JP2016168792A - Memsデバイス、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

Memsデバイス、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動回路と配線パターンとをより確実に接続して圧力発生手段を駆動させることができるMEMSデバイス、及び信頼性のある液体の吐出を行うことができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。【解決手段】圧電アクチュエーター300を駆動する駆動回路120を実装し、駆動回路120と電気的に接続する配線パターン110が形成された保護基板30と、第1開口45を有し、配線パターン110の一部を挟んで保護基板30と接着剤46で接着された封止基板40と、を備え、配線パターン110は、保護基板30と封止基板40とが接着剤46で接着された接着領域130から第1開口45へ延び、駆動回路120と電気的に接続する接続領域115を有する接続部112を有し、接続部112は、接着領域130と接続部112との境界140と、接続領域115と、の間に溝114が形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、MEMSデバイス、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを噴射するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスを備えた装置の一例である液体噴射ヘッドは、液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が形成された流路形成基板と、流路形成基板の一方面側に設けられた圧電アクチュエーターと、流路形成基板の圧電アクチュエーター側に接合された保護基板と、圧電アクチュエーターを駆動する駆動回路と、各圧力発生室に共通の液体室となるマニホールドとを具備したものがある。
駆動回路は、保護基板の一方面(以下、設置面と称する)に配置されており、駆動回路の端子部は、ボンディングワイヤーを介して電気的に圧電アクチュエーターに接続されている。また、保護基板の設置面には、FPC等の外部配線に接続される配線パターンが形成され、配線パターンと駆動回路とはボンディングワイヤーを介して電気的に接続されている。
また、保護基板の設置面側にはマニホールドが開口し、当該開口は、封止基板の可撓性のあるコンプライアンス部により封止されている。このような封止基板は、設置面の配線パターンが設けられていない領域に接着されている(例えば、特許文献1参照)。
このような液体噴射ヘッドでは、外部の液体供給源から液体がマニホールドに供給され、該マニホールドから各圧力発生室に液体が供給される。そして、駆動回路から所定の駆動波形が圧電アクチュエーターに印加され、圧力発生室内の液体が加圧されてノズル開口から吐出される。また、コンプライアンス部がマニホールド内の液体の圧力変動を吸収するように変形するので、マニホールド内の液体の圧力を一定にすることができる。
ここで、封止基板を、配線パターンを避けて保護基板に接着すると、保護基板に封止基板を接着する領域を確保しなければならず、液体噴射ヘッドの平面方向の大きさが大きくなってしまう。そこで、平面視において、外部配線やボンディングワイヤーが接続される配線パターンの両端が露出し、それ以外の領域に封止基板が重なるように、封止基板を保護基板に接着する態様が考えられる。このような態様によれば、配線パターンの一部を、封止基板を接着する領域と兼用できるので、保護基板の接着領域を小さくして平面方向の大きさを小型化できる。
特開2004−17600号公報
しかしながら、封止基板と保護基板の間から配線パターン上やその周囲に接着剤が進入し、配線パターンのボンディングワイヤーが接続される領域まで達するおそれがある。当該領域が接着剤で覆われるとボンディングワイヤーを電気的に接続することができなくなり、圧電アクチュエーターの駆動を適切に行えなくなるおそれがある。
なお、このような問題は、液体を噴射する液体噴射ヘッドだけではなく、液体噴射ヘッド以外のMEMSデバイスにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、駆動回路と配線パターンとをより確実に接続して圧力発生手段を駆動させることができるMEMSデバイス、及び信頼性のある液体の吐出を行うことができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、圧力発生手段を駆動する駆動回路を実装し、前記駆動回路と電気的に接続する配線パターンが形成された保護基板と、開口を有し、前記配線パターンの一部を挟んで前記保護基板と接着剤で接着された封止基板と、を備え、前記配線パターンは、前記保護基板と前記封止基板とが前記接着剤で接着された領域から前記開口へ延び、前記駆動回路と電気的に接続する接続領域を有する接続部を有し、前記接続部は、前記領域と前記接続部との境界と、前記接続領域と、の間に溝が形成されていることを特徴とするMEMSデバイスにある。
かかる態様では、封止基板を接着する接着剤が接続領域に進入することを抑制することができる。したがって、配線パターンと駆動回路との電気的な接続が接着剤により阻害されることを抑制することができる。これにより、配線パターンと駆動回路とをより確実に電気的に接続して駆動回路に駆動信号を供給し、圧力発生手段を駆動することができる。また、配線パターンの一部を封止基板が接着される接着領域としても兼用されるため、保護基板の接着領域を小さくして平面方向の大きさを小型化し、MEMSデバイスとしても小型化を図ることができる。
ここで、前記溝は、前記接続領域を囲うように形成され、前記接続領域の前記境界とは反対側で前記接続部と導通していることが好ましい。これによれば、溝は接着剤が接続領域に到達する可能性が最も低い配置となっているので、より確実に、接着剤が接続領域に進入することを抑制することができる。
また、前記接続部は、前記境界と前記接続領域との間に設けられた直線部と、該直線部から分岐した分岐部とを有することが好ましい。これによれば、接着剤が、接続部の周縁全体を囲む可能性が低くなり、接着剤が接続部に乗り上げて接続領域に到達することを抑制することができる。
また、隣り合う前記接続部における一方の前記接続部の前記分岐部と、他方の前記接続部の前記分岐部とが前記境界から前記接続領域に向かう方向においてオーバーラップしていることが好ましい。これによれば、隣接する接続部が占める幅を狭くすることができるので、これらが設けられる保護基板の平面方向の大きさを小型化することができ、さらにはMEMSデバイスの小型化を図ることができる。
上記課題を解決する本発明の態様は、圧力発生手段を駆動する駆動回路を実装し、前記駆動回路と電気的に接続する配線パターンが形成された保護基板と、開口を有し、前記配線パターンの一部を挟んで前記保護基板と接着剤で接着された封止基板と、を備え、前記配線パターンは、前記保護基板と前記封止基板とが前記接着剤で接着された領域から前記開口へ延び、前記駆動回路と電気的に接続する接続領域を有する接続部を有し、前記接続部は、前記境界と前記接続領域との間に設けられた直線部と、該直線部から分岐した分岐部とを有することを特徴とするMEMSデバイスにある。
かかる態様では、接着剤が接続部の周縁全体を囲む可能性が低くなり、接着剤が接続部に乗り上げて接続領域に到達することを抑制することができる。これにより、駆動回路と配線パターンとをより確実に電気的に接続して駆動回路に駆動信号を供給し、圧力発生手段を駆動することができる。また、配線パターンの一部を封止基板が接着される接着領域としても兼用されるため、保護基板の接着領域を小さくして平面方向の大きさを小型化し、MEMSデバイスとしても小型化を図ることができる。
また、上記課題を解決する本発明の態様は、上記MEMSデバイスと、液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が設けられた流路形成基板とを備え、前記圧力発生手段は、前記流路形成基板の一方面に設けられて、前記圧力発生室の液体に圧力変化を生じさせることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。これによれば、封止基板を接着する接着剤が接続領域に進入することを抑制することができる。したがって、配線パターンと駆動回路との電気的な接続が接着剤により阻害されることを抑制することができる。これにより、配線パターンと駆動回路とをより確実に電気的に接続して駆動回路に駆動信号を供給することができ、圧力発生手段を駆動させて信頼性のある液体の吐出を行うことができる液体噴射ヘッドが提供される。また、配線パターンの一部を封止基板が接着される接着領域としても兼用されるため、保護基板の接着領域を小さくして平面方向の大きさを小型化し、液体噴射ヘッドとしても小型化を図ることができる。
ここで、前記保護基板は、前記流路形成基板の前記一方面に設けられて、前記圧電アクチュエーターの撓みを許容する空間が形成されていることが好ましい。これによれば、駆動回路に接続される配線パターンが設けられる保護基板を、流路形成基板に設けられた圧力発生手段を保護する部材として兼用することができ、部品に掛かるコストを低減することができる。
また、上記課題を解決する本発明の態様は、上記液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置にある。これによれば、駆動回路と配線パターンとをより確実に接続して信頼性のある液体の吐出を行うことができる液体噴射装置が提供される。
インクジェット式記録装置の概略図である。 ヘッドユニットの分解斜視図である。 ヘッドユニットの斜視図である。 ヘッドユニットの断面図である。 記録ヘッドの分解斜視図である。 記録ヘッドの平面図である。 図6のA−A′線断面図である。 配線パターンの接続部近傍を拡大した平面図である。 図8のB−B′線断面図である。 配線パターンの接続部近傍を拡大した平面図である。
〈実施形態1〉
本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。インクジェット式記録ヘッドは液体噴射ヘッドの一例であり、単に記録ヘッドともいう。インクジェット式記録装置は、液体噴射装置の一例である。
図1は、本発明のインクジェット式記録装置の概略図である。インクジェット式記録装置Iは、インクジェット式記録ヘッドユニット1(以下、ヘッドユニット1とも言う)がキャリッジ3に搭載されている。そして、ヘッドユニット1が搭載されたキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動可能に設けられている。
また、装置本体4には、インクが貯留されたインクタンク等の液体貯留手段2が設けられており、液体貯留手段2からのインクは、キャリッジ3に搭載されたヘッドユニット1にチューブ等の供給管2aを介して供給される。なお、本実施形態では、液体貯留手段2には、5つの異なるインクが貯留されている。
そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、ヘッドユニット1を搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4には搬送手段としての搬送ローラー8が設けられており、紙等の被噴射媒体Sが搬送ローラー8により搬送されるようになっている。なお、被噴射媒体Sを搬送する搬送手段は、搬送ローラーに限られずベルトやドラム等であってもよい。
また、インクジェット式記録装置Iには、当該インクジェット式記録装置Iの動作を制御する制御手段である制御装置9が設けられている。制御装置9は、FPC等の外部配線9aを介して、後述する記録ヘッド220の駆動回路120に接続されている。制御装置9は、外部配線9aを介して駆動信号及び駆動電圧は駆動回路120に供給する様になっている。
本実施形態では、被噴射媒体Sの搬送方向を第1の方向Xと称し、キャリッジ3の移動方向を第2の方向Yと称する。また、ヘッドユニット1のインク滴の噴射方向を第3の方向Zと称する。なお、本実施形態では、第1の方向X、第2の方向Y及び第3の方向Zは、互いに直交するとなるようにしたが、特にこれに限定されず、直交以外に交差する方向であってもよい。また、図1に示した座標軸は第1の方向X、第2の方向Y、第3の方向Zを表しており、矢印の向かう方向を正(+)方向、反対方向が負(−)方向ともいう。図2以降の矢印についても同様である。
ヘッドユニット1の一例について図2〜図4を参照して説明する。図2はヘッドユニットの分解斜視図であり、図3はヘッドユニットの斜視図であり、図4はヘッドユニットの断面図である。
ヘッドユニット1は、流路部材210と、流路部材210に保持された複数の記録ヘッド220と、ヘッドケース230と、カバーヘッド240と、を具備する。
流路部材210は、液体貯留手段2の供給管2aが直接又は圧力調整手段等を介して接続される接続部211を有する。また、流路部材210には、一端が接続部211に開口し、他端が接続部211とは反対面側に開口する複数の第1インク連通路212が設けられている。さらに、接続部211の第1インク連通路212の開口部分には、供給管2aが直接又は圧力調整手段等を介して接続されるインク供給針213が、インク内の気泡やゴミなどの異物を除去するフィルター214を介して固定されている。
また、第3の方向Zにおいて、流路部材210の接続部211とは反対面側(+Z側の面)には、複数の記録ヘッド220、本実施形態では、5つの記録ヘッド220が固定されており、インク供給針213から第1インク連通路212を介して供給されたインクは、記録ヘッド220に供給される。ここで、記録ヘッド220の並設方向は、上述したインクジェット式記録装置Iにヘッドユニット1が搭載された際に第2の方向Yと一致するように配置される。したがって、以降、記録ヘッド220及びヘッドユニット1において、第1の方向X及び第2の方向Yは、インクジェット式記録装置Iに搭載された際の方向を基準として示す。
このような記録ヘッド220は、第3の方向Zにおいて、液体噴射面20aとは反対面側(−Z側の面)がヘッドケース230を介して流路部材210に固定されている。また、記録ヘッド220の液体噴射面20a側は、ノズル開口21を露出するカバーヘッド240によって覆われており、カバーヘッド240が流路部材210に固定されている。
ヘッドケース230には、後述する記録ヘッド220に液体を供給するための第2インク連通路231が設けられている。第2インク連通路231は、流路部材210の第1インク連通路212に連通している。なお、ヘッドケース230の材料としては、例えば、樹脂や金属等を用いることができる。
図5〜図9を用いて、本実施形態に係る記録ヘッド220について説明する。図5は記録ヘッドの分解斜視図であり、図6は記録ヘッドの平面図であり、図7は図6のA−A′線断面図であり、図8は配線パターンの接続部近傍を拡大した平面図であり、図9は図8のB−B′線断面図である。
図5〜図7に示すように、本実施形態に係る記録ヘッド220は、流路形成基板10、圧電アクチュエーター300、保護基板30、封止基板40等の複数の部材を備える。なお、本実施形態では、圧電アクチュエーター300を駆動する駆動回路120を実装し、配線パターン110が形成された保護基板30と、接着剤46で保護基板30に接着された封止基板40とを備えた構成が請求項のMEMSデバイスに相当する。
記録ヘッド220を構成する流路形成基板10には、複数の隔壁11によって区画された圧力発生室12が第1の方向Xに沿って並設されている。また、本実施形態では、圧力発生室12が第1の方向Xに並設された列が第2の方向Yに2列設けられている。
流路形成基板10の圧力発生室12の第2の方向Yの一端部側には、連通部13が形成され、連通部13と各圧力発生室12とが、各圧力発生室12毎に設けられたインク供給路14及び連通路15を介して連通されている。連通部13は、後述する保護基板30のマニホールド部31と連通して圧力発生室12の列毎に共通のインク室となるマニホールドの一部を構成する。インク供給路14は、第1の方向Xにおいて圧力発生室12よりも狭い幅で形成されており、連通部13から圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を一定に保持している。なお、本実施形態では、流路の幅を第1の方向Xの片側から絞ることでインク供給路14を形成したが、流路の幅を両側から絞ることでインク供給路を形成してもよい。また、流路の幅を絞るのではなく、厚さ方向から絞ることでインク供給路を形成してもよい。さらに、各連通路15は、圧力発生室12の第1の方向Xの両側の隔壁を連通部13側に延設してインク供給路14と連通部13との間の空間を区画することで形成されている。すなわち、流路形成基板10には、圧力発生室12の幅方向の断面積より小さい断面積を有するインク供給路14と、このインク供給路14に連通すると共にインク供給路14の幅方向の断面積よりも大きい断面積を有する連通路15とが複数の隔壁11により区画されて設けられている。
流路形成基板10の一方面側(+Z側の面)、すなわち圧力発生室12等の液体流路が開口する面には、各圧力発生室12に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が、接着剤22によって接合されている。すなわち、ノズルプレート20には、第1の方向Xにノズル開口21が並設された列が、第2の方向Yに2列設けられている。なお、ノズルプレート20としては、例えば、ガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又はステンレス鋼等の金属材料などを用いることができる。
流路形成基板10の他方面側(−Z側の面)には、振動板50が形成されている。本実施形態に係る振動板50は、流路形成基板10上に形成された弾性膜51と、弾性膜51上に形成された絶縁体膜52とで構成されている。なお、圧力発生室12等の液体流路は、流路形成基板10を一方面から異方性エッチングすることにより形成されており、圧力発生室12等の液体流路の他方面は、振動板50(弾性膜51)で構成されている。
また、振動板50上には、圧力発生手段の一例である圧電アクチュエーター300が設けられている。本実施形態では、第1電極60と、圧電体層70と、第2電極80と、が成膜及びリソグラフィー法によって形成されて、圧電アクチュエーター300を構成している。ここで、圧電アクチュエーター300は、第1電極60、圧電体層70及び第2電極80を含む部分を言う。一般的には、圧電アクチュエーター300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、第1電極60を圧電アクチュエーター300の共通電極とし、第2電極80を圧電アクチュエーター300の個別電極としているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。なお、上述した例では、弾性膜51、絶縁体膜52及び第1電極60が振動板として作用するが、勿論これに限定されるものではなく、例えば、振動板50として、弾性膜51及び絶縁体膜52の何れか一方のみを設けるようにしてもよく、また、弾性膜51及び絶縁体膜52を設けずに、第1電極60のみを振動板として設けるようにしてもよい。また、圧電アクチュエーター300自体が実質的に振動板を兼ねるようにしてもよい。
圧電体層70は、第1電極60上に形成される電気機械変換作用を示す強誘電性セラミックス材料からなるペロブスカイト構造の結晶膜(ペロブスカイト型結晶)である。圧電体層70の材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電性圧電材料や、これに酸化ニオブ、酸化ニッケル又は酸化マグネシウム等の金属酸化物を添加したもの等を用いることができる。また、圧電体層70の材料としては、鉛を含む鉛系の圧電材料に限定されず、鉛を含まない非鉛系の圧電材料を用いることもできる。
また、圧電アクチュエーター300の個別電極である各第2電極80には、インク供給路14側の端部近傍から引き出され、絶縁体膜52上にまで延設される、例えば、金(Au)等からなるリード電極90が接続されている。
このような圧電アクチュエーター300が形成された流路形成基板10上、すなわち、第1電極60、振動板50及びリード電極90上には、保護基板30が接着剤35で接合されている。
保護基板30は、圧電アクチュエーター300に対向する領域に、圧電アクチュエーター300の撓みを許容する空間を有する保持部32が設けられている。保持部32は、圧電アクチュエーター300の撓みを許容する空間を有していればよく、当該空間は密封されていても、密封されていなくてもよい。
このような保護基板30としては、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料、例えば、ガラス、セラミック材料等を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
また、保護基板30は、マニホールド100の少なくとも一部を構成するマニホールド部31を有する。このマニホールド部31は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向(第1の方向X)に亘って形成されている。マニホールド部31は、上述した流路形成基板10の連通部13に連通しており、各圧力発生室12の共通のインク室となるマニホールド100を構成している。
なお、流路形成基板10の連通部13を圧力発生室12毎に複数に分割して、マニホールド部31のみをマニホールドとしてもよい。さらに、例えば、流路形成基板10に圧力発生室12のみを設け、流路形成基板10と保護基板30との間に介在する部材(例えば、弾性膜51、絶縁体膜52等)にマニホールドと各圧力発生室12とを連通するインク供給路14を設けるようにしてもよい。
また、保護基板30には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられている。そして、各圧電アクチュエーター300から引き出されたリード電極90の端部近傍は、貫通孔33内に露出するように設けられている。
保護基板30の圧電アクチュエーター300とは反対面を設置面301と称する。この設置面301上には、圧電アクチュエーター300を駆動するための駆動回路120が固定されている。駆動回路120は、圧電アクチュエーター300を駆動するための駆動信号を形成し、駆動信号を圧電アクチュエーター300に伝達することが可能な回路であるが、このような態様に限定されない。駆動回路はこのような駆動信号を形成する能動的な回路であってもよいし、外部の制御装置などから伝達される駆動信号を圧電アクチュエーター300に伝達する配線のみからなる回路であってもよい。
駆動回路120は、ボンディングワイヤー等の導電性ワイヤーからなる第1接続配線121を介してリード電極90に電気的に接続されている。
また、保護基板30の設置面301には、複数の配線パターン110が形成されている。各配線パターン110は、FPC等の外部配線9aと、駆動回路120又は圧電アクチュエーター300とを接続するための配線である。
このような配線パターン110は、外部配線9aにより制御装置9に接続されている。制御装置9から外部配線9a、配線パターン110を介して駆動回路120又は圧電アクチュエーター300に駆動信号又は電力が供給されるようになっている。配線パターン110は、例えば、保護基板30の設置面301の全面に金属等の導電性の膜を形成後、パターニングすることによって形成することができる。具体的な配線パターン110の配置や形状については後述する。
保護基板30の設置面301上には、封止膜41及び固定板42とからなる封止基板40が接合されている。
固定板42は、本実施形態では保護基板30と略同一の外形を有しており、中央に第1開口45が設けられた枠状に形成されている。また、固定板42には、第2の方向Yの両側に、第1の方向Xに長尺な第2開口43が二つ設けられている。固定板42は、例えば、金属等の硬質の材料(例えば、ステンレス鋼(SUS)等)で形成される。なお、第1開口45は、請求項の「開口」の一例である。
第1開口45は、第1開口45内に保護基板30に設けられた駆動回路120や配線パターン110の一部、及び貫通孔33が露出するように形成されている。第2開口43は、保護基板30のマニホールド部31に対向する位置に設けられている。すなわち、固定板42のマニホールド100に対向する領域には、厚さ方向に完全に除去された第2開口43が形成されている。
固定板42の保護基板30側の面には、固定板42の全面及びマニホールド部31を覆うように封止膜41が設けられている。封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなる。
このような封止基板40は、配線パターン110の一部を挟んで保護基板30の設置面301と接着剤46で接着されている。すなわち、封止基板40は、接着剤46で保護基板30の設置面301と、配線パターン110の一部とに接着されている。保護基板30と封止基板40とが接着剤46で接着された領域は、請求項の「領域」に該当し、以後、接着領域と称する。接着領域には、保護基板30に形成された配線パターン110の一部と封止基板40とが接着剤46で接着された領域も含む。
本実施形態では、封止膜41の保護基板30側の表面には、固定板42の第1開口45及び第2開口43に対向する部分を除いて接着剤46が設けられ、保護基板30の設置面301及び配線パターン110の一部に接着されている。すなわち、接着領域は、固定板42の平面形状と同一形状となっている。
封止膜41のうちマニホールド部31を覆う部分をコンプライアンス部44と称する。コンプライアンス部44は、マニホールド100の開口(マニホールド部31の設置面301側の開口)を封止している。コンプライアンス部44がマニホールド100内の液体の圧力変動に応じて撓むため、マニホールド100内の液体の圧力が一定に保たれるようになっている。
また、封止基板40には、厚さ方向(第3の方向Z)に貫通した第3インク連通路47が設けられている。第3インク連通路47は、マニホールド100、及びヘッドケース230に設けられた第2インク連通路231に連通している。第3インク連通路47を介して、第2インク連通路231からマニホールド100にインクが供給される。
このような本実施形態の記録ヘッド220では、上述した液体貯留手段2からマニホールド100内にインクを取り込み、マニホールド100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動回路120からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの第1電極60と第2電極80との間に電圧を印加し、振動板50及び圧電アクチュエーター300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
ここで、図6〜図9を用いて、配線パターン110について詳細に説明する。配線パターン110は、接着領域130(図8の斜線部分)から第1開口45へ延び、駆動回路120と電気的に接続する接続領域115を有する接続部112を有する。
配線パターン110が接着領域130から第1開口45へ延びるとは、平面視(図6、図8参照)で、配線パターン110の一部が保護基板30及び封止基板40により接着剤46を介して挟まれ、かつ、配線パターン110の一部が第1開口45内に露出するように形成されていることをいう。
接続部112は、配線パターン110のうち、第1開口45内に露出した部分であって駆動回路120と電気的に接続される接続領域115を有する部分をいう。接続領域115は、接続部112のうち駆動回路120と電気的に接続される部分である。例えば、ボンディングワイヤー等の導電性ワイヤーからなる第2接続配線122が接続される部分が接続領域115である。また、配線パターン110のうち、保護基板30及び封止基板40により接着剤46を介して挟まれた部分を被覆部113と称する。さらに、配線パターン110のうち、保護基板30及び封止基板40により接着剤46で覆われておらず、外部配線9aが接続される部分を外部配線接続部111と称する。
本実施形態では、複数の配線パターン110は、形状、配置により、3種類の配線パターン110A、110B、110Cが保護基板30に設けられている。各配線パターン110の両端は保護基板30及び封止基板40に覆われておらず、それぞれの端部が外部配線接続部111及び接続部112となっている。なお、これらの配線パターン110A〜配線パターン110Cについて、個別に言及するときは符号110A、110B、110Cを用い、総称するときは符号110を用いる。
配線パターン110Aは、制御装置9から外部配線9a(図示せず)を介して伝達された駆動信号を、第2接続配線122を介して駆動回路120に伝達するための配線である。具体的には、配線パターン110Aの外部配線接続部111には外部配線9aが接続され、接続部112には第2接続配線122が接続されている。
配線パターン110Bは、圧電アクチュエーター300の共通電極である第1電極60に印加される電圧(バイアス電圧)を供給するための配線である。具体的には、配線パターン110Bの外部配線接続部111には外部配線9aが接続され、接続部112にはボンディングワイヤー等の導電性ワイヤーからなる第3接続配線123が接続されている。配線パターン110Bは、第3接続配線123を介して第1電極60に接続されている。
配線パターン110Cは、配線パターン110Aと同様に駆動信号を駆動回路120に伝達するための配線である。配線パターン110Cは、保護基板30及び封止基板40には挟まれておらず、駆動回路120に覆われ、外部配線接続部111及び接続部112が外部配線9a及び駆動回路120に接続されている。
配線パターン110Aの接続部112には、接着領域130と接続部112との境界140と、接続領域115との間に溝114が形成されている。境界140とは、封止基板40への平面視において(図6、図8参照)、接着領域130と接続部112との境界線部分をいう。換言すれば、平面視において、封止基板40の第1開口45の開口縁部と配線パターン110とが重なった部分である。
本実施形態では、溝114は、接続領域115を囲うように略矩形状に形成され、接続領域115の境界140とは反対側で接続部112と導通している。換言すると、溝114は、接続領域115の溝114に囲まれていない領域Rが、境界140とは反対側に配置されるように形成されている。
なお、溝114が接続領域115を囲うように形成されているとは、接続領域115が溝114により接続部112から完全に切り離されずに形成されていることをいう。また、接続領域115と接続部112とを導通させる領域Rの位置は、接続領域115の境界140とは反対側に限定されない。
上述したように、封止基板40は、保護基板30の設置面301及び配線パターン110Aの一部である被覆部113に対して接着剤46で接着されている。このため、図8の矢印Pに示すように、接着剤46は、被覆部113と封止基板40との間から漏れ出し、接続部112上を境界140から接続領域115に向けて進入する可能性がある。特に、封止基板40を保護基板30に接着する工程において、常温よりも高い温度にて接着剤46で接着する場合、接着剤46の粘性が低下するので、接続領域115に達しやすくなる。
また、図8の矢印Qに示すように、保護基板30の設置面301及び封止基板40の間から、接続部112の周縁を伝うように接着剤46が漏れ出し、接続部112の周縁全体に進入した後、接続部112の上面に乗り上げる可能性がある。
しかしながら、本実施形態に係る配線パターン110Aは、接続部112に溝114が形成されているため、この溝114内に接着剤46を一定量保留することができる。これにより、接着剤46が接続部112上に進入したとしても、溝114で接着剤46を止めることができ、接続領域115に接着剤46が達してしまうことを抑制することができる。また、接続部112の周縁を伝う接着剤46が接続部112の上面に乗り上げた場合であっても、溝114内に流れ込むため、接続領域115に接着剤46が達してしまうことを抑制することができる。
上述したように、接続領域115と接続部112との導通を取るために、接続領域115は、溝114で囲まれていない領域Rを有している。したがって、領域Rから接続領域115に接着剤46が浸入するおそれがある。
しかしながら、領域Rは、接続領域115の境界140とは反対側に設けられているため、接着剤46が到達する可能性が最も低い配置となっている。すなわち、接着剤46は、矢印Qで示したように、接続部112の周縁を伝い、境界140とは反対側まで達し、接続部112の上面に乗り上げて、領域Rに至る経路が考えられるが、この境界140から領域Rに至る経路を最も長くすることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、配線パターン110Aの接続部112に溝114が設けられていることで、封止基板40を接着する接着剤46が接続領域115に進入することを抑制することができる。したがって、第2接続配線122と接続領域115との接合が接着剤46により阻害されることを抑制することができる。これにより、第2接続配線122を接続領域115により確実に接続して駆動回路120に駆動信号を供給することができ、信頼性のあるインクの吐出を行うことができる記録ヘッド220が提供される。
また、本発明の記録ヘッド220では、封止基板40は、保護基板30の設置面301及び配線パターン110の一部に接着剤46で接着されている。すなわち、封止基板40が接着される接着領域として、配線パターン110の一部(本実施形態では、配線パターン110A、配線パターン110B)が利用されている。
例えば、本実施形態では、図6に示すように、配線パターン110A及び配線パターン110Bの被覆部113が接着領域となっている。
配線パターン110の一部を接着領域としても兼用するため、設置面301の接着領域全体を、配線パターン110の一部を接着領域として兼用しない場合に比べて狭くすることができる。このように、本実施形態に係る記録ヘッド220では、保護基板30の接着領域を小さくして平面方向(XY平面)の大きさを小型化することができる。仮に、配線パターン110を接着領域として兼用しない場合では、例えば、第1開口45と第2開口43との間に、配線パターン110が設けられていない領域を広く確保する必要がある。このように設置面301において、配線パターン110が設けられていない接着領域を広く確保しなければならず、保護基板30が大型化してしまう。
なお、本実施形態に係る記録ヘッド220では、溝114は、接続部112の接続領域115を囲うように設けられていたがこのような態様に限定されない。溝114は、少なくとも、境界140と接続領域115との間に設けられていればよい。例えば、接続部112の境界140と接続領域115との間に、接続部112を完全には分断しない程度に溝114を設けてもよい。このような態様であっても、境界140から接続領域115に進入する接着剤46を溝114で止めることができる。また、溝114の本数や形状、配置には特に限定はなく、任意の本数、形状、配置とすることができる。さらに、溝114は、接続部112を厚さ方向に貫通して設けられていてもよいし、貫通していなくてもよい。
〈実施形態2〉
実施形態1に係る記録ヘッド220は、接続部112に溝114を設けて接着剤46が接続領域115に進入することを抑制したが、このような態様に限定されない。図10は、本実施形態に係る配線パターンの接続部近傍の平面図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10(a)に示すように、本実施形態に係る配線パターン110Aの接続部112Aは、境界140と接続領域115との間に設けられた直線部116と、直線部116から分岐した分岐部117と、溝114で囲まれた接続領域115とを有している。溝114及び接続領域115を構成する部分を接続本体部118と称する。本実施形態の接続本体部118は、配線パターン110Aのうち、直線部116の境界140とは反対側に連続した矩形状の部分である。
分岐部117は、直線部116に連続し、平面方向(XY平面方向)に突出している。本実施形態では、直線部116が延設された第1の方向Xに対して直交する第2の方向Yに沿って、直線部116の左右両側に3つずつ、合計6つの分岐部117が設けられている。
ここで、境界140側から漏れ出した接着剤46の進入経路は、接続部112Aの周縁である直線部116と分岐部117の周縁を伝い、接続本体部118まで達し、これらの直線部116、分岐部117及び接続本体部118の周縁全体を囲んだ後、接続本体部118の上面に乗り上げて、接続領域115に至る経路となる。
分岐部117を設けることにより、分岐部117の周縁の長さ分、接着剤46の進入経路を延長することができる。このように進入経路を延長することができるので、接着剤46が、直線部116、分岐部117及び接続本体部118の周縁全体を囲む可能性が低くなり、接着剤46が接続領域115に到達することを抑制することができる。
このように分岐部117が設けることで、接着剤46が接続領域115に到達して第2接続配線122の接続を阻害することを、より確実に回避することができる。
また、図10(b)には、隣り合う接続部112B及び接続部112Cが示されている。一方の接続部112Bは、直線部116の左右両側に1つずつ、合計2つの分岐部117が設けられている。また、他方の接続部112Cは、直線部116の左右両側に2つずつ、合計4つの分岐部117が設けられている。
隣り合う接続部112B及び接続部112Cにおける、一方の接続部112Bの分岐部117と、他方の接続部112Cの分岐部117とが境界140から接続領域115に向かう第1の方向Xにおいてオーバーラップしている。すなわち、第2の方向Yにおける範囲Lyの間に、隣り合う接続部112B及び接続部112Cの分岐部117が配置されている。範囲Ly内には、分岐部117の少なくとも一部が含まれていればよく、もちろん、分岐部117の全体が含まれていてもよい。
このような形状の分岐部117を設けた構成の接続部112B及び接続部112Cにおいては、図10(a)で説明した接続部112Aと同様に、接着剤46が接続領域115に到達して第2接続配線122の接続を阻害することをより確実に回避することができる。
さらに、一方の接続部112Bの分岐部117と、他方の接続部112Cの分岐部117とが第1の方向Xにおいてオーバーラップしている。つまり、分岐部117が第2の方向Yに占める幅を、分岐部117が重なった範囲Lyの分だけ狭くすることができる。このように、接続部112B及び接続部112Cが第2の方向Yで占める幅を狭くすることができるので、これらが設けられる保護基板30の平面方向の大きさを小型化することができ、さらには記録ヘッド220の小型化を図ることができる。
なお、分岐部117は、第2の方向Yに沿って直線状に延設されていたがこのような態様に限定されない。分岐部117は、直線部116から分岐した形状であればよく、方向や形状については特に限定はない。
また、実施形態1に係る記録ヘッド220は、保護基板30に設けられた保持部32内に、流路形成基板10に設けられた圧電アクチュエーター300が収容されている。すなわち、配線パターン110が設けられた保護基板30を、圧電アクチュエーター300を保護する部材として兼用している。これにより、圧電アクチュエーター300を保護するための別部材が不要となり、部品に係るコストを削減することができる。なお、本発明は、配線パターン110が設けられた保護基板30を圧電アクチュエーター300の保護のために兼用する態様に限定されない。例えば、流路形成基板10に、圧電アクチュエーター300を保護する別の部材を設け、当該部材に保護基板30を設けてもよい。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、実施形態2では、接続部112に溝114及び分岐部117が設けられていたが、このような態様に限定されない。例えば、溝114を設けず、分岐部117を有する配線パターン110としてもよい。このような態様であっても、接着剤46が接続部112の周縁を伝って接続領域115に到達することを抑制することができる。
実施形態1では、配線パターン110は、用途や配置に応じて、配線パターン110A〜配線パターン110Cの3種が例示されていたが、このような用途や配置に限定されない。
実施形態1では、2列の圧電アクチュエーター300に対して2つの駆動回路120を設けたが、特にこれに限定されない。例えば、2列の圧電アクチュエーター300に共通して一つの駆動回路120を設けてもよい。
上述した実施形態1〜2では、圧電アクチュエーター300の列が第2の方向Yに2列設けられた構成を例示したが、圧電アクチュエーター300の列の数は特にこれに限定されず、3列以上であってもよい。
上述した実施形態1〜2では、圧力発生室12に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として、薄膜型の圧電アクチュエーター300を用いて説明したが、特にこれに限定されず、例えば、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型の圧電アクチュエーターや、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電アクチュエーターなどを使用することができる。また、圧力発生手段として、圧力発生室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を吐出するものや、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル開口から液滴を吐出させるいわゆる静電式アクチュエーターなどを使用することができる。
実施形態1に係る封止基板40は、第2開口43を有していたが、このような態様に限定されず、少なくとも第1開口45が設けられたものであればよい。また、封止基板40の第1開口45は、枠状の固定板42により形成されたものに限定されない。請求項に記載する封止基板の開口とは、保護基板に形成した配線パターンや駆動回路が封止基板によって覆われない部分をいう。例えば、封止基板は板状であってもよい。このような板状の封止基板を保護基板の設置面に接着剤で固定し、保護基板の封止基板で接着されない部分に駆動回路や配線パターンの接続部が露出するような態様も本発明に含まれる。
実施形態1に係るインクジェット式記録装置Iでは、記録ヘッド220がヘッドユニット1としてキャリッジ3に搭載されて主走査方向に移動するものを例示したが、特にこれに限定されない。例えば、ヘッドユニット1が固定されて、紙等の被噴射媒体Sを副走査方向に移動させるだけで印刷を行う、所謂ライン式記録装置にも本発明を適用することができる。
実施形態1に係るインクジェット式記録装置Iは、複数の記録ヘッド220が搭載されたヘッドユニット1を備えていたが、このような態様に限定されない。一つの記録ヘッド220をキャリッジ3に搭載した態様であってもよい。
また、上述した例では、インクジェット式記録装置Iは、インクタンク等の液体貯留手段2を装置本体4に固定して、貯留手段とヘッドユニット1とをチューブ等の供給管を介して接続した構成であったが、このような構成に限定されない。例えば、液体貯留手段2をキャリッジ3に搭載した構成であってもよい。
本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種のインクジェット式記録ヘッド等の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも適用することができる。
また、本発明は、広くMEMSデバイスを対象としたものであり、液体噴射ヘッド以外のMEMSデバイスにも適用することができる。MEMSデバイスの一例としては、超音波デバイス、モーター、圧力センサー、焦電素子、強誘電体素子などが挙げられる。また、これらのMEMSデバイスを利用した完成体、たとえば、上記ヘッドを利用した液体等噴射装置、上記超音波デバイスを利用した超音波センサー、上記モーターを駆動源として利用したロボット、上記焦電素子を利用したIRセンサー、強誘電体素子を利用した強誘電体メモリーなども、MEMSデバイスに含まれる。
I インクジェット式記録装置、 1 インクジェット式記録ヘッドユニット(ヘッドユニット)、 9a 外部配線、 10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 40 封止基板、 46 接着剤、 100 マニホールド、 110 配線パターン、 112 接続部、 114 溝、 115 接続領域、 116 直線部、 117 分岐部、 120 駆動回路、 130 接着領域(領域)、 140 境界、 220 記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 300 圧電アクチュエーター

Claims (8)

  1. 圧力発生手段を駆動する駆動回路を実装し、前記駆動回路と電気的に接続する配線パターンが形成された保護基板と、
    開口を有し、前記配線パターンの一部を挟んで前記保護基板と接着剤で接着された封止基板と、を備え、
    前記配線パターンは、前記保護基板と前記封止基板とが前記接着剤で接着された領域から前記開口へ延び、前記駆動回路と電気的に接続する接続領域を有する接続部を有し、
    前記接続部は、前記領域と前記接続部との境界と、前記接続領域と、の間に溝が形成されている
    ことを特徴とするMEMSデバイス。
  2. 請求項1に記載するMEMSデバイスであって、
    前記溝は、前記接続領域を囲うように形成され、前記接続領域の前記境界とは反対側で前記接続部と導通している
    ことを特徴とするMEMSデバイス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するMEMSデバイスであって、
    前記接続部は、前記境界と前記接続領域との間に設けられた直線部と、該直線部から分岐した分岐部とを有する
    ことを特徴とするMEMSデバイス。
  4. 請求項3に記載するMEMSデバイスであって、
    隣り合う前記接続部における一方の前記接続部の前記分岐部と、他方の前記接続部の前記分岐部とが前記境界から前記接続領域に向かう方向においてオーバーラップしている
    ことを特徴とするMEMSデバイス。
  5. 圧力発生手段を駆動する駆動回路を実装し、前記駆動回路と電気的に接続する配線パターンが形成された保護基板と、
    開口を有し、前記配線パターンの一部を挟んで前記保護基板と接着剤で接着された封止基板と、を備え、
    前記配線パターンは、前記保護基板と前記封止基板とが前記接着剤で接着された領域から前記開口へ延び、前記駆動回路と電気的に接続する接続領域を有する接続部を有し、
    前記接続部は、前記境界と前記接続領域との間に設けられた直線部と、該直線部から分岐した分岐部とを有する
    ことを特徴とするMEMSデバイス。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載するMEMSデバイスと、
    液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室が設けられた流路形成基板とを備え、
    前記圧力発生手段は、前記流路形成基板の一方面に設けられて、前記圧力発生室の液体に圧力変化を生じさせる
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  7. 請求項6に記載する液体噴射ヘッドであって、
    前記保護基板は、前記流路形成基板の前記一方面に設けられて、前記圧電アクチュエーターの撓みを許容する空間が形成されている
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  8. 請求項6又は請求項7に記載する液体噴射ヘッドを備えることを特徴とする液体噴射装置。
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