JP2019200567A - 端末制御装置及びそのプログラム並びに店舗システム - Google Patents

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Abstract

【課題】生体認証を利用することで第三者による成済ましを確実に防止しつつ端末の起動に必要な認証に要する時間の短縮を図る。【解決手段】端末制御装置は、ユーザの識別情報を取得する。端末制御装置は、台車に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られたユーザの生体情報を取得する。端末制御装置は、複数のユーザの識別情報に関連付けて当該識別情報で識別されるユーザの生体情報として登録された登録生体情報を記憶した第1の記憶手段から、取得した識別情報に関連付けて記憶された登録生体情報を検出し、この検出された登録生体情報と、取得した生体情報とを照合する。端末制御装置は、照合の結果、生体情報が登録生体情報と一致する場合に、ユーザが台車に積み込む商品の情報を入力するための端末を起動する。【選択図】 図8

Description

本発明の実施形態は、店舗システム及びこのシステムに用いられる端末制御装置並びにコンピュータを端末制御装置として機能させるためのプログラムに関する。
近年、スーパーマーケット等の小売店において、カートPOS(Point Of Sales)システムと称される店舗システムが考えられている。カートPOSシステムは、客が購入する商品を積み込むための台車、いわゆるショッピングカートを使用する。ショッピングカートには、スキャナ等を備えた端末が設けられる。端末は、ログイン認証のための操作を受け付ける。端末は、ログインが承認されると起動し、例えば客が購入する商品の情報入力が可能となる。
端末のログイン認証には、会員カード、スマートフォン等を利用したユーザID(Identification)による認証が一般的である。しかしユーザIDによる認証は、第三者による成済ましを確実に防げるものではない。そこで、指紋、虹彩等を用いた生体認証を端末のログイン認証に適用することが考えられている。
端末のログイン認証に生体認証を適用した場合、ショッピングカートを使用する客から取得した生体情報を、データベースに登録されている全ての客の生体情報と照合することとなる。このため、生体情報の照合に時間がかかり、端末の起動が遅くなって客が不快に感じる懸念がある。
特開2007−272535号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、生体認証を利用することで第三者による成済ましを確実に防止しつつ端末の起動に必要な認証に要する時間を短縮できる端末制御装置及び店舗システムを提供しようとするものである。
一実施形態において、端末制御装置は、識別情報取得手段と、第1の生体情報取得手段と、第1の照合手段と、起動手段と、を備える。識別情報取得手段は、ユーザの識別情報を取得する。第1の生体情報取得手段は、台車に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られたユーザの生体情報を取得する。第1の照合手段は、複数のユーザの識別情報に関連付けて当該識別情報で識別されるユーザの生体情報として登録された登録生体情報を記憶した第1の記憶手段から識別情報取得手段で取得した識別情報に関連付けて記憶された登録生体情報を検出し、この検出された登録生体情報と第1の生体情報取得手段で取得した生体情報とを照合する。起動手段は、第1の照合手段による照合の結果、生体情報が登録生体情報と一致する場合に、ユーザが台車に積み込む商品の情報を入力するための端末を起動する。
一実施形態に係る店舗システムの全体構成図。 同店舗システムに含まれる情報端末の要部回路構成を示すブロック図。 同情報端末が設けられたカートの一例を示す斜視図。 同店舗システムに含まれる会計機の要部回路構成を示すブロック図。 同店舗システムに含まれる店舗サーバの要部回路構成を示すブロック図。 同店舗サーバが有する会員データベースに記述される会員データレコードの主要なデータ構造を示す模式図。 同店舗サーバで形成される買物ファイルのデータ構造を示す模式図。 同店舗サーバのプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図。 同店舗サーバのプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図。 同店舗サーバのプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図。
以下、生体認証を利用することで第三者による成済ましを確実に防止しつつ端末の起動に必要な認証に要する時間を短縮できる端末制御装置及び店舗システムの実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施形態では、生体認証を指紋認証とした場合である。
図1は、本実施形態に係る店舗システム1の全体構成図である。店舗システム1は、店舗サーバ10、会計機20及び情報端末30を含む。情報端末30は、ショッピングカートC(以下、カートCと略称する)に設けられる。複数のカートCに、それぞれ情報端末30が設けられる。カートCは、そのカートCのユーザである客が購入する商品を積み込んで運搬する台車の一例である。
店舗サーバ10及び会計機20は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク40に接続されている。ネットワーク40には、アクセスポイント50も接続されている。情報端末30は、無線ユニットを備えている。情報端末30は、アクセスポイント50と無線通信を行う。アクセスポイント50は、ネットワーク40に繋がる各機器、すなわち店舗サーバ10及び会計機20と、情報端末30との通信を中継する。アクセスポイント50は、図1では1台のみ示しているが、店舗の規模等により2台以上あってもよい。
情報端末30は、客が購入する商品の情報入力等を客自身で行うようにした機器である。会計機20は、客が購入する商品の会計を客自身で行うようにした機器である。すなわち店舗システム1は、購入する商品の情報入力から会計までを客自身が行うセルフ方式の店舗システムである。
会計機20は、一店舗に複数台設置されていてもよい。図1では、1店舗に3台の会計機20が設置された店舗システム1を示している。
店舗サーバ10は、各情報端末30の起動を制御する。店舗サーバ10は、起動した情報端末30で入力された商品の情報から客が購入する商品のリストデータを作成する。店舗サーバ10は、会計機20を使用する客を特定し、その客が購入した商品のリストデータを当該会計機20に送信する。店舗サーバ10は、情報端末30を制御する端末制御装置として機能する。
図2は、情報端末30の要部回路構成を示すブロック図である。情報端末30は、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶デバイス33、無線ユニット34、タッチパネル35、スキャナ36、リーダ37、第1指紋センサ38a、第2指紋センサ38b及びシステム伝送路39を備える。システム伝送路39は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。情報端末30では、システム伝送路39に、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶デバイス33、無線ユニット34、タッチパネル35、スキャナ36、リーダ37、第1指紋センサ38a、第2指紋センサ38bを接続する。情報端末30では、プロセッサ31、メインメモリ32及び補助記憶デバイス33と、これらを接続するシステム伝送路39とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ31は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ31は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、情報端末30としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ31は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ32は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ32は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ32は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ32は、プロセッサ31が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ32は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ31によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス33は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス33となり得る。補助記憶デバイス33は、プロセッサ31が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ31での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス33は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
無線ユニット34は、アクセスポイント50との間で無線通信プロトコルに従って行う無線通信を制御する。
タッチパネル35は、情報端末30の入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル35は、表示された画像に対するタッチ位置を検出し、そのタッチ位置情報をプロセッサ31に出力する。
スキャナ36は、商品に付されたバーコード、二次元データコード等のコードシンボルを読み取る。スキャナ36は、読み取ったコードシンボルのデータをプロセッサ31に出力する。スキャナ36は、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
リーダ37は、記録媒体に記録されたデータを読み取り、読み取ったデータをプロセッサ31に出力する。リーダ37は、記録媒体が磁気カードの場合は磁気カードリーダであり、接触式ICカードの場合にはICカードリーダである。非接触式ICカード又はスマートフォン等のようにRFID(Radio Frequency Identification)を使用した記録媒体の場合には、RFIDリーダがリーダ37として使用される。
記録媒体は、会員カードを含む。本実施形態では、店舗システム1を利用する客に対して事前に会員登録が求められる。会員登録された客にはその客の識別情報として固有のユーザIDが割り当てられ、ユーザIDが記録された会員カードが発行される。リーダ37は、会員カードに記録されたユーザIDを読み取ることが可能である。すなわちリーダ37は、カートCを動かす客の識別情報、つまりはユーザIDを読み取るための識別情報読取デバイスとして機能する。なお、ユーザIDは、電子データとして会員カードに記録されていてもよいし、バーコード等のコードシンボルの印刷という形態で会員カードに記録されていてもよい。
第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bは、例えば静電容量方式により人の指紋を読み取り、読み取った指紋データをプロセッサ31に出力する。具体的には、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bは、センサ部に置かれた指の凹凸をセンサ部の電極に溜まる電荷の割合で検出し、その電荷の量を指紋画像に変換してプロセッサ31に出力する。第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bは、静電容量方式に限定されるものではない。例えば光学式、電界強度測定方式、感圧式又は感熱式の指紋センサを、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bとして使用してもよい。
以上のような回路構成要素を備えた情報端末30において、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶デバイス33、無線ユニット34及びタッチパネル35は、タブレット端末TMによって構成される。そしてこのタブレット端末TMに、スキャナ36、リーダ37、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bを電気的に接続することで、情報端末30が構成される。
図3は、情報端末30が設けられたカートCの一例を示す斜視図である。カートCは、移動用のキャスタ部C1と、ハンドルフレーム部C2と、籠受部C3とを備えている。キャスタ部C1は、床面上を円滑に移動させるための4輪の車輪を有する。ハンドルフレーム部C2は、キャスタ部C1の後輪側に立設された一対の縦フレームC21,C21と、これら縦フレームC21,C21の上端を連結するハンドルバーC22と、を含む。籠受部C3は、ハンドルフレーム部C2の中途部位から前方にある。カートCは、籠受部C3及びキャスタ部C1上に、商品を収容するための買物かごBAを載置することができる。
スキャナ36は、ハンドルバーC22の中途部にある。スキャナ36は、手前側に読取窓が位置するようにハンドルバーC22に取り付けられる。手前側は、ハンドルバーC22を持ってカートCを押す客が立つ側である。
一方の縦フレームC21に、ポールC4が取り付けられる。ポールC4は、その先端がハンドルバーC22よりも上方に位置する。タブレット端末TMは、タッチパネル35の画面を手前にしてポールC4の先端部に取り付けられる。リーダ37は、カードスリットが手前側に位置するようにタブレット端末TMに取り付けられる。図3においては、リーダ37を磁気カードリーダとしている。バッテリBTは、ハンドルフレーム部C2の下端側に、縦フレームC21,C21に亘って取り付けられる。バッテリBTは、タブレット端末TM及びスキャナ36の駆動電源となる。
ハンドルバーC22には、スキャナ36を挟んで左右のバーの外周を覆うようにグリップG1,G2が装着されている。グリップG1,G2は、カートCを動かすために客が握るためのものである。客は、カートCを動かすための行為としてグリップG1,G2を握る。グリップG1,G2には、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bが設けられている。具体的には、グリップG1の表面をセンサ部の保護膜とし、この保護膜の裏面側にセンサ部の電極を配置することで、グリップG1を握った客の左手の指紋を読み取るための第1指紋センサ38aが構成される。同様に、グリップG2の表面をセンサ部の保護膜とし、この保護膜の裏面側にセンサ部の電極を配置することで、グリップG2を握った客の右手の指紋を読み取るための第2指紋センサ38bが構成される。ここに、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bは、カートCを動かすユーザの生体情報の一種である指紋を読み取るための生体情報読取デバイスとして機能する。ユーザは、典型的には、購入する商品をカートCに積み込んで運搬する客である。つまり第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bは、客がカートCを動かすための行為から当該客の指紋を読み取ることを可能としたものである。
図4は、会計機20の要部回路構成を示すブロック図である。会計機20は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信ユニット24、タッチパネル25、プリンタ26、リーダライタ27、指紋センサ28、人感センサ29、釣銭機210及びシステム伝送路211を備える。システム伝送路211は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。会計機20では、システム伝送路211に、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信ユニット24、タッチパネル25、プリンタ26、リーダ37、指紋センサ28及び人感センサ29を接続する。会計機20では、プロセッサ21、メインメモリ22及び補助記憶デバイス23と、これらを接続するシステム伝送路211とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ21は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、会計機20としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
メインメモリ22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ22は、プロセッサ21が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ22は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ21によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス23は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等が補助記憶デバイス23となり得る。補助記憶デバイス23は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ21での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス23は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信ユニット24は、ネットワーク40を介して接続される店舗サーバ10との間で通信プロトコルに従って行うデータ通信を制御する。
タッチパネル25は、会計機20の入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル25は、表示された画像に対するタッチ位置を検出し、そのタッチ位置情報をプロセッサ21に出力する。
プリンタ26は、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷することにより、レシートを発行する。この種のプリンタ26としては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。
リーダライタ27は、記録媒体に記録されたデータを読み取る機能と、上記記録媒体へデータを書き込む機能とを有する。リーダライタ27は、接触式のリーダライタであってもよいし、非接触式のリーダライタであってもよい。記録媒体は、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカード等の決済用カードである。決済用カードと同等の機能を有するスマートフォン等の無線通信機器を記録媒体としてもよい。
指紋センサ28は、例えば静電容量方式により人の指紋を読み取る。具体的には、指紋センサ28は、センサ部に置かれた指の凹凸をセンサ部の電極に溜まる電荷の割合で検出し、その電荷の量を指紋画像に変換してプロセッサ21に出力する。指紋センサ28は、静電容量方式に限定されるものではない。例えば光学式、電界強度測定方式、感圧式又は感熱式の指紋センサを、指紋センサ28として使用してもよい。
人感センサ29は、例えば赤外線、超音波等を利用して、会計機20の前に立つ人の所在を検出する。人の所在を検出すると、人感センサ29はオンする。
釣銭機210は、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また釣銭機210は、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。
以上のような回路構成要素を備えた複数の会計機20には、各会計機20を個々に識別するために会計機20毎に割り当てられた会計機IDが設定されている。会計機IDは、例えば補助記憶デバイス23に記憶されている。
図5は、店舗サーバ10の要部回路構成を示すブロック図である。店舗サーバ10は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信ユニット14及びシステム伝送路15を備える。システム伝送路15は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。店舗サーバ10では、システム伝送路15に、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信ユニット14を接続する。店舗サーバ10では、プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶デバイス13と、これらを接続するシステム伝送路15とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、店舗サーバ10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPUである。
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ12は、プロセッサ11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等が補助記憶デバイス13となり得る。補助記憶デバイス13は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ11での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス13は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信ユニット14は、ネットワーク40を介して接続される会計機20又は情報端末30との間で通信プロトコルに従って行うデータ通信を制御する。
以上のような回路構成要素を備えた店舗サーバ10において、補助記憶デバイス13には、商品データベース61及び会員データベース62が保存されている。また、複数の買物ファイル63を保存するための領域が、補助記憶デバイス13に形成されている。
商品データベース61には、店舗で販売される商品毎に作成された商品データレコードが記述されている。商品データレコードは、商品ID、商品名、価格等の項目を含む。商品IDは、各商品を個々に識別するために商品毎に設定された一意のコードである。商品名及び価格は、その商品IDで特定される商品の名称及び1点当たりの販売価格である。
会員データベース62には、店舗システム1を利用するために会員登録を行った客毎に作成された会員データレコード62Rを保存する。
図6は、会員データレコード62Rの主要なデータ構造を示す模式図である。図6に示すように、会員データレコード62Rは、ユーザIDと登録生体情報とを含む。登録生体情報は、ユーザIDで識別されるユーザ、つまりは会員登録を行った客の指紋データである。会員登録を行った客は、店舗システム1を利用する前に自らの指紋をシステムに登録する。どの指の指紋を登録するかは任意ではあるが、少なくとも客がカートCのグリップG1,G2を握ったときに第1指紋センサ38a又は第2指紋センサ38bによって検出される指の指紋であることが好ましい。ここに、会員データベース62は、複数のユーザの識別情報、すなわちユーザIDに関連付けて当該ユーザIDで識別されるユーザの生体情報として登録された登録生体情報を記憶した第1の記憶手段を構成する。以下、会員データレコード62Rに登録生体情報として記録される指紋データを、登録指紋データと称する。登録指紋データは、登録生体情報の一例である。
指紋の登録方法は、特に限定されない。指紋認証のための既存の登録方法を適用することができる。情報端末30を利用して指紋を登録することも可能である。すなわち情報端末30の動作モードとして指紋登録モードを設ける。情報端末30において指紋登録モードが設定されると、プロセッサ31は、ユーザIDを受け付ける。リーダ37を介してユーザIDが読み取られると、プロセッサ31は、指紋データを受け付ける。第1指紋センサ38a又は第2指紋センサ38bの少なくとも一方のセンサにより指紋が読み取られると、プロセッサ31は、指紋登録モードであることを示す情報とともに、ユーザIDと指紋データとを店舗サーバ10へと送信するように制御する。店舗サーバ10のプロセッサ11は、指紋登録モードであることを示す情報を含むデータを受信すると、そのデータに含まれるユーザIDが記録された会員データレコード62Rに、そのユーザIDとともに受信した指紋データを記録する。このような構成により、情報端末30を利用してユーザの指紋を会員データベース62に登録することができる。
図7は、買物ファイル63のデータ構造を示す模式図である。買物ファイル63には、ユーザIDと、生体情報と、買上商品情報と、ステータスと、が記述される。図ではステータスを“ST”と表す。生体情報は、ユーザIDで識別される客の指紋データである。指紋データは、会員データベース62に登録されている登録指紋データである。指紋データは、第1指紋センサ38a又は第2指紋センサ38bを介して読み取られた指紋データであってもよい。買上商品情報は、ユーザIDで識別される客が購入する商品の情報である。買上商品情報は、商品ID、商品名、価格等を含む。ステータスは、ユーザIDで識別される客の状態を表す情報である。客の状態には、買物中と会計待ちと会計終了とがある。本実施形態では、買物中のときのステータスを“0”とし、会計待ちのときのステータスを“1”とし、会計終了のステータスを“2”とする。
次に、店舗システム1を利用して、客が購入する商品の情報入力から会計までを客自身が行う場合の動作について、図8〜図10の流れ図を用いて説明する。図8〜図10は、店舗サーバ10のプロセッサ11が実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。なお、図8〜図10に示すとともに以下に説明する動作は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその処理手順及び処理内容は特に限定されるものではない。
始めに、客は、来店すると未使用のカートCを確保する。そして客は、そのカートCに設けられたリーダ37で自らの会員カードのデータを読み取らせる。情報端末30のプロセッサ31は、リーダ37で会員カードのデータが読み取られたことを検知すると、そのデータを店舗サーバ10に送信するように無線ユニット34を制御する。この制御により、無線ユニット34から会員カードのデータが無線送信される。無線送信された会員カードのデータはアクセスポイント50で受信され、ネットワーク40を介して店舗サーバ10へと送られる。会員カードのデータには、カートCを保有した客の識別情報であるユーザIDが含まれる。
店舗サーバ10のプロセッサ11は、図8のAct1としてユーザIDを受信するのを待機している。通信ユニット14を介して受信したデータが会員カードのデータであることを確認すると、プロセッサ11は、Act1においてYESと判定し、Act2へと進む。プロセッサ11は、Act2として会員カードのデータに含まれるユーザIDをメインメモリ12のワークエリアに記述する。そしてプロセッサ11は、そのユーザIDを検索用のキーとして会員データベース62を検索する。プロセッサ11は、Act3として検索用のキーであるユーザIDが記述された会員データレコード62Rの有無を判定する。
プロセッサ11は、該当する会員データレコード62Rが有ることを確認すると、Act3においてYESと判定し、Act4へと進む。プロセッサ11は、Act4としてその会員データレコード62Rから登録生体情報である登録指紋データを検出し、この登録指紋データをメインメモリ12のワークエリアに記述する。プロセッサ11は、Act5として会員カードのデータ送信元の情報端末30に対し、生体情報要求コマンドを送信するように通信ユニット14を制御する。この制御により、データ送信元の情報端末30を宛先として、通信ユニット14から生体情報要求コマンドが送信される。生体情報要求コマンドは、ネットワーク40を介してアクセスポイント50に送られ、アクセスポイント50から無線送信される。無線送信された生体情報要求コマンドは、情報端末30の無線ユニット34で受信される。
無線ユニット34を介して自機宛の生体情報要求コマンドを受信した情報端末30のプロセッサ31は、客に生体情報を要求するためのガイダンスをタッチパネル35に表示させる。例えばプロセッサ31は、「グリップを握ってカートを動かしてください。指紋認証を行います」というようなガイダンスをタッチパネル35に表示させる。このとき、タブレット端末TMが有する音声合成機能により、同様なガイダンスを音声で出力してもよい。
ガイダンスを確認した客は、カートCを動かすためにグリップG1,G2を握る。このとき、客は両手でグリップG1,G2を握ってもよいし、いずれか一方の手でグリップG1又はグリップG2を握ってもよい。客がグリップG1,G2を握ることで、第1指紋センサ38a又は第2指紋センサ38bにより、少なくとも一本の指の指紋が読み取られる。指紋が読み取られると、プロセッサ31は、その指紋の画像を表す指紋データを店舗サーバ10に送信するように無線ユニット34を制御する。この制御により、無線ユニット34から指紋データが無線送信される。無線送信された指紋データはアクセスポイント50で受信され、ネットワーク40を介して店舗サーバ10へと送られる。
Act5において生体情報要求コマンドの送信を制御したプロセッサ11は、Act6としてコマンド送信先の情報端末30から生体情報が送信されてくるのを待ち受ける。生体情報要求コマンドを送信してから一定時間内にコマンド送信先の情報端末30から指紋データを通信ユニット14で受信したことを検知すると、プロセッサ11は、Act6においてYESと判定し、Act7へと進む。プロセッサ11は、Act7としてその指紋データとメインメモリ12に記憶した登録指紋データとを照合する。そしてプロセッサ11は、Act8として指紋データが登録指紋データの中の少なくとも1つの指紋データと一致するか否かを確認する。
確認の結果、情報端末30から受信した指紋データが登録指紋データの中の少なくとも1つの指紋データと一致する場合、プロセッサ11は、Act8においてYESと判定し、Act9へと進む。プロセッサ11は、Act9として指紋データ送信元の情報端末30に対し、ログイン許諾通知の応答信号を送信するように通信ユニット14を制御する。この制御により、指紋データ送信元の情報端末30を宛先として、通信ユニット14からログイン許諾通知の応答信号が送信される。応答信号は、ネットワーク40を介してアクセスポイント50に送られ、アクセスポイント50から無線送信される。無線送信された応答信号は、情報端末30の無線ユニット34で受信される。
無線ユニット34を介して自機宛のログイン許諾通知の応答信号を受信した情報端末30のプロセッサ31は、商品情報の入力待機状態となる。そしてプロセッサ31は、情報端末30が起動したことを通知するためのガイダンスをタッチパネル35に表示させる。例えばプロセッサ31は、「ログイン認証に成功しました。お買い物を始めてください」というようなガイダンスをタッチパネル35に表示させる。このとき、タブレット端末TMが有する音声合成機能により、同様なガイダンスを音声で出力してもよい。
確認の結果、情報端末30から受信した指紋データが登録指紋データと一致しなかった場合には、プロセッサ11は、Act8においてNOと判定し、Act10へと進む。プロセッサ11は、Act10として指紋データ送信元の情報端末30に対し、ログイン否認通知の応答信号を送信するように通信ユニット14を制御する。この制御により、指紋データ送信元の情報端末30を宛先として、通信ユニット14からログイン否認通知の応答信号が送信される。応答信号は、ネットワーク40を介してアクセスポイント50に送られ、アクセスポイント50から無線送信される。無線送信された応答信号は、情報端末30の無線ユニット34で受信される。
無線ユニット34を介して自機宛のログイン否認通知の応答信号を受信した情報端末30のプロセッサ31は、商品情報の入力待機状態には入らない。プロセッサ31は、情報端末30が起動しなかったことを通知するためのガイダンスをタッチパネル35に表示させる。例えばプロセッサ31は、「ログイン認証に失敗しました。再度ログインしてください」というようなガイダンスをタッチパネル35に表示させる。このとき、タブレット端末TMが有する音声合成機能により、同様なガイダンスを音声で出力してもよい。
ここに、店舗サーバ10のプロセッサ11を主体としたコンピュータは、通信ユニット14と協働してAct1の処理を実行することにより、識別情報取得手段として機能する。また、同コンピュータは、通信ユニット14と協働してAct5及びAct6の処理を実行することにより、第1の生体情報取得手段として機能する。また、同コンピュータは、補助記憶デバイス13と協働してAct2乃至Act4及びAct7の処理を実行することにより、第1の照合手段として機能する。また、同コンピュータは、通信ユニット14と協働してAct9の処理を実行することにより、起動手段として機能する。
なおプロセッサ11は、会員データベース62を検索したが該当する会員データレコード62Rの存在を確認できなかった場合、Act3においてNOと判定し、Act10へと進む。同様に、プロセッサ11は、生体情報要求コマンドを送信してから一定時間内に指紋データを受信できなかった場合、Act6においてNOと判定し、Act10へと進む。すなわちプロセッサ11は、Act10として指紋データ送信元の情報端末30に対し、ログイン否認通知の応答信号を送信するように通信ユニット14を制御する。
Act9において、ログイン許諾通知の応答信号を送信するように制御したプロセッサ11は、Act11として補助記憶デバイス13に買物ファイル63を作成する。そしてプロセッサ11は、Act12としてその買物ファイル63に、メインメモリ12のワークエリアに記述されていたユーザIDと登録生体情報とを記述する。またプロセッサ11は、Act13としてその買物ファイル63のステータスを“0”、すなわち買物中の状態とする。その後、プロセッサ11は、図9のAct21へと進む。
ここに、店舗サーバ10のプロセッサ11を主体としたコンピュータは、補助記憶デバイス13と協働してAct11及びAct12の処理を実行することにより、第2の記憶手段として機能する。
情報端末30が起動したことを確認した客は、買物を開始する。客は、売場にて購入する商品を見つけると、その商品の商品IDを情報端末30に入力する。例えばバーコード等のコードシンボルが付いている商品の場合、客は、そのコードシンボルをスキャナ36で読み取らせることによって商品IDを入力する。コードシンボルが付いていない生鮮食品等の場合には、客は、タッチパネル35に表示される商品ボタンにタッチして商品IDを入力する。情報端末30のプロセッサ31は、商品IDが入力されたことを検知すると、その商品IDを店舗サーバ10に送信するように無線ユニット34を制御する。この制御により、無線ユニット34から商品IDを含むデータが無線送信される。このデータには、商品ID以外にログイン認証の際に入力されたユーザIDが含まれる。無線送信された商品ID及びユーザIDを含むデータはアクセスポイント50で受信され、ネットワーク40を介して店舗サーバ10へと送られる。以後、商品ID及びユーザIDを含むデータを商品登録データと称する。
プロセッサ11は、図9のAct21として商品登録データを受信するのを待機している。通信ユニット14を介して受信したデータが商品登録データであることを確認すると、プロセッサ11は、Act21においてYESと判定し、Act22へと進む。プロセッサ11は、Act22として商品登録データに含まれる商品ID及びユーザIDをメインメモリ12のワークエリアに記述する。そしてプロセッサ11は、ワークエリアに記述された商品IDを検索用のキーとして商品データベース61を検索する。プロセッサ11は、Act23として検索用のキーである商品IDが記述された商品データレコードを商品データベース61から取得する。
プロセッサ11は、Act24としてその商品データレコードに記述されている商品ID、商品名、価格等に基づいて買上商品情報を生成する。プロセッサ11は、Act25としてワークエリアに記述されたユーザIDを含む買物ファイル63を補助記憶デバイス13から検出し、この買物ファイル63に買上商品情報を記述する。
プロセッサ11は、Act26として買上商品情報を送信するように通信ユニット14を制御する。この制御により、商品登録データの送信元である情報端末30を宛先として、通信ユニット14から買上商品情報が送信される。買上商品情報は、ネットワーク40を介してアクセスポイント50に送られ、アクセスポイント50から無線送信される。無線送信された応答信号は、情報端末30の無線ユニット34で受信される。
無線ユニット34を介して買上商品情報を受信した情報端末30のプロセッサ31は、その買上商品情報に含まれる商品名、価格等をタッチパネル35に表示させる。
購入する商品の商品名、価格等がタッチパネル35に表示されたことを確認した客は、買物を続ける。そして購入する商品を見つけると、その商品の商品IDを情報端末30に入力する。情報端末30のプロセッサ31は、商品IDが入力されたことを検知すると、前述したのと同様にその商品IDを店舗サーバ10に送信するように無線ユニット34を制御する。この制御により、無線ユニット34から商品登録データが無線送信される。
客は、購入する商品を見つける毎にその商品の商品IDを情報端末30に入力するという作業を繰り返す。そして、売場での買物を終えたならば、客は、タッチパネル35に表示されている会計ボタンの画像にタッチする。情報端末30のプロセッサ31は、会計ボタンの画像がタッチされたことを検知すると、会計指示コマンドを店舗サーバ10に送信するように無線ユニット34を制御する。この制御により、無線ユニット34から会計指示コマンドが無線送信される。会計指示コマンドには、ログイン認証の際に入力されたユーザIDが含まれる。
店舗サーバ10のプロセッサ11は、Act26の処理を終えると、Act27へと進む。プロセッサ11は、Act27として商品登録データを受信したか否かを確認する。商品登録データを受信していない場合(Act27、NO)、プロセッサ11は、Act27においてNOと判定し、Act28へと進む。プロセッサ11は、Act28として会計指示コマンドを受信したか否かを確認する。会計指示コマンドを受信していない場合、プロセッサ11は、Act28においてNOと判定し、Act27へと戻る。ここにプロセッサ11は、Act27及びAct28により、商品登録データを受信するか会計指示コマンドを受信するのを待ち受ける。
この待ち受け状態において、商品登録データを受信したことを検出すると、プロセッサ11は、Act27においてYESと判定し、Act22へと戻る。そしてプロセッサ11は、Act22乃至Act26の処理を前述したのと同様に実行する。その後、プロセッサ11は、Act27及びAct28の待ち受け状態となる。
この待ち受け状態において、会計指示コマンドを受信したことを検出すると、プロセッサ11は、Act28においてYESと判定し、Act29へと進む。プロセッサ11は、Act29として当該会計指示コマンドに含まれているユーザIDが設定された買物ファイル63のステータスを“0”から“1”、すなわち会計待ちに更新する。以上で、プロセッサ11は、Act1においてユーザIDを受信したことにより派生した情報処理を終了する。
ここに、店舗サーバ10のプロセッサ11を主体とするコンピュータは、通信ユニット14及び補助記憶デバイス13と協働してAct28及びAct29の処理を実行することにより、更新手段として機能する。
会計ボタンの画像にタッチした客は、空いている会計機20の設置場所へと移動する。
客が会計機20の設置場所まで移動すると、その会計機20の人感センサ29がオンする。人感センサ29がオンすると、会計機20のプロセッサ21は、人感センサオンデータを店舗サーバ10へと送信するように制御する。この制御により通信ユニット24から人感センサオンデータが出力される。人感センサオンデータには、その会計機20に対して設定された会計機IDが含まれる。通信ユニット24から出力された人感センサオンデータは、ネットワーク40を経由して店舗サーバ10へと送られ、店舗サーバ10の通信ユニット14で受信される。
店舗サーバ10のプロセッサ11は、図10のAct31として人感センサオンデータを待機している。通信ユニット14を介して人感センサオンデータを受信したことを検出すると、プロセッサ11は、Act32としてその人感センサオンデータに含まれる会計機IDを検出し、その会計機IDをメインメモリ22のワークエリアに記述する。プロセッサ21は、Act33として、人感センサオンデータ送信元の会計機20に対し、生体情報要求コマンドを送信するように通信ユニット14を制御する。この制御により、人感センサオンデータ送信元の会計機20を宛先として、通信ユニット14から生体情報要求コマンドが送信される。生体情報要求コマンドは、ネットワーク40を介して会計機20へと送られる。
通信ユニット24を介して自機宛の生体情報要求コマンドを受信した会計機20のプロセッサ21は、会計場所に来た客に生態情報を要求するためのガイダンスをタッチパネル25に表示させる。例えばプロセッサ21は、「指紋センサに指を置いてください」というようなガイダンスを表示させる。このとき、会計機20が有する音声合成機能により、同様なガイダンスを音声で出力してもよい。
ガイダンスを確認した客は、会計機20に備えられた指紋センサ28に指を置く。このとき、どの指を指紋センサ28に置くかは任意であるが、少なくとも登録生体情報として指紋データを登録している指を置く。指紋センサ28に指が置かれると、その指の指紋が指紋センサ28によって読み取られる。指紋が読み取られると、プロセッサ21は、その指紋の画像を表す指紋データを店舗サーバ10に送信するように通信ユニット24を制御する。この制御により、通信ユニット24からネットワーク40を介して指紋データが店舗サーバ10へと送られる。
Act33において、生体情報要求コマンドの送信を制御したプロセッサ11は、Act34としてコマンド送信先の会計機20から生体情報が送信されてくるのを待ち受ける。生体情報要求コマンドを送信してから一定時間内に指紋データを通信ユニット14で受信したことを検知すると、プロセッサ11は、Act34においてYESと判定し、Act35へと進む。プロセッサ11は、Act35として補助記憶デバイス13に保存されている全ての買物ファイルの中から、ステータスが“1”、すなわち会計待ちの状態にある買物ファイル63を抽出する。プロセッサ11は、Act36として会計機20から受信した指紋データを、抽出した買物ファイル63に記述されている生体情報と照合する。そしてプロセッサ11は、Act8として会計機20から受信した指紋データと一致する指紋データが生体情報として記述されている買物ファイル63の有無を判定する。
プロセッサ11は、該当する買物ファイル63が有ることを確認すると、Act37においてYESと判定し、Act38へと進む。プロセッサ11は、Act38としてワークエリアに記述されている会計機IDで識別される会計機20に対し、会計許諾通知の応答信号を送信するように通信ユニット14を制御する。またプロセッサ11は、Act39として同会計機20に対し、当該会計機20から受信した指紋データと一致する指紋データが生体情報として記述されている買物ファイル63の買上商品情報を一括して送信するように通信ユニット14を制御する。これらの制御により、指紋データ送信元の会計機20を宛先として、通信ユニット14から会計許諾通知の応答信号と買上商品情報とが送信される。これらの送信データは、ネットワーク40を介して会計機20へと送信される。
通信ユニット24を介して自機宛の会計許諾通知の応答信号を受信した会計機20のプロセッサ21は、その応答信号に続いて受信した買上商品情報を基に会計処理を実行する。例えばプロセッサ21は、買上商品情報を基に算出される合計金額をタッチパネル25に表示させ、代金の支払いを待ち受ける。釣銭機210を介して合計金額相当の代金が支払われたことを確認すると、プロセッサ21は、買上商品情報を基にレシートデータを生成し、プリンタ26を動作させてレシートを発行する。このような会計処理は、既存の会計機20において実施されている周知の処理であるので、詳しい説明は省略する。プロセッサ21は、会計処理を終えると、店舗サーバ10宛に会計終了コマンドを送信する。
Act39において買上商品情報の送信を制御した店舗サーバ10のプロセッサ11は、Act40として買上商品情報送信先の会計機20から会計終了コマンドが送られてくるのを待機する。プロセッサ11は、通信ユニット14を介して会計終了コマンドを受信したことを検知すると、Act40においてYESと判定し、Act41に進む。プロセッサ11は、Act41として会計機20から受信した指紋データと一致する指紋データが記述されている買物ファイル63のステータスを“1”から“2”、すなわち会計終了の状態に更新する。以上で、プロセッサ11は、Act31において人感センサオンデータを受信したことにより派生した情報処理を終了する。
ここに、店舗サーバ10のプロセッサ11を主体としたコンピュータは、通信ユニット14と協働してAct32乃至Act34の処理を実行することにより、第2の生体情報取得手段として機能する。また同コンピュータは、補助記憶デバイス13と協働してAct35及びAct36の処理を実行することにより、第2の照合手段として機能する。また同コンピュータは、通信ユニット14と協働してAct37乃至Act39の処理を実行することにより、送信手段として機能する。
なお、プロセッサ11は、生体情報要求コマンドを送信してから一定時間内に指紋データを受信できなかった場合、Act34においてNOと判定し、Act42へと進む。会計機20から受信した指紋データと一致する指紋データが記述されている買物ファイル63が存在しない場合、プロセッサ11は、Act37においてNOと判定し、Act42へと進む。プロセッサ11は、Act42として人感センサオンデータ送信元又は指紋データ送信元の会計機20に対し、会計否認通知の応答信号を送信するように通信ユニット14を制御する。この制御により、人感センサオンデータ送信元又は指紋データ送信元の会計機20を宛先として、通信ユニット14から会計否認通知の応答信号が送信される。この送信データは、ネットワーク40を介して会計機20へと送信される。
通信ユニット24を介して自機宛の会計否認通知の応答信号を受信した会計機20のプロセッサ21は、客に会計ができないことを通知するガイダンス例えば「指紋認証に失敗しました。有人のレジで会計をしてください」をタッチパネル25に表示させる。以上で、プロセッサ11は、Act31において人感センサオンデータを受信したことにより派生した情報処理を終了する。
このように本実施形態によれば、情報端末30のログイン認証に生体情報の一種である指紋を適用することができる。したがって、第三者による成済ましを確実に防止できる。その上、指紋認証に用いる登録指紋データは、カートCのリーダ37で読み取られた会員カードのユーザIDで特定される1つの会員データレコード62Rに記述されている登録指紋データだけである。したがって、指紋認証に要する処理時間は極めて短い。よって、情報端末30の駆動が遅くなって客が不快に感じる虞はない。
本実施形態では、客がカートCを動かすためにグリップG1,G2を握ることにより、その客の指紋が読み取られて指紋認証が行われる。したがって、指紋を読み取らせるための格別な動作が不要なので、指紋認証を導入しても客の負担が増加することはない。
店舗サーバ10は、指紋認証により情報端末30のログインを許諾すると、その情報端末30のリーダ37で読み取られた会員カードのユーザIDを含む買物ファイル63を作成する。そして店舗サーバ10は、当該情報端末30で情報が入力された商品の買上商品情報を当該買物ファイル63に記述する。また店舗サーバ10は、その買物ファイル63に、指紋認証で用いられた登録指紋データを記述する。したがって本実施形態によれば、指紋認証で用いられた登録指紋データと関連付けて、その指紋認証によりログインが許諾された情報端末30で情報入力が行われた商品の買上商品情報を保存することができる。
買物ファイル63には、ステータスが含まれている。ステータスは、情報端末30で会計指示が行われるまでは“0”、すなわち買物中の状態であり、会計指示が行われると“1”、すなわち会計待ちとなる。買物ファイル63に記述された買上商品情報は、会計機20での会計処理に用いられる。
店舗サーバ10は、会計機20に設けられた指紋センサ28で指紋データが読み取られると、その指紋データと、ステータスが“1”の買物ファイル63に記述されている登録指紋データと、の照合を行う。そして店舗サーバ10は、指紋データと一致する登録指紋データが記述されている買物ファイル63の買上商品情報を、指紋データ送信元の会計機20にダウンロードする。その結果、会計機20では、その買上商品情報を基に会計処理が実行される。
このように本実施形態によれば、客は空いている会計機20に行って指紋を読み取らせるだけで、自らの買上商品情報を会計機320にダウンロードできるので、店舗サーバ10において、客を会計機20に案内するための格別な情報処理が不要となる。その結果、店舗サーバ10の処理負荷を軽減することができる。その上、指紋認証に用いる登録指紋データは、ステータスが“1”の買物ファイル63に記述されている登録指紋データのみとなる。したがって、指紋認証に要する処理時間は短いので、指紋認証を導入したことで買上商品情報をダウンロードするまでに要する時間が長くなり、客が不満に感じるようなことはない。
以上、生体認証を利用することで第三者による成済ましを確実に防止しつつ端末の起動に必要な認証に要する時間を短縮できる端末制御装置及び店舗システムの実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
前記実施形態では、生体認証を指紋認証としたが、生体認証の種類は指紋認証に限定されるものではない。例えば虹彩認証、静脈認証、声紋認証等であってもよい。
前記実施形態では、購入する商品の情報入力から会計までを客自身が行うセルフ方式の店舗システム1を例示したが、店舗システムはこれに限るものではない。例えば会計機20については、キャッシャと称される店員によって処理される有人レジ用の会計機であってもよい。
前記実施形態では、ハンドルバーC22に対し、スキャナ36を挟んで左右にグリップG1,G2を装着した場合を例示したが、グリップG1,G2を一体化し、その略中心部にスキャナ36を取り付けてもよい。また前記実施形態では、グリップG1,G2にそれぞれ第1指紋センサ38aと第2指紋センサ38bとを設けた場合を示したが、いずれか一方のグリップに1つの指紋センサを設けるだけでもよい。また、指紋センサは、グリップ以外の場所にあってもよい。
前記実施形態では、買物ファイル63に記述される生体情報を登録指紋データとしたが、この生体情報は必ずしも登録生体データでなくてもよい。登録生体データとの照合に用いた指紋データ、つまりは、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bで読み取られた指紋のデータであってもよい。その場合でも、第1指紋センサ38a及び第2指紋センサ38bで指紋が読み取られた指を、会計機20の指紋センサ28に置くことによって、その客が購入する商品の買上商品情報を当該会計機20にダウンロードすることができる。
前記実施形態では、会計機20の指紋センサ28で読み取られた指紋データと照合する登録指紋データが記述された買物ファイル63を、ステータスが“1”の買物ファイル63に限定したが、必ずしも限定しなくてもよい。例えばステータスが“0”の買物ファイル63を含めてもよい。
なお、店舗サーバ10の譲渡は一般に、プログラムがROMに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、プログラムがROMに記憶されていない状態で譲渡されてもよい。そしてこの場合は、店舗サーバ10が備える書き込み可能な記憶デバイスに、この店舗サーバ10とは個別に譲渡されたプログラムがユーザなどの操作に応じて書き込まれる。プログラムの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…店舗システム、10…店舗サーバ、11,21,31…プロセッサ、12,22,32,…メインメモリ、13,23,33…補助記憶デバイス、14,24…通信ユニット、20…会計機、25,35…タッチパネル、26…プリンタ、27…リーダライタ、28…指紋センサ、29…人感センサ、30…情報端末、34…無線ユニット、36…スキャナ、37…リーダ、38a…第1指紋センサ、38b…第2指紋センサ、40…ネットワーク、50…アクセスポイント、61…商品データベース、62…会員データベース、63…買物ファイル。

Claims (7)

  1. ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    台車に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られた前記ユーザの生体情報を取得する第1の生体情報取得手段と、
    複数のユーザの前記識別情報に関連付けて当該識別情報で識別される前記ユーザの生体情報として登録された登録生体情報を記憶した第1の記憶手段から前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けて記憶された前記登録生体情報を検出し、この検出された前記登録生体情報と前記第1の生体情報取得手段で取得した前記生体情報とを照合する第1の照合手段と、
    前記第1の照合手段による照合の結果、前記生体情報が前記登録生体情報と一致する場合に、前記ユーザが前記台車に積み込む商品の情報を入力するための端末を起動する起動手段と、
    を具備する端末制御装置。
  2. 前記起動手段により起動した前記端末で入力された商品の情報を、前記第1の照合手段で照合した前記生体情報又は前記登録生体情報と関連付けて記憶する第2の記憶手段、
    をさらに具備する請求項1記載の端末制御装置。
  3. 会計機に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られた前記ユーザの生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、
    前記第2の記憶手段により記憶されている前記生体情報又は前記登録生体情報と前記第2の生体情報取得手段で取得した前記生体情報とを照合する第2の照合手段と、
    前記第2の照合手段による照合の結果、前記第2の生体情報取得手段で取得した前記生体情報が前記第2の記憶手段により記憶されている前記生体情報又は前記登録生体情報と一致する場合に、前記第2の記憶手段により前記生体情報又は前記登録生体情報と関連付けて記憶されている前記商品の情報を前記会計機に送信する送信手段と、
    をさらに具備する請求項2記載の端末制御装置。
  4. 前記第2の記憶手段で前記生体情報又は前記登録生体情報と関連付けて記憶される情報は、前記ユーザが買物中の状態なのか会計待ちの状態なのかを表すステータスを含み、
    前記端末に設けられた会計指示部からの会計指示を検知すると、当該端末で入力された前記商品の情報とともに記憶されている前記ステータスを前記買物中の状態から前記会計待ちの状態に更新する更新手段、
    をさらに具備する請求項2記載の端末制御装置。
  5. 会計機に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られた前記ユーザの生体情報を取得する第2の生体情報取得手段と、
    前記第2の記憶手段により前記会計待ちの状態を表すステータスとともに記憶されている前記生体情報又は前記登録生体情報と前記第2の生体情報取得手段で取得した前記生体情報とを照合する第2の照合手段と、
    前記第2の照合手段による照合の結果、前記第2の生体情報取得手段で取得した前記生体情報が前記第2の記憶手段により記憶されている前記生体情報又は前記登録生体情報と一致する場合に、前記第2の記憶手段により前記生体情報又は前記登録生体情報と関連付けて記憶されている前記商品の情報を前記会計機に送信する送信手段と、
    をさらに具備する請求項4記載の端末制御装置。
  6. 台車と、
    前記台車に積み込む商品の情報を入力するための端末と、
    ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段、前記台車に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られた前記ユーザの生体情報を取得する第1の生体情報取得手段、前記識別情報に関連付けて当該識別情報で識別される前記ユーザの生体情報として登録された登録生体情報を記憶した第1の記憶手段から前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けて記憶された前記登録生体情報を検出し、この検出された前記登録生体情報と前記第1の生体情報取得手段で取得した前記生体情報とを照合する第1の照合手段、及び、前記第1の照合手段による照合の結果、前記生体情報が前記登録生体情報と一致する場合に前記端末を起動する起動手段、を備えた端末制御装置と、
    を具備し、
    前記生体情報読取デバイスは、前記ユーザが前記台車を動かすための行為から当該ユーザの生体情報を読み取る、店舗システム。
  7. 台車に積み込む商品の情報を入力するための端末を制御する端末制御装置のコンピュータを、
    ユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段、
    前記台車に設けられた生体情報読取デバイスで読み取られた前記ユーザの生体情報を取得する第1の生体情報取得手段、
    前記識別情報に関連付けて当該識別情報で識別される前記ユーザの生体情報として登録された登録生体情報を記憶した第1の記憶手段から前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けて記憶された前記登録生体情報を検出し、この検出された前記登録生体情報と前記第1の生体情報取得手段で取得した前記生体情報とを照合する第1の照合手段、及び、
    前記第1の照合手段による照合の結果、前記生体情報が前記登録生体情報と一致する場合に、前記端末を起動する起動手段、
    として機能させるためのプログラム。
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