JP2005034345A - 車両用シート空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸流送風機を用いる車両用シート空調装置において、吹出風量の増加および送風騒音の抑制を図る。
【解決手段】 軸流式の送風ファン27と送風ケーシング26とから構成される軸流送風機14を備え、車両用シートの部材24、19に形成される多数の微小通路部24a、20を通して空調風をシート表面に吹き出すようになっており、送風ケーシング26の取付ブラケット29に円錐状送風ダクト部29bを一体成形し、また、車両用シート内部に配置されるクッション部材25に円錐状送風穴部25aを形成し、円錐状送風ダクト部29bと円錐状送風穴部25aとにより円錐状送風通路を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、軸流送風機を用いる車両用シート空調装置に関する。
従来、車両用シートのクッション部材に空気通路を構成する円筒状の貫通穴を設け、この円筒状の貫通穴内部に送風機を配置し、この送風機により空調風を車両用シートの表皮部材の微小通路部を通してシート表面側へ送風する車両用シート空調装置が知られている(特許文献1参照)。
この従来技術では、送風機の種類について明記していないが、その図1には、送風機の送風ファン(羽根)が軸流ファンであることが図示され、この送風ファンが円筒状の送風ケーシング内に配置されている。
特開2000−116462号公報
ところで、車両用シート空調装置では、車両用シート側の部材である表皮部材および表皮部材内側に位置する多孔質弾性部材に多数の微小通路部を形成し、この微小通路部を通して空調風を表皮部材の表面側へ送風するので、送風通路の圧損がどうしても高くなってしまう。
一方、送風手段として軸流送風機を使用すると送風機の体格を遠心送風機に比較して薄型化(ファン軸方向寸法の短縮)できるが、その反面、軸流送風機は遠心送風機に比較して送風圧力が大幅に低い特性になっているので、送風通路の圧損が非常に高い車両用シート空調装置において軸流送風機を使用すると風量不足を招き、不利である。
特に、特許文献1の従来技術では、円筒状の送風ケーシング内に軸流式送風ファンを配置し、円筒状の送風ケーシングの出口部を多孔質弾性部材の面に直接対向配置しているので、送風ケーシングの出口部から出た送風空気が直ちに多孔質弾性部材の面に吹き付けられることになる。
この結果、送風ケーシングの出口部に渦流等による空気流れの乱れが発生し、これが原因となって送風騒音が発生するとともに、吹出風量をより一層減少させる。
本発明は上記点に鑑みて、軸流送風機を用いて、車両用シート側の微小通路部を通して空調風を吹き出す車両用シート空調装置において、吹出風量の増加および送風騒音の抑制を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両用シート(10)側の多数の微小通路部(20、24a)を通して空調風を送風する送風手段として、軸流式の送風ファン(27)と、送風ファン(27)を収容し回転可能に支持する送風ケーシング(26)とから構成される軸流送風機(14)を備え、
軸流送風機(14)の吹出側に微小通路部(20、24a)に向かって断面積を円錐状に拡大する円錐状送風通路(25a、29b)を形成することを特徴とする。
これにより、軸流式の送風ファン(27)の吹出空気を円錐状送風通路(25a、29b)に沿って微小通路部(20、24a)に向かってスムースに流すことができる。そのため、軸流式送風ファンの吹出側における渦流等による空気流れの乱れを防止して送風騒音を抑制できるとともに吹出風量を増加できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1において、送風ケーシング(26)を車両用シート(10)側に取り付ける取付ブラケット(29)を備え、取付ブラケット(29)に円錐状送風通路を構成する円錐状送風ダクト部(29b)が一体成形されていることを特徴とする。
これにより、取付ブラケット(29)に一体成形した円錐状送風ダクト部(29b)を用いて円錐状送風通路を構成できる。
請求項3に記載の発明のように、請求項1において、車両用シート(10)の内部に配置されるクッション部材(25)に円錐状送風穴部(25a)を形成し、この円錐状送風穴部(25a)により円錐状送風通路を構成してもよい。
請求項4に記載の発明のように、請求項1において、送風ケーシング(26)を車両用シート(10)側に取り付ける取付ブラケット(29)を備え、取付ブラケット(29)に円錐状送風ダクト部(29b)が一体成形され、また、車両用シート(10)の内部に配置されるクッション部材(25)に円錐状送風穴部(25a)が形成され、円錐状送風ダクト部(29b)の出口側が円錐状送風穴部(25a)の入口側に接続され、円錐状送風ダクト部(29b)と円錐状送風穴部(25a)とにより円錐状送風通路を構成するようにしてもよい。
請求項5に記載の発明のように、請求項4において、円錐状送風穴部(25a)をクッション部材(25)の厚さ方向全長にわたって円錐状に形成し、円錐状送風ダクト部(29b)を円錐状送風穴部(25a)内に挿入する構成にしてもよい。
請求項6に記載の発明では、請求項4において、円錐状送風穴部(25a)は、クッション部材(25)の厚さ方向のうち空調風の出口側部位に形成され、クッション部材(25)の厚さ方向のうち円錐状送風穴部(25a)の入口側部位には円筒状穴部(25c)が形成され、
円筒状穴部(25c)は、円錐状送風ダクト部(29b)の最大外径付近の内径を有し、円錐状送風穴部(25a)は、円筒状穴部(25c)の内径を起点として断面積を次第に拡大する円錐状になっており、円錐状送風ダクト部(29b)は円筒状穴部(25c)内に挿入されていることを特徴とする。
これによると、クッション部材(25)の円錐状送風穴部(25a)の入口側に、円錐状送風ダクト部(29b)の最大外径付近の内径を有する円筒状穴部(25c)を形成しているので、この円筒状穴部(25c)内に円錐状送風ダクト部(29b)を容易に挿入でき、組み付け作業性を向上できる。、
請求項7に記載の発明のように、請求項1において、送風ケーシング(26)を車両用シート(10)側に取り付ける取付ブラケット(29)を備え、取付ブラケット(29)に、円錐状送風通路を構成する円錐状ダクト部(29b−1)が一体成形され、車両用シート(10)の内部に配置されるクッション部材(25)に円錐状ダクト部(29b−1)の外周面が嵌合される円筒状穴部(25c)が形成され、空調風が円錐状ダクト部(29b−1)および円筒状穴部(25c)を通過して微小通路部(20、24a)に向かうようにしてもよい。
請求項8に記載の発明では、請求項3ないし7のいずれか1つにおいて、クッション部材(25)に穴部(25a)を複数領域に区画する支持面(25b)を一体成形することを特徴とする。
ところで、軸流送風機(14)の吹出側に断面積を円錐状に拡大する円錐状送風通路(25a、29b)を形成すると、これに伴って、クッション部材(25)の穴部(25a)の径寸法が増大する。これにより、乗員着座時の押圧力にてシート表皮部材(19)等がクッション部材(25)の穴部(25a)内に凹状に凹むという現象が発生して、座り心地の悪化が懸念されるが、請求項8によれば、穴部(25a)を複数領域に区画する支持面(25b)によってシート表皮部材(19)等を支持して、シート表皮部材(19)等の凹みを抑制して座り心地の悪化を抑制できる。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つにおいて、送風ケーシング(26)の吹出側部位に、下流に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状部(26g)を形成し、この円錐状部(26g)を円錐状送風通路(25a、29b)の入口側に接続することを特徴とする。
これにより、送風ケーシング(26)の吹出側から円錐状送風通路(25a、29b)に向かってスムースに空気を流すことができる。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし9のいずれか1つにおいて、送風ケーシング(26)の吸い込み側部位に、上流に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状部(26f)を形成することを特徴とする。
これにより、送風ケーシング(26)の吸い込み側においても空気をスムースに吸い込むことができ、送風騒音の抑制および吹出風量の増加をより一層図ることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
これにより、
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による車両用シート空調装置の概要を示すもので、車両用シート10は具体的には運転席あるいは助手席のシートとして使用されるものである。
車両用シート10には、乗員の尻部を支持するシートクッション部11と、乗員の背中部を支持するシート背もたれ部(シートバック部)12が備えられている。シートクッション部11の内部およびシート背もたれ部12の内部にはそれぞれ、送風機13、送風機14が内蔵されている。
シートクッション部11では送風機13の下方部に空気吸入口(図示せず)を配置し、この空気吸入口から車室内空気を送風機13の作動により吸入し、そして、この吸入空気をシートクッション部11の内部の送風通路15を通してシートクッション部11の表皮部材16に送風する。これにより、表皮部材16に開口している多数の微小な小穴等により形成される微小通路部(吹出開口部)17から空気(空調風)を矢印aのようにシート表面に向けて吹き出すようになっている。
また、送風機14も同様の空気送風機能を果たすものであり、シート背もたれ部12のうち下部側の部位に空気吸入口38(後述の図2参照)を配置し、この空気吸入口38から車室内空気を送風機14の作動により吸入する。そして、シート背もたれ部12の内部の送風通路18を通して空気をシート背もたれ部12の表皮部材19に送風する。これにより、表皮部材19に開口している多数の微小な小穴等により形成される微小通路部20から空気(空調風)を矢印bのようにシート表面に向けて吹き出すようになっている。
なお、室内空調ユニット部21は車室内前部の計器盤(インストルメントパネル、図示せず)内側等に設置され、この室内空調ユニット部21から吹き出す空調風により車室内が空調される。従って、第1、第2送風機13、14は車室内の空調された空気を送風することができる。
また、シートクッション部11およびシート背もたれ部12において、各表皮部材16、19の裏側にそれぞれ電気ヒータ22、23が配置してある。この電気ヒータ22、23はワイヤー状の電気抵抗体から構成され、シートクッション部11およびシート背もたれ部12の乗員当たり面の広い範囲にわたって蛇行状に配置されている。従って、冬期の暖房時には、この電気ヒータ22、23に通電することにより電気ヒータ22、23の発生熱で送風空気を加熱し、その加熱後の空気(温風)を表皮部材16、19の微小通路部17、20から吹き出すことができる。
なお、本実施形態ではシートクッション部11の送風機13を遠心式送風ファンを用いた遠心送風機とし、これに対し、シート背もたれ部12の送風機14は軸流式送風ファンを用いた軸流送風機としている。本実施形態はシート背もたれ部12の軸流送風機14側の送風通路構造を特徴としているので、以下、シート背もたれ部12の軸流送風機14の送風通路構造を図2〜図5により具体的に説明する。
図2はシート背もたれ部12の側面断面図であり、図3は送風機14の搭載(支持)構造を示す斜視図で、図4(a)は送風機14の吹出側(車両前方側)から見た正面図で、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。図5はシート背もたれ部12の正面図である。なお、図2、3における前後、上下、左右の各矢印は車両搭載状態での方向を示している。
図2に示すように、シート背もたれ部12は表皮部材19の裏側(内側)に多孔質弾性部材24とクッション部材25とを積層配置している。これらの各部材19、24、25は、いずれも弾性的に伸縮可能な材質からなる。特に、クッション部材25は表皮部材19および多孔質弾性部材24に比較して十分大きな厚み寸法が設定され、シート背もたれ部12のクッション作用を主に発揮する役割を果たす。
一方、表皮部材19は通常、シート意匠を考慮して革またはファブリック(編織物の総称)で構成される。表皮部材19を革製とする場合は微小径(例えば、0.8〜1mm程度)の小穴を多数開けて微小通路部20を形成する。これに対し、表皮部材19をファブリックで構成する場合は、ファブリックに元々繊維相互間の隙間が存在する。そのため、この隙間により通気性が得られ微小通路部20を形成できるので、穴開けの必要はない。なお、表皮部材16も表皮部材19と同一構成である。
また、多孔質弾性部材24とクッション部材25は具体的には発泡ポリウレタン等の弾性樹脂材からなる。多孔質弾性部材24は空気の通過可能な微小通路部24aを樹脂の発泡構造により構成して通気性を確保するようになっている。これに対し、クッション部材25にはその厚み方向に貫通する円錐状送風穴部25aが設けてあるので、クッション部材25は通気性のない発泡樹脂により構成してよい。
円錐状送風穴部25aは、シート背もたれ部12の軸流送風機14の吹出側に配置され、多孔質弾性部材24に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状送風通路を構成する。図5は円錐状送風穴部25aの先端部の最大径部をシート背もたれ部12の正面から見た正面形状を破線図示するものであり、図5(a)は円錐状送風穴部25aの先端部の最大径部を単純な円形状とした場合である。この場合は、円錐状送風穴部25aの先端円形状の径寸法が拡大することに伴って、乗員着座時に、乗員背中部からの押圧力により表皮部材19と多孔質弾性部材24が円錐状送風穴部25aの先端円形状内に凹状に凹んで乗員の座り心地を悪化させる場合がある。
図5(b)はこのような不具合を解消するための工夫であり、円錐状送風穴部25aを複数(図示の例では2つ)に分割する支持面25bをクッション部材25に一体成形している。この支持面25bはクッション部材25のうち多孔質弾性部材24側の面と同一面となるように、また、円錐状送風穴部25aの中心部を通過するように形成される。
これにより、多孔質弾性部材24のうち、円錐状送風穴部25aの先端部の最大径部内に位置する部位も支持面25bにより支持して、表皮部材19と多孔質弾性部材24が円錐状送風穴部25aの先端円形状内に凹状に凹むことを防止できる。
シート背もたれ部12の軸流送風機14は、図3、4に示すように送風ケーシング26内に、複数枚の羽根27aからなる軸流式の送風ファン27が回転可能に配置される。この送風ファン27は車両後方側から前方側へ空気を送風する。
送風ケーシング26には、図4(a)に示すように外形状が概略矩形状になっている枠体部26aと、この枠体部26aの中心部に位置する円筒状のモータ支持部26bと、このモータ支持部26bと枠体部26aとの間を連結する複数(図4の例では4個)のスポーク部26cと、送風ファン27の羽根27aの外周先端部の周りに位置する円筒状シュラウド部26dとが備えられ、これらの各部26a〜26dは樹脂により一体成形されている。
図4(b)は円筒状シュラウド部26dの断面形状を示すもので、円筒状シュラウド部26dは空気送風方向Bの中央部に送風ファン27の羽根27aの外周先端部に対向する最小径部26eを形成している。そして、円筒状シュラウド部26dの吸い込み側、すなわち、最小径部26eの上流側には、上流側に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状部26fが形成してある。
同様に、円筒状シュラウド部26dの吹出側、すなわち、最小径部26eの下流側にも、下流側に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状部26gが形成してある。
なお、本実施形態では、上記各部26e〜26gを有する円筒状シュラウド部26dを送風ファン27の回転方向の全周にわたって形成するために、概略矩形状になっている枠体部26aの上下左右の各辺の中間部では枠体部26aの外方へ円筒状シュラウド部26dの一部が図4(a)に示すように円弧状に突き出す形状になっている。
送風ファン27を回転駆動するモータ28は、送風ファン27の吹出側に配置され、円筒状のモータ支持部26bの内周部に嵌合固定される。矩形状の枠体部26aの四隅部近傍には取付穴26hが開けてある。
軸流送風機14は図3に示すように取付ブラケット29を介してシート背もたれ部12のシートばね30に搭載するようになっている。ここで、シートばね30は金属製のワイヤ状のものであり、その左右両端部は、クッション部材25の裏側にて上下方向に延びるように配置される金属製のシートバックフレーム31に連結され、支持される。
更に、左右のシートバックフレーム31の中間位置にも金属製の中間フレーム32が上下方向に延びるように配置される。この中間フレーム32はパイプ部材であり、ワイヤー状シートばね30を挿通する小穴が上下方向複数開けてある。従って、ワイヤー状シートばね30の車両左右方向の中間部位を中間フレーム32により支持できる。
なお、左右のシートバックフレーム31および中間フレーム32の上下両端部は車両左右方向に延びるフレーム部材33(図2)により一体に連結される。これらのシートバックフレーム31、中間フレーム32およびフレーム部材33を含むフレーム構造体は、クッション部材25の裏側(車両後方側)にて枠体状の形状で配置され、シート背もたれ部12の形態を保持する強度(骨格)部材の役割を果たす。
そして、ワイヤー状シートばね30およびシートばね支持用の上記フレーム構造体をクッション部材25の裏側(車両後方側)に配置することにより、乗員の上半身から車両後方側への押圧力がシート背もたれ部12に作用しても、クッション部材25等をシートばね30により変位可能に弾性的に支持することができる。
軸流送風機14をワイヤ状のシートばね30に搭載するための取付ブラケット29は樹脂製の部材であり、送風ケーシング26の矩形状の枠体部26aに対応する矩形状の枠体部29aを有している。この枠体部29aには円錐状送風ダクト部29bが車両前方側へ向かって突出するように一体成形されている。この円錐状送風ダクト部29bは、図2に示すようにクッション部材25の円錐状送風穴部25aの入口側部位に挿入される。
ここで、送風ケーシング26の円筒状シュラウド部26dの吹出側円錐状部26gと、取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bと、クッション部材25の円錐状送風穴部25aとの三者の円錐形状の関係は、吹出側円錐状部26gから円錐状送風ダクト部29bを介在して円錐状送風穴部25aに至る円錐形状が全体として所定の拡がり角度θによる1つの円錐形状を形成するように設定してある。ここで、拡がり角度θは送風機14の軸線に対する角度である。
そして、この所定の拡がり角度θによる円錐形状は軸流式送風ファン27の送風特性によって決定される。すなわち、軸流式送風ファン27の吹出空気は下流側へ向かって所定の拡がり角度で持って円錐状に拡大するように流れる。そこで、上記円錐形状の拡がり角度θは、軸流式送風ファン27の吹出空気の円錐状の拡がり角度と一致するように設定してあり、具体的には45°程度の角度である。
なお、図1のシート背もたれ部12内部の送風通路18は、図2では多孔質弾性部材24の微小通路部24aとクッション部材25の円錐状送風穴部25aと取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bとにより構成される。図2では図1に示した電気ヒータ23の図示を省略しているが、電気ヒータ23はクッション部材25と多孔質弾性部材24との間に配置すればよい。
送風ケーシング26の枠体部26aと取付ブラケット29の枠体部29aとの互いに対向する面には柔軟性部材34、35(図3)が接着等により貼り付けてある。この柔軟性部材34、35の具体的材質としては合成繊維の不織布からなるフェルトのような柔軟性に富み、且つ、耐摩耗性にも優れた材料が好適である。また、柔軟性部材34、35として、フェルトの代わりにゴム系材料を使用してもよい。また、取付ブラケット29の枠体部29aには送風ケーシング26の枠体部26aの取付穴26hと対応する部位に同様に取付穴(図示せず)が開けてある。
ここで、軸流送風機14の具体的な搭載方法を説明すると、先ず、送風ケーシング26の枠体部26aの柔軟性部材34と取付ブラケット29の枠体部29aの柔軟性部材35との間に、ワイヤ状シートばね30を図3に示すように挟み込む。本例では車両左右方向に延びる3本のワイヤ状シートばね30を上記両柔軟性部材34、35の間に挟み込む。また、このとき、シートばね30が挿通されている中間フレーム32も同時に上記両柔軟性部材34、35の間に挟み込む。
次に、送風ケーシング26の枠体部26aの四隅部近傍の取付穴26h、および取付ブラケット29の枠体部29aの四隅部近傍の取付穴(図示せず)にボルト(図示せず)を通して、送風ケーシング26と取付ブラケット29とを一体に締結する。これにより、軸流送風機14全体がワイヤ状シートばね30により車両前後方向に変位可能に支持される。上記両柔軟性部材34、35はシートばね30の歪みを吸収して軸流送風機14の振動を抑制する作用、および両枠体部26a,29a間の風洩れ防止の作用を果たす。
取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径はクッション部材25の円錐状送風穴部25aの入口部の最小内径より大きいので、クッション部材25の円錐状送風穴部25aの入口部を径外方側へ弾性変形させながら、取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bをクッション部材25の円錐状送風穴部25a内に挿入すればよい。
一方、シート背もたれ部12においてクッション部材25の車両後方側部位にはシートバックボード36が上下方向に延びるように配置され、このシートバックボード36とクッション部材25との間に空間37が上下方向に延びるように形成されている。シートバックボード36の下方部には物入れ用のポケット部36aが形成されている。
空間37の上下方向の中間部位に軸流送風機14が配置され、この軸流送風機14の円筒状シュラウド部26dの吸い込み側円錐状部26fが空間37に開口している。そして、空間37の最下部には車室内空間に開口する空気吸入口38が配置されている。これにより、軸流送風機14は車室内空気を矢印Cのように空気吸入口38および空間37を通して、吸い込み側円錐状部26f内に吸入するようになっている。
従って、軸流送風機14の駆動用モータ28を作動させ、軸流式の送風ファン27を回転駆動すると、車室内空気が空気吸入口38から空間37内に流入し、この空間37から送風ケーシング26の円筒状シュラウド部26dの吸い込み側円錐状部26f内に吸い込まれる。更に、送風ファン27の送風空気は円筒状シュラウド部26dの最小径部26e、吹出側円錐状部26gを通過して、取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bへと流れる。
送風空気はこの円錐状送風ダクト部29bからクッション部材25の円錐状送風穴部25a内に流入し、ここから多孔質弾性部材24の微小通路部24aを通過して表皮部材19に到達する。そして、表皮部材19の微小通路部20から送風空気はシート背もたれ部12の表面側へ吹き出す。これにより、シート背もたれ部12の表面から乗員の上半身を包み込むように送風空気(空調風)を吹き出して乗員に対して快適な空調感を付与できる。なお、シートクッション部10においても同様に乗員の下半身を包み込むように空調風を吹き出すことができる。
ところで、軸流送風機14の送風通路には表皮部材19および多孔質弾性部材24の微小通路部20、24aが配置され、高圧損の送風通路となっている。このため、遠心送風機に比較して送風圧力が大幅に低い特性を有する軸流送風機14を使用すると、風量の減少、送風騒音の悪化が生じて不利となるが、本実施形態では、この不利な点を次のように改良している。
すなわち、軸流送風機14の吹出側に、円筒状シュラウド部26dの吹出側円錐状部26gと取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bとクッション部材25の円錐状送風穴部25aとの三者の組み合わせにより1つの円錐形状の送風通路を形成しているから、軸流ファン27の吹出側送風通路において送風空気を円錐形状の断面積拡大形状に沿ってスムースに流すことができる。同様に、円筒状シュラウド部26dの吸い込み側においても円錐状部26fの形状に沿ってスムースに空気を吸い込むことができる。
これにより、軸流ファン27の吹出側および吸い込み側の双方において、渦流等の空気流れの乱れを抑制して、送風騒音の悪化を良好に抑制できる。
また、上記のように軸流ファン27の吹出側および吸い込み側の双方で空気をスムースに流すことができるので、クッション部材25の円錐状送風穴部25aから微小通路部24a、20を通過してシート背もたれ部12表面に吹き出す空気の風量も増加できる。
また、クッション部材25に円錐状送風穴部25aを形成しても、図5(b)に示す支持面25bをクッション部材25に形成することにより、円錐状送風穴部25aの形成に伴う座り心地の悪化も抑制できる。
なお、取付ブラケット29の外周側の面とクッション部材25との間にシール用パッキン29cを介在することにより、送風穴部25a側の吹出空気が空間37側へ洩れ出ることを防ぐことができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、クッション部材25の円錐状送風穴部25aをその軸方向全長にわたって円錐状に形成しているので、取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径はクッション部材25の円錐状送風穴部25aの入口部の最小内径より大きくなる。従って、クッション部材25の円錐状送風穴部25aの入口部を径外方側へ弾性変形させながら、取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bをクッション部材25の円錐状送風穴部25a内に挿入する必要が生じる。
これに対し、第2実施形態では、図6に示すように、クッション部材25の円錐状送風穴部25aの入口側部位に円筒状送風穴部25cを形成し、この円筒状送風穴部25cの内径を取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径付近の大きさに設定してある。そして、円錐状送風穴部25aはこの円筒状送風穴部25cの内径を起点として断面積を次第に拡大する円錐状にしてある。
これにより、クッション部材25の弾性変形を必要とすることなく、取付ブラケット29の円錐状送風ダクト部29bを円筒状送風穴部25c内に容易に挿入できる。従って、取付ブラケット29とクッション部材25との組み付け作業性を向上できる。
なお、第2実施形態において、円筒状送風穴部25cの内径を円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径付近の大きさに設定するとは、円筒状送風穴部25cの内径を円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径より若干量大きくすること以外に、円筒状送風穴部25cの内径を円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径と同一ないしはこの最大外径より若干量小さくする場合も含む。
円筒状送風穴部25cの内径が円錐状送風ダクト部29bの先端部の最大外径より若干量小さくても、クッション部材25の弾性変形量が僅少であるので、組み付け作業性の悪化がほとんど起こらず、実用上問題とならないからである。
第2実施形態では、取付ブラケット29の送風ダクト部29bの円錐形状の延長方向にクッション部材25の円錐状送風穴部25aが連なるようになっているので、軸流送風機14としては第1実施形態と同様の送風機能を発揮できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、図7に示すようにクッション部材25に円筒状に形成した送風穴部25cのみを設けている。すなわち、クッション部材25に円錐状送風穴部25aを設けずに、クッション部材25の送風穴部全体を円筒状にしている。
そして、取付ブラケット29の送風ダクト部29bには、円筒状シュラウド部26dの吹出側円錐状部26gに連なる円錐状部29b−1と、この円錐状部29b−1の先端部に設けられた円筒状部29b−2とを一体に形成している。ここで、円錐状部29b−1の外周面を円筒状部29b−2と同一径の円筒面にして、円錐状部29b−1と円筒状部29b−2の外周面をともにクッション部材25の円筒状送風穴部25cの内周面に嵌合配置している。
第3実施形態によると、軸流式送風ファン27の吹出空気は円筒状シュラウド部26dの吹出側円錐状部26gと送風ダクト部29bの円錐状部29b−1に沿って流れ、その後は、吹出空気がクッション部材25の円筒状送風穴部25cの内周面に沿って流れる。第3実施形態では、第1、第2実施形態に比較して軸流式送風ファン27の吹出側の送風通路において円錐状通路部が減少するものの、軸流式送風ファン27の吹出直後の所定領域において吹出空気の流れを円錐状部26g、29b−1によって円筒状送風穴部25cに向かってスムースにガイドできる。そのため、第3実施形態においても、送風量の確保、送風騒音の抑制の点で第1、第2実施形態に近似した効果を発揮できる。
(他の実施形態)
なお、第1、第2実施形態では、クッション部材25に設けられる円錐状送風穴部25aを、入口側の最小径部から出口側の最大径部に至るまで断面積が直線的に増加する形状にしているが、例えば、円錐状送風穴部25aの出口側領域を図8(a)のa部に示すように断面円弧形状(断面R形状)にて断面積がより一層拡大する形状にしてもよい。同様に、図8(b)に示すように円錐状送風穴部25aの入口側領域(拡がり角:θ1の領域)に対して、この拡がり角θ1より一段と大きい拡がり角θ2でもって広がる出口側領域(b部)を設けるようにしてもよい。
要するに、本発明において「円錐状送風通路」という用語は、通路断面積が下流に向かって直線的に拡大するものだけでなく、通路断面積が下流に向かって曲線的に拡大したり、あるいは折れ曲げ形状でもって拡大するものも包含する。
また、上記の各実施形態では、いずれも、クッション部材25の送風穴部25a、25c内に挿入される円錐状送風ダクト部29bを取付ブラケット29に突出形成しているが、このように送風穴部25a、25c内に挿入される円錐状送風ダクト部29bを廃止し、取付ブラケット29をクッション部材25の車両後方側端面よりも車両後方側のみに配置される形状にすることもできる。
また、上記の各実施形態では、いずれも、車両用シート10のシート背もたれ部12側の送風手段として用いられる軸流送風機14の送風通路形態について説明したが、車両用シート10のシートクッション部11の送風手段として遠心送風機13でなく、軸流送風機を用いてもよい。この場合は、シートクッション部11の軸流送風機に対して本発明による送風通路形態を適用すればよい。
また、上記の各実施形態では、送風機13、14がいずれも車室内空気を吸入して、シート表面から吹き出すようにしているが、送風機13、14の吸入口部を適宜の連結ダクトを介して室内空調ユニット21の空調風取出口に接続し、そして、室内空調ユニット21内にて温度調整された空調風(冷風、温風)を送風機13、14により吸入して、シート表面から吹き出すようにしてもよい。
本発明の第1実施形態による車両用シート空調装置の一部破断斜視図である。 第1実施形態によるシート背もたれ部の軸流送風機の送風通路形態を説明する側面断面図である。 第1実施形態によるシート背もたれ部の軸流送風機の搭載構造を示す斜視図である。 (a)は第1実施形態によるシート背もたれ部の軸流送風機を吹出側から見た正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 第1実施形態によるシート背もたれ部の正面図で、クッション部材の円錐状送風穴部の正面形状を破線図示する。 第2実施形態によるシート背もたれ部の軸流送風機の送風通路形態を説明する側面断面図である。 第3実施形態によるシート背もたれ部の軸流送風機の送風通路形態を説明する側面断面図である。 シート背もたれ部の軸流送風機の送風通路形態の変形例を示す部分断面図である。
符号の説明
10…車両用シート、12…シート背もたれ部、14…軸流送風機、19…表皮部材、
24…多孔質弾性部材、20、24a…微小通路部、25…クッション部材、
25a…円錐状送風穴部、26…送風ケーシング、27…軸流式の送風ファン、
29…取付ブラケット、29b…円錐状送風ダクト部。

Claims (10)

  1. 車両用シート(10)側の部材(19、24)に形成される多数の微小通路部(20、24a)を通して空調風を吹き出す車両用シート空調装置であって、
    前記空調風を送風する送風手段として、軸流式の送風ファン(27)と、前記送風ファン(27)を収容し回転可能に支持する送風ケーシング(26)とから構成される軸流送風機(14)を備え、
    前記軸流送風機(14)の吹出側に前記微小通路部(20、24a)に向かって断面積を円錐状に拡大する円錐状送風通路(25a、29b)を形成することを特徴とする車両用シート空調装置。
  2. 前記送風ケーシング(26)を前記車両用シート(10)側に取り付ける取付ブラケット(29)を備え、
    前記取付ブラケット(29)に前記円錐状送風通路を構成する円錐状送風ダクト部(29b)が一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート空調装置。
  3. 前記車両用シート(10)の内部に配置されるクッション部材(25)に前記円錐状送風通路を構成する円錐状送風穴部(25a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート空調装置。
  4. 前記送風ケーシング(26)を前記車両用シート(10)側に取り付ける取付ブラケット(29)を備え、
    前記取付ブラケット(29)に円錐状送風ダクト部(29b)が一体成形され、
    また、前記車両用シート(10)の内部に配置されるクッション部材(25)に円錐状送風穴部(25a)が形成され、
    前記円錐状送風ダクト部(29b)の出口側が前記円錐状送風穴部(25a)の入口側に接続され、
    前記円錐状送風ダクト部(29b)と前記円錐状送風穴部(25a)とにより前記円錐状送風通路を構成することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート空調装置。
  5. 前記円錐状送風穴部(25a)は前記クッション部材(25)の厚さ方向全長にわたって円錐状になっており、
    前記円錐状送風ダクト部(29b)は前記円錐状送風穴部(25a)内に挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート空調装置。
  6. 前記円錐状送風穴部(25a)は、前記クッション部材(25)の厚さ方向のうち前記空調風の出口側部位に形成され、
    前記クッション部材(25)の厚さ方向のうち前記円錐状送風穴部(25a)の入口側部位には円筒状穴部(25c)が形成され、
    前記円筒状穴部(25c)は、前記円錐状送風ダクト部(29b)の最大外径付近の内径を有し、
    前記円錐状送風穴部(25a)は、前記円筒状穴部(25c)の内径を起点として断面積を次第に拡大する円錐状になっており、
    前記円錐状送風ダクト部(29b)は前記円筒状穴部(25c)内に挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート空調装置。
  7. 前記送風ケーシング(26)を前記車両用シート(10)側に取り付ける取付ブラケット(29)を備え、
    前記取付ブラケット(29)に、前記円錐状送風通路を構成する円錐状ダクト部(29b−1)が一体成形され、
    前記車両用シート(10)の内部に配置されるクッション部材(25)に前記円錐状ダクト部(29b−1)の外周面が嵌合される円筒状穴部(25c)が形成され、
    前記空調風が前記円錐状ダクト部(29b−1)および前記円筒状穴部(25c)を通過して前記微小通路部(20、24a)に向かうようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート空調装置。
  8. 前記クッション部材(25)に前記穴部(25a)を複数領域に区画する支持面(25b)を一体成形することを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1つに記載の車両用シート空調装置。
  9. 前記送風ケーシング(26)の吹出側部位に、下流に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状部(26g)を形成し、
    前記円錐状部(26g)を前記円錐状送風通路(25a、29b)の入口側に接続することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用シート空調装置。
  10. 前記送風ケーシング(26)の吸い込み側部位に、上流に向かって断面積が円錐状に拡大する円錐状部(26f)を形成することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用シート空調装置。
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