JP2019048648A - 易開封流動物用小袋 - Google Patents
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Abstract
Description
素材としての合成樹脂フィルムは、以下の構成とした。基材フィルムとしてユニチカ社製ナイロンフィルム「エンブレム」(登録商標)(厚さ15μm)を使用し、最内層シーラントフィルムにベルポリエステルプロダクツ社製1軸延伸PETフィルム「ベルファインLA102」(登録商標)(厚さ12μm)を使用し、これらのフィルムをウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。なお、ベルファインLA102はMD方向に1軸延伸されたフィルムである。この多層フィルムを、PETフィルムが内側となるように二つ折りし、MD方向が縦になるように縦55mm、横45mmの矩形状に重ね合わせた。前述した図2の(d)に示すように、左辺部5と上辺部4とを熱溶着(ヒートシール)し、併せて上辺部4側の内寸の中央に開封誘導溶着部(易開封部)7と流出路8とを形成した。なお、シール部2の幅Wは10mmとし、開封誘導溶着部7の形状は三角形とした。さらに、流出路8の長さは10mm、開口幅W8は4mmとし、これは、上辺部4側でのシール部2の内寸L4の長さが35mmであるからシール部2の内寸L4の長さの約11%である。さらに、開封誘導溶着部7の突出長さLは、小袋1の内側に向けて5mmとし、したがってシール部2の幅Wの半分とした。
このようにして作成した小袋1に、内容物として約5gの水道水を入れ、中に空気が入らないようにして下辺部6を幅10mmでヒートシールし、満注型液体小袋を作成した。
開封誘導溶着部7の突出長さLを、シール部2の幅Wより長い12mmとし、それ以外は上記の実施例と同様の構成とした。
流出路8の開口幅W8を1mm(シール部2の内寸L4の2.9%)とし、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
流出路8の開口幅W8を15mm(シール部2の内寸L4の43%)とし、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
シール強度(接合強度)を1N/15mm未満とし、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
シール強度(接合強度)を10N/15mmを超えた強度とし、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
開封誘導溶着部(易開封部)7’を上辺部4の内寸の中央ではなく、上辺部4と折り返し辺3とのコーナ部に形成し、それに合わせて流出路8’を折り返し辺3に沿わせて形成した。その形状を図6に模式的に示してある。それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
開封誘導溶着部7の突出方向を延伸されてないTD方向(延伸されたMD方向に直交する方向)に向け、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
前述した開封誘導溶着部7および流出路8を設けずに、シール部2の全てを10mm幅でヒートシールし、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
従来の満注型液体小袋で通常、使用されているフィルム構成(ナイロン/ポリエチレン)とした。具体的には最内層フィルムにフタムラ化学株式会社製直鎖状低密度ポリエチレンLL−MTNST(厚さ40μm)を使用し、それ以外の構成は上記の実施例と同様の構成とした。
実施例および各比較例の液体小袋について、以下の方法で評価した。
易開封性試験は、液体小袋の中央部を片手の親指と人差し指とで押し、開封しないものは「×」、開封したとしても、一般的には強い力と思われる力を必要としたものは「△」、強い力を必要とせずに開封したものは「○」とした。サンプル数はそれぞれ10個とした。その易開封性試験を行ったときの開封箇所および開封状況を目視観察した。シール強度試験は、JIS Z 0238に基づいて測定した。サンプル数はそれぞれ10個とした。結果を表1にまとめて示してある。
Claims (8)
- 重ね合わせた所定形状の合成樹脂フィルムの外周部に所定幅のシール部を設けるとともに、前記シール部で前記合成樹脂フィルム同士が熱溶着されて密封されている易開封流動物用小袋において、
前記シール部の一部に、前記シール部の外周縁から前記シール部の幅方向の所定長さに亘って熱溶着されずに、前記シール部の外周縁に開口した流出路が形成され、
前記シール部の内周縁部でかつ前記流出路に対応する部分に、前記シール部によって囲われている箇所の内部に向けて突出した形状に前記合成樹脂フィルムが部分的に熱溶着された開封誘導溶着部が形成されている
ことを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1に記載の易開封流動物用小袋において、
前記開封誘導溶着部の前記シール部で囲われている箇所の内部に向けた前記シール部からの突出長さは、前記シール部の幅より短いことを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1に記載の易開封流動物用小袋において、
前記開封誘導溶着部の前記シール部で囲われている箇所の内部への突出端から前記流出路までの長さは、前記シール部の幅より短いことを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の易開封流動物用小袋において、
前記シール部の一部は、前記箇所を区画している一つの辺をなしており、
前記シール部の一部に形成された前記流出路の開口幅は、前記一つの辺をなしている前記シール部の前記一部の内寸の長さの4%以上かつ40%以下である
ことを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の易開封流動物用小袋において、
前記開封誘導溶着部が前記一つの辺をなしている前記シール部の前記一部の内寸の中央に設けられている
ことを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の易開封流動物用小袋において、
前記シール部および前記開封誘導溶着部の接合強度が同一の強度であり、1N/15mm以上かつ10N/15mm以下であることを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の易開封流動物用小袋において、
前記合成樹脂フィルムの互いに熱溶着される内面は、ポリエステルによって形成されていることを特徴とする易開封流動物用小袋。
- 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の易開封流動物用小袋において、
前記合成樹脂フィルムの少なくとも最内層は、1軸延伸されたフィルムによって形成され、
前記開封誘導溶着部は、前記シール部の内周縁部から前記1軸延伸されたフィルムの延伸方向に突出している
ことを特徴とする易開封流動物用小袋。
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