JP2016179655A - 液体供給ユニットおよび液体供給ユニットの製造方法 - Google Patents

液体供給ユニットおよび液体供給ユニットの製造方法 Download PDF

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淳 小林
賢司 松山
Kenji Matsuyama
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賢太 姉川
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Abstract

【課題】従来の液体供給ユニットでは、信頼性を向上させることが困難である。【解決手段】液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、前記液体収容部は、壁部と、可撓性膜と、前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、開口を有し、前記可撓性膜を支持可能であり、金属を含む支持部と、前記支持部の前記開口に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む第1付勢部と、前記支持部の前記開口に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む第2付勢部と、前記支持部の前記開口の周縁に重なるよう、前記付勢部材と前記可撓性膜との間に位置する保護部材と、を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。【選択図】図4

Description

本発明は、液体供給ユニットおよび液体供給ユニットの製造方法等に関する。
液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンターでは、印刷用紙などの印刷媒体に、印刷ヘッドから液体の一例であるインクを吐出させることによって、印刷媒体への印刷が行われる。インクジェットプリンターでは、液体供給ユニットの一例であるインクカートリッジからインクの供給を受けるものが知られている。このようなインクカートリッジでは、従来、容器状のケースにシート状の部材(可撓性部材)を溶着して構成される液体収容部にインクが収容される形態がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたインクカートリッジでは、液体収容部内に配置されたばね部材から面状部材を介して可撓性部材に付勢力を付与する構成が採用されている。この構成により、液体収容部内の負圧が保たれる。
特開2006−188044号公報
上記特許文献に記載された構成では、ばね部材や面状部材が可撓性部材を破損させるリスクがあった。つまり、従来の液体供給ユニットでは、信頼性を向上させることが困難であるという課題がある。
本発明は、少なくとも上述の課題を解決することができるものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、前記液体収容部は、壁部と、可撓性膜と、前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、開口を有し、前記可撓性膜を支持可能であり、金属を含む支持部と、前記支持部の前記開口に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む第1付勢部と、前記支持部の前記開口に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む第2付勢部と、前記支持部の前記開口の周縁に重なるよう、前記付勢部材と前記可撓性膜との間に位置する保護部材と、を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、付勢部材と可撓性膜との間に位置する保護部材が、支持部の開口の周縁に重なっている。このため、支持部の開口の周縁が可撓性膜に接触することを避けやすい。これにより、可撓性膜が支持部の開口の周縁によって損傷を受けることを避けやすい。この結果、液体供給ユニットの信頼性を向上させやすい。
[適用例2]上記の液体供給ユニットであって、前記第1付勢部は、前記支持部の前記開口に一端が接続し、前記第1支持部に対し前記可撓性膜から前記壁部に近づく方向に傾斜する第1脚部と、前記第1脚部の他端が接続する連結部と、前記連結部に一端が接続し前記連結部に対し前記可撓性膜から前記壁部に近づく方向に傾斜する第2脚部と、を有し、前記液体供給ユニットを前記可撓性膜から前記壁部に向かう方向に平面視したとき、前記保護部材は前記連結部と重なる、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、可撓性膜が壁部に近づく向きに第1付勢部材がたわむと、支持部に対する第1脚部の傾きと、連結部に対する第2脚部の傾きとが小さくなる。このとき、連結部が開口を介して可撓性膜に接近することがある。ところが、この液体供給ユニットでは、液体供給ユニットを可撓性膜から壁部に向かう方向に平面視したとき、保護部材が連結部と重なっているので、連結部が開口を介して可撓性膜に接触することを避けやすい。これにより、可撓性膜が連結部によって損傷を受けることを避けやすい。
[適用例3]液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、前記液体収容部は、壁部と、可撓性膜と、前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、前記可撓性膜を支持可能であり、金属を含む支持部と、前記支持部に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む付勢部と、前記支持部の周縁に重なるよう、前記付勢部材と前記可撓性膜との間に位置する保護部材と、を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、付勢部材と可撓性膜との間に位置する保護部材が、支持部の周縁に重なっている。このため、支持部の周縁が可撓性膜に接触することを避けやすい。これにより、可撓性膜が支持部の周縁によって損傷を受けることを避けやすい。この結果、液体供給ユニットの信頼性を向上させやすい。
[適用例4]上記の液体供給ユニットであって、前記支持部は板状部材であり、前記付勢部は前記板状部材に取り付けられた円錐バネである、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、付勢部が円錐バネである。支持部を円錐バネで支持する構成では、壁部に対する支持部の傾きがばらつきやすい。ところが、この液体供給ユニットでは、付勢部材と可撓性膜との間に位置する保護部材が、支持部の周縁に重なっている。このため、壁部に対する支持部の傾きがばらついても、支持部の周縁が可撓性膜に接触することを避けやすい。これにより、可撓性膜が支持部の周縁によって損傷を受けることを避けやすい。
[適用例5]上記の液体供給ユニットであって、前記保護部材は前記樹脂部材である、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、保護部材が樹脂部材であるので、保護部材が金属部材である場合に比較して、可撓性膜が保護部材によって損傷を受けることを避けやすい。
[適用例6]上記の液体供給ユニットであって、前記樹脂部材の厚みは0.5mm以上5mm以下の範囲にある、ことを特徴とする液体供給ユニット。
樹脂部材の厚みが0.5mm以上5mm以下の範囲内にあれば、保護部材の強度を確保しつつ、液体収容部の容積も確保することができる。樹脂部材の厚みが1mm以上ある場合は、樹脂部材に、いわゆる肉盗みとして機能する凹部を形成してもよい。肉盗みとは、樹脂部材の射出成形の際、樹脂の収縮による形状の変形を抑えるための構造である。
[適用例7]上記の液体供給ユニットであって、前記樹脂部材に複数の開口が形成されている、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、樹脂部材に形成された複数の開口を液体収容部の一部として利用することができるので、液体収容部の容積を増大することができる。
[適用例8]上記の液体供給ユニットであって、前記樹脂部材がハニカム構造を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、樹脂部材がハニカム構造を有するので、保護部材の変形に対する強度を維持することができる。
[適用例9]液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、前記液体収容部は、壁部と、可撓性膜と、前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、前記可撓性膜を支持可能である、板状の樹脂部材と、前記樹脂部材に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能である付勢部と、を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、付勢部から樹脂部材を介して可撓性膜に付勢力を付与する構成が採用されているので、付勢部から金属製の部材を介して可撓性膜に付勢力を付与する構成に比較して、可撓性膜が損傷を受けることを避けやすい。この結果、液体供給ユニットの信頼性を向上させやすい。
[適用例10]上記の液体供給ユニットであって、前記樹脂部材の厚みは0.5mm以上5mm以下の範囲にある、ことを特徴とする液体供給ユニット。
樹脂部材の厚みが0.5mm以上5mm以下の範囲内にあれば、保護部材の強度を確保しつつ、液体収容部の容積も確保することができる。なお、樹脂部材の厚みが1mm以上ある場合は、樹脂部材に、いわゆる肉盗みとして機能する凹部を形成してもよい。
[適用例11]上記の液体供給ユニットであって、前記樹脂部材に複数の開口が形成されている、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、樹脂部材に形成された複数の開口を液体収容部の一部として利用することができるので、液体収容部の容積を増大することができる。
[適用例12]上記の液体供給ユニットであって、前記樹脂部材がハニカム構造を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この適用例では、樹脂部材がハニカム構造を有するので、保護部材の変形に対する強度を維持することができる。
[適用例13]液体供給ユニットの製造方法であって、上記の前記支持部と前記第1付勢部と前記第2付勢部とは付勢部材を構成するものであり、前記付勢部材を複数成型する第1工程と、複数の前記付勢部材のうち第1の付勢部材が含む前記第1付勢部と前記第2付勢部とが、第2の付勢部材の前記開口に挿入されることで、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材を重ねる第2工程と、前記第2工程のあと、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材を重ねた状態で、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材とを搬送する第3工程と、を有する、ことを特徴とする液体供給ユニットの製造方法。
この適用例では、複数の付勢部材をまとめて搬送することができる。これにより、製造工程を簡易にすることができる。
[適用例14]上記の液体供給ユニットの製造方法であって、前記第2工程のあと、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材を重ねた状態で、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材とを洗浄する第4工程と、を有する、ことを特徴とする液体供給ユニットの製造方法。
この適用例では、複数の付勢部材をまとめて洗浄することができる。これにより、製造工程を簡易にすることができる。
本実施形態における液体噴射システムの構成を示す斜視図。 本実施形態におけるホルダーを示す断面図。 本実施形態におけるカートリッジを示す斜視図。 実施例1におけるカートリッジの構成を示す分解斜視図。 実施例1における第1ケースを示す平面図。 実施例1における第1ケースを示す斜視図。 実施例1における第1ケース内の構成を説明する図。 実施例1におけるカートリッジをホルダーに装着した状態を示す図。 実施例1におけるカートリッジの内部を模式的に示す断面図。 実施例1における付勢部材を示す斜視図。 実施例1における中間部材と付勢部材とを示す平面図。 実施例1における中間部材の他の例を示す平面図。 実施例2におけるカートリッジの構成を示す分解斜視図。 実施例2における付勢部材を示す斜視図。 実施例2における付勢部材を複数の部位に切断したときの分解図。 実施例2における付勢部材と第1ケースとを示す斜視図。 実施例2における付勢部材の外形を示す斜視図。 実施例2における付勢部材の外形を示す平面図。 実施例2における付勢部材を示す斜視図。 実施例2における複数の付勢部材を示す斜視図。 実施例2における中間部材と付勢部材とを示す平面図。 実施例2における中間部材の他の例を示す平面図。 実施例3におけるカートリッジの構成を示す分解斜視図。 実施例3における付勢部材を示す分解斜視図。 実施例3における中間部材と付勢部材とを示す平面図。 実施例4におけるカートリッジの構成を示す分解斜視図。 実施例6における中間部材を示す平面図。 実施例7における中間部材を示す平面図。
液体噴射システムを例に、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
本実施形態における液体噴射システム1は、図1に示すように、液体噴射装置の一例であるプリンター5と、液体供給ユニットの一例であるカートリッジ7と、を有している。カートリッジ7は、液体の一例であるインクを収容可能である。なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。本実施形態では、X軸とY軸とによって規定される水平な平面(XY平面)にプリンター5を配置した状態が、プリンター5の使用状態である。Z軸方向は、水平な平面に直交する方向である。プリンター5の使用状態において、Z軸方向が鉛直方向となる。そして、プリンター5の使用状態では、図1において、−Z軸方向が鉛直下方の向きである。なお、XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+(正)の向きを示し、矢印の向きとは反対の向きが−(負)の向きを示している。
プリンター5は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構と、を有している。副走査送り機構は、図示しない紙送りモーターを動力とする紙送りローラー11を用いて印刷用紙PをY軸方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモーター13の動力を用いて、駆動ベルト15に接続されたキャリッジ17をX軸に沿って往復動させる。ヘッド駆動機構は、キャリッジ17に備えられた印刷ヘッド19を駆動して液体としてのインクの吐出及びドット形成を実行する。プリンター5は、さらに、上述した各機構を制御するための制御部21を備えている。印刷ヘッド19は、フレキシブルケーブル23を介して制御部21に接続されている。
ここで、X軸に沿う方向は、X軸と完全に平行な方向に限定されず、X軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。同様に、Y軸に沿う方向は、Y軸と完全に平行な方向に限定されず、Y軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。Z軸に沿う方向は、Z軸と完全に平行な方向に限定されず、Z軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。つまり、任意の軸や面に沿う方向は、これらの任意の軸や面に完全に平行な方向に限定されず、これらの任意の軸や面に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。
キャリッジ17は、ホルダー25と、印刷ヘッド19とを備えている。ホルダー25は、複数のカートリッジ7を装着可能に構成されており、印刷ヘッド19の上側に配置されている。本実施形態では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトマゼンタ、及びライトシアンの6種類のカートリッジ7が、ホルダー25に1つずつ装着される。6つのカートリッジ7は、それぞれ、ホルダー25に対して着脱可能に構成されている。なお、カートリッジ7の種類は、上記の6種類に限定されず、他の任意の種類も採用され得る。また、ホルダー25に装着可能なカートリッジ7の個数は、6つに限定されず、1つ以上の任意の個数が採用され得る。印刷ヘッド19は、インクを吐出することによりインクを噴射する液体噴射部として機能する。
ホルダー25の内側には、図2に示すように、導入部33が設けられている。なお、図2では、ホルダー25をYZ平面で切断したときの断面が示されている。
ここで、図2中のX軸、Y軸、及びZ軸は、図1に示す液体噴射システム1に対するX軸、Y軸、及びZ軸に対応している。つまり、図2中のX軸、Y軸、及びZ軸は、ホルダー25を液体噴射システム1に搭載した状態でのX軸、Y軸、及びZ軸を意味する。これ以降に液体噴射システム1の構成部品やユニットを示す図にX軸、Y軸、及びZ軸が付されている場合においても、その構成部品やユニットを液体噴射システム1に搭載した状態でのX軸、Y軸、及びZ軸を意味する。
なお、図1では、複数のカートリッジ7がホルダー25の内側にX軸に沿って並べられている。しかし、複数のカートリッジ7が並べられる方向はこれに限られない。例えば複数のカートリッジ7がホルダー25の内側にY軸に沿って並べられる形態も採用され得る。この場合、本明細書において、ホルダー25及びカートリッジ7の説明は、X軸とY軸とを互いに置換した状態で解釈される。
カートリッジ7内のインクは、ホルダー25の導入部33からプリンター5に供給される。導入部33は、流路51と、筒状部53と、フィルター55と、パッキン57と、を含む。流路51は、カートリッジ7から供給されたインクの通路であり、底部25Aを貫通する開口として設けられている。筒状部53は、底部25Aに設けられており、底部25AからZ軸方向に凸となる向きに突出している。筒状部53は、ホルダー25の内側において、流路51を囲んでいる。フィルター55は、筒状部53に被せられており、流路51のホルダー25の内側における開口を筒状部53側から覆っている。パッキン57は、底部25Aに設けられており、ホルダー25の内側において、筒状部53を囲んでいる。パッキン57は、例えば、ゴムやエラストマーなどの弾性を有する材料で構成されている。
カートリッジ7の詳細を、カートリッジ7の実施例ごとに説明する。なお、以下において、カートリッジ7を実施例ごとに識別する場合に、カートリッジ7の符号に実施例ごとに異なる文字や記号、数字などを付加する。また、カートリッジ7を構成する部品についても、カートリッジ7の実施例ごとに識別する場合に、部品の符号に実施例ごとに異なる文字や記号、数字などを付加する。
(実施例1)
実施例1のカートリッジ7Aは、図3に示すように、ケース61を有している。ケース61は、カートリッジ7Aの外殻を構成している。ケース61は、第1ケース62と、第2ケース63と、を含む。本実施形態では、第1ケース62と第2ケース63とによってカートリッジ7Aの外殻が構成される。第1ケース62は、図4に示すように、第1壁71と、第2壁72と、第3壁73と、第4壁74と、第5壁75と、第6壁76と、第7壁77と、を有している。第2壁72〜第7壁77は、それぞれ、第1壁71に交差している。第2壁72〜第7壁77は、それぞれ、第1壁71から−X軸方向に、すなわち第1壁71から第2ケース63側に向かって突出している。
第2壁72と第3壁73とは、第1壁71をZ軸に沿って挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第4壁74と第5壁75とは、第1壁71をY軸に沿って挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第4壁74及び第5壁75は、それぞれ、第3壁73に交差している。また、第4壁74は、第3壁73側とは反対側において、第2壁72に交差している。
第6壁76は、Z軸に沿って第5壁75の第2壁72側、すなわち第5壁75の第3壁73側とは反対側において、第5壁75に交差している。第7壁77は、第6壁76の第5壁75側とは反対側において、第6壁76に交差している。また、第7壁77は、第2壁72の第4壁74側とは反対側において、第2壁72に交差している。第6壁76は、第5壁75及び第2壁72のそれぞれに対して傾斜している。第6壁76は、第3壁73側から第2壁72側に近づくにつれて第4壁74に近づく向きに傾斜している。
なお、本明細書では、2つの壁が「交差する」とは、2つの壁が相互に実際に交差する状態と、一方の壁の延長面が他方の壁に交差する状態と、相互の延長面が交差する状態と、のいずれかの状態であることを意味する。
上記の構成により、第1壁71は、第2壁72〜第7壁77によって囲まれている。第2壁72〜第7壁77は、第1壁71から−X軸方向に突出している。このため、第1ケース62は、第1壁71を底部として、第2壁72〜第7壁77によって凹状に構成されている。第1壁71〜第7壁77によって、凹部65が構成されている。凹部65は、X軸方向に凹となる向きに構成されている。凹部65は、−X軸方向に、すなわち第2ケース63側に向かって開口している。凹部65は、後述するシート部材107によって塞がれる。そして、シート部材107によって塞がれた凹部65内にインクが収容される。このため、凹部65が、インクの収容部として機能する。なお、以下において、凹部65の内側の面は、内面67と表記されることがある。
第1ケース62には、図5に示すように、凹部65の輪郭に沿った接合部81が設けられている。接合部81は、第2壁72〜第7壁77に沿って設けられている。なお、図5では、構成をわかりやすく示すため、接合部81にハッチングが施されている。
また、第2壁72には、図4に示すように、凹部65の内側と第1ケース62の外側との間を貫通する供給孔85が設けられている。凹部65内に収容されたインクは、供給孔85から凹部65の外に排出される。また、第2壁72の凹部65側とは反対側、すなわち第2壁72の外側には、図6に示すように、供給孔85を囲む囲壁86が設けられている。囲壁86は、第2壁72から第3壁73側とは反対側(−Z軸方向)に向かって突出している。囲壁86は、供給孔85を外側から囲んでいる。
また、カートリッジ7Aは、図4に示すように、弁ユニット101と、付勢部材104Aと、中間部材105と、シート部材107と、を有している。可撓性膜の一例であるシート部材107は、合成樹脂(例えば、ナイロンや、ポリプロピレン等)により形成され、可撓性を有する。シート部材107は、第2ケース63の第1ケース62側に設けられている。シート部材107は、第1ケース62の接合部81に接合されている。本実施形態では、シート部材107は、溶着によって接合部81に接合されている。これにより、第1ケース62の凹部65が、シート部材107によって塞がれている。凹部65とシート部材107とによって囲まれた領域は、液体収容部109と呼ばれる。
そして、シート部材107によって塞がれた凹部65内、すなわち液体収容部109内にインクが収容される。このため、本実施形態では、シート部材107が液体収容部109の内壁の一部を構成している。また、第1ケース62も、液体収容部109の内壁の一部を構成している。上述したように、シート部材107は、可撓性を有している。このため、液体収容部109の容積を変化させることができる。シート部材107は、液体収容部109の容積の変化に追従し易いよう、あらかじめ凹部65の内面67に沿って押し伸ばされた状態で第1ケース62に接合されている。
付勢部材104Aは、図4に示すように、シート部材107の第1ケース62側に設けられており、液体収容部109内に収容されている。付勢部材104Aは、例えば、ステンレス鋼板などの板材により形成される。付勢部材104Aは、支持部の一例である第1部分111Aと、第2部分112Aと、を有している。第1部分111Aは、板状の外観を有しており、付勢部材104Aにおいてシート部材107側に設けられている。このため、第1部分111Aは、第2部分112Aとシート部材107との間に介在しているともみなされ得る。
第1部分111Aは、シート部材107を支持可能であり、金属を含む材料で構成されている。ここで、支持するとは、例えば、構造Aに構造Bが接触することで、構造Aを構造Bが支持する場合のように直接的に支持する形態に限定されず、構造Cを介して構造Aを構造Bが支持する場合のように間接的に支持する形態も含まれる。また、金属を含むとは、金属だけで構成されている場合や、金属と樹脂などの非金属とを含む材料で構成されている場合を含む。このため、例えば、金属の板材を樹脂でコーティングした構成も含まれる。
中間部材105は、シート部材107の第1ケース62側、且つ付勢部材104Aのシート部材107側に設けられている。つまり、中間部材105は、付勢部材104Aとシート部材107との間に介在している。中間部材105は、板状の外観を有している。液体収容部109内において、付勢部材104Aの第1部分111Aは、中間部材105に接している。また、液体収容部109内において、中間部材105は、シート部材107に接している。なお、中間部材105は、保護部材の一例である。
付勢部材104Aの第2部分112Aは、第1部分111Aをシート部材107側に向かって付勢する。言い換えると、第2部分112Aは、−X軸方向に第1部分111Aを付勢する。これにより、中間部材105が、付勢部材104A側からシート部材107側に向かって付勢される。言い換えると、中間部材105は、付勢部材104Aによって−X軸方向に付勢される。そして、シート部材107は、付勢部材104Aから中間部材105を介して−X軸方向に付勢される。この結果、付勢部材104Aの第2部分112Aは、液体収容部109の容積を拡大する方向に第1部分111Aを付勢する。これにより、付勢部材104Aの第2部分112Aは、シート部材107が第1壁71から離れる方向である−X軸方向にシート部材107を付勢可能である。なお、第1壁71は、壁部の一例である。
第2ケース63は、シート部材107の中間部材105側とは反対側に設けられている。第2ケース63は、シート部材107を覆うように第1ケース62に取り付けられている。これにより、シート部材107が外部から保護される。
本実施例では、付勢部材104Aにおいて、第2部分112Aが第1部分111Aに接続している。付勢部材104Aは、1つの板材から第1部分111Aと第2部分112Aとを一体で成形することによって形成されている。しかしながら、付勢部材104Aにおける第2部分112Aと第1部分111Aとの接続構成は、これに限定されない。第2部分112Aと第1部分111Aとの接続構成としては、例えば、互いに別体で形成された第1部分111Aと第2部分112Aとを、溶接や接着、ねじ止めなどによって一体にした接続構成も採用され得る。また、付勢部材104Aとしては、例えば、第1部分111Aと第2部分112Aとを互いに別体のままで液体収容部109内に収容する構成も採用され得る。
弁ユニット101は、凹部65の内側に設けられている。シート部材107は、凹部65を弁ユニット101ごと覆っている。シート部材107の弁ユニット101に重なる部位には、通気孔114が形成されている。通気孔114は、弁ユニット101によって塞がれている。また、第2ケース63には、大気連通孔113が設けられている。そして、シート部材107と第2ケース63との間の空間は、大気連通孔113を介してカートリッジ7の外側と連通している。このため、シート部材107と第2ケース63との間の空間には、大気が介在している。なお、シート部材107と第2ケース63との間の空間は、大気室115(後述する)と呼ばれる。大気連通孔113は、大気室115に通じている。
液体収容部109内のインクが減少すると、弁ユニット101が開状態となり、通気孔114が開放される。このため、カートリッジ7Aの外側の大気が大気連通孔113、大気室115及び通気孔114を通って液体収容部109の内部に流入し得る。そして、大気が液体収容部109に流入することによって、液体収容部109の圧力低下が軽減されると、弁ユニット101が閉状態となる。これにより、通気孔114が弁ユニット101によって塞がれる。このような動作により、液体収容部109の圧力が、印刷ヘッド19にインクを供給するのに適した適切な圧力範囲に維持され得る。
また、カートリッジ7は、図4に示すように、板ばね131と、フォーム133と、フィルター135と、を有している。ここで、第1ケース62には、図6に示すように、囲壁86によって囲まれた領域内で、且つ供給孔85に重なる領域に、第2壁72の外側から凹部65内に向かって凹となる凹部137が設けられている。そして、板ばね131及びフォーム133は、図7に示すように、凹部137内に収められている。また、フィルター135は、囲壁86によって囲まれた領域内に設けられており、凹部137を第2壁72の外側から覆っている。フィルター135としては、例えば、プレス加工などでフィルム材に貫通孔をあけた膜や、発泡材料を用いた、空隙の形状が非均一となる膜、あるいは、例えば織布を用いた、空隙の形状が均一となる膜などを採用することができる。
第6壁76の凹部65側とは反対側、すなわち第6壁76の外側には、図6に示すように、回路基板141が設けられている。回路基板141は、第6壁76に沿って延伸している。このため、回路基板141は、第2壁72及び第5壁75のそれぞれに対して傾斜している。回路基板141は、第3壁73側から第2壁72側に近づくにつれて第4壁74に近づく向きに傾斜している。回路基板141の第6壁76側とは反対側の面には、ホルダー25の接点機構145(図2)に接触する複数の端子143が設けられている。回路基板141の第6壁76側には、不揮発性メモリーなどの記憶装置(図示せず)が設けられていてもよい。複数の端子143の少なくとも一部は、この記憶装置に電気的に接続されている。
カートリッジ7Aがホルダー25に装着された状態において、複数の端子143は、図2に示す接点機構145に電気的に接触する。接点機構145は、フレキシブルケーブル23(図1)を介して制御部21に電気的に接続されている。そして、接点機構145とカートリッジ7Aの記憶装置とが、回路基板141を介して電気的につながることによって、制御部21とカートリッジ7Aの記憶装置との間で各種情報の伝達が可能となる。
上記の構成を有するカートリッジ7Aは、図8に示すように、ホルダー25に装着された状態において、囲壁86がパッキン57に当接し、囲壁86によって囲まれた領域内に筒状部53が挿入される。つまり、囲壁86は、筒状部53よりも外側から流路51を囲む。そして、囲壁86によって囲まれた領域内において、フィルター135がフィルター55に接触する。これにより、液体収容部109内のインクは、供給孔85(図7)からフォーム133(図7)及びフィルター135(図8)を経て、フィルター55から流路51に供給され得る。
ここで、筒状部53によって囲まれた領域とフィルター55とが重なる領域が液体供給部と定義される。カートリッジ7A内のインクは、液体供給部を介してホルダー25の流路51に供給される。液体供給部は、筒状部53と接触する部分を含む構造であって、インクをカートリッジ7Aから印刷ヘッド19に供給可能な構造の総称である。
このとき、囲壁86は、筒状部53よりも外側から流路51を囲んだ状態で、パッキン57に当接している。これにより、囲壁86とパッキン57とによって囲まれた空間の気密性が高められる。このため、インクがカートリッジ7Aから流路51に供給されるときに、筒状部53に囲まれた領域の外側にこぼれたインクがパッキン57と囲壁86とによってせき止められる。
本実施形態でのカートリッジ7Aにおけるインクの流れと、大気の流れについて説明する。カートリッジ7Aにおいて、インク161は、図9(A)に示すように、第1ケース62とシート部材107とによって区画される液体収容部109に収容されている。弁ユニット101(図4)は、液体収容部109内に設けられている。弁ユニット101は、図9(A)に示すカバーバルブ163と、レバーバルブ165と、ばね部材167と、を含む。
カバーバルブ163には、大気導入口171が設けられている。大気導入口171は、カバーバルブ163を貫通している。大気導入口171は、カートリッジ7A内において、液体収容部109の内部と、液体収容部109の外部にある大気室115とを連通させる連通路として機能する。レバーバルブ165は、カバーバルブ163の第2ケース63側とは反対側に設けられている。レバーバルブ165は、弁部173と、レバー部175と、を含む。弁部173は、カバーバルブ163の大気導入口171に重なっている。レバー部175は、弁部173から、第1部分111Aと第1壁71の内面67との間の領域内に延在している。ばね部材167は、レバーバルブ165のカバーバルブ163側とは反対側に設けられている。ばね部材167は、レバーバルブ165の弁部173をカバーバルブ163側に向かって付勢している。これにより、カバーバルブ163の大気導入口171が、弁部173によって塞がれている。以下において、大気導入口171が弁部173によって塞がれている状態は、弁ユニット101が閉状態であると表現される。
液体収容部109内のインク161が消費されていくと、第1部分111Aは、図9(B)に示すように、第1壁71の内面67側に向かって変位する。第1部分111Aが第1壁71の内面67側に向かって変位すると、第1部分111Aがレバー部175を第1壁71の内面67側に向かって押す。これにより、弁部173の姿勢が変化し、弁部173とカバーバルブ163との間に隙間が発生する。これにより、大気導入口171と液体収容部109とが連通する。以下において、弁部173とカバーバルブ163との間に隙間が発生することによって、大気導入口171と液体収容部109とが連通する状態は、弁ユニット101が開状態であると表現される。弁ユニット101が開状態になると、液体収容部109の外側にある大気室115の大気が大気導入口171を通って液体収容部109の内部に流入する。
前述したように、第1部分111Aは、第2部分112Aによって第2ケース63側に向かって付勢されている。このため、大気が大気導入口171を通って液体収容部109の内部に流入すると、第1部分111Aは、図9(C)に示すように、第2部分112Aからの付勢力によって第2ケース63側に向かって変位する。つまり、大気が大気導入口171を通って液体収容部109の内部に流入することによって、図9(B)に示す状態に比較して、液体収容部109の容積が増大する。これにより、大気圧よりも低い圧力(負圧)状態にある液体収容部109内の負圧が軽減する(大気圧に近づく)。そして、液体収容部109にある程度の大気が導入されると、第1部分111Aがレバー部175から離れる。これにより、弁部173が大気導入口171を塞ぐ。すなわち、弁ユニット101が閉状態となる。このように、液体収容部109のインク161の消費に伴って、液体収容部109内の負圧が大きくなると一次的にレバーバルブ165が開状態になることで液体収容部109内の圧力を適切な圧力範囲に維持することが可能となる。
実施例1における付勢部材104Aは、図10に示すように、第1部分111Aと、第2部分112Aと、を有している。第1部分111Aと第2部分112Aとは、互いに一体的に形成されている。第2部分112Aは、板状の外観を有している。第2部分112Aは、第1付勢部材181と、第2付勢部材182と、を含んでいる。第1付勢部材181及び第2付勢部材182は、それぞれ、第1部分111Aからシート部材107(図4)側とは反対側、すなわち第1ケース62側に突出している。
第1部分111Aは、図10に示すように、2つの開口185が形成された板状の外観を有している。2つの開口185は、それぞれ、第1部分111Aを貫通している。以下において、2つの開口185を相互に識別する場合に、2つの開口185は、それぞれ、開口185A及び開口185Bと表記される。板状の外観を有する第1部分111Aは、開口185によって枠状の外観を有しているともみなされ得る。しかしながら、第1部分111Aは、枠状の外観を有していても、板状であるとみなされる。
第2部分112Aは、第1付勢部材181と、第2付勢部材182とを含んでいる。第1付勢部材181は、第1付勢部の一例である。第2付勢部材182は、第2付勢部の一例である。第1付勢部材181は、開口185A内に設けられている。第2付勢部材182は、開口185B内に設けられている。第1付勢部材181は、接続部186を介して第1部分111Aにつながっている。また、第2付勢部材182は、接続部187を介して第1部分111Aにつながっている。第1部分111Aをシート部材107(図4)側から凹部65に向かう方向に平面視したとき、すなわち第1部分111AをX軸方向に平面視したとき、第1付勢部材181の面積は、開口185Aの面積と同等又は開口185Aの面積より小さいことが好ましい。また、第1部分111AをX軸方向に平面視したとき、第2付勢部材182の面積は、開口185Bの面積と同等又は開口185Bの面積より小さいことが好ましい。この構成によれば、液体収容部109内で第1部分111Aが占める体積を軽減することができるので、液体収容部109のインクの収容量を増大させやすい。なお、付勢部材104Aでは、第1部分111AをX軸方向に平面視したとき、第1付勢部材181の面積は、開口185Aの面積より小さい。同様に、第1部分111AをX軸方向に平面視したとき、第2付勢部材182の面積は、開口185Bの面積より小さい。このため、第1部分111AをX軸方向に平面視したときに、第1付勢部材181及び第2付勢部材182は、それぞれ、開口185の内側の領域内に納まっている。
2つの開口185は、Y軸に沿って並んでいる。2つの開口185は、それぞれ、第1部分111AをX軸方向に平面視したときに、Y軸に沿って延在する四辺形を呈している。第2部分112Aは、それぞれ四辺形を呈する2つの開口185において、Y軸に沿って隣り合う辺188及び辺189から突出している。つまり、2つの開口185においてY軸に沿って隣り合う辺188及び辺189のうち開口185Aの辺188に接続部186が位置している。また、2つの開口185においてY軸に沿って隣り合う辺188及び辺189のうち開口185Bの辺189に接続部187が位置している。つまり、第1付勢部材181は、辺188において開口185Aに接続している。また、第2付勢部材182は、辺189において開口185Bに接続している。付勢部材104Aが液体収容部109(図4)内に収容された状態において、第1付勢部材181及び第2付勢部材182は、それぞれ、第1部分111Aに対して傾斜している。
付勢部材104Aが液体収容部109内に収容された状態において、第1付勢部材181は、図4に示すように、第1部分111Aから第1ケース62の凹部65側に向かうにつれて、接続部186からY軸方向に遠ざかる向きに傾斜している。また、付勢部材104Aが液体収容部109内に収容された状態において、第2付勢部材182は、第1部分111Aから第1ケース62の凹部65側に向かうにつれて、接続部187から−Y軸方向に遠ざかる向きに傾斜している。このため、第1付勢部材181及び第2付勢部材182は、第1部分111Aから第1ケース62の凹部65側に向かうにつれて、互いに遠ざかる向きに傾斜している。付勢部材104Aが液体収容部109内に収容された状態において、第1付勢部材181及び第2付勢部材182がたわむ。付勢部材104Aでは、第1付勢部材181及び第2付勢部材182のたわみを復元しようとする力によって付勢力が発揮される。
なお、付勢部材104Aは、1つの板材から第1部分111Aと第2部分112Aとを一体で成形することによって形成され得る。1つの板材に打ち抜き加工を施してからプレス加工によって曲げ加工を施すことによって第1部分111Aと第2部分112Aとを一体的に形成することができる。さらに、プレス加工後に熱処理を施すと、形状を安定させたり、ばね性を高めたりすることができる。
カートリッジ7Aをシート部材107(図4)側から凹部65に向かう方向に平面視したとき、すなわちカートリッジ7AをX軸方向に平面視したとき、中間部材105は、図11に示すように、付勢部材104Aの開口185の周縁の少なくとも一部に重なっている。中間部材105の材料としては、樹脂や金属など、種々の材料が採用され得る。また、中間部材105としては、金属を樹脂でコーティングした形態も採用され得る。本実施例では、中間部材105の材料として樹脂が採用されている。実施例1において、中間部材105が樹脂部材に対応している。
実施例1の構成では、付勢部材104Aとシート部材107との間に中間部材105が介在している。これにより、シート部材107は、付勢部材104Aから中間部材105を介して付勢される。この構成によれば、付勢部材104Aの開口185の周縁の少なくとも一部がシート部材107に接触することを避けやすい。実施例1では、開口185の周縁のうち鋭利な箇所に中間部材105が重なる構成が採用される。これにより、シート部材107が付勢部材104Aの開口185の周縁によって損傷を受けることを避けやすい。この結果、カートリッジ7Aの信頼性を向上させやすい。
なお、実施例1では、中間部材105を1つの部材で構成する例に限定されず、図12に示すように、中間部材105を複数の部材で構成する例も採用され得る。
また、実施例1では、開口185の周縁のうち鋭利な箇所だけに中間部材105が重なる構成に限定されず、中間部材105が付勢部材104Aの開口185の周縁のすべてに重なる構成も採用され得る。この構成によれば、シート部材107が付勢部材104Aの開口185の周縁によって損傷を受けることを一層避けやすい。この結果、カートリッジ7Aの信頼性を一層向上させやすい。図11では、中間部材105が付勢部材104Aの開口185の周縁のすべてに重なる構成が例示されている。
上記実施例1では、第1付勢部材181が第2付勢部材182よりもY軸方向に位置している。しかしながら、第1付勢部材181及び第2付勢部材182の位置は、これに限定されない。第1付勢部材181及び第2付勢部材182の位置としては、第1付勢部材181が第2付勢部材182よりも−Y軸方向に位置する構成も採用され得る。
(実施例2)
実施例2のカートリッジ7Bは、図13に示すように、付勢部材104Bを有している。カートリッジ7Bでは、実施例1のカートリッジ7Aの付勢部材104Aが付勢部材104Bに置換されている。このことを除いて、実施例2のカートリッジ7Bは、実施例1のカートリッジ7Aと同様の構成を有している。このため、実施例2では、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例2における付勢部材104Bは、図14に示すように、第1部分111Bと、第2部分112Bと、を有している。第2部分112Bは、付勢部材104Bを複数の部位に切断したときの分解図である図15に示すように、第1付勢部材191と、第2付勢部材192と、連結部材193と、に区分され得る。ここで、付勢部材104Bは、1つの板材から第1部分111Bと第2部分112Bとを一体で成形することによって形成されている。しかしながら、図15では、構成をわかりやすく示すため、付勢部材104Bを複数の部位に切断したときの分解図が示されている。
なお、付勢部材104Bの第2部分112Bにおける付勢部材の個数は、第1付勢部材191と第2付勢部材192との2つに限定されない。第2部分112Bにおける付勢部材の個数としては、1つ、又は2つを超える個数も採用され得る。
第1部分111Bは、開口195を有する板状を呈している。開口195は、第1部分111Bを貫通している。第1部分111Bは、第1付勢部材191が連結される部位である連結部197と、第2付勢部材192が連結される部位である連結部198とを除いて、環状の形状を有している。第1付勢部材191と、第2付勢部材192と、連結部材193とは、第1部分111Bを平面視したときに、開口195内に納まっている。なお、第1付勢部材191の一端201が連結部197に連結され、第2付勢部材192の一端202が連結部198に連結されている。また、第1付勢部材191の他端203、及び第2付勢部材192の他端204は、連結部材193に連結されている。
第1部分111Bの周縁の少なくとも一部には、縁を第2部分112B側に向かって凸となる向きに曲げた曲げ加工が施されている。この曲げ加工によって、第1部分111Bの周縁の少なくとも一部に縁曲げ部207が設けられている。この縁曲げ部207により、第1部分111Bの剛性が高められる。特に、開口195を有するため剛性が低下しやすい第1部分111Bにおいて、縁曲げ部207によって第1部分111Bの剛性を高めることは好ましい。
なお、縁曲げ部207の向きは、第2部分112B側とは反対側に向かって凸となる向きも採用され得る。この向きであっても第1部分111Bの剛性を高めることができる。しかしながら、第1部分111Bの第2部分112B側とは反対側は、シート部材107に接する側である。このため、縁曲げ部207によってシート部材107に損傷を与えることを避ける観点から、縁曲げ部207の向きが第2部分112B側に向かって凸となる向きであることが好ましい。
第1付勢部材191は、第1脚部211と、第2脚部212と、第3脚部213と、を有している。第2脚部212は、脚部215Aと、脚部215Bと、を有している。脚部215Aと脚部215Bとは、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1脚部211が延在する方向とは交差するZ軸に沿って並んでいる。また、第3脚部213は、脚部217Aと、脚部217Bと、を有している。脚部217Aと脚部217Bとは、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1脚部211が延在する方向とは交差するZ軸に沿って並んでいる。
第1脚部211と第2脚部212とは、連結部218を介して互いに連結されている。第2脚部212と第3脚部213とは、連結部219を介して互いに連結されている。第2脚部212が2つの脚部215Aと脚部215Bとを含むので、連結部219は、連結部219Aと連結部219Bとを含む。そして、脚部215Aと脚部217Aとは、連結部219Aを介して互いに連結されている。同様に、脚部215Bと脚部217Bとは、連結部219Bを介して互いに連結されている。第1脚部211と、第2脚部212と、第3脚部213とは、それぞれ、第1部分111Bに対して傾斜している。第1脚部211と、第2脚部212と、第3脚部213とは、それぞれ、第1部分111B側から第1ケース62の第1壁71(図13)に近づく向きに傾斜している。
付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1脚部211は、連結部197から開口195の中央側に向かって、すなわち開口195の縁側から開口195の中央側に向かって延在している。付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第2脚部212は、開口195の中央側から開口195の縁側に向かって延在している。このため、第2脚部212は、第1脚部211の傾斜の向きとは反対向きに傾斜している。また、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第3脚部213は、開口195の縁側から開口195の中央側に向かって延在している。このため、第3脚部213は、第1脚部211の傾斜の向きと同じ向きに傾斜している。
なお、第1付勢部材191における脚部の個数は、第1脚部211、脚部215A、脚部215B、脚部217A、及び脚部217Bの5つに限定されない。第1付勢部材191における脚部の個数としては、5つを下回る個数、又は5つを超える個数も採用され得る。さらに、第1脚部211が2つ又は2つを超える個数の脚部を含んでいる構成も採用され得る。第2脚部212及び第3脚部213のそれぞれが、1つの脚部だけを含む構成、又は2つを超える個数の脚部を含む構成も採用され得る。
第2付勢部材192は、第1脚部231と、第2脚部232と、第3脚部233と、を有している。第2脚部232は、脚部235Aと、脚部235Bと、を有している。脚部235Aと脚部235Bとは、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1脚部231が延在する方向とは交差するZ軸に沿って並んでいる。また、第3脚部233は、脚部237Aと、脚部237Bと、を有している。脚部237Aと脚部237Bとは、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1脚部231が延在する方向とは交差するZ軸に沿って並んでいる。
第1脚部231と第2脚部232とは、連結部238を介して互いに連結されている。第2脚部232と第3脚部233とは、連結部239を介して互いに連結されている。第2脚部232が2つの脚部235Aと脚部235Bとを含むので、連結部239は、連結部239Aと連結部239Bとを含む。そして、脚部235Aと脚部237Aとは、連結部239Aを介して互いに連結されている。同様に、脚部235Bと脚部237Bとは、連結部239Bを介して互いに連結されている。第1脚部231と、第2脚部232と、第3脚部233とは、それぞれ、第1部分111Bに対して傾斜している。第1脚部231と、第2脚部232と、第3脚部233とは、それぞれ、第1部分111B側から第1ケース62の第1壁71(図13)に近づく向きに傾斜している。
付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1脚部231は、連結部198から開口195の中央側に向かって、すなわち開口195の縁側から開口195の中央側に向かって延在している。付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第2脚部232は、開口195の中央側から開口195の縁側に向かって延在している。このため、第2脚部232は、第1脚部231の傾斜の向きとは反対向きに傾斜している。また、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第3脚部233は、開口195の縁側から開口195の中央側に向かって延在している。このため、第3脚部233は、第1脚部231の傾斜の向きと同じ向きに傾斜している。
なお、第2付勢部材192における脚部の個数は、第1脚部231、脚部235A、脚部235B、脚部237A、及び脚部237Bの5つに限定されない。第2付勢部材192における脚部の個数としては、5つを下回る個数、又は5つを超える個数も採用され得る。さらに、第1脚部231が2つ又は2つを超える個数の脚部を含んでいる構成も採用され得る。第2脚部232及び第3脚部233のそれぞれが、1つの脚部だけを含む構成、又は2つを超える個数の脚部を含む構成も採用され得る。
また、本実施例では、第1付勢部材191において、連結部218を、第1脚部211及び第2脚部212とは異なる部分として表現されている。つまり、第1脚部211から第2脚部212までの部分が、第1脚部211、連結部218、及び第2脚部212の3つの部分に区分されている。しかしながら、第1脚部211から第2脚部212までの部分を区分する方法は、これに限定されず、第1脚部211と第2脚部212との2つの部分に区分する方法も採用され得る。この場合、例えば、第1脚部211が連結部218の一部を含み、第2脚部212が連結部218の残りの部分を含む。また、他の例では、第1脚部211が連結部218のすべてを包含する例も採用され得る。さらに、他の例では、第2脚部212が連結部218のすべてを包含する例も採用され得る。
また、本実施例では、連結部219を、第2脚部212及び第3脚部213とは異なる部分として表現されている。つまり、第2脚部212から第3脚部213までの部分が、第2脚部212、連結部219、及び第3脚部213の3つの部分に区分されている。しかしながら、第2脚部212から第3脚部213までの部分を区分する方法は、これに限定されず、第2脚部212と第3脚部213との2つの部分に区分する方法も採用され得る。この場合、例えば、第2脚部212が連結部219の一部を含み、第3脚部213が連結部219の残りの部分を含む。また、他の例では、第2脚部212が連結部219のすべてを包含する例も採用され得る。さらに、他の例では、第3脚部213が連結部219のすべてを包含する例も採用され得る。
また、本実施例では、第2付勢部材192において、連結部238を、第1脚部231及び第2脚部232とは異なる部分として表現されている。つまり、第1脚部231から第2脚部232までの部分が、第1脚部231、連結部238、及び第2脚部232の3つの部分に区分されている。しかしながら、第1脚部231から第2脚部232までの部分を区分する方法は、これに限定されず、第1脚部231と第2脚部232との2つの部分に区分する方法も採用され得る。この場合、例えば、第1脚部231が連結部238の一部を含み、第2脚部232が連結部238の残りの部分を含む。また、他の例では、第1脚部231が連結部238のすべてを包含する例も採用され得る。さらに、他の例では、第2脚部232が連結部238のすべてを包含する例も採用され得る。
また、本実施例では、連結部239を、第2脚部232及び第3脚部233とは異なる部分として表現されている。つまり、第2脚部232から第3脚部233までの部分が、第2脚部232、連結部239、及び第3脚部233の3つの部分に区分されている。しかしながら、第2脚部232から第3脚部233までの部分を区分する方法は、これに限定されず、第2脚部232と第3脚部233との2つの部分に区分する方法も採用され得る。この場合、例えば、第2脚部232が連結部239の一部を含み、第3脚部233が連結部239の残りの部分を含む。また、他の例では、第2脚部232が連結部239のすべてを包含する例も採用され得る。さらに、他の例では、第3脚部233が連結部239のすべてを包含する例も採用され得る。
連結部197と連結部198とは、開口195の中央部を挟んで互いに反対側に位置している。このため、第1脚部211は、連結部197から第2付勢部材192側に向かって延在している。同様に、第1脚部231は、連結部198から第1付勢部材191側に向かって延在している。このため、第1脚部211の傾斜の向きと、第1脚部231の傾斜の向きとは、互いに反対向きである。同様に、第2脚部212の傾斜の向きと、第2脚部232の傾斜の向きとが、互いに反対向きである。第3脚部213の傾斜の向きと、第3脚部233の傾斜の向きとが、互いに反対向きである。
第3脚部213と第3脚部233とは、連結部材193を介して互いに連結されている。つまり、第1付勢部材191と第2付勢部材192とが、連結部材193を介して互いに連結されている。なお、付勢部材104Bでは、第1付勢部材191と第2付勢部材192とが、連結部材193を挟んで互いに対称な形状を有している。また、付勢部材104Bでは、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1部分111Bの重心の位置が連結部材193に重なっている。このため、付勢部材104Bでは、付勢部材104BをX軸方向に平面視したときに、第1部分111Bの重心が、第1付勢部材191と第2付勢部材192との間に位置している。
なお、設計上、第1脚部211のばね定数と、第1脚部231のばね定数とが、互いに同等に設定されている。また、連結部218のばね定数と、連結部238のばね定数とが、互いに同等に設定されている。同様に、第2脚部212のばね定数と第2脚部232のばね定数とが互いに同等に設定され、連結部219のばね定数と連結部239のばね定数とが互いに同等に設定され、第3脚部213のばね定数と第3脚部233のばね定数とが互いに同等に設定されている。上記の設定により、第1付勢部材191のばね定数と、第2付勢部材192のばね定数とが、互いに同等に設定され得る。
連結部材193は、YZ平面に沿って延伸する板状の外観を有しており、2つの取付け孔241が設けられている。以下において、2つの取付け孔241を識別する場合に、2つの取付け孔241は、それぞれ、取付け孔241A、及び取付け孔241Bと表記される。2つの取付け孔241は、付勢部材104Bと第1ケース62との連結に活用される。本実施例の第1ケース62の第1壁71には、図16に示すように、2つの取付け孔241に対応する2つの凸部243が設けられている。2つの凸部243は、第1壁71から−X軸方向に、すなわち第1壁71から第2ケース63(図13)側に向かって突出している。以下において、2つの凸部243を識別する場合に、2つの凸部243は、それぞれ、凸部243A、及び凸部243Bと表記される。
凸部243Aが取付け孔241Aに対応し、凸部243Bが取付け孔241Bに対応している。凸部243Aと取付け孔241Aとは、互いに嵌合可能に構成されている。同様に、凸部243Bと取付け孔241Bとは、互いに嵌合可能に構成されている。2つの凸部243の第1壁71からの突出量は、それぞれ、連結部材193の厚みよりも大きい。このため、凸部243を取付け孔241に挿入すると、凸部243は、連結部材193を貫通して、連結部材193から第1部分111B側に突出する。そして、凸部243Aを取付け孔241Aに挿入し、凸部243Bを取付け孔241Bに挿入した状態で、凸部243A及び凸部243Bのそれぞれにカシメ加工を施すことによって、連結部材193が第1ケース62に連結される。
付勢部材104Bの製造方法について説明する。付勢部材104Bの製造方法は、外形形成工程と、縁曲げ工程と、脚部の曲げ工程と、熱処理工程と、を含む。外形形成工程では、図17に示すように、付勢部材104Bの原型となる外形245を形成する。この外形形成工程では、板材247に打ち抜き加工(Stamping)を施すことによって外形245が形成される。外形245では、第1部分111B、第1脚部211、第2脚部212、第3脚部213、及び連結部材193が、相互に略同一面上に位置している。また、第1部分111B、第1脚部231、第2脚部232、第3脚部233、及び連結部材193も、相互に略同一面上に位置している。
また、外形245では、図18に示すように、第1脚部211、第2脚部212、第3脚部213、連結部218、連結部219、及び連結部材193が、開口195の内側に納まる。同様に、外形245において、第1脚部231、第2脚部232、第3脚部233、連結部238、及び連結部239も、開口195の内側に納まる。このため、図14に示す付勢部材104Bにおいて、第2部分112Bを収縮させると、第2部分112Bは、開口195の内側に納まる。
また、第1脚部211、第2脚部212、第3脚部213、連結部218、連結部219、第1脚部231、第2脚部232、第3脚部233、連結部238、連結部239、及び連結部材193が、相互に重ならない位置に設けられている。このため、図16に示す付勢部材104Bにおいて、第2部分112Bを収縮させても、第1脚部211、第2脚部212、第3脚部213、連結部218、連結部219、第1脚部231、第2脚部232、第3脚部233、連結部238、連結部239、及び連結部材193が、相互に重ならない。
縁曲げ工程では、外形245の外縁の一部に曲げ加工を施すことによって、縁曲げ部207(図15)を形成する。
脚部の曲げ工程では、第1脚部211及び第1脚部231の第1部分111Bに対する傾斜と、第2脚部212及び第2脚部232の第1部分111Bに対する傾斜と、第3脚部213及び第3脚部233の第1部分111Bに対する傾斜とを、形成する。これらの傾斜は、外形245にプレス加工などで曲げ加工を施すことによって形成され得る。
このとき、第1脚部211は、図19に示すように、曲げ箇所251において曲げられる。曲げ箇所251は、第1脚部211が第1部分111Bに対して曲げられる箇所である。また、第1脚部211は、曲げ箇所252において、連結部218に対して曲げられる。脚部215Aは、曲げ箇所253Aにおいて、連結部218に対して曲げられる。脚部215Bは、曲げ箇所253Bにおいて、連結部218に対して曲げられる。また、脚部215Aは、曲げ箇所254Aにおいて、連結部219Aに対して曲げられる。脚部215Bは、曲げ箇所254Bにおいて、連結部219Bに対して曲げられる。
脚部217Aは、曲げ箇所255Aにおいて、連結部219Aに対して曲げられる。脚部217Bは、曲げ箇所255Bにおいて、連結部219Bに対して曲げられる。また、脚部217Aは、曲げ箇所256Aにおいて、連結部材193に対して曲げられる。脚部217Bは、曲げ箇所256Bにおいて、連結部材193に対して曲げられる。
同様に、第1脚部231は、曲げ箇所261において曲げられる。曲げ箇所261は、第1脚部231が第1部分111Bに対して曲げられる箇所である。また、第1脚部231は、曲げ箇所262において、連結部238に対して曲げられる。脚部235Aは、曲げ箇所263Aにおいて、連結部238に対して曲げられる。脚部235Bは、曲げ箇所263Bにおいて、連結部238に対して曲げられる。また、脚部235Aは、曲げ箇所264Aにおいて、連結部239Aに対して曲げられる。脚部235Bは、曲げ箇所264Bにおいて、連結部239Bに対して曲げられる。
脚部237Aは、曲げ箇所265Aにおいて、連結部239Aに対して曲げられる。脚部237Bは、曲げ箇所265Bにおいて、連結部239Bに対して曲げられる。また、脚部237Aは、曲げ箇所266Aにおいて、連結部材193に対して曲げられる。脚部237Bは、曲げ箇所266Bにおいて、連結部材193に対して曲げられる。上記の脚部の曲げ工程によって、付勢部材104Bの第2部分112Bが形成される。
熱処理工程では、縁曲げ工程及び脚部の曲げ工程の後に付勢部材104Bを加熱してから冷却する。熱処理工程によって、第2部分112Bのばねとしての性能を高めることができる。また、熱処理工程によって、付勢部材104Bに残留する応力を除去することもできる。なお、カートリッジ7に求められる耐久性の程度によっては、熱処理工程を省略することができる。また、縁曲げ工程と脚部の曲げ工程とは、いずれが先でも後でも構わない。
縁曲げ工程及び脚部の曲げ工程の後に、付勢部材104Bを移送や搬送するときなどに、図20に示すように、複数の付勢部材104Bを重ねることができる。複数の付勢部材104Bを重ねた状態で搬送することによって、複数の付勢部材104Bが絡まったり、付勢部材104Bが傷つけあったりすることなどを避けやすい。本実施例では、2つの付勢部材104BをX軸方向に重ねることができる。このとき、2つの付勢部材104Bのうちの第1の付勢部材104Bの第2部分112Bを、2つの付勢部材104Bのうちの第2の付勢部材104Bの開口195の内側に挿入することによって、2つの付勢部材104Bを重ねることができる。
複数の付勢部材104Bを重ねることによって、複数の付勢部材104Bをコンパクトにまとめることができるので、搬送や移送にかかるスペースを軽減することができる。このため、付勢部材104Bの搬送や移送の効率を向上させやすい。また、熱処理工程の前や、熱処理工程の後、カートリッジ7Bの組立ての前などにおいて、洗浄工程を付加する場合に、複数の付勢部材104Bを重ねた状態で洗浄処理を実施することができる。これにより、洗浄処理にかかるスペースを軽減することができるので、洗浄処理の効率を向上させやすい。上記により、付勢部材104Bにかかるコストを低減しやすいので、カートリッジ7Bにかかるコストを低減しやすい。
上記のように、付勢部材104Bのような、金属板に切り込みをいれ一部を曲げることで、第1部分111Bと第2部分112Bとを形成した構成の場合、複数の付勢部材104Bを重ねることができる。複数の付勢部材を重ねることができる構成は、付勢部材104Bの構成に限定されない。金属板に切り込みをいれ一部を曲げた構成であれば、種々の付勢部材の構成が採用され得る。
カートリッジ7Bをシート部材107(図13)側から凹部65に向かう方向に平面視したとき、すなわちカートリッジ7BをX軸方向に平面視したとき、中間部材105は、図21に示すように、付勢部材104Bの開口195の周縁の少なくとも一部に重なっている。中間部材105の材料としては、実施例1と同様に、樹脂や金属など、種々の材料が採用され得る。また、中間部材105としては、金属を樹脂でコーティングした形態も採用され得る。本実施例では、実施例1と同様に、中間部材105の材料として樹脂が採用されている。
実施例2の構成では、付勢部材104Bとシート部材107との間に中間部材105が介在している。これにより、シート部材107は、付勢部材104Bから中間部材105を介して付勢される。この構成によれば、付勢部材104Bの開口195の周縁の少なくとも一部がシート部材107に接触することを避けやすい。実施例2では、開口195の周縁のうち鋭利な箇所に中間部材105が重なる構成が採用される。これにより、シート部材107が付勢部材104Bの開口195の周縁によって損傷を受けることを避けやすい。この結果、カートリッジ7Bの信頼性を向上させやすい。
本実施例では、カートリッジ7Bをシート部材107(図13)側から第1壁71に向かう方向に平面視した状態、すなわちカートリッジ7BをX軸方向に平面視した状態で中間部材105が、連結部218(図15)や連結部238に重なっていることが好ましい。
実施例2の付勢部材104Bでは、第1付勢部材191(図15)がたわむと、第1部分111Bに対する第1脚部211の傾きと、連結部218に対する第2脚部212の傾きとが小さくなる。このとき、連結部218が開口195を介して第1部分111Bよりも−X軸方向に突出することがある。つまり、連結部218が開口195を介してシート部材107(図13)に接近することがある。このようなことに対して、図21に示すように、カートリッジ7BをX軸方向に平面視した状態で、中間部材105が連結部218に重なっていれば、連結部218がシート部材107(図13)に接触することを避けることができる。さらに、カートリッジ7BをX軸方向に平面視した状態で、中間部材105が連結部238に重なっていれば、連結部238がシート部材107(図13)に接触することを避けることができる。これにより、シート部材107が付勢部材104Bによって損傷を受けることを避けることができる。
なお、実施例2では、中間部材105を1つの部材で構成する例に限定されず、図22に示すように、中間部材105を複数の部材で構成する例も採用され得る。
また、実施例2では、開口195の周縁のうち鋭利な箇所だけに中間部材105が重なる構成に限定されず、中間部材105が付勢部材104Bの開口195の周縁のすべてに重なる構成も採用され得る。この構成によれば、シート部材107が付勢部材104Bの開口195の周縁によって損傷を受けることを一層避けやすい。この結果、カートリッジ7Bの信頼性を一層向上させやすい。図21では、中間部材105が付勢部材104Bの開口195の周縁のすべてに重なる構成が例示されている。
上記実施例2では、第1付勢部材191が第2付勢部材192よりもY軸方向に位置している。しかしながら、第1付勢部材191及び第2付勢部材192の位置は、これに限定されない。第1付勢部材191及び第2付勢部材192の位置としては、第1付勢部材191が第2付勢部材192よりも−Y軸方向に位置する構成も採用され得る。
(実施例3)
実施例3のカートリッジ7Cは、図23に示すように、付勢部材104Cを有している。カートリッジ7Cでは、実施例1のカートリッジ7Aの付勢部材104Aが付勢部材104Cに置換されている。このことを除いて、実施例3のカートリッジ7Cは、実施例1のカートリッジ7Aと同様の構成を有している。このため、実施例3では、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例3における付勢部材104Cは、図24に示すように、第1部分111Cと、第2部分112Cと、を有している。第1部分111Cは、例えば、ステンレス鋼板などの板材により形成されており、板状の外観を有している。第2部分112Cは、第1部分111Cをシート部材107(図23)側に向かって付勢する。言い換えると、第2部分112Cは、−X軸方向に第1部分111Cを付勢する。
本実施例では、第2部分112Cとしてコイルばねが採用されている。第1部分111Cと第2部分112Cとは、互いに別体で構成されている。第1部分111Cには、X軸方向に向かって凸となる凸部281が形成されている。第2部分112Cが第1部分111Cの凸部281に嵌合することによって、第1部分111Cと第2部分112Cとが、互いに一体に構成されている。つまり、本実施例では、第2部分112Cが第1部分111Cに取り付けられている。なお、第1部分111Cは、板状部材の一例である。
本実施例では、嵌合によって第2部分112Cが第1部分111Cに取り付けられているが、付勢部材104Cの取付構成は、これに限定されない。第2部分112Cと第1部分111Cとの取付構成としては、例えば、溶接や接着、ねじ止めなどによる取付構成も採用され得る。また、付勢部材104Cとしては、例えば、第1部分111Cと第2部分112Cとを互いに別体のままで液体収容部109内に収容する構成も採用され得る。
カートリッジ7Cをシート部材107(図23)側から凹部65に向かう方向に平面視したとき、すなわちカートリッジ7CをX軸方向に平面視したとき、中間部材105は、図25に示すように、付勢部材104Cの第1部分111Cの周縁の少なくとも一部に重なっている。
実施例3の構成では、付勢部材104Cとシート部材107との間に中間部材105が介在している。これにより、シート部材107は、付勢部材104Cから中間部材105を介して付勢される。この構成によれば、付勢部材104Cの第1部分111Cの周縁の少なくとも一部がシート部材107に接触することを避けやすい。実施例3では、第1部分111Cの周縁のうち鋭利な箇所に中間部材105が重なる構成が採用される。これにより、シート部材107が付勢部材104Cの第1部分111Cの周縁によって損傷を受けることを避けやすい。この結果、カートリッジ7Cの信頼性を向上させやすい。
本実施例において、第2部分112Cにコイルばねが採用される場合、第1部分111Cをコイルばねで支持するので、第1壁71に対する第1部分111Cの傾きがばらつきやすい。ところが、実施例3のカートリッジ7Cでは、第1部分111Cとシート部材107との間に位置する中間部材105が、第1部分111Cの周縁に重なっている。このため、第1壁71に対する第1部分111Cの傾きがばらついても、第1部分111Cの周縁がシート部材107に接触することを避けやすい。これにより、シート部材107が第1部分111Cの周縁によって損傷を受けることを避けやすい。
なお、実施例3では、第1部分111Cの周縁のうち鋭利な箇所だけに中間部材105が重なる構成に限定されず、中間部材105が付勢部材104Cの第1部分111Cの周縁のすべてに重なる構成も採用され得る。この構成によれば、シート部材107が付勢部材104Cの第1部分111Cの周縁によって損傷を受けることを一層避けやすい。この結果、カートリッジ7Cの信頼性を一層向上させやすい。図25では、中間部材105が付勢部材104Cの第1部分111Cの周縁のすべてに重なる構成が例示されている。つまり、図25では、中間部材105の面積が第1部分111Cの面積よりも大きい例が示されている。
また、本実施例では、付勢部材104Cの第2部分112Cとしてコイルばねが採用されている。しかしながら、第2部分112Cは、コイルばねに限定されない。第2部分112Cとしては、第1部分111Cを付勢可能であれば、ゴムやエラストマーなどの弾性体や、板ばねなどの他のばねも採用され得る。また、コイルばねとして、円錐台形状に巻かれたばね(以下、円錐ばねと呼ぶ)も採用され得る。この円錐ばねによれば、収縮したときにコイル同士が重なることを避けやすいので、収縮量を大きくすることができる。なお、図23や図24では、第2部分112Cとして円錐ばねが例示されている。また、図23や図24では、円錐ばねの形状が簡略化されている。
(実施例4)
実施例4のカートリッジ7Dは、図26に示すように、付勢部材104Dを有している。カートリッジ7Dでは、実施例3のカートリッジ7Cの付勢部材104Cが付勢部材104Dに置換されている。このことを除いて、実施例4のカートリッジ7Dは、実施例3のカートリッジ7Cと同様の構成を有している。このため、実施例4では、実施例3と同様の構成については、実施例3と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例4のカートリッジ7Dは、実施例3のカートリッジ7Cから第1部分111Cを省略した構成を有している。カートリッジ7Dの付勢部材104Dは、実施例3における付勢部材104Cの第2部分112Cと同一の構成を有している。このため、付勢部材104Dの詳細な説明を省略する。
付勢部材104Dは、中間部材105をシート部材107側に向かって付勢する。言い換えると、付勢部材104Dは、−X軸方向に中間部材105を付勢する。これにより、シート部材107は、付勢部材104Dから中間部材105を介して付勢される。なお、実施例4において、中間部材105が樹脂部材に対応している。実施例4では、付勢部材104Dから中間部材105を介してシート部材107に付勢力を付与する構成が採用されているので、付勢部材104Dから金属製の部材を介してシート部材107に付勢力を付与する構成に比較して、シート部材107が損傷を受けることを避けやすい。この結果、カートリッジ7Dの信頼性を向上させやすい。
(実施例5)
上記の実施例1〜実施例4のそれぞれにおいて、中間部材105の厚みが0.5mm以上5mm以下の範囲にあることが好ましい。中間部材105の厚みが0.5mm以上5mm以下の範囲にある例を実施例5とする。中間部材105の厚みが0.5mm以上であれば、中間部材105の強度を確保することができる。また、中間部材105の厚みが5mm以下であれば、中間部材105の体積の増大を抑えやすいので、液体収容部109の容積を十分に確保することができる。なお、樹脂部材の厚みが1mm以上ある場合は、中間部材105にいわゆる肉盗みとして機能する凹部を形成することによって、中間部材105の強度と成形性を確保しつつ、液体収容部109の容積をさらに多く確保することができる。
(実施例6)
上記の実施例1〜実施例5のそれぞれにおいて、図27に示すように、中間部材105に複数の開口283を形成した構成も採用され得る。中間部材105に複数の開口283を形成した構成を実施例6とする。実施例6によれば、中間部材105に形成された複数の開口283を液体収容部109の一部として利用することができるので、液体収容部109の容積を増大することができる。
(実施例7)
実施例6において、図28に示すように、中間部材105にハニカム構造を適用した構成も採用され得る。中間部材105にハニカム構造を適用した構成を実施例7とする。中間部材105をX軸方向に平面視したとき、実施例7の中間部材105に形成された複数の開口283は、それぞれ、6角形の形状を有している。複数の開口283が形成された板状の部材において、複数の開口283のそれぞれが6角形に形成されている構造をハニカム構造と呼ぶ。実施例7では、中間部材105にハニカム構造が適用されているので、中間部材105の変形に対する強度を維持することができる。
なお、実施例1〜実施例7において、中間部材105の材料としては、例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)が好適である。PEEKは、耐クリープ性に優れた材料であるため、シート部材107に付与する付勢力を長期にわたって維持する観点から好ましい。なお、中間部材105の材料としては、PEEKの他、ポリプロピレンやポリエチレン等、種々の合成樹脂が採用され得る。
本発明は、インクジェットプリンター及びそのインクカートリッジに限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の印刷装置及びそのカートリッジにも適用することができる。例えば、以下のような各種の印刷装置及びそのカートリッジに適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置。(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられる色材を噴射する印刷装置。(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ(Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材を噴射する印刷装置。(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する印刷装置。(5)精密ピペットとしての試料印刷装置。(6)潤滑油の印刷装置。(7)樹脂液の印刷装置。(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する印刷装置。(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する印刷装置。(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する印刷装置。(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える印刷装置。
なお、「液滴」とは、印刷装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、「液体」とは、印刷装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。上記のような「液体」を、「液状体」とも表現することができる。液体や液状体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。
なお、本発明は、上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…液体噴射システム、5…プリンター、7,7A,7B,7C,7D…カートリッジ、11…紙送りローラー、13…キャリッジモーター、15…駆動ベルト、17…キャリッジ、19…印刷ヘッド、21…制御部、23…フレキシブルケーブル、25…ホルダー、25A…底部、33…導入部、51…流路、53…筒状部、55…フィルター、57…パッキン、61…ケース、62…第1ケース、63…第2ケース、65…凹部、67…内面、71…第1壁、72…第2壁、73…第3壁、74…第4壁、75…第5壁、76…第6壁、77…第7壁、81…接合部、85…供給孔、86…囲壁、101…弁ユニット、104A,104B,104C,104D…付勢部材、105…中間部材、107…シート部材、109…液体収容部、111A,111B,111C…第1部分、112A,112B,112C…第2部分、114…通気孔、113…大気連通孔、115…大気室、131…板ばね、133…フォーム、135…フィルター、137…凹部、141…回路基板、143…端子、145…接点機構、161…インク、163…カバーバルブ、165…レバーバルブ、167…ばね部材、171…大気導入口、173…弁部、175…レバー部、181…第1付勢部材、182…第2付勢部材、185…開口、186…接続部、187…接続部、188…辺、189…辺、191…第1付勢部材、192…第2付勢部材、193…連結部材、195…開口、197…連結部、198…連結部、201…一端、202…一端、203…他端、204…他端、207…縁曲げ部、211…第1脚部、212…第2脚部、213…第3脚部、215A,215B…脚部、217A,217B…脚部、218…連結部、219,219A,219B…連結部、231…第1脚部、232…第2脚部、233…第3脚部、235A,235B…脚部、237A,237B…脚部、238…連結部、239,239A,239B…連結部、241,241A,241B…取付け孔、243,243A,243B…凸部、245…外形、247…板材、251,252,253A,253B,254A,254B,255A,255B,256A,256B…曲げ箇所、261,262,263A,263B,264A,264B,265A,265B,266A,266B…曲げ箇所、281…凸部、283…開口、P…印刷用紙。

Claims (14)

  1. 液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、
    前記液体を収容可能な液体収容部と、
    前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、
    前記液体収容部は、
    壁部と、
    可撓性膜と、
    前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、開口を有し、前記可撓性膜を支持可能であり、金属を含む支持部と、
    前記支持部の前記開口に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む第1付勢部と、
    前記支持部の前記開口に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む第2付勢部と、
    前記支持部の前記開口の周縁に重なるよう、前記付勢部材と前記可撓性膜との間に位置する保護部材と、を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  2. 請求項1に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記第1付勢部は、前記支持部の前記開口に一端が接続し、前記第1支持部に対し前記可撓性膜から前記壁部に近づく方向に傾斜する第1脚部と、前記第1脚部の他端が接続する連結部と、前記連結部に一端が接続し前記連結部に対し前記可撓性膜から前記壁部に近づく方向に傾斜する第2脚部と、を有し、
    前記液体供給ユニットを前記可撓性膜から前記壁部に向かう方向に平面視したとき、前記保護部材は前記連結部と重なる、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  3. 液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、
    前記液体を収容可能な液体収容部と、
    前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、
    前記液体収容部は、
    壁部と、
    可撓性膜と、
    前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、前記可撓性膜を支持可能であり、金属を含む支持部と、
    前記支持部に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能であり、金属を含む付勢部と、
    前記支持部の周縁に重なるよう、前記付勢部材と前記可撓性膜との間に位置する保護部材と、を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  4. 請求項3に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記支持部は板状部材であり、
    前記付勢部は前記板状部材に取り付けられた円錐バネである、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記保護部材は前記樹脂部材である、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  6. 請求項5に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記樹脂部材の厚みは0.5mm以上5mm以下の範囲にある、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  7. 請求項6に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記樹脂部材に複数の開口が形成されている、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  8. 請求項7に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記樹脂部材がハニカム構造を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  9. 液体噴射装置に液体を供給可能な液体供給ユニットであって、
    前記液体を収容可能な液体収容部と、
    前記液体収容部から前記液体噴射装置に前記液体を供給可能な液体供給部と、を備え、
    前記液体収容部は、
    壁部と、
    可撓性膜と、
    前記壁部と前記可撓性膜との間に位置し、前記可撓性膜を支持可能である、板状の樹脂部材と、
    前記樹脂部材に接続し、前記可撓性膜が前記壁部から離れる方向に前記可撓性膜を付勢可能である付勢部と、を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  10. 請求項9に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記樹脂部材の厚みは0.5mm以上5mm以下の範囲にある、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  11. 請求項10に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記樹脂部材に複数の開口が形成されている、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  12. 請求項11に記載の液体供給ユニットにおいて、
    前記樹脂部材がハニカム構造を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニット。
  13. 液体供給ユニットの製造方法であって、
    請求項2に記載の前記支持部と前記第1付勢部と前記第2付勢部とは付勢部材を構成するものであり、前記付勢部材を複数成型する第1工程と、
    複数の前記付勢部材のうち第1の付勢部材が含む前記第1付勢部と前記第2付勢部とが、第2の付勢部材の前記開口に挿入されることで、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材を重ねる第2工程と、
    前記第2工程のあと、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材を重ねた状態で、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材とを搬送する第3工程と、を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニットの製造方法。
  14. 請求項13に記載の液体供給ユニットの製造方法において、
    前記第2工程のあと、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材を重ねた状態で、前記第1の付勢部材と前記第2の付勢部材とを洗浄する第4工程と、を有する、
    ことを特徴とする液体供給ユニットの製造方法。
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