JP3223746U - 建物の躯体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】基礎コンクリートと金属板の一体化、及び柱と垂木の一体化により、強度向上を図る建物の躯体構造を提供する。【解決手段】建物の躯体構造は、基礎コンクリート1に一方を設けるとともに長孔5(楕円形状として周面長さを確保する)を備える連結金具3と、連結金具の他方に穿設した連結用の孔6と、他方に設けた柱10と、柱の長孔と孔6に差渡した連結具と、柱と屋根を連結する金属製の補強板と、補強板を固定する止め具と、で構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、建物の躯体構造に関する。
従来、柱の連結構造として、特開2006−183338号公報に記載の発明が挙げられる。この発明は、両木材の対向端部にスリットと、スリットを横断する軸孔を形成し、軸孔に対応する固定孔を設けた連結金具をスリットに嵌入し,軸孔と固定孔にボルト又はピン等の固定具を挿入する構造の改良に関し、地震等により連結構造部分に過大な荷重が作用した場合,連結金具と木材が相互に動き、固定具が剪断されたり微動しつつ孔から脱落したりする問題の解消であり、連結金具は、柱と柱、柱と梁、柱と土台(両者間)のそれぞれを連結する連結構造であって、両者間の接合端面に設けたスリットに、連結金具の端辺を差込み、かつ固定具で緊締固止する構造である。しかしながら、従来の課題解決には成らず、かつ地震等の緊急時において、目的達成にはならないと考えられる。
また、連結金具(接合金具)に改良したものとして、特開平11−148175号公報の発明がある。即ち、第2接合部材と第1接合部材の組合せと、この第2接合部材と第1接合部材を受け入れる接合対向端部のスリットを複雑な形態とした構造であり、連結金具の強度向上と、接合対向端部の連結強度を図る。しかしながら、構造が複雑であり、かつコストが掛かると考えられる。
特開2006−183338号公報 特開平11−148175号公報
本考案は、従来の柱間の連結金具(接合金具)をさらに改良することにあって、基礎コンクリートと金属板の一体化、及び柱と垂木の一体化で、建物の躯体の強度向上を図る。即ち、本考案は、基礎コンクリートに一方を設けた長孔を備える連結金具の構造と、柱と屋根を連結する金属製の補強板と、を採用した建物の躯体構造である。
本考案は、基礎コンクリートと金属板の一体化、及び柱と垂木の一体化で、建物の躯体の強度向上を図るために、下記の構造を提案する。即ち、請求項1であって、「基礎コンクリートに一方を設けた長孔を備える連結金具と、連結金具の他方に穿設した連結用の孔と、他方に設けた柱と、柱の長孔と前記孔に差渡した連結具と、柱と垂木を連結する金属製の補強板と、補強板を固定する止め具と、でなる建物の躯体構造」である。
請求項1では、基礎コンクリートに一方を設けた長孔(楕円形状として周面長さを確保する)を備える連結金具と、この連結金具の他方に穿設した連結用の孔と、他方に設けた柱と、この柱の長孔と孔に差渡した連結具と、柱と屋根を連結する金属製の補強板と、この補強板を固定する止め具と、で構成した建物の躯体構造とする。
請求項2では、連結金具の、一方は、この連結金具の全長の2/3であり、また、他方は、全長の1/3であり、それぞれを、基礎コンクリートと、柱に、それぞれ設けることを特徴とする建物の躯体構造とする。
請求項3では、補強板は、柱と、垂木に添った形状で、ブーメラン形態であることを特徴とする建物の躯体構造とする。
請求項4では、長孔は、連結金具と、基礎コンクリートを繋ぎ止め、この連結金具と、この基礎コンクリートを強固に固定可能とする構成としたことを特徴とする建物の躯体構造とする。
請求項5では、基礎コンクリートの上辺に、口金を囲譲する構成としたことを特徴とする建物の躯体構造とする。
基礎コンクリートと柱の関係を説明する側面視した模式図 基礎コンクリートと柱の関係を説明する要部の模式図 図2−1の側面模式図 柱と屋根の関係を説明する側面視した模式図 柱と屋根の関係を説明する要部の模式図 図4の要部の拡大正面図 図4の要部の拡大側面図
先ず、図1〜図2−2を基に、基礎コンクリートと柱の関係を説明する。
1は基礎コンクリートで、その上辺1aに口金2を捲装するように囲繞する構造であり、所謂、基礎コンクリート1の破損防止である。そして、この基礎コンクリート1には、板状の連結金具3が埋設、又はいこみ成形で設けられており、この連結金具3の一方3aは、連結金具3の全長の略2/3とする。また、他方3bは、上辺1aの上に露出する。この他方3bは、全長の略1/3とする。
この連結金具3の一方3aには小判形の長孔5が設けられており、コンクリート100との繋ぎ止めを図り、基礎コンクリート1との一体化の強化を図る。即ち、長孔5の周面長さを利用し、その目的達成を図る。長孔5は、図示のように三列形態とする。また、他方3bには、三列形態の連結用孔6を有する。そして、他方3bには図示のように柱10が設けられるが、柱10のカット溝1000を差込み支持するとともに、連結具11を柱10の図示しない孔と、連結金具3の孔6に差入れて固定する。
尚、図中12は外壁(外板)であり、それぞれの柱10、10間に取付ける。
次に、図3〜図6を基に、柱10と屋根15、例えば、垂木(野地板、屋根材、又は梁等を含む)の関係を説明する。
20は金属製の補強板で、側面視してブーメラン形態をしており、柱10と屋根15(例えば、垂木)の間に止め具21を介して固定される。そして、図5の如く、合掌形態で設けられる。
一例では、柱10、及び/又は、梁1500と垂木1501に止め具16、17で取付ける。また、図示しないが、柱10等と垂木1501に止め具16、17で取付けることも有り得る。
そして、望ましくは、基礎コンクリート1と柱10に連結金具3を、柱10と屋根15
に補強板20を、それぞれ取付けることが、耐震構造として有効である。これらの取付け順序は、従来例に基づくが、限定されないことと、新築時に取付けることが理想であるが、限定されないこと、又は後付けでも可能であり(斫り、修理、その他の工事等である。その例も同じ)、何れの方法も可能できる。従って、地震国の我国には最適である。
以上は、本考案の一実施例である。この一実施例は、好ましい一例であり、前述した説明、添付した図面に限定されない。従って、考案の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造とか、同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本考案の範疇である。
1 基礎コンクリート
100 コンクリート
1a 上辺
2 口金
3 連結金具
3a 一方
3b 他方
5 長孔
6 孔
10 柱
1000 溝
11 連結具
12 外壁
15 屋根
1500 梁
1501 垂木
16 止め具
17 止め具
20 補強板
21 止め具

Claims (5)

  1. 基礎コンクリートに一方を設けた長孔を備える連結金具と、この連結金具の他方に穿設した連結用の孔と、前記他方に設けた柱と、この柱の長孔と前記孔に差渡した連結具と、前記柱と屋根を連結する金属製の補強板と、この補強板を固定する止め具と、で構成した建物の躯体構造。
  2. 前記連結金具の、前記一方は、この連結金具の全長の2/3であり、また、前記他方は、前記全長の1/3であり、それぞれを、前記基礎コンクリートと、前記柱に、それぞれ設けることを特徴とする請求項1に記載の建物の躯体構造。
  3. 前記補強板は、前記柱と、前記垂木に添った形状で、ブーメラン形態であることを特徴とする請求項1に記載の建物の躯体構造。
  4. 前記長孔は、前記連結金具と、前記基礎コンクリートを繋ぎ止め、この連結金具と、この基礎コンクリートを強固に固定可能とする構成としたことを特徴とする請求項1に記載の建物の躯体構造。
  5. 前記基礎コンクリートの上辺に、口金を囲譲する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の建物の躯体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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