JP2016167256A - 販売情報装置、税算出・仕訳作成方法、税算出・仕訳作成プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の概要について、図1を参照して簡単に説明する。本実施形態では、以下の処理(1)および(2)を行う。
(1)売上入力時に、登録された商品と紐付く軽油税区分を参照し(※軽油税区分は、商品毎に商品マスタに事前に設定しておく)、この商品が「課税軽油」又は「未課税軽油」の区分で登録されているときは、軽油税を示す売上データ(預り軽油税データ)を作成する。なお、直送売上に関する売上入力時に、この商品が「課税軽油」の区分で登録されているときは、軽油税を示す売上データと軽油税を示す仕入データ(預け軽油税データ)の両方を同時に作成する。
(2)仕入入力時に、登録された商品と紐付く軽油税区分を参照し、この商品が「課税軽油」の区分で登録されているときは、軽油税を示す仕入データ(預け軽油税データ)を作成する。
本実施形態に係る販売情報装置100の構成の一例について、図2を参照して説明する。図2は、販売情報装置100の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の処理の具体例について、図8から図16等を参照して説明する。ここで、本説明では、商品マスタ106aに、図3に示すデータが格納されていることを前提とする。また、本説明では、基本情報管理マスタ106bに、軽油税率(単位数量当たりの軽油税額)として「32.1」が設定されていることを前提とする。
実績計上時に商品の軽油税区分に応じて軽油税データを作成する処理について、倉出売上の場合を例として、図8から図10等を参照して説明する。図8は、本実施形態における販売情報装置100のメインの処理の一例を示すフローチャートである。
オペレータは、入力装置112を操作して、モニタ114に予め表示されている図9に示す売上入力画面MCに、倉出売上に係る売上データを入力し、データ管理部102aは、入力された売上データを売上データテーブル106cに格納する(伝票登録)。
データ管理部102aは、伝票登録時に売上データテーブル106cに格納された売上データの商品情報について、商品マスタ106aを参照して、軽油税区分を確認する。具体的には、データ管理部102aは、商品マスタ106aの軽油税区分「1:未課税軽油」または「2:課税軽油」と紐づく商品が売上データテーブル106cに存在するか確認する。
軽油税区分「1:未課税軽油」または「2:課税軽油」と紐づく商品が売上データテーブル106cに存在する場合、データ管理部102aは、売上データテーブル106cに格納された売上データ等に基づいて、預り軽油税額を含む軽油税伝票(売上)データ(預かり軽油税データ)を作成する。ステップS3で作成された軽油税伝票(売上)データの一例は、図10に示すものである。
・軽油税伝票データに盛り込む伝票情報(日付項目、売上事業所、得意先、請求先、回収予定情報等)は、発生元の伝票(売上データ)と同じものを使用する。発生元の伝票中の各摘要や配送業者等といった軽油税伝票に不要な情報は引き継がない。
・軽油税伝票データに盛り込む明細情報については、以下の通り計算する。
※「金額」は、発生元の軽油税発生明細の「数量」×基本情報管理マスタ106bの「軽油税率(単位数量当たりの軽油税額)」という式で得られた値(ただし、端数は四捨五入)を採用する。
※軽油税商品の数量及び消費税はゼロ(0)円とする。
※各摘要や配送業者等の軽油税伝票に不要な情報は引き継がない。
データ管理部102aは、作成した預り軽油税データを、預かり軽油税データテーブル106eに登録(格納)する。
仕訳管理部102bは、作成された預り軽油税データから仕訳を作成し、会計システムで参照される所定の会計領域(記憶領域)に格納する。
実績計上時に商品の軽油税区分に応じて軽油税データを作成する処理について、直送売上の場合を例として、図8、図11から図14等を参照して説明する。なお、本説明では、上述した説明と共通する説明を省略する場合がある。
ここでは、図11の売上入力画面MCを参照されたい。図8のステップS1では、直送売上に係る売上データを入力し、売上データテーブル106cに格納する。図8のステップS2は、上述したものと同じである。図8のステップS3は、上述したものと同じである。但し、直送売上なので、伝票情報について、各摘要や配送業者等といった情報はない。直送売上についてステップS3で作成された軽油税伝票(売上)データの一例は、図12に示すものである。図8のステップS4およびステップS5は、上述したものと同じある。
ここでは、図11の売上入力画面MCに表示されている課税軽油のレコードについて、その明細が示されている図13の遷移画面MDを参照されたい。図8のステップS2では、データ管理部102aは、商品マスタ106aの軽油税区分「2:課税軽油」と紐づく商品が売上データテーブル106cに存在するか確認する。
・軽油税伝票データに盛り込む伝票情報(日付項目、仕入事業所、仕入先、支払先、支払予定情報等)は、各明細毎の仕入情報から取得する(図13参照)。
・軽油税伝票データに盛り込む明細情報については、以下の通り計算する。
※「金額」は、発生元の軽油税発生明細の「数量」×基本情報管理マスタ106bの「軽油税率(単位数量当たりの軽油税額)」という式で得られた値(ただし、端数は四捨五入)を採用する。
※軽油税商品の数量及び消費税はゼロ(0)円とする。
※各摘要や配送業者等の軽油税伝票に不要な情報は引き継がない。
実績計上時に商品の軽油税区分に応じて軽油税データを作成する処理について、倉入仕入の場合を例として、図8、図15および図16等を参照して説明する。なお、本説明では、上述した説明と共通する説明を省略する場合がある。
・軽油税伝票データに盛り込む伝票情報(日付項目、仕入事業所、仕入先、支払先、支払予定情報等)は、発生元の伝票(仕入データ)と同じものを使用する。
・軽油税伝票データに盛り込む明細情報については、以下の通り計算する。
※「金額」は、発生元の軽油税発生明細の「数量」×基本情報管理マスタ106bの「軽油税率(単位数量当たりの軽油税額)」という式で得られた値(ただし、端数は四捨五入)を採用する。
※軽油税商品の数量及び消費税はゼロ(0)円とする。
※各摘要や配送業者等の軽油税伝票に不要な情報は引き継がない。
以上説明したように、本実施形態は、主に石油卸業向けの「預け・預かり軽油税仕訳の自動算出機能」とそれに伴う会計仕訳連携に関するものである。本実施形態は、石油卸業(特に、軽油を商売上扱っている企業等)での、軽油税の申告業務とそれに対する会計処理(会計連動)とに着目して、取引の内容に応じて、(1)預かり軽油税の債権認識および会計仕訳発生(仕訳連動)、(2)預け軽油税の債務認識および会計仕訳発生(仕訳連動)、(3)売買商品(軽油)ごとの課税/未課税/免税軽油の判断、ならびに、(4)売買のリッター(/L)あたりの軽油税額の改定日管理、等を可能とするものである。
102 制御部
102a データ管理部
102b 仕訳管理部
102c マスタ管理部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 基本情報管理マスタ
106c 売上データテーブル
106d 仕入データテーブル
106e 預かり(預り)軽油税データテーブル
106f 預け軽油税データテーブル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
Claims (7)
- 制御部を備えた販売情報装置であって、
前記制御部は、
取引数量に応じて税務署に申告する税額が変わる税及び消費税を発生させる商品の取引数量、単位数量当たりの前記税の前記税額、並びに、売上及び仕入のうちのいずれか一つである取引タイプに基づいて、預りの前記税の前記税額又は預けの前記税の前記税額を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出した前記税額に基づいて当該税額に関する仕訳を作成する作成手段と、
を備えたこと、
を特徴とする販売情報装置。 - 前記商品は、未課税、課税及び免税という3つの区分のうちのいずれか一つと紐付けられており、
前記算出手段は、前記商品が未課税又は課税と紐付けられている場合に前記算出の処理を実行すること、
を特徴とする請求項1に記載の販売情報装置。 - 前記取引タイプは、倉出売上、直送売上及び倉入仕入のうちのいずれか一つであり、
前記算出手段は、(1)前記取引タイプが倉出売上であり且つ前記商品が未課税又は課税と紐付けられている場合は前記預りの前記税の前記税額を算出し、(2)前記取引タイプが直送売上であり且つ前記商品が未課税と紐付けられている場合は前記預りの前記税の前記税額を算出し、(3)前記取引タイプが直送売上であり且つ前記商品が課税と紐付けられている場合は前記預りの前記税の前記税額及び前記預けの前記税の前記税額を算出し、(4)前記取引タイプが倉入仕入であり且つ前記商品が課税と紐付けられている場合は前記預けの前記税の前記税額を算出すること、
を特徴とする請求項2に記載の販売情報装置。 - 記憶部を備え、
前記記憶部は、前記単位数量当たりの前記税の前記税額と当該税額の適用開始日とを紐付けて格納しているマスタを含み、
前記算出手段における前記単位数量当たりの前記税の前記税額は、前記マスタに格納されているものであること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の販売情報装置。 - 前記商品は軽油、酒、揮発油又はタバコであり、
前記税は、前記商品が軽油であれば軽油税、前記商品が酒であれば酒税、前記商品が揮発油であれば揮発油税、前記商品がタバコであればタバコ税であること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の販売情報装置。 - 制御部を備えた販売情報装置で実行される税算出・仕訳作成方法であって、
前記制御部で実行される、
取引数量に応じて税務署に申告する税額が変わる税及び消費税を発生させる商品の取引数量、単位数量当たりの前記税の前記税額、並びに、売上及び仕入のうちのいずれか一つである取引タイプに基づいて、預りの前記税の前記税額又は預けの前記税の前記税額を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出した前記税額に基づいて当該税額に関する仕訳を作成する作成ステップと、
を含むこと、
を特徴とする税算出・仕訳作成方法。 - 制御部を備えた販売情報装置に実行させるための税算出・仕訳作成プログラムであって、
前記制御部に実行させるための、
取引数量に応じて税務署に申告する税額が変わる税及び消費税を発生させる商品の取引数量、単位数量当たりの前記税の前記税額、並びに、売上及び仕入のうちのいずれか一つである取引タイプに基づいて、預りの前記税の前記税額又は預けの前記税の前記税額を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出した前記税額に基づいて当該税額に関する仕訳を作成する作成ステップと、
を含むこと、
を特徴とする税算出・仕訳作成プログラム。
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