JP2016155232A - 防犯用フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の粘着剤層を介して第1のポリエチレンテレフタレートフィルムと第2のポリエチレンテレフタレートフィルムとを貼り合せてなり、前記第1及び第2のポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さがそれぞれ140〜240μmである、防犯用フィルム。
【選択図】なし
Description
(1)第1の粘着剤層を介して第1のポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、「PETフィルム」という場合がある。)と第2のPETフィルムとを貼り合せてなり、前記第1及び第2のPETフィルムの厚さがそれぞれ140〜240μmである、防犯用フィルム。
(2)前記第1のPETフィルム及び前記第2のPETフィルムの厚さの合計が300〜480μmである、(1)に記載の防犯用フィルム。
(3)前記第1のPETフィルムの、前記第1の粘着剤層とは反対側の面上に積層された第2の粘着剤層と、前記第2の粘着剤層の、前記第1のPETフィルムとは反対側の面上に積層された剥離フィルムと、を更に備える、(1)又は(2)に記載の防犯用フィルム。
(4)前記第2のPETフィルムの前記第1の粘着剤層とは反対側の面上に積層されたハードコート層を更に備える、(1)〜(3)のいずれか一項に記載の防犯用フィルム。
(5)JIS K7128−1:1998(トラウザー引裂法)に準拠して測定した引裂力が9N以上であり、JIS K7127:1999に準拠して測定した破断強度が1650N/25mm以上である、(1)〜(4)のいずれかに記載の防犯用フィルム。
1実施形態において、本発明は、第1の粘着剤層を介して第1のPETフィルムと第2のPETフィルムとを貼り合せてなり、前記第1及び第2のPETフィルムの厚さがそれぞれ140〜240μmである防犯用フィルムを提供する。
上記の第1の粘着剤層及び第2の粘着剤層は、耐候性等の観点から、いずれもアクリル系粘着剤から形成された層であってもよい。粘着剤層は、重量平均分子量が、例えば30万〜200万、例えば50万〜150万のアクリル系樹脂を含み、かつ架橋処理されたアクリル系粘着剤からなる層であってもよい。なお、ここで「重量平均分子量」とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
上記の防犯用フィルムは、例えば次のようにして製造することができる。まず、第1のPETフィルムの片面上に粘着剤層形成用組成物を塗布して乾燥させることにより第1の粘着剤層を形成する。
剥離フィルムとしては、特に制限されず、ウィンドウフィルムの分野で通常使用されるものであってよい。剥離フィルムとしては、例えば、紙基材又はフィルム基材の表面に剥離層が設けられたものが挙げられる。
ハードコート層としては、ウィンドウフィルムの分野で通常使用されるものを用いることができ、例えば、アクリル系又はシリコーン系ハードコート層が挙げられる。アクリル系又はシリコーン系ハードコート層は、いずれも、適宜の塗工液を紫外線硬化又は熱硬化させること等により形成することができる。
プライマー層の上にハードコート層を形成する場合、プライマー層としては、例えば、アクリル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ゴム系等のプライマー層を適宜用いることができる。プライマー層の厚さは、例えば0.1〜10μmであってもよく、例えば0.5〜5μmであってもよい。
実施例及び比較例の防犯用フィルムの各特性は、以下の方法で測定、評価した。
(引裂力)
JIS K7128−1:1998に規定されたトラウザー法に準拠して引裂力を測定した。測定には、幅50mm×長さ150mmのサイズの防犯用フィルムを用いた。サンプルの測定方向はMD方向(PETフィルム形成時の溶融樹脂の流れ方向)とした。試験速度は200mm/分とした。
JIS K7127:1999に準拠して破断強度及び破断伸度を測定した。測定には、幅5mm×長さ75mmのサイズの防犯用フィルムを用いた。サンプルの測定方向はMD方向とした。チャック間距離は25mmとした。試験速度は300mm/分とした。
ロール加工性とは、製造時における防犯用フィルムのロールへの巻き取りやすさを意味する。ロール加工性は、防犯用フィルムを、内径6インチ、肉厚12mm、外径176.4mmの筒状のコアに巻き取ることにより評価した。ロール加工性の評価基準は次の通りとした。なお、巻き巣とは、防犯用フィルムが巻かれている層の間に隙間が存在する状態をいう。
○…巻き巣が発生することがなく、巻きとることができた。
×…コアの曲率に追従することができず、巻き巣が発生した。
施工性とは、防犯用フィルムの窓ガラスへの貼りやすさを意味する。施工性は、防犯用フィルムをガラス板に水貼りすることにより評価した。なお、水貼りとは、被着体であるガラス板の表面に、界面活性剤を水に添加した施工液を塗布した後、防犯用フィルムの粘着剤層を被着体側に向けて貼付し、その後、施工液をスキージーと呼ばれる治具を用いて掻きだす施工方法である。施工性の評価基準は次の通りとした。
○…ガラスとフィルムの界面に施工液が残留しなかった。
×…ガラスとフィルムの界面に施工液が残留した。
厚さ188μmの第1のPETフィルム(型番ルミラーT−60、東レ社)に、アクリル系粘着剤(型アロンタックS−1511X、東亜合成社)を乾燥後の厚さが10μmとなるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて粘着剤層(a1)を形成した。続いて、粘着剤層(a1)に厚さ188μmの第2のPETフィルム(型番ルミラーT−60、東レ社)をラミネートした。最後に、第2のPETフィルムに上記アクリル系粘着剤を塗布して乾燥することにより、厚さ25μmの粘着剤層(a2)(被着体に貼付する「第2の粘着剤層」に相当する。)を形成し、剥離フィルムをラミネートすることにより、厚さ188μmのPETフィルムを2層備える実施例1の防犯用フィルム(PETフィルムの厚さの合計は376μm)を製造した。
厚さ125μmの第1のPETフィルム(型番ルミラーT−60、東レ社)に、実施例1と同じアクリル系粘着剤を乾燥後の厚さが10μmとなるように塗布し、100℃で1分間乾燥させて粘着剤層(b1)を形成した。続いて、粘着剤層(b1)に厚さ125μmの第2のPETフィルム(型番ルミラーT−60、東レ社)をラミネートした。続いて、第2のPETフィルム上に、上記のアクリル系粘着剤を上記と同様に塗布して乾燥させ、厚さが10μmの粘着剤層(b2)を形成した。続いて、粘着剤層(b2)上に厚さ125μmの第3のPETフィルム(型番ルミラーT−60、東レ社)をラミネートした。最後に、第3のPETフィルムに、厚さ25μmの粘着剤層(b3)(被着体に貼付する「第2の粘着剤層」に相当する。)を形成し、剥離フィルムをラミネートすることにより、厚さ125μmのPETフィルムを3層備える比較例1の防犯用フィルム(PETフィルムの厚さの合計は375μm)を製造した。
比較例1と同様にしてPETフィルムと粘着剤層を交互に積層し、厚さ100μmのPETフィルムを3層、厚さ75μmのPETフィルムを1層備える比較例2の防犯用フィルム(PETフィルムの厚さの合計は375μm)を製造した。
比較例1と同様にしてPETフィルムと粘着剤層を交互に積層し、厚さ75μmのPETフィルムを5層備える比較例3の防犯用フィルム(PETフィルムの厚さの合計は375μm)を製造した。
比較例1と同様にしてPETフィルムと粘着剤層を交互に積層し、厚さ50μmのPETフィルムを6層、厚さ75μmのPETフィルムを1層備える比較例4の防犯用フィルム(PETフィルムの厚さの合計は375μm)を製造した。
比較例1と同様にしてPETフィルムと粘着剤層を交互に積層し、厚さ188μmのPETフィルムを3層備える比較例5の防犯用フィルム(PETフィルムの厚さの合計は564μm)を製造した。
Claims (5)
- 第1の粘着剤層を介して第1のポリエチレンテレフタレートフィルムと第2のポリエチレンテレフタレートフィルムとを貼り合せてなり、
前記第1及び第2のポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さがそれぞれ140〜240μmである、防犯用フィルム。 - 前記第1のポリエチレンテレフタレートフィルム及び前記第2のポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さの合計が300〜480μmである、請求項1に記載の防犯用フィルム。
- 前記第1のポリエチレンテレフタレートフィルムの、前記第1の粘着剤層とは反対側の面上に積層された第2の粘着剤層と、
前記第2の粘着剤層の、前記第1のポリエチレンテレフタレートフィルムとは反対側の面上に積層された剥離フィルムと、を更に備える、請求項1又は2に記載の防犯用フィルム。 - 前記第2のポリエチレンテレフタレートフィルムの前記第1の粘着剤層とは反対側の面上に積層されたハードコート層を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の防犯用フィルム。
- JIS K7128−1:1998に準拠して測定した引裂力が9N以上であり、
JIS K7127:1999に準拠して測定した破断強度が1650N/25mm以上である、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の防犯用フィルム。
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Cited By (1)
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JP2018065320A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 型板ガラス内貼り用飛散防止フィルム |
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