JP2016159535A - 液体収容体 - Google Patents

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啓吾 山▲崎▼
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Abstract

【課題】沈降成分の濃度が適正範囲よりも濃い液体が液体噴射装置に供給されることを防止すること。【解決手段】インクパック1は、沈降成分を有する顔料インクを収容可能な可撓性のインク収容袋2と、インク収容袋2の上部に設けられたインク供給部3と、インク収容袋2の内部とインク供給部3とを接続する流路部材4を備える。流路部材4は、インク供給部3から下向きに延びる縦管部41と、縦管部41の下端から横向きに延びる横管部42と、横管部42の端部から上向きに延びる縦管部43を備える。流路部材4の最も低い位置である横管部42と縦管部43とが繋がる位置に、第1液体流入口51が形成されている。縦管部43は、高さの異なる位置に形成された第2液体流入口52〜第5液体流入口55を備える。第1液体流入口51は、インク供給部3に向かう液体の流れにおいて最下流に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、顔料などの沈降成分を含む液体を液体噴射装置に供給する液体収容体に関する。
顔料インク(液体)を使用するインクジェットプリンター(液体噴射装置)が知られている。顔料インクは顔料が粒子として溶媒中に分散しているので、顔料インクを収容したインクタンクあるいはインクパック(液体収容体)を長期間放置すると、インクタンクあるいはインクパック内で顔料が沈降する。その結果、インクタンクあるいはインクパック内は高さによって顔料濃度が異なり、濃度むらがある状態となる。
インクタンクあるいはインクパック内で濃度むらが生じると、濃度むらがない状態よりも顔料濃度が高い高濃度インクがインクジェットプリンターに供給されるおそれがある。高濃度インクがインクジェットプリンターに供給されると、印刷が濃くなり、画質不良が発生することがある。また、顔料濃度の増大は顔料インクの粘度を上昇させるので、高濃度インクがインクジェットプリンターに供給されると、インクジェットヘッドのインクノズルに目詰まりなどが発生しやすくなる。
特許文献1では、インクジェットプリンターに装着されるインクタンクの内部に、管状のインク攪拌室が設けられている。インク攪拌室は、インクタンクの底部から上方に延びており、高さの異なる複数の位置に液体流入口が形成されている。インクタンク内で、高さに応じて濃度が異なる状態が形成されている場合、インク攪拌室には、高さの異なる複数の液体流入口から、異なる濃度のインクが流入する。その結果、インク攪拌室内で濃度が異なる顔料インクが対流して混合され、インクジェットプリンターに供給される。従って、インクタンク内で濃度むらが発生した場合でも、インクジェットプリンターに所定の濃度以上の顔料インクが供給されることを回避できる。
特開2005−7855号公報
インクタンクあるいはインクパックには、インクジェットプリンターにインクを供給するインク供給口(液体供給口)が設けられている。特許文献1では、インク供給口がインクタンクの底部に設けられ、インク攪拌室の下端がインク供給口に接続されている。ここで、特許文献1の構造を、上部にインク供給口が設けられたインクタンクあるいはインクパックに適用する場合、インク攪拌室内でのインクの対流が不十分になり、高濃度インクと低濃度インクが十分に混ざって供給されないおそれがある。
例えば、少量の印刷と印刷の停止を繰り返し行う場合、低濃度インクがインク攪拌室の上部で液体流入口から流入し、インク攪拌室の下部で液体流入口から流入する高濃度インクとは十分に混ざらずに、インク攪拌室の上端からインク供給口に供給される。そして、インク攪拌室の下部では、高濃度インクがインク攪拌室上部の低濃度インクと対流して混ざるよりも前に印刷が停止するので、顔料の多くは再び沈降してしまう。その結果、インクタンクあるいはインクパック内のインクが少なくなると、高濃度インクがインクジェットプリンターに供給されて、印刷品質の低下やインクノズルの目詰まりなどが発生するおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、液体収容体の上部に設けられた液体供給口を経由して、時間経過によらず、沈降成分の濃度が所定の範囲内の液体を液体噴射装置に供給できる液体収容体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の液体収容体は、沈降成分を有する液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部の上部に位置し、前記液体を前記液体収容部から液体噴射装置に供給可能な液体供給部と、前記液体供給部と前記液体収容部の内部とを接続する流路と、を備え、前記流路は、前記液体収容部の内部から前記流路の内部に液体を流入可能な複数の液体流入口を、高さの異なる複数の位置に有し、前記複数の液体流入口のうち、前記流路の最も低い位置に位置する第1液体流入口が他の液体流入口よりも前記液体供給部に向かう液体の流れにおいて最下流に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、最も低い位置に位置する第1液体流入口は高濃度の液体が流入する液体流入口であり、この液体流入口が、液体供給部に最も近い最下流の位置に配置されている。従って、高濃度の液体は、液体供給部に液体が供給されるときに、他の液体流入口から取り入れられる低濃度の液体と確実に混合される。よって、時間経過により液体に濃度むらが生じていたとしても、液体供給部に供給される液体の濃度が、濃度むらが少ない状態で供給される液体の濃度と大きく異なることを回避できる。これにより、時間経過によらず、所定の濃度範囲の液体を液体噴射装置に供給することができる。よって、印刷品質の低下やインクノズルの目詰まりなどの発生を回避できる。
本発明において、前記流路は、前記液体供給部から該流路の最も低い位置に向けて上下方向に延びる第1流路部と、該第1流路部の下部から前記第1流路部と交差する方向に延びる第2流路部と、該第2流路部から上方に延びる第3流路部とからなることが望ましい。このようにすると、第1液体流入口を第3流路部の低い位置に形成することで、第1液体流入口が流路の最も低い位置に位置し、且つ、最下流に配置された状態を容易に形成できる。
本発明において、前記第1流路部は、前記第2流路部との交差位置より低い位置まで延びていることが望ましい。このようにすると、第2流路部と第3流路部よりも確実に低い位置(第1流路部の最下部)に第1液体流入口を配置できる。従って、第1流路部の最下部から流入した濃度の高い液体と、第2流路部を経由して第1流路部に流入する濃度の低い液体とが混合しやすい構成を実現できる。
本発明において、前記第3流路部は、前記第2流路部から上方に延びる複数の流路を含み、該複数の流路の上端は異なる高さに位置しており、該複数の流路の各々の上端に前記液体流入口が設けられることが望ましい。このようにすると、流路の途中に貫通孔などの開口を開けることなく、高さの異なる複数の位置に液体流入口を設けることができる。従って、流路の形成が容易である。
本発明において、前記液体収容部と前記流路とを構成する凹部が形成されたケースと、前記凹部の開口を封止するフィルムと、を備え、前記液体収容部と前記流路は、前記凹部内に配置された隔壁によって仕切られていることが望ましい。このようにすると、液体収容部を製造するときに、同時に流路も一体で形成できる。従って、液体収容体の製造が容易である。
本発明を適用した実施例1のインクパックの説明図である。 本発明を適用した実施例2のインクパックの説明図である。 本発明を適用した実施例3のインクパックの説明図である。 本発明を適用した実施例4のインクタンクの説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態であるインクパックおよびインクタンク(液体収容体)を説明する。
(実施例1)
図1は本発明を適用した実施例1のインクパックを模式的に示す説明図である。実施例1のインクパック1(液体収容体)は、インクジェットヘッド(印刷ヘッド)を備えるインクジェットプリンター(液体噴射装置)に搭載されて、インクジェットヘッドに顔料インクを供給する。
インクパック1は、顔料インクを収容可能なインク収容袋2(液体収容部)と、インクジェットプリンター側のインク供給流路(図示省略)が接続されるインク供給部3(液体供給部)と、インク収容袋2の内部とインク供給部3とを接続する流路部材4(流路)とを備える。インクパック1は、インクジェットプリンターに搭載される際には、図1に示すように、インク供給部3がインク収容袋2の鉛直方向Zの上端に位置する姿勢で装着される。
図1に示すXZの2方向は互いに直交する方向であり、X方向はインク収容袋2の幅方向であり、Z方向は鉛直方向である。XZの2方向は、矢印の向きが+方向(正方向)、矢印の向きとは逆向きが−方向(負方向)を示す。また、+Z方向は鉛直方向の上方、−Z方向は鉛直方向の下方である。
インク収容袋2は、可撓性のフィルムを2枚、XZの2方向と直交する方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に重なるように配置し、その幅方向Xの両端縁および下端縁を熱溶着によって接合することにより、袋状に形成されている。インク収容袋2を構成するフィルムは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレンなどからなる。このフィルムは、複数枚のフィルムを積層した多層構造のフィルムを用いることができる。また、多層構造のフィルムの中層にアルミニウム製のフィルムを配したものを用いることができる。
インク供給部3は、例えば、インク収容袋2の上端縁に沿って幅方向Xに延びる接合部(図示省略)と、接合部の幅方向Xの略中央から+Z方向(上方)に延びる筒部3aを備える。インク供給部3はインク収容袋2と熱溶着可能な樹脂から形成されている。接合部は、インク収容袋2の上端で2枚のフィルムの間に挟まれて、熱溶着によってインク収容袋2に接合される。インク供給部3には、筒部3aを貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔がインク収容袋2の内部と外部とを連通するインク供給口5となっている。インク供給口5には、インク収容袋2の内部で流路部材4の上端が接続されている。また、インク供給口5の上端には、インクジェットヘッド側のインク供給流路の上流端が接続される。従って、インク収容袋2内のインクをインク供給口5からインクジェットヘッドへ供給することができる。
流路部材4は管状の部材である。流路部材4は、インク収容袋2の内部で鉛直方向Z(上下方向)に延在する縦管部41(第1流路部)と、縦管部41の下端から幅方向Xに延びる横管部42(第2流路部)と、横管部42の+X方向の端部から+Z方向(上方)に延びる縦管部43(第3流路部)を備える。縦管部41の上端は、インク供給口5との接続部である。
流路部材4は、高さの異なる位置に形成された複数の液体流入口を備える。すなわち、流路部材4は、横管部42と縦管部43とが接続される角部に形成された第1液体流入口51と、縦管部43の管壁に形成された第2液体流入口52、第3液体流入口53、第4液体流入口54と、縦管部43の上端で開口する第5液体流入口55を備える。第1液体流入口51〜第4液体流入口54は鉛直方向Zに一定間隔で配置されている。
インク収容袋2の顔料インクは、流路部材4の内部を通ってインク供給部3からインクジェットヘッド側へ供給される。このとき、顔料インクは、縦管部43、横管部42、縦管部41の順で流路部材4を流れる。すなわち、縦管部41の側が下流側、縦管部43の側が上流側の流路である。流路部材4を流れる顔料インクは、第5液体流入口55から縦管部43に取り込まれ、第4液体流入口54から取り込まれた顔料インクと合流して混合される。続いて、第3液体流入口53から取り込まれた顔料インクと合流して混合され、更に、第2液体流入口52から取り込まれた顔料インクと合流して混合され、最後に、第1液体流入口51から取り込まれた顔料インクと合流して混合され、横管部42、縦管部41を経由して、インク供給口5からインクジェットヘッド側へ供給される。
このように、流路部材4が備える第1液体流入口51〜第5液体流入口55のうちで、インク供給部3に向かう顔料インクの流れにおいて最下流に配置されているのは、第1液体流入口51である。そして、この第1液体流入口51は、流路部材4で構成されるインク流路の最も低い位置に位置しており、他の液体流入口(第2液体流入口52〜第5液体流入口55)よりも低い位置に配置されている。
印刷が行われずに長時間経過すると、顔料成分が沈降するので、顔料濃度が高さによって異なる状態が形成される。このような状態になっても、実施例1の流路部材4には、異なる高さに形成された第1液体流入口51〜第5液体流入口55のそれぞれから顔料インクが取り込まれるので、流路部材4の内部で異なる濃度のインクが混合される。従って、時間の経過によって、インク供給部3からインクジェットヘッドへ供給されるインクの濃度がばらつくことを抑制できる。
また、インクジェットヘッドに供給される顔料インクの濃度には適正範囲があり、顔料成分の沈降による濃度差がない状態の顔料インクは、適正範囲内の顔料濃度である。一方、顔料成分が沈降すると、インク収容袋2の底部には、適正範囲を上回る顔料濃度のインクが溜まった高濃度インク層6が形成される。実施例1では、流路部材4の中で最も低い位置に位置する部分(横管部42)が高濃度インク層6内に位置し、インク供給部3に向かう顔料インクの流れにおいて最下流に配置された第1液体流入口51が高濃度インク層6内に位置する。
このように、最下流で顔料インクを取り込む第1液体流入口51が高濃度インク層6内に位置すると、インク供給部3に向かう顔料インクには、異なる濃度のインクが順次混合されるその最終段階で最も高濃度のインクが加わる。従って、インク供給部3に向かう顔料インクに確実に高濃度インクが混合される。そして、第1液体流入口51よりも下流側には液体流入口は形成されていないので、第1液体流入口51とインク供給部3との間で低濃度インクが取り込まれて、インク濃度が薄まることもない。よって、インク収容袋2内で顔料成分の沈降による濃度差が生じたとしても、低濃度インクのみがインク供給部3に供給されることを回避できる。特に、少量の印刷と印刷停止を繰り返したときなどに、低濃度インクのみが供給され続けることを回避できる。従って、インク残量が少なくなったときに適正範囲を上回る顔料濃度の高濃度インクがインク供給部3からインクジェットヘッドに供給されて、画質不良やインクノズルの目詰まりなどが発生することを回避できる。
(実施例2)
図2は本発明を適用した実施例2のインクパックを模式的に示す説明図である。以下、実施例1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ異なる符号を付して説明する。実施例2のインクパック1A(液体収容体)は、インク収容袋2(液体収容部)と、インク供給部3(液体供給部)と、流路部材4A(流路)とを備える。
実施例2の流路部材4Aは、縦管部41A(第1流路部)と、横管部42A(第2流路部)と、縦管部43A(第3流路部)を備える。縦管部41Aは、横管部42Aとの接続位置よりも下方に延びる突出管部44Aを備える。突出管部44Aの下端には第1液体流入口51Aが開口している。横管部42Aと縦管部43Aが繋がる角部には液体流入口が形成されておらず、縦管部43Aには、第2液体流入口52〜第5液体流入口55が形成されている。
実施例2において、第1液体流入口51Aは、インク供給部3に向かう顔料インクの流れにおいて最下流に配置されている。また、第1液体流入口51Aは、流路部材4Aで構成されるインク流路の最も低い位置に位置しており、他の液体流入口(第2液体流入口52〜第5液体流入口55)よりも低い位置に配置されている。従って、顔料成分が沈降した状態で、第1液体流入口51Aは高濃度インク層6内に位置する。このような構成では、実施例1と同様に、インク供給部3に向かう顔料インクには、第1液体流入口51Aから取り入れられる高濃度インクが確実に混ざる。また、第1液体流入口51Aよりも下流側で低濃度インクが取り入れられることもない。従って、インクジェットヘッドに供給するインクの濃度がばらつくことを抑制できる。また、インク残量が少なくなったときに適正範囲を上回る顔料濃度の高濃度インクがインク供給部3からインクジェットヘッドに供給されて、印刷品質の低下やインクノズルの目詰まりなどが発生することを回避できる。
特に、実施例2の流路部材4Aは、横管部42Aよりも確実に低い位置に第1液体流入口51Aを配置でき、インク収容袋2の底部により近い位置からインクを取り込むことができる。従って、インク残量が少なくなったときに高濃度インクのみが残るという状態をより発生しにくくすることができる。なお、実施例1、2では、縦管部43/43Aに液体流入口を4箇所設けていたが、3箇所以下あるいは5箇所以上であってもよい。
(実施例3)
図3は本発明を適用した実施例3のインクパックを模式的に示す説明図である。以下、実施例1、2と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ異なる符号を付して説明する。実施例3のインクパック1B(液体収容体)は、インク収容袋2(液体収容部)と、インク供給部3(液体供給部)と、流路部材4B(流路)とを備える。
実施例3の流路部材4Bは、縦管部41A(第1流路部)と、横管部42B(第2流路部)と、縦管部43B(第3流路部)と、縦管部45B(第3流路部)を備える。縦管部41Aは、実施例2と同様に、横管部42Bとの接続位置よりも下方に延びる突出管部44Aを備えており、突出管部44Aの下端には第1液体流入口51Aが開口している。横管部42Bは実施例1、2の横管部42よりも長く、その途中に縦管部43Bが接続され、縦管部41Aとは逆側の端部に縦管部45Bが接続されている。縦管部43Bと縦管部45Bは上方に延びており、上端の高さは異なる。縦管部43Bの上端には第2液体流入口52Bが開口し、縦管部45Bの上端には第3液体流入口53Bが開口する。
流路部材4Bを流れる顔料インクは、第2液体流入口52Bから縦管部43Bに取り込まれ、第3液体流入口53Bから縦管部45Bに取り込まれて、横管部42Bに流入して合流される。そして、最後に、第1液体流入口51Aから突出管部44Aへ取り込まれた顔料インクと合流して混合され、縦管部41Aを経由してインク供給口5からインク供給流路へ供給される。
実施例3において、第1液体流入口51Aは、インク供給部3に向かう顔料インクの流れにおいて最下流に配置されている。また、第1液体流入口51Aは、流路部材4Bで構成されるインク流路の最も低い位置に位置しており、他の液体流入口(第2液体流入口52B、第3液体流入口53B)よりも低い位置に配置されている。従って、顔料成分が沈降した状態で、第1液体流入口51Aは高濃度インク層6内に位置する。よって、実施例1、2と同様に、インク供給部3に向かう顔料インクには、第1液体流入口51Aから取り入れられる高濃度インクが確実に混ざる。また、第1液体流入口51Aよりも下流側で低濃度インクが取り入れられることもない。従って、インクジェットヘッドに供給するインクの濃度がばらつくことを抑制できる。また、インク残量が少なくなったときに適正範囲を上回る顔料濃度の高濃度インクがインク供給部3からインクジェットヘッドに供給されて、印刷品質の低下やインクノズルの目詰まりなどが発生することを回避できる。
特に、実施例3の流路部材4Bは、液体流入口を形成するために、流路を構成している管状の部材の側面(管壁)に開口を形成する必要がないので、流路部材4Bの製造が容易である。なお、図3に示した形態は、横管部42Bから上方に延びる縦管部を2本のみ設けたものであったが、高さの異なる縦管部を3本以上設けてもよい。
(実施例4)
図4は本発明を適用した実施例4のインクタンクを模式的に示す説明図である。実施例1〜3は、可撓性のインク収容袋2を備えるインクパック1、1A、1Bに本発明を適用したものであったが、実施例4は、側面が開口する樹脂製のケース11と、ケース11の開口を封止する可撓性のフィルム12と、を備えるインクタンク10に本発明を適用したものである。図4(a)は、フィルム12に対して垂直な面で切断したインクタンク10の断面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A断面線で切断したインクタンク10の断面図である。
図4に示すXYZの3方向は互いに直交する方向であり、Z方向が鉛直方向である。XYZの3方向は、矢印の向きが+方向(正方向)、矢印の向きとは逆向きが−方向(負方向)を示す。また、+Z方向は鉛直方向の上方、−Z方向は鉛直方向の下方である。
ケース11は略直方体状であり、−Z方向の面を構成する底部壁11aと、+Z方向の面を構成する上部壁11bと、−X方向の面を構成する側壁11cと、+X方向の面を構成する側壁11dと、+Y方向の面を構成する側壁11eを備える。ケース11の上部壁11bには、インク供給部13(液体供給部)が形成されている。インク供給部13は、上部壁11bから上方に突出する筒部13aを備えており、筒部を貫通する貫通孔がケース11の内部と外部とを連通するインク供給口15となっている。インク供給口15には、インクジェットヘッドに連通するインク供給流路の上流端が接続される。また、上部壁11bには、図示しない大気連通口が形成されている。
図4(a)に示すように、ケース11は、底部壁11a、上部壁11b、側壁11c、側壁11d、側壁11eの5面に囲まれて−Y方向に開口する凹部16を備える。フィルム12は、合成樹脂(例えば、ナイロンや、ポリプロピレン等)により形成されており、凹部16の縁に溶着などの接合方法によって接合されている。図4(b)に示すように、ケース11は、凹部16を流路空間14(流路)とインク貯留室17(液体収容部)とに仕切る隔壁18を備える。隔壁18は鉛直方向Zに延びており、その上端は上部壁11bに接続されている。隔壁18は、−X方向の側壁11cに近い位置に配置され、隔壁18と側壁11cとの間に流路空間14が形成されている。流路空間14の上端にはインク供給口15が連通する。
隔壁18には、流路空間14とインク貯留室17とを連通する第1液体流入口61、第2液体流入口62、第3液体流入口63、第4液体流入口64が形成されている。第1液体流入口61〜第4液体流入口64は、高さの異なる位置に形成されている。第1液体流入口61は、隔壁18の下端と底部壁11aとの隙間であり、流路空間14の最も下方に位置する。第1液体流入口61〜第4液体流入口64は、この順で下方から上方に並んでいる。
流路空間14には、上部壁11bから下方に延びる隔壁19が設けられている。隔壁19の上端と底部壁11aとの間には、インクが流れる隙間が形成されている。隔壁19は隔壁18と平行である。流路空間14は、側壁11cと隔壁19との間に形成された第1流路空間14aと、隔壁19と隔壁18との間に形成された第2流路空間14bを備える。インク貯留室17の顔料インクは、流路空間14を通ってインク供給部13からインクジェットヘッド側へ供給される。このとき、顔料インクは、第2流路空間14b、第1流路空間14aの順で流路空間14を流れる。流路空間14を流れる顔料インクは、第4液体流入口64から第2流路空間14bに取り込まれ、第3液体流入口63から取り込まれた顔料インクと合流して混合される。続いて、第2液体流入口62から取り込まれた顔料インクと合流して混合され、最後に、第1液体流入口61から取り込まれた顔料インクと合流して混合され、第1流路空間14aを経由してインク供給口15からインクジェットヘッド側へ供給される。
このように、実施例4では、流路空間14とインク貯留室17とを連通する第1液体流入口61〜第4液体流入口64のうちで、インク供給部13に向かう顔料インクの流れにおいて最下流に配置されているのは、第1液体流入口61である。そして、この第1液体流入口61は、流路空間14内に構成されるインク流路の最も低い位置に位置しており、他の液体流入口(第2液体流入口62〜第4液体流入口64)よりも低い位置に配置されている。従って、顔料成分が沈降した状態で、ケース11の底部に溜まった高濃度インク層6内に第1液体流入口61が位置する。
従って、実施例4では、実施例1〜3と同様に、インク供給部13に向かう顔料インクには、第1液体流入口61から取り入れられる高濃度インクが確実に混ざる。また、第1液体流入口61よりも下流側で低濃度インクが取り入れられることもない。よって、インクジェットヘッドに供給するインクの濃度がばらつくことを抑制できる。また、インク残量が少なくなったときに適正範囲を上回る顔料濃度の高濃度インクがインク供給部13からインクジェットヘッドに供給されて、画質不良やインクノズルの目詰まりなどが発生することを回避できる。
また、実施例4では、インク貯留室17を備えるケース11を製造するときに、同時に流路空間14も一体で形成できる。従って、流路空間14を備えるインクタンク10の製造が容易である。
(他の実施例)
実施例4では、側面が開口するケース11と、ケース11の開口を封止する可撓性のフィルム12を備えるインクタンク10の内部に隔壁18、19を設けることによって流路空間14を形成していたが、隔壁18、19を設けず、実施例1〜3の流路部材4、4A、4Bをケース11内に配置してもよい。この場合には、流路部材4、4A、4Bの上端をインク供給部13に接続すればよい。このような構成でも、上記各形態と同様の作用効果が得られる。
1、1A、1B…インクパック、2…インク収容袋(液体収容部)、3…インク供給部(液体供給部)、3a…筒部、4、4A、4B…流路部材(流路)、5…インク供給口、6…高濃度インク層、10…インクタンク、11…ケース、11a…底部壁、11b…上部壁、11c…側壁、11d…側壁、11e…側壁、12…フィルム、13…インク供給部、13a…筒部、14…流路空間(流路)、14a…第1流路空間、14b…第2流路空間、15…インク供給口、16…凹部、17…インク貯留室(液体収容部)、18…隔壁、19…隔壁、41、41A…縦管部(第1流路部)、42、42A、42B…横管部(第2流路部)、43、43A、43B…縦管部(第3流路部)、44A…突出管部、45B…縦管部、51、51A…第1液体流入口、52、52B…第2液体流入口、53、53B…第3液体流入口、54…第4液体流入口、55…第5液体流入口、61…第1液体流入口、62…第2液体流入口、63…第3液体流入口、64…第4液体流入口、Z…鉛直方向

Claims (5)

  1. 沈降成分を有する液体を収容可能な液体収容部と、
    前記液体収容部の上部に位置し、前記液体を前記液体収容部から液体噴射装置に供給可能な液体供給部と、
    前記液体供給部と前記液体収容部の内部とを接続する流路と、
    を備え、
    前記流路は、前記液体収容部の内部から前記流路の内部に液体を流入可能な複数の液体流入口を、高さの異なる複数の位置に有し、
    前記複数の液体流入口のうち、前記流路の最も低い位置に位置する第1液体流入口が他の液体流入口よりも前記液体供給部に向かう液体の流れにおいて最下流に配置されている、液体収容体。
  2. 前記流路は、前記液体供給部から該流路の最も低い位置に向けて上下方向に延びる第1流路部と、該第1流路部の下部から前記第1流路部と交差する方向に延びる第2流路部と、該第2流路部から上方に延びる第3流路部とからなる、請求項1に記載の液体収容体。
  3. 前記第1流路部は、前記第2流路部との交差位置より低い位置まで延びている、請求項2に記載の液体収容体。
  4. 前記第3流路部は、前記第2流路部から上方に延びる複数の流路を含み、
    該複数の流路の上端は異なる高さに位置しており、該複数の流路の各々の上端に前記液体流入口が設けられる、請求項3に記載の液体収容体。
  5. 前記液体収容部と前記流路とを構成する凹部が形成されたケースと、
    前記凹部の開口を封止するフィルムと、を備え、
    前記液体収容部と前記流路は、前記凹部内に配置された隔壁によって仕切られている、請求項1ないし4のいずれかの項に記載の液体収容体。
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