JP2016163397A - 振動を抑制する機能を備えたモータ制御装置 - Google Patents

振動を抑制する機能を備えたモータ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、振動抑制効果と形状精度の両立を実現可能なモータ制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一実施例に係るモータ制御装置は、機械を駆動するサーボモータを制御するモータ制御装置において、機械の位置を指令する位置指令部と、機械の位置を検出する位置検出器と、位置指令部が指令した位置指令及び位置検出器が検出した機械位置からモータ速度指令を作成する位置制御器と、モータ速度指令により、モータの速度を制御する速度制御器と、を有し、位置制御器は、モータ速度指令から機械の速度までの伝達特性の逆特性を近似するフィルタF(s)を含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置に関し、特に、フルクローズド制御において低周波共振を考慮した位置制御器を提供し、振動を抑制する機能を備えたモータ制御装置に関する。
従来、モータ位置決め装置の機械共振であって、サーボ制御系の制御帯域を越えるような高周波共振に対しては、サーボ制御ループ内部にノッチフィルタないしローパスフィルタを備え、サーボ制御系が機械共振に反応しないようにする方法で対処されてきた。
一方、サーボ制御系が反応するサーボ制御帯域下の低周波共振に対しては、指令を補正する方法(第1の方法)や、サーボ制御ループ内部にノッチフィルタを備える方法(第2の方法)などが検討されてきた。
モータ位置決め装置にセミクローズド制御系を仮定し、第1の方法である指令を補正する方法を用いて、振動抑制を行うモータ制御装置が知られている。
工作機械におけるモータの制御装置では、一般に、移動経路にこだわらないPTP(Point to Point)制御と、移動経路どおりに機械の位置を制御する軌跡制御が行われる。上記のモータ制御装置はモータの位置をフィードバック制御するセミクローズド制御系において、軌跡制御を行うモータ制御装置を提供するものである。具体的には、セミクローズド制御系においてモータへの位置指令と機械への位置指令とを変換する位置指令補正フィルタを備えている。
低周波共振の別の対策として、第2の方法であるサーボ制御ループ内部にノッチフィルタを備える方法が知られている(例えば、特許文献1)。低周波共振に対してノッチフィルタを用いた場合、オーバーシュートが発生し、加工形状精度を悪化させる。上記従来技術では、形状精度の悪化を小さくするため、ノッチフィルタの適用率を調整可能としている。
第1の方法である指令を補正する方法は、機械の位置をフィードバック制御するフルクローズド制御系での使用は望ましくない。フルクローズド制御系では、位置指令部が出力する位置指令は、機械への位置指令であり、これを補正することは、そのままワークの加工形状を補正することになる。補正の結果、ワークの形状は、プログラムで与えた形状から逸脱し、望ましくないものとなる。
第2の方法であるサーボ制御ループ内部にノッチフィルタを備える方法は、ノッチフィルタがサーボ制御特性を変化させ、機械の実際の軌跡がオーバーシュートするという問題がある。ノッチフィルタを用いる場合、軌跡精度と振動抑制の両立はできず、両者のトレードオフを考慮したフィルタ調整が必要となるという問題があった。
特許第4174543号公報
本発明は、従来、フルクローズド制御において両立しなかった、振動抑制効果と形状精度の両立を実現可能なモータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施例に係るモータ制御装置は、機械を駆動するサーボモータを制御するモータ制御装置において、機械の位置を指令する位置指令部と、機械の位置を検出する位置検出器と、位置指令部が指令した位置指令及び位置検出器が検出した機械位置からモータ速度指令を作成する位置制御器と、モータ速度指令により、モータの速度を制御する速度制御器と、を有し、位置制御器は、モータ速度指令から機械の速度までの伝達特性の逆特性を近似するフィルタF(s)を含むことを特徴とする。
本発明の一実施例に係るモータ制御装置によれば、フルクローズド制御を行う二慣性系を想定し、二慣性系の特性を考慮した振動抑制フィルタを用いて、振動抑制効果と形状精度の両立を実現可能なモータ制御装置を提供することができる。
二慣性系のモデルの概略図である。 二慣性系のブロック図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置におけるフルクローズド制御の制御概略図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置におけるフィルタを位置フィードフォワード制御器内に設けた場合のフルクローズド制御の制御ブロック図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置におけるフィルタをフィードフォワード及びフィードバックの両者にかかるように設計した場合のフルクローズド制御の制御ブロック図である。 本発明の実施例2に係るモータ制御装置における位置フィードフォワード制御器と位置フィードバック制御器に独立に調整可能なフィルタF(s)を設けた場合の制御ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るモータ制御装置について説明する。
[実施例1]
図1に二慣性系のモデルを示す。モータ20及び機械30は質点であり、それぞれ質量Jm、JLである。摩擦は無視する。モータ20及び機械30は、バネ定数Kのバネ40と、ダンパ定数Cのダンパ50で繋がれている。また、トルクをu、モータ速度をVm、機械速度をVL、バネとダンパの合成力をTとする。
m、VLの運動方程式と、バネとダンパの合成力Tは、以下の式で表される。
Figure 2016163397
図1に示した二慣性系のモデルをブロック図で表記すれば図2のように表される。上記の運動方程式及びバネとダンパの合成力の式を変形すれば、トルクからモータ速度までの伝達関数、及びトルクから機械速度までの伝達関数は、それぞれ以下のように求められる。
Figure 2016163397
ところで、近年のモータ制御装置では、制御ゲインのハイゲイン化とフィードフォワード制御の利用により、サーボ制御系がモータの速度を指令すると、すぐにモータの実際の速度が制御されるようになっている。言い換えれば、サーボ制御系が計算するモータの速度指令からモータの実際の速度までの伝達特性は1に近づいている。
図3に本発明の実施例1に係るモータ制御装置のフルクローズド制御の制御概略図を示す。図3に示すように、位置指令部1は位置制御器3に対して位置指令を出力する。位置制御器3は入力された位置指令と、機械30の近傍に設けられた位置検出器2からの機械位置のデータに基づいてモータ速度指令を出力する。速度制御器4は、入力されたモータ速度指令と、モータ20のモータ速度に基づいて、モータを駆動するためのトルクを出力する。
図4に本発明の実施例1に係るモータ制御装置の制御ブロック図を示す。本発明の実施例1に係るモータ制御装置101は、機械30(図3参照)を駆動するサーボモータであるモータ20を制御するモータ制御装置において、機械の位置を指令する位置指令部1と、機械の位置を検出する位置検出器2と、位置指令部1が指令した位置指令及び位置検出器2が検出した機械位置からモータ速度指令を作成する位置制御器3と、モータ速度指令により、モータの速度を制御する速度制御器4と、を有し、位置制御器3は、モータ速度指令から機械の速度までの伝達特性の逆特性を近似するフィルタF(s)を含むことを特徴とする。
本発明の実施例1に係るモータ制御装置の動作について説明する。位置指令部1により作成された位置指令は、位置制御器3に入力される。位置制御器3は、位置フィードフォワード制御器(位置FF制御器)31と、位置フィードバック制御器(位置FB制御器)32とを備えている。位置指令部1から入力された位置指令は、位置FF制御器31内の微分器s及びフィルタF(s)を通して加算器34に加算される。また、位置指令部1から入力された位置指令は、機械の位置検出器2からの機械位置のデータを減算器33で減算して、位置FB制御器32内の位置FBゲインを乗算して加算器34に加算される。加算器34における加算された信号は、位置制御器3からモータ速度指令として出力される。
出力されたモータ速度指令は速度制御器4に入力されて、トルクが出力される。トルクは、トルクからモータ速度までの伝達特性5を経て、モータに速度が発生する。一方、本発明では、トルクから機械速度までの伝達特性6を考える。トルクがトルクから機械速度までの伝達特性6を経て、機械速度が出力される。機械速度は、積分器7により運動学的に積分されて機械位置となる。
本発明では、まず、図4に示したフルクローズド制御において、位置指令(点A)から機械位置(点E)までの伝達特性が1に近づくようフィルタを施すことを考える。
指令追従性に関するものであるので、図4において、フィードフォワード制御を通るパスの伝達特性を考えることになる。位置指令(点A)から機械位置(点E)の伝達特性を1にするためには、モータ速度指令(点B)から機械位置(点E)までの伝達特性の逆特性を、位置指令(点A)からモータ速度指令(点B)に至るフィードフォワードの経路が有する必要がある。
機械速度(点D)から機械位置(点E)までの運動学的積分器の逆特性である微分器sは、一般的なモータ制御装置の位置フィードフォワード(FF)制御器31に挿入されている。本発明では、残りの要素である、モータ速度指令(点B)から機械速度(点D)までの伝達特性の逆特性を有するフィルタF(s)を位置制御器3に内在させている。
モータの速度指令(点B)からモータの実際の速度(点C)までの伝達特性が1に近づいていることを踏まえれば、フィルタF(s)は、モータ速度(点C)から機械速度(点D)の伝達特性の逆特性により近似できることが分かる。モータ速度から機械速度までの伝達特性は、下記の式3のように式2を式1で除することで求められる。
Figure 2016163397
式3には、2次の標準形に変換した形を同時に示している。ωは二慣性系モデルでモータを固定した際の振動周波数を表し、ζはその減衰率を表す。
ここで、式3の極と零点は以下のように求められる。
Figure 2016163397
上記の零点及び極より、複素原点から零点までの距離、及び複素原点から極までの距離は下記のように表される。
Figure 2016163397
一般的な振動系におけるζの値として0.1から0.2を想定すれば、複素原点と零点の距離は、複素原点と極までの距離の2.5倍から5倍であり、本伝達特性において、分母多項式が支配的であることが分かる。
次に、フィードバック制御ループについて考える。動作に支配的な影響を与える分母多項式は2次ローパスフィルタの形をしているので、位相は周波数ωで90 deg遅れる特性を持っている。この位相遅れ特性(点B→点Dは概ねωで90 deg遅れる)と、機械の運動学的積分器の特性(点D→点Eの積分器による90 deg遅れ特性)により、フィードバック制御系の安定限界を決定する位相−180 degを与えることになる。式3の分母多項式による位相遅れは、フィードバック制御ループのゲイン向上には望ましくない。フィードバック制御にもフィルタF(s)を挿入することで、式3の伝達特性による位相遅れを改善するのが望ましいと考えられる。図5に、位置制御器3´において位置フィードフォワード制御器31´と位置フィードバック制御器32´の両方にフィルタF(s)がかかるモータ制御装置101´の制御ブロック図の例を示す。
ここまで、図4と図5を含めて説明したように、フィルタF(s)は、位置制御器のフィードフォワード制御、フィードバック制御、あるいはその両方に挿入して効果があるフィルタである。本発明の実施例1に係るモータ制御装置においては、位置制御器3がモータ速度指令から機械速度までの伝達特性の逆特性を近似するフィルタF(s)を含む点を特徴としている。
フィルタの形状は、速度指令から機械速度までの伝達関数の逆特性を近似するフィルタである。速度指令(点B)から機械速度(点D)までの伝達特性の逆特性を、モータ速度(点C)から機械速度(点D)までの伝達特性を表す式3の逆特性で近似すれば、フィルタF(s)は、下記の式4で表される。
Figure 2016163397
式4より、フィルタF(s)は、被駆動部のイナーシャJL、弾性変形部の弾性係数K、及び弾性変形部のダンパ係数Cを要素とすることがわかる。
さらに、式4よりフィルタF(s)の分子多項式は、(JL/K) * S2 + (C/K) * s + 1を含んでいることがわかる。
式4は分子多項式の次数が分母多項式の次数より大きいため、実装するためには、少なくとも分母多項式の次数を1次増やす必要がある。そこで、調整可能なパラメータとして、カットオフ周波数ωadjの1次ローパスフィルタを付け加えることを考える。
そこで、フィルタF(s)が、時定数(C/K)のローパスフィルタと、調整可能なカットオフ周波数ωadjのローパスフィルタを含むように、調整可能パラメータωadjを有する次のようなフィルタを想定し、その分母多項式を規定する。
Figure 2016163397
ところで、上述のとおり、式3では、複素原点と極及び零点との距離の関係から、分母多項式の影響が分子多項式に比べて支配的となっていた。よって、式3の逆特性である式4では、その逆で、分子多項式の影響が支配的となっている。このため、フィルタF(s)に、式4の分母多項式を用いなくても、同様の効果を持つフィルタは実現できることになる。
そこで、式4の分母多項式を用いず、調整可能なパラメータωc(ωadj)からなる2次ローパスフィルタを想定し、その分母多項式を規定するようにしてもよい。
Figure 2016163397
以上説明したように、本発明の実施例1に係るモータ制御装置によれば、位置指令を補正せず、位置制御器が逆特性フィルタを含んでいるため、フルクローズド制御で用いた場合、機械の位置を指令どおりに制御することができる。
[実施例2]
次に、本発明の実施例2に係るモータ制御装置について図6を用いて説明する。本発明の実施例2に係るモータ制御装置が実施例1に係るモータ制御装置と異なっている点は、位置制御器3″は、位置指令から第1モータ速度指令を演算する位置フィードフォワード制御器31″と、位置指令と機械位置との差分から第2モータ速度指令を演算する位置フィードバック制御器32″と、第1モータ速度指令と第2モータ速度指令とを加算してモータ速度指令を求める加算器34とから構成され、位置フィードフォワード制御器31″と位置フィードバック制御器32″は、それぞれ独立に設定可能なフィルタF(s)(FFF(s)、FFB(s))を含む点である。実施例2に係るモータ制御装置102のその他の構成は、実施例1に係るモータ制御装置101における構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
実施例1についての説明で示したように、フィルタF(s)は、フィードフォワード制御にも、フィードバック制御にも用いることができるが、それぞれ効果が異なる。
位置フィードフォワード制御器31″にフィルタF(s)(FFF(s))を挿入する場合、位置指令(点A)から機械位置(点E)までの伝達特性を1に近づける効果がある。言い換えれば、機械位置を振動なく指令軌跡に追従させる効果がある。上述のフィルタの分母多項式にある調整パラメータωadjを高い周波数に設定しても、系の安定性に影響を与えることはない。
一方、位置フィードバック制御器32″にフィルタF(s)(FFB(s))を挿入する場合、フィードバック制御ループにおける、モータ速度指令(点B)から機械速度(点D)までの位相遅れ特性を改善する。位相遅れ特性の改善により、フィードバック制御ゲインの上限が広がり、外乱特性の向上が見込める。しかしながら、上述した調整パラメータωadjを過大に設定すると、高周波のフィードバックゲインが大きくなり、系を不安定化する可能性がある。
このため、調整パラメータωadjは、フィードフォワード制御系に挿入するものと、フィードバック制御系に挿入するもので、別々のパラメータとして調整できることか望ましいといえる。
そこで、実施例2に係るモータ制御装置においては、図6のように、
・位置制御器3″が位置FF制御器31″と位置FB制御器32″と、その出力(それぞれ第1及び第2モータ速度指令)を加算する加算器34を持ち、
・位置FF制御器31″と位置FB制御器32″はそれぞれ独立に調整可能なフィルタF(s)(FFF(s)、FFB(s))を持つ
点を特徴としている。
また、被駆動部のイナーシャJL、弾性変形部の弾性係数K、及び弾性変形部のダンパ係数Cから求まるフィルタF(s)の分子多項式の2次係数JL/K及び1次係数C/Kの代わりに、振動周波数ω及び振動の減衰係数ζを入力することによりフィルタF(s)の分子多項式を演算するようにしてもよい。
式5及び式6の最右辺に記載したように、イナーシャJL、弾性係数K、ダンパ係数Cの代わりに反共振周波数ωと減衰率ζを入力させる形にすることで、設定を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明に係るモータ制御装置によれば、速度指令から機械速度までの伝達特性の逆特性を近似するフィルタにより、振動抑制と軌跡制御を両立することができる。
1 位置指令部
2 位置検出器
3、3´、3″ 位置制御器
4 速度制御器
5 トルクからモータ速度までの伝達特性
6 トルクから機械速度までの伝達特性
7 積分器
20 モータ
30 機械
31、31´、31″ 位置フィードフォワード制御器
32、32´、32″ 位置フィードバック制御器
33 減算器
34 加算器

Claims (7)

  1. 機械を駆動するサーボモータを制御するモータ制御装置において、
    機械の位置を指令する位置指令部と、
    機械の位置を検出する位置検出器と、
    前記位置指令部が指令した位置指令及び前記位置検出器が検出した機械位置からモータ速度指令を作成する位置制御器と、
    前記モータ速度指令により、モータの速度を制御する速度制御器と、を有し、
    前記位置制御器は、モータ速度指令から機械の速度までの伝達特性の逆特性を近似するフィルタF(s)を含むことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記フィルタF(s)は、被駆動部のイナーシャJL、弾性変形部の弾性係数K、及び弾性変形部のダンパ係数Cを要素とする、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記フィルタF(s)の分子多項式が
    (JL/K) * S2 + (C/K) * s + 1
    を含む、請求項2に記載のモータ制御装置
  4. 前記フィルタF(s)が、時定数(C/K)のローパスフィルタと、調整可能なカットオフ周波数ωadjのローパスフィルタを含む、請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記フィルタF(s)が、調整可能なカットオフ周波数ωadjの2次ローパスフィルタを含む、請求項3に記載のモータ制御装置。
  6. 前記位置制御器は、
    前記位置指令から第1モータ速度指令を演算する位置フィードフォワード制御器と、
    前記位置指令と前記機械位置との差分から第2モータ速度指令を演算する位置フィードバック制御器と、
    前記第1モータ速度指令と前記第2モータ速度指令とを加算して前記モータ速度指令を求める加算器とから構成され、
    前記位置フィードフォワード制御器と前記位置フィードバック制御器は、それぞれ独立に設定可能な前記フィルタF(s)を含む、
    請求項4または5に記載のモータ制御装置。
  7. 被駆動部のイナーシャJLと弾性変形部の弾性係数Kと弾性変形部のダンパ係数Cとから求まる前記フィルタF(s)の分子多項式の2次係数JL/K及び1次係数C/Kの代わりに、振動周波数ω及び振動の減衰係数ζを入力することにより前記フィルタF(s)を演算する、請求項6に記載のモータ制御装置。
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