一例を示す図である。 本実施形態における情報処理システムの商品登録装置側の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における情報処理システムの精算装置側の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における情報処理システムの要部構成例を概念的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理システムの各装置の配置を説明するための図である。 本実施形態の情報処理システムの登録部により生成される精算情報の構造の一例を示す図である。 本実施形態の商品登録装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態における商品登録装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の精算装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態における精算装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の情報処理システムの構成を概念的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の情報処理システムのハードウェア構成例を概念的に示す図である。 本実施形態の情報処理システムの各装置の配置の一例を示す図である。 本実施形態の情報処理システムの登録部により生成される精算情報の構造の一例を示す図である。 本実施形態の情報処理システムにおける精算情報の生成順と処理順が相違する状況を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成例を概念的に示す図である。
本実施形態の情報処理システム1は、レジ処理の一部である精算処理を商品登録装置とは別に設けられた精算装置で行うPOSレジシステムである。
本実施形態における情報処理システム1は、商品登録装置10および精算装置20を有する。商品登録装置10は、店員の操作に応じて精算対象の商品を登録する処理を行い、登録された商品の精算情報を精算装置20に送信する。精算装置20は、顧客の操作に伴い、商品登録装置10から受信した精算情報に基づく精算処理を行う。各装置の具体的な処理内容については後述する。
商品登録装置10は、CPU(Central Processing Unit)2、メモリ3、通信ユニット4、入出力インタフェース(I/F:InterFace)5等を有する。これら各ハードウェア要素は、たとえば、バス等により接続される。CPU2は、一般的なCPU、特定用途向け集積回路(ASIC)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等の少なくとも一つに相当する。メモリ3は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置(ハードディスク等)等である。通信ユニット4は、無線および有線の少なくともいずれか一方にて、他の装置(精算装置20等)と通信を行う。本実施形態において、通信ユニット4は、生体情報リーダ8と通信を行い、生体情報リーダ8により読み取られた生体情報を受信する。
入出力I/F5には、表示装置6、入出力装置7等が接続される。表示装置6は、店員用および顧客用のディスプレイ、タッチパネルの表示部等の少なくとも一つである。入出力装置7は、タッチパネルのセンサ部、キーボード、スキャナ装置、スピーカ等を含む。商品登録装置10の入出力I/F5に接続される入出力装置7は、後述の商品登録装置10で実行される商品読み込み処理を実行するうえで、必要となる装置を含む。入出力I/F5は、CPU2により実行される処理に応じて出力装置に画面表示や音声等を出力する。また、入出力I/F5は、入力装置からの入力信号を受け付ける。
なお、本明細書の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
商品登録装置10は、このようなハードウェア要素により、店員の商品登録操作、店員の商品登録装置10への指示入力等を受け付け、商品登録処理を行う。店員の商品登録操作には、たとえば、商品に付されたバーコードのスキャン操作、商品価格のキーボード入力等が含まれる。また、本実施形態における商品登録装置10は、精算処理を実行することも排除されない。
精算装置20は、商品登録装置10と同様に、ハードウェア要素として、CPU2、メモリ3、通信ユニット4、入出力I/F5等を有する。精算装置20の入出力I/F5に接続される表示装置6は、精算装置20の利用者用のディスプレイ、タッチパネルの表示部等の少なくとも一つである。入出力装置7は、タッチパネルのセンサ部、釣銭機(紙幣および硬貨)、クレジットカードリーダ、電子マネーリーダ、レシートプリンタ、スピーカ等を含む。精算装置20の入出力I/F5には、商品登録装置10から受信された精算情報に基づく精算処理を完了させるために必要となる表示装置6および入出力装置7が接続される。本実施形態において、精算装置20の通信ユニット4は、商品登録装置10と同様に生体情報リーダ8と通信を行い、生体情報リーダ8により読み取られた生体情報を受信する。
精算装置20は、上述のようなハードウェア要素により、利用者の精算装置20への指示入力、利用者の支払い操作等のユーザ操作を受け付け、精算処理を行う。利用者の支払い操作には、たとえば、硬貨および紙幣の投入操作、釣銭の取り出し操作、クレジットカード支払いの操作、電子マネーの支払いの操作等が含まれる。
図1では、商品登録装置10と精算装置20が直接無線通信を行う構成例を示しているが、これに限定されない。図示されないサーバ装置を介して商品登録装置10から精算装置20に精算情報が送受信されてもよい。この構成については後述する。
情報処理システム1に含まれる各装置のハードウェア構成は、図1の例に制限されない。また、各装置の数、および各装置のハードウェア要素の数も、図1の例に制限されない。また、情報処理システム1は、商品登録装置10と精算装置20の間に介在するサーバ装置を含んでもよい。サーバ装置を含む構成の場合、商品登録装置10はサーバ装置に精算情報を送信し、精算装置20はサーバ装置から精算情報を受信すればよい。また、情報処理システム1は、レジ端末の処理の一部である精算処理を商品登録装置とは別に設けられた精算装置に対する顧客の操作に委ねる運用方法に対応していればよく、POSレジシステムがサポートする具体的な運用方法は制限されない。
[処理構成]
図2は、本実施形態における情報処理システム1の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
情報処理システム1は、第1生体情報取得部102と、登録部104と、第2生体情報取得部122と、精算情報取得部124と、精算制御部126と、を含む。
図2の情報処理システム1の各ユニットは、たとえば、図1の商品登録装置10または精算装置20の少なくともいずれかのCPU2によりメモリ3に格納されるプログラム(不図示)が実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、たとえば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット4を介してインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。また、情報処理システム1は、図2に示されていない他の処理部を有してもよい。
本実施形態の情報処理システム1において、第1生体情報取得部102は、顧客の生体情報を取得する。
登録部104は、商品登録装置10による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、第1生体情報取得部102により取得された顧客の生体情報を、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する。
第2生体情報取得部122は、精算装置20の利用者の生体情報を取得する。
精算情報取得部124は、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、第2生体情報取得部122により取得された利用者の生体情報を照合し、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する。
精算制御部126は、精算装置20を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う。
図2の本実施形態の情報処理システム1の各構成要素は、図1の各装置を構成するコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各実施形態の各装置を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
図2の情報処理システム1の各ユニットの各機能は、たとえば、図1のCPU2によりメモリ3に格納されるプログラムを読み出されて実行されることにより実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、情報処理システム1を構成する少なくとも1つの情報処理装置を実現させるためのコンピュータに、顧客の生体情報を取得する手順、商品登録装置10による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された顧客の生体情報を、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、精算装置20の利用者の生体情報を取得する手順、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、取得された利用者の生体情報を照合し、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する手順、精算装置20を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
コンピュータプログラムを記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータが使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラムが、コンピュータ上で実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置を実現するための後述する情報処理方法を実行させる。
本発明の情報処理システム1は、図2の構成要素の機能を、商品登録装置10または精算装置20で分担して実現する。さらに、後述するように、サーバ装置(不図示)が、図2の構成要素の少なくとも一部の機能を実現してもよい。例として、商品登録装置10が、第1生体情報取得部102と、登録部104と、を有し、精算装置20が、第2生体情報取得部122と、精算情報取得部124と、精算制御部126と、を有する。
この構成では、本実施形態のコンピュータプログラムは、商品登録装置10または精算装置20を実現させるためのコンピュータによってそれぞれ実行される。
本実施形態において、第1のコンピュータプログラムは、顧客の生体情報を取得する手順、商品登録装置10を実現させるためのコンピュータに、商品登録装置10による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された顧客の生体情報を、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態において、第2のコンピュータプログラムは、精算装置20を実現させるためのコンピュータに、精算装置20の利用者の生体情報を取得する手順、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、取得された利用者の生体情報を照合し、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する手順、精算装置20を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う手順、を実行させるように記述されている。
第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122が取得する生体情報は、たとえば、顔画像に基づいて、生成された特徴情報を含む。たとえば、顧客の顔を、撮像装置を用いて撮像して取得される顔画像から各個人を識別可能な特徴情報を抽出し、生体情報とする。
生体情報が顔画像の場合、図1の生体情報リーダ8は、撮像装置となる。撮像装置は、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの素子を用いたデジタルカメラの機能を実現するユニットである。
図3は、本実施形態の情報処理システム1の各装置の配置の一例を示す図である。
商品登録装置10(本実施形態の情報処理システム1の各装置の配置の一例を示す図である。図では「POSレジ」と示す)と、精算装置20は、異なるエリアに配置される。商品登録装置10で商品登録された商品を持って顧客は精算装置20まで移動し、精算処理を行う。商品登録装置10と精算装置20は異なるエリアに配置されるが、顧客が商品登録装置10から精算装置20に移動がしやすいように配置されるのが好ましい。また、未精算のまま顧客が店外に出てしまわないように、商品登録装置10から精算装置20への移動ルートは、出口に進めないような工夫がなされているのが好ましい。この工夫の例については、後述する。
本実施形態では、第1生体情報取得部102に生体情報を送信する撮像装置(カメラ8a)は、商品登録装置10で商品登録される商品を購入する顧客の顔が撮像範囲(図中、破線R1で示す領域内)に入るように設置されるとともに、撮像範囲が制御される。また、第2生体情報取得部122に生体情報を送信する撮像装置(カメラ8b)は、精算装置20の利用者の顔が撮像範囲(図中、破線R2で示す領域内)に入るように設置されるとともに、撮像範囲が制御される。
撮像範囲に適切に顧客または利用者を位置させて、撮像精度を上げるために、商品登録装置10または精算装置20の周囲の人物の立ち位置をガイドする方法は、特に限定されず、運用で定められてよい。たとえば、通路を区切ったり、通路の幅を調整したり、音声ガイダンス、掲示または表示等を行ったりして顧客または利用者を誘導すればよい。
第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122は、撮像範囲内に顧客または利用者等の人が進入したことを検知する検知部(不図示)をさらに備えてもよい。検知部の構成は様々考えられ、周知の人感センサ等でもよいし、画像認識処理手段により、撮像画像内の人を検出する構成でもよい。
人の進入が検知されたときに、カメラ8aまたはカメラ8bによる撮像動作を開始してもよい。また、カメラ8aまたはカメラ8bは、常時撮影を行っていてもよく、画像認識処理により、撮像画像内に人が検出され、所定の精度で人の顔を認識できたときに、撮像動作を行う構成としてもよい。
また、第1生体情報取得部102および第2生体情報取得部122は、カメラ8aおよびカメラ8bに対し、焦点合わせ、露出調整、または解像度の変更、あるいは、ライト等の制御を行ってもよい。
図2に戻り、本実施形態において、第1生体情報取得部102および第2生体情報取得部122の少なくとも一方は、撮像装置を用いて撮像された画像から顧客の顔画像の特徴情報を取得してもよい。顧客の顔画像の特徴情報とは、撮像画像内の人物の中から顧客を認識することができる画像の特徴情報である。本実施形態では、顧客の顔画像の特徴情報は、顧客の顔画像から抽出された特徴情報であり、顔画像そのものに比較して情報量が小さい。顔画像の特徴情報の抽出方法および画像特徴情報を用いた顧客の認識処理方法は、公知の技術を用いることができ、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、顧客の生体情報は、商品登録装置10から精算装置20に顧客が移動し、精算処理を終了した後は、メモリ3から削除されてよい。すなわち、顧客の生体情報は、比較的短時間の期間だけ記憶されていればよく、長期間記憶しなくてよい。同じ顧客が別日に来店した場合は、その都度、生体情報を取得すればよい。
さらに、本実施形態では、生体情報に基づいて、店舗の利用者全員の中から顧客を特定する必要はなく、商品登録装置10で商品情報の読込が終了したときから、精算装置20で精算処理を行うまでの間、その間の顧客(利用者)が区別できればよい。本実施形態では、個人の特定まで行う必要はないため、生体情報を用いた人物を識別する基準は、他の目的で顧客個人やその属性を特定し、顧客情報として蓄積する場合とは異なってよい。たとえば、本実施形態では、生体情報は、顧客の顔だけではなく、髪型や服装などの特徴情報を含んでもよい。恒久的な顧客の特徴よりも、現時点での顧客の特徴を抽出できればよい。
さらに、第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122が取得する生体情報は、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含んでもよい。
第1生体情報取得部102と第2生体情報取得部122が取得する生体情報は、同じ種類の特徴情報とする。すなわち、第1生体情報取得部102で、顧客の顔画像に基づいて生成された特徴情報を取得した場合、第2生体情報取得部122でも、精算装置20の利用者の顔画像に基づいて生成された特徴情報を取得する。
ただし、第1生体情報取得部102と第2生体情報取得部122で取得される生体情報の種類が異なる構成も排除されない。たとえば、第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122で取得された生体情報を元に、顧客の識別情報をそれぞれ取得できる構成においては、各装置で取得される生体情報が異なってもよい。ただし、この場合、後述する登録部104は、顧客の精算情報に生体情報から取得された顧客の識別情報を関連付けて登録する。そして、第2生体情報取得部122は、取得された生体情報から利用者の識別情報を取得し、精算情報取得部124が、取得された利用者の識別情報と一致する識別情報が関連付けられている精算情報を取得すればよい。
第1生体情報取得部102は、顧客が、店員による商品登録装置10での商品登録作業を待っている間に、顧客の生体情報を取得するのが好ましい。
第2生体情報取得部122は、精算装置20の利用者が精算を行う前に、利用者の生体情報を取得する。たとえば、精算装置20の周囲の撮像範囲内に利用者が入ったときにその利用者の顔画像を撮像してもよい。
生体情報が掌紋、指紋、静脈等の場合、商品登録装置10または精算装置20に生体情報を送信する生体情報リーダ8の読み取り面上に顧客または利用者が手指等を載せて生体情報を読み取らせる必要がある。そのため、本実施形態では、第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122は、顧客または利用者に対し、生体情報の読み取りを行うための操作や動作を促すメッセージを表示装置6または入出力装置7のスピーカ等から出力(画面表示または音声出力)してもよい。そして、生体情報リーダ8から第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122に読み取った生体情報が送信されてもよい。
さらに、第1生体情報取得部102は、商品登録装置10で商品情報の読み込みを行っている間に、顔画像を複数フレーム取得し、読込終了情報が生成されたタイミングで、複数フレームから、顧客の生体情報を生成するための顔画像を選択してもよい。
読込終了情報とは、オペレータが商品登録装置10を用いて行っている商品情報の読み込みが終了したことを示す情報であり、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、以下を少なくともいずれか2つを組み合わせてもよい。
(1)商品情報の読み込みが終了した後、取引を確定し精算情報を生成するための合計ボタン等の操作をオペレータが行ったことを示す情報
(2)各商品の商品情報をバーコードリーダで読み込み、商品情報が生成されたことを示す情報(または生成された商品情報)
(3)重量センサによりカゴの重さを計測し、登録済みの商品が他のカゴに移されて、元のカゴから全ての商品がなくなったことをカゴの重さで検知したときに生成される情報
上記(2)の場合、少なくとも一つ以上の読込終了情報が生成されるが、毎回、その時点での精算情報が生成され、合計ボタンの操作を受け付けるまで、上書き更新されてもよい。あるいは、合計ボタンの操作を受け付けたときに最後の精算情報のみを残して他の情報を削除してもよい。
第1生体情報取得部102は、図3のカメラ8aから商品情報の読み込みが行われている間に撮像される顔画像を複数フレーム取得してもよい。そして、複数フレームから、顧客の生体情報を生成するための顔画像を選択してもよい。たとえば、画像認識処理で、人物の認識結果の尤度が所定値以上の画像を選択してもよい。また、複数フレームから抽出される特徴情報を組み合わせて人物の認識精度を上げてもよい。このように、複数フレームを利用することで、顧客の認識精度が向上する。
商品登録装置10は、商品登録処理を行い、取引毎に精算情報を生成する。精算情報は、精算対象として登録された各商品の情報を含み、精算装置20が精算処理を行う際に利用する情報である。たとえば、精算情報は、精算対象に登録された各商品についての、商品コード、売価情報、販売数量、値引き情報等を含む。商品コードとは、各商品を特定するために予め決められた、文字、数字、記号等から形成される識別データである。商品コードには、たとえば、PLU(Price Look Up)コード、Non−PLUコード等が利用される。精算対象の商品に商品コードが付されていない場合には、商品コードの代わりに部門コード等の他のコードが利用されてもよい。精算情報の具体的内容は制限されない。
たとえば、商品登録装置10は、各商品の商品コードを、タッチパネルユニットを介した商品登録画面に対する操作や、商品に付された商品識別ラベルに対するスキャナ装置またはハンディスキャナを用いたスキャン操作などに基づいて読み込む。商品登録装置10は、このように読み込まれた商品コードに基づいて、商品情報テーブル(図示せず)から各商品に関する商品情報(商品名、売価等)を取得する。商品登録装置10は、このように取得された情報をまとめて精算情報として生成する。
顧客の全ての商品の情報の読み込みが終了したとき、商品登録装置10は、商品登録画面にて操作ボタンへのタッチ操作などにより、商品情報の読み込みが終了した後、取引を確定する合計ボタン等の操作を受け付ける。本実施形態では、たとえば、合計ボタンの操作に呼応して生成される商品の読み込み終了情報を、登録部104が検出してもよい。
このように、本実施形態では、商品読み込み終了情報の生成タイミングを、商品登録装置10におけるオペレータによる商品登録処理の中で普通に行われる動作や操作を検出した時としたり、センサによる検知により自動化したりすることができ、そのタイミングで顧客の生体情報と関連付けることができる。顧客の生体情報と精算情報を関連付けるための特別な操作が不要なため、商品登録装置10のオペレータの負荷を低減できる。また、通常の商品登録処理や操作以外の処理や操作を追加せずに実現できるので、顧客を必要以上に持たせることなくスムーズに処理を遂行できる。
登録部104は、商品登録装置10による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、第1生体情報取得部102により取得された顧客の生体情報を、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する。
図4は、登録部104によって生成される精算情報130の構造の一例を示す図である。
本実施形態において、精算情報130は、対応する顧客の生体情報と関連付けて生成される。
なお、精算情報の実体は、上述したように、精算に関する様々な情報が含まれたデータの集合である。また、生体情報の実体も、画像データ、または特徴情報の少なくともいずれか一方を含むデータの集合である。本実施形態における登録部104による、精算情報と生体情報の関連付けは、たとえば、それぞれの情報に付与される識別情報(たとえば、データの集合の配列名等)を少なくとも紐付けて1レコードとすればよい。
登録部104により生成される精算情報130は、図1の通信ユニット4を介して、商品登録装置10から精算装置20に送信される。その間、顧客は、精算装置20に移動する。
精算装置20は、商品登録装置10から送信される精算情報130を用いて、精算処理を実行する。
精算処理は、合計金額を顧客に提示する処理、支払い方法を顧客に選択させる処理、選択された支払い方法での支払いを受け付ける処理、釣銭を払い出す処理、レシートを出力する処理、精算完了を提示する処理を含む。当該精算処理は、レシートの要否を顧客に選択させる処理、領収書の発行の要否を顧客に選択させる処理、領収書出力処理、会員カードの読み取り処理等、一般的な精算の流れに沿う他の処理を含んでもよい。
精算情報取得部124は、商品登録装置10から送信された精算情報130を受信し、記憶部(図1のメモリ3等)に記憶する。そして、顧客は精算装置20周辺に移動する。生体情報リーダ8(図3のカメラ8b)の撮像範囲R2に入った利用者をカメラ8bが撮像し、第2生体情報取得部122に送信する。精算情報取得部124は、第2生体情報取得部122が受信した生体情報(たとえば、利用者の顔画像)と、商品登録装置10から受信した精算情報に紐付けられている生体情報を照合する。そして、精算情報取得部124は、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する。
本システムでは、顧客が商品登録装置10に並び、店員が商品の登録処理を行う。そして、顧客が、商品登録が済んだ商品を持って精算装置20まで移動し精算処理を行う。たとえば、家族で来店しているような場合、商品登録装置10または精算装置20に並ぶ顧客は、一精算処理に対して一人ではなく複数となることが想定される。この場合、商品登録装置10に並んだ顧客と、精算装置20を利用して精算処理を行う顧客が異なることが想定される。たとえば、家族のように複数の人物が一緒に買い物をしているような場合に、レジに荷物を父親が運び、母親が精算を行うというように、異なる人物が商品登録装置10と精算装置20を利用することも考えられる。本明細書では、商品登録装置10による商品登録処理を待っている間に、商品登録装置10の周辺に設けられる第1生体情報取得部102により生体情報が取得される人物を「顧客」と呼び、精算装置20を利用して精算処理を行う人物を「利用者」と読んで区別するが、「顧客」と「利用者」は呼び方が違うだけで同一人物であってもよい。
本実施形態において、第1生体情報取得部102は、複数の顧客の顔画像を生体情報として取得することができる。そして、登録部104は、取得した複数の顧客の顔画像を、精算情報に関連付けて登録する。
一方、精算装置20において、精算情報取得部124が、いずれかの顧客の生体情報が利用者の生体情報と一致した時に、一致した顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する。
本実施形態では、商品登録装置10側で連れの人物全員の生体情報を取得し、全ての生体情報を一精算情報に関連付けて登録する。精算装置20側で、利用者の生体情報が複数の生体情報のいずれかと一致した場合に、その精算情報を当該利用者のものとして取得する。
[動作例]
以下、本実施形態における情報処理システム1の動作例について図5および図6を用いて説明する。図5は、本実施形態における情報処理システム1の商品登録装置10側の動作例を示すフローチャートである。図6は、本実施形態における情報処理システム1の精算装置20側の動作例を示すフローチャートである。図示される各ステップは、たとえば、図1の各処理ユニットにより実行される。図5の商品登録装置10と図6の精算装置20の処理手順の分担は、一例であり、これらに限定されず、これらの手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。さらに、後述する実施形態では、本実施形態の情報処理方法の処理手順の少なくとも一部を、サーバ装置が実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る情報処理方法は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される。
本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置(商品登録装置10または精算装置20)が、顧客の生体情報を取得し(図5のステップS101)、商品登録装置10による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで(図5のステップS103のYES)、取得された顧客の生体情報を、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録し(図5のステップS105)、精算装置20の利用者の生体情報を取得し(図6のステップS123)、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、取得された利用者の生体情報を照合し(図6のステップS125)、利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し(図6のステップS127のYES)、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得し(図6のステップS128)、精算装置20を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う(図6のステップS129)、ことを含む。
以下、詳細に説明する。
図5において、まず、店員は、商品登録装置10を操作して、顧客がレジに持ってきた商品を登録する作業を行う。このとき、商品登録装置10は、商品登録処理を行う。商品登録処理については、特に限定されず、本明細書では詳細な説明は省略する。商品登録処理が行われている間、第1生体情報取得部102が、顧客の生体情報を取得する(ステップS101)。上述したように、生体情報は、撮像装置による顧客の顔画像でもよいし、生体情報リーダ8により読み取られた他の生体情報でもよい。
そして、店員により商品情報の読み込み作業が行われ、商品登録装置10により商品情報の読み込みが終了したことを示す読み込み終了情報が生成されたか否かを登録部104が判定する(ステップS103)。読み込み終了情報が生成された場合(ステップS103のYES)、登録部104が、ステップS101で取得した顧客の生体情報と、商品の精算情報を関連付けて登録する(ステップS105)。
ステップS105で登録された精算情報130は、商品登録装置10から精算装置20に通信ユニット4を介して送信される(ステップS107)。そして、図6において、精算装置20では、商品登録装置10から精算情報130が通信ユニット4を介して受信される(ステップS121)。受信した精算情報130は、メモリ3に蓄積される。
そして、第2生体情報取得部122が、精算装置20の利用者の生体情報を取得する(ステップS123)。たとえば、第2生体情報取得部122は、精算装置20の撮像範囲R2内に入ってきた利用者をカメラ8bにより撮像した利用者の顔画像を取得する。
そして、精算情報取得部124が、ステップS121で受信した精算情報130に関連付けられた顧客の生体情報と、ステップS123で取得した利用者の生体情報を照合する(ステップS125)。利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報が検出された場合(ステップS127のYES)、精算制御部126が、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得し(ステップS128)、精算装置20を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を実行する(ステップS129)。ステップS127で、一致する生体情報が見つからなかった場合(ステップS127のNO)、精算処理を行わず本処理を終了してもよい。
本実施形態における情報処理システム1で実行される各処理の実行順序は、図5または図6に示される例に限定されない。各処理の実行順序は、内容的に支障のない範囲で変更することができる。図6のステップS127で生体情報が見つからなかった場合、利用者にもう一度、生体情報の読み取りを行うようにメッセージを出力(画面表示または音声出力)してもよい。または、第2生体情報取得部122が、カメラ8bの焦点合わせ、露出調整、解像度の変更、あるいは、ライト等の制御を行ったり、撮像範囲R2内に入るように、または、画質が向上するように、利用者に立ち位置や顔の向きの変更を指示したり、サングラスや帽子などを外すように指示したりするガイダンスを出力(画面表示または音声出力)したりして、ステップS123に戻ってもよい。
特に、本実施形態では、第1生体情報取得部102は、読込終了情報が生成される前に顧客の生体情報を生成しており(ステップS101)、登録部104は、読込終了情報が生成されたタイミングで(ステップS103のYES)、顧客の生体情報を精算情報に関連付けて登録する(ステップS105)。
上述したように本実施形態では、商品登録装置10と精算装置20とが別体で設けられ、レジ処理が商品登録装置10での商品登録処理と精算装置20での精算処理とに分離される。商品登録装置10での商品登録処理で生成された精算情報は精算装置20に送られ、顧客は自ら精算装置20を操作することで精算を終える。
従来技術では、商品登録装置10で商品登録処理後に、顧客に精算情報の識別情報を記録した媒体(たとえば、レシート)を渡し、顧客がその媒体を持って精算装置20まで移動し、精算装置20に媒体に記録された識別情報を読み取らせて精算処理を行っていた。そのため、レシートの紛失の恐れや、精算処理時の取り扱いに煩雑さがあった。
本実施形態の情報処理システム1では、第1生体情報取得部102により顧客の生体情報が取得され、商品登録装置10による商品情報の読込終了情報が生成されたタイミングで登録部104により精算情報に顧客の生体情報が関連付けられて登録される。そして、第2生体情報取得部122により、精算装置20の利用者の生体情報が取得され、先に精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と照合される。利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報が検出されたとき、その顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得し、取得した精算情報に基づく精算処理を精算制御部126が精算装置20に実行させる。
このように、本実施形態の情報処理システム1によれば、商品登録装置10の商品登録処理と精算装置20の精算処理にレジ処理を分離するシステムにおいて、精算情報を記録した媒体(たとえば、レシート)を不要とし、かつ、オペレータは商品登録作業以外の特別な操作を行わずに、顧客の生体情報を取得して、精算情報に関連付けることができるので、オペレータの負荷を低減できるという効果を奏する。
さらに、本実施形態では、生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含み、第1生体情報取得部102により、商品登録装置10で商品情報の読み込みを行っている間に、顔画像が複数フレーム取得され、読込終了情報が生成されたタイミングで、複数フレームから、顧客の生体情報を生成するための顔画像が選択される。
この構成によれば、複数フレームを利用することで、顧客の認識精度が向上する。
さらに、本実施形態では、読込終了情報が生成される前に第1生体情報取得部102により顧客の生体情報が生成され、登録部104により、読込終了情報が生成されたタイミングで顧客の生体情報を精算情報に関連付けて登録される。
この構成によれば、商品情報の読込終了のタイミングで、それ以前に取得してある顧客の生体情報を精算情報に関連付けることができるので、関連付けのための操作が不要なため、オペレータへの負担がないとともに、商品情報の読み込み作業以外の作業で顧客を待たせずに済む。
さらに、本実施形態では、商品登録装置10側で、第1生体情報取得部102により複数の顧客の顔画像が生体情報として取得され、登録部104により、取得した複数の顧客の顔画像が、精算情報に関連付けて登録される。そして、精算装置20側では、精算情報取得部124により、いずれかの顧客の生体情報が利用者の生体情報と一致した時に、一致した顧客の生体情報に関連付けられている精算情報が取得される。
この構成によれば、商品登録装置10側で複数の顧客が存在した場合に、誰かを選択して精算情報に関連付けて登録するのではなく、全員の生体情報を取得して精算情報に関連付けて登録するので、第一にオペレータに負荷がかからない。第二に、登録された複数の顧客の生体情報のうち、少なくともいずれかが精算装置20の利用者の生体情報と一致すれば、対応する顧客の生体情報の精算情報を取得でき、精算を行うことができるので、連れの中で誰でも精算処理を行うことができ、利便性が高い。
(第2の実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態とは、さらに、未精算で退出する顧客を検知する構成を有している点で相違する。
以下、本実施形態における情報処理システム1について、上記実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、上記実施形態と同様の内容については適宜省略する。
[処理構成]
図7は、本実施形態における情報処理システム1の要部構成例を概念的に示す機能ブロック図である。
図7では、図2の上記実施形態の情報処理システム1の構成のうち、説明に必要な構成のみ図示してある。
情報処理システム1は、図2の情報処理システム1の構成に加え、さらに、第3生体情報取得部202と、出力部204と、を備える。
本実施形態では、上記実施形態と組み合わせた構成例について説明するが、後述する他の実施形態の構成と矛盾のない範囲で組み合わせることもできる。
本図の各処理ユニットについても、他の処理ユニットと同様に、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。プログラムについて上述したとおりである。
本実施形態の情報処理システム1は、図7の構成要素の機能を、商品登録装置10または精算装置20で分担して実現してもよいし、図示されないサーバ装置が、少なくとも一部の機能を実現してもよく、特に限定されない。
本実施形態において、第3生体情報取得部202は、商品登録装置10および精算装置20が設置されるエリアからの退出者の生体情報を取得する。
出力部204は、未精算の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、第3生体情報取得部202により取得された退出者の生体情報を照合し、一致した場合に出力を行う。
図8は、本実施形態の情報処理システム1の各装置の配置を説明するための図である。
たとえば、顧客は、図のIN方向から商品登録装置10に並び、商品登録処理が済んだ後、精算装置20の方に移動して並ぶ。このとき、顧客が未精算のまま商品を持って店外へ出てしまわないように、商品登録装置10と精算装置20が設置されているエリアは、たとえば、2つのパーティションP1、P2によって他のエリアと区別され、顧客の移動ルートが形成される。さらに、このエリアからの退出方向(OUT)には、このエリアと他のエリアを隔絶するゲートGが設けられている。
図7の出力部204は、このゲートGの開閉を制御する信号を出力してもよい。
出力部204は、退出者の退出経路を閉鎖する制御信号を出力してもよい。
たとえば、通常、ゲートGは開放状態にあり、未精算のままの退出者が検知された場合に、ゲートGを閉鎖するように制御されてもよい。逆に、通常、ゲートGは閉鎖状態にあり、精算済みの利用者がゲートGから退出する場合にのみ、ゲートGが開放されるように制御されてもよい。また、条件により、制御方法を替えてもよい。
図7の第3生体情報取得部202は、上記実施形態の第1生体情報取得部102、または第2生体情報取得部122と同様な構成を有する。図8の例では、生体情報は利用者の顔画像であり、第3生体情報取得部202は、生体情報リーダ8(カメラ8c)で撮像される利用者の顔画像、または顔画像の特徴情報を取得する。第3生体情報取得部202に生体情報を送信する撮像装置(カメラ8c)は、商品登録装置10と精算装置20が設置されるエリアからOUT方向に退出する利用者の顔が撮像範囲(図中、破線R3で示す領域内)に入るように設置されるとともに、撮像範囲が制御される。また、第3生体情報取得部202が、カメラ8cの焦点合わせ、露出調整、解像度の変更、あるいは、ライト等の制御を行ってもよい。
商品登録装置10と精算装置20が設置されるエリアからの退出者の退出経路には、ゲートGが開閉制御可能に設置される。ゲートGの制御を出力部204により出力信号に従って行ってもよい。
顔画像以外の生体情報の場合は、通常、ゲートGは閉鎖状態に制御され、利用者が退出前に生体情報リーダ8により生体情報の読み取り動作を行う。そして、第3生体情報取得部202が取得したその生体情報に基づいて、その利用者が未精算でない(精算済み)と判定された場合のみ、ゲートGを開放されように、出力部204の出力に従い制御されればよい。
図9は、本実施形態の情報処理システム1の登録部104により生成される精算情報230の構造の一例を示す図である。
本実施形態において、精算情報230は、上記実施形態で登録部104により生成された精算情報130の、対応する顧客の生体情報に、さらに、精算済みフラグが関連付けされる。
精算装置20を用いて精算処理が終了した顧客の精算情報に、精算制御部126が精算済みフラグをセットして関連付ける。商品登録装置10で生成される精算情報は、図4の構造とし、精算制御部126がさらに、精算済みフラグをセットして関連付けてもよいし、図9の構造とし、商品登録装置10で、精算済みフラグをリセットし、精算制御部126が精算済みフラグを精算後にセットしてもよい。
また、フラグを使用しない構成も考えられる。たとえば、商品登録装置10から受信し、メモリ3に蓄積される精算情報130を、精算制御部126により精算が完了したら、対応するレコードを削除する構成でも同様の機能を実現できる。精算済みのレコードを削除することで、出力部204は、精算情報130内に、退出者の生体情報と一致する生体情報のレコードが残っているかを調べればよく、生体情報が残っている退出者は未精算であることを検知できる。なお、ここで削除されるのは、本実施形態で使用する精算情報と生体情報を関連付ける情報であり、精算情報の実体データそのものは削除されなくてよい。
第3生体情報取得部202は、利用者がエリアから退出しようとするとき、ゲートGの周囲を撮像範囲R3とするカメラ8cにより撮像された顔画像を受信する。
出力部204は、図9の精算情報に関連付けられている精算済みフラグがセットされていない未精算の精算情報に関連付けられている生体情報と、第3生体情報取得部202により取得した生体情報を照合する。そして、一致する生体情報が検出された場合、ゲートGを閉鎖する信号を出力する。
出力部204は、ゲートGの開閉制御信号ではなく、警報音または音声を出力してもよいし、ランプ等の点灯または点滅制御信号を出力してもよい、店員、警備室または警備員等への通報出力を行ってもよい。これら出力の少なくともいずれかを組み合わせてもよい。
なお、図8のレイアウトは一例に過ぎず、これに限定されない。ゲートGの開閉も回転式でなくてもよく、水平方向にスライドして開閉する形式でもよい。また、門扉の施錠を制御するものでもよい。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム1では、第3生体情報取得部202により、商品登録装置10と精算装置20が設置されるエリアからの退出者の生体情報が取得され、出力部204により、未精算の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、退出者の生体情報が一致した場合に、出力が行われる。さらに、退出者の退出経路を閉鎖する制御も行える。
本実施形態によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、顧客が故意に、またはうっかり未精算のまま退出することを防止できる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態に係る商品登録装置およびその情報処理方法について説明する。また、本実施形態は、この情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録した当該少なくとも1つのコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。
図10は、本実施形態の商品登録装置300の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の商品登録装置300は、顧客の生体情報を取得する生体情報取得部302と、商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、生体情報取得部302により取得された前記顧客の生体情報を、前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録部304と、を備える。
本実施形態において、商品登録装置300は、上述した情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現する情報処理装置に相当する。本実施形態では、商品登録装置300として説明しているが、所謂POSレジ端末等の商品登録処理に係る基本的な機能を、本発明の情報処理装置は必ずしも備えてなくてもよい。POSレジ端末とは別の情報処理装置により商品登録装置300の機能が実現されてもよい。
生体情報取得部302は、図1の生体情報リーダ8から、顧客の生体情報を受信し、メモリ3に記憶する。生体情報リーダ8が、顧客の生体情報を読み取った時に、商品登録装置300に送信してもよいし、商品登録装置300が生体情報リーダ8にリクエストして、生体情報リーダ8が生体情報を読み取り商品登録装置300に送信してもよい。また、生体情報リーダ8は、自動的に顧客の存在を検出して生体情報の読み取りを開始してもよいし、顧客またはオペレータの操作に従い生体情報の読み取りを開始してもよい。
本発明の生体情報は、撮像装置により撮像される、顧客の顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む。さらに、生体情報は、生体情報リーダ8により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む。
生体情報取得部302が生体情報として、顧客の顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む場合、生体情報取得部302は、図8のカメラ8aから商品情報の読み込みが行われている間に撮像される顔画像を複数フレーム取得してもよい。そして、複数フレームから、顧客の生体情報を生成するための顔画像を選択してもよい。また、複数フレームから抽出される特徴情報を組み合わせて人物の識別精度を上げてもよい。このように、複数フレームを利用することで、顧客の認識精度が向上する。
登録部304は、商品登録装置300の商品登録処理部(不図示)における商品情報の読み込みが終了したことを示す情報が生成されたタイミングで、精算情報に対応する顧客の生体情報を関連付けて登録する。精算情報は、メモリ3に一時的に記憶され、通信ユニット4を介して精算装置(図10には図示されない)に送信される。
登録部304は、POSレジ端末から商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報を受信し、受信したことに呼応して、精算情報に顧客の生体情報を関連付けて登録してもよい。また、精算情報は、商品登録装置300が保持していなくてもよく、POSレジ端末が、商品情報を読み込んで生成された精算情報をメモリに記憶し、登録部304が、メモリにアクセスして精算情報に顧客の生体情報を関連付けて記憶してもよい。
図10の商品登録装置300の各処理ユニットは、たとえば、図1のCPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、たとえば、CD、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット4を介してインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラムは、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現する商品登録装置300を実現させるためのコンピュータに、顧客の生体情報を取得する手順、商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、生体情報を取得する手順により取得された顧客の生体情報を、商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、を実行させるように記述されている。
上述したように、コンピュータは、POSレジ端末に含まれてもよいし、POSレジ端末に接続される情報処理装置によって実現されてもよい。
このように構成された本実施形態の商品登録装置300の情報処理方法について、以下に説明する。
図11は、本実施形態における商品登録装置300の動作例を示すフローチャートである。図11に示されるように、本実施形態における情報処理方法は、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現する情報処理装置の情報処理方法であり、前記情報処理装置に相当する商品登録装置300のような少なくとも1つのコンピュータにより実行される。たとえば、図示される各手順は、図10の商品登録装置300が有する各処理ユニットにより実行される。
本実施形態における情報処理方法は、商品登録装置300が、顧客の生体情報を取得し(ステップS301)、商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで(ステップS303のYES)、ステップS301で取得された顧客の生体情報を、商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する(ステップS305)、ことを含む。
より詳細には、商品登録装置300において、生体情報取得部302が、顧客の生体情報を生体情報リーダ8から通信ユニット4を介して受信してメモリ3に記憶する(ステップS301)。そして、登録部304が、商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されか否かを判定する(ステップS303)。読込終了情報が生成された場合(ステップS303のYES)、登録部304が、ステップS301で取得された顧客の生体情報を、商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する(ステップS305)。そして、登録部104が、精算情報を、通信ユニット4を介して精算装置に送信する(ステップS307)。読込終了情報が生成されない場合(ステップS303のNO)、そのまま読込終了情報が生成されるまで待機してもよいし、ステップS101に戻り、生体情報取得部302による顧客の生体情報の取得を続けてもよい(不図示)。
本実施形態によれば、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる商品登録装置を提供できる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態に係る精算装置およびその情報処理方法について説明する。また、本実施形態は、この情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録した当該少なくとも1つのコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。
図12は、本実施形態の精算装置400の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の精算装置400は、利用者の生体情報を取得する生体情報取得部402と、商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、生体情報取得部402により取得された利用者の生体情報を照合し、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する精算情報取得部404と、取得した精算情報に基づく精算処理を行う精算制御部406と、を備える。
本実施形態において、精算装置400は、上述した情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現する情報処理装置に相当する。本実施形態では、精算装置400として説明しているが、所謂セミセルフPOSレジの精算処理端末等の精算処理に係る基本的な機能を、本発明の情報処理装置は必ずしも備えてなくてもよい。精算処理端末とは別の情報処理装置により精算装置400の機能が実現されてもよい。
生体情報取得部402は、図1の生体情報リーダ8から、利用者の生体情報を受信し、メモリ3に記憶する。生体情報リーダ8が利用者の生体情報を読み取った時に、精算装置400に送信してもよいし、精算装置400が生体情報リーダ8にリクエストして、生体情報リーダ8が生体情報を読み取り精算装置400に送信してもよい。また、生体情報リーダ8は、自動的に顧客の存在を検出して生体情報の読み取りを開始してもよいし、顧客またはオペレータの操作に従い生体情報の読み取りを開始してもよい。
本発明の生体情報は、撮像装置により撮像される、顧客の顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む。さらに、生体情報は、生体情報リーダ8により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む。
また、本実施形態の精算装置400では、生体情報取得部402は、精算装置に関連付けられている生体情報と同じ種類の生体情報を用いるのが好ましいが、異なる構成も排除されない。
また、上記実施形態と同様に、生体情報取得部402が生体情報として、顧客の顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む場合、生体情報取得部402は、図8のカメラ8bから、精算装置の前に利用者が立ったときから所定時間の間に撮像される顔画像を複数フレーム取得してもよい。そして、複数フレームから、利用者の生体情報を生成するための顔画像を選択してもよい。また、複数フレームから抽出される特徴情報を組み合わせて人物の識別精度を上げてもよい。このように、複数フレームを利用することで、利用者の認識精度が向上する。
精算情報取得部404は、商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報を図1の通信ユニット4を介して受信し、メモリ3に記憶する。そして、精算情報取得部404は、生体情報取得部402により利用者の生体情報が取得された後、その生体情報を、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と照合する。そして、精算情報取得部404は、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出する。そして、精算情報取得部404は、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を、利用者の精算情報としてメモリ3から読み出す。
精算制御部406は、精算情報取得部404が取得した精算情報に基づく精算処理を行う。ここで、本実施形態の精算装置400が精算処理を実行する機能を有してもよいし、精算処理を行う精算処理端末に精算処理の実行を指示する機能を有していてもよく、精算処理自体を本実施形態の装置が行わなくてもよい。
図12の精算装置400の各処理ユニットは、たとえば、図1のCPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、たとえば、CD、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット4を介してインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラムは、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現する精算装置400を実現させるためのコンピュータに、利用者の生体情報を取得する手順、商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、生体情報を取得する手順により取得された利用者の生体情報を照合する手順、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出する手順、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する手順、精算装置に取得した精算情報に基づく精算処理を行わせる手順、を実行させるように記述されている。
上述したように、コンピュータは、POSレジシステムの精算処理端末に含まれてもよいし、精算処理端末に接続される情報処理装置によって実現されてもよい。
このように構成された本実施形態の精算装置400の情報処理方法について、以下に説明する。
図13は、本実施形態における精算装置400の動作例を示すフローチャートである。図13に示されるように、本実施形態における情報処理方法は、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現する情報処理装置の情報処理方法であり、前記情報処理装置に相当する精算装置400のような少なくとも1つのコンピュータにより実行される。たとえば、図示される各手順は、図12の精算装置400が有する各処理ユニットにより実行される。
本実施形態のおける情報処理方法は、精算装置400が、利用者の生体情報を取得し(ステップS403)、商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、ステップS403で取得された利用者の生体情報を照合し(ステップS405)、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し(ステップS407)、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得し(ステップS408)、精算装置に、取得した精算情報に基づく精算処理を行わせる(ステップS409)、ことを含む。
より詳細には、精算装置400において、まず、精算情報取得部404が、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報を通信ユニット4を介して受信し、メモリ3に記憶する(ステップS401)。生体情報取得部402が、利用者の生体情報を生体情報リーダ8から通信ユニット4を介して受信してメモリ3に記憶する(ステップS403)。そして、精算情報取得部404が、ステップS401で受信した精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、ステップS403で取得された利用者の生体情報を照合する(ステップS405)。そして、その照合結果から、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報が検出された場合(ステップS407のYES)、精算情報取得部404が、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する(ステップS408)。そして、精算制御部406が、精算装置に、取得した精算情報に基づく精算処理を行わせる(ステップS409)。
ステップS407で、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報が検出されなかった場合(ステップS407のNO)、ステップS408とステップS409の精算処理は行わずに本処理を終了する。
本実施形態によれば、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる精算装置を提供できる。
(第5の実施の形態)
以下、本発明の第5の実施の形態に係る情報処理装置およびその情報処理方法について説明する。また、本実施形態は、この情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録した当該少なくとも1つのコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。
以下、図14〜図16を用いて、情報処理システム1の構成として、複数の商品登録装置10と、複数の精算装置20と、サーバ装置30とを含む例について説明する。本実施形態は、上記実施形態とは、サーバ装置30を含む点で相違する。
図14は、本実施形態の情報処理システム1の構成を概念的に示す機能ブロック図である。
図15は、本実施形態の情報処理システム1のハードウェア構成例を概念的に示す図である。
図16は、本実施形態の情報処理システム1の各装置の配置の一例を示す図である。
図14および図15には、商品登録装置10と精算装置20は1台ずつしか示されていないが、本実施形態の情報処理システム1は、複数の商品登録装置10と、複数の精算装置20を有するものとする。
図14に示すように、本実施形態の情報処理システム1は、第1生体情報取得部102と、登録部104とを有する商品登録装置10と、第2生体情報取得部122と、精算情報取得部124と、精算制御部126と、を有する精算装置20と、精算情報記憶部40に接続されるサーバ装置30と、を含む。
図15に示すように、商品登録装置10と精算装置20は、図1で説明したハードウェア構成と同じ構成を有するので、説明は省略する。
サーバ装置30は、いわゆるコンピュータであり、図15に示されるように、バスで相互に接続される、CPU2、メモリ3、通信ユニット4、入出力I/F5等を有する。図示されていないが、入出力I/F5には、表示装置や入出力装置が接続されていてもよい。
本実施形態では、商品登録装置10は、登録部104により生成された精算情報をサーバ装置30に送信する。そして、サーバ装置30は、商品登録装置10から受信した精算情報を精算情報記憶部40に記憶する。サーバ装置30は、精算装置20に精算情報を送信する。精算装置20は、顧客の操作に伴い、サーバ装置30から受信された精算情報に基づく精算処理を行う。
なお、サーバ装置30から精算装置20への精算情報の送信は、サーバ装置30から精算装置20に対して自動的に送信してもよいし、精算装置20からサーバ装置30にリクエストされた時に、サーバ装置30が精算装置20に送信してもよいし、これらを組み合わせてもよい。
各装置間の精算情報の送信単位も特に限定されない。精算情報が生成される毎、精算情報の所定レコード数ずつ、一定時間毎、所定の時刻、所定の時間間隔、指定された日時範囲等で、精算情報を個別またはまとめて送信してもよい。また、商品登録装置10からサーバ装置30に送信された精算情報を精算装置20が受信する場合、送信元の商品登録装置10を予めまたは随時指定して受信できてもよい。
図16の例では、複数の商品登録装置10と複数の精算装置20は、1対1で顧客が利用するように、エリアを区切っている。また、他の例では、複数の商品登録装置10と複数の精算装置20の台数が異なり、また、同じエリアに多対多で顧客が利用する構成例も考えられる。
複数の商品登録装置10で生成された精算情報を、複数の精算装置20のいずれかで利用者が精算処理を行う場合でも、本実施形態ではサーバ装置30で精算情報を一括管理しているので、問題なく精算処理を行うことができる。上述したように、サーバ装置30から精算装置20への精算情報の送信方法や単位は特に限定されない。サーバ装置30が複数の商品登録装置10から受信した精算情報を、各精算装置20にそれぞれ配信してもよいし、各精算装置20からのリクエストに応じて対応する精算情報を送信してもよい。
また、各精算装置20では、まず利用者の生体情報と照合する生体情報があればよいので、商品登録装置10で登録された生体情報に識別情報を付与したものをまず全ての精算装置20に送信しておき、精算装置20における利用者の生体情報の照合に使用し、利用者の生体情報と一致する生体情報が検出された時に、その生体情報の識別情報に基づいて、サーバ装置30に精算情報をリクエストして精算装置20に送信させる構成としてもよい。この構成によれば、精算情報に比較して容量の小さい識別情報を商品登録装置10から各精算装置20に送信することで通信負荷の低減と精算装置20の記憶容量の削減を実現できる。
図14のサーバ装置30の各処理ユニットは、たとえば、図15のCPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、たとえば、CD、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信ユニット4を介してインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
本実施形態のコンピュータプログラムは、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するサーバ装置30を実現させるためのコンピュータに、顧客の生体情報を取得する手順、商品登録装置10による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された顧客の生体情報を、商品登録装置10により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、精算装置20の利用者の生体情報を取得する手順、精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、取得された利用者の生体情報を照合し、利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された顧客の生体情報に関連付けられている精算情報を取得する手順、精算装置20を用いて、取得した精算情報に基づく精算処理を行う手順、のうち少なくとも一部を実行させるように記述されている。
このように構成された本実施形態のサーバ装置30の情報処理方法は、上記第1の実施形態で図5および図6を用いて説明した方法と同様であるので説明は省略する。
本実施形態によれば、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる、サーバ装置を含む情報処理装置を提供できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
<未精算経過時間で警報出力>
上記実施形態では、精算制御部126により精算済みフラグがセットされていない精算情報に関連付けられている生体情報と一致する生体情報を有する退出者を検知する構成について説明した。他の実施形態では、たとえば、商品登録装置10で商品登録処理が終了してから所定時間以上経過しても精算が行われたかった場合に警報出力する構成を有してもよい。
情報処理システム1は、商品登録装置10により精算情報が生成された後、一定時間が経過しても精算装置20で精算処理が行われなかった場合に、アラームを出力する警報部(不図示)をさらに有してもよい。
警報部は、アラームを出力するだけでなく、出力部204と同様な出力を行ってもよい。
たとえば、未精算の退出者、または、精算装置20に辿り着けない顧客が居る可能性を、周囲に報知するための警報音、または音声を出力してもよいし、退出経路を閉鎖する制御信号を出力してもよいし、ランプ等の点灯または点滅制御信号を出力してもよい、店員、警備員または警備室等への通報出力を行ってもよい。
図17は、本実施形態の情報処理システム1の登録部104により生成される精算情報330の構造の一例を示す図である。上記実施形態の図3の精算情報130に、さらに、商品登録処理が終了した時刻等を関連付けて生成する。また、図9の精算情報230の構造にさらに商品登録時刻を関連付けて生成してもよい。商品登録時刻は、上述した、商品情報の読込終了情報が生成される時刻、または精算情報が生成された時刻でもよいし、これらの時刻より前の時刻でもよい。すなわち、商品登録時刻は、顧客の商品読込が開始された時刻から商品の読込や精算情報の生成が終わり、顧客が商品登録装置10の周辺から離れる前までの間であればいつの時点の時刻でもよい。
警報部は、この商品登録時刻から、所定時間が経過しても未精算の精算情報のものがあるか否かを検出し、検出された場合、アラームを出力する。所定時間は、段階的に設け、アラームの出力もレベルに応じて段階的に変えてもよい。たとえば、経過時間が長くなる程、警報レベルが高くなってもよい。あるいは、混雑時と閑散期で所定時間の設定モードを切り替えられてもよく、混雑時モードの時間は、閑散期モードの時間よりも長く設定を変更できてもよい。
この構成によれば、商品登録が済んでから時間が経過しても精算されないことを検知して報知できるので、未精算の退出者、または、精算装置20に辿り着けない顧客が居る可能性を周囲に報知でき、適切な対応が可能になる。
<精算順で監視>
さらなる他の実施形態では、読込終了情報が生成されたタイミング毎に生成される複数の精算情報の順序を示す情報に基づいて、精算装置における精算処理の順序を監視する構成をさらに有する。
本実施形態の情報処理システム1において、登録部104は、読込終了情報が生成されたタイミング毎に生成される複数の精算情報の順序を示す情報を、精算情報毎に対応付けて登録する。
ここで、複数の精算情報の順序を示す情報とは、精算情報が生成された時刻、精算情報が商品登録装置10から精算装置20に送信された時刻、精算情報に順に付与されるシリアル番号等少なくともいずれかであってもよい。あるいは、精算情報が生成または記憶部に記憶された順序であってもよく、記憶部に精算情報がたとえば、最後のレコードに順に追加されていくような構成の場合には、特に順序を示す情報を付与しなくてもよい。
本実施形態の情報処理システム1は、さらに、商品登録装置10による複数の精算情報の生成順と、精算装置20による複数の精算情報の処理順が異なった場合に、アラームを処理する警報部(不図示)を備える。
ここで、商品登録装置10による複数の精算情報の生成順は、商品登録装置10で精算情報が生成された時刻の順序でもよいし、精算情報が商品登録装置10から精算装置20に送信された時刻の順序でもよいし、精算情報に付与されたシリアル番号の順序でもよいし、精算情報を蓄積している記憶部のレコードの順序でもよい。
また、精算装置20による複数の精算情報の処理順は、利用者の生体情報を取得した時刻の順序でもよいし、利用者の生体情報から取得された顧客の精算情報を取得した時刻の順序でもよいし、その精算情報に付与されるシリアル番号の順序であってもよいし、顧客の精算情報に基づく精算処理を行った時刻の順序でもよい。
また、商品登録装置10と精算装置20が1対1の構成の場合、商品登録装置10で精算情報が生成された順序と、精算装置20で精算情報が処理された順序で判定できる。
商品登録装置10と精算装置20が複数対複数の構成の場合、時刻情報を用いるのがよい。
出力部204は、たとえば、商品登録装置10による精算情報の生成順と、精算装置20による精算情報の処理順が、異なるか否かを監視する。精算装置20で精算処理される精算情報の順序が、商品登録装置10による精算情報の生成順と異なっていた場合に、警報出力する。順序の相違とは、順番が入れ替わっていたり、シリアル番号が途中で抜けて連番で処理されていなかったりすることを指す。
順序が飛んだ場合、その精算情報の利用者が精算せずに退出した可能性があるからである。
たとえば、図18の例では、商品登録装置10により生成された精算情報630の各レコードにシリアル番号が付与されている。また、精算装置20により取得された生体情報640が、取得された順に並んで示されている。なお、精算情報の実体は、複数のフィールドと複数レコードからなるデータの集合であり、生体情報も画像の特徴情報を示すバイナリデータまたはデータの集合であるが、説明を簡単にするために、略号で示してある。
図18の例では、精算装置20で取得された生体情報640のうち、1番目の生体情報D20001と2番目の生体情報D20002は、それぞれ精算情報630の生体情報D10001と生体情報D10002と一致したため、対応するシリアル番号がそれぞれ00001と00002となり生成順と処理順が一致する。続く、3番目の生体情報D20004が、精算情報630のD10004と一致したため、シリアル番号が00004となり、生成順で3番目となるシリアル番号00003のレコード(図中、一点鎖線で示す)が処理されていないことになり、生成順と処理順が一致しない。この場合、警報部がアラームを出力する。
警報部によるアラーム出力の方法は特に限定されず、様々な方法が考えられる。たとえば、周囲に報知するための警報音、または音声を出力してもよいし、全ての退出経路を閉鎖する制御信号を出力してもよいし、ランプ等の点灯または点滅制御信号を出力してもよい、店員、警備員または警備室等への通報出力を行ってもよい。また、警報が出たことを時刻情報とともに記録してもよい。
この構成によれば、商品登録時の精算情報の生成順と、精算時の精算情報の処理順が異なるときに、直ぐに報知することができるので、たとえば、未精算のまま帰宅してしまう顧客や、精算装置20に辿り着けない顧客の存在を知らせることができ、迅速な対応が可能となる。
<精算情報承認操作受付>
さらなる他の実施形態では、上記実施形態の少なくともいずれか1つと同様な構成を有するとともに、さらに、精算装置20で利用者に対応するとして取得された精算情報を、精算前に利用者に提示して承認操作を受け付けて場合に精算処理を行う構成を有する。
本実施形態の情報処理システム1は、さらに、精算処理の前に、精算情報取得部124により取得された精算情報を利用者に提示する提示部(不図示)と、提示した精算情報を承認する利用者の承認操作を受け付ける受付部(不図示)と、を有する。
そして、精算制御部126は、受付部により承認操作を受け付けた場合に、精算処理を行う。
提示部は、図1の表示装置6に対し、入出力I/F5を介して精算情報を出力して表示させる。なお、レシート等への印字出力する構成も排除されない。精算情報は、全て表示してもよいし、一部を表示してもよい。支払い金額だけを表示したり、購入した商品の名称、個数、単価等の少なくともいずれかを表示したり、セール品の情報だけ表示したり、表示する内容や方法は特に限定されない。また、利用者の操作を受け付けて表示内容を変更できてもよい。たとえば、表示内容や方法を利用者が選択できる構成を有してもよい。
利用者が表示された精算情報を見て、精算内容が自分のものであるか、また、セール品が正しい価格になっているか、個数が間違っていないか等の少なくともいずれかを確認できるとよい。
承認操作は、たとえば、図1の入出力装置7に利用者が操作を行い、その操作信号が入出力I/F5を介して入力され、受付部が受け付けることができる。また、受付部が利用者による承認操作そのものを受け付けなかった場合であっても、その精算情報に対する支払い処理を利用者が開始したことで、承認操作を受け付けたものとして処理を進めてもよい。
この構成によれば、精算内容を確認した上で、利用者が支払いを行うことができる。
<生体情報の取得時ガイダンス>
さらなる他の実施形態では、第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122において、取得される情報の精度を上げるために、顧客または利用者に対し、生体情報取得を再度行う指示や取得情報の精度を上げるためのガイダンスを出力する指示部(不図示)をさらに備えてもよい。
指示部は、第1生体情報取得部102または第2生体情報取得部122において、顧客または利用者を識別できる精度の情報が取得できなかったとき、顧客または利用者に対し、もう一度、生体情報を取得するための読み取り操作や動作を促すメッセージを出力表示装置6または入出力装置7のスピーカ等から出力(画面表示または音声出力)する。その際、より精度を向上させるために、たとえば、生体情報が顔画像の場合には、顔が撮像範囲内に入るように、そして、画像が鮮明になるように、顧客や利用者に適切な立ち位置や顔の向きを指示したり、サングラスや帽子などを外すように指示したりするガイダンスを表示装置6または入出力装置7のスピーカ等から出力(画面表示または音声出力)してもよい。
この構成によれば、生体情報を取得する際に、より高い認識精度で取得することが可能になり、誤認識の発生率を低減できる。
<生体情報の変形態様>
上記実施形態では、顧客または利用者の生体情報を用いて、各装置側の利用者を識別する構成について説明した。他の実施形態では、登録部は、生体情報に替えて、または、生体情報と組み合わせて、一意に定めた整理番号を識別情報として生成し、精算情報に識別情報を関連付けて登録してもよい。生成された整理番号(または一意に定められた識別情報)を、商品登録時に顧客の手などの皮膚に、所定の紫外線光等の照射により光かる無色の塗料のスタンプで、店員または顧客自身が押印し、精算装置20側で、第2生体情報取得部122が、光を照射してスタンプされた整理番号を画像として所定のリーダにより読み取り、さらに、OCR(Optical Character Reader)により画像から整理番号を取得してもよい。精算情報取得部124が、第2生体情報取得部122により読み取られた整理番号に対応する精算情報をしてもよい。
この構成によれば、生体情報を取られることを顧客が敬遠するような場合でも本システムを利用できるようになる。また、生体情報と組み合わせることで、顧客と利用者の対応付けの精度を向上できる。あるいは、生体情報による顧客または利用者の認識精度が低くてもよくなり、認識処理の負荷や、装置のコストを削減できる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、前記生体情報取得手段により取得された前記顧客の生体情報を、前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録手段と、
を備える、
商品登録装置。
2. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
1.に記載の商品登録装置。
3. 前記生体情報取得手段は、
前記商品情報の読み込みを行っている間に、前記顔画像を複数フレーム取得し、前記読込終了情報が生成されたタイミングで、前記複数フレームから、前記顧客の生体情報を生成するための前記顔画像を選択する、
2.に記載の商品登録装置。
4. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
1.から3.いずれか1つに記載の商品登録装置。
5. 前記生体情報取得手段は、前記読込終了情報が生成される前に前記顧客の生体情報を生成しており、
前記登録手段は、前記読込終了情報が生成されたタイミングで前記顧客の生体情報を前記精算情報に関連付けて登録する、
1.から4.いずれか1つに記載の商品登録装置。
6. 前記生体情報取得手段は、複数の顧客の顔画像を前記生体情報として取得し、
前記登録手段は、取得した複数の顧客の顔画像を、前記精算情報に関連付けて登録する、
1.から5.いずれか1つに記載の商品登録装置。
7. 利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、前記生体情報取得手段により取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する精算情報取得手段と、
取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う精算制御手段と、を備える、
精算装置。
8. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
7.に記載の精算装置。
9. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
7.または8.に記載の精算装置。
10. 前記精算処理の前に、前記精算情報取得手段により取得された前記精算情報を前記利用者に提示する提示手段と、
提示した前記精算情報を承認する前記利用者の承認操作を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
前記精算制御手段は、前記受付手段により前記承認操作を受け付けた場合に、精算処理を行う、
7.から9.いずれか1つに記載の精算装置。
11. 商品登録装置により前記精算情報が生成された後、一定時間が経過しても前記精算処理が行われなかった場合に、アラームを出力する警報手段をさらに備える、
7.から10.いずれか1つに記載の精算装置。
12. 前記商品登録装置による複数の前記精算情報の生成順と、当該精算装置による複数の精算情報の処理順が異なった場合に、アラームを処理する警報手段をさらに備える、
7.から11.いずれか1つに記載の精算装置。
13. 前記精算情報取得手段は、複数の前記顧客の生体情報のうち、いずれかの前記顧客の生体情報が前記利用者の前記生体情報と一致した時に、一致した前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する、
7.から12.いずれか1つに記載の精算装置。
14. 情報処理装置が、
顧客の生体情報を取得し、
商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録し、
精算装置の利用者の生体情報を取得し、
前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得し、
前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う、
情報処理装置の情報処理方法。
15. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
14.に記載の情報処理方法。
16. 前記情報処理装置が、
前記商品登録装置で前記商品情報の読み込みを行っている間に、前記顔画像を複数フレーム取得し、前記読込終了情報が生成されたタイミングで、前記複数フレームから、前記顧客の生体情報を生成するための前記顔画像を選択する、
15.に記載の情報処理方法。
17. 前記情報処理装置が、
前記商品登録装置および前記精算装置が設置されるエリアからの退出者の生体情報を取得し、
未精算の前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記退出者の生体情報を照合し、一致した場合に出力を行う、
14.から16.いずれか1つに記載の情報処理方法。
18. 前記情報処理装置が、
退出者の退出経路を閉鎖する制御信号を出力する、
17.に記載の情報処理方法。
19. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
14.から18.いずれか1つに記載の情報処理方法。
20. 前記情報処理装置が、
前記読込終了情報が生成される前に前記顧客の生体情報を生成しており、
前記読込終了情報が生成されたタイミングで前記顧客の生体情報を前記精算情報に関連付けて登録する、
14.から19.いずれか1つに記載の情報処理方法。
21. 前記情報処理装置が、
前記精算処理の前に、取得された前記精算情報を前記利用者に提示し、
提示した前記精算情報を承認する前記利用者の承認操作を受け付け、
前記承認操作を受け付けた場合に、精算処理を行う、
14.から20.いずれか1つに記載の情報処理方法。
22. 前記情報処理装置が、
前記商品登録装置により前記精算情報が生成された後、一定時間が経過しても前記精算装置で精算処理が行われなかった場合に、アラームを出力する、
14.から21.いずれか1つに記載の情報処理方法。
23. 前記情報処理装置が、
さらに、前記読込終了情報が生成されたタイミング毎に生成される複数の前記精算情報の順序を示す情報を、前記精算情報毎に対応付けて登録し、
前記商品登録装置による複数の前記精算情報の生成順と、前記精算装置による複数の精算情報の処理順が異なった場合に、アラームを処理する、
14.から22.いずれか1つに記載の情報処理方法。
24. 前記情報処理装置が、
複数の顧客の顔画像を前記生体情報として取得し、
取得した複数の顧客の顔画像を、前記精算情報に関連付けて登録し、
いずれかの前記顧客の生体情報が前記利用者の前記生体情報と一致した時に、一致した前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する、
14.から23.いずれか1つに記載の情報処理方法。
25. コンピュータに、
顧客の生体情報を取得する手順、
商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、
を実行させるためのプログラム。
26. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
25.に記載のプログラム。
27. 前記商品情報の読み込みを行っている間に、前記顔画像を複数フレーム取得し、前記読込終了情報が生成されたタイミングで、前記複数フレームから、前記顧客の生体情報を生成するための前記顔画像を選択する手順をコンピュータに実行させるための、
26.に記載のプログラム。
28. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
25.から27.いずれか1つに記載のプログラム。
29. 前記読込終了情報が生成される前に前記顧客の生体情報を生成する手順、
前記読込終了情報が生成されたタイミングで前記顧客の生体情報を前記精算情報に関連付けて登録する手順をコンピュータに実行させるための、
25.から28.いずれか1つに記載のプログラム。
30. 複数の顧客の顔画像を前記生体情報として取得する手順、
取得した複数の顧客の顔画像を、前記精算情報に関連付けて登録する手順をコンピュータに実行させるための、
25.から29.いずれか1つに記載のプログラム。
31. コンピュータに、
利用者の生体情報を取得する手順、
商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する手順、
取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う手順、
を実行させるためのプログラム。
32. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
31.に記載のプログラム。
33. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
31.または32.に記載のプログラム。
34. 前記精算処理の前に、取得された前記精算情報を前記利用者に提示する手順、
提示した前記精算情報を承認する前記利用者の承認操作を受け付ける手順、
前記承認操作を受け付けた場合に、精算処理を行う手順、をコンピュータに実行させるための、
31.から33.いずれか1つに記載のプログラム。
35. 商品登録装置により前記精算情報が生成された後、一定時間が経過しても前記精算処理が行われなかった場合に、アラームを出力する手順をコンピュータに実行させるための、
31.から34.いずれか1つに記載のプログラム。
36. 前記商品登録装置による複数の前記精算情報の生成順と、精算装置による複数の精算情報の処理順が異なった場合に、アラームを処理する手順をコンピュータに実行させるための、
31.から35.いずれか1つに記載のプログラム。
37. 複数の前記顧客の生体情報のうち、いずれかの前記顧客の生体情報が前記利用者の前記生体情報と一致した時に、一致した前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する手順をコンピュータに実行させるための、
31.から36.いずれか1つに記載のプログラム。
38. コンピュータに、
顧客の生体情報を取得する手順、
商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、
精算装置の利用者の生体情報を取得する手順、
前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する手順、
前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う手順、
を実行させるためのプログラム。
39. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
38.に記載のプログラム。
40. 前記商品登録装置で前記商品情報の読み込みを行っている間に、前記顔画像を複数フレーム取得し、前記読込終了情報が生成されたタイミングで、前記複数フレームから、前記顧客の生体情報を生成するための前記顔画像を選択する手順をコンピュータに実行させるための、
39.に記載のプログラム。
41. 前記商品登録装置および前記精算装置が設置されるエリアからの退出者の生体情報を取得する手順、
未精算の前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記退出者の生体情報を照合し、一致した場合に出力を行う手順をコンピュータに実行させるための、
38.から40.いずれか1つに記載のプログラム。
42. 退出者の退出経路を閉鎖する制御信号を出力する手順をコンピュータに実行させるための、
41.に記載のプログラム。
43. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
38.から42.いずれか1つに記載のプログラム。
44. 前記読込終了情報が生成される前に前記顧客の生体情報を生成する手順、
前記読込終了情報が生成されたタイミングで前記顧客の生体情報を前記精算情報に関連付けて登録する手順をコンピュータに実行させるための、
38.から43.いずれか1つに記載のプログラム。
45. 前記精算処理の前に、取得された前記精算情報を前記利用者に提示する手順、
提示した前記精算情報を承認する前記利用者の承認操作を受け付ける手順、
前記承認操作を受け付けた場合に、精算処理を行う手順をコンピュータに実行させるための、
38.から44.いずれか1つに記載のプログラム。
46. 前記商品登録装置により前記精算情報が生成された後、一定時間が経過しても前記精算装置で精算処理が行われなかった場合に、アラームを出力する手順をコンピュータに実行させるための、
38.から45.いずれか1つに記載のプログラム。
47. さらに、前記読込終了情報が生成されたタイミング毎に生成される複数の前記精算情報の順序を示す情報を、前記精算情報毎に対応付けて登録する手順、
前記商品登録装置による複数の前記精算情報の生成順と、前記精算装置による複数の精算情報の処理順が異なった場合に、アラームを処理する手順をコンピュータに実行させるための、
38.から46.いずれか1つに記載のプログラム。
48. 複数の顧客の顔画像を前記生体情報として取得する手順、
取得した複数の顧客の顔画像を、前記精算情報に関連付けて登録する手順、
いずれかの前記顧客の生体情報が前記利用者の前記生体情報と一致した時に、一致した前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する手順をコンピュータに実行させるための、
38.から47.いずれか1つに記載のプログラム。
1 情報処理システム
2 CPU
3 メモリ
4 通信ユニット
6 表示装置
6 出力表示装置
7 入出力装置
8 生体情報リーダ
8a、8b、8c カメラ
10 商品登録装置
20 精算装置
30 サーバ装置
40 精算情報記憶部
102 第1生体情報取得部
104 登録部
122 第2生体情報取得部
124 精算情報取得部
126 精算制御部
130 精算情報
202 第3生体情報取得部
204 出力部
230 精算情報
300 商品登録装置
302 生体情報取得部
304 登録部
330 精算情報
400 精算装置
402 生体情報取得部
404 精算情報取得部
406 精算制御部
630 精算情報
640 生体情報

Claims (17)

  1. 顧客の生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、
    商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、前記第1の生体情報取得手段により取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録手段と、
    精算装置の利用者の生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、
    前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、前記第2の生体情報取得手段により取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する精算情報取得手段と、
    前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う精算制御手段と、を備える、
    情報処理システム。
  2. 前記生体情報は、撮像装置を用いて撮像された顔画像に基づいて生成された特徴情報を含む、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の生体情報取得手段は、
    前記商品登録装置で前記商品情報の読み込みを行っている間に、前記顔画像を複数フレーム取得し、前記読込終了情報が生成されたタイミングで、前記複数フレームから、前記顧客の生体情報を生成するための前記顔画像を選択する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記商品登録装置および前記精算装置が設置されるエリアからの退出者の生体情報を取得する第3の生体情報取得手段と、
    未精算の前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、前記第3の生体情報取得手段により取得された前記退出者の生体情報を照合し、一致した場合に出力を行う出力手段をさらに備える、
    請求項1から3いずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記出力手段は、退出者の退出経路を閉鎖する制御信号を出力する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記生体情報は、生体情報取得装置により取得される、掌紋、指紋、網膜、および静脈の少なくともいずれか一つに基づいて生成された特徴情報を含む、
    請求項1から5いずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記第1の生体情報取得手段は、前記読込終了情報が生成される前に前記顧客の生体情報を生成しており、
    前記登録手段は、前記読込終了情報が生成されたタイミングで前記顧客の生体情報を前記精算情報に関連付けて登録する、
    請求項1から6いずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記精算処理の前に、前記精算情報取得手段により取得された前記精算情報を前記利用者に提示する提示手段と、
    提示した前記精算情報を承認する前記利用者の承認操作を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
    前記精算制御手段は、前記受付手段により前記承認操作を受け付けた場合に、精算処理を行う、
    請求項1から7いずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記商品登録装置により前記精算情報が生成された後、一定時間が経過しても前記精算装置で精算処理が行われなかった場合に、アラームを出力する警報手段をさらに備える、
    請求項1から8いずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記登録手段は、さらに、前記読込終了情報が生成されたタイミング毎に生成される複数の前記精算情報の順序を示す情報を、前記精算情報毎に対応付けて登録し、
    前記商品登録装置による複数の前記精算情報の生成順と、前記精算装置による複数の精算情報の処理順が異なった場合に、アラームを処理する警報手段をさらに備える、
    請求項1から9いずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記第1の生体情報取得手段は、複数の顧客の顔画像を前記生体情報として取得し、
    前記登録手段は、取得した複数の顧客の顔画像を、前記精算情報に関連付けて登録し、
    前記精算情報取得手段は、いずれかの前記顧客の生体情報が前記利用者の前記生体情報と一致した時に、一致した前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する、
    請求項1から10いずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. 顧客の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、前記生体情報取得手段により取得された前記顧客の生体情報を、前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する登録手段と、
    を備える、
    商品登録装置。
  13. 利用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、前記生体情報取得手段により取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する精算情報取得手段と、
    取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う精算制御手段と、を備える、
    精算装置。
  14. 情報処理装置が、
    顧客の生体情報を取得し、
    商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録し、
    精算装置の利用者の生体情報を取得し、
    前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得し、
    前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う、
    情報処理装置の情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    顧客の生体情報を取得する手順、
    商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、
    を実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    利用者の生体情報を取得する手順、
    商品登録装置により商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けられた顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する手順、
    取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う手順、
    を実行させるためのプログラム。
  17. コンピュータに、
    顧客の生体情報を取得する手順、
    商品登録装置による商品情報の読み込みが終了したことを示す読込終了情報が生成されたタイミングで、取得された前記顧客の生体情報を、前記商品登録装置により前記商品情報が読み込まれた商品の精算情報に関連付けて登録する手順、
    精算装置の利用者の生体情報を取得する手順、
    前記精算情報に関連付けられた前記顧客の生体情報と、取得された前記利用者の生体情報を照合し、前記利用者の生体情報に対応する前記顧客の生体情報を検出し、検出された前記顧客の生体情報に関連付けられている前記精算情報を取得する手順、
    前記精算装置を用いて、取得した前記精算情報に基づく精算処理を行う手順、
    を実行させるためのプログラム。
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