JP2016164431A - 遊星ローラ式の動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターナルリングの耐久性を向上させつつ、伝達損失の増大を抑制することができる遊星ローラ式の動力伝達装置を提供することを目的とする。
【解決手段】遊星ローラ式の動力伝達装置1は、ケーシング13により主軸を中心として回転可能に支持される太陽ローラ101と、ケーシングに直接的又は間接的に連結される筒状のインターナルリング11と、太陽ローラの外周面及びインターナルリングの内周面に接触する2以上の遊星ローラ12と、ケーシングにより主軸J1を中心として回転可能に支持され、遊星ローラを回転可能に支持するキャリア141とを備える。遊星ローラは、中央部の外径が端部よりも大きい樽形状である。インターナルリングは、外周面に径方向外方に突出する環状の第1凸部を有する。第1凸部は、インターナルリングの内周面における遊星ローラとの接触領域と軸方向の位置を重複させて配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊星ローラ式の動力伝達装置に係り、更に詳しくは、径方向に弾性変形することによって遊星ローラを径方向内方に向けて付勢するインターナルリングを備える遊星ローラ式の動力伝達装置の改良に関する。
遊星ローラ式の動力伝達装置は、潤滑油を介在させた状態で遊星ローラを太陽ローラに押し付けることによって動力を伝達するトラクションドライブ装置であり、遊星歯車式の動力伝達装置に比べ、バックラッシュによる振動及び騒音が少ない。例えば、遊星ローラ式の動力伝達装置は、太陽ローラ、インターナルリング、遊星ローラ及びキャリアにより構成され、電動モータの回転出力を減速する減速機として用いられる。太陽ローラ及びキャリアは、同軸に配置される。また、遊星ローラは、太陽ローラの外周面とインターナルリングの内周面とに接触する転動体である。回転力が電動モータから太陽ローラに入力され、キャリアを介して出力する場合、遊星ローラが自転しながら太陽ローラの周りを公転することにより、回転力が出力される。
前述した遊星ローラ式の動力伝達装置では、太陽ローラ及び遊星ローラ間と遊星ローラ及びインターナルリング間とにおいて、油膜を介したトルク伝達が行われる。この種のトルク伝達では、転動部材同士を適切な力で押し当てる必要がある。例えば、特許文献1には、径方向に弾性変形することによって遊星ローラを径方向内方に向けて付勢する弾性部材によりインターナルリングを構成することにより、押圧力を発生させる技術が開示されている。特許文献1に記載の遊星ローラ式の動力伝達装置では、複数の遊星ローラ6が太陽ローラ3と弾性筒体4との間に配置され、弾性筒体4が遊星ローラ6を太陽ローラ3に押し付ける。弾性筒体4が遊星ローラ6を径方向内方に向けて付勢するため、付勢用の部材を別途設けなくても、伝達トルクを増大させることができる。
実開昭57−163044号公報
筒状のインターナルリングの厚さを薄くすれば、撓み易くなることから、遊星ローラとの接触領域の面積が拡大し、接触部位に作用する面圧が局所的に低くなる。このため、インターナルリングが疲労により破損するのを抑制することができる。しかしながら、前述した様な従来の遊星ローラ式の動力伝達装置では、インターナルリングを薄くすれば、遊星ローラがインターナルリングにめり込む現象が発生し、インターナルリングの接触部位付近が局所的に変形することが判った。このため、遊星ローラがインターナルリング内を転動する際の転がり抵抗が増加し、伝達損失が増大する虞があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、インターナルリングの耐久性を向上させつつ、伝達損失の増大を抑制することができる遊星ローラ式の動力伝達装置を提供することを目的とする。
本発明による遊星ローラ式の動力伝達装置は、ケーシングにより主軸を中心として回転可能に支持される太陽ローラと、前記ケーシングに直接的又は間接的に連結される筒状のインターナルリングと、前記太陽ローラの外周面及び前記インターナルリングの内周面に接触する2以上の遊星ローラと、前記ケーシングにより前記主軸を中心として回転可能に支持され、前記遊星ローラを回転可能に支持するキャリアとを備える。前記遊星ローラは、中央部の外径が端部よりも大きい樽形状である。前記インターナルリングは、外周面に径方向外方に突出する環状の第一凸部を有し、前記第一凸部が前記インターナルリングの内周面における前記遊星ローラとの接触領域と軸方向の位置を重複させて配置される。
前記動力伝達装置では、遊星ローラが樽形状を有するため、遊星ローラ及びインターナルリング間の面圧と遊星ローラ及び太陽ローラ間の面圧とを容易にコントロールすることができる。また、インターナルリングが遊星ローラを径方向内方に向けて付勢するため、付勢用の部材を別途設けなくても、伝達トルクを増大させることができる。
また、インターナルリングの外周面には、インターナルリングの内周面における遊星ローラとの接触領域と軸方向の位置を重複させて環状の第一凸部が設けられる。インターナルリングの厚さを薄くすれば、撓み易くなることから、遊星ローラとの接触領域の面積が拡大して局所的な面圧が低くなり、インターナルリングが疲労により破損するのを抑制することができる。
前記動力伝達装置では、第一凸部をインターナルリングの外周面に設けることにより、接触部位の剛性を上げることができる。このため、前記動力伝達装置では、厚さを薄くしてインターナルリングの耐久性を向上させた場合であっても、伝達損失が増大するのを抑制することができる。つまり、インターナルリングを薄くした場合であっても、遊星ローラがインターナルリングにめり込む現象が発生してインターナルリングの接触部位付近が局所的に変形するのを抑制し、遊星ローラがインターナルリング内を転動する際の転がり抵抗が増加するのを抑制することができる。
本発明による遊星ローラ式の動力伝達装置では、接触部位の剛性が上がるため、インターナルリングの耐久性を向上させつつ、伝達損失が増大するのを抑制することができる。
図1は、実施の形態による遊星ローラ式の動力伝達装置1の断面図である。 図2は、動力伝達装置1をA−A切断線により切断した場合の切断面を示す断面図である。 図3は、動力伝達装置1をB−B切断線により切断した場合の切断面を示す断面図である。 図4は、動力伝達装置1の一部を模式的に示した説明図である。 図5は、インターナルリング11のローラ対向部111を比較例と比較して示した図である。 図6は、動力伝達装置1の転動機構を模式的に示した説明図である。 図7は、遊星ローラ12がインターナルリング11のローラ対向部111にめり込む現象を模式的に示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本明細書では、便宜上、主軸の方向を水平方向として説明するが、本発明による動力伝達装置の使用時における姿勢を限定するものではない。また、本明細書では、主軸の方向を単に「軸方向」と呼び、主軸を中心とする径方向及び周方向を単に「径方向」及び「周方向」と呼ぶ。
<動力伝達装置1>
図1は、本発明の実施の形態による遊星ローラ式の動力伝達装置1の一構成例を示した断面図であり、主軸J1を含む鉛直面により動力伝達装置1を切断した場合の切断面が示されている。図1では、紙面の右側を入力側とし、左側を出力側として、動力伝達装置1が描画されている。図2は、図1の動力伝達装置1をA−A切断線により切断した場合の切断面を示す断面図である。図3は、図1の動力伝達装置1をB−B切断線により切断した場合の切断面を示す断面図である。
主軸J1は、太陽ローラ101及びキャリア141に共通の回転中心を示す直線である。この動力伝達装置1は、電動モータ(図示せず)から入力される回転運動を減速して出力する減速機であり、入力回転体10、インターナルリング11、遊星ローラ12、ケーシング13、出力回転体14及び入力側支持部材15と、軸受2〜5及びキー部材6とにより構成される。例えば、軸受2〜5は、2以上の球状転動体を外輪と内輪との間に配置した玉軸受である。
<ケーシング13>
ケーシング13は、後述する転動部材を収容する筐体であり、電動モータのハウジング等に固定される。このケーシング13は、入力側に開口を有する有底円筒形状の本体部131と、本体部131の開口に配置される蓋部132とにより構成される。
本体部131は、軸方向に延びる円筒部1311と、出力回転体14を配置するための貫通孔1313を有する底部1312とにより構成される。蓋部132は、入力回転体10を配置するための貫通孔1322を有し、円筒部1311に取り付けられる。
<入力回転体10>
入力回転体10は、ケーシング13により主軸J1を中心として回転可能に支持される部材であり、電動モータから所定の回転力が入力される。この入力回転体10は、電動モータのシャフトに連結される入力軸100と、遊星ローラ12を外接させる太陽ローラ101と、軸受4を介してキャリア141を回転可能に支持するキャリア支持部102とにより構成される。
入力軸100、太陽ローラ101及びキャリア支持部102は、一体的に形成される。軸受4は、内輪にキャリア支持部102を挿入することにより、キャリア支持部102の外周面上に配置される。
<太陽ローラ101>
太陽ローラ101は、軸方向に延びる外周面を有する円柱状の転動部材である。この太陽ローラ101は、入力側の端部に入力軸100が連結され、出力側の端部にキャリア支持部102が設けられている。つまり、太陽ローラ101は、入力軸100及び軸受2を介してケーシング13の蓋部132により回転可能に支持される。
例えば、軸受2は、蓋部132の貫通孔1322内に配置された後、内輪に太陽ローラ101が挿入されることにより、太陽ローラ101の外周面上に配置される。従って、入力回転体10は、遊星ローラ12との転動面を挟んで軸受2及び4により支持される。
<インターナルリング11>
インターナルリング11は、遊星ローラ12を内接させる筒状の転動部材であり、端部がケーシング13に固定される。このインターナルリング11は、径方向に弾性変形することによって遊星ローラ12を径方向内方に向けて付勢する弾性部材により構成される。例えば、インターナルリング11は、可撓性を有する金属弾性体により形成される。
例えば、インターナルリング11は、遊星ローラ12に対向するローラ対向部111と、ケーシング13に直接的に連結される円環形状のケーシング取付部112とにより構成される。ローラ対向部111及びケーシング取付部112は、一体的に形成される。
ローラ対向部111は、軸方向に延びる内周面を有する円筒形状の部材により構成され、入力側の端部にケーシング取付部112が設けられる。ケーシング取付部112は、主軸J1と同軸に配置される。このケーシング取付部112は、入力側の端面をケーシング13の蓋部132に対向させて配置され、蓋部132を軸方向に貫通するピン状のキー部材6の先端部を収容するキー穴を有する。つまり、ケーシング取付部112は、キー部材6がキー穴内に挿入されることにより、周方向及び径方向の移動が制限される。インターナルリング11は、2以上のキー部材6を用いて蓋部に132に固定される。
<遊星ローラ12>
遊星ローラ12は、太陽ローラ101の外周面とインターナルリング11の内周面とに接触する転動部材であり、中央部の外径が端部よりも大きい樽形状である。この遊星ローラ12は、キャリアピン122によりニードル軸受121を介して回転可能に支持される。
キャリアピン122は、遊星ローラ用の軸部材であり、キャリア141に保持される。このキャリアピン122は、出力側の端部がキャリア141内に収容され、入力側の端部を遊星ローラ12の入力側端面から突出させ、入力側支持部材15に当接させている。ニードル軸受121は、軸方向に延びる2以上の円柱状転動体により構成されるころ軸受であり、キャリアピン122の外周面と遊星ローラ12の内周面との間に配置される。
<出力回転体14>
出力回転体14は、ケーシング13により主軸J1を中心として回転可能に支持される部材であり、回転力を所定の負荷へ出力する。この出力回転体14は、負荷に連結される出力軸140と、2以上の遊星ローラ12を回転可能に支持するキャリア141とにより構成される。出力軸140及びキャリア141は、一体的に形成される。
出力軸140は、キャリア141の出力側端部に連結される軸部材である。この出力軸140は、外径が入力軸100よりも太く、電動モータの回転力により、入力軸100と比較すれば、ケーシング13に対して相対的に低速回転する。
<キャリア141>
キャリア141は、キャリアピン122を介して遊星ローラ12を支持する支持部材であり、太陽ローラ101と同軸に配置される。このキャリア141は、ケーシング13の底部1312により軸受5を介して回転可能に支持され、かつ、入力回転体10のキャリア支持部102により軸受4を介して回転可能に支持される。
例えば、軸受5は、底部1312の貫通孔1313内に配置された後、内輪にキャリア141の出力側端部が挿入されることにより、出力側端部の外周面上に配置される。軸受4は、キャリア141に設けられた軸受収容孔内に配置される。
入力側支持部材15は、キャリアピン122を支持する円環形状の部材であり、太陽ローラ101と同軸に配置され、ケーシング13の蓋部132により軸受3を介して回転可能に支持される。この入力側支持部材15は、軸方向に延びる2以上の連結部材151によりキャリア141に連結される。例えば、軸受3は、入力側支持部材15の内側に配置された後、内輪に蓋部132のボス部1321が挿入されることにより、ボス部1321の外周面上に配置される。
図示した動力伝達装置1では、3つの遊星ローラ12が周方向に等間隔に配置される。各遊星ローラ12は、太陽ローラ101に外接させた状態でインターナルリング11のローラ対向部111内に収容される。また、インターナルリング11、キャリア141及び入力側支持部材15は、ケーシング13の円筒部1311内に配置される。
図4は、図1の動力伝達装置1の一部を模式的に示した説明図であり、太陽ローラ101、インターナルリング11のローラ対向部111及び遊星ローラ12により構成される転動機構が示されている。この図では、遊星ローラ12の形状とキャリアピン122の傾きとが誇張して描画されている。
図5は、図4のインターナルリング11のローラ対向部111を比較例と比較して示した図であり、第一凸部1111、第二凸部1112及び1113が示されている。図中の(a)には、本発明による動力伝達装置1の場合が示され、(b)には、比較例が示されている。
遊星ローラ12は、キャリアピン122により遊星回転軸J2を中心として回転可能に支持される。遊星回転軸J2は、遊星ローラ12の回転中心を示す直線である。この遊星ローラ12は、樽形状であるため、外周面における遊星回転軸J2に沿って延びる稜線が円弧状である。
また、キャリアピン122は、太陽ローラ101に対し傾斜させて配置される。このため、遊星ローラ12とインターナルリング11のローラ対向部111との接触領域C1と、遊星ローラ12と太陽ローラ101との接触領域C2とは、軸方向の位置が所定の距離だけずれている。遊星回転軸J2の主軸J1に対する傾斜角θは、3つの遊星ローラ12について共通である。
図示した動力伝達装置1では、太陽ローラ101からの径方向の距離に関し、キャリアピン122の入力側の端部が出力側の端部よりも遠くに配置されている。このため、接触領域C1は、接触領域C2よりも入力側に形成される。接触領域C1は、遊星ローラ12における太陽ローラ101から最も遠い位置に形成される。
遊星ローラ12が樽形状であるため、円筒形状である場合に比べ、接触部位C1及びC2の軸方向の位置と、接触部位C1及びC2に作用する面圧とを容易にコントロールすることができる。ここでいう面圧は、いわゆるヘルツ面圧であり、接触面に作用する法線方向の応力である。また、インターナルリング11のローラ対向部111は、径方向に弾性変形することにより、遊星ローラ12を径方向内方に向けて付勢する。このため、動力伝達装置1では、付勢用の部材を別途設けなくても、伝達トルクを増大させることができる。
この動力伝達装置1では、ローラ対向部111の内径が軸方向に概ね一定であり、ローラ対向部111の内周面が円筒面であるのに対し、ローラ対向部111の外周面に、第一凸部1111、第二凸部1112及び1113が設けられる。例えば、第一凸部1111、第二凸部1112及び1113は、いずれも軸方向の幅が遊星ローラ12の軸方向の幅よりも狭い。この様な凸部をインターナルリング11に設けることにより、遊星ローラ12と径方向に対向する領域よりも狭い範囲でインターナルリング11の剛性を局所的に上げることができる。
第一凸部1111、第二凸部1112及び1113は、いずれも径方向外方に突出する環状の突出部であり、軸方向の位置を異ならせて配置される。また、第一凸部1111、第二凸部1112及び1113は、いずれもローラ対向部111の薄肉部位の外周面よりも径方向の外方に突出し、かつ、当該外周面に沿って周方向に延びる形状である。
第一凸部1111は、インターナルリング11の内周面における遊星ローラ12との接触領域C1と軸方向の位置を重複させて配置される。すなわち、第一凸部1111は、径方向の外側から見れば、接触領域C1の一部又は全部と重なる位置に配置される。
例えば、第一凸部1111は、軸方向の幅Wが接触領域C1よりも狭い。ここでいう幅Wは、例えば、薄肉部位に比べて厚さが厚い周方向の部位を厚肉部位とし、薄肉部位の外周面から厚肉部位の先端までの径方向の高さをHとして、高さがH/2以上である厚肉部位の幅、すなわち、半値幅である。この様に構成すれば、第一凸部1111を接触領域C1内に配置することができるため、接触部位の剛性を上げるのに好適である。なお、第一凸部1111は、軸方向の幅Wが接触領域C1よりも広くても良い。
また、本発明による動力伝達装置1では、第一凸部1111付近の表面形状が滑らかな曲面により構成される。すなわち、第一凸部1111は、主軸J1を含む任意の平面により切断した場合の断面において、径方向外側の表面形状を示す曲線に対する接線の軸方向に関する傾きが連続的に変化する曲線により、径方向外側の表面形状が構成される。
一方、比較例では、ローラ対向部111における薄肉部位と厚肉部位との境界において、径方向外側の表面形状を示す曲線に対する接線の軸方向に関する傾きが不連続に変化する折れ線により、径方向外側の表面形状が構成される。この様にローラ対向部111の厚さが急激に変化する構成では、弾性変形時に応力の集中が生じ易い。これに対し、本実施の形態では、インターナルリング11の弾性変形時に、応力が第一凸部1111付近に集中するのを抑制することができる。
なお、接触領域C1が接触領域C2よりも軸方向の入力側に形成されることから、第一凸部1111は、第二凸部1112と第二凸部1113との間において、軸方向の入力側に偏って配置されている。すなわち、第一凸部1111は、軸方向に関し、インターナルリング11における遊星ローラ12と径方向に対向する領域の中央よりも入力側に配置されている。
第二凸部1112及び1113は、遊星ローラ12の両端部と対向する軸方向の位置にそれぞれ配置される。具体的に説明すれば、第二凸部1112は、遊星ローラ12の出力側の端部と軸方向の位置を重複させて配置される。すなわち、第二凸部1112は、遊星ローラ12の出力側端部と径方向に対向するインターナルリング11の内周面上の領域に対して軸方向の位置を重複させて配置され、径方向の外側から見れば、位置が遊星ローラ12の出力側端部と重なる。
一方、第二凸部1113は、遊星ローラ12の入力側の端部と軸方向の位置を重複させて配置される。すなわち、第二凸部1113は、遊星ローラ12の入力側端部と径方向に対向するインターナルリング11の内周面上の領域に対して軸方向の位置を重複させて配置され、径方向の外側から見れば、位置が遊星ローラ12の入力側端部と重なる。
本実施の形態による動力伝達装置1では、第二凸部1112及び1113付近の表面形状が滑らかな曲面により構成される。すなわち、第二凸部1112及び1113は、いずれも主軸J1を含む任意の平面により切断した場合の断面において、径方向外側の表面形状を示す曲線に対する接線の軸方向に関する傾きが連続的に変化する曲線により、径方向外側の表面形状が構成される。
インターナルリング11のローラ対向部111は、遊星ローラ12よりも径方向外方において、ケーシング13の円筒部1311の内周面と第一凸部1111との間に空隙が生じる形状を有する。円筒部1311の内周面と第一凸部1111との距離Dは、遊星ローラ12がローラ対向部111の直下を通過する際に最小になる。
第一凸部1111、第二凸部1112及び1113は、ローラ対向部111の薄肉部位と一体的に形成される。例えば、円筒体の外周面を切削加工により削り取ることにより、第一凸部1111、第二凸部1112及び1113を有するローラ対向部111が形成される。なお、インターナルリング11は、第一凸部1111、第二凸部1112又は1113をローラ対向部111の薄肉部位とは別個の部材により形成し、薄肉部位の外周面に接合するような構成であっても良い。
この動力伝達装置1では、接触領域C1とC2とが軸方向にずれているため、インターナルリング11のローラ対向部111から遊星ローラ12に付加される押圧力F1と、太陽ローラ101から遊星ローラ12に付加される押圧力F2とが偶力の関係にある。押圧力F1及びF2は、いずれも接触面に作用する圧接力である。遊星ローラ12には、押圧力F1及びF2の大きさと、押圧力F1及びF2の作用線間の距離とに応じて、紙面に垂直な方向の力のモーメントが発生する。このため、キャリアピン122と遊星ローラ12との間のがたつき又は遊びが相殺されることから、バックラッシュを低減させることができる。
図6は、図1の動力伝達装置1の転動機構を模式的に示した説明図であり、転動機構を主軸J1に垂直な鉛直面により切断した場合の切断面が示されている。図7は、図6の遊星ローラ12がインターナルリング11のローラ対向部111にめり込む現象を模式的に示した説明図である。
3つの遊星ローラ12は、それぞれ太陽ローラ101に外接するとともに、インターナルリング11のローラ対向部111に内接する。また、インターナルリング11のローラ対向部111は、3つの遊星ローラ12に外接する外接円に比べ、内周面の直径が小さい部材により構成される。
この様なローラ対向部111内に3つの遊星ローラ12を配置した場合、ローラ対向部111は、径方向に弾性変形し、遊星ローラ12との接触部位に内部張力が発生するため、内部張力の合力により遊星ローラ12を径方向の内方へ付勢する。前述した押圧力F1は、内部張力の合力である。また、伝達可能なトルクの上限値は、押圧力F1及びF2の大きさに比例する。
例えば、太陽ローラ101が入力側から見て時計回りに回転する場合、各遊星ローラ12は、時計回りと反対向きに自転しながら太陽ローラ101の周りを時計回りに公転する。ローラ対向部111の周方向の各部位は、内周面の直下を遊星ローラ12が通過する際に径方向の最も外側に変位し、また、内周面の直下を遊星ローラ12が通過してから次の遊星ローラ12が通過するまでの期間の中央において、径方向の最も内側に変位する。
ローラ対向部111と遊星ローラ12との転がり接触では、接触面に作用する接触応力により、接触部位が局所的に弾性変形する。ローラ対向部111における接触部位の弾性変形は、遊星ローラ12が通過するごとに繰り返される。局所的な接触応力が低くなれば、弾性変形を繰り返すことによる接触部位の疲労を低減させることができる。
インターナルリング11のローラ対向部111は、厚さを薄くすれば径方向に撓み易くなる。ローラ対向部111が径方向に撓むことにより、遊星ローラ12との接触領域の面積は周方向に拡大するため、接触面に作用する局所的な面圧が低くなる。よって、ローラ対向部111を薄くすることにより、インターナルリング11が疲労により破損するのを抑制することができる。
ところが、インターナルリング11のローラ対向部111を薄くすれば、遊星ローラ12がローラ対向部111にめり込む現象(図7を参照)が発生し、ローラ対向部111の接触部位付近が局所的に変形することが判った。このため、遊星ローラ12がローラ対向部111内を転動する際の転がり抵抗が増加する。
そこで、本実施の形態による動力伝達装置1では、第一凸部1111をローラ対向部111の外周面に設けることにより、接触部位の剛性が上がるため、ローラ対向部111のめり込みが軽減される。このため、動力伝達装置1では、厚さを薄くしてインターナルリング11の耐久性を向上させた場合であっても、伝達損失が増大するのを抑制することができる。
本実施の形態による動力伝達装置1を構成する各部品は、上述した通りである。以下では、これらの部品相互の関係や、それによって生じる作用効果について詳しく説明する。
(1)耐久性の向上と伝達損失の低減
本実施の形態による動力伝達装置1では、インターナルリング11のローラ対向部111を薄くすることにより、遊星ローラ12との接触領域C1の面積が拡大して局所的な面圧が低くなるため、インターナルリング11が疲労により破損するのを抑制することができる。また、第一凸部1111をローラ対向部111の外周面に設けることにより、接触部位の剛性が上がるため、インターナルリング11のめり込みが軽減される。このため、前記動力伝達装置1では、厚さを薄くしてインターナルリング11の耐久性を向上させた場合であっても、伝達損失が増大するのを抑制することができる。
(2)エッジ当たりの回避
本実施の形態による動力伝達装置1では、第二凸部1112及び1113を遊星ローラ12の両端部と対向する軸方向の位置にそれぞれ設けることにより、インターナルリング11における遊星ローラ12の両端部と対向する部位の剛性がそれぞれ向上するため、インターナルリング11が遊星ローラ12の端部に接触する現象、いわゆるエッジ当たりが生じるのを抑制することができる。
(3)応力の分散
本実施の形態による動力伝達装置1では、第一凸部1111、第二凸部1112及び1113付近の表面形状がそれぞれ滑らかな曲面により構成されるため、インターナルリング11のローラ対向部111の弾性変形時に、応力がこれらの厚肉部位の周辺に局所的に集中するのを抑制することができる。
(4)衝突防止
本実施の形態による動力伝達装置1では、遊星ローラ12よりも径方向外方において、ケーシング13の円筒部1311の内周面とインターナルリング11の第一凸部1111との間に空隙が形成される。このため、動力伝達装置1では、遊星ローラ12が太陽ローラ101に対して公転するのに伴ってインターナルリング11のローラ対向部111が径方向に振動する際に、インターナルリング11がケーシング13に衝突するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、軸方向の位置を異ならせて3つの凸部(第一凸部1111、第二凸部1112及び1113)がインターナルリング11のローラ対向部111に設けられる場合の例について説明したが、本発明は、インターナルリング11の構成をこれに限定するものではない。例えば、動力伝達装置1は、軸方向の位置が異なる4以上の凸部をローラ対向部111の外周面に設けるような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、インターナルリング11がケーシング13に直接的に連結される場合の例について説明したが、本発明は、インターナルリング11がケーシング13に間接的に連結される動力伝達装置1にも適用することができる。例えば、動力伝達装置1は、外輪がケーシング13に固定された軸受を介してインターナルリング11をケーシング13に連結するような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、インターナルリング11における軸方向の入力側の端部がケーシング13に連結される場合の例について説明したが、本発明は、インターナルリング11の固定端をケーシング13に連結する方法をこれに限定するものではない。例えば、動力伝達装置1は、インターナルリング11における軸方向の出力側の端部をケーシング13に連結するような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、インターナルリング11のローラ対向部111が円筒形状である場合の例について説明したが、本発明は、ローラ対向部111の形状をこれに限定するものではない。例えば、ローラ対向部111は、主軸J1を含む任意の平面により切断した場合の断面において、遊星ローラ12の外周面の稜線よりも曲率の小さい曲線により、径方向内側の表面形状が構成される。動力伝達装置1は、この様な構成であっても良い。
また、本実施の形態では、ケーシング13が電動モータのハウジング等に固定され、電動モータの回転力が入力軸100を介して太陽ローラ101に伝達され、キャリア141を介して出力軸140から回転力を出力する場合の例について説明したが、本発明は、動力伝達装置1の使用形態をこれに限定するものではない。
例えば、ケーシング13、太陽ローラ101及びキャリア141の3つの部材のうち、任意の一つの部材を電動モータのハウジング等に固定し、他の部材の一方を入力とし、他方を出力とすることができる。つまり、本発明は、ケーシング13に連結されるインターナルリング11が電動モータのハウジング等に対して相対的に回転する動力伝達装置1にも適用することができる。
また、動力伝達装置1は、ケーシング13が、電動モータのハウジング又は変速機、増速機等の他の動力伝達装置のケーシングと一体的に形成されるような構成であっても良い。或いは、動力伝達装置1は、電動モータ又は他の動力伝達装置と共通の筐体をケーシング13として用いるような構成であっても良い。
1 動力伝達装置
2〜5 軸受
6 キー部材
10 入力回転体
100 入力軸
101 太陽ローラ
102 キャリア支持部
11 インターナルリング
111 ローラ対向部
1111 第一凸部
1112,1113 第二凸部
112 ケーシング取付部
12 遊星ローラ
121 ニードル軸受
122 キャリアピン
13 ケーシング
131 本体部
1311 円筒部
1312 底部
132 蓋部
14 出力回転体
140 出力軸
141 キャリア
15 入力側支持部材
151 連結部材
C1,C2 接触領域
F1,F2 押圧力
J1 主軸
J2 遊星回転軸

Claims (7)

  1. ケーシングにより主軸を中心として回転可能に支持される太陽ローラと、
    前記ケーシングに直接的又は間接的に連結される筒状のインターナルリングと、
    前記太陽ローラの外周面及び前記インターナルリングの内周面に接触する2以上の遊星ローラと、
    前記ケーシングにより前記主軸を中心として回転可能に支持され、前記遊星ローラを回転可能に支持するキャリアとを備え、
    前記遊星ローラは、中央部の外径が端部よりも大きい樽形状であり、
    前記インターナルリングは、外周面に径方向外方に突出する環状の第一凸部を有し、前記第一凸部が前記インターナルリングの内周面における前記遊星ローラとの接触領域と軸方向の位置を重複させて配置されることを特徴とする遊星ローラ式の動力伝達装置。
  2. 前記第一凸部は、軸方向の幅が前記遊星ローラの軸方向の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の遊星ローラ式の動力伝達装置。
  3. 前記第一凸部は、前記主軸を含む任意の平面により切断した場合の断面において、径方向外側の表面形状を示す曲線に対する接線の軸方向に関する傾きが連続的に変化する曲線により、前記表面形状が構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊星ローラ式の動力伝達装置。
  4. 前記インターナルリングは、さらに、外周面に径方向外方に突出する環状の第二凸部を有し、前記第二凸部が前記遊星ローラの端部と軸方向の位置を重複させて配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊星ローラ式の動力伝達装置。
  5. 前記第二凸部は、前記遊星ローラの両端部と対向する軸方向の位置にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項4に記載の遊星ローラ式の動力伝達装置。
  6. 前記第二凸部は、前記主軸を含む任意の平面により切断した場合の断面において、径方向外側の表面形状を示す曲線に対する接線の軸方向に関する傾きが連続的に変化する曲線により、前記表面形状が構成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の遊星ローラ式の動力伝達装置。
  7. 前記インターナルリングは、前記遊星ローラよりも径方向外方において、前記ケーシングの内周面と前記第一凸部との間に空隙が生じる形状を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊星ローラ式の動力伝達装置。
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