JP2016168944A - 車両用シート構造、メインシート、補助シート - Google Patents
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Abstract
【課題】補助シートの利便性の向上を図りつつ、補助シートに対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることが可能な車両用シート構造、メインシート、補助シートを提供する。
【解決手段】後席シート1に対して、乗員側に向かって開口する複数の通風口16に連通し、送風機14により送風される送風空気が流通する主流通部15が設けられ、幼児シート2に対して、幼児側の表面に形成された空気の通風部をなす補助側通風部25に連通する補助側流通部24が設けられ、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、補助側流通部24が、複数の通風口16の少なくとも一部を介して主流通部15に連通する構造となっている。
【選択図】図5
【解決手段】後席シート1に対して、乗員側に向かって開口する複数の通風口16に連通し、送風機14により送風される送風空気が流通する主流通部15が設けられ、幼児シート2に対して、幼児側の表面に形成された空気の通風部をなす補助側通風部25に連通する補助側流通部24が設けられ、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、補助側流通部24が、複数の通風口16の少なくとも一部を介して主流通部15に連通する構造となっている。
【選択図】図5
Description
本発明は、メインシート上に補助シートを着脱可能な車両用シート構造、メインシート、および補助シートに関する。
従来、車両に搭乗した幼児に対して空調の快適性を与えることが可能な幼児用補助装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、幼児用補助装置である幼児シートに対して、幼児側に空気を送風する専用の空調機器を搭載する構造を採用している。
ところで、特許文献1の幼児シートは、当該幼児シートに着座する幼児に対して快適性を与えることが可能であるが、幼児が成長して幼児シートが不要となると、幼児シートに付加された空調機能を発揮させる機会が失われる。
また、車両の構造体に連結されるメインシートに対して空調機器が設けられている場合には、幼児シートの設置に伴ってメインシートに付加された空調機能を発揮させる機会が失われる。
このように、幼児シートに対して専用の空調機器を搭載することは、一見有用であるとも考えられるが、長期的な観点や、他の空調機器との関係で無駄となる要素が多いといった課題がある。
さらに、幼児シートに対して専用の空調機器を設置すると、幼児シートの重量が増加してユーザによるメインシートへの着脱作業の負担が増加してすることから、利便性に欠けるといった課題もある。
本発明は上記点に鑑みて、補助シートの利便性の向上を図りつつ、補助シートに対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることが可能な車両用シート構造、メインシート、および補助シートを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、乗員側に向かって開口する複数のメイン開口部(16)が形成されたメインシート(1)と、メインシート上に着脱可能に構成され、乗員側の表面に空気の通風部をなす補助側通風部(25)が形成された補助シート(2)と、を備える車両用シート構造に関する。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、メインシートは、複数のメイン開口部に連通すると共に、送風機(14、120)により送風される送風空気が流通する主流通部(15)が設けられており、補助シートは、補助側通風部に連通する補助側流通部(24)が設けられており、補助側流通部は、メインシート上に補助シートを取り付けた際に、複数のメイン開口部のうち、少なくとも一部のメイン開口部(161、162)を介して主流通部に連通することを特徴としている。
請求項14に係る発明は、乗員側の表面に空気の通風部をなす補助側通風部(25)が形成されると共に、補助側通風部に連通する補助側流通部(24)が設けられた補助シート(2)を着脱可能なメインシートを対象としている。
上記目的を達成するため、請求項14に係る発明は、乗員側に向かって開口する複数のメイン開口部(16)と、複数のメイン開口部に連通すると共に、送風機(14、120)により送風される送風空気が流通する主流通部(15)と、を備え、主流通部は、補助シートが取り付けられた際に、複数のメイン開口部のうち、少なくとも一部のメイン開口部(161、162)を介して補助側流通部に連通することを特徴としている。
請求項15に係る発明は、乗員側に向かって開口する複数のメイン開口部(16)が形成されると共に、複数のメイン開口部に連通すると共に、送風機(14、120)により送風される送風空気が流通する主流通部(15)が設けられたメインシート(1)上に着脱可能に構成された補助シートを対象としている。
上記目的を達成するため、請求項15に係る発明は、乗員側の表面に形成されて空気の通風部をなす補助側通風部(25)と、補助側通風部に連通する補助側流通部(24)と、を備え、補助側流通部は、メインシート上に取り付けた際に、複数のメイン開口部のうち、少なくとも一部のメイン開口部(161、162)を介して主流通部に連通することを特徴としている。
これらによれば、メインシート上に補助シートを取り付けた際に、メインシート側を流れる空気が、補助シート側に流通するので、補助シートに対して専用の空調機器を搭載する従来技術に比べて、補助シートの軽量化を図ることができる。これにより、ユーザによる補助シートの着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
加えて、メインシート側を流れる空気を補助シート側に流通させる構造とすれば、補助シートに対して専用の空調機器を搭載する従来技術に比べて、補助シートの簡素化を図ることができる。このため、補助シートに対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることができる。
従って、補助シートの利便性の向上を図りつつ、補助シートに対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、各実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。
(第1実施形態)
本実施形態に係る車両シート構造、メインシート、および補助シートについて、図1〜図5を用いて説明する。各図面に示す各矢印は、車両搭載時における前後方向、左右方向、および上下方向を示している。このことは、以降の図面においても同様である。
本実施形態に係る車両シート構造、メインシート、および補助シートについて、図1〜図5を用いて説明する。各図面に示す各矢印は、車両搭載時における前後方向、左右方向、および上下方向を示している。このことは、以降の図面においても同様である。
図1、図2に示すように、本実施形態の車両シート構造は、補助シートとして幼児が着座する幼児シート2を車両の構造体1aに固定されたメインシートを構成する後席シート1に着脱可能な構造となっている。図1では、後席シート1の左側に幼児シート2を搭載する例を示しているが、後席シート1の右側や中央部に幼児シート2を搭載するようにしてもよい。
まず、メインシートである後席シート1の構成について説明する。本実施形態の後席シート1は、図1、図2に示すように、左右の座席が一体となったベンチタイプで形成されている。なお、後席シート1は、左右の座席が独立した独立タイプで形成されていてもよい。
後席シート1には、乗員の座席毎にシートベルト10が設けられている。シートベルト10は、伸び縮みする脱着ベルト10a、脱着ベルト10aを接続するベルト接続部10bを有している。脱着ベルト10a、およびベルト接続部10bは、ボルト等の締結部材によって車両の構造体1aに連結されている。
また、後席シート1には、図2に示すように、後述するシートバック11とシートクッション12との間に形成される隙間に、幼児シート2に設けられたコネクタ2aを連結する一対の取付受部1bが配設されている。各取付受部1bは、車両の構造体1aに固定されている。
後席シート1は、乗員の上半身側を支持するシートバック11、乗員の下半身側を支持するシートクッション12、シートバック11およびシートクッション12の外部に配置された外部ダクト13を有している。シートバック11およびシートクッション12は、それぞれ車両の構造体1aに直接固定されている。
本実施形態のシートバック11、およびシートクッション12それぞれは、ウレタンフォーム等の発砲材料で形成されたパッドの表面を表皮部材で覆ったものである。本実施形態のシートバック11およびシートクッション12は、図3に示すように、別体で構成されている。
シートバック11およびシートクッション12との間の隙間には、空気流を発生させる送風機14が配設されている。本実施形態の送風機14は、送風ケース141、送風ケース141に収容されたファン142で構成されている。
送風ケース141には、シートバック11における背面をなす車両の構造体1a側の表面に空気の吸込口141aが形成されている。また、送風ケース141には、吸込口141aの反対側に空気の吐出口141bが形成されている。ファン142は、図示しない電動モータにより駆動される軸流式のファンで構成されている。なお、ファン142は、遠心式のファンや、斜流式のファンで構成されていてもよい。
後席シート1には、送風機14により送風される送風空気を流通させる主流通部15が設けられている。本実施形態の主流通部15は、後席シート1の内部に形成された内部流路151、および外部ダクト13の内部空間である外部流路152で構成されている。内部流路151および外部流路152は、送風機14の吐出口141b(送風機14との接続部)に近接した位置で分岐している。
本実施形態の内部流路151は、主流通部15における内部メイン流路を構成している。本実施形態の内部流路151は、シートバック11の内部に形成されている。本実施形態の内部流路151は、下端側が送風機14の吐出口141bに連通すると共に上下方向に延びる流路151aと、当該流路151aに連通する前後方向に延びる流路151bとを組み合わせた流路構造となっている。内部流路151は、後述する複数の通風口16の一部に連通している。
外部ダクト13は、シートバック11とシートクッション12との間の隙間に配置されており、直線状に延びる樹脂製の筒状部材で構成されている。外部ダクト13は、その内部空間が外部流路152となっている。
外部流路152は、主流通部15における外部メイン流路を構成している。外部流路152は、送風機14の吐出口141bに近接した位置で内部流路151から分岐している。外部ダクト13は、その一端側が内部流路151と外部流路152との分岐部153に接続され、他端側が複数の通風口16の一部に連通している。
また、後席シート1には、乗員側に向かって開口するメイン開口部として、複数の通風口16が開口している。本実施形態の通風口16は、内部流路151に連通する複数の内部通風口161、および外部流路152に連通する外部通風口162で構成されている。
本実施形態の内部通風口161は、後席シート1におけるシートバック11の乗員側の表面に開口している。内部通風口161は、送風機14からの送風空気を乗員側に向かって吹き出す吹出口を構成している。
本実施形態の外部通風口162は、外部ダクト13の一端部を構成している。外部通風口162は、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後述する補助側開口部26に対向して幼児シート2の補助側流通部24に連通させる開口部である。なお、本実施形態では、複数の通風口16のうち、外部通風口162が補助側開口部26に対向する接続用開口部を構成する。また、複数の通風口16のうち、外部通風口162以外の通風口である内部通風口161が、補助側開口部26に対向しない非接続用開口部を構成している。
外部通風口162には、後席シート1上から幼児シート2を取り外した際に、外部通風口162を閉塞するキャップ17が取り付け可能となっている。キャップ17は、外部通風口162を閉塞する閉塞部材である。
また、本実施形態の後席シート1には、内部流路151と外部流路152との分岐部153に、流路切替部として開閉ドア18が設けられている。
開閉ドア18は、送風空気の流通経路を、送風空気が主流通部15の内部流路151を流通する流通経路と、送風空気が主流通部15の外部流路152を介して後述する幼児シート2の補助側流通部24に流通する流通経路とに切り替え可能に構成されている。
開閉ドア18は、後席シート1から幼児シート2を取り外した際に、外部流路152を閉鎖して、外部流路152における送風空気の流通を遮断するように構成されている。また、開閉ドア18は、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、内部流路151の空気流れ上流側を閉鎖して、主流通部15の内部流路151における送風空気の流通を遮断するように構成されている。
本実施形態の開閉ドア18は、基本的には、外部流路152を閉鎖する位置(図3の実線位置)が維持されるように図示しない付勢部材によって付勢されている。開閉ドア18は、外部通風口162から送風機14の吐出口141b側に向かう方向に押圧力が作用した際に、外部流路152を開放し、内部流路151の空気流れ上流側を閉鎖する位置(図3の破線位置)に変位するように構成されている。
具体的には、開閉ドア18は、図5に示すように、後述する幼児シート2の突出部27を外部通風口162に挿入して押し込んだ際に、当該突出部27によって押されることで、外部流路152を開放すると共に、内部流路151の空気流れ上流側を閉鎖する。
続いて、幼児シート2の構成について説明する。図1に示すように、幼児シート2は、幼児の上半身側を支持するアッパーシート部21、幼児の下半身側を支持するロアシート部22、および幼児を側方(車両左右方向)から支持する一対のアーム部23を有する。本実施形態のアッパーシート部21、ロアシート部22、一対のアーム部23それぞれは、ウレタンフォーム等の発砲材料で形成されたパッドの表面をシートカバーで覆ったものである。
また、幼児シート2には、後席シート1に設けられた一対の取付受部1bに連結可能な一対のコネクタ2aが設けられている。各コネクタ2aは、幼児シート2を後席シート1上に取り付けた際に、幼児シート2における後席シート1の各取付受部1bに対応する部位から突出するように構成されている。
本実施形態では、後席シート1に配設された各取付受部1bと幼児シート2の各コネクタ2aによって、幼児シート2を後席シート1に着脱自在に連結可能となっている。本実施形態では、各取付受部1bおよび各コネクタ2aが幼児シート2を後席シート1に連結する連結部材を構成する。
幼児シート2の内部には、図4、図5に示すように、送風空気を流通させる補助側流通部24が設けられている。本実施形態の補助側流通部24は、アッパーシート部21の内部に形成された補助側内部流路241で構成されている。本実施形態の補助側内部流路241は、下端側が後述する補助側開口部26に連通すると共に上下方向に延びる流路241aと、当該流路241aに連通する前後方向に延びる流路241bとを組み合わせた流路構造となっている。
幼児シート2には、乗員である幼児側の表面に空気の通風部をなす補助側通風部25が形成されている。本実施形態の補助側通風部25は、アッパーシート部21における乗員である幼児側の表面に開口すると共に、補助側流通部24に連通する複数の補助側通風口251で構成されている。各補助側通風口251は、乗員である幼児側に向かって空気を吹き出す吹出口を構成している。
また、幼児シート2には、その背面の下端部に、幼児シート2における補助側流通部24を後席シート1における主流通部15に連通させるための補助側開口部26が形成されている。補助側開口部26は、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に後席シート1の複数の通風口16の一部に対向する部位に開口している。具体的には、本実施形態の補助側開口部26は、幼児シート2における後席シート1の外部通風口162に対向する部位に開口している。
本実施形態の幼児シート2は、各コネクタ2aを各取付受部1bに連結して後席シート1上に取り付けた際に、補助側開口部26の位置が、接続用開口部である外部通風口162に対向するように位置決めされる構成となっている。つまり、本実施形態の幼児シート2には、各コネクタ2aを各取付受部1bに連結して後席シート1上に取り付けた際に、幼児シート2における外部通風口162に対向する部位に補助側開口部26が形成されている。
本実施形態の補助側開口部26には、幼児シート2の背面外側に向かって直線状に突出する突出部27が設けられている。突出部27は、その内部に空気が流通可能な樹脂製の筒状部材で構成されている。
突出部27は、外部ダクト13の内側形状に対応する外側形状を有しており、外部通風口162を構成する部位である外部ダクト13に挿入可能に構成されている。
本実施形態の突出部27は、外部通風口162に挿入して押し込んだ際に、その先端部の位置が開閉ドア18の配設位置である分岐部153まで到達するように、突出方向の長さが設定されている。これにより、突出部27を外部通風口162に挿入して押し込んだ際に、開閉ドア18に対して吐出口141b側に向かう方向に押圧力が作用して、開閉ドア18を内部流路151の空気流れ上流側を閉塞する位置に変位する。
このように、本実施形態の突出部27は、幼児シート2を後席シート1上に取り付けた際に、開閉ドア18を内部流路151の空気流れ上流側を閉塞する位置に変位させる部材として機能する。なお、本実施形態の幼児シート2は、突出部27を外部通風口162に挿入して押し込んだ際に、幼児シート2の各コネクタ2aが各取付受部1bに連結される構成となっている。
ここで、本実施形態の幼児シート2は、後席シート1上に取り付けた際に、アッパーシート部21の背面の一部がシートバック11に接触し、ロアシート部22の底面がシートクッション12に接触するように構成されている。
本実施形態の幼児シート2は、後席シート1の表面側に形成された複数の内部通風口161の少なくとも一部が幼児シート2の背面側の部位によって閉塞されるように、後席シート1上に取り付けられる。換言すれば、本実施形態では、複数の内部通風口161の少なくとも一部が、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、幼児シート2の背面側の部位により閉塞されるようになっている。
以上が本実施形態に係る車両用シート構造、メインシート、および補助シートの構成に関する説明である。以下、上述の構成を備える車両用シート構造における空調作動を説明する。
まず、後席シート1から幼児シート2を取り外した際の空調作動について説明する。幼児シート2が後席シート1上から取り外された際には、図3に示すように、開閉ドア18により、内部流路151における空気流れ上流側が開放されると共に外部流路152が閉鎖される。さらに、キャップ17により外部通風口162が閉塞される。
この状態で、図示しない制御装置からの指示信号により送風機14が作動すると、送風機14から送風された送風空気は、主流通部15の内部流路151を流通する。そして、内部流路151を流通する送風空気が、複数の内部通風口161を介して後席シート1に着座した乗員に向けて吹き出される。これにより、後席シート1に着座した乗員に対して快適性が付与される。
続いて、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際の空調作動について説明する。後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際には、図5に示すように、開閉ドア18により、内部流路151における空気流れ上流側が閉鎖されると共に外部流路152が開放される。
この状態で、図示しない制御装置からの指示信号により送風機14が作動すると、送風機14から送風された送風空気は、主流通部15の外部流路152を流通する。そして、外部流路152を流通する送風空気が、外部通風口162および補助側開口部26を介して補助側流通部24を流通する。そして、外部流路152を流通する送風空気が、補助側通風口251から幼児シート2の幼児に向けて吹き出される。これにより、幼児シート2に着座した幼児に対して快適性が付与される。
以上説明した本実施形態の車両用シート構造は、補助シートである幼児シート2に対して、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後席シート1に設けられた主流通部15を流れる送風空気を流通させる補助側流通部24を設ける構造となっている。
これによれば、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後席シート1側を流れる空気が、幼児シート2側に流通するので、幼児シート2に対して専用の空調機器を搭載する必要がない。このため、本実施形態の車両用シート構造によれば、幼児シート2に対して専用の空調機器を搭載する構造に比べて、幼児シート2の軽量化を図ることができる。この結果、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
加えて、本実施形態の如く、後席シート1側を流れる空気を幼児シート2側に流通させる構造とすれば、幼児シート2に対して専用の空調機器を搭載する構造に比べて、幼児シート2の簡素化を図ることができる。このため、幼児シート2に対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることができる。
従って、本実施形態の車両用シート構造、メインシート、および補助シートによれば、幼児シート2の利便性の向上を図りつつ、幼児シート2に対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることが可能となる。
ここで、シートバック11やシートクッション12の内部に形成する内部流路151は、前後方向の厚みや車両の構造体1aとの関係等によって送風空気の流路設計の制約があると、送風空気の流路を大きくすることが難しくなってしまう。
これに対して、シートバック11やシートクッション12の外側に配置された外部ダクト13は、その内部空間である外部流路152が、内部流路151に比べて設計上の制約を受け難い。
この点を鑑みて、本実施形態の車両用シート構造では、外部ダクト13の内部空間である外部流路152を介して、幼児シート2の補助側流通部24を後席シート1の主流通部15に連通させる構造としている。
これによれば、幼児シート2の補助側流通部24に連通する後席シート1側の送風空気の流路を大きくすることができるので、幼児シート2の補助側流通部24を流通する送風空気の流量を充分に確保することが可能となる。
また、本実施形態では、乗員の座り心地に影響が少なく、且つ、視覚的にも目立たないシートバック11とシートクッション12との間の隙間に外部ダクト13を配置している。これによれば、外部ダクト13が乗員の座り心地や、後席シート1の意匠性に影響してしまうことを抑制できる。
ここで、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後席シート1に形成された複数の通風口16が車室内に連通していると、当該通風口16を介して車室内と主流通部15が直接連通し、幼児シート2を流通する送風空気の流量が減少してしまう。
この点を鑑み、本実施形態では、主流通部15の内部流路151と外部流路152との分岐部153に、内部流路151と外部流路152とを選択的に開閉する開閉ドア18を設けている。さらに、本実施形態では、後席シート1上に取り付けた際に、開閉ドア18により、主流通部15の内部流路151を閉鎖し、外部流路152を開放する構造となっている。
これによれば、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後席シート1に形成された複数の通風口16からの送風空気が漏れないので、幼児シート2を流通する送風空気の流量を充分に確保することができる。
特に、本実施形態では、幼児シート2の補助側開口部26に幼児シート2の外側に向かって延びる突出部27を設け、当該突出部27を開閉ドア18の開閉を行う部材として機能させている。これによれば、開閉ドア18を開閉するアクチュエータ等の専用部品の追加を抑えることができるので、車両シート構造を簡素な構成で実現することができる。
また、本実施形態の如く、後席シート1の各取付受部1bに幼児シート2の各コネクタ2aを連結した際に、補助側開口部26の位置が、外部通風口162に対向するように位置決めされる構造を採用することが望ましい。これによれば、後席シート1の各取付受部1bに幼児シート2の各コネクタ2aを連結した後に、補助側開口部26と外部通風口162との位置合わせが不要となり、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減可能となるからである。
ここで、本実施形態では、分岐部153の位置を送風機14の吐出口141bに近接する位置、すなわち、シートバック11における前後方向の中央部付近に設ける例について説明したが、これに限定されない。例えば、分岐部153の位置を送風機14の吐出口141bよりも乗員側の表面に近い位置に設けることが望ましい。これによれば、幼児シート2の突出部27の長さを短くすることができ、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を抑えることができる。なお、本実施形態では、突出部27として筒状部材を採用する例について説明したが、これに限定されない。本実施形態の突出部27は、少なくとも開閉ドア18を開閉可能であればよく、例えば、棒状の部材や板状の部材で構成してもよい。
以下、第1実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、第1実施形態以降の各実施形態において、原理的に可能な範囲で適用可能である。
(幼児シートの第1変形例)
補助シートを構成する幼児シート2は、図6に示すように、アッパーシート部21、およびロアシート部22の双方に、補助側流通部24および補助側通風部25を設けるようにしてもよい。これによれば、幼児の上半身側だけでなく下半身側にも空気を吹き出すことで、幼児に対して快適性を与えることができる。
(幼児シートの第2変形例)
補助シートを構成する幼児シート2は、図7に示すように、アッパーシート部21、およびロアシート部22のうち、ロアシート部22に補助側流通部24や補助側通風部25を設けるようにしてもよい。これによれば、幼児の下半身側に空気を吹き出すことで、幼児に対して快適性を与えることができる。
(幼児シートの第3変形例)
補助シートを構成する幼児シート2は、図8に示すように、補助側流通部24を通気性のある通気部材242で構成してもよい。この場合、通気部材242における幼児側の表面部位252が補助側通風部25を構成することになる。
(後席シートの第1変形例)
メインシートを構成する後席シート1は、図9に示すように、シートバック11およびシートクッション12の双方に、主流通部15の内部流路151、および内部通風口161を形成するようにしてもよい。
(後席シートの第2変形例)
メインシートを構成する後席シート1は、図10に示すように、シートクッション12に対して、主流通部15の内部流路151、および内部通風口161を形成するようにしてもよい。
(幼児シートの第1変形例)
補助シートを構成する幼児シート2は、図6に示すように、アッパーシート部21、およびロアシート部22の双方に、補助側流通部24および補助側通風部25を設けるようにしてもよい。これによれば、幼児の上半身側だけでなく下半身側にも空気を吹き出すことで、幼児に対して快適性を与えることができる。
(幼児シートの第2変形例)
補助シートを構成する幼児シート2は、図7に示すように、アッパーシート部21、およびロアシート部22のうち、ロアシート部22に補助側流通部24や補助側通風部25を設けるようにしてもよい。これによれば、幼児の下半身側に空気を吹き出すことで、幼児に対して快適性を与えることができる。
(幼児シートの第3変形例)
補助シートを構成する幼児シート2は、図8に示すように、補助側流通部24を通気性のある通気部材242で構成してもよい。この場合、通気部材242における幼児側の表面部位252が補助側通風部25を構成することになる。
(後席シートの第1変形例)
メインシートを構成する後席シート1は、図9に示すように、シートバック11およびシートクッション12の双方に、主流通部15の内部流路151、および内部通風口161を形成するようにしてもよい。
(後席シートの第2変形例)
メインシートを構成する後席シート1は、図10に示すように、シートクッション12に対して、主流通部15の内部流路151、および内部通風口161を形成するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、開閉ドア18を廃している点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、開閉ドア18を廃している点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の車両シート構造は、図11に示すように、開閉ドア18ではなく、突出部27によって、後席シート1における送風空気の流通経路を切り替える構成としている。本実施形態では、突出部27が流路切替部を構成している。
本実施形態の突出部27は、外部ダクト13に挿入して押し込んだ際に、その側面により、後席シート1の内部流路151の空気流れ上流側を閉塞するように構成されている。具体的には、突出部27は、外部ダクト13に挿入して押し込んだ際に、その先端部の位置が送風機14の吐出口141bまで到達するように、突出方向の長さが設定されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様に、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態の構成によれば、突出部27を流路切替部として機能させているので、開閉ドア18のような専用部品の追加を抑えることができる。つまり、幼児シート2に対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、開閉ドア18を廃している点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、開閉ドア18を廃している点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の車両シート構造は、図12に示すように、後席シート1における送風空気の流通経路を切り替える専用部品である開閉ドア18や突出部27を省略している。
このような構成とすれば、専用部品の追加を抑えることができる点で有利となるが、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、内部通風口161から送風空気が漏れて、幼児シート2を流通する送風空気の流量が減少してしまうことが懸念される。
そこで、本実施形態では、幼児シート2の補助側流通部24を、後席シート1の主流通部15の内部流路151に比べて、送風空気の流通抵抗を小さくなるように構成している。具体的には、本実施形態では、補助側流通部24における送風空気の流通経路の断面積を、主流通部15の内部流路151における送風空気の流通経路の断面積に比べて大きくなるように構成している。
これによれば、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、通風口から送風空気が漏れてしまう量を抑えることができるので、幼児シート2を流通する送風空気の流量を充分に確保することが可能となる。
また、後席シート1から幼児シート2を取り外した際に、例えば、外部通風口162をキャップ17により閉塞するようにしてもよい。この場合、キャップ17が流路切替部を構成する。
また、後席シート1から幼児シート2を取り外した際に、外部通風口162が開放された状態に維持し、外部通風口162を送風空気の吹出口(通風部)として機能させてもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、後席シート1における外部通風口162を構成する部位に幼児シート2の突出部27を嵌合させることで、後席シート1の幼児シート2を後席シート1に連結する点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、後席シート1における外部通風口162を構成する部位に幼児シート2の突出部27を嵌合させることで、後席シート1の幼児シート2を後席シート1に連結する点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の車両用シート構造については、図13、図14を用いて説明する。本実施形態の車両用シート構造は、突出部27が、外部通風口162を構成する部位である外部ダクト13に嵌合可能に構成されている。
具体的には、突出部27には、その外周側に、外部ダクト13の内部に形成された溝部131に嵌合する突起271が形成されている。突出部27は、外部ダクト13の内部に挿入して押し込む際に、突起271が外部ダクト13の溝部131に嵌り込むことで、外部通風口162を構成する部位に嵌合可能となっている。
また、本実施形態の突出部27には、外部ダクト13との嵌合状態を強化するために、その周囲に突出部27よりも剛性の高い第1補強部材272が設けられている。また、外部ダクト13には、突出部27との嵌合状態を強化するために、その周囲に外部ダクト13よりも剛性の高い第2補強部材132が設けられている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様に、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態の構成では、幼児シート2の突出部27、および後席シート1における外部通風口162を構成する部位を、幼児シート2を後席シート1に連結する連結部材としても機能する。このため、後席シート1の一対の取付受部1bや幼児シート2の一対のコネクタ2aといった専用の連結部材を省略することができるので、車両用シート構造の簡素化を図ることが可能となる。
ここで、本実施形態の如く、突出部27および外部ダクト13それぞれを第1、第2補強部材272、132で補強することが望ましいが、各補強部材272、132は必須の構成要素ではない。例えば、突出部27および外部ダクト13をその周囲よりも剛性の高い材料(例えば、金属)で構成した場合には、各補強部材272、132を省略してもよい。
また、本実施形態では、外部通風口162を構成する外部ダクト13の内部に形成された溝部131に突出部27に設けた突起271を嵌合させる例について説明したが、これに限定されない。例えば、外部通風口162を構成する外部ダクト13の内部に突起(図示略)を設け、突出部27に形成した溝部(図示略)に嵌合させるようにしてもよい。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
次に、第5実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態では、図15に示すように、後席シート1に対して、車室内の温度を調整する室内空調ユニット100の吹出ダクト110を接続している。
室内空調ユニット100は、車室内に吹き出す空気の流れを発生させる空調用送風機120、車室内へ吹き出す空気を冷却する冷却器(図示略)、および車室内へ吹き出す空気を加熱する加熱器(図示略)をユニット化した装置である。
本実施形態の車両用シート構造は、送風機14の吸込口141aに室内空調ユニット100の吹出ダクト110を接続している。つまり、本実施形態では、室内空調ユニット100にて温度調整された空気を、送風機14により後席シート1の主流通部15に導入する構成としている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様に、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態の構成によれば、室内空調ユニット100にて温度調整された空気が後席シート1の主流通部15に導入されるので、後席シート1に着座する乗員や、幼児シート2に着座する幼児の快適性の向上を図ることができる。
ここで、本実施形態の如く、室内空調ユニット100の吹出ダクト110に後席シート1に接続する構造では、空調用送風機120で発生した空気流が後席シート1の主流通部15に流通する。このため、図16に示すように、後席シート1の送風機14を省略してもよい。このような構成にすることで、車両用シート構造の簡素化を図ることができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。本実施形態では、後席シート1に形成された内部通風口161を介して、幼児シート2の補助側流通部24を後席シート1の内部に形成された主流通部15に連通させる点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
次に、第6実施形態について説明する。本実施形態では、後席シート1に形成された内部通風口161を介して、幼児シート2の補助側流通部24を後席シート1の内部に形成された主流通部15に連通させる点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の後席シート1は、図17に示すように、シートバック11、およびシートクッション12を有して構成されており、外部ダクト13が設けられていない構成となっている。
本実施形態の後席シート1には、主流通部15として、シートバック11の内部に内部流路151が形成されている。また、本実施形態の後席シート1には、シートバック11の乗員側の表面に、メイン開口部として内部流路151に連通する内部通風口161が複数開口している。
本実施形態では、複数の内部通風口161の一部が、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、幼児シート2の補助側開口部26に対向して幼児シート2の補助側流通部24に連通するようになっている。具体的には、本実施形態では、複数の内部通風口161のうち、シートバック11の下方に開口する下方側通風口161aが幼児シート2の補助側開口部26に対向するようになっている。
本実施形態の下方側通風口161aには、開閉ドア18が設けられている。本実施形態の開閉ドア18は、基本的には、図示しない付勢部材によって、下方側通風口161aを閉鎖する位置(図17の実線位置)に設定される構成となっている。開閉ドア18は、内側に向かう方向の押圧力が作用した際に、下方側通風口161aを開放する位置(図17の破線位置)に設定される構成となっている。
続いて、本実施形態の幼児シート2には、図18に示すように、背面の下端部に補助側流通部24を主流通部15に連通させるための補助側開口部26が開口している。本実施形態の補助側開口部26は、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に後席シート1の下方側通風口161aに対向する部位に開口している。
本実施形態の補助側開口部26に設けられた突出部27は、下方側通風口161aの内側形状に対応する外側形状を有しており、下方側通風口161aの内部に挿入可能に構成されている。
本実施形態の突出部27は、図19に示すように、下方側通風口161aに挿入した際に、開閉ドア18に接触する。これにより、開閉ドア18が下方側通風口161aを開放する位置に変位する。この際、補助側流通部24は、下方側通風口161aを介して後席シート1の主流通部15に連通する。
このように、本実施形態の構成では、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、突出部27により開閉ドア18が下方側通風口161aを開放する位置に変位することで、補助側流通部24が下方側通風口161aを介して主流通部15に連通する。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様に、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態では、乗員側の表面に開口する下方側通風口161aを利用して、補助側流通部24を主流通部15に連通させる構造としている。これによれば、第1実施形態の外部ダクト13が不要となることから、幼児シート2に対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることができる。
ここで、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後席シート1に形成された複数の通風口16が車室内に連通していると、当該通風口16を介して車室内と主流通部15が直接連通し、幼児シート2を流通する送風空気の流量が減少してしまう。
本実施形態では、図19に示すように、後席シート1に形成された複数の通風口16(内部通風口161)の少なくとも一部が、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、幼児シート2の背面側の部位により閉塞されるようになっている。
これによれば、後席シート1上に幼児シート2を取り付けた際に、後席シート1に形成された複数の通風口16から車室内へ空気が漏れることを抑えることができるので、幼児シート2を流通する送風空気の流量が充分に確保することができる。
本実施形態では、主流通部15をシートバック11に設ける例について説明したが、これに限定されず、例えば、主流通部15は、シートクッション12に形成されていてもよいし、シートバック11およびシートクッション12の双方に形成されていてもよい。
また、本実施形態では、下方側通風口161aを開閉ドア18により開閉する例について説明したが、これに限定されず、例えば、下方側通風口161aをキャップ17により閉塞するようにしてもよい。この場合、キャップ17が流路切替部を構成する。
また、後席シート1から幼児シート2を取り外した際に、下方側通風口161aが開放された状態に維持し、下方側通風口161aを送風空気の吹出口(通風部)として機能させてもよい。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について説明する。本実施形態では、開閉ドア18を廃している点が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
次に、第7実施形態について説明する。本実施形態では、開閉ドア18を廃している点が第6実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の幼児シート2は、図20に示すように、補助側流通部24を幼児シート2の表裏を貫通する貫通穴241cで構成している。この貫通穴241cは、幼児シート2における後席シート1に形成された複数の通風口16に対向する部位に形成されている。なお、本実施形態では、各貫通穴241cにおける乗員である幼児側の表面が補助側通風部25を構成し、各貫通穴241cにおける背面側が補助側開口部26を構成している。
その他の構成は、第6実施形態と同様である。本実施形態の構成によっても、第6実施形態と同様に、ユーザによる幼児シート2の着脱に伴う負担を低減して、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態では、補助側流通部24を幼児シート2の表裏を貫通する貫通穴241cで構成し、当該貫通穴241cを後席シート1の複数の通風口16を介して主流通部15に連通させる構成としている。これによれば、第6実施形態の開閉ドア18が不要となることから、幼児シート2に対する空調機能の付加に伴う無駄を抑えることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、幼児シート2を補助シートとして後席シート1に着脱する車両用シート構造について説明したが、補助シートは、幼児シート2に限定されない。例えば、学童用や成人用に設計された保護用シート、車両の内装の意匠を変更するためのカバーシート等を補助シートとして採用してもよい。また、乗員の下半身側だけを支持するシートや、乗員の上半身側だけを支持するシートを補助シートとして採用してもよい。なお、補助シートを取り付けるメインシートは、後席シート1に限定されないことはいうまでもない。
(2)上述の各実施形態では、後席シート1や幼児シート2から乗員側へ空気を吹き出す車両用シート構造について説明したが、これに限らず、例えば、乗員側から後席シート1や幼児シート2へ空気を吸い込む構成としてもよい。
(3)上述の各実施形態では、幼児シート2の各コネクタ2aを後席シート1の各取付受部1bにより、後席シート1上に幼児シート2を取り付ける例について説明したが、これに限定されない。例えば、シートベルト10により後席シート1上に幼児シート2を取り付けるようにしてもよい。
(4)上述の第1実施形態で説明したように、外部ダクト13はシートバック11とシートクッション12との間の隙間に配置することが望ましいが、これに限定されず、シートバック11の上部等に配置するようにしてもよい。このことは、送風機14についても同様である。
(5)上述の第1実施形態の如く、開閉ドア18を幼児シート2に設けた突出部27の挿入の有無により開閉する構成を採用することが望ましいが、これに限らず、開閉ドア18をアクチュエータで開閉する開閉弁で構成としてもよい。
(6)上述の各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、各実施形態は、原理的に可能な範囲で適宜組み合わせることができる。
(7)上述の各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
(8)上述の各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
1 後席シート(メインシート)
15 主流通部
16 通風口(メイン開口部)
2 幼児シート(補助シート)
24 補助側流通部
25 補助側通風部
15 主流通部
16 通風口(メイン開口部)
2 幼児シート(補助シート)
24 補助側流通部
25 補助側通風部
Claims (15)
- 乗員側に向かって開口する複数のメイン開口部(16)が形成されたメインシート(1)と、
前記メインシート上に着脱可能に構成され、乗員側の表面に空気の通風部をなす補助側通風部(25)が形成された補助シート(2)と、を備え、
前記メインシートは、前記複数のメイン開口部に連通すると共に、送風機(14、120)により送風される送風空気が流通する主流通部(15)が設けられており、
前記補助シートは、前記補助側通風部に連通する補助側流通部(24)が設けられており、
前記補助側流通部は、前記メインシート上に前記補助シートを取り付けた際に、前記複数のメイン開口部のうち、少なくとも一部のメイン開口部(161、162)を介して前記主流通部に連通することを特徴とする車両用シート構造。 - 前記補助シートには、前記メインシート上に前記補助シートを取り付けた際に前記複数のメイン開口部の少なくとも一部に対向する部位に、前記補助側流通部に連通する補助側開口部(26)が開口しており、
前記補助側流通部は、前記メインシート上に前記補助シートを取り付けた際に、前記メイン開口部および前記補助側開口部を介して前記主流通部に連通することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート構造。 - 前記メインシートおよび前記補助シートの少なくとも一方には、前記送風空気の流通経路を、前記送風空気が前記主流通部を流通する流通経路、および前記送風空気が前記主流通部を介して前記補助側流通部を流通する流通経路に切り替える流路切替部(17、18、27)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート構造。
- 前記流路切替部は、前記送風空気が前記主流通部を介して前記補助側流通部を流通する流通経路を開閉する開閉ドア(18)で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート構造。
- 前記補助側開口部には、前記補助シートの外側に向かって突出する突出部(27)が設けられており、
前記突出部は、前記複数のメイン開口部のうち、前記補助側開口部に対向する接続用開口部(161c、162)に挿入可能に構成されており、
前記開閉ドアは、前記突出部を前記接続用開口部へ挿入した際に、前記送風空気が前記主流通部を介して前記補助側流通部を流通する流通経路を開放するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート構造。 - 前記突出部は、前記メインシートにおける前記接続用開口部を構成する部位に嵌合可能に構成されており、
前記補助シートは、前記接続用開口部を構成する部位に前記突出部を嵌合することで前記メインシートに連結されることを特徴とする請求項5に記載の車両用シート構造。 - 前記補助シートを前記メインシートに連結する連結する連結部材(1b、2a)を備え、
前記補助シートは、前記連結部材で前記メインシートに連結した際に、前記補助側開口部の位置が、前記補助シートにおける前記複数のメイン開口部の少なくとも一部に対向するように位置決めされることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の車両用シート構造。 - 前記複数のメイン開口部のうち、前記補助側開口部に対向しないメイン開口部の少なくとも一部は、前記メインシート上に前記補助シートを取り付けた際に、前記補助シートにおける前記メインシートに対向する部位によって閉塞されることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1つに記載の車両用シート構造。
- 前記補助側流通部は、前記主流通部に比べて前記送風空気の流通抵抗が小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用シート構造。
- 前記メインシートは、乗員の上半身側を支持するシートバック(11)、乗員の下半身側を支持するシートクッション(12)、前記シートバック、および前記シートクッションの外部に配置された外部ダクト(13)を有しており、
前記主流通部は、前記シートバックおよび前記シートクッションの少なくとも一方の内部に形成された内部メイン流路(151)、前記外部ダクトの内部空間であって前記内部メイン流路に連通する外部メイン流路(152)で構成されており、
前記複数のメイン開口部は、前記内部メイン流路に連通する内部通風口(161)、前記外部メイン流路に連通する外部通風口(162)で構成されており、
前記補助側流通部は、前記メインシート上に前記補助シートを取り付けた際に、前記外部通風口を介して前記主流通部に連通することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用シート構造。 - 前記外部ダクトは、前記シートバックと前記シートクッションとの間に形成される隙間に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の車両用シート構造。
- 前記メインシートは、乗員の上半身側を支持するシートバック(11)、乗員の下半身側を支持するシートクッション(12)を有しており、
前記主流通部は、前記シートバックおよび前記シートクッションの少なくとも一方の内部に形成された内部メイン流路(151)で構成されており、
前記複数のメイン開口部は、前記内部メイン流路に連通する内部通風口(161)で構成されており、
前記補助側流通部は、前記メインシート上に前記補助シートを取り付けた際に、前記内部通風口を介して前記主流通部に連通することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用シート構造。 - 前記複数のメイン開口部のうち、前記補助側開口部に対向するメイン開口部は、前記メインシートから前記補助シートを取り外した際に、前記送風空気の通風部を構成することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の車両用シート構造。
- 乗員側の表面に空気の通風部をなす補助側通風部(25)が形成されると共に、前記補助側通風部に連通する補助側流通部(24)が設けられた補助シート(2)を着脱可能なメインシートであって、
乗員側に向かって開口する複数のメイン開口部(16)と、
前記複数のメイン開口部に連通すると共に、送風機(14、120)により送風される送風空気が流通する主流通部(15)と、を備え、
前記主流通部は、前記補助シートが取り付けられた際に、前記複数のメイン開口部のうち、少なくとも一部のメイン開口部(161、162)を介して前記補助側流通部に連通することを特徴とするメインシート。 - 乗員側に向かって開口する複数のメイン開口部(16)が形成されると共に、前記複数のメイン開口部に連通すると共に、送風機(14、120)により送風される送風空気が流通する主流通部(15)が設けられたメインシート(1)上に着脱可能に構成された補助シートであって、
乗員側の表面に形成されて空気の通風部をなす補助側通風部(25)と、
前記補助側通風部に連通する補助側流通部(24)と、を備え、
前記補助側流通部は、前記メインシート上に取り付けた際に、前記複数のメイン開口部のうち、少なくとも一部のメイン開口部(161、162)を介して前記主流通部に連通することを特徴とする補助シート。
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