JP2016175594A - タング及びシートベルト装置 - Google Patents

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良彦 河合
Yoshihiko Kawai
良彦 河合
雄樹 田端
Takeki Tabata
雄樹 田端
宏樹 寺井
Hiroki Terai
宏樹 寺井
元宣 岡野
Motonori Okano
元宣 岡野
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Abstract

【課題】小型化が容易なタングを提供すること。【解決手段】バックルと連結可能な連結部と、前記連結部の長辺に平行な第1の方向における前記連結部の根元部から突出する一対の腕部とを有し、前記一対の腕部は、前記連結部の短辺に平行な第2の方向における前記根元部の両側から突出する、プレートと、前記腕部と繋がり、前記第2の方向で対向する一対の環状部と、前記一対の環状部の間を通るシートベルトを前記根元部との間の位置で挟んでロックするロック部材と、前記シートベルトをロック可能な回転方向に前記ロック部材を回転可能に支持する支持穴が前記環状部のそれぞれの内周側に形成されるように、前記環状部を被覆する被覆部とを備え、前記環状部は、前記プレートとは異なる少なくとも一つの板部材から形成され、前記環状部の板厚は、前記プレートの板厚よりも薄い、タング。【選択図】図9

Description

本発明は、タング及びシートベルト装置に関する。
従来、ロックバーとベースウォールとの間にシートベルトを挟むことにより、シートベルトの引き出しをロックするタングが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このベースウォールには、バックルと連結可能なラッチタングと、ロックバーを回転可能に支持する一対のフランジとが形成されている。
米国特許第8474106号明細書
意匠性の向上などを理由に、実際の製品では、ロックバーのようなロック部材を支持する支持部(例えば、特許文献1の場合、フランジ)が形成されている部分は、被覆されることが多い。しかしながら、特許文献1では、ラッチタングとフランジは一つの板部材から形成されているので、フランジが形成されている部分の板厚を、ラッチタングが形成されている部分の板厚よりも薄くすることは難しい。そのため、フランジが形成されている部分が被覆されると、タングの外形サイズが大きくなりやすい。
そこで、小型化が容易な、タング及びシートベルト装置の提供を目的とする。
一つの案では、
バックルと連結可能な連結部と、前記連結部の長辺に平行な第1の方向における前記連結部の根元部から突出する一対の腕部とを有し、前記一対の腕部は、前記連結部の短辺に平行な第2の方向における前記根元部の両側から突出する、プレートと、
前記腕部と繋がり、前記第2の方向で対向する一対の環状部と、
前記一対の環状部の間を通るシートベルトを前記根元部との間の位置で挟んでロックするロック部材と、
前記シートベルトをロック可能な回転方向に前記ロック部材を回転可能に支持する支持穴が前記環状部のそれぞれの内周側に形成されるように、前記環状部を被覆する被覆部とを備え、
前記環状部は、前記プレートとは異なる少なくとも一つの板部材から形成され、前記環状部の板厚は、前記プレートの板厚よりも薄い、タングが提供される。
一態様によれば、前記環状部は、前記プレートとは異なる少なくとも一枚の板部材から形成されているので、前記環状部の板厚を前記プレートの板厚に比べて薄くすることは容易になる。そのため、前記環状部が被覆されても、タングを容易に小型化することができる。
タングを備えるシートベルト装置の一例を示す図である。 タングの内側の一例を示す斜視図である。 タングの外側の一例を示す斜視図である。 タングの一例を示す分解斜視図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの一例を示す正面図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの一例を示す平面図(上面図)である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの一例を示す下面図(底面図)である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの一例を示す右側面図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの内側の一例を示す斜視図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの外側の一例を示す斜視図である。 キャップが取り外されたタングの一例を示す右側面図である。 シートベルトがロック部材に巻き掛けられる前において、シートベルトが挿通するタングの一例を模式的に示す断面図である。 シートベルトがロック部材に巻き掛けられた後のタングにおいて、ロック部材の初期位置状態の一例を模式的に示す断面図である。 シートベルトがロック部材に巻き掛けられた後のタングにおいて、ロック部材のロック位置状態の一例を模式的に示す断面図である。 タングの内側の一例を示す斜視図である。 タングの外側の一例を示す斜視図である。 タングの一例を示す分解斜視図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの一例を示す正面図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの一例を示す右側面図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの内側の一例を示す斜視図である。 プレートと一対の環状部が形成された板部材とが組み合ったサブアッセンブリの外側の一例を示す斜視図である。 シートベルトがロック部材に巻き掛けられた後のタングにおいて、ロック部材の初期位置状態の一例を模式的に示す断面図である。 シートベルトがロック部材に巻き掛けられた後のタングにおいて、ロック部材のロック位置状態の一例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。なお、「平行」には「略平行」が含まれてもよく、「垂直」には「略垂直」が含まれてもよい。
図1は、一実施形態であるシートベルト装置1の一例を示す図である。シートベルト装置1は、シートベルト4と、リトラクタ3と、ショルダーアンカー6と、タング7と、バックル8とを備える。
シートベルト4は、車両のシート2に座る乗員を拘束するウェビングの一例であり、リトラクタ3に引き出し可能に巻き取られる帯状部材である。シートベルト4の先端のベルトアンカー5は、車体の床又はシート2に固定される。
リトラクタ3は、シートベルト4の巻き取り又は引き出しを可能にする巻き取り装置の一例であり、車両衝突時等の所定値以上の減速度が車両に加わると、シートベルト4がリトラクタ3から引き出されることを制限する。リトラクタ3は、シート2又はシート2の近傍の車体に固定される。
ショルダーアンカー6は、シートベルト4が挿通するベルト挿通具の一例であり、リトラクタ3から引き出されたシートベルト4を乗員の肩部の方へガイドする部材である。
タング7は、シートベルト4が挿通するベルト挿通具の一例であり、ショルダーアンカー6によりガイドされたシートベルト4にスライド可能に取り付けられる部材である。
バックル8は、タング7が着脱可能に係合される部材の一例であり、車体の床又はシート2に固定される。
タング7がバックル8に係合された状態で、ショルダーアンカー6とタング7との間のシートベルト4の部分が、乗員の胸部及び肩部を拘束するショルダーベルト部9である。タング7がバックル8に係合された状態で、ベルトアンカー5とタング7との間のシートベルト4の部分が、乗員の腰部を拘束するラップベルト部10である。
シートベルト4が乗員に装着されていない非装着時では、タング7はバックル8に係合されず、シートベルト4はその全量(具体的には、リトラクタ3がシートベルト4を何らの支障もなく巻取り可能な量)をリトラクタ3に巻き取られている。一方、シートベルト4が乗員に装着される装着時では、図1に示されるようにシートベルト4はリトラクタ3から引き出される。そして、タング7がバックル8に係合され、且つ、シートベルト4の弛みが小さくなるようにシートベルト4がリトラクタ3に巻き取られることで、シートベルト4が乗員に装着される。
タング7がバックル8に係合されシートベルト4が乗員に装着された状態において、車両衝突時等の所定値以上の減速度が車両に加わらない通常時は、シートベルト4は通常の引き出し速度で自由に引き出し可能である。そして、シートベルト4の引き出し方向の引っ張り力が解放されると、シートベルト4は余分な引き出し量をリトラクタ3に巻き取られる。
タング7がバックル8に係合されシートベルト4が乗員に装着された状態において、車両衝突時等の所定値以上の減速度が車両に加わる緊急時は、リトラクタ3は、シートベルト4がリトラクタ3から引き出されることを制限するようにシートベルト4をロック又は巻き取ることによって、シートベルト4の乗員に対する拘束力を強化する。
<第1の実施形態>
図2は、タング7の内側を示す斜視図である。図3は、タング7の外側を示す斜視図である。図2,3では、タング7の開口75を挿通するシートベルト4の図示が省略されている。
図4は、タング7の分解斜視図である。タング7は、プレート20と、ガイド40と、ロック部材60と、被覆部70と、一対のスプリング80,81と、一対のキャップ90,91とを備える。
プレート20は、連結部21と、一対の腕部22,23とを有し、略T字状に形成された平面状の板部材である。プレート20は、例えば、炭素鋼を主成分とする一枚の金属板からプレス加工により成形される。連結部21は、バックル8と連結可能な平面状の板部分である。一対の腕部22,23は、連結部21の長辺31に平行な第1の方向11における連結部21の根元部25から、連結部21の短辺32に平行な第2の方向12に互いに反対向きに突出する平面状の板部分である。一対の腕部22,23は、根元部25の第2の方向12における両側から突出する。長辺31及び短辺32は、連結部21の外縁である。
図示の場合、プレート20が平坦なため、連結部21と一対の腕部22,23は、同一平面上に位置する。しかし、連結部21と一対の腕部22,23は、プレート20が曲げ加工されることにより、異なる平面上に位置してもよい。
連結部21は、第1の方向11に延びる平面状の板部分である。連結部21は、第1の方向11における先端部24と、第1の方向11において先端部24とは反対側の根元部25とを有する。連結部21には、バックル8のラッチ部材とラッチするラッチ孔26が、先端部24と根元部25との間に設けられている。連結部21には、プレート20を軽量化する軽減孔27が先端部24と根元部25との間に設けられてもよいし、プレート20を軽量化する軽減孔28が根元部25に設けられてもよい。
一対の腕部22,23は、第2の方向12に延びる平面状の板部分である。腕部22は、第1の方向11における先端部24側の外縁部に端部29を有し、腕部23は、第1の方向11における先端部24側の外縁部に端部30を有する。
ガイド40は、第2の方向12で離隔して対向する一対の環状部41,42を有する。環状部41は、腕部22と繋がり、環状部42は、腕部23と繋がる。ガイド40は、例えば、環状部41,42が形成されるように、プレート20とは異なる一枚の板部材(例えば、炭素鋼を主成分とする一枚の金属板)からプレス加工により成形される。
環状部41は、第2の方向12に垂直な仮想的な平面内で湾曲するように形成された帯状の弧部45と、腕部22と繋がるように腕部22の端部29に引っ掛かるフック43とを有する。環状部42は、第2の方向12に垂直な仮想的な平面内で湾曲するように形成された帯状の弧部46と、腕部23と繋がるように腕部23の端部30に引っ掛かるフック44とを有する。フック43が環状部41に設けられることにより、環状部41と腕部22とが繋がる部分の剛性がアップし、フック44が環状部42に設けられることにより、環状部42と腕部23とが繋がる部分の剛性がアップする。
環状部41は、腕部22に接続される一端47と、腕部22に接続される他端49と、一端47と他端49との間を結ぶ弧部45とを有する。環状部42は、腕部23に接続される一端47と、腕部23に接続される他端49と、一端47と他端49との間を結ぶ弧部46とを有する。
フック43は、例えば、弧部45の一端47から延びる第1の延伸部の一例である第1のフック部48と、弧部45の他端49から延びる第2の延伸部の一例である第2のフック部50とを有する。環状部41は、第1のフック部48で腕部22に接続され、第2のフック部50で腕部22に接続される。同様に、フック44は、弧部46の一端47から延びる第1の延伸部の一例である第1のフック部48と、弧部46の他端49から延びる第2の延伸部の一例である第2のフック部50とを有する。環状部42は、第1のフック部48で腕部23に接続され、第2のフック部50で腕部23に接続される。弧部45の一端47と他端49との両方が腕部22に接続されるので、環状部41と腕部22とが繋がる部分の剛性が更にアップし、弧部46の一端47と他端49との両方が腕部23に接続されるので、環状部42と腕部23とが繋がる部分の剛性が更にアップする。
また、一対の環状部41,42は、図示の場合、第1の梁52と第2の梁53と第3の梁54で互いに繋がれる。第2の方向12に延びる第1の梁52は、弧部45と弧部46とを第2の方向12で繋ぐ。第2の方向12に延びる第2の梁53は、フック43の第1のフック部48とフック44の第1のフック部48とを繋ぐ。第2の方向12に延びる第3の梁54は、フック43の第2のフック部50とフック44の第2のフック部50とを繋ぐ。一対の環状部が少なくとも一つの梁で互いに繋がれることにより、環状部41,42の剛性がアップする。
なお、環状部の形状は、完全な環でなくてもよく、環の一部が欠けていてもよい。
図5は、プレート20とガイド40とが一対の環状部41,42で繋がったサブアッセンブリ14の一例を示す正面図である。図6は、サブアッセンブリ14の一例を示す平面図(上面図)である。図7は、サブアッセンブリ14の一例を示す下面図(底面図)である。図8は、サブアッセンブリ14の一例を示す右側面図である。図9は、サブアッセンブリ14の内側を示す斜視図である。図10は、サブアッセンブリ14の外側を示す斜視図である。
図4−図10のように、プレート20の連結部21が、フック43とフック44との間に形成された開口51に先端部24から挿入される。開口51は、第1の方向11から見ると、第2の方向12を長手方向とする長穴である。開口51は、連結部21が挿入可能に第2の梁53と第3の梁54との間に形成される。そして、いわゆる知恵の輪のように、一対の腕部22,23のうち、一方の腕部に、当該一方の腕部に対応する一方のフックが引っ掛けられてから、他方の腕部に、当該他方の腕部に対応する他方のフックが引っ掛けられる。
フック43の第1のフック部48は、弧部45の一端47を起点に腕部22に沿って延びてから、腕部22の端部29で腕部22を挟むように折り返し、弧部45の他端49に向けて腕部22に沿って延びる。フック43の第2のフック部50は、弧部45の他端49を起点に、フック43の第1のフック部48の先端を避けるように腕部22に沿って延びてから、第1のフック部48よりも第2の方向12の内側で腕部22の端部29で腕部22を挟むように折り返す。そして、フック43の第2のフック部50は、腕部22の端部29で腕部22を挟むように折り返してから、第2の梁53に向けて腕部22に沿って延びる。このように、腕部22は、第1のフック部48に挟まれるとともに、第2のフック部50に挟まれる。フック44の第1のフック部48及び第2のフック部50が延びる経路も同様である。
図4において、ロック部材60は、一対の環状部41,42の間を第1の方向11に通るシートベルト4を根元部25との間の位置で挟んでロックする。ロック部材60は、第2の方向12を長手方向とする筒状の部材であり、第2の方向12の一端に先端部61を有し、第2の方向12の他端に先端部62を有する。先端部61には、スプリング80の巻線部83の内側に挿入される棒状の第1の突起63と、スプリング80のU字状のスプリング端84が引っ掛けられる鉤状の第2の突起64とが形成される。第1の突起63と第2の突起64は、先端部61の端面から第2の方向12に突出する。
ロック部材60は、例えば、一枚の板部材(例えば、炭素鋼を主成分とする一枚の金属板)を筒状にプレス加工により形成されたプレス加工品である。これにより、第1の突起63及び第2の突起64の複雑な形状を容易に形成することができる。また、ロック部材60がプレス加工により形成されることにより、引き抜き加工により形成される場合に比べて、ロック部材60のコストを下げることが可能である。
被覆部70は、例えば、一対の支持穴71,72が環状部41,42それぞれの内周側に形成されるように、環状部41,42を含めてガイド40を樹脂等でインサートモールドして被覆したモールド部である。被覆部70は、第2の方向12に離隔して対向する一対の側壁73を有し、支持穴71は、環状部41側の側壁73に形成され、支持穴72は、環状部42側の側壁73に形成される。被覆部70は、乗員がタング7をバックル8に連結させるときに乗員がタング7を把持しやすいように形成されることが好ましい。
被覆部70は、一対の環状部41,42と一対の腕部22,23とが繋がる部分(具体的には、一対のフック43,44)が樹脂等で被覆されるように、サブアッセンブリ14をインサートモールドすることにより形成される。これにより、被覆部70の形成と同時に、一対の環状部41,42と一対の腕部22,23とを樹脂等のモールドにより強固に繋げることができる。
支持穴71は、シートベルト4をロック可能な回転方向にロック部材60を回転可能にロック部材60の先端部61を支持する。支持穴71には、先端部61が回転可能に挿入される。支持穴72は、シートベルト4をロック可能な回転方向にロック部材60を回転可能にロック部材60の先端部62を支持する。支持穴72には、先端部62が回転可能に挿入される。
図8,9に示されるように、環状部41の板厚t2は、プレート20の板厚t1よりも薄い。図8では、環状部41に対向する環状部42は隠れているが、環状部42の板厚t2も、プレート20の板厚t1よりも薄く、環状部41と環状部42の板厚t2は同一である。例えば、板厚t2は、3mmであるのに対し、板厚t1は、1.6mmである。
一対の環状部41,42は、プレート20とは異なる一枚の板部材から形成されているので、板厚t2を板厚t1よりも薄くすることは容易になる。そのため、板厚t2が板厚t1よりも薄ければ、環状部41,42が被覆部70で被覆されても、被覆部70の第3の方向13の厚さ(特に、環状部41,42が被覆されている部分の第3の方向13の厚さ)を容易に薄くすることができる。よって、タング7を容易に小型化することができる。なお、第3の方向13は、第1の方向11と第2の方向12とに垂直な方向である。
図4において、一対のスプリング80,81は、シートベルト4をロック可能な回転方向とは逆方向にロック部材60を回転させる付勢力を発生させる弾性体の一例であり、例えば、弾性を有する線材で形成された引張コイルばねである。一対のスプリング80,81は、それぞれ、線材が巻き回された巻線部83と、巻線部83の一方の先端部であるスプリング端84と、巻線部83のもう一方の先端部であるスプリング端85とを有する。スプリング80は、ロック部材60の先端部61とキャップ90との間の空間に配置され、スプリング81は、ロック部材60の先端部62とキャップ91との間の空間に配置される。
図11は、キャップ90が取り外されたタング7を示す右側面図を示す。スプリング80の巻線部83の内側の中空部には、ロック部材60の先端部61の第1の突起63が挿入される。そして、スプリング端84が先端部61の第2の突起64に引っ掛けられるとともに、スプリング端85が被覆部70の側壁73に形成された固定穴74に挿入される。スプリング80とは反対側に配置されるスプリング81の取り付け形態も、スプリング80と同様である。これにより、一対のスプリング80,81は、シートベルト4をロック可能な回転方向とは逆方向にロック部材60を回転させる付勢力を発生させる。
図4において、キャップ90は、スプリング80及びロック部材60の先端部61を覆うように被覆部70の側壁73に取り付けられる。キャップ90は、被覆部70の一方の側壁73に形成された取り付け穴78に挿入される取り付け脚92を有する。キャップ90の取り付け脚92が取り付け穴78に挿入されることにより、キャップ90は当該一方の側壁73に取り付けられる。キャップ91は、被覆部70の他方の側壁73に形成された取り付け穴78に挿入される取り付け脚92を有する。キャップ91の取り付け脚92が取り付け穴78に挿入されることにより、キャップ90は当該他方の側壁73に取り付けられる。
図12,13,14は、ロック部材60の動きを説明するための図である。ロック部材60の動きが見えやすくなるように、一部の部材の図示は省略されている。
図12は、シートベルト4がロック部材60に巻き掛けられる前のタング7において、ロック部材60の初期位置状態の一例を示す図である。図12は、シートベルト4が乗員に装着されていない非装着状態を示す。この状態では、シートベルト4は、リトラクタ3に巻き取られ、ロック部材60に巻き掛けられていない。
シートベルト4は、タング7で折り返されずに、被覆部70の開口75を通ってタング7を直線的に挿通する。シートベルト4が通る直線的な通路が形成されるように、根元部25は被覆部70でモールド被覆される。これにより、タング7は滑らかにシートベルト4に沿って自由落下することができる。また、シートベルト4が開口75に挿通した状態で連結部21がシートベルト4に対して零よりも大きな角度θを有するように、根元部25は被覆部70でモールド被覆される。これにより、乗員がシートベルト4にぶら下がるタング7を把持することが容易になる。
シートベルト4は、例えば、ストッパ面76とロック部材60との間を直線的に挿通する。ストッパ面76は、根元部25が被覆部70でモールド被覆された一部分であり、一対のスプリング80,81の付勢力によるロック部材60の回転を止める部分である。
開口75は、例えば、連結部21の根元部25から第1の方向11に延長した直線方向に位置するように被覆部70に形成される。開口75は、折り返し部79と第1の梁52がモールドされた部分との間に形成される。折り返し部79は、一対の弧部45,46の第1の梁52で繋がれていない部分を繋ぐ被覆部70の一部分である。折り返し部79の内部には、金属の板部材は入っていない。
被覆部70は、第2の梁53と第3の梁54と根元部25とを樹脂等で被覆する部分を有する。これにより、被覆部70の形成と同時に、第2の梁53と第3の梁54と根元部25とを樹脂等のモールドにより強固に繋げることができる。
図13は、シートベルト4がロック部材60に巻き掛けられた後のタング7において、ロック部材60の初期位置状態の一例を示す図である。図13は、シートベルト4が乗員に装着された装着状態を示す。図13に示されるように、シートベルト4は、開口75を挿通しロック部材60に巻き掛けられた状態で、ショルダーベルト部9とラップベルト部10とで折り返し部79を挟むようにロック部材60で折り返される。
ラップベルト部10がシートベルト4の引き出し方向への引っ張り力Fpにより引っ張られることによって、ロック部材60を回転方向Daに回転させる摩擦力が、シートベルト4が接するロック部材60の外周面65に作用する。引っ張り力Fpは、シートベルト4がリトラクタ3から引き出される方向にシートベルト4に作用する力である。ロック部材60を回転方向Daに回転させる摩擦力がロック部材60の外周面65に作用することにより、ロック部材60が回転方向Daに回転する。よって、ロック部材60は、スプリング80,81の付勢力に抗ってスプリング80,81を引っ張りながら、先端部61,62を回転軸として回転方向Daに回転する。
一方、ショルダーベルト部9がシートベルト4の巻き取り方向への引っ張り力Frにより引っ張られることによって、ロック部材60を回転方向Dbに回転させる摩擦力がロック部材60の外周面65に作用する。引っ張り力Frは、シートベルト4がリトラクタ3に巻き取られる方向にシートベルト4に作用する力である。回転方向Dbは、回転方向Daとは反対方向である。
しかしながら、ロック部材60を回転方向Dbに回転させる摩擦力がロック部材60の外周面65に作用しても、外周面65の一部位に形成された平面67がストッパ面76に当接することで、ロック部材60の回転方向Dbへの回転は阻止される。ストッパ面76は、ロック部材60が回転方向Dbに回転(逆転)するときに平面67が当接する表面である。
図14は、シートベルト4がロック部材60に巻き掛けられた後のタング7において、ロック部材60のロック位置状態の一例を示す図である。図14に示されるように、引っ張り力Fpの作用が続くと、ロック部材60は、シートベルト4を外周面65の平面67と根元部25に形成されたクランプ面77との間で挟む。これにより、シートベルト4の引き出しがロック部材60によりロックされる。
クランプ面77は、根元部25がモールド被覆されることにより形成される。これにより、シートベルト4を外周面65とクランプ面77とで挟んでロックする力を金属の根元部25で受け止めることができるので、引っ張り力Fpに対するタング7の剛性がアップする。クランプ面77は、例えば波形に形成されてもよい。これにより、シートベルト4を外周面65とクランプ面77とで挟んでロックする力を強化することができる。
図5に示されるように、フック43の第1のフック部48は、腕部22に端部29で引っ掛かり、フック43の第2のフック部50は、第1のフック部48よりも第2の方向12の内側で腕部22に端部29で引っ掛かる。同様に、フック44の第1のフック部48は、腕部23に端部30で引っ掛かり、フック44の第2のフック部50は、第1のフック部48よりも第2の方向12の内側で腕部23に端部30で引っ掛かる。これにより、ロック部材60を介して一対の環状部41,42に作用する上述の引っ張り力Fp,Frに対してのフック43,44の剛性がアップする。
そして、図5に示されるように、第1の方向11と第2の方向12とに垂直な第3の方向13から見ると、フック43の第1のフック部48は、第1の方向11に弧部45から延びる延長線15上で、腕部22の端部29に引っ掛かる。これにより、第3の方向から見ると、環状部41に延長線15上で作用する引っ張り力Fp,Frを、第1のフック部48を介して同じ延長線15上での端部29で受け止めることができるので、フック43の剛性が更にアップする。
同様に、第3の方向13から見ると、フック44の第1のフック部48は、第1の方向11に弧部46から延びる延長線16上で、腕部23の端部30に引っ掛かる。これにより、第3の方向から見ると、環状部42に延長線16上で作用する引っ張り力Fp,Frを、第1のフック部48を介して同じ延長線16上での端部30で受け止めることができるので、フック44の剛性が更にアップする。
引っ張り力Fp,Frが環状部41に作用する場合、第2の方向12から見て、回転中心17がオフセットしている側(図8での右側)から環状部41に加わる外力は、回転中心17がオフセットしていない側(図8での左側)から環状部41に加わる外力に比べて大きい。そこで、フック43の第1のフック部48が延長線15上で腕部22に引っ掛かる場合、図8に示されるように、弧部45の一端47は、第2の方向12から見ると、ロック部材60の回転中心17が腕部22に対してオフセットする側に位置する。これにより、回転中心17がオフセットする側から環状部41に延長線15上で作用する比較的大きな引っ張り力Fp,Frを、回転中心17がオフセットする同じ側から延びる第1のフック部48を介して同じ延長線15上での端部29で受け止めることができるので、フック43の剛性が更にアップする。
引っ張り力Fp,Frが環状部42に作用する場合も同様である。つまり、弧部45とは反対側の弧部46の一端47も、第2の方向12から見ると、ロック部材60の回転中心17が腕部23に対してオフセットする側に位置すると、フック44の剛性が更にアップする。
<第2の実施形態>
図15は、タング107の内側を示す斜視図である。図16は、タング107の外側を示す斜視図である。図17は、タング107の分解斜視図である。タング107は、プレート120と、ガイド140と、一対のリベット101,102と、ロック部材160と、被覆部170と、一対のスプリング180,181と、一対のキャップ190,191とを備える。上記の実施形態と同様の構成及び効果の詳細な説明については、上述の説明を援用して、簡略又は省略する。例えば、プレート120、ガイド140、ロック部材160、被覆部170、一対のスプリング180,181、一対のキャップ190,191の詳細な説明については、それぞれ、プレート20、ガイド40、ロック部材60、被覆部70、一対のスプリング80,81、一対のキャップ90,91についての上述の説明を援用して、簡略又は省略する。
プレート120は、連結部121と、一対の腕部122,123とを有し、略T字状に形成された平面状の板部材である。プレート120は、例えば、炭素鋼を主成分とする一枚の金属板からプレス加工により成形される。連結部121は、バックル8と連結可能な平面状の板部分である。一対の腕部122,123は、連結部121の長辺131に平行な第1の方向11における連結部121の根元部125から、連結部121の短辺132に平行な第2の方向12に互いに反対向きに突出する平面状の板部分である。一対の腕部122,123は、根元部125の第2の方向12における両側から突出する。長辺131及び短辺132は、連結部121の外縁である。
腕部122は、第3の方向13に貫通する孔129を有し、腕部123は、第3の方向13に貫通する孔130を有する。
ガイド140は、第2の方向12で離隔して対向する一対の環状部141,142を有する。環状部141は、腕部122と繋がり、環状部142は、腕部123と繋がる。ガイド140は、例えば、環状部141,142が形成されるように、プレート120とは異なる一枚の板部材(例えば、炭素鋼を主成分とする一枚の金属板)からプレス加工により成形される。
環状部141は、腕部122に接続される一端147と、腕部122に接続される他端149と、一端147と他端149との間を結ぶ弧部145とを有する。環状部141は、弧部145の一端147から延びる第1の延伸部の一例である第1のジョイント部148と、弧部145の他端149から延びる第2の延伸部の一例である第2のジョイント部150とを有する。第1のジョイント部148は、第3の方向13に貫通するジョイント孔148aを有し、第2のジョイント部150は、第3の方向13に貫通するジョイント孔150aを有する。環状部142についても同様である。
リベット101が環状部141のジョイント孔148aと腕部122の孔129と環状部141のジョイント孔150aとを貫通した状態で、リベット101の頭部が変形される。これにより、環状部141の第1のジョイント部148及び第2のジョイント部150は、腕部122に締結される。よって、弧部145の一端147と他端149との両方が腕部122に接続されるので、環状部141と腕部122とが繋がる部分の剛性がアップする。環状部142が、第1のジョイント部148及び第2のジョイント部150で腕部123にリベット102により接続される場合も同様である。
また、一対の環状部141,142は、図示の場合、第1の梁152と第2の梁153と第3の梁154で互いに繋がれる。第2の方向12に延びる第1の梁152は、弧部145と弧部146とを第2の方向12で繋ぐ。第2の方向12に延びる第2の梁153は、環状部141の第1のジョイント部148と環状部142の第1のジョイント部148とを繋ぐ。第2の方向12に延びる第3の梁154は、環状部141の第2のジョイント部150と環状部142の第2のジョイント部150とを繋ぐ。一対の環状部が少なくとも一つの梁で互いに繋がれることにより、環状部141,142の剛性がアップする。
第3の梁154は、第4の梁155を有する。第4の梁155は、一対の環状部141,142の間の空間に進入するように、第3の梁154から枠状に突出する。第3の梁154と第4の梁155との間には、ガイド140を軽量化する軽減孔156が形成されている。
図18は、プレート120とガイド140とがリベット101,102で繋がったサブアッセンブリ114の一例を示す正面図である。図19は、サブアッセンブリ114の右側面図である。図20は、サブアッセンブリ114の内側を示す斜視図である。図21は、サブアッセンブリ114の外側を示す斜視図である。
図18−21に示されるように、腕部122は、第1のジョイント部148と第2のジョイント部150との間に挟まれた状態で、第1のジョイント部148及び第2のジョイント部150にリベット101により締結されている。腕部123がリベット102により締結される場合も同様である。
図19,20に示されるように、環状部141の板厚t2は、プレート120の板厚t1よりも薄い。図19では、環状部141に対向する環状部142は隠れているが、環状部142の板厚t2も、プレート120の板厚t1よりも薄く、環状部141と環状部142の板厚t2は同一である。例えば、板厚t2は、3mmであるのに対し、板厚t1は、1.6mmである。
一対の環状部141,142は、プレート120とは異なる一枚の板部材から形成されているので、板厚t2を板厚t1よりも薄くすることは容易になる。そのため、板厚t2が板厚t1よりも薄ければ、環状部141,142が被覆部170で被覆されても、被覆部170の第3の方向13の厚さ(特に、環状部141,142が被覆されている部分の第3の方向13の厚さ)を容易に薄くすることができる。よって、タング107を容易に小型化することができる。
図19において、ロック部材160の回転中心117は、第2の方向12から見ると、第3の方向13に腕部122,123に対してオフセットしている。図示の場合、弧部145の一端147は、第2の方向12から見ると、ロック部材160の回転中心117が腕部122に対してオフセットする側に位置する。
図22は、シートベルト4がロック部材160に巻き掛けられた後のタング107において、ロック部材160の初期位置状態の一例を示す図である。図22は、シートベルト4が乗員に装着された装着状態を示す。図22に示されるように、シートベルト4は、開口175を挿通しロック部材160に巻き掛けられた状態で、ショルダーベルト部9とラップベルト部10とで折り返し部179を挟むようにロック部材160で折り返される。
開口175は、例えば、連結部121の根元部125から第1の方向11に延長した直線方向に位置するように被覆部170に形成される。開口175は、折り返し部179と第1の梁152がモールドされた部分との間に形成される。折り返し部179は、一対の弧部145,146の第1の梁152で繋がれていない部分を繋ぐ被覆部170の一部分である。折り返し部179の内部には、金属の板部材は入っていない。
ロック部材160を回転方向Daに回転させる摩擦力が、引っ張り力Fpによりロック部材160の外周面165に作用することにより、スプリング180,181の付勢力に抗って、ロック部材160が回転方向Daに回転する。一方、ロック部材160を回転方向Dbに回転させる摩擦力が、引っ張り力Frによりロック部材160の外周面165に作用する。
しかしながら、ロック部材160を回転方向Dbに回転させる摩擦力がロック部材160の外周面165に作用しても、外周面165の一部位に形成された平面167がストッパ面176に当接することで、ロック部材160の回転方向Dbへの回転は阻止される。
ストッパ面176は、ロック部材160が回転方向Dbに回転(逆転)するときに平面167が当接する表面である。ストッパ面176は、根元部125と第2の梁153と第3の梁154と第4の梁155とが被覆部170でモールド被覆された一部分であり、一対のスプリング180,181の付勢力によるロック部材160の回転を止める部分である。
図22は、シートベルト4がロック部材160に巻き掛けられた後のタング107において、ロック部材160のロック位置状態の一例を示す図である。ロック部材160は、シートベルト4を根元部125との間の位置で挟んでロックする。図22に示されるように、引っ張り力Fpの作用が続くと、ロック部材160は、シートベルト4を外周面165の平面167と第4の梁155に形成されたクランプ面177との間で挟む。これにより、シートベルト4の引き出しがロック部材160によりロックされる。
クランプ面177は、第4の梁155がモールド被覆されることにより形成される。これにより、シートベルト4を外周面165とクランプ面177とで挟んでロックする力を金属の第4の梁155で受け止めることができるので、引っ張り力Fpに対するタング107の剛性がアップする。
以上、タング及びシートベルト装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、一対の環状部は、プレートとは異なる少なくとも一枚の板部材から形成されればよいので、例えば、プレートとは異なる二枚の別々の板部材からそれぞれ形成されてもよい。
また、ロック部材は、プレス加工に限らず、引き抜き加工や鋳造などの他の製造方法により製造されてもよい。
また、フック又はフック部は、腕部の外縁部に形成された端部に引っ掛かるのではなく、腕部に形成された穴部に引っ掛かるものでもよい。
また、環状部の一端から延びる第1の延伸部と、環状部の他端から延びる第2の延伸部とを、腕部に締結する締結部材は、リベットに限られず、例えば、ボルトとナットでもよい。また、延伸部と腕部との接続は、溶接等による締結であってもよい。
また、第1の延伸部と第2の延伸部は、第3の方向13における腕部の両面で接続される場合に限られず、第3の方向13における腕部の片面のみで、当該腕部に接続されてもよい。
1 シートベルト装置
2 シート
3 リトラクタ
4 シートベルト
5 ベルトアンカー
6 ショルダーアンカー
7,107 タング
8 バックル
9 ショルダーベルト部
10 ラップベルト部
11 第1の方向
12 第2の方向
13 第3の方向
14,114 サブアッセンブリ
15,16 延長線
17,117 回転中心
20,120 プレート
31,131 長辺
32,132 短辺
40,140 ガイド
41,42,141,142 環状部
43,44 フック
45,46,145,146 弧部
47,147 一端
48 第1のフック部
49,149 他端
50 第2のフック部
51 開口
52,152 第1の梁
53,153 第2の梁
54,154 第3の梁
60,160 ロック部材
61,62 先端部
63 第1の突起
64 第2の突起
65,165 外周面
70,170 被覆部
71,72 支持穴
73 側壁
74 固定穴
75,175 開口
76,176 ストッパ面
77,177 クランプ面
78 取り付け穴
79,179 折り返し部
80,81,180,181 スプリング
90,91,190,191 キャップ
101,102 リベット
129,130 孔
148 第1のジョイント部
148a,150a ジョイント孔
150 第2のジョイント部
155 第4の梁

Claims (14)

  1. バックルと連結可能な連結部と、前記連結部の長辺に平行な第1の方向における前記連結部の根元部から突出する一対の腕部とを有し、前記一対の腕部は、前記連結部の短辺に平行な第2の方向における前記根元部の両側から突出する、プレートと、
    前記腕部と繋がり、前記第2の方向で対向する一対の環状部と、
    前記一対の環状部の間を通るシートベルトを前記根元部との間の位置で挟んでロックするロック部材と、
    前記シートベルトをロック可能な回転方向に前記ロック部材を回転可能に支持する支持穴が前記環状部のそれぞれの内周側に形成されるように、前記環状部を被覆する被覆部とを備え、
    前記環状部は、前記プレートとは異なる少なくとも一つの板部材から形成され、前記環状部の板厚は、前記プレートの板厚よりも薄い、タング。
  2. 前記環状部は、前記腕部に接続される一端と、前記腕部に接続される他端と、前記一端と前記他端との間の弧部とを有する、請求項1に記載のタング。
  3. 前記環状部は、前記一端から延びる第1の延伸部で前記腕部に接続され、前記他端から延びる第2の延伸部で前記腕部に接続される、請求項2に記載のタング。
  4. 前記腕部は、前記第1の延伸部と前記第2の延伸部とに挟まれる、請求項3に記載のタング。
  5. 前記第1の延伸部と前記第2の延伸部は、前記腕部を貫通する締結部材により前記腕部に締結される、請求項3又は4に記載のタング。
  6. 前記締結部材は、リベットである、請求項5に記載のタング。
  7. 前記第1の延伸部は、前記腕部に引っ掛かる第1のフック部であり、前記第2の延伸部は、前記腕部に引っ掛かる第2のフック部である、請求項3又は4に記載のタング。
  8. 前記第1のフック部は、前記腕部に引っ掛かり、前記第2のフック部は、前記第1のフック部よりも前記第2の方向の内側で前記腕部に引っ掛かる、請求項7に記載のタング。
  9. 前記第1の方向と前記第2の方向とに垂直な第3の方向から見ると、前記第1のフック部は、前記第1の方向に前記弧部から延びる延長線上で、前記腕部に引っ掛かる、請求項8に記載のタング。
  10. 前記環状部は、前記腕部と繋がるように前記腕部に引っ掛かるフックを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のタング。
  11. 前記ロック部材の回転中心は、前記第2の方向から見ると、前記第1の方向と前記第2の方向とに垂直な第3の方向に前記腕部に対してオフセットしている、請求項1から10のいずれか一項に記載のタング。
  12. 前記一対の環状部は、梁で互いに繋がれる、請求項1から11のいずれか一項に記載のタング。
  13. 前記ロック部材は、筒状に形成されたプレス加工品である、請求項1から12のいずれか一項に記載のタング。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のタングと、前記バックルと、前記シートベルトと、前記シートベルトを巻き取るリトラクタと、前記シートベルトが挿通するショルダーアンカーとを備える、シートベルト装置。
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