JP2010519394A - 熱活性化された接着性平面要素 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単に無気泡の接合を保証する熱活性化される接合性平面要素の提供。
【解決手段】 平面要素の主要な広がりに平行に向いておりそして該平面要素を基体に貼り付けるのに適する少なくとも1つの側面を平面要素が有している、少なくとも1つの熱活性化可能な接着剤を有する熱活性化された無気泡で接着性の前記平面要素において、前記側面が溝要素を有し、該溝要素が流動体を運搬するのに適する少なくとも一つの溝を有しており、その際に、少なくとも1本の溝は側面で開放されそして該側面の一つの縁部区域から該側面の別の縁部区域に連続して走っていることを特徴とする、上記無気泡の接着性平面要素。
【解決手段】 平面要素の主要な広がりに平行に向いておりそして該平面要素を基体に貼り付けるのに適する少なくとも1つの側面を平面要素が有している、少なくとも1つの熱活性化可能な接着剤を有する熱活性化された無気泡で接着性の前記平面要素において、前記側面が溝要素を有し、該溝要素が流動体を運搬するのに適する少なくとも一つの溝を有しており、その際に、少なくとも1本の溝は側面で開放されそして該側面の一つの縁部区域から該側面の別の縁部区域に連続して走っていることを特徴とする、上記無気泡の接着性平面要素。
Description
本発明は、平面要素の主要な広がりに平行して向いておりそして平面要素を基体に貼り付けるのに適する少なくとも一つの片面を持つ、熱活性化可能な接着剤を有する熱活性化された無気泡の接着性平面要素並びにこのような熱活性化された無気泡の接着性平面要素の製造方法に関する。さらに本発明は熱活性化された無気泡の接着性平面要素によって無気泡接合する方法にも関する。
加工中製品を結合するためにしばしば接合が使用され、それによって結合がえられ、その結合の性質は使用される接着剤の選択によって意図的に調整される。一般に、その際に片面又は両面接着性平面要素、例えば接着ラベル、接着テープ、接着シート及びその類似物が使用される。この種類の接着製品は、片面又は両面に接着剤よりなる接着層を持つ、すなわち、基体、要するに基盤又は接着用基体への接着製品の貼り付けを目的とする平面接着層又は接着フィルムである。高度に特殊な接着剤を用いることは、結果として、接着剤として使用される多くの系が加工のために特別な手段を要求し、従って所望の接着を実際にも得ることができる。
高温のもとでも顕著な負荷が課される接合のためには、特に室温で固有の粘着性を有しておらず、熱の影響のもとで初めて基体への接合に必要な接着力を発現する接着剤を使用する。このような熱活性化可能な接着剤はしばしば室温では固体状態で存在しそして接着のときに温度の作用によって並びに場合によっては追加的な圧力によって可逆的に又は不可逆的に比較的に高い接着力の状態に転化され得る。可逆的に熱活性化可能な接着剤は熱可塑性ポリマーをベースとするものであり、これに対して不可逆的接着剤としては例えば熱活性化可能な化学反応、例えば架橋反応を生じる反応性接着剤が使用され、従ってこれは特に基体を永久的に高強度で接合するのに特に適している。
この熱活性化可能なあらゆう接着剤系は、接合するためにそれらを強く加熱しなければならない点で共通している。しかしながらこうした条件のもとでは該接着剤層は例えば架橋反応の副生成物として生じ得る、例えば縮合反応の際に又はポリマーマトリックス中に室温では吸収されて存在しており、加熱したときに脱着するガス状又は液状物質、例えば水、水蒸気又は空気をしばしば放出する。こうして放出されるガス状又は液状物質の量は一部においては顕著であり、例えばコポリマーをベースとする熱活性化可能な接着剤は巨大分子ネットワークの所に吸収されそして加熱時に逃げ出し得る数質量%の割合の水を含有し得る。
流動体がそれぞれ平衡反応の関係で放出されるので、該流動体は一度に逃げ出さず、むしろ全接着行程を通して接着剤中に発生しそして次に接着剤と基体との間に接合平面の所、要するに接合面に集まる。流動体の集合はそこにおいて気泡状の封入物の形で生じ、接合面の大きさを減少させそしてそれ故に接着剤が機械的に持ち上げられ、その結果接合強度が全体として低減される。この場合、接着安定性の悪化は、基体上に塗布された接着剤層が厚ければ厚いほど及び活性化の際に沢山の流動体が生ずれば生ずるほどに勿論、ますます顕著になる。
それ故にこのような流動体封入物及び液泡は大抵の接合の場合には望ましくない。気泡のない(すなわち全面的な)接合は、接合の視覚的品質が重要であるか又は負荷の下で均一で高度な接合が要求される技術的に一様の高さが要求される接合の場合に特に重要である。しかしながら従来には、高強度の無気泡の接合を簡単にそして高温でも許容する熱活性化された接合性平面要素は知られていなかった。
それ故に本発明の課題は、前述の欠点を有さずそして特に簡単に無気泡の接合を保証する熱活性化される接合性平面要素を提供することである。
この課題は、冒頭に記載の種類の平面要素において、側面に溝要素を有し、該溝要素が流動体を運搬するのに適する少なくとも一つの溝を有しており、その際に、少なくとも1つの溝が側面に向って開放されそして該側面の一つの末端区分からもう一方の側面の別の末端区分に連続して走るように少なくとも一つの溝が片面に配置されていることによって本発明に従って解決される。
平面要素は平らに設計されており、即ちその高さの広がりが一つ又は二つの側面の広がりに比べて小さい。例えばフィラメント形状の平面要素の場合にはその長さがそれの高さおそれの幅よりも実質的に大きく、ベルト状平面要素の場合にはその長さ及び幅がその高さよりも実質的に大きく、その際に追加的にその長さがその幅よりも大きくそしてシート状又はラベル状平面要素の場合にはその長さ及び幅が高さよりも実質的に大きく、その際にその長さ及び幅がその規模の程度でほぼ同じである。平面要素の平面はその長さ及び幅に沿って平面要素の主要な広がりに相応している。従ってこの種類の平面要素は一般に二つの側面を有しており、それらが平面要素の主要な広がりに対して平行に配向している。
これらの二つの側面の少なくとも一つに接着性平面要素が 接着剤層を備えており、その接着剤層の外側で基体に接合されている。接着剤層は少なくとも1つの熱活性化可能な接着剤を有しており、該接着剤は活性化温度において活性化された状態で、室温より上の温度で基体の表面に対して高い接着力を発揮することができそしてこの高い接着力を活性化後に活性化温度以下の温度でも、例えば室温でも維持する。平面要素と基体との接合状態では側面は基体の表面と直接的に接触している状態にありそして基体のこの部分と一緒に接合面、要するに接合平面を形成する。
本発明によれば平面要素の一つの側面の特別な実施態様は、そこに少なくとも一つの溝要素を配置することによって準備される。接着剤層と基体との間の気体状の又は液体状の流動体が存在しそして気泡を形成する場合には、これらの流動体を接合面の内部からそれの縁部に移動させることを溝要素が可能とする。接合面からの流動体の運搬(流動体の除去)は、中退が充填された気泡の内部と外部との間に圧力差、例えば塗布する過程での外部圧の形での又は接着剤層又は追加的支持体の固有の張力の結果として又は気泡の外部容積への減圧を負荷したときに圧力差を生じることによって達成される。この圧力差の結果として気泡中に存在する流動体が溝要素の内部をより低い全体圧の箇所の方向に除去される。
この目的のためには溝要素は接合面に主要な広がりに対して平行しそしてこの溝を通して流動体を運搬するのに適する少なくとも1つの溝を有している。その結果流動体は、溝要素を取り除くことなく、かつ、平面要素が基体に接合されている場合に該接合を局所的に分離することなくこの溝を通して運搬することができる。この目的のためには少なくとも一つの溝が側面で開放されておりそしてその結果側面に対して露出しており、その結果基体と平面要素との境界面にあるいは存在する流動体集合体を溝中に入れそして該溝を通して平面要素の縁部に運搬することができる。さらに少なくとも一つの溝は側面の一つの縁部区分から平面要素の他の縁部区分に連続的に走っており、その結果平面要素の縁部に運搬される流動体は縁部区分から溝を離れることができそして接合面から簡単にかつ永久的に除かれる。
有利な一つの実施態様においては溝要素は沢山の溝を有している。この様に多量の流動体を速やかにかつ特に簡単に接着剤と基体との接合面から平面要素の縁部に導き除くことを可能とする。これは、短い時間空間の間に比較的に多量の流動体が接合面で生じるか又は集まりそしてそれ故に接合強度に全体として永久的に悪影響を及ぼさないためにこれらを速やかに除く場合が有利である。
この場合、溝が一つ又は複数の交差点で互いに連絡している場合が有利である。それ故に流動体を接合面からそれぞれの最も短い運搬通路の利用下にできるだけ効果的に運搬することを、接着剤を塗布する際に比較的に少ない流れ抵抗の通路として得ることを保証することを可能とする。
さらに、溝が実質的に同じ深さ及び実質的に同じ幅を有する場合が有利である。これによって、特に一様に負荷することが可能であり、その結果平面要素に不均一に負荷が掛かった場合に一部の場所が引き裂けるのが避けられる熱活性化された接着性平面要素が得られる。
これに対して一様に負荷することが何よりも先に可能である場合には、溝が異なる深さ及び/又は異なる幅を有することももちろん可能であり、平面要素は例えば非常に小さい、小さい、中位の、大きい及び非常に大きい溝を有することが可能である。確かに非常に大きい寸法の溝の導入によって機械的に余り負荷を掛けられない平面要素区分が生じ、そこでは一様でない負荷のもとで平面要素が選択的に引き裂けそして一様に中位の大きさの溝が配置されている場合にはこれが無い。それでもなお、全体として中位、大きい及び非常に大きい溝の数は少なく維持することができるので、結果において安定な平面要素をこの様に得ることが可能である。このことは溝要素がデンドリマーのデザインでもよく、この場合には、沢山の非常に小さい溝中を接着剤からの流動体が比較的に僅かな数の小さな溝に導かれ、該溝は更に僅かな数の中位の溝に開口しており、該中位の溝は更に僅かの大きい溝への搬送を可能とし、そこを通って流動体は個々の非常に大きい溝に到達し、縁部区分のところで平面要素から離れる。
さらに、溝の幅が少なくとも100nmでそして最高2mmである場合が有利である。2mmより大きい幅の溝を使用すると、数平方メータの接合面積を持つ大きな平面要素の場合でも接合面の負荷性に過度にマイナスの影響を及ぼし、他方、100nmよりも小さい幅の溝の場合には、流動体運搬のために必要な圧力が不相応に上昇する。このような系の場合には、小さい溝断面積の場合に相当に大きい溝壁との相互作用のために層流プロフィールを生じない。さらに、この種類の小さい構造を形成することは慣用の製造技術では複雑であり、それ故に経済的に合理性がない。
熱活性化した接合性平面要素は、溝要素の全面積が側面の全面積の2%より多くそして側面の全面積の最大65%であり、好ましくは側面の全面積の5%より多いのが特に適している。溝要素が側面の全面積の2%より小さい全面積である場合には、全体として小さい幅の小さな溝しか存在せず、溝要素の運搬性能が非常に小さく、流動体を接合面から一気に搬出できない。流動体搬出に必要な圧力の著しい低下が、側面の全面積の5%よりも多い溝要素の全体面積の場合に観察される。しかしながら溝要素の全面積が側面の全面積の65%より多い場合には、基体への平面要素の接着が非常に僅かである。
さらに平面要素は永久的支持体を有していてもよい。これによって平面要素に全体として機械的作用に対しての高い負荷性が付与される。
さらに平面要素は、前述の側面に対峙して配置される第二の側面を有していてもよく、これは平面要素の主要な広がりに対して平行して配置されておりそして該平面要素と第二の基体とを接合するのに適している。この第二の側面はこの場合には第二の溝要素を有していてもよく、該第二の溝要素は流動体を運搬するのに適する少なくとも1つの溝を有しており、該溝は第二の側面に向って開放しそして第二の側面の縁部区域から第二の側面の別の縁部区域に連続して走り込むように第二の側面に通じている。この様にして両面接着性平面要素が得られ、両方の接着剤層は接合平面から流動体を搬出するための溝要素をそれぞれ有しており、その結果この様にして両面に気泡のない接合性平面要素を製造することができる。
平面要素が少なくとも1つの溝のために少なくとも1つの溝に納まる補完的に形成される隆起したうね状要素を持つ一時的支持体を有している場合が更に有利である。このような一時的支持体と一致させて平面要素を保存する場合にこのようなデザインによって接着剤層中の溝要素の機能を高温のもとでも維持することが保証される。一時的支持体の存在下に接着剤は溝中への入り込みがなくそしてそれ故に溝要素は一貫して残る。
さらに、この態様は、溝要素を一時的支持体の助けの下で賦形段階で製造し得ることによって接着剤層中に溝要素を造ることを合理化する。例えばこの態様は、熱活性化可能な接着剤を一時的支持体の表面に塗布するときに接着剤中に溝要素に対して補完的に形成される溝要素を形成しそしてその際に溝要素の少なくとも1つの溝に納まるように、一時的支持体の表面の溝要素が一時的支持体に接着剤を塗布する際に熱活性化された気泡のない接着性平面要素を簡単に製造する方法をも提供する。このように平面要素の接着剤層中には溝要素が一時的支持体及びその上に配置された溝要素の使用下に鋳型又はエンボス加工ダイスとして、接着剤層での別個の構造化段階を実施する必要なしに簡単に製造できる。
両面接着性平面要素を製造する場合に同様に両面に溝要素を設けた一時的支持体を使用するのが特に有利である。何故ならば上記の製造方法を更に著しく合理化できるからである。この場合、第二の溝要素を平面要素の第二の面に同様に別個の構造化段階なしに刻印することができる。片面に一時的支持体が接合された平面要素を、平面要素の第二の側面の所の加熱活性化可能な接着剤が、予め記載した上側に対峙して配置される、一時的支持体の第二の上側に第二のうね状要素に対して押し付けられ、それによって第二のうね状要素に対して補完的に形成された第二の溝要素が接着剤中に刻印されそして第二の溝要素の少なくとも一つの溝中に嵌め込まれるようにして貯蔵の目的のためにロールに巻かれる。
本発明の別の一つの態様によれば、予め記載した熱活性化可能な気泡の無い接着性平面要素によって気泡の無い接合を作製する方法が提案される。従来には接合平面に集まる流動体を強い圧力の下で平面要素縁部に搬送することは一般的である。この方法は実地においては、熱い状態で接合が流動体の通過する間に局所的に短時間解けそして次に再び結合するため、流動体運搬のために必要とされる搬送圧が十分に大きくなければならないので若干の欠点を有している。この場合、平面要素がしばしば基体に良好に接合していない。それ故に本発明の別の課題は、上述の欠点が排除されそして接着力を低減することなしに特に簡単に流動体を接合面に沿って運搬することを可能とする方法を提供することである。
この課題は、平面要素を高温ラミネート段階に加圧下に基体の上に、平面要素と基体との間の接合面に閉じ込められた流動体が溝要素を通って接合面から導き出されるように設けることによって解決される。溝要素の使用によって流動体の搬出は既に僅かな圧力で可能である。既に達成された接合を局所的な開放する必要がもはやない。
加熱活性化された気泡のない接合性表面要素とは、熱活性化された接合性に形成されておりそして更に気泡のない接合に適するあらゆるシート状構造物を意味する。気泡の無い接合は、接合面に機能が存在しない、基体とのあらゆる全面接合であり、これは後処理なしで達成することができるか又はいずれの場合にも非常に簡単な後処理を用いても達成できる。
本発明の平面要素は、平面要素の主要な広がりに対して平行に延びる2つの側面の少なくとも一つに、場合によって両方の側面で平面要素を基体と接合するのに適する。このような適性には、接合するために必要とされるあらゆる手段、例えば側面への直接的に及び利用し易い接着剤の配置並びに具体的な基体に適合する接着剤及び接着剤層の選択が包含される。これは基体表面の粗面性に関連しての接着剤層の十分な厚さ又は基体と大きな接着力を生じさせるのに適する接着剤組成を達成することができる。
この場合に熱活性化可能な接着剤としては通例の一般的な熱活性化可能な接着剤が該当する。この種類の接着剤は、この場合、種々のポリマー構造を有し得る。以下に本発明との関係において特に有利であることが判っている若干の代表的な熱活性化可能な接着剤の系、即ちポリアクリレート、ポリオレフィン並びにエラストマーのベースポリマー及び少なくとも1種類の変性樹脂をベースとする物を例示的に掲載する。
ポリアクリレート及び/又はポリメタクリレート(以下、“ポリ(メタ)アクリレート”と略して称する)をベースとする熱活性化可能な接着剤は主要モノマーとして70〜100重量%の一般式
CH2=C(R1)(COOR2)
[式中、R1はH及びCH3を含む群から選択され、R2は飽和又は不飽和の分岐した、直鎖状の、置換された又は非置換のC1〜C30−アルキル基である。]
で表される化合物のアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル及び/又は遊離酸を含有している。この種類のモノマーには例えばアクリルモノマー、炭素原子数1〜14のアルキル基を持つアクリル酸及びメタクリル酸エステルがある。特別な例としては、本発明はこれらに限定されるものではないが、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、n−ヘプチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート、ベヘニルアクリレート並びにそれらの分岐持ち異性体、例えば2−エチルヘキシルアクリレートがある。場合によっては主要モノマーへの添加物として同様に適する他の使用可能なモノマーにはシクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート及びイソボルニルメタクリレートがある。
CH2=C(R1)(COOR2)
[式中、R1はH及びCH3を含む群から選択され、R2は飽和又は不飽和の分岐した、直鎖状の、置換された又は非置換のC1〜C30−アルキル基である。]
で表される化合物のアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル及び/又は遊離酸を含有している。この種類のモノマーには例えばアクリルモノマー、炭素原子数1〜14のアルキル基を持つアクリル酸及びメタクリル酸エステルがある。特別な例としては、本発明はこれらに限定されるものではないが、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、n−ヘプチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート、ベヘニルアクリレート並びにそれらの分岐持ち異性体、例えば2−エチルヘキシルアクリレートがある。場合によっては主要モノマーへの添加物として同様に適する他の使用可能なモノマーにはシクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート及びイソボルニルメタクリレートがある。
この種類のポリマーは場合によっては他のモノマーとして最大30重量%までの一般式
CH2=C(R3)(COOR4)
[式中、R3はH及び/又はCH3を含む群から選択され、OR2は官能基であるか又は紫外線照射したときに接着剤の後続での架橋を補佐する官能基を少なくとも含有し、この官能基がH−供与作用をすることによって加工を補佐する。]
で表されるオレフィン性不飽和モノマーを含有している。
CH2=C(R3)(COOR4)
[式中、R3はH及び/又はCH3を含む群から選択され、OR2は官能基であるか又は紫外線照射したときに接着剤の後続での架橋を補佐する官能基を少なくとも含有し、この官能基がH−供与作用をすることによって加工を補佐する。]
で表されるオレフィン性不飽和モノマーを含有している。
この種類の別のモノマーの例にはヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、アリルアルコール、無水マレイン酸、無水イタコン酸、イタコン酸、アクリルアミド及びグリセリジルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、第三ブチルフェニルアクリレート、第三ブチルフェニルメタクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、シアノエチルメタクリレート、シアノエチルアクリレート、グリセリルメタクリレート、6−ヒドロキシヘキシルメタクリレート、N−第三ブチルアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−(ブトキシメチル)メタクリレート、N−メチロールアクリルアミド、N−(エトキシメチル)アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、酢酸ビニル、テトラヒドロフルフリルアクリレート、β−アクリロイルオキシプロピオン酸、トリクロロアクリル酸、フマル酸、クロトン酸、アコニット酸及びジメチルアクリル酸があり、ただしここに挙げたものが全てではない。
この種類の別のモノマーの例には、例えば芳香族ビニル化合物があり、芳香族核はC4〜C18−構成単位よりなりそしてヘテロ原子も含有していてもよい。例えばスチレン、4−ビニルピリジン、N−ビニルフタルイミド、メチルスチレン、3,4−ジメトキシスチレン又は4−ビニル安息香酸があるが、ただしここに挙げたものに限定されない。
重合するためにはモノマーを、得られるポリマーが熱活性化可能な接着剤として使用できるように選択する。存在する要求のために例えば30℃よりも高い静的ガラス転位温度TG,Aを有するポリマーを得る。
少なくとも30℃のガラス転位温度TG,Aを達成するために、上述に応じてモノマーを、ポリマーの所望のTG,A値をFoxによって表された式(T. G. Fox, Bull. Am. Phys. Soc. 1 (1956) 123参照)に類似する次のような式に従って得られるように、モノマー混合物の量的組成を選択する。
式中、nは使用するモノマーについての順番の番号であり、Wnはそれぞれのモノマーnの質量割合(重量%)でありそしてTG,nはそれぞれのモノマーnよりなるホモポリマーのそれぞれのガラス転移温度(K)である。
アクリレートをベースとするこの様な接着剤の代わりにポリオレフィン、特にポリ−α−オレフィンをベースとする軟化点の範囲が30℃の上にありそして接合後に冷却する間に固化する接着剤も使用できる。この種類のポリオレフィンをベースとする接着剤は35℃〜180℃の間の範囲の静的ガラス転位温度TG,n又は融点TS,Aを有している。このポリマーの接着力は意図的な添加物によって更に向上させることができる。例えばこの目的のために接着力増強用添加物として例えばポリイミン共重合体又はポリビニルアセテート共重合体が使用される。
所望の静的ガラス転位温度TG,A又は溶融点TS,Aを達成するために、使用されるモノマー並びにモノマー量をここでも、式(G1)に従うポリマーの所望の温度値をFoxによって表された式に類似して得るように選択する。
より良好に取り扱うために熱活性化可能な接着剤についての静的ガラス転位温度TG,A又は溶融点TS,Aを更に限定する。温度が低過ぎる場合には、平面要素が搬送する間に又は高温で運搬する間に既に軟化しそして下にあるウエブに溶着し、平面要素が最早取り外しできなくなる危険がある。
この目的のために最適な温度範囲を達成するために分子量並びにコモノマーの組成を変えることができる。低いガラス転位温度TG,A又は低い溶融点TS,Aを調整するために、例えば中位の又は低い分子量のポリマーを使用することができる。この場合も低い分子量及び高い分子量のポリマーを互いに混合してもよい。ポリエテン、ポリプロペン、ポリブテン、ポリヘキセン又はこれらのポリマーの共重合体も遊離に使用することができる。
ポリエチレン及びポリエチレン共重合体は例えば水性分散物として層の状態で適用することができる。それぞれに使用する混合物の組成は得られる熱活性化可能な接着剤の所望の静的ガラス転位温度TG,A又は溶融点TS,Aに再び依存している。
ポリ−α−オレフィンとしてはDegussa社から登録商標VestoplastTMの種々の熱活性化可能なポリマーが入手できる。ポリプロペンポリマーは商品名VestoplastTM 703、704、708、750、751、792、828、888及び891で提供されている。 これらは99〜162℃の範囲内の溶融点TS,Aを有している。ブテンリッチのポリマーはVestoplastTM 308、408、508、520及び608の名称で入手し得る。 これらは84〜157℃の範囲内のの溶融点TS,Aを有している。
熱活性化可能な粘着剤の別の例は米国特許第3,326,741号明細書、同第3,639,500号明細書、同第4,404,246号明細書、同第4,452,955号明細書、同第4,404,345号明細書、ふぉう第4,545,843号明細書、同第4,880,683号明細書及び同第5,593,759号明細書に開示されている。これらの文献では他の温度活性化可能な粘着剤系も開示されている。
熱活性化可能な接着剤はエラストマーのベースポリマー及び少なくとも1種類の変性樹脂をベースとして形成することができる。エラストマーのベースポリマーとしてはあらゆる適当なエラストマーポリマー、例えばゴム、ニトリルゴム、エポキシ化ニトリルゴム、ポリクロロイソプイレン及びポリアクリレートを使用することができる。ゴムの場合には天然ゴム又は合成ゴムが適する。合成ゴムとしては通例のあらゆる合成ゴム系、例えばポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ニトリルゴム、ニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルブタジエンゴム、ポリアクリレートゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、メチル−ビニル−シリコーンゴム、フルオロシリコンゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン−コポリマーゴム、ブチルゴム又はスチレン−ブタジエンゴムがある。合成ゴムは一般に、軟化点又はガラス転位温度が−80℃〜0℃の温度範囲内にあるように一般に選択する。
ニトリルブタジエンゴムの市販の例には、例えば Eni Chem社のEuropreneTM、Bayer社の KrynacTM又は Zeon社の BreonTM 及びNipol NTM がある。ポリビニルホルマールには例えば Ladd Research社の FormvarTMがある。ポリビニルブチラールにはSolucia社のButvarTM、 Wacker社のPioloformTM 及びKuraray 社のMowitalTM が入手できる。水素化ニトリルブタジエンゴムとしては例えばBayer 社の製品 TherbanTM 及びZeon社のZetpolTMを入手できる。ポリアクリレートゴムとしては例えばZeon社のNipol ARTM が入手できる。クロロプレンゴムとしてはBayer社から例えばBayprenTM が入手できる。エチレン−プロピレン−ジエンゴムとしては例えばDSM社のKeltanTM 、Exxon Mobile 社のVistalonTM 及び Bayer 社のBuna EPTMを入手できる。メチル−ビニル−シリコーンゴムには例えば Dow Corning社のSilasticTM及びGE Silicones 社のSiloprenTM が入手できる。フルオロシリコーンゴムとしては例えば GE Silicones 社のSilasticTM が該当する。ブチルゴムとしては例えばExxon Mobile 社のEsso ButylTMが入手できる。スチレン−ブタジエンゴムとしては例えばBayer社のBuna STM、 Eni Chem社のEuropreneTM及びBayer社のPolysar STMが役立つ。
エラストマーのポリマーに加えて熱可塑性ポリマーとエラストマーのベースポリマーとの混合物も使用することができる。熱可塑性材料は以下のポリマーの群から選択するのが有利である:ポリウレタン、ポリスチレン、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン−ターポリマー、ポリエステル、硬質ポリビニルクロライド、軟質ポリビニルクロライド、ポリオキシメチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカルボナート、フッ素化ポリマー、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリアミド、エチレンビニルアセテート、ポリビニルアセテート、ポリイミド、ポリエーテル、コポリアミド、コポリエステル、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン及びポリ(メタ)アクリレート。本発明ではここに挙げたものに限定されない。熱可塑性ポリマーは一般に60℃〜125℃の温度範囲内の軟化点又はガラス転位温度を有するように選択する。
変性樹脂としては接着剤の接着技術的性質に影響を及ぼすあらゆる樹脂、特に粘着力を向上させる樹脂及び反応性樹脂が役立つ。粘着力を向上させる樹脂としては公知のあらゆる粘着性樹脂を使用することができる。接着剤の変性樹脂の割合はエラストマーのポリマーと変性樹脂との混合物の総量を基準として一般に25〜75重量%である。
粘着力増強又は粘着性化樹脂、いわゆる粘着樹脂として例外無く公知のあらゆる及び文献に記載された粘着樹脂、例えばピネン樹脂、インデン樹脂及びコロホニウム樹脂、それらの不均化、水素化、重合した、エステル化した誘導体及び塩、脂肪族及び芳香族炭化水素樹脂、テルペン樹脂及びテルペンフェノール樹脂並びにC5−、C9−並びに他の炭化水素樹脂がある。これらの樹脂及び他の樹脂は、得られる接着剤の性質を用途に従って調整するために、任意の組み合わせでも使用することができる。一般に、相応する熱可塑性材料と相容性(可溶性)のある樹脂、特に脂肪族、芳香族又はアルキル芳香族のあらゆる炭化水素樹脂、純粋モノマーをベースとする炭化水素樹脂、水素化炭化水素樹脂、官能性炭化水素樹脂並びに天然樹脂が使用される。“Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology”、Donatas Satas (van Nostrand, New York 1989)における学術的観点の説明で更に詳細を知ることができる。
更に接着剤は、それ自体で、他の反応性樹脂と及び/又は接着剤の少なくとも1種類のニトリルゴムと架橋反応することのできる反応性樹脂を有していてもよい。反応性樹脂は接着剤中において接着剤の接着技術的性質に化学反応せいのために影響を及ぼす。反応性樹脂としてはあらゆる通例の反応性樹脂、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、メラミン樹脂、イソシアネート基を持つ樹脂又はこれらの樹脂の混合物を使用することができる。
エポキシ樹脂はエポキシ化合物の全部のグループを包含する。例えばエポキシ樹脂はモノマー、オリゴマー又はポリマーがある。ポリマーのエポキシ樹脂は脂肪族、脂環式、芳香族又はヘテロ環式の性質でもよい。エポキシ樹脂は、架橋に利用することができる一般に少なくとも2つのエポキシ基を有している。
エポキシ樹脂の分子量は100g/mol〜最高10,000g/molのポリマーエポキシ樹脂で変えることができる。
エポキシ樹脂は数例のあらゆるエポキシド、例えばビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応生成物、フェノールとホルムアルデヒドとの反応生成物(いわゆるノボラック樹脂及びエピクロルヒドリン、グリシジルエステル又はエピクロルヒドリンとp−アミノフェノールとの反応生成物が含まれる。
この種類のエポキシ樹脂は市販されており、例えばCiba Geigy社のAralditeO 6010、CY-281O、ECNO 1273、ECNO 1280、MY 720及びRD-2 、Dow Chemical社のDERO 331、DERO 732、DERO 736、DENO 432、DENO 438及びDENTM 485 、Shell Chemical社のEponO 812、825、826、828、830、834、836、871、872、1001、1004、1031等並びに同様にShell Chemical社のHPTTM 1071、HPTTM 1079がある。
市販の脂肪族エポキシ樹脂の例には例えばビニルシクロヘキサンジオキサイド、例えばUnion Carbide 社のERL-4206、ERL-4221、ERL 4201、ERL-4289又はERL-0400がある。
ノボラック樹脂としては、例えばCelanese社のEpi-RezTM 5132、住友化学社のESCN-001、Ciba Geigy社のCY-281、Dow Chemical社のDENTM 431、DENTM 438、Quatrex 5010、日本火薬株式会社のRE 305S、大日本インキ化学社のEpiclonTM N673又は Shell Chemical社のEpikoteTM 152も有利に使用される。
フェノール樹脂としては市販のフェノール樹脂、例えばToto Kasei社のYP 50、Union Carbide 社のPKHC及び昭和ユニオン合成株式会社のBKR 2620も使用される。更に、反応性樹脂としてフェノールレゾール樹脂も他のフェノール樹脂と組合せて使用される。テルペンフェノール樹脂としては通例のテルペンフェノール樹脂、例えばArizona Chemical社のNIREZTM 2019も使用される。 更にメラミン樹脂としては通例のあらゆるメラミン樹脂、例えばCytec社のCymelTM 327及び323も使用される。イソシアネート基を持つ樹脂としては、イソシアネート基で官能化されている通例の樹脂、例えば日本ポリウレタン社のCoronateTM L、Bayer社のDesmodurTM N3300 又はMondurTM 489も役立つ。
両方の成分間での反応を促進させるために接着剤は架橋剤及び促進剤も含有していてもよい。促進剤としては当業者に知られた適するあらゆる促進剤、例えばイミダゾール類、四国化学株式会社の2M7、2E4MN、2PZ-CN、2PZ-CNS、P0505及びL07Nの名称で市販されるもの及び Air Products社のCurezol 2MZ並びにアミン、特に第三アミンが適している。更に架橋剤としては当業者に知られた適するあらゆる架橋剤、例えばヘキサメチレンテトラミン(HMTA)が適する。
追加的に接着剤は任意に他の成分、例えば可塑剤、充填剤、核形成剤、発泡剤、接着力増強添加物及び熱可塑性添加物、配合剤及び/又は老化防止剤も含有していてもよい。
可塑剤としては当業者に知られた適するあらゆる可塑剤、例えばポリグリコールエーテル、ポリエチレンオキシド、リン酸エステル、脂肪族カルボン酸エステル及び安息香酸エステル、芳香族カルボン酸エステル、高分子ジオール、スルホンアミド及びアジピン酸エステルをベースとするものを用いることができる。
充填剤としては当業者に知られた適するあらゆる充填剤、例えば繊維、カーボンブラック、金属酸化物、例えば酸化亜鉛及び二酸化チタン、チョーク、珪酸、珪酸塩、ガラス又は他の材料よりなる中実又は中空ガラスビーズがある。
老化防止剤としては、当業者に知られた適するあらゆる老化防止剤、例えば第一及び第二酸化物又は光安定剤をベースとするものを用いることができる。
接着力増強性添加物としては、当業者に知られた適するあらゆる接着力増強添加物、例えばポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリアクリレートゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、メチル−ビニル−シリコーンゴム、フルオロシリコンゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレンコポリマーゴム、ブチルゴム又はスチレン−ブタジエンゴムが使用できる。ポリビニルホルマールはLadd Research社のFormvarTMとして市販されている。ポリビニルブチラールには、Solutia社のButvarTM、Wacker社のPioloformTM及びクラレ株式会社のMowitalTMとして市販されている。ポリアクリレートゴムはゼオン株式会社のNipol ARTMとして市販されている。クロロプレンゴムはBayer社のBayprenTMとして市販されている。エチレン−プロピレン−ジエンゴムはDSM社のKeltanTM、Exxon Mobil社のVistalonTM及びBayer社のBuna EPTMとして市販されている。メチル−ビニル−シリコーンゴムはDow Corning社のSilasticTM及びGE Silicones社のSiloprenTMとして市販されている。フルオロシリコーンゴムはGE Silicones社のSilasticTMとして市販されている。ブチルゴムはExxon Mobil社のEsso ButylTMとして市販されている。スチレン−ブタジエンゴムはBayer社のBuna STM、Eni Chem社のEuropreneTM及びBayer社のPolysar STMとして市販されている。
熱可塑性添加物としては当業者に知られた適するあらゆる熱可塑性材料、例えばポリウレタン、ポリスチレン、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレンターポリマー、ポリエステル、硬質ポリ塩化ビニル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリオキシメチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカルボナート、フッ素化ポリマー、例えばポリテレフタルエチレン、ポリアミド、エチレン酢酸ビニル、ポリビニルアセテート、ポリイミド、ポリエーテル、コポリアミド、コポリエステル、ポリ(メタ)アクリレート並びにポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン及びポリイソブテンを使用することができる。
さらに、熱活性化接着性平面要素の接着力は目的にかなう他の添加物によって、例えばポリイミンコポリマー及び/又はポリ酢酸ビニルコポリマーを接着力増強添加物として使用するによって、向上させることができる。
本発明によれば平面要素は側面に少なくとも一つの溝要素を有している。この溝要素は1つの溝又は複数の溝を有しており、それらは目的に叶う所望の配置にあることができ、その結果最も簡単な場合には溝要素は唯一の溝しか有していなくともよい。溝としては実質的に細長く設計された水路様の溝を意味し、流動体の除去に適している。従って溝の切断面は通例のあらゆるプロフィールを有することができ、例えば半円状、半楕円状、三角形、長方形又は正方形、台形、異形等を有し得る。
この場合、溝は接着剤層に設けられており、その結果各溝の内部中空は側面で開放されておりそして該側面から接近可能である。この様に側面の接着剤と基体の表面との間の接合のときに存在するあらゆる流動体はそこから少なくとも一つの溝中を直接的に通ることができる。
少なくとも一つの溝は側面の縁部区域から側面の別の縁部区域に連続的に走っている。側面の縁部区域としては平面要素の主要な広がりに対して実質的に直角に配置されている平面要素の外側縁部側面のあらゆる領域である。この縁部側面に対してはこの種類の溝は壁で閉じられておらず、むしろ開放されている。これによってあるいは存在する流動体は縁部側面の開口を通して溝及び基体表面から接合のときに生じる溝空間から出てそして平面要素及び接合面を永久的に離れる。この場合、配置は側面の縁部区域から側面の別の縁部区域に連続しており、一つの縁部区域と別の縁部区域は同じ外側縁部側面に配置されていても又は異なる外側縁部側面に配置されていてもよい。
本発明において連続しているとは、流動体運搬を溝の末端から溝の第二の末端まで行うことができる溝に関する。この第二の末端の所で流動体は平面要素から直接的に離れるか又はその溝に連結されている別の溝に更に導かれそしてそれを通って平面要素から離れることができる。同様に“連続する”という言葉は、互いに連結されておらず、末端が行き止まりになった末端区域を持つ2つ以上の溝であり、その溝によって各溝の開放末端への流動体運搬を行うことができることも意味し、その際に、少なくとも2つの異なる縁部区域が平面要素の外側縁部側面の所に開口を有している。この場合、少なくとも1つの溝は、基体に平面要素を接合するときにあるいは生じる流動体が接合面から除去されそして気泡のない接合が得られる限りで連続していなければならない。その後でも溝はさらに連続したままであるか又は後からの接着剤の粘性の流れのために完全に又は局所的に塞がれることによって通過できなくなっていてもよい。
複数の溝の配置に関しては、任意の適当な形態を有していてもよい。例えば互いに連結されていない複数の互いに平行して走る溝が溝要素を形成していてもよい。しかしながら溝要素はデンドリマーの溝系又は枝状に分岐した溝系を形成する沢山分岐した溝で構成されていてもよい。さらに溝の他の配置も同様に可能である、例えば網状又は格子状の溝配置も本発明の溝系を形成することができる。後者の場合には、溝は互いに一つ又は複数の交差点で連絡し合っており、溝要素を通り運ばれる流動体は一つの溝から別の溝に達することができる。もちろん溝要素は複数の溝系を同時に有していてもよい。
本発明に従う溝要素の構造物の多くの代表例を図1〜図4に概略的に図示する。
図1は溝要素の第一の構造であり;
図2は溝要素の第二の構造であり;
図3は溝要素の第三の構造であり;そして
図4は溝要素の第四の構造である。
図1は溝要素の第一の構造であり;
図2は溝要素の第二の構造であり;
図3は溝要素の第三の構造であり;そして
図4は溝要素の第四の構造である。
平面要素の主要な広がりはそれぞれ表面に平行しておりそして長方形の平面要素の外側縁面は細い外側境界線として表されている。太い黒色の線はいずれの場合も溝要素内部の溝の配列を表しておりそして従って白色面は、基体と接触する平面要素の側面の接着性領域である。
図1には沢山の相互に連結した溝よりなる整然とした格子状構造が図示されており、これらの溝は相互の交差点が直角をなしている。この構造の全ての溝は同じ幅を有している。
図2には同様に沢山の相互に連結した溝よりなる整然とした格子状構造が図示されている。しかしながらここに表示された構造は図1からのものに比較して不規則なものであり、溝は相互の交差点において互いに異なる角度及び間隔で出会っている。この構造においても全ての溝は同じ幅を有している。
図3には一つの優先方向に配置されている複数の個々の溝よりなる整然さのない構造である。この構造も不規則に構成されており、その結果溝は例えば異なる湾曲半径を持つ部分的湾曲部を持っている。この構造においても全ての溝は同じ幅を有している。
図4には沢山の相互に連結した溝よりなる整然とした格子状構造が図示されており、これらの溝は相互の交差点が直角をなしている。しかしながら、図1の構造と相違してこの構造の溝は相違する幅を有している。
この場合、これらの例は単に実例として選択したのであり、本発明はこれらに限定されない。本発明の溝要素は、勿論、台形、三角形等の構造をなしていてもよい。
溝は任意の適当な寸法を有していてもよく、例えば溝は実質的に同じ深さ及び実質的に同じ幅を有していても又は異なる溝が異なる深さ及び/又は異なる幅を有していてもよい。後者の形状は、二つ、三つ又はそれ以上の異なる溝断面が存在する二つ、三つ又はそれ以上のモードの溝寸法を有する系も包含している。例えば大きな断面の主要な溝及び該主要な溝に合流する沢山の小さな断面の二次的な溝を有する溝システムを作製することも可能であり、この場合には該二次的な溝は同様に小さい断面の二次的な溝に順に通っているか又は外縁側面の開口に相応して先細の又は広がった断面を有する溝システムを作製することが可能である。この場合に溝の最大の深さは接着層の厚さによって制限されるが、溝の幅は少なくとも100nmでそして最大2mmである。平面要素の側面の全面積とその中に組み込まれた溝要素の断面との相対的比に関しては、側面にある溝要素全面積が平面要素の側面の全面積の2%より多くそして平面要素の側面の全面積の最大65%であり、有利には側面の全面積の5%より多い。
溝は流動体を搬送するのに適合していなければならない。これは流動体搬送が溝要素の溝によって可能とされるか又は改善される必要で及び/又は有効なあらゆる手段を包含する。この場合には例えば溝の形状の適合性、例えば溝の寸法の適合性又は溝の断面の形状の適合性、並びに溝の壁の性状の適合性が問題になり得る。最後に挙げた適合性は、接着剤の粘度を著しく低下させるような高温で接着剤を活性化させるために加熱する場合に必要とされる。このような場合には溝壁の個々の適合性化(溝壁の領域だけ接着剤を被覆又は局所的予備架橋した状態)なしで、溝の断面積を劇的に低減する。何故ならばこの温度では接着剤の粘性のある流れを無視することができず、溝要素を通しての流動体の搬送が困難であるか又はそれどころか不可能であるからである。
必要とされるそれぞれの性質次第で平面要素は永久的支持体を有していても又は支持体なしで形成されていてもよい。支持体の無い設計、例えば2種の異なる接着剤又は1種類だけの接着剤を持つ転写接着テープは、平面要素が可能な限り低い高さを有するべき場合、例えば小規模領域で接合する場合に重要である。これに対して追加的な支持体を持つ設計は、平面要素に特に高い機械的安定性を必要とする場合、例えば高負荷のかかる接合の場合に並びに打ち抜き物として平面要素を用いる場合の打ち抜き性の向上のために特に有利である。この種類の永久的支持体は当業者に熟知される材料、例えばポリマー、例えばポリエステル、ポリエチレン、変性ポリプロピレン、例えば二軸配向されたポリプロピレン(BOPP)を含めたポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンテレフタレート並びに天然物で構成されており、これらは織製物、編製物、積層物、フリース、紙、発泡体、フィルム当として形成されていても又はそれらの組合せ物、例えばラミネート又は織製シートとして形成されていてもよい。
接着性を改善するために、永久的な支持体を使用する場合にはそれの片面又は両面に接着促進剤、いわゆる“プライマー”を設けてもよい。この種類の接着促進剤としては一般的なプライマー系、例えばエチルビニルアセテート又は官能化エチルビニルアセテート又は反応性ポリマーの様なポリマーをベースとするヒートシール接着剤が使用される。官能性基としては一般的なあらゆる接着性増強性基、例えばエポキシ基、アジリジン基、イソシアネート基又は無水マレイン酸基が使用される。さらに、接着促進剤に追加的な架橋性成分、例えばメラミン樹脂又はメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を添加してもよい。ポリビニリデンクロライド及びビニリデンクロライドの共重合体、特に塩化ビニルとの共重合体をベースとする接着促進剤(例えばDow Chemical Company社のSaran )が中でも良好に適している。
さらに、平面要素は片面又は両面を接着性にされていてもよい。すなわち平面要素の主要な広がりに対して平行に向けられている側面だけに接着剤層を備えていても又は側面に対峙する側の上に第二の側面にも追加的に接着剤層を備えていてもよい。両方の側面の接着層の接着剤は後者の場合には用途目的及び接合すべき基体次第で互いに同じでも異なっていてもよい。従って本発明の平面要素は接着層に唯一の接着剤のある、支持体の無い転写接着テープであってもよい。本発明によれば第二の接着層も同様に適切な溝要素を有していてもよく、この場合には該第二の溝要素は第一の溝要素と同じに又は異なって形成されていてもよい。
平面要素を製造するために、ブレンドされた接着剤を支持体に塗布する。接着剤の塗布は平面要素の上に直接的に実施してもよく、例えば永久的支持体又は平面状に広がった他の接着層の上に塗布してもよい。これの代わりに塗布を、例えば一時的支持体、例えばプロセスライナー又は剥離ライナーの使用下に間接的に行ってもよい。
一時的支持体としては当業者に公知のあらゆる一時的支持体、例えば剥離フィルム、剥離塗料又は剥離紙を使用することができる。剥離フィルムは例えばポリエチレン、ポリプロピレン(二軸配向されたポリプロピレンのような配向されたポリプロピレン)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリイミド又はこれらの材料の混合物をベースとする接着性を低減されたフィルムである。剥離塗料とは接着性を低下させるためのシリコーン塗料又はフッ素化塗料がしばしば適する。剥離紙としては当業者に知られるあらゆる適する剥離紙、例えば高圧法で製造されたポリエチレン(HDPE)又は低圧法で製造されたポリエチレン(LDPE)をベースとする紙、硫酸(パーチメント)紙又はグラシン紙がある。更に接着性を低下させるために剥離剤で剥離層を設けてもよい。剥離層のためには当業者に知られた通例のあらゆる材料、例えばシリコーン剥離塗料又はフッ素化剥離塗料が適している。
一時的支持体に適する材料を選択する場合には、十分な耐熱性を考慮し、例えば熱い状態で積層する様な更に加工するあらゆる段階において一時的支持体に損傷が生じないようにするべきである。
さらにこの場合、このような剥離ライナーの被覆すべき両面の片方がもう片方よりも剥離力が小さい場合には接着剤はその片面により良好に貼り付くことが有意義である。これによってロールで保存される平面要素を巻き解くときに、接着剤は片方の面からよりももう一方の面からより容易に剥離するので、接着剤の転写を防止することができる。
平面要素への接着剤の塗布は慣用の方法によって通例の装置で、例えば溶融ダイス又は押出ダイスを通して行われる。この塗布の場合、平面要素はそれぞれ片面が接着剤で被覆される。塗布された接着剤からこうして得られる平面状の接着剤層は平面要素の片面を全面的に覆っているか又は局所的にだけ塗布されていてもよい。
接着剤は例えば溶液状態で塗布することができる。溶解するためには、接着剤の少なくとも1成分を良好に溶解する溶剤を使用するのが有利である。
溶融状態から接着剤を塗布するためには、あるいは存在する溶剤を例えば濃縮押出機中で減圧下で除去してもよい。この目的のために、例えば溶剤を同じ減圧段階で又は異なる減圧段階で留去しそして場合によっては供給物の予備加熱器を備えている一軸スクリュー式押出機又は二軸スクリュー式押出機を使用することができる。
直接的方法で平面要素を製造するために例えば第一の段階で接着剤を支持体の片面に塗布しそして第二の段階で同じ又は他の接着剤を支持体のもう一方の面に塗布してもよい。あるいは、直接的被覆法で例えばある接着剤を第一段階で剥離剤の上に塗布しそして同じ又は別の接着剤をそのある接着剤の上に、すなわちある接着剤の剥離剤で被覆されていない面の上に溶液で又は溶融物で直接的に塗布してもよい。後者の場合、支持体無しの平面要素、例えば転写接着テープが得られる。
間接的に塗布する場合には、両方の接着剤層を最初に互いに別々に一時的支持体又は剥離剤の上に塗布しそして続く段階で初めて互いに接合する。両方の接着剤層の相互の特に効果的な接合を得るためには、最後の段階で、一時的支持体の上に塗布した2つの接着剤層を熱積層法で加圧加熱下に、例えば1つ又は2つの加熱されたローラーを持つ加熱ローラー式積層装置によって直接的に互いに積層してもよい。
もちろん、両方の接着剤層は一つの共通の方法段階で互いに直接的に又は一つの共通の支持体を用いて、例えば同時押出成形操作で接合してもよい。
さらに、比較的に厚い層圧を製造するために、複数の接着剤層を一つの積層段階で互いに接合することも可能である。このような積層段階は一般に熱及び圧力の導入下に行われる。
この製品は次に二枚ライナー製品、要するに両面に一時的支持体を有するものとして更に加工することができる。あるいは、両方の一時的支持体の一方を再び剥離してもよい。
前述の方法の場合には溝要素は究極の段階に慣用の構造化法、例えばリソグラフィー法、湿式化学的エッチング、レーザー切断、電気メッキ段階又は機械的方法、例えば外部ダイ又はエンボス加工ロールによるフライス法又はエンボス加工法によって平面要素の側面の所で接着剤の表面に作製することができる。
溝要素を加熱可能な接着剤の上に一時的支持体の対応する逆の又は補完的デザインによって写す場合が特に有利である。この種類の一時的支持体は少なくとも一つの溝に対して補完的にデザインされた盛り上がったうね状要素を有しており、該うね状要素は少なくとも一つの溝に係合する。そのときに、補完的に形成された一時的支持体を平らな未構造化接着剤層に押し付けることによって平面要素の側面に溝要素が押し込まれる。場合によっては接着剤は少なくとも部分的に液状の物質、即ち溶融状態又はモノマー又は架橋前の部分的に重合した前駆体として構造化された一時的支持体の上に載せられそしてそこで(例えば冷却又は後架橋によって)固定状態に移行され、その結果このキャスチング段階に溝要素は接着剤が固化するときに側面に形成される。
この場合、一時的支持体のトポグラフィーは上記の溝系に相応して形成することができそして任意に例えば丸みを帯びて又は角張って形成できるうね状要素として関連した隆起を有している。この場合、この隆起は一時的支持体の全面積の少なくとも2%で最高65%、好ましくはその5%より多く。一時的支持体の隆起していない平面はあらゆる通例の構造を有することができる。多くの用途のためには平らな形状が現実的である。接着剤層の所望の表面特性又は接着剤層からの一時的支持体の容易な剥離性に相応して平らな面はうね状要素の高さより低い微小粗面を有していてもよい。
少なくとも一つの畝状要素は一時的支持体の表面に任意の成形法及び形状変更法によって付与することができる。例えばうね状要素の構造は一時的支持体の表面にエンボス加工ロールによって刻み付けることができる。そのときにこの刻み付けは場合によっては高温のもとで実施する。少なくとも一つのうね状要素は他の方法、例えばリソグラフィー法、湿式化学的エッチング、レーザー切断、電気メッキ段階又は機械的方法、例えばフライス法によっても作製できる。ユーザーにとって接着剤から容易に支持体を剥離するために、一時的支持体の上に剥離塗料を塗布したい場合には、剥離塗料を畝要素の構造の作製前に又は該構造の作製後に塗布することができる。もちろん、例えば該塗料を塗布した後にうね状要素を作製して、該うね状要素の作製のためにも剥離塗料を利用してもよい。
この場合、一時的支持体は片面にこの種類のうね状要素を有していてもよく、その結果両面の接着性平面要素のためには該平面要素の各側面に一時的支持体を設けなければならない(いわゆるダブルライナー製品)。もちろん、一時的支持体の両面には一つのうね状要素又は複数のうね状要素を有していてもよく、その結果両面の接着性平面要素のためには単一の両面構造化一時的支持体が必要である(いわゆる単一ライナー製品)。
少なくとも1つのうね状要素を持つ一時的支持体によっての溝要素の製造は適当なあらゆる方法で実施することができる。例えば接着剤を一時的支持体の表面に直接的に塗布させそしてそのときに溝要素を形成することができる。溝要素の塗布は水性又は有機性溶液から行うことができ、その際にあるいは存在する溶剤残留物を乾燥行程の間に例えば加熱トンネル又はIR−トンネルで除くことができる。乾燥後に熱活性化可能な接着剤をうね状要素の構造を補完する構造に溝要素をする。
もちろん熱活性化可能な接着剤は溶融物から、構造化された一時的支持体の上に適用することもできる。他の手段なしに、溝要素はこの場合、接着剤中に、溶融した接着剤の粘度が低い場合にのみ形成される。溶融物が高い粘度である場合には、追加的に接着剤中にうね状要素を、接着剤への一時的支持体の後続での押し付けを伴う例えば押し付けロール又は加圧ロールによる印刻が必要である。
これに代わりに熱活性化可能な接着剤は構造化された一時的支持体に転写積層してもよい。この条件の下で接着剤にうね状要素の構造を転写するために、転写積層は例えば1本又は複数本の積層ロール、例えばゴムロールを用いて加圧下に行わなければならない。
これの代わりに又はこれに追加してうね状要素の構造は平面要素をロール状に巻き付け及び保存するときに、一時的支持体と一緒に準備した平面要素を高い巻き付け張力の下でロールコアに巻き付けることによって接着剤中に導入することができる。その結果、うね状要素の構造は高効率で補完的に接着剤中に形成される。この方法は、貯蔵の間に接着剤の僅かに構造化するのを補強するのに適している。
前述の方法は他の方法と同様にもちろん平面要素の第二の側面に溝要素を導入するのにも相応して適している。この目的のためには一時的支持体を上述の方法の一つに従って最初に片面に平面要素と結合させそして次に、熱活性化可能な接着剤を平面要素の第二の側面の所で一時的支持体の第二の表面に第二のうね状要素に対して強く押し付ける様に、保存のためにロールに巻いく。押し付けられるので第二の溝要素が接着剤中に刻印されそしてそれによって第二の溝要素が補完的に形成される。
こうして製造されたウエブ状平面要素をダイカスト又は任意の他の適当な方法で所望の形状、例えばリング状、シート状又はテープ状にすることができる。熱活性化された粘着性平面要素の全厚は一般に約10μm〜約1mm、正確には25μm〜1mmの範囲内である。
こうして製造された本発明の平面要素によって簡単に気泡のない接合を得ることができ、それどころか大きな面積の接合又は平らでない接合面も可能である。
熱活性化可能な接着剤を使用する場合、(平らな)接合は高温積層法によって実施される。例えば第一の基体を第二の基体と接合するべき場合には、第一段階で熱活性化可能な接着剤を、構造化された一時的支持体と一緒に第一の基体の上にロールラミネーターを使用して積層してもよい。次いで一時的支持体を除去しそして平面要素のこうして開放された第二の接着剤を第二の支持体に接触させる。最後に第二の接合もロールラミネータによって作製される。この場合、ロールラミネータを基体と平面要素とよりなる複合構造物の上に案内する運動方向がそれぞれの溝要素の溝の方向に平行に走る場合に積層と同時に溝要素を通って接合面からのあるいはある流動体集合物が排出されそしてそれによる除去される。
個々の段階は異なる順番でも実施することができる。例えば最初に一時的支持体を除去しそして第一の基体、平面要素並びに第二の支持体を所望の位置で相互に配置して、高温ロールラミネータによって両方の接着面を接合するためにサンドイッチ様の比較的に緩い接合を最終的にもたらす。
一般にこの様な高温積層法の場合には接着剤の組成及び活性化温度次第で高温ロールラミネータの圧縮圧は40〜250℃の温度で1〜10barである。通過速度は0.5〜50m/分であり、しばしば2〜10m/分である。ロールラミネータの加熱ロールは内部の又は外部の熱源から加熱することができる。しかしながら基体と平面要素との複合体は第一の段階でも無加圧で例えば加熱区域で加熱されそして次に初めてそれ自体は加熱されていないロールラミネータによって加圧下に一緒にされる。さらに複数の高温ロールラミネータを組合せることも可能である。
一般にこの様な高温積層法の場合には接着剤の組成及び活性化温度次第で高温ロールラミネータの圧縮圧は40〜250℃の温度で1〜10barである。通過速度は0.5〜50m/分であり、しばしば2〜10m/分である。ロールラミネータの加熱ロールは内部の又は外部の熱源から加熱することができる。しかしながら基体と平面要素との複合体は第一の段階でも無加圧で例えば加熱区域で加熱されそして次に初めてそれ自体は加熱されていないロールラミネータによって加圧下に一緒にされる。さらに複数の高温ロールラミネータを組合せることも可能である。
別の長所及び可能な用途を以下の実施例によって更に詳細に説明する。この目的のために2種類の異なる熱活性化可能な接着剤を次のとおり製造した:ニーダー中にポリマー混合物をメチルエチルケトンに溶解した溶液を製造する。50重量%のニトリルゴム(実施例1:Breon N36 C80(製造元:ゼオン社);実施例2:Nipol N1094-80(製造元:ゼオン社))及び8重量%のヘキサメチレンテトラミン(Rohm & Haas社)を混入した40重量%のフェノール−ノボラック樹脂Durez 33040 並びに10重量%のフェノールレゾール樹脂9610 LW(製造元:Bakelite社)よりなるポリマー混合物を混合する。ニーダーでの20時間の混練時間の後に、30重量%のポリマー混合物を含有する溶液を得る。
接着剤中に溝要素を形成するために、三層で構成された構造化一時的支持体を使用した。一時的支持体は100g/m2の坪量のグラシン紙を芯として含有している。紙芯の一方の側を、高圧法で製造された20μmの層厚のポリエチレン(HDPE)で直接的に被覆する。熱活性化可能な接着剤の一時的支持体への粘着力が室温において非常に小さいので、シリコーンをベースとする粘着性を向上させる剤でこれを1.9g/m2の被覆量で被覆する。この剤はいわゆる制御された離型剤として十分に“鈍い”シリコーン20重量%を含有する。
最後に一時的支持体の片面に隆起したうね状要素をエンボス加工段階によって製造する。この目的のために一時的支持体を構造化された金属製エンボス加工ロールとゴム製ロールとよりなる間隙に通すことによって、支持体のポリエチレンで被覆された側を金属製エンボス加工ロールと接触させる。両方のロールのロール温度は160℃でありそしてこの刻みの在るロールラミネータの圧縮圧は8bar/cmである。
この場合、金属製ロールは切削加工されてダイヤモンド型に構造化部分を有し、そのダイヤモンドが4mmの端部長さを有している。これによって溝系がエンボス加工ロールの上に形成されており、その溝は連続して形成されておりそしてダイヤモンドによって両側を限定されている。溝の幅は50μmでありそして溝の深さは25μmである。
構造化されていない一時的支持体を0.1m/分の速度でロール間隙に通した後に、該一時的支持体は片側に所望の隆起した刻印されたうね状要素を有している。
上記の接着剤から両面接着製で両側に溝要素を持つ平面要素を、永久支持体を有しておらずそしてその両側に同じ接着剤を有する転写接着テープとして製造する。この目的のために熱活性化可能な接着剤の30重量%濃度溶液を一時的支持体の構造化された側面に塗布しそして100℃で10分間乾燥する。乾燥後に200μmの層厚の接着剤層を得た。
次いで、第一の一時的支持体と同じに形成された第二の一時的支持体を高温ロールラミネータの使用下に120℃で2barの圧縮圧、1m/分の回転速度で、第二の一時的支持体の第二の構造化された側面が接着剤の開放する未構造化側に向くように積層する。この様に2つの一時的支持体を備えた熱活性化された接着性平面要素が両面ライナー製品として得られる。
比較例として熱活性化された接着性平面要素の系を製造するが、このものは同じ接着剤を含有している(比較例1は実施例1の接着剤を有し、比較例2は実施例2の接着剤を有している)。しかしながらこの場合には、一時的支持体として両面に78g/m2の平面重量のLaufenberg社の 慣用の未構造化グラシン離型紙が使用されている。
こうして得られる熱活性化された接着性平面要素の接着技術的性質を評価するために実施例及び比較例を色々な試験法に付す。
この目的のために50cmの側部長さを持つ正方形の熱活性化された接着性平面要素の片面から一時的支持体を剥がしそしてこうして暴露された接着剤側を持つ平面要素を予め掃除したそれぞれの基体の表面の上に載せる。次いで第二の一時的支持体を手で剥がしそして第二の支持体を平面要素の今や暴露された第二側面に載せる。こうして得られる緩い複合体を1.5barの圧縮圧及び110℃の積層温度、3m/分の積層速度で熱ロールラミネータに通す。
この平面要素で得られた接合の品質評価のために、50μmの厚さを持つSKC社の透明なポリエチレンテレフタレートフィルムを熱活性化された接着性平面要素によって0.15mmの厚さのアルミニウム薄板と一緒に積層することによって試験体複合体を製造した。高温ラミネート加工の後に接合物の外観を接合平面の流動体封入物の発生に関して透明なフィルムを通して観察する。
剥離強度を2枚のポリイミド−銅積層体よりなる試験用複合体について試験した。この目的のために、平面要素をその両面の片側で、ポリイミドフィルムと銅製フォイルとよりなる積層体のポリイミド側に積層する。次いで平面要素の第二の開放側の上に、ポリイミドフィルムと銅製フォイルとの第二の積層体のポリイミド側を積層する。このようにして、熱活性化された接着性平面要素よりなる接着剤充填物によって互いに接合された2枚のポリイミド−銅−積層体よりなる試験用複合体を得る。
この試験用複合体を次いで23℃の測定温度にしそして50%の湿度に調整する。剥離挙動を測定するために試験用複合体を引張り試験装置( 製造元:Zwick GmbH & Co社、英国)によって50mm/分の進行速度で180°の引張り角度で引っ張る。結果として接合を破壊しそして試験体を互いに分離するために必要な単位面積当たりのエネルギー(N/cm)が得られる。この温度のもとでの最大の引張り負荷のそれぞれのデータを各3回の測定の平均値として得る。
最後に接着強度を動的剪断強度としてそれぞれ0.1mmの厚さの2枚のアルミニウム製薄板を用いてDIN EN 1465と同様に測定した。接着強度は単位面積当たりの最大の力(N/mm2)として得られる。
この実験の過程では比較試験1及び2では積層後に接合面に流動体封入物が必ず明らかに認められることが確認された。これに足しいて実施例1及び2では流動体の気泡なしに滑らかな積層が得られた。
剥離強度及び接着強度の測定結果を表1に総括掲載する:
これらの結果から、比較例1及び2の場合には接着技術的性質が実施例1及び2の系の場合よりも常に低レベルであることが判る。これは比較例の場合に接合面での流動体集合物の発生に起因しており、この集合物は実施例の場合には観察されない。接着強度も本発明の溝要素を持つ系の場合には全体として常に高い。これらの実験の過程で確認された実施例と比較例との接着強度の相違は、流動体封入物によって接着面積が僅かな程度しか減少しないので確かに全体としては僅かである。それにも係わらず溝要素の利用によって達成される効果は顕著であり、全体としては接着の安定性を向上させるのに役立っている。
Claims (13)
- 平面要素の主要な広がりに平行に向いておりそして該平面要素を基体に貼り付けるのに適する少なくとも1つの側面を平面要素が有している、少なくとも1つの熱活性化可能な接着剤を有する熱活性化された無気泡で接着性の前記平面要素において、前記側面が溝要素を有し、該溝要素が流動体を運搬するのに適する少なくとも一つの溝を有しており、その際に、少なくとも1本の溝は側面で開放されそして該側面の一つの縁部区域から該側面の別の縁部区域に連続して走っていることを特徴とする、上記無気泡の接着性平面要素。
- 溝要素が沢山の溝を有している、請求項1に記載の平面要素。
- 溝が一つ又は複数の交点で互いに連絡している、請求項2に記載の平面要素。
- 溝が互いに実質的に同じ深さ及び実質的に同じ幅を有している、請求項2又は3に記載の平面要素。
- 溝が互いに異なる深さ及び/又は異なる幅を有している、請求項2又は3に記載の平面要素。
- 溝の幅が少なくとも100nmでそして最大2mmである、請求項1〜5のいずれか一つに記載の平面要素。
- 側面の溝要素の全面積が側面の全面積の2%より多くそして側面の全面積の最大65%であり、好ましくは側面の全面積の5%より多い、請求項1〜6のいずれか一つに記載の平面要素。
- 平面要素が恒久的支持体を有している、請求項1〜7のいずれか一つに記載の平面要素。
- 平面要素が前もっと記載した側面に対峙して配置された第二の側面を有し、該第二の側面が平面要素の主要な広がりに対して平行に向いておりそして平面要素に第二の基体を接合するのに適しており、その際に第二の側面が第二の溝要素を有しており、該溝要素が流動体を運搬するのに適する少なくとも一つの溝を有しており、該溝は第二の側面で開放されそして該第二の側面の一つの縁部区域から該第二の側面の別の縁部区域に連続して走っていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の平面要素。
- 平面要素が一時的支持体を有し、該支持体が少なくとも1つの溝に対して補完的に形成された隆起したうね状要素を有し、該うね状要素が少なくとも一つの溝中に嵌め込まれる請求項1〜9のいずれか一つに記載の平面要素。
- 請求項10記載の熱活性化される無気泡の接着性平面要素を製造する方法において、熱活性化可能な接着剤を一時的支持体の上側に塗布し、その際に一時的支持体の上側のうね状要素が一時的支持体に接着剤を塗布するとき、接着剤中に、うね状要素に対して補完的に形成される溝要素を形成しそしてその際に該うね状要素は溝要素の少なくとも一つの溝中にかみ合うことを特徴とする、上記方法。
- 平面要素の第二の側面の熱活性化可能な接着剤が前述の表側と反対側に配置された、一時的支持体の第二の表側の上に第二のうね状要素に対して押し付けられそして第二のうね状要素に対して補完的に形成される第二の溝要素を接着剤中に設けそして第二の溝要素の少なくとも1つの溝中にかみ合うように、一時的支持体で片面に一時的に接合した平面要素を保存するためにロールに巻き上げる、請求項9及び10に従属する請求項11に記載の方法。
- 平面要素と基体との間の接合面に閉じ込められた流動体を該接合面から溝要素を通して搬出するように、平面要素を高温ラミネート加工段階に加圧下に基体の上に適用する、請求項1〜10のいずれか一つに記載の熱活性化された無気泡の接着性平面要素によって無気泡の接合を作製する方法。
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