JP2016159428A - イージーピール性を有するシーラントフィルム及びこれを用いたイージーピール包装袋 - Google Patents

イージーピール性を有するシーラントフィルム及びこれを用いたイージーピール包装袋 Download PDF

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Abstract

【課題】低吸着性とイージーピール性の何れについても優れた性質を有するシーラントフィルム及びこれを用いたイージーピール包装袋を提供することを目的とする。
【解決手段】ラミネート材用のイージーピール性を有するシーラントフィルムであって、被ラミネート層及びヒートシール層を有し、前記被ラミネート層は、主たる成分として結晶性を有するポリエステル樹脂からなり、前記ヒートシール層は、主たる成分として第1のジカルボン酸成分及び第1のジオール成分を含み、さらに第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含む非結晶性の共重合ポリエステル樹脂を、前記ヒートシール層の総質量の50質量%以上含み、製造工程において一軸延伸されることを特徴とするシーラントフィルムが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、優れた低吸着性とイージーピール性とを有するシーラントフィルム及びこれを用いた包装袋に関する。
イージーピール性を有するシーラントフィルムをヒートシールすることにより製造された包装袋は、ヒートシール部を容易に剥がすことができ、内容物を簡単に取り出すことができる。そのため、食品分野を始め、化粧品や医薬品等の分野においても広く使用されている。
従来のイージーピール性シーラントフィルムの多くは、ポリエチレン樹脂をベースとしている。ポリエチレン樹脂に、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂等の非相溶な成分をブレンド又はポリマーアロイ化することにより、イージーピール性を付与することが行われている。
しかしながら、ポリエチレン樹脂は香気成分や薬効成分を吸着し易いという性質を有する。そのため、内容物の成分量を減少させてしまうという問題がある。そこで、ポリエステル系樹脂をベースとしたイージーピール性シーラントフィルムが開発されている。ポリエチレンテレフタレート樹脂を始めとするポリエステル系樹脂は、香気成分や薬効成分が吸着し難く、低吸着性素材としてよく知られている。例えば、特許文献1は、低結晶性ポリエステル樹脂にオレフィン系熱可塑性エラストマーと、任意にポリエステル系熱可塑性エラストマーとを加えた混合物で形成された熱封緘層と、ポリブチレンテレフタレート樹脂層とからなる易剥離性包装材料を開示している。特許文献1では、熱封緘用樹脂としてポリエステル系樹脂を使用した場合、易剥離性を備えていないため開封に大きな力が必要であるという問題を解決するため、低結晶性ポリエステル樹脂にオレフィン系熱可塑性エラストマーを混合している。しかしながら、オレフィン系熱可塑性エラストマーは低吸着性を阻害するため、特許文献1の易剥離性包装材料は、イージーピール性に優れていても低吸着性を有していない。
特許文献2は、ヒートシール層と接着樹脂層と基材層との3層構造を有する易開封性積層フィルムを開示している。特許文献2において、ヒートシール層は非結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂とポリブチレンテレフタレート系共重合体の混合物もしくは単独樹脂を主成分としており、接着樹脂層は酸変性ポリオレフィン層を主成分としており、基材層はポリオレフィンを主成分としている。特許文献2では、開封時にヒートシール層と接着樹脂層との層間剥離を実現させるために、接着樹脂層の主成分を酸変性ポリオレフィン樹脂にしている。しかしながら、無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂を用いていることにより、低吸着性が優れているか不明であり、また、積層構造にすることによりコストが高くなるという問題もある。
このように、シーラントフィルムにイージーピール性を付与するために、ポリエステル樹脂とは異なる成分を含有させると、低吸着性が阻害されるという問題がある。よって、低吸着性とイージーピール性とが両立したシーラントフィルムの開発が望まれている。
特開平5−229050号公報 特許第5182183号公報
上記の課題に鑑み、本発明は、低吸着性とイージーピール性の何れについても優れた性質を有するシーラントフィルム及びこれを用いたイージーピール包装袋を提供することを目的とする。
本発明に従って、ラミネート材用のイージーピール性を有するシーラントフィルムであって、被ラミネート層及びヒートシール層を有し、前記被ラミネート層は、主たる成分として結晶性を有するポリエステル樹脂からなり、前記ヒートシール層は、主たる成分として第1のジカルボン酸成分及び第1のジオール成分を含み、さらに第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含む非結晶性の共重合ポリエステル樹脂を、前記ヒートシール層の総質量の50質量%以上含み、製造工程において一軸延伸されることを特徴とするシーラントフィルム、及び、該シーラントフィルムを用いた包装袋が提供される。
本発明によれば、低吸着性とイージーピール性の何れについても優れた性質を有するシーラントフィルムと、該シーラントフィルムを用いることにより、優れた低吸着性とイージーピール性を有するイージーピール包装袋を提供することができる。
本発明のシーラントフィルムの断面模式図。 本発明のシーラントフィルムを用いたラミネート材の断面模式図。 本発明のイージーピール包装袋の一部断面模式図。 本発明のイージーピール包装袋の平面模式図。 本発明のシーラントフィルムを用いた剥離方向試験用サンプルの模式図。 剥離強度の測定方法を示す模式図。 剥離強度測定後の試験用サンプルの状態を示す模式図。 剥離強度測定時の剥離強度と引張距離の関係を示すグラフ。 剥離後のヒートシール層の状態を示す断面模式図。
以下、本発明の構成について詳細に説明する。
図1に、本発明にかかるシーラントフィルム1の断面模式図を示す。図1に示すように、本発明のシーラントフィルム1は、被ラミネート層3と、該被ラミネート層3の上に積層されたヒートシール層5とを有する。本発明のシーラントフィルム1は、被ラミネート層の上にヒートシール層を積層して得られた積層フィルムを一軸延伸することによって製造されたものである。
<被ラミネート層>
本発明において、被ラミネート層は主たる成分として結晶性を有するポリエステル樹脂からなる。ここで主たるとは、結晶性を有するポリエステル樹脂が60質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、特に好ましくは99質量%以上であることを表す。また結晶性を有するとは、示差走査熱量測定(DSC)において、20〜300℃(昇温速度:10℃/min.)の範囲で結晶の融解に伴うピーク(融点)が見られることをいう。
結晶性を有するポリエステル樹脂を主成分とする被ラミネート層は、延伸することによって配向結晶化させることができる。
被ラミネート層は、延伸することによって配向結晶化させることが可能である限り、他の樹脂を含んでいても良いが、ポリエステル樹脂のみから成ることが好ましい。
結晶性を有するポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、等を挙げることができる。
好ましい態様において、結晶性を有するポリエステル樹脂はポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)である。PETは耐熱性や成型性に優れ、フィルムやボトルに多量に使用されている。また安価で樹脂を調達できるため、経済的に極めて合理的な樹脂であるため、好適に使用できる。
被ラミネート層の主成分である結晶性を有するポリエステル樹脂は、被ラミネート層が結晶性を有する限り、複数種類のジカルボン酸成分を含有していてもよい。
ジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、(無水)フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸、炭素数20〜60のダイマー酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸等の脂肪族ジカルボン酸、(無水)ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等の脂環族ジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、乳酸、β−ヒドロキシ酪酸、ε−カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸や、(無水)トリメリット酸、トリメシン酸、(無水)ピロメリット酸等の多官能カルボン酸を挙げることができる。
被ラミネート層の主成分である結晶性を有するポリエステル樹脂は、被ラミネート層が結晶性を有する限り、複数種類のジオール成分を含有していてもよい。
ジオール成分としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノール等の脂環族ジオール、ビスフェノールAやビスフェノールSのエチレンオキシド、あるいはプロピレンオキシド付加物等の芳香族ジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多官能アルコール等を挙げることができる。
被ラミネート層は、必要に応じて、一般に使用される添加剤、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、無機系微粒子、有機系微粒子、着色剤などの添加剤を含んでいてもよい。
<ヒートシール層>
本発明において、ヒートシール層は、非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂を含む。ここで非結晶性を有するとは、製造工程においてシーラントフィルムを延伸した後においても示差走査熱量測定(DSC)において、20〜300℃(昇温速度:10℃/min.)の範囲で結晶の融解に伴うピーク(融点)が見られないことをいう。このようなポリエステル樹脂は延伸による配向結晶化が生じないため、良好なヒートシール性がある。ヒートシール層は、主たる成分として非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂を含み、具体的には、非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂を、ヒートシール層の総質量の50質量%以上の割合で含む。
非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂は、主たる成分として第1のジカルボン酸成分及び第1のジオール成分を含み、さらに第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含む。具体的には、第2のジカルボン酸成分は、全ジカルボン酸成分に基づいて10モル%以上50モル%以下、好ましくは20モル%以上40モル%以下の範囲で含有される。また第2のジオール成分は、全ジオール成分に基づいて10モル%以上50モル%以下、好ましくは20モル%以上40モル%以下の範囲で含有される。第2の酸成分及び第2のジオール成分は、それらの総量が40モル%以下の範囲で含有されることが好ましい。
上記の範囲内で第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含むことにより、延伸による配向結晶化が生じない非結晶性のヒートシール層を形成することができる。
第1及び第2のジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、(無水)フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸、炭素数20〜60のダイマー酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸等の脂肪族ジカルボン酸、(無水)ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等の脂環族ジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、乳酸、β−ヒドロキシ酪酸、ε−カプロラクトン等のヒドロキシカルボン酸や、(無水)トリメリット酸、トリメシン酸、(無水)ピロメリット酸等の多官能カルボン酸を挙げることができる。
第1及び第2のジオール成分としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノール等の脂環族ジオール、ビスフェノールAやビスフェノールSのエチレンオキシド、あるいはプロピレンオキシド付加物等の芳香族ジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多官能アルコール等を挙げることができる。特に好ましい態様において、第1のジオール成分としてエチレングリコールが用いられ、第2のジオール成分として、ネオペンチルグリコール成分または1,4−シクロヘキサンジメタノールが用いられる。
一つの態様において、非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂は、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を含み、第1のジオール成分としてエチレングリコールを含み、第2のジオール成分としてネオペンチルグリコール成分を含む非結晶性の共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂であることが好ましい。この樹脂をネオペンチルグリコール共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂(NPG共重合PET)と称することとする。
NPG共重合PETにおいて、NPGは、全ジオール成分に基づいて20モル%以上40モル%以下の範囲で含有されることが好ましい。NPGの含有量が20モル%未満である場合、樹脂の結晶性が全体的に強く。そのため、シーラントフィルムを延伸した後にヒートシール層の結晶性が高くなり、ヒートシール性が得られない。一方、NPGの含有量が40モル%を超える場合、当該樹脂を製造するための重合時間が長くなり、生産性が低下するため経済的に好ましくない。NPG共重合PET中のNPGの含有量は、全ジオール成分に基づいて25〜35モル%の範囲であることがより好ましい。この範囲内であると、より優れたヒートシール性を得ることができる。
なお、NPG共重合PETは、ジオール成分としてエチレングリコール及びNPGと共に、さらに他のジオールを含んでもよく、この場合、他のジオール成分の含有量は、全ジオール成分に基づいて10モル%未満の範囲であることが好ましい。
上述したように、ヒートシール層は、非結晶性の共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂を、ヒートシール層の総質量の50質量%以上含み、より好ましくは90質量%以上含む。非結晶性の共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂の含有量が50質量%未満である場合、ヒートシール性が安定しない。またさらに、ヒートシール開始温度が上昇する。
ヒートシール層は、必要に応じて、一般に使用される添加剤、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、無機系微粒子、有機系微粒子、着色剤などの添加剤を含んでいてもよい。
<シーラントフィルムの製造方法>
被ラミネート層を構成する結晶性を有するポリエステル樹脂、ヒートシール層を構成する非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂は、一般的に行われているポリエステル樹脂の製造方法、例えば、直接エステル化法やエステル交換反応法等によって製造することができる。
本発明のシーラントフィルムは、2層構造の積層フィルムを製造するために用いられる公知の方法によって製造することができる。例えば、共押出法によって製造することができる。共押出法では、被ラミネート層を形成する樹脂とヒートシール層を形成する樹脂をそれぞれ押出機で溶融し、マルチマニホールド方式を備えたTダイ金型内で合流させて押出し、速やかに冷却ロールにより冷却することによって積層フィルムを製造する。
本発明のシーラントフィルム1は、被ラミネート層の上にヒートシール層が積層された積層フィルムを、さらに一軸延伸することを特徴とする。積層フィルムを一軸延伸することにより、被ラミネート層3を構成する結晶性を有するポリエステル樹脂を配向結晶化させることができる。
被ラミネート層3が結晶化することにより、被ラミネート層3の低吸着性を向上させることができる。被ラミネート層3の結晶性が高いほど、低吸着性が向上する。
またさらに、被ラミネート層3が結晶化することにより、被ラミネート層3とヒートシール層5との間の層間強度を低下させることが可能となる。シーラントフィルムを延伸すると、被ラミネート層3は配向結晶化する一方で、ヒートシール層5は配向結晶化しない。このように、被ラミネート層3のみが配向結晶化することにより、被ラミネート層3とヒートシール層5との間の層間強度が低下し、被ラミネート層3とヒートシール層5との間の剥離性が向上する。これによって、優れたイージーピール性を有するシーラントフィルムを製造することができる。
以上のように、本発明のシーラントフィルム1は、主として結晶性を有するポリエステル樹脂からなる被ラミネート層と、主として非結晶性を有する共重合ポリエステル樹脂からなるヒートシール層により構成され、製造工程において延伸されることにより、低吸着性を向上させながらイージーピール性も付与することができる。よって、優れた低吸着性とイージーピール性とを両立させることができる。
<延伸倍率>
本発明のシーラントフィルムの製造工程において、被ラミネート層の上にヒートシール層が積層された積層フィルムを一軸延伸する方法としては、ロール方式、テンター方式などの周知の方法を用いることができる。ロール間の周速差により延伸する方法が装置としては安価であるため、ロール方式を用いることがより好ましい。延伸は、70〜120℃の温度範囲で行うことが好ましい。
積層フィルムを一軸延伸する際の延伸倍率は、長手方向に3.0〜5.0倍の範囲であることが好ましい。延伸倍率が大きい程、被ラミネート層の結晶性が高くなり、低吸着性が向上する。また、被ラミネート層とヒートシール層の間の層間強度が低下し、剥離が容易になる。延伸倍率が3.0倍未満である場合、被ラミネート層とヒートシール層の間の層間強度が十分に低下せず、剥離性が向上しない。また、低吸着性も十分に向上しない。一方、延伸倍率が5.0倍を超える場合、延伸する際にフィルムが破断する場合があるため、製膜性が不安定になる。
<シーラントフィルムの厚さ>
延伸後のシーラントフィルムにおいて、被ラミネート層とヒートシール層との厚さの比は3:1〜8:1の範囲であることが好ましい。ヒートシール層の厚さに対する被ラミネート層の厚さの比が3倍未満である場合、ヒートシール時の熱収縮挙動が大きくなるため、安定したヒートシール強度が得られない場合がある。被ラミネート層の厚さがヒートシール層の厚さに対して8倍を越えるシーラントフィルムは、製造設備を用意することが困難であり、また生産性も低い。よって、厚さの比は8倍以下であることが好ましい。
延伸後のヒートシール層の厚さは、1μm以上5μm以下の範囲であることが好ましい。ヒートシール層の厚さが1μm未満である場合、安定なヒートシール強度が維持できないという問題がある。一方、ヒートシール層の厚さが5μmを超えると、開封初期の剥離強度(初期開封強度)が大きくなるため、剥離性が低下する場合がある。
被ラミネート層の厚さは、ヒートシール層の厚さと、被ラミネート層の厚さとヒートシール層の厚さとの比から適切に選択される。
<ラミネート材>
本発明に従って、以上に述べたシーラントフィルムを用いたラミネート材が提供される。図2に、ラミネート材2の断面模式図を示す。
図2に示すように、ラミネート材2は、基材フィルム層7と、該基材フィルム層の上に積層されたシーラントフィルムを有する。
基材フィルム層7は、これらに限定されないが、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどが好適に用いられる。
シーラントフィルムは、被ラミネート層3が基材フィルム層7と対向するように積層される。必要に応じて、被ラミネート層3と基材フィルム層7との間にバリア層を設けても良い。バリア層は、これらに限定されないが、アルミニウム等の金属蒸着フィルム、透明シリカ蒸着フィルム、アルミニウム箔等が好適に用いられる。
シーラントフィルム、基材フィルム層及びバリア層のそれぞれは、任意に接着剤を用いて接着してよい。接着剤は、樹脂フィルムの接着に用いることができる公知の接着剤を用いることができ、シーラントフィルム、基材フィルム層、バリア層の成分によって適宜選択される。
<イージーピール包装袋>
本発明に従って、以上に述べたラミネート材を用いたイージーピール包装袋が提供される。図3に、イージーピール包装袋10の一部断面模式図を示す。図3に示すように、イージーピール包装袋10は、第1のラミネート材2と第2のラミネート材2’とが貼り合わされてヒートシールされている。第1のラミネート材2は、基材フィルム層7,被ラミネート層3,及びヒートシール層5を有している。第2のラミネート材2’は、基材フィルム層7’,被ラミネート層3’,及びヒートシール層5’を有している。第1のラミネート材2と第2のラミネート材2’とは、互いのヒートシール層5及び5’が対向するように貼り合わされている。
第1のラミネート材は、本発明によるシーラントフィルムを用いて製造されたラミネート材である。第2のラミネート材2’は、主たる成分として結晶性を有するポリエステル樹脂からなる被ラミネート層と、主たる成分として第1のジカルボン酸成分及び第1のジオール成分を含み、さらに第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含む非結晶性の共重合ポリエステル樹脂を、前記ヒートシール層の総質量の50質量%以上含み、被ラミネート層に積層されたヒートシール層とを含む第2のシーラントフィルムと、該第2のシーラントフィルムの被ラミネート層と対向するように積層された第2の基材フィルムとを含むラミネート材である。
第2のラミネート材2’として、本発明のシーラントフィルムを用いて製造されたラミネート材を用いてもよい。第2のシーラントフィルムを、その製造工程において一軸延伸することにより、本発明のシーラントフィルムとすることができる。このように、第1のラミネート材と第2のラミネート材との両方が本発明によるシーラントフィルムを用いたラミネート材である方が、低吸着性に優れるためより好ましい。
第1のラミネート材と第2のラミネート材とのいずれも本発明によるシーラントフィルムを用いたラミネート材である場合、同一のラミネート材であってもよいが、含有成分の種類や量などが異なるラミネート材であってもよい。
本発明の包装袋は、シーラントフィルムが延伸された方向と直交する方向にのみイージーピール性が発現し、延伸された方向と平行な方向ではイージーピール性が発現しないという特徴を有する。なお、ここで「直交する方向」とは、シーラントフィルムの延伸方向に対して約90°の方向を意味し、厳密に90°の方向を指すものではない。例えば、延伸方向に対して80〜100°の方向を指す。
第1のラミネート材と第2のラミネート材とのいずれも本発明によるシーラントフィルムを用いたラミネート材である場合、第1のラミネート材と第2のラミネート材とは、第1のシーラントフィルムが延伸された方向が、第2のシーラントフィルムが延伸された方向と同じ向きとなるように貼り合わされ、包装袋の開封方向(即ち、剥離方向)はシーラントフィルムが延伸された方向と直交する方向に設計される。
第1のラミネート材が本発明のシーラントフィルムを用いたものであり、第2のラミネート材は本発明のシーラントフィルムを用いたものではない場合、開封方向は、第1のシーラントフィルムが一軸延伸された方向と直交する方向に設計される。
シーラントフィルムの延伸方向と直交する方向(横方向)にイージーピール性が発現する要因としては、一軸延伸(縦延伸)することによって被ラミネート層とヒートシール層の層間強度が低減することに加え、横方向にシーラントフィルムが裂けにくくなることが関係していると推測される。また実際に剥離後のサンプルをFT−IRにより分析したところ、被ラミネート層とヒートシール層間で層間剥離していることが分かった。
2枚のラミネート材のいずれも本発明によるシーラントフィルムを用いたものである場合、それぞれを構成するシーラントフィルムの延伸倍率が異なるものであることが好ましい。上述したように、延伸倍率が大きい程、被ラミネート層とヒートシール層の間の層間強度が低下する。第1のラミネート材と第2のラミネート材とで、シーラントフィルムの延伸倍率を相違させることにより、第1のラミネート材と第2のラミネート材のシーラントフィルムの層間強度に相違が生じる。これにより、剥離の際に、層間強度が低い方のラミネート材において、シーラントフィルムの被ラミネート層とヒートシール層の間で剥離が生じるため、剥離後の表面は毛羽立ちがない滑らかなものとなる。
第1のラミネート材の第1のシーラントフィルムの延伸倍率と、第2のラミネート材の第2のシーラントフィルムの延伸倍率との延伸倍率差は、0.2以上であることがより好ましい。例えば、第2のラミネート材における延伸倍率が3.0である場合、第1のラミネート材における延伸倍率は3.2以上であることが好ましい。なお、シーラントフィルムが延伸されていないものである場合、その延伸倍率は1とみなす。
シーラントフィルムの延伸倍率差が0.2以上である場合、前述の通り、剥離後の表面は毛羽立ちがない滑らかなものとなる。その理由としては、延伸倍率が大きい方、即ち、被ラミネート層の結晶性が高く、且つ、層間強度が低い方のシーラントフィルムにおいて層間剥離が生じるためであると考えられる。また剥離強度(ヒートシール強度)は延伸倍率が大きい方のラミネート材に依存する。よって、延伸倍率が小さい方の延伸倍率をより低下させ、延伸倍率差を大きくしても、剥離強度は変化しない。それ故、延伸倍率差の上限は特に限定されない。しかしながら、延伸倍率が大きいほど低吸着性が高いため、延伸倍率差が大き過ぎないこと、即ち、一方の延伸倍率を低くしすぎないことが有利である。
本発明の包装袋は、開封時の剥離強度が、包装袋に必要な目安である3〜15N/15mm巾の範囲であることが好ましい。より好ましくは、剥離強度は3〜6N/15mm巾の範囲である。剥離強度は、何れか一方のラミネート材の延伸倍率を調整することにより所望の範囲にすることができる。
図4は、イージーピール包装袋10の一例を示す模式図である。図4において、包装袋は長方形の形状を有しており、図面上部が開口部であり、図面下部を底面としている。包装袋の底面はラミネート材の端部が全てヒートシールされている。包装材の側面は、ラミネート材の端部が半分程度の長さまでヒートシールされている。開口部は、ラミネート材の端部から内側に位置する開封開始点と、該開封開始点と側面のヒートシール箇所の端部とで三角形の二辺を形成するようにヒートシールされている。このような形状の包装袋は、開口部においてヒートシールされていないラミネート材をもって開封することができ、また、開封開始点におけるヒートシール面積が小さいため、開封初期の剥離強度が小さく、開封が容易であるという利点を有する。
包装袋の態様は図4に示すものに限定されず、例えばラミネート材の周縁部を全てヒートシールしてもよい。また形状も任意に選択されてよい。
以上のように、本発明では、被ラミネート層にポリエチレンテレフタレート樹脂を用いたシーラントフィルムを延伸することにより、被ラミネート層において結晶性を有するポリエステル樹脂を配向結晶化させる。これにより、シーラントフィルムにイージーピール性を付与すると共に、被ラミネート層の低吸着性をより向上させることができる。従って、低吸着性とイージーピール性とが両立したシーラントフィルムを提供することができる。またさらに、延伸によりシーラントフィルムが薄肉化されるため、低吸着性により有利となる。よって、本発明によれば、香気成分や薬効成分を吸着させにくく、また開封時に容易に中身を取り出せる包装袋を提供することができる。
また、本発明のシーラントフィルムを用いて製造された包装袋は、シーラントフィルムがポリエステル系からなり、かつ延伸処理をしているため低吸着性に優れている。また延伸処理により同時にイージーピール性も発現するため、食品、化粧品、医薬品に好適に用いられる。
[実施例1]
<第1のシーラントフィルムの製造>
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂からなる被ラミネート層と、ネオペンチルグリコール共重合ポリエチレンテレフタレート(NPG共重合PET)樹脂からなるヒートシール層を用いてシーラントフィルムを作製した。
PET樹脂とNPG共重合PET樹脂とをそれぞれ、Tダイ金型を用いて、被ラミネート層の厚さとヒートシール層の厚さとの比が6:1となるように、280℃の温度で共押出し、速やかに冷却ロールで冷却し、2層の積層フィルムを作製した。NPG共重合PET樹脂におけるネオペンチルグリコールの含有量は、ジオール成分の全量に対して30mol%とした。
次いで、積層フィルムを90〜120℃の範囲に加熱し、ロール延伸法によってフィルムの総厚さが12μmとなるように一軸延伸(縦延伸)した。一軸延伸倍率は4.2倍とした。縦延伸後は、いわゆる横延伸は行わずに速やかに冷却ロールで冷却し、被ラミネート層側にコロナ処理を施してロール状に巻き取ることで製膜工程を完了した。
<第1のラミネート材の製造>
上記で作製した第1のシーラントフィルムと、基材フィルム層とを用いて第1のラミネート材を作製した。基材フィルム層として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステル(PET)フィルムと、厚さ20μmの低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムと、厚さ7μmのアルミニウム箔とがこの順で積層された3層構造のフィルムを用いた。ここでアルミニウム箔は、バリア層として用いた。この基材フィルム層は、PETフィルムとアルミニウム箔とを、LDPEを用いてエクストルージョンラミネート法により貼り合わせて作製したものである。
続いて、アルミニウム箔の何も貼り合わされていない面と、上記で作製した第1のシーラントフィルムの被ラミネート層とを、2液硬化型のイソシアネート系接着剤を用いてドライラミネートすることにより第1のラミネート材を作製した。
<第2のシーラントフィルムの製造>
一軸延伸倍率を3.8倍に変更した以外は、第1のシーラントフィルムと同様に第2のシーラントフィルムを作製した。
<第2のラミネート材の製造>
第1のシーラントフィルムの代わりに第2のシーラントフィルムを用いた以外は、第1のラミネート材と同様に第2のラミネート材を作製した。
<試験サンプルの製造>
上記で作製した第1のラミネート材と、第2のラミネート材とを、それぞれのシーラントフィルムの延伸方向が同じ向きになるように貼り合わせた積層体を作製した。この積層体において、シーラントフィルムの延伸方向と直角方向の一端部と、延伸方向の平行方向の一端部とをヒートシールした。ヒートシールは、150℃、0.2MPa、1秒の条件で行った。このヒートシール後の積層体から試験サンプルを切り出した。試験サンプルは、巾が15mmの短冊状の形状を有し、長手方向の一端にヒートシール箇所を有する。図5に示すように、延伸方向と直角方向(横方向とも称する)に剥離する試験サンプルをサンプル(I)とし、延伸方向と平行方向(縦方向とも称する)に剥離する試験サンプルをサンプル(II)とした。
[実施例2〜15]
第1のシーラントフィルム及び第2のシーラントフィルムのそれぞれの製造において、NPG共重合PET樹脂におけるネオペンチルグリコールの含有量、被ラミネート層の厚さとヒートシール層の厚さとの比、延伸倍率を表1に記載した値に変更した以外は、実施例1と同様にシーラントフィルム、ラミネート材、及び試験サンプルを作製した。
[比較例1]
第1及び第2のラミネート材のシーラントフィルムに低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを用いた以外は、実施例1と同様に試験サンプルを作製した。
[比較例2]
シーラントフィルムとして直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)と無水マレイン酸により変性させた変性ポリエチレン樹脂(変性PE)を使用し、LLDPE/変性PE/NPG共重合PETの順に積層された3層構造の積層フィルムをTダイ金型を用いて共押出成形により作製した。次いでLLDPE面にコロナ処理を施してロール状に巻き取ることで製膜工程を完了した。この積層フィルムの被ラミネート層をLLDPE/変性PEとし、シーラントフィルムの厚さと被ラミネート層の厚さとヒートシール層の厚さとの比を表1に記載した値に変更し、さらにシーラントフィルムを作製する際に延伸を行わなかった以外は、実施例1と同様に第1及び第2のラミネート材を作製した。作製した第1及び第2のラミネート材を用いて、実施例1と同様に試験サンプルを作製した。
[比較例3]
第1のラミネート材として実施例1におけるものと同様のラミネート材を用いた。第2のラミネート材として、比較例2におけるラミネート材と同様のラミネート材を用いた。これらのラミネート材を用いて、実施例1と同様に試験サンプルを作製した。
[比較例4〜5]
第1のシーラントフィルム及び第2のシーラントフィルムのそれぞれの製造において、NPG共重合PET樹脂におけるネオペンチルグリコールの含有量、シーラントフィルムの厚さ、延伸倍率を表1に記載した値に変更した以外は、実施例1と同様にシーラントフィルム、ラミネート材、及び試験サンプルを作製した。
[比較例6]
第1のシーラントフィルム及び第2のシーラントフィルムのそれぞれの製造において、延伸倍率を表1に記載した値に変更した以外は、実施例1と同様にシーラントフィルム、ラミネート材を作製した。作製したラミネート材を用いて、実施例1と同様に比較例6の試験サンプル(I)及び(II)を作製した。
[比較例7]
第1のシーラントフィルム及び第2のシーラントフィルムのそれぞれの製造において、延伸倍率を表1に記載した値に変更した以外は、実施例1と同様にシーラントフィルム、ラミネート材を作製した。作製したラミネート材を用いて、実施例1と同様に比較例7の試験サンプルを作製した。但し、比較例7の試験サンプルは、第1のラミネート材と第2のラミネート材を、それぞれのシーラントフィルムの延伸方向が直交するように重ねてヒートシールしたものとした。試験サンプルの剥離方向の基準となる延伸方向は、第1のラミネート材の延伸方向を基準とし、即ち延伸倍率の高いシーラントフィルムの延伸方向を基準とし、この試験サンプルを(III)とした。
<被ラミネート層の延伸後の結晶性評価>
実施例1〜15及び比較例1〜7について、シーラントフィルムを延伸した後のヒートシール層の結晶性を評価した。示差走査熱量測定(DSC)において、20〜300℃(昇温速度:10℃/min.)の範囲で被ラミネート層以外に由来する結晶の融解に伴うピーク(融点)が見られない場合、結晶性無しと評価し、結晶の融解に伴うピーク(融点)が見られた場合、結晶性有りと評価した。
その結果を表1に示した。実施例1〜15及び比較例2〜4、6、7、8では、第1及び第2のラミネート材におけるヒートシール層のいずれも結晶性が無しと評価された。一方、比較例5の第1及び第2のラミネート材におけるヒートシール層はいずれも結晶性が有りと評価された。
<開封性評価>
剥離性及び剥離強度
実施例1〜15及び比較例1〜7で作製した試験サンプルを用いて剥離性及び剥離強度を評価した。剥離強度はヒートシール強度とも称する。評価は、JISZ−0238に記載のヒートシール強度を求める方法に準拠して行った。具体的には図6に示すように、試験サンプルのヒートシール部を中央にして、試験サンプルの両端それぞれを引張試験機の上下のつかみに取り付ける。その後、つかみ下部を定速で可動させてヒートシール部を引張り、その間の最大荷重を試験サンプルの剥離強度とした。
剥離性の評価としては、前述の方法によりヒートシール部を引張る時に、図7(A)に示すようにフィルムが引裂かれることなく完全に分離できた場合に剥離性有りとした。このような特性は、イージーピール性包装袋を作製する上で必要な特性となる。このときの剥離強度の変化の一例を、図8の(A´)に示した。試験サンプルは、引張距離によらずに、剥離強度は開始から終わりまでほぼ同程度の値を有している。
一方、ヒートシール部を引張る時に、図7(B)に示すようにフィルムが引裂かれたり、破断したりした場合に、剥離性無しとした。このときの剥離強度の変化の一例を、図8(B´)に示した。試験サンプルは、引張りの開始後、剥離強度が急激に上昇し、ピークを越えた後、急激に低下し、途中で途切れている。これは、フィルムが破断したことを示している。このような特性ではイージーピール包装袋を作製することはできない。
表2に、使用した試験サンプルと剥離性の評価及び剥離強度の結果を示した。ここで、使用した試験サンプルは前述の通り、以下の(I)、(II)、(III)の何れかにより定義される。
(I)剥離方向が延伸方向に対して直角方向となる試験サンプル
(II)剥離方向が延伸方向に対して平行方向となる試験サンプル
(III)剥離方向が延伸倍率の高いシーラントフィルムの延伸方向に対して平行方向となる試験サンプル(但し、それぞれのシーラントフィルムの延伸方向が直交している)
実施例1〜15はいずれも(I)の試験サンプルを用いて評価した。比較例1は延伸されていないため、剥離方向が定義されない。比較例2〜5はいずれも(I)の試験サンプルを用いて評価した。比較例6は(II)の試験サンプルを用いて評価した。比較例7は(III)の試験サンプルを用いて評価した。比較例7は、第1のラミネート材と第2のラミネート材の延伸方向が直交しているため、第1のラミネート材に対しては、剥離方向が延伸方向に対して平行方向であり、第2のラミネート材に対しては、剥離方向が延伸方向に対して直角方向である。
実施例1〜15は剥離性を有することが示された。このときの剥離強度は、3.2〜11.0N/15mmの範囲であり、包装袋にイージーピール性を付与するのに適切な強度を有することが示された。比較例4は、シーラントフィルムが延伸されていないものであり、このような場合は剥離性を有さないことが示された。このときの剥離強度は、高い数値を示した。比較例5は、ヒートシール層が結晶性であるためヒートシールができず、評価が行えなかった。比較例6及び7は、試験サンプル(II)と試験サンプル(III)を使用したものであり、このような場合は剥離性を有さないことが示された。
本願発明の構成を有する試験サンプルは、特定方向の剥離でシーラントフィルムが破断することなく剥離性を有し、かつイージーピール性を付与するのに適切な強度であるため、イージーピール包装袋を作製した際に優れた開封性を有することが示された。
<低吸着性評価>
実施例1〜15及び比較例1〜4のラミネート材の組合せを用いて、袋状の吸着性試験サンプルを作製した。各包装袋は、ヒートシール部を除いた袋の面積が5cm角(内容物との接触面積50cm)となるようにまずは3方をヒートシールし、開口部からL−メントール500mgを入れた後、開口部をヒートシールして完全に密封し、吸着性試験サンプルを作製した。
吸着性試験サンプルを、40℃で2週間貯蔵した。その後、吸着性試験サンプルを開封し、袋の中からL−メントールを取り除き、エアガンで物理的に付着しているL−メントールを完全に除去した。次いで、吸着性試験サンプル全てを試験管に入れ、メタノール10mlによりシーラントフィルムに吸着しているL−メントールを抽出した。各抽出液をガスクロマトグラフィー分析し、予め作成しておいた検量線からシーラントフィルムに吸着しているL−メントールの吸着量を算出した。算出した値を、以下の区分により評価した。
○:吸着量が1.0mg未満/50cm
△:吸着量が1.0mg以上/50cm、3.0mg未満/50cm
×:吸着量が3.0mg以上/50cm
その結果を表2に示す。実施例1〜7、10、11、13、14は優れた低吸着性を示した。実施例8、9、12は、低吸着性を有するものの、他の実施例よりは吸着量が多かった。これは、他の実施例とは異なり、相対的に低い延伸倍率の組み合わせであるため、被ラミネート層の配向結晶化が不十分であり、吸着量が多くなったためであると考えられる。実施例15は、一方のラミネートフィルムにおいてシーラントフィルムが延伸されていないものである。そのため、低吸着性を有するものの、他の実施例よりは吸着量が多かった。
比較例1〜3は吸着量が多く、低吸着性を有さないことが示された。
<毛羽立ち評価>
実施例1〜15及び比較例1〜4の試験サンプルを用いて、剥離後の剥離面の状態を評価した。評価は、剥離面の表面状態を目視で観察し、毛羽立ちの評価を下記の基準に従って評価した。
○:毛羽立ちがなく、表面状態がきれい
△:一部毛羽立ちが生じる
×:毛羽立ちが全面にある
その結果を表2に示す。第1及び第2のシーラントフィルムの延伸倍率差が0.1以下である実施例10〜12は、ヒートシール層に由来する毛羽立ちが剥離面にわずかに確認された。この原因は被ラミネート層とヒートシール層間の層間強度が、第1及び第2のシーラントフィルムにおいて等しいため図9の(D)に示すように、第1のシーラントフィルムと第2のシーラントフィルムの間でランダムに層間剥離が生じ、さらにこのときにヒートシール層も伸びながら剥離していることに起因している。
一方で、延伸倍率差が0.2以上である実施例1〜9、13〜15は、図9(C)に示すように、より延伸倍率が高い、すなわちより層間強度が低いシーラントフィルムにおいて選択的に層間剥離が生じるため、ヒートシール層の毛羽立ちが生じず、滑らかな剥離面が得られる。
比較例2は被ラミネート層の変性PEとヒートシール層間の剥離により剥離性を有し、第1及び第2のシーラントフィルムの層間強度は同等であるため、ランダムに層間剥離が生じ、その結果、わずかに毛羽立ちが確認された。
比較例4は、シーラントフィルムが延伸されていないために剥離性を有さず、従って剥離面も毛羽立ちが観察された。比較例3は、一方のラミネートフィルムにおいてシーラントフィルムが延伸されていないために延伸倍率差が大きい。そのため、毛羽立ちが生じなかったと考えられる。
<生産性の評価>
実施例1〜15及び比較例1〜4の生産性を評価した。評価は、下記の基準に従って行った。
○:樹脂製造工程、製膜工程、製袋工程の全てにおいて特に問題点無し
×:樹脂製造工程、製膜工程、製袋工程の何れかにおいて問題点がある
実施例1〜12は各工程において特に問題点は見られず、優れた生産性を有していた。実施例13では第1のシーラントフィルムのNPG含有量が40モル%を超えているため、当該樹脂を製造するための重合時間が長くなり、樹脂製造工程において問題点があった。実施例14ではヒートシール層の厚さに対する被ラミネート層の厚さの比が3倍未満であるため、ヒートシール時の熱収縮挙動が大きくなり、製袋工程において問題点があった。実施例15では第2のシーラントフィルムが延伸されておらず、延伸フィルムよりは相対的に製膜速度が低下するため、製膜工程において問題点があった。
1…シーラントフィルム、2…ラミネート材、3…被ラミネート層、5…ヒートシール層、7…基材フィルム層、10…包装材。

Claims (8)

  1. ラミネート材用のイージーピール性を有するシーラントフィルムであって、
    被ラミネート層及びヒートシール層を有し、
    前記被ラミネート層は、主たる成分として結晶性を有するポリエステル樹脂からなり、
    前記ヒートシール層は、主たる成分として第1のジカルボン酸成分及び第1のジオール成分を含み、さらに第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含む非結晶性の共重合ポリエステル樹脂を、前記ヒートシール層の総質量の50質量%以上含み、
    製造工程において一軸延伸されることを特徴とするシーラントフィルム。
  2. 前記第1のジカルボン酸成分がテレフタル酸成分であり、前記第1のジオール成分がエチレングリコール成分であり、前記第2のジオール成分がネオペンチルグリコール成分であり、該ネオペンチルグリコール成分の含有量が、前記共重合ポリエステル樹脂中の全ジオール成分に基づいて20〜40モル%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のシーラントフィルム。
  3. 前記製造工程における一軸延伸が3〜5倍の延伸倍率で行われ、延伸後の前記ヒートシール層の厚さが1〜5μmの範囲であり、前記被ラミネート層と前記ヒートシール層との厚さの比が3:1〜8:1の範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシーラントフィルム。
  4. 第1のラミネート材と第2のラミネート材とが貼り合わされてヒートシールされたイージーピール包装袋であって、
    前記第1のラミネート材は、請求項1〜3の何れか一項に記載の第1のシーラントフィルムと、該第1のシーラントフィルムの被ラミネート層と対向するように積層された第1の基材フィルムとを含み、
    前記第2のラミネート材は、主たる成分として結晶性を有するポリエステル樹脂からなる被ラミネート層と、主たる成分として第1のジカルボン酸成分及び第1のジオール成分を含み、さらに第2のジカルボン酸成分及び第2のジオール成分の少なくとも一つの成分を含む非結晶性の共重合ポリエステル樹脂を、前記ヒートシール層の総質量の50質量%以上含み、前記被ラミネート層に積層されたヒートシール層とを含む第2のシーラントフィルムと、該第2のシーラントフィルムの前記被ラミネート層と対向するように積層された第2の基材フィルムとを含み、
    前記第1のラミネート材は、そのヒートシール層が前記第2のラミネート材のヒートシール層と対向するように貼り合わされており、
    前記第1のシーラントフィルムが一軸延伸された方向と直交する方向に開封されることを特徴とするイージーピール包装袋。
  5. 前記第2のシーラントフィルムは、製造工程において一軸延伸されており、前記第1のシーラントフィルムが一軸延伸された方向と、前記第2のシーラントフィルムが一軸延伸された方向とが同じ向きとなるように貼り合わされていることを特徴とする請求項4に記載のイージーピール包装袋。
  6. 前記イージーピール包装袋を開封する際の剥離強度が3〜15N/15mm巾の範囲であることを特徴とする請求項5に記載のイージーピール包装袋。
  7. 前記イージーピール包装袋を開封する際の剥離強度が3〜6N/15mm巾の範囲であることを特徴とする請求項5に記載のイージーピール包装袋。
  8. 前記第1のシーラントフィルムの延伸倍率と、前記第2のシーラントフィルムの延伸倍率との延伸倍率差が0.2以上であることを特徴とする、請求項5〜7の何れか一項に記載のイージーピール包装袋。
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