JP2016175817A - フレッシュコンクリートの配合決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】産業廃棄物を原料として使用したフレッシュコンクリートの好適な配合方法を提供する。
【解決手段】普通ポルトランドセメント(N)、高炉スラグ微粉末(BS)及びフライアッシュ(FA)を頂点とする三角組成図において、点X(N,BS,FA)=(39.58、51.05、9.37)、点Y(N,BS,FA)=(38.59、39.11、25)、点Z(N,BS,FA)=(42.49、32.51、25)で囲まれた範囲内で、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの各組成比を決定する。
【選択図】図12

Description

本発明は、フレッシュコンクリートの配合決定方法に関する。
従来、低炭素型や省資源型のコンクリートとして、製造時にCOを多く排出するポルトランドセメントの一部を、産業副産物である、JIS A 6206に規定される高炉スラグ微粉末4000(以下、「JIS A 6206に規定される高炉スラグ微粉末4000」を「高炉スラグ微粉末」と称す。)や、JIS A 6201に規定されるフライアッシュII種(以下、「JIS A 6201に規定されるフライアッシュII種」を「フライアッシュ」と称す。)に置き換えたコンクリートが知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
しかしながら、これらの産業廃棄物を原料として使用したコンクリートは、製造時に排出される二酸化炭素を低減できる反面、圧縮強度が低かったり、中性化速度係数が増加したりするという問題も有する。
特開2013−203635号公報
産業廃棄物を原料として使用したコンクリートの好適な配合方法が求められている。
本発明の主な目的は、産業廃棄物を原料として使用したフレッシュコンクリートの好適な配合方法を提供することにある。
本発明に係るフレッシュコンクリートの配合決定方法は、普通ポルトランドセメントと、高炉スラグ微粉末と、フライアッシュとを含むフレッシュコンクリートの配合決定方法に関する。本発明に係るフレッシュコンクリートの配合決定方法では、普通ポルトランドセメント(N)、高炉スラグ微粉末(BS)及びフライアッシュ(FA)を頂点とする三角組成図において、点X(N,BS,FA)=(39.58、51.05、9.37)、点Y(N,BS,FA)=(38.59、39.11、25)、点Z(N,BS,FA)=(42.49、32.51、25)で囲まれた範囲内で、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの各組成比を決定する。このようにすることにより、28日圧縮強度が45N/mmのときの中性化速度係数、塩化物イオンの見掛けの拡散係数及び温度ひび割れ指数のそれぞれが好適なフレッシュコンクリートの配合を決定し得る。具体的には、本発明に係るフレッシュコンクリートの配合決定方法によれば、28日圧縮強度が45N/mmのときにおいて、中性化速度係数が4.9mm/週(1/2)以下であり、塩化物イオンの見掛けの拡散係数が0.5以上であり、かつ、温度ひび割れ指数が0.9以上であるフレッシュコンクリートの配合を決定し得る。
なお、「28日圧縮強度」とは、セメントの材齢が28日であるときの圧縮強度を意味する。
本発明によれば、産業廃棄物を原料として使用したフレッシュコンクリートの好適な配合方法を提供することができる。
普通ポルトランドセメント(N)、高炉スラグ微粉末(BS)、フライアッシュ(FA)の質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(35,40,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の中性化速度係数と圧縮強度の関係を示したグラフである。 圧縮強度が45N/mmの際の中性化速度係数と普通ポルトランドセメントの質量割合との関係を示したグラフである。 圧縮強度が45N/mmの際の中性化速度係数が4.9mm/週1/2となる範囲を示す三角組成図である。 普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(35,40,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の塩化物イオンの見掛けの拡散係数と水結合材比との関係を示したグラフである。 普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ、(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(35,40,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の圧縮強度と結合材水比との関係を示したグラフである。 圧縮強度が45N/mmの際の塩化物イオンの見掛けの拡散係数と普通ポルトランドセメントの質量割合との関係を示したグラフである。 圧縮強度が45N/mmの際の塩化物イオンの見掛けの拡散係数が0.5以下となる範囲を示す三角組成図である。 普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(50,25,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の圧縮強度と結合材水比との関係を示したグラフである。 普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(50,25,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の温度応力ひび割れ指数と普通ポルトランドセメントの質量割合との関係を示したグラフである。 普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(50,25,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の温度応力ひび割れ指数と高炉スラグ微粉末の質量割合との関係を示したグラフである。 圧縮強度が45N/mmの際の温度応力ひび割れ指数が0.9以上となる範囲を示す三角組成図である。 圧縮強度45N/mmで、中性化速度係数が4.9mm/週1/2以下、温度応力ひび割れ指数が0.90以上、塩分拡散係数が0.5以下となる範囲を示す三角組成図である。
本実施形態では、普通ポルトランドセメントと、高炉スラグ微粉末と、フライアッシュとを含むフレッシュコンクリートの配合決定方法について説明する。具体的には、本実施形態では、普通ポルトランドセメントと、高炉スラグ微粉末と、フライアッシュと、水と、細骨材と、粗骨材と、減水剤とを含むフレッシュコンクリートの配合決定方法について説明する。
高炉スラグ微粉末は、混和材の一種であり、溶鉱炉で銑鉄を製造する際に生じる高炉スラグを水によって急冷し、乾燥させた後に粉砕することにより製造された粉末である。高炉スラグ微粉末は、混和材としてセメントに加えられる。高炉スラグ微粉末は、セメントの水和反応で生じた水酸化カルシウムやアルカリ塩類、石膏などに刺激されると水和反応を起こす性質(潜在水硬性)を有している。
フライアッシュは、石炭を燃料として用いる火力発電所(大型ボイラー)において燃焼時に発生する灰であり、燃焼ガスと共に吹き上げられるレベルの大きさの球状の微粒子である。
減水剤は、セメント粒子表面に負の電荷を与え、粒子を分散させることにより流動性を高める混和剤である。減水剤としては、例えば、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤などが使用できる。なかでも、AE減水剤、高性能AE減水剤が好ましく用いられる。これらの減水剤は、AE剤としての機能を兼ね備えた減水剤である。ここで、AE剤とは、作業能率の向上や、凍結・溶解耐性を高める目的でコンクリート中に空気泡を発生させる(空気連行性)ために混和される界面活性剤のことをいう。
減水剤として、高性能AE減水剤を用いると、コンクリートを練り混ぜたときのワーカビリティーが良好となり、AE剤、AE減水剤に比べて単位水量を大幅に低減することができる。また、水結合材比のより小さいコンクリートを容易に得ることが出来るため、コンクリート硬化体の耐久性を高めることができる。
なお、「高性能AE減水剤」とは、空気連行性をもち、AE剤、AE減水剤よりも高い減水性能及び良好なスランプ保持機能をもつ混和剤のことをいう。
本実施形態に係るフレッシュコンクリートの配合決定方法では、普通ポルトランドセメント(N)、高炉スラグ微粉末(BS)及びフライアッシュ(FA)を頂点とする三角組成図において、点X(N,BS,FA)=(39.58、51.05、9.37)、点Y(N,BS,FA)=(38.59、39.11、25)、点Z(N,BS,FA)=(42.49、32.51、25)で囲まれた範囲内で、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの各組成比を決定する。このようにすることにより、28日圧縮強度が45N/mmのときの中性化速度係数、塩化物イオンの見掛けの拡散係数及び温度ひび割れ指数のそれぞれが好適なフレッシュコンクリートの配合を決定し得る。具体的には、本実施形態に係る配合決定方法によれば、28日圧縮強度が45N/mmのときにおいて、中性化速度係数が4.9mm/週(1/2)以下であり、塩化物イオンの見掛けの拡散係数が0.5以上であり、かつ、温度ひび割れ指数が0.9以上であるフレッシュコンクリートの配合を決定し得る。
(実験例)
以下、本発明について、具体的な実験例に基づいて、さらに詳細に説明するが、本発明は以下の実験例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(フレッシュコンクリートの製造)
下記の表1に示す組成で結合材(普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ)、水、細骨材、粗骨材及び混和剤(高性能AE減水剤)を混合し、フレッシュコンクリートを製造した。具体的には、水結合材比が40%以上である場合は、結合材、細骨材及び粗骨材を15秒間空練りして混合した後に、混和剤を含む水を投入して、60秒〜90秒管混練した。水結合材比が40%未満である場合は、結合材及び細骨材を空練りして混合した後に混和剤を含む水を投入し、モルタルを60秒間混練し、その後、粗骨材を投入してさらに60秒間混練した。その後、5分間静置した後に、30秒間混練することによってフレッシュコンクリートを製造した。
なお、材料としては、以下のものを用いた。
普通ポルトランドセメント(N)(宇部興産社製、密度3.16g/cm
高炉スラグ微粉末(BS)(千葉リバーメント社製、ブレーン値4420cm/g フライアッシュ(FA)(ジェイペック社製、ブレーン値3950cm/g)
細骨材(混合砂):山砂と石灰石砕砂を質量割合20対80で混合したもの(表乾密度:2.62g/cm、吸水率:0.5%)
粗骨材:石灰石骨材(表乾密度:2.69g/cm、吸水率:1.75%)
化学混和剤:高性能AE減水剤(シーカメント1100NT:日本シーカ株式会社製)
水:上水道水
なお、表1において、「W/B」は、結合材水比を示す。
(フレッシュコンクリートの試験)
上述のように製造した各フレッシュコンクリートに対して、下記の方法で、圧縮強度、促進中性化速度係数、塩化物イオンの見掛けの拡散係数(塩分拡散係数)を求めた。結果を表2に示す。
圧縮強度:JIS A 1108「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて行った。
促進中性化速度係数:JIS A 1153「コンクリートの促進中性化試験方法」に準じて行った。
塩分拡散係数:土木学会JSCE−G 572「浸せきによるコンクリート中の塩化物イオンの見掛けの拡散係数試験方法」に準じて行った。
また、温度ひび割れ指数に関しては、空気循環式断熱温度上昇量測定装置によって断熱温度上昇試験を実施し、温度応力解析ソフト((株)計算力学研究センター:ASTEM−MACS)を用いた3次元有限要素法により解析することにより求めた。
表2に示す結果に基づいて以下の計算を行った。
[促進中性化速度係数]
図1は、普通ポルトランドセメント(N)、高炉スラグ微粉末(BS)、フライアッシュ(FA)の質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(35,40,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の中性化速度係数と圧縮強度との関係を示したグラフである。中性化速度係数と圧縮強度の関係を最小自乗法により対数近似し、以下の関係式(1)〜(6)を導き出した。
(N,BS,FA)=(100,0,0)
ap=−6.16Log(Fr)+25.9 ・・・・・・・・(1)
(N,BS,FA)=(50,50,0)
ap=−5.39Log(Fr)+24.9 ・・・・・・・・(2)
(N,BS,FA)=(15,85,0)
ap=−8.54Log(Fr)+39.0 ・・・・・・・・(3)
(N,BS,FA)=(75,0,25)
ap=−7.01Log(Fr)+29.8 ・・・・・・・・(4)
(N,BS,FA)=(35,40,25)
ap=−7.45Log(Fr)+33.4 ・・・・・・・・(5)
(N,BS,FA)=(15,60,25)
ap=−7.86Log(Fr)+36.0 ・・・・・・・・(6)
ここで、
ap:中性化速度係数(mm1/2
Fr:圧縮強度(N/mm
である。
式(1)〜式(6)より圧縮強度が45N/mmの際の中性化速度係数を求めた。
図2は、圧縮強度が45N/mmの際の中性化速度係数と普通ポルトランドセメントの質量割合との関係を示したグラフである。最小自乗法により指数近似し、以下の関係式を導き出した。
フライアッシュの質量割合が0%の場合:
ap=7.760e−0.011Nm ・・・(7)
フライアッシュの質量割合が25%の場合:
ap=7.272e−0.011Nm ・・・(8)
ここで、
Nm:普通ポルトランドセメントの質量割合
である。
日本建築学会の「高耐久性鉄筋コンクリート造設計施工指針(案)・同解説」で促進中性化26週で中性化深さが25mm以下となっており、その際の中性化速度係数が4.9mm/週1/2となるため、中性化速度係数が4.9mm/週1/2以下となる際の普通ポルトランドセメントの質量割合を式(7)〜式(8)よりそれぞれ求めた。結果を、図3に示す。
図3において、点Aは、(N,BS,FA)=(100,0,0)である。点Bは、(N,BS,FA)=(41.80,58.20,0)点Cは、(N,BS,FA)=(35.89,39.11,25)である。点Dは、(N,BS,FA)=(75,0,25)である。これら、点A、点B、点C及び点Dにより囲まれた範囲内において、中性化速度係数が4.9mm/週1/2となる。
[塩化物イオン拡散係数]
図4は、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(35,40,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の塩化物イオンの見掛けの拡散係数と水結合材比との関係を示したグラフである。塩化物イオンの見掛けの拡散係数と水結合材比の関係を最小自乗法により指数近似し、以下の関係式を導き出した。
(N,BS,FA)=(100,0,0)
cl=0.0245e0.0983W/B ・・・・・・・・(9)
(N,BS,FA)=(50,50,0)
cl=0.1122e0.0309W/B ・・・・・・・・(10)
(N,BS,FA)=(15,85,0)
cl=0.0512e0.0400W/B ・・・・・・・・(11)
(N,BS,FA)=(75,0,25)
cl=0.0381e0.0672W/B ・・・・・・・・(12)
(N,BS,FA)=(35,40,25)
cl=0.0562e0.0430W/B ・・・・・・・・(13)
(N,BS,FA)=(15,60,25)
cl=0.0026e0.1129W/B ・・・・・・・・(14)
ここで、
cl:見掛けの拡散係数
W/B:水結合材比(%)
である。
図5は、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ、(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(35,40,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の圧縮強度と結合材水比との関係を示したグラフである。圧縮強度と結合材水比の関係を直線回帰した式を以下に示す。
(N,BS,FA)=(100,0,)
Fr=31.99B/W−22.6 ・・・・・・・・(15)
(N,BS,FA)=(50,50,0)
Fr=28.74B/W−17.3 ・・・・・・・・(16)
(N,BS,FA)=(15,85,0)
Fr=18.02B/W−12.3 ・・・・・・・・(17)
(N,BS,FA)=(75,0,25)
Fr=26.85B/W−20.8 ・・・・・・・・(18)
(N,BS,FA)=(35,40,25)
Fr=24.59B/W−18.7 ・・・・・・・・(19)
(N,BS,FA)=(15,60,25)
Fr=19.54B/W−20.9 ・・・・・・・・(20)
ここで、
Fr:圧縮強度(N/mm
B/W:結合材水比
である。
式(9)〜式(20)より圧縮強度が45N/mmの際の塩化物イオンの見掛けの拡散係数を求めた。図6は、圧縮強度が45N/mmの際の塩化物イオンの見掛けの拡散係数と普通ポルトランドセメントの質量割合との関係を示したグラフである。最小自乗法により指数近似し、以下の関係式を導き出した。
フライアッシュの質量割合が0%の場合:
cl=0.1063e0.0315Nm ・・・(21)
フライアッシュの質量割合が25%の場合:
cl=0.0625e0.0319Nm ・・・(22)
ここで、
cl:見掛けの拡散係数
Nm:普通ポルトランドセメントの質量割合
である。
塩化物イオンの見掛けの拡散係数が0.5以下となる際の普通ポルトランドセメントの質量割合を式(21)〜式(22)よりそれぞれ求めた。その値から、塩化物イオンの見掛けの拡散係数が0.5以下となる際の普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの割合を求めた。結果を図7に示す。図7において、点Eは、(N,BS,FA)=(49.15,50.85,0)である。点Fは、(N,BS,FA)=(15,85,0)である。点Gは、(N,BS,FA)=(15,60,25)である。点Hは、(N,BS,FA)=(65.19,9.81,25)である。
[温度応力ひびわれ指数]
図8は、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(50,25,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の圧縮強度と結合材水比との関係を示したグラフである。圧縮強度と結合材水比の関係を直線回帰した式を以下に示す。
(N,BS,FA)=(100,0,)
Fr=31.99B/W−22.6 ・・・・・・・・(23)
(N,BS,FA)=(50,50,0)
Fr=28.74B/W−17.3 ・・・・・・・・(24)
(N,BS,FA)=(15,85,0)
Fr=18.02B/W−12.3 ・・・・・・・・(25)
(N,BS,FA)=(75,0,25)
Fr=26.85B/W−20.8 ・・・・・・・・(26)
(N,BS,FA)=(50,25,25)
Fr=26.72B/W−18.9 ・・・・・・・・(27)
(N,BS,FA)=(15,60,25)
Fr=19.54B/W−20.9 ・・・・・・・・(28)
ここで、
Fr:圧縮強度(N/mm
B/W:結合材水比
である。
式(23)〜式(28)より圧縮強度が45N/mmとなるような水結合材比を求め、求めた水結合材比での断熱温度上昇試験および温度応力解析を行い、温度応力ひび割れ指数を求めた。その結果を表1に示す。
図9は、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(50,25,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の温度応力ひび割れ指数と普通ポルトランドセメントの質量割合との関係を示したグラフである。図10は、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの質量割合をそれぞれ(N,BS,FA)=(100,0,0)、(N,BS,FA)=(50,50,0)、(N,BS,FA)=(15,85,0)、(N,BS,FA)=(75,0,25)、(N,BS,FA)=(50,25,25)、(N,BS,FA)=(15,60,25)とした場合の温度応力ひび割れ指数と普通ポルトランドセメントの質量割合および高炉スラグ微粉末の質量割合との関係を示したグラフである。温度応力ひび割れ指数と高炉スラグ微粉末の質量割合の関係を1次および2次多項式により近似した式を以下に示す。
高炉スラグ微粉末の質量割合が0%の場合:
σ=−5.20E−3Nm+1.31 ・・・(29)
フライアッシュの質量割合が0%の場合:
σ=1.25E−4Nm−1.90E−2Nm+1.44 ・・・(30)
フライアッシュの質量割合が25%の場合:
σ=1.50E−4Nm−1.72E−2Nm+1.36 ・・・(31)
普通ポルトランドセメントの質量割合が50%の場合:
σ=−3.20E−3BSm+0.96 ・・・(32)
普通ポルトランドセメントの質量割合が15%の場合:
σ=1.60E−3BSm+1.04 ・・・(33)
ここで、
Nm:普通ポルトランドセメントの質量割合
BSm:高炉スラグ微粉末の質量割合
である。
温度応力ひび割れ指数が0.9以上のときの普通ポルトランドセメントの質量割合を式(29)〜式(31)、高炉スラグ微粉末の質量割合を式(32)〜式(33)よりそれぞれ求めた。その値から、温度応力ひび割れ指数が0.9以上のときのの普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、フライアッシュの割合を求めた。結果を、図11に示す。点Hは、(N,BS,FA)=(37.84,62.16,0)である。点Iは、(N,BS,FA)=(15,85,0)である。点Jは、(N,BS,FA)=(15,60,25)である。点Kは、(N,BS,FA)=(42.49,32.51,25)である。点Lが、(N,BS,FA)=(78.85,0,21.15)である。点Mが、(N,BS,FA)=(72.18,2.82,25)である。点Nが、(N,BS,FA)=(75,0,25)である。なお、フライアッシュの質量割合が25%を超える範囲は除外した。
以上の結果より、圧縮強度45N/mmで、中性化速度係数が4.9mm/週1/2以下、温度応力ひび割れ指数が0.90以上、塩分拡散係数が0.5以下となる全ての条件を満たす範囲は図12の点X、点Y及び点Zで囲まれた範囲内となることが分かる。点X(N,BS,FA)=(39.58、51.05、9.37)、点Y(N,BS,FA)=(38.59、39.11、25)、点Z(N,BS,FA)=(42.49、32.51、25)である。

Claims (3)

  1. 普通ポルトランドセメントと、高炉スラグ微粉末と、フライアッシュとを含むフレッシュコンクリートの配合決定方法であって、
    普通ポルトランドセメント(N)、高炉スラグ微粉末(BS)及びフライアッシュ(FA)を頂点とする三角組成図において、点X(N,BS,FA)=(39.58、51.05、9.37)、点Y(N,BS,FA)=(38.59、39.11、25)、点Z(N,BS,FA)=(42.49、32.51、25)で囲まれた範囲内で、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの各組成比を決定する、フレッシュコンクリートの配合決定方法。
  2. 28日圧縮強度が45N/mmのときの中性化速度係数、塩化物イオンの見掛けの拡散係数及び温度ひび割れ指数に基づいて、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの各組成比を決定する、請求項1に記載のフレッシュコンクリートの配合決定方法。
  3. 28日圧縮強度が45N/mmのときにおいて、中性化速度係数が4.9mm/週(1/2)以下となり、塩化物イオンの見掛けの拡散係数が0.5以上となり、かつ、温度ひび割れ指数が0.9以上となるように、普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの各組成比を決定する、請求項1又は2に記載のフレッシュコンクリートの配合決定方法。
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