JP2016169491A - 木材接合部の補強部材および木材の接合構造 - Google Patents

木材接合部の補強部材および木材の接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】工場での事前の複雑な木材加工が不要となって建築現場で取り付けることができる、また、壁面を有効に利用できるとともに、剛接合のような接合部を実現することのできる木材接合部の補強部材を提供する。
【解決手段】通柱91の外表面91aと当接する垂直板11と、横架材92の外表面と当接する水平板12でL字状に形成されている第1金物1と、横架材92の外表面と当接する面を有する第2金物2と、を有し、第1金物1は、水平板12と平行に延在する水平補強リブ13と、垂直板11および水平板12に垂直に延在する垂直補強リブ14を備え、第1金物1の垂直板11は通柱91に固着され、第1金物1と第2金物2は、横架材92を挟んで貫通ボルトBにより固着される。
【選択図】図1

Description

木材接合部の補強部材に関する。詳しくは、柱の外表面と当接する表面を有する垂直板と梁または桁梁の外表面と当接する表面を有する水平板でL字状に形成されている第1金物を有する木材接合部の補強部材と、その補強部材を用いる木材の接合構造に関するものである。
大きな地震が発生するたびに新規、既存問わず木造建造物の安全性・耐震性に大きな関心の目が向けられる。在来工法の木造建築では安全性・耐震性を確保するために柱と柱の間に斜めに部材を配設する筋交いがよく知られている。しかし、筋交いを配設するとその壁にはドアや窓を設けることが困難になるなど、壁を有効に利用できなくなってしまう。壁面を幾分有効に利用することができる方法として方杖が知られているが、木製の方杖であれば接合部の強度として十分なものとはいえない。
そこで、補強として、多種多様の補強金物が考えられた。ここでは、建築材の接合部を接合して補強するために取り付ける部品を総称して「補強金物」という。補強金物には、プレート、釘、ボルト、アンカーボルトなどがあり、その多くが金属製であることから補強金物という。下記特許文献1の図1および下記特許文献2の図1には木材に埋め込まれる補強金物が記載されている。木材に埋め込まれているので、補強金物が露出して見えることはなく、意匠性にすぐれている。しかしながら、補強金物を木材に埋め込むための木材加工は複雑なので建築現場では木材加工ができず、木材を現場に搬入する前に木材を工場で加工しておかなければならないという問題があった。そして、補強金物が木材に埋め込まれる構造なので既存の木造建造物に適用することはできないという問題があった。さらに、補強金物は木材から露出しない方が良いので、その大きさには限度があり、補強強度には限界があるという問題があった。
他の補強金物として、下記特許文献3の図3および下記特許文献4の図2にはL字型の補強金物が記載されている。いずれも補強金物が木材に埋め込まれずに木の外表面に固着されるものである。従って、特許文献3および特許文献4に記載の補強金物には、予め木材を工場で加工しなければならないという問題はない。しかしながら、特許文献3および特許文献4の補強金物は追加の補強板が一面だけであり、XYZの3軸中の1つの軸方向の追加の補強板が無く、その軸方向に弱いという問題があった。なお、特許文献4の追加の補強板はL字型の補強金物と別体であるので、特許文献3よりも強度が弱い。また、特許文献3および特許文献4の補強金物は露出しているので意匠性が悪いという問題があった。
特開平10−25811号公報 特開2005−200907号公報 特開2001−65066号公報 特開2006−161322号公報
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであって、工場での事前の複雑な木材加工が不要となり、建築現場で取り付けることができる木材接合部の補強部材を提供することを目的とする。また、本発明は、壁面を有効に利用できるとともに、剛接合のような接合部を実現することのできる木材接合部の補強部材を提供することを目的とする。また、意匠性に優れる補強部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の木材接合部の補強部材は、柱の外表面と当接する表面を有する垂直板と、横架材の外表面と当接する表面を有する水平板でL字状に形成されている第1金物と、横架材の外表面と当接する面を有する第2金物と、を有する木材接合部の補強部材において、前記第1金物は、前記垂直板の裏面から前記水平板と平行に延在する水平補強リブと、前記垂直板の裏面および前記水平板の裏面から前記垂直板および前記水平板に垂直に延在する垂直補強リブを備え、前記第1金物の垂直板は柱に固着され、前記第1金物と前記第2金物は、横架材を挟んで貫通ボルトにより固着されることを特徴とする。
第1金物と第2金物はいずれも柱、横架材の外表面としか当接していない。したがって、特許文献1、2のように補強部材が木材に埋め込まれるために木材の複雑な加工を予め工場内で行わなければならないという問題を、本発明は解消することができる。また、既存の木造建築であっても補強工事を容易に施工できる。また、本発明は垂直板の裏面から水平板と平行に延在する水平補強リブと、垂直板の裏面および水平板の裏面から垂直板および水平板に垂直に延在する垂直補強リブを備えているので、XYZ軸の3軸中2軸方向の追加補強となっている。これに加えて、横架材は第1金物と第2金物で貫通ボルトにより挟着されるので、横架材と第1金物の固着力が大きくなり、剛接合のような堅固な接合となる。また、横架材は第1金物と第2金物で貫通ボルトにより挟着されるので横架材の割裂防止となる。
また、本発明の木材接合部の補強部材においては、前記第2金物は柱の外表面と当接する面を備えて柱に固着されることを特徴とする。
横架材を挟んで貫通ボルトにより連結された第1金物と第2金物の両方が柱に固着されるので、横架材の離脱モーメントがより大きくなる。たとえば、もし第2金物が柱に固着されていなかったら、梁または桁梁は第1金物を支点とする下方のモーメントに弱くなる。
また、本発明の木材接合部の補強部材においては、水平補強リブと垂直補強リブは連結していることを特徴とする。
水平補強リブと垂直補強リブが連結して一体になっているので、金物強度が増加してより堅固な接合となる。
また、本発明の木材接合部の補強部材においては、第1金物を覆う被覆材を備え、該被覆材は柱と横架材と第1金物に固着されることを特徴とする。
第1金物は被覆材で覆われて露出していないので意匠性が向上する。また、第1金物は錆びにくくなる。そして、被覆材は柱と横架材と第1金物に固着されるので、被覆材と横架材と第1金物は合成梁となり、その断面係数が大きくなって曲げモーメント抵抗性能が高くなる。このように、被覆のみの作用効果ではなく、一体型の補強部材となることを特徴とする。
また、本発明の木材接合部の補強部材においては、被覆材は木材からなることを特徴とする。
補強部材の露出部分が柱と同じ木材となるので、補強部材が目立ちにくくなり、より意匠性が向上する。
本発明の木材接合部の補強部材においては、第1金物の下段に1以上の第1金物と被覆材を追加し、下段の第1金物はその上段の被覆材に固着されることを特徴とする。
柱の下方に第1金物を多段構造とすることにより、補強構造の三角形状が大きくなる。そのため、柱と横架材の断面係数が大きくなり、曲げ応力が増しより強固な接合となる。
本発明の木材の接合構造においては、複数の前記第1金物と複数の前記第2金物とともに、複数の第3金物と複数の第4金物を更に用い、第1の前記横架材に前記貫通ボルトで固着された前記第1金物と前記第2金物は、前記柱を挟んで貫通ボルトにより前記第3金物と前記第4金物にそれぞれ固着され、前記第1の横架材の延在方向と直角方向に延在する第2の横架材においても、前記貫通ボルトで固着された前記第1金物と前記第2金物が、前記柱を挟んで貫通ボルトにより前記第3金物と前記第4金物にそれぞれ固着されていることを特徴とする請求項7に記載の木材の接合構造。
本発明の補強部材によって同じ柱を挟んで位置する横架材(例えば、梁と梁)が堅固に接合されるので互いの横架材が柱を介して一体構造となる。またこの横架材の延在方向と直角方向に延在する第2の横架材(例えば、桁と桁)についても同様に一体構造となり、直交する2方向で一体化した強固な接合となる。
本発明の木材の接合構造においては、前記第3金物は前記第1金物と同一形状である、または前記第4金物は前記第2金物と同一形状である、または第2金物は第1金物と同一形状であることを特徴とする。
空間などの問題がなくて、第3金物を第1金物と同一形状にすることができれば、あるいは第4金物を第2金物と同一形状にすることができれば、あるいは第2金物を第1金物と同一形状にすることができれば、部品の共通化を図ることができる。
第1実施形態に係る1つの木材接合部の補強部材の構成を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の第1金物を示す斜視図である。 図1の第2金物を示す斜視図である。 1本の通柱に施された四方の木材接合部の補強部材の構成を示す斜視図である。 図5の正面図である。 上部の被覆材を示す斜視図である。 下部の被覆材を示す斜視図である。 第1実施形態の第1変形例を示す正面図である。 第1実施形態の第2変形例を示す正面図である。 第2実施形態を示す正面図である。 第3実施形態を示す正面図である。 図12の水平ブレース取付具を示す正面図である。
以下、実施形態及び図面を参照にして本発明を実施するための形態を説明するが、以下に示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態の木材接合部の補強部材100を図1〜図8を用いて説明する。第1実施形態の木材接合部の補強部材100は、金属の第1金物1、金属の第2金物2、木材の上被覆材3、木材の下被覆材4とこれらを固着するためのボルトBやコーチスクリューCなどの固着用部品からなる。
図1、図3、図6に示すように、第1金物1は通柱91の外表面91aと当接する垂直板11と、梁92の外表面と当接する水平板12がL字型に形成されている。そして、そのL字型がF字型になるように、通柱91と当接する垂直板11の表面11aとは反対側の垂直板11の裏面11bから水平板12と平行に水平補強リブ13が延在して設けられている。さらに、そのF字型の内側を2つに分断するように、梁92の下側の外表面92aと当接する水平板12の表面12aとは反対側の水平板12の裏面12bおよび垂直板11の裏面11bから、垂直板11と水平板12の両方に垂直な垂直補強リブ14が延在して設けられている。この水平補強リブ13と垂直補強リブ14は一体化して十字型に交差し、垂直板11の裏面を4分割するように設けられている。このように水平補強リブ13と垂直補強リブ14によって第1金物1はXYZ軸の全方向に補強されている。水平補強リブ13と垂直補強リブ14は垂直板11と水平板12と一体になるように形成されるが、この一体にする方法には溶接や鋳造などの方法がある。なお、板金の曲げ加工で垂直板11と水平板12が形成されるときは、曲げ部に補強ビードを形成して追加の補強をすることもできる。
図1、図4、図6に示すように、第2金物2は梁92の上側の外表面92bと当接する水平板21と通柱91の外表面91aと当接する垂直板22がL字型に形成されている。垂直板22の外形は上方を頂点とする略半楕状に形成されている。そして、垂直板22から通柱91とは逆方向に延在して補強板23が円弧状に形成されている。この円弧状の補強板23によってL字型の垂直板22の内面は一部が円弧状に覆われる。
次に図1〜図6を用いて第1金物1と第2金物2の接合構造を説明する。通柱91のほぞ穴(図示せず)に梁92のほぞ(図示せず)が圧入されることによって通柱91に梁92が接合されている。本実施形態の補強用部材100はその接合を補強するものである。第1金物1の先端中央に1つの第1孔12cが穿通されている。ここでは貫通したものを「孔」と記し、貫通していないものを「穴」と記す。この第1孔12cに対応して第2金物2の水平板21に第1孔21aが穿通されている。梁92にも第1金物1の第1孔12cに対応して貫通孔(図示せず)が穿通されている。これらの3つの孔に座金が嵌められたボルトBが貫通されて座金とナットで螺着される。これにより、第1金物1と第2金物2が梁92を挟んで固着される。このように、ボルトBの孔の位置がずれないように、最初にボルトBを貫通させる。なお、ナットを螺入させていればナットの締め付けは後でもよい。
第1金物1の垂直板11の上下左右4箇所に穿通された孔11cに通されたボルトBによって第1金物1が通柱91に螺着される。そして、第1金物1の水平板12に穿通された左右2箇所の第2孔12dに通されたコーチスクリューCによって第1金物1が梁92に螺着される。このとき、第1金物1の垂直板11の上下左右4箇所に穿通された孔の位置は、第1金物1を固着させる梁92側と桁梁93側とでは、貫通されたボルトBが当たることなく十字にクロスするように上下にずらされる(図6参照)。
第2金物2の水平板21の垂直板22寄りの左右2箇所に穿通された第2孔21bに通されたコーチスクリューCによって第2金物2が梁92に螺着される。
図5に示すように、通柱91にはもう1本の梁92と2本の桁梁93がほぞとほぞ穴により残り3方向に嵌入されている。これらの1本の梁92と2本の桁梁93にも同様にして第1金物1と第2金物2がボルトBやコーチスクリューCによって螺着される。
第2金物2の垂直板22には補強板23の上下方向に2つの孔22aが穿通され、この孔22aに対応して通柱91にも貫通孔(図示せず)が上下に2つ穿通されている。図6に示すように、梁92の上側92bに、幅は第2金物2の水平板21の幅で、高さは第2金物2の垂直板22に穿通された孔22aの直径で、長さは第2金物2の水平板21の長さに合わせた堅木スペーサー94が複数のコーチスクリューCで螺着される。螺着させるコーチスクリューCは堅木スペーサー94に沈め打ち込みとする。梁92の上側92bに螺着された堅木スペーサー94の上に第2金物2が、水平板21の垂直板22寄りの左右2箇所に穿通された第2孔21bに通されたコーチスクリューCによって堅木スペーサー94と梁92に螺着される。もう1本の梁92にも同様にして第2金物2が螺着される。第2金物2の水平板21に穿通された第1孔21aと第1金物1の先端中央に穿通された第1孔12cにボルトBが貫通されて第1金物1と第2金物2が堅木スペーサー94と梁92を挟んで固着される。また、第2金物2の垂直板22に穿通された2つの孔22aにボルトBを貫通させ、相対する第2金物2が通柱91を挟んで2本のボルトBにより螺着される。このとき桁梁93ともう1本の桁梁93は、桁梁の上側に第2金物2を螺着させる。梁92と同様に相対する第2金物2が通柱91を挟んでボルトBにより螺着される。梁92に固着された第2金物2は、堅木スペーサー94の厚み分だけ桁梁93に固着された第2金物2よりも高くなっている。このために、第2金物2の垂直板22の2つの孔に通されるボルトBが当たることなく十字にクロスすることができる。このようにして、堅木スペーサー94を使用することにより第2金物2を共通使用することができる。
このように、本発明の木材接合部の補強部材100は、第1金物1と第2金物2がいずれも通柱91、梁92、桁梁93の外表面としか当接していない。したがって、特許文献1、2のように補強部材が木材に埋め込まれるために木材の複雑な加工を予め工場内で行わなければならないという問題を、本発明は解消することができる。また、既存の木造建築であっても補強工事を容易に施工できる。
また、本発明は第1金物1の垂直板11の裏面11bから水平板12と平行に延在する水平補強リブ13と、垂直板11の裏面11bおよび水平板12の裏面12bから垂直板11および水平板12に垂直に延在する垂直補強リブ14を備えているので、XYZ軸の3軸中2軸方向の追加補強となっている。これに加えて、梁92または桁梁93の少なくとも一方は第1金物1と第2金物2で貫通ボルトBにより挟着されるので、梁92または桁梁93の少なくとも一方への第1金物1の固着力が大きくなり、強固な接合となる。
また、梁92または桁梁93の少なくとも一方は第1金物1と第2金物2で貫通ボルトBにより挟着されるので梁92または桁梁93の少なくとも一方の割裂防止となる。
また、梁92または桁梁93の少なくとも一方を挟んで貫通ボルトBにより連結された第1金物1と第2金物2の両方が通柱91に固着されるので、梁92または桁梁93の少なくとも一方の離脱モーメントがより大きくなる。
また、水平補強リブ13と垂直補強リブ14が連結して一体になっているので、金物強度が増加してより強固な接合となる。
図5では、同一の通柱91にそれぞれ2本ずつの梁92と桁梁93が接合されている。その接合構造は、2本の梁92と2本の桁梁93がいずれも第1金物1と第2金物2で貫通ボルトBにより挟着されており、且つ、これら互いに向き合った2対の第1金物1と互いに向き合った2対の第2金物2が同一の通柱91を挟んで貫通ボルトBで固着されている。このように、本発明の補強部材によって同じ通柱91に互いに直交する梁92と桁梁93が強固に接合されるので互いに直交する横架材が通柱91を介した一体構造となって、直交する2方向で一体化した強固な接合となる。なお、互いに向き合った2対の第1金物1の内、一方の第1金物1は第3金物に該当し、互いに向き合った2対の第2金物2の内、一方の第2金物2は第4金物に該当する。
また、建築物の端に位置する通柱91の場合は向き合った対となる第1金物1と第2金物2が無い。このときには板金からなる第3金物と第1金物1を対として、また板金からなる第4金物と第2金物2を対として、同一の通柱91を挟んで貫通ボルトBで固着すれば、直交する2方向で一体化した強固な接合となる。ここでは、第3金物と第4金物を一体の板金とすることもできる。
本発明の第1実施形態の木材接合部の補強部材100は上被覆材3と下被覆材4も備えている。上被覆材3は第1金物1の水平補強リブ13より上方を覆う部材である。図7に示すように、上被覆材3は長方形の先端下方を切り欠いた形状をしている。水平板12の逃げである角形の第1座繰り3aが上面に、垂直板11の逃げである第2座繰り3bが通柱91方向となる前面に、垂直補強リブ14の逃げであるすり割り形状の第1溝3cが前面に、水平板12の第1孔12cに通されるボルトBの逃げである角形の第2溝3dが第1溝3cに連通して上面に、水平板12の第2孔12dに通されるコーチスクリューCの逃げである2つの角形の第3溝3eが上面に、垂直板11の孔11cに通されるボルトBの逃げである2つの穴3fが前面に形成される。
通柱91と梁92または桁梁93に固着された第1金物1に上被覆材3が嵌入され、上被覆材3の側面に貫通して穿通された上下2つの第1孔3gと第1金物1の垂直補強リブ14に穿通された上下2つの第1孔14aを貫通する2本のボルトBで上被覆材3が第1金物1に螺着される。そして、第1金物1の水平補強リブ13に穿通された左右2つの孔13aを通るコーチスクリューCでも上被覆材3が第1金物1に螺着される。
下被覆材4は第1金物1の水平補強リブ13から下方を覆う部材である。図8に示すように、下被覆材4は上被覆材3より短い長方形の先端下方を2段で切り欠いた形状をしている。水平補強リブ13の逃げである角形の第1座繰り4aが上面に、垂直板11の逃げである第2座繰り4bが通柱91方向となる前面に、垂直補強リブ14の逃げである第1溝4cが前面と上面に、水平補強リブ13の孔13aに通されるコーチスクリューCの逃げである2つの角形の第2溝4dが上面に、垂直板11の孔11cに通されるボルトBの逃げである2つの穴4eが前面に形成される。
通柱91と梁92または桁梁93に固着された第1金物1に下被覆材4が嵌入され、下被覆材4の側面に貫通して穿通された第1孔4fと第1金物1の垂直補強リブ14に穿通された第2孔14bを貫通するボルトBで下被覆材4が第1金物1に螺着される。そして、下被覆材4の下方を通柱91に向かって穿通された第2孔4gを通るコーチスクリューCで下被覆材4が通柱91に螺着される。上被覆材3と下被覆材4を固着するためのボルトB、ナット、座金、コーチスクリューCは意匠性を向上させるために着色されたり、木材座掘り埋め木処理されたりする。なお、第1金物1に溶接のビードがあったり、補強ビードがあったりしたときはその逃げの座繰りも上被覆材3や下被覆材4に必要である。なお、上述する実施形態では、上被覆材3と下被覆材4には第1座繰り3aと4a、第2座繰り3bと4bが形成されているが、天井などで第1金物1が隠蔽される場合は、座繰りの一部を省略し、段差をなくすスペーサーを追加してもよい。
第1金物1は第1被覆材3と第2被覆材4で覆われて露出していないので意匠性が向上する。また、第1金物1は錆びにくくなる。そして、第1被覆材3と第2被覆材4は梁92または桁梁93並びに通柱91および第1金物1に固着されるので、被覆材と横架材と第1金物は合成梁となり、その断面係数が大きくなって曲げモーメント抵抗性能が高くなる。通柱も同様である。このように、被覆のみの作用効果ではなく、一体型の補強部材となる。第1被覆材3と第2被覆材4は木材であるので、補強部材100の露出部分が柱と同じ木材となり補強部材100が目立ちにくくなって、より意匠性が向上する。第1被覆材3と第2被覆材4の形状は長方形をしているが先端下方の切り欠き形状は段数を限定するものではない。なお、上述の実施形態では、第1被覆材3と第2被覆材4は木材であったが、本発明は木材に限定するものではなく、たとえば、FRP材で射出成型した複合材に意匠性が高い塗料を吹き付けたものでも木材と同等の強度があればよい。
上述の実施形態では、通柱91を挟む形で梁92ともう1本の梁92または桁梁93ともう1本の桁梁93に第1金物1および第2金物2をボルトBで固着させているが、梁92または桁梁93が一方にしかない場合は、梁92のない側に垂直板(図示せず)を設け貫通するボルトBで第1金物1および第2金物2を通柱91に固着させる。
上述の実施形態では、梁92に固着された第1金物1と桁梁93に固着された第1金物1が同一の高さであったが、この高さが同一でない場合もある。梁92と桁梁93の高さが異なると、梁92と桁梁93は上側92bを揃える為下側92aの高さが異なる。この場合は、幅は梁幅に、高さは梁の高さの差に、長さは第1被覆材の長さに揃えた補助梁(堅木)を、高さの低い方の下側92aに複数のコーチスクリューCで螺着させ、高さを揃えてから第1金物1を固着する。そのとき補助梁を螺着させるコーチスクリューCは補助梁に沈め打ち込みとする。
上述の実施形態では、第2金物2を通柱91に固着することができたが、それができない場合もある。図9はこれを示す第1変形例の図である。第1変形例では通柱91は梁92や桁梁93の上方に延在しておらず、通柱91とは別体の束95となっている。このために第1金物1は垂直板22が無い第2金物2Bと梁92を挟んで貫通ボルトBで連結されている。このように第1金物1が通柱91に固着されていない第2金物2Bと連結されているが、第2金物2Bは梁92ともう1本の梁92を繋ぐ長尺板であるので、貫通ボルトBで連結することにより梁92の離脱モーメントが大きくなる。また、端に位置する通柱91と梁92の場合は、第2金物2Bを矩形(L型状)に折り曲げ、桁梁93に複数のボルトB、コーチスクリューCにて固着する場合もある。
上述の実施形態では、第2金物2の高さは第1金物1よりも低くなっているので、梁92や桁梁93の上方に空間が無い場合でも使用することができる。しかし、強度が必要で梁92や桁梁93の上方に空間があれば第2金物2として第1金物1と同じ金物を共通使用することができる。図10はこれを示す第2変形例の図である。
上述の実施形態では、第1金物1は通柱91と梁92(または桁梁93)との接合部に使用されているが、通柱91と土台・基礎とが接合する個所にも第1金物1と同じ金物を共通使用することができる。固着方法は第1実施形態と同様であり、第1金物1の垂直板11の上下左右4箇所に穿通された孔11cに通されたボルトBによって第1金物1が通柱91に螺着され、第1金物1の水平板12穿通された左右2箇所の第2孔12dに通されたコーチスクリューCによって第1金物1が土台・基礎に螺着される。第1金物1の先端中央に穿通されている第1孔12cに貫通されるボルトは、基礎部よりのアンカーボルトとなる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の木材接合部の補強部材100Bを、図11を用いて説明する。図11は第1実施形態の補強部材100における図6に略対応する。第2実施形態の補強部材100Bにおいては、第1実施形態の補強部材100と構成が同一の部分については同一の参照符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態の木材接合部の補強部材100Bには第1金物1は上下2段に設けられる。上段の第1金物1を覆う上被覆材3と下被覆材4は第1実施形態の補強部材100のものと同様である。上段の第1金物1を覆う下被覆材4Bは下段の上被覆材3より長く延在している。上段の第1金物1を覆う上被覆材3Bは上段の下被覆材4Bよりも長く延在している。このように被覆材は上方にいくにしたがってだんだん長くなり、逆三角形状になっている。
上段の上被覆材3Bの端部は上被覆材3Bと梁92を貫通するボルトBで螺着される。上段の下被覆材4Bは下被覆材4Bと上被覆材3Bと梁92を貫通するボルトBで螺着される。下段の上被覆材3は上被覆材3を貫通するコーチスクリューCで上段の下被覆材4Bに螺着される。それぞれの被覆材の第1金物1への固着方法は第1実施形態と同様である。
このように、多段構造を形成することにより、補強構造の三角形状が大きくなる。そのため、通柱と横架材の断面係数が大きくなり、曲げ応力が増しより強固な接合となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の木材接合部の補強部材を、図12、図13を用いて説明する。第3実施形態の補強部材においては、第1実施形態の補強部材と構成が同一の部分については同一の参照符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
耐震のために水平ブレースを四方の柱に組み込むことがある。第3実施形態の補強部材はその水平ブレースに対応するものである。水平ブレース接合板5は通柱91と水平ブレース側の接合板(図示せず)を接合する金属材料の部材である。図13に示すように板材の両端を板金加工でブレース取り付け角度に曲げてフランジ52を形成する。それぞれのフランジ52には水平ブレース側の接合板とボルト、ナットで接合するための孔が穿通されている。そして、中央の取付部51には取付部51を通柱91に固着するための左右2つの長孔51aが穿通される。
図12の拡大図に示すように、第1金物1の垂直補強リブ14の上方に水平ブレース接合板5が貫通できる切欠き14cが設けられる。この切欠き14cに水平ブレース接合板5が貫通され、水平ブレース接合板5の長孔51aと第1金物1の孔11cを通るボルトBによって螺着される。このとき、通柱91を挟んでもう一方も同じ様に切欠き14cに水平ブレース接合板5が貫通され、ボルトBによって水平ブレース接合板5と第1金物1が通柱91を挟んで螺着される。水平ブレース接合板5は梁92方向及び桁梁93方向にも柱91を挟んで螺着される。このようにして、本発明の補強部材は垂直補強リブ14を切り欠くことにより、水平ブレースに対応することができる。このとき第1金物1に嵌入される上被覆材3は、水平ブレースに対応する為切り欠きを設ける。
なお、上述の実施形態では横架材として梁92と桁梁93を用いて補強構造の接合を説明したが、接合部を形成する他の横架材として、建築物の骨組みで横に架け渡された胴差、桁などとも呼ばれる構造材も含まれる。また、上述の実施形態では柱として通柱91を用いて補強構造の接合を説明したが、横架材と接合部を形成する他の柱として、主要なる管柱などの構造材も含まれる。
1…第1金物
11…垂直板
11a…垂直板の表面
11b…垂直板の裏面
12…水平板
12a…水平板の表面
12b…水平板の裏面
13…水平補強リブ
14…垂直補強リブ
14c…垂直補強リブの切欠き
2…第2金物
21…第2金物の水平板
22…第2金物の垂直板
23…第2金物の補強板
3…上被覆材
4…下被覆材
5…水平ブレース接合板
51…取付部
52…フランジ
91…通柱
92…梁
92a…梁の下側の外表面
92b…梁の上側の外表面
93…桁梁
94…堅木スペーサー
95…束
100…補強部材
B…ボルト
C…コーチスクリュー

Claims (11)

  1. 柱の外表面と当接する表面を有する垂直板と、横架材の外表面と当接する表面を有する水平板でL字状に形成されている第1金物と、
    横架材の外表面と当接する面を有する第2金物と、
    を有する木材接合部の補強部材において、
    前記第1金物は、前記垂直板の裏面から前記水平板と平行に延在する水平補強リブと、前記垂直板の裏面および前記水平板の裏面から前記垂直板および前記水平板に垂直に延在する垂直補強リブを備え、
    前記第1金物の垂直板は柱に固着され、
    前記第1金物と前記第2金物は、横架材を挟んで貫通ボルトにより固着されることを特徴とする木材接合部の補強部材。
  2. 前記第2金物は柱の外表面と当接する面を備えて柱に固着されることを特徴とする請求項1に記載の木材接合部の補強部材。
  3. 前記水平補強リブと前記垂直補強リブは連結していることを特徴とする請求項1に記載の木材接合部の補強部材。
  4. 前記第1金物を覆う被覆材を備え、該被覆材は柱と横架材と前記第1金物に固着されることを特徴とする請求項1に記載の木材接合部の補強部材。
  5. 前記被覆材は木材からなることを特徴とする請求項4に記載の木材接合部の補強部材。
  6. 前記第1金物の下段に1以上の前記第1金物と前記被覆材を追加し、下段の前記第1金物はその上段の前記被覆材に固着されることを特徴とする請求項1に記載の木材接合部の補強部材。
  7. 柱の外表面と当接する表面を有する垂直板と、横架材の外表面と当接する表面を有する水平板でL字状に形成されている第1金物と、
    横架材の外表面と当接する面を有する第2金物と、
    を用いる木材の接合構造において、
    前記第1金物は、前記垂直板の裏面から前記水平板と平行に延在する水平補強リブと、前記垂直板の裏面および前記水平板の裏面から前記垂直板および前記水平板に垂直に延在する垂直補強リブを備え、
    前記第1金物の垂直板は柱に固着され、
    前記第1金物と前記第2金物は、横架材を挟んで貫通ボルトにより固着されることを特徴とする木材の接合構造。
  8. 前記第2金物が柱の外表面と当接する面を備えて柱に固着されることを特徴とする請求項7に記載の木材の接合構造。
  9. 前記第1金物を覆う被覆材を用い、該被覆材は柱と横架材と前記第1金物に固着されることを特徴とする請求項7に記載の木材の接合構造。
  10. 複数の前記第1金物と複数の前記第2金物とともに、複数の第3金物と複数の第4金物を更に用い、
    第1の前記横架材に前記貫通ボルトで固着された前記第1金物と前記第2金物は、前記柱を挟んで貫通ボルトにより前記第3金物と前記第4金物にそれぞれ固着され、
    前記第1の横架材の延在方向と直角方向に延在する第2の横架材においても、前記貫通ボルトで固着された前記第1金物と前記第2金物が、前記柱を挟んで貫通ボルトにより前記第3金物と前記第4金物にそれぞれ固着されていることを特徴とする請求項7に記載の木材の接合構造。
  11. 前記第3金物は前記第1金物と同一形状である、または前記第4金物は前記第2金物と同一形状である、または前記第2金物は前記第1金物と同一形状である、ことの少なくとも1つであることを特徴とする請求項10に記載の木材の接合構造。
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