JP2016148473A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気吹出温度が変動し車室内の乗員の空調フィーリングが悪化することなく、オイル戻しを実行できる冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷凍サイクル装置は、冷媒を圧縮する圧縮機3と、圧縮された冷媒を減圧する減圧弁7、9と、減圧された冷媒を蒸発させる第1蒸発器1と第2蒸発器2とを備える。更に、冷凍サイクル装置は、第2蒸発器2を経由した冷媒を圧縮機3の吸入側に戻す蒸発器出口側の出口配管11を備える。また、冷凍サイクル装置は、減圧弁7、9により減圧される前の冷媒を出口配管11に導く注入配管21と、注入配管21への冷媒の流れを制御する三方電磁弁6から構成された注入制御弁60とを備える。そして、出口配管11に溜まったオイルを、注入配管21から出口配管11の注入部13に注入される冷媒によって、圧縮機3の吸入側に流すオイル戻し制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒が流れる蒸発器の出口配管にオイルが溜まる場合において、オイル戻し制御を行う冷凍サイクル装置に関する。特に車室内前席側の領域を空調する前席側空調ユニットと、車室内後席側の領域を空調する後席側空調ユニットとを備える車両用空調装置に適用して好適である。
従来、特許文献1と特許文献2とに記載の冷凍サイクル装置及び車両用空調装置においては、ミニバン等の大型乗用車の車室内空調用ユニットであり、かつデュアルエアコンタイプの空調装置が記載されている。特許文献1では、前席側エアコン(前席側蒸発器)における圧縮機の連続作動状態を長時間継続した場合のオイル戻し制御が開示されている。
この冷凍サイクルでは、タイマー制御による圧縮機断続制御から成るオイル戻し制御で、強制的にオイル戻しを実行している。具体的には、車両用空調装置の前席後席同時運転時に、冷媒の流量が低流量域になることを判定し、この判定後所定時間が経過した場合に、可変容量型圧縮機の大容量運転状態と、小容量運転状態とを強制的に切り替えてオイル戻し容量制御を行っている。
特許文献2のオイル戻しは、圧縮機起動後、圧縮機連続作動時間が所定時間に達すると、圧縮機を強制的に断続制御して、圧縮機吸入側の低圧圧力を変動させている。この変動により、後席側蒸発器の温度式膨張弁を強制的に開弁させている。この温度式膨張弁の強制開弁に伴う冷媒流によって、後席側蒸発器及び低圧冷媒配管等に溜まるオイルを圧縮機吸入側に戻している。
特開2003−166764号公報 特開2000−283576号公報
上記特許文献1及び特許文献2の技術によると、圧縮機の制御は、所定間隔で圧縮機の吐出容量を変動させる断続運転を行なっている。そのため、この断続運転に伴って、前席側の空気吹出温度が変動し、車室内の乗員の空調フィーリングが悪化するという問題が発生する。
上記問題点に鑑み、本発明は、空気吹出温度が変動し車室内の乗員の空調フィーリングが悪化することなく、オイル戻しを実行できる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、本発明では、冷媒を圧縮する圧縮機(3)と、圧縮された冷媒を減圧する減圧弁(7、9)と、減圧弁(7、9)により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(1、2)と、蒸発器(1、2)からの冷媒を圧縮機(3)の吸入側に戻す蒸発器(1、2)の出口側の出口配管(11)と、減圧弁(7、9)により減圧される前の冷媒を出口配管(11)に導く注入配管(21)と、注入配管(21)が出口配管(11)に接続される部位となる注入部(13;131、132)と、注入配管(21)への冷媒の流れを制御する注入制御弁(6)と、を備え、出口配管(11)に溜まったオイルを注入配管(21)から注入部(13)に注入される冷媒によって圧縮機(3)の吸入側に流すオイル戻し制御を実行することを特徴としている。
この発明によれば、圧縮機の断続制御によるのでなく、注入配管(21)から注入部(13)に注入された冷媒によって圧縮機(3)の吸入側にオイルを流す。故に、空気吹出温度が変動せず、車室内の乗員の空調フィーリングが悪化することなく、出口配管に溜まったオイルのオイル戻し制御を実行できる冷凍サイクル装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態における冷凍サイクルの構成図である。 上記実施形態において、出口配管内に注入部から冷媒を流し込む状態を説明する説明図である。 上記実施形態における圧縮機の容量制御を比較例と比較して示す特性図である。 上記実施形態と比較例とにおける吹出温度の変化を示す特性図である。 上記実施形態における圧縮機の容量制御を示すフローチャートである。 上記実施形態におけるオイル戻し制御の実施タイミングを決定する制御のフローチャートである。 本発明の第1比較例となる可変容量型圧縮機を使用した従来のオイル戻し制御を示す特性図である。 図7の場合における吹出温度の変化を示す特性図である。 本発明の第2比較例となる固定容量型圧縮機を使用した従来のオイル戻し制御を示す特性図である。 図9の場合における吹出温度の変化を示す特性図である。 本発明の第2実施形態における出口配管内に注入部から冷媒を流し込む状態を説明する説明図である。 本発明の第3実施形態における出口配管内に注入部から冷媒を流し込む状態を説明する説明図である。 本発明の第4実施形態を示し出口配管にオイルトラップ用タンクを取り付けた状態を示す冷凍サイクルの一部構成図である。 図13のオイルトラップ用タンク内のオイル量を検知する一例を説明する説明図である。 第4実施形態におけるオイル戻し制御のタイミングを決定する制御のフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部を説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図6を用いて詳細に説明する。まずこの実施形態の概要について説明する。図1は第1実施形態における冷凍サイクルの構成を示している。図1は、本発明の第1実施形態における冷凍サイクルの構成を示す。この冷凍サイクルは第1蒸発器1となる前席側の蒸発器と第2蒸発器2となる後席側の蒸発器とを備えている。圧縮機3は可変容量型であり制御装置40からの制御信号により吐出する冷媒流量を制御することができる。なお、圧縮機3は固定容量型を使用することもできるが、この第1実施形態では可変容量型であるとして説明する。
圧縮機3ら出た冷媒は、室外熱交換器4となる凝縮器にて放熱し、注入制御弁60を構成する三方電磁弁6の一方の出口から流出した冷媒は、第1減圧弁7を介して第1蒸発器1に流れ込む。第1蒸発器1にて蒸発した冷媒は圧縮機3の吸入側に戻る。また、三方電磁弁6一方の出口からの冷媒は、分岐部8を通り、第2減圧弁9を介して第2蒸発器2に流れ込む。第2蒸発器2にて熱交換した空調風は、後席に吹出される。
第2蒸発器2にて蒸発した冷媒は、合流部10で第1蒸発器1にて蒸発した冷媒と合流して圧縮機3の吸入側に戻る。第2蒸発器2にて蒸発した冷媒は、合流部10で第1蒸発器1にて蒸発した冷媒と合流して圧縮機3の吸入側に戻る過程において、特に車両内の低い床部分に配管されることが多い第2蒸発器2出口側の冷媒配管である出口配管11を有する。この出口配管11にオイルが滞留することが多い。
この滞留したオイルを圧縮機3の吸入側に戻すために、注入制御弁60を構成する三方電磁弁6の他方の出口から流出する冷媒が、出口配管11内に注入部13から流し込まれる。制御装置40は注入制御弁60を制御し、出口配管11に溜まったオイルを注入配管21から注入部13に注入される冷媒によって圧縮機3の吸入側に流すオイル戻し制御を実行する。
この注入は、流量調整手段12となるキャピラリーチューブを介して行われる。出口配管11は、図2のようにオイルが滞留することが多い第2蒸発器出口側の冷媒配管である。出口配管11には、注入部13から冷媒が注入される。流量調整手段12となるキャピラリーチューブは、使用するチューブ長さを選択することにより、冷媒流の絞り量を加減することができる。
冷媒が、出口配管11内に注入部13から注入されることにより、出口配管11内に滞留していたオイルは、図2のように注入部13から流し込まれた冷媒と共に矢印Y2方向である圧縮機3の吸入側方向に強制的に流される。この時に冷媒は、図2のように流し込まれた冷媒の圧力と第2蒸発器2出口側からの冷媒流れとによって脈動しながら矢印Y2方向に強制的に流され第1実施形態におけるオイル戻し制御が行われる。
圧縮機3は、エンジンによって駆動される。この圧縮機3にて圧縮された冷媒は、室外熱交換器4となる凝縮器で放熱する。この第1実施形態は、既存のオイル戻し制御と同様のタイミングで行われる。例えば、圧縮機3を第1蒸発器1となる前席側エアコンの前席側蒸発器がONし、それから時間Ta、例えば90分後に時間Tb、例えば10秒間オイル戻し制御が実行される。
具体的には、三方電磁弁6を開き、流量調整手段12又は絞り手段を構成するキャピラリーチューブを介して液冷媒を出口配管11に注入部13から注入する。このオイル戻し制御は、高圧液冷媒を流量調整手段12で減圧させ、オイルが停滞し易い第2蒸発器2の出口配管11の注入部13に、低圧になった液冷媒を直接注入する。
この注入には冷媒が気化し膨張する勢いとオイルが流れやすくなる冷媒状態変化を利用し、オイル戻し性を向上させる効果がある。このオイル戻し制御は、圧縮機3の断続運転を伴わないため、従来のオイル戻し制御に比べ、オイル戻し制御作動時間帯での吹出し温度上昇の一時的フィーリングの不快感が抑制される。
図1において第1蒸発器1には第1送風機1fとなる前席側送風機から熱交換用の風が送風され、熱交換後の空調風が前席に吹出される。また、第2蒸発器2には第2送風機2fとなる後席側送風機から熱交換用の風が送風され、熱交換後の空調風が後席に吹出される。
これにより、三方電磁弁6を開き、流量調整手段12を構成するキャピラリーチューブを介して液冷媒を出口配管11に注入するオイル戻し制御のときに、前席乗員に望まない風が吹出すことの違和感を与えることが少ない。かつ、出口配管11に溜まったオイルを圧縮機3に強制的に流して戻すことができる。図4は、第1実施形態の場合と比較例となる従来制御とにおける吹出温度を比較するものである。図4において、第1実施形態では矢印Y41に示すように、時間Ta経過後においても吹出温度の変動少ないが、比較例では矢印Y42に示すように吹出温度が長く変動し上昇する。
図5は、この強制的にオイルを戻すときの圧縮機3の制御を示している。圧縮機3はオイル戻しのための特別な制御は行っていない。図3のように第1実施形態の場合は、可変容量型圧縮機の制御電流に応じて圧縮機3の容量が容量maxから容量minの間で制御される。制御電流の算出は周知のように、車室内の設定温度と、その時の室内温度との偏差等によって決定され、空調能力を上げるときは圧縮機3の容量が増加するように制御電流が算出され、圧縮機3に供給される。
図3において、矢印Y31は第1実施形態における圧縮機容量変化の特性の一例であり、Y32は比較例となる従来の断続制御における圧縮機容量制御の特性の一例である。オイル戻し制御の期間Tb内においても、その後においても第1実施形態においては矢印Y31に示すように、圧縮機3の容量は安定しており一定である。
以下、この可変容量型圧縮機の制御電流に応じた圧縮機の容量制御のフローチャートについて図5を用いて説明する。図5において制御がスタートすると、ステップS51において室内温度、設定温度、外気温、日射量等のセンサ又は設定手段からの信号を読みとる。次にステップS52において読み取った信号に基づいて目標吹出温度TAOを算出する。次にステップS53において演算された目標吹出温度TAOに基づいて目標蒸発器温度TEOを算出する。
そしてステップS54では、算出された目標蒸発器温度TEOに基づいて圧縮機容量制御電流Inが算出される。ステップS55では算出された圧縮機容量制御電流Inに基づいた制御値が圧縮機3に出力される。図3に示した一例では矢印Y31のように、時間の経過と共に、圧縮機3の容量が階段状に低下したのち一定の容量が連続している。
第1実施形態においては、図3の矢印Y31のように、オイル戻し制御が行われている期間Tbの有無にかかわらず、圧縮機3の容量は要求される空調能力によって決定される。これにより、車室内に吹出される第1蒸発器1通過後の空調風の温度は大きく変動せず比較的安定している。つまり、第1実施形態においては、オイル戻し制御と矢印Y31にて示す圧縮機3の容量制御は実質無関係である。
なお、圧縮機3は車室内空調の要求度に応じて冷媒流量を制御できるものであれば良く、連続的に冷媒流量を可変できるものであっても良いし、固定容量の圧縮機の回転をクラッチで断続するタイプであっても良い。
また、オイル戻し制御を開始するタイミングは、図6のように決定できる。図6において制御がスタートすると、ステップS61において、後席側である第2送風機2fがONしているかどうかを判定する。後席側の空調のために、第2送風機2fがONしているときにステップS62においてタイマーのカウントをスタートさせる。次にステップS63において、タイマーのカウント値が所定時間Ta以上になったかどうかを判定する。所定時間Taに達したときに、ステップS64に進みオイル戻し制御が実行される。その後、ステップS65でタイマーをリセットした後、スタートにリターンする。
すなわち、図1において、三方電磁弁6の他方の出口から流出する冷媒が、流量調整手段12となるキャピラリーチューブを介して、オイルが滞留することが多い第2蒸発器出口側の出口配管11の注入部13に流し込まれる。
(比較例の作動)
次に比較例となる従来のオイル戻し制御について説明する。第1比較例は、圧縮機3に可変容量型を使用したものである。第1比較例となる従来のオイル戻し制御においては、図7矢印Y71に示すように、圧縮機3の容量は増減する。このため第1蒸発器1を通過する空調風の温度である車室内への空調ユニットからの吹出温度は、繰り返し増減する圧縮機3の容量変化に伴って図8矢印Y81部分のように変動してしまう。よって乗員のフィーリングが悪化し、吹出温度の変動に不快感を持つようになる。
第2比較例は、固定容量型の圧縮機を使用したものである。第2比較例となる従来のオイル戻し制御においては、図9の矢印Y91のように、圧縮機は電磁クラッチによってエンジンとの接続が断続される。よって圧縮機から流れ出る冷媒の流量は増減を繰り返す。このため第1蒸発器1を通過する空調風の温度である車室内への空調ユニットからの吹出温度は、繰り返し増減する圧縮機の流量変化に伴って図10の矢印Y101のように変動してしまう。よって吹出温度の変動に不快感を持つようになる。
(第1実施形態の作用効果)
第1実施形態においては、減圧弁7、9により減圧される前の冷媒を出口配管11に導く注入配管21と、注入配管21への冷媒の流れを制御する注入制御弁60とを備える。そして出口配管11に溜まったオイルを、注入配管21から出口配管11内に注入される冷媒によって、圧縮機3の吸入側に流すオイル戻しを実行する。
これによれば、空気吹出温度が大きく上昇し車室内の乗員の空調性能が悪化することなく、出口配管に溜まったオイルのオイル戻しを実行できる冷凍サイクル装置を提供することができる。
また、注入配管21に流量調整手段12を備える。これによれば、出口配管11に溜まったオイルのオイル戻しを実行するための注入配管21を流れる冷媒量を調整することができる。更に、冷凍サイクル装置は、車両内を空調する車両用空調装置からなり、蒸発器は、車両内の前席部分を空調する第1蒸発器1と車室内の後席部分を空調する第2蒸発器2とを含んでいる。そして、出口配管11は、第2蒸発器2出口側の冷媒配管を構成している。これによれば、オイルが溜まり易い第2蒸発器出口側の出口配管11内のオイルを圧縮機吸入側に戻すことができる。
次に、圧縮機3は、出口配管11内に冷媒を注入しているオイル戻し制御に実質無関係に制御される。これによれば、圧縮機側での冷媒流量の大きな変動が無いから吹出温度の変動が無く空調フィーリングを悪化させない。
また、出口配管11内に冷媒を注入するオイル戻し制御の開始は、後席部分の空調が停止してから所定時間Taが経過したときに行われる。これによれば、後席部分の空調が停止した後に溜まり易いオイルが、充分に溜まってから、オイル戻し制御を効率的に開始できる。
更に、冷凍サイクル装置は、車両内の前席側と後席側とを個別に設けた第1蒸発器1と第2蒸発器2とで空調する車両用空調装置である。車両内の前席側と後席側とを個別に設けた蒸発器1、2にて空調する車両用空調装置においては、後席側を空調する第2蒸発器2の出口側にオイルが溜まり易い。しかし、第1実施形態によれば、この問題を解消し、吹出温度の変動が軽減された車両用空調装置が提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上記した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明が援用される。
図11に示す第2実施形態においては、流量調整手段12となるキャピラリーチューブを介して、オイルが滞留することが多い第2蒸発器出口側の出口配管11の注入部13に冷媒が注入される。このときに、矢印方向Y11側つまり圧縮機3の吸入側に向かう流れ成分を持つように注入配管21が傾いて冷媒が流し込まれる。つまり、キャピラリーチューブを出た注入配管21は、第2蒸発器出口側の出口配管11に対して傾斜して接続されている。なお、キャピラリーチューブを出た注入配管21を第2蒸発器出口側の冷媒配管である出口配管11内において屈曲させることにより、矢印Y11方向側つまり圧縮機3の吸入側に向かう流れ成分を持つように冷媒を注入しても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部分を説明する。図12は、本発明の第3実施形態を示すである流量調整手段となるキャピラリーチューブを介して、オイルが滞留することが多い第2蒸発器出口側の出口配管11内に複数の箇所から冷媒が注入される。
流量調整手段12となるキャピラリーチューブからの冷媒は、注入配管21を通り、第1注入部131においてオイルが滞留することが多い第2蒸発器出口側の出口配管11内に流し込まれる。また、この後、キャピラリーチューブからの冷媒は第2注入部132において出口配管11内に流し込まれる。第1注入部131と第2注入部132との流し込みのタイミング、つまり注入のタイミングは、第2注入部132の方が遅くなるように電磁弁22等で制御される。また、第2注入部132は第1注入部131よりも矢印Y11方向側、つまり圧縮機3の吸入口に近い側に位置が設定されている。
(第3実施形態の作用効果)
第3実施形態においては、注入配管21が出口配管11に結合されて冷媒が注入される注入部13が複数個所設けられている。これによれば、冷媒が注入される注入部が複数個所設けられているから、一か所で注入するよりも広い範囲に分布したオイルを圧縮機3側に回収させることができる。
また、注入部13は、第1注入部131と、この第1注入部131よりも圧縮機3の吸入側に近い位置に設けられた第2注入部132から構成される。そして、第1注入部131における冷媒の出口配管11への注入の後に、第2注入部132における冷媒の出口配管11への注入が行われる。これによれば、第1注入部131における冷媒の出口配管11への注入の後に第2注入部132における冷媒の出口配管11への注入が行われる。故に、先に第1注入部131から圧縮機3の吸入側に移動したオイルを第2注入部132から注入された冷媒で押して、より強力に溜まったオイルを圧縮機3の吸入側に移動させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。低負荷条件等で後席側蒸発器となる第2蒸発器の出口側における出口配管11に圧縮機オイルが溜まり過ぎ、圧縮機3のロック発生の心配がある。このため第4実施形態においては、図13のように、この緊急時の対応として、出口配管11の途中にオイルトラップ用タンク23を取り付けている。
そして、このオイルトラップ用タンク23に溜まったオイル貯油量を検知している。検知する方法は、第1の方法として、図14に示すようにオイルトラップ用タンク23にサイトグラス24を取り付け、ここにオイル量検知手段を構成する透過型光電センサ25を用いている。
このセンサ25は、光源を内蔵し検出媒体となる光を投射する役目を持つ投光器25aと、投光器25aの投射光を受け電気信号に変換する受光素子を内蔵した受光器25bを対向させて配置している。投光器25aを出た光は、一直線に受光器25bの入光窓に投射される。対向配置された投光器25aと受光器25bの間が検出範囲である。この間を通過する物体である冷媒内のオイルが投射光を遮断し、受光器25bに入射する光量が減少すると受光器25bに内蔵された光電変換素子の電気的特性が変化するので、これを検出、増幅してオイル量検出信号とする。
第2の方法として、オイルトラップ用タンク23に上下動する磁石式フロートと、磁石に反応するリードスイッチ等から成るフロートスイッチを取り付け、このフロートスイッチで直接オイル量を計測しても良い。第3の方法として、オイルトラップ用タンク23内に熱線式温度センサを挿入し、内部の温度を検知しても良い。これにより、冷媒が流れた状態と冷媒が流れてなく、オイルが溜まっている時の温度変化を熱線式温度センサで検知することができる。
そして、圧縮機3に必要とするオイルレベルが喪失する状態までオイルが出口配管11に溜まっていると判断した場合に、圧縮機3の連続運転所定時間Taに関係なく、オイル戻し制御を行う。つまり、図1の三方電磁弁6を開き、出口配管11の注入部13に液冷媒を注入し、圧縮機オイルの潤滑を促す。
図15に基づいて、圧縮機3の連続運転所定時間Taに関係なく、オイル戻し制御を行う場合の制御を説明する。制御がスタートすると、まず、ステップS151において、後席蒸発器である第2蒸発器に送風する第2送風機2fが稼働しているかどうかを判定する。第2送風機2fが稼働せず回転していないときはステップS152に進み、上記第1〜第3のいずれかの手段で検知したオイル量を判定する。この結果、出口配管11に溜まっているオイルが多いと判定されると、直ちにステップS155に進み、オイル戻し制御を実行する。
すなわち、図1の三方電磁弁6を開き、出口配管11の注入部13に液冷媒を注入し、オイルの潤滑を促す。ステップS152において、出口配管11に溜まっているオイルが多いと判定されない場合は、ステップS153でタイマーのカウントをスタートさせる。次にステップS154において、タイマーのカウント値Tが所定時間Ta以上になったかどうかを判定する。所定時間Taに達したときに、ステップS155に進みオイル戻し制御が実行される。
つまり、図1において、三方電磁弁の他方の出口から流出する冷媒が、流量調整手段12となるキャピラリーチューブを介して、オイルが滞留することが多い第2蒸発器出口側の出口配管11の注入部13内に流し込まれる。その後、ステップS156でタイマーをリセットし、スタートにリターンする。
このように、後席の第2蒸発器2の出口配管11に溜まったオイルの検知に基づいてオイル戻し制御を行う。なお圧縮機3の作動はオイル戻しに実質無関係に所望の空調状態を維持するために行われる。このため、吹出温度の変動は軽減され、吹き出し風量及び吹き出し温度が安定し、車両用空調装置の快適性が保てる。特に、車両用空調装置の内、前席側エアコンにおける前席側蒸発器となる第1蒸発器1の吹き出し温度を安定させ、乗員の快適性を保ち、一層の連続運転が可能となる。
(第4実施形態の作用効果)
第4実施形態においては、第2蒸発器2の出口側の出口配管11の途中にオイルトラップ用タンク23と、このオイルトラップ用タンク23に溜まったオイル貯油量を検知するオイル量検知手段と、が備えられる。そして、オイル量検知手段が検知したオイル貯油量に基づいて、オイル戻しを実行する。これによれば、出口配管11に溜まったオイル量の検知に基づいてオイル戻し制御を行うことができるから、所定時間以内に異常にオイルが溜まった緊急時にも直ちにオイル戻し制御を開始できる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に、特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記実施形態においてはキャピラリーチューブを使用したが、冷媒が流れる流路の断面積を小さくして冷媒流量を絞れる機構であれば、各種の減圧弁やオリフィスを使用しても良い。
圧縮された冷媒を減圧する減圧弁7、9は、温度式減圧弁のほかに制御装置40からの制御信号で制御される電子制御弁を使用できる。
注入制御弁60は三方電磁弁6単体で構成したが、通常の電磁弁を複数組み合わせて構成しても良い。また、室外熱交換器4からの戻りメイン配管の途中に設けたが、注入部13への冷媒注入を制御できればどこに設けても良い。
流量調整手段12は電子制御弁を用いて注入量を制御しても良い。例えば、図13のオイルトラップ用タンク23に溜まったオイル量が多ければ注入量を多くしても良い。
出口配管11は、第2蒸発器2出口側の冷媒配管に限らず、低い床部分に配設される冷媒配管等のオイルが溜まり易い配管であれば良い。また、単一の蒸発器を持つ冷凍サイクル装置にも本発明を適用できる。
圧縮機3は、出口配管11内に冷媒を注入しているオイル戻し制御に無関係に制御される。しかし、これは実質的に無関係の意味であって、吹出温度の変動が無く空調フィーリングを悪化させない程度であれば、オイル戻し制御のタイミングでごくわずかな吐出量の増減を行っても本発明範囲内である。
出口配管11内に冷媒を注入するオイル戻し制御の開始は、後席部分の空調が停止してから所定時間Taが経過したときではなく、例えば車両用空調装置の作動時間をカウントするタイマーによって設定された定期的なタイミングで開始することができる。
第1注入部131における冷媒の出口配管11への注入の後で、第2注入部132における冷媒の出口配管11への注入が行われるようにするために、注入配管21の長さを調整しても良い。あるいは、注入配管21の途中に冷媒の注入を遅らせる冷媒溜まり部を形成しても良い。
1 第1蒸発器(蒸発器)
2 第2蒸発器(蒸発器)
3 圧縮機
7、9 減圧弁
11 出口配管
12 流量調整手段
21 注入配管
23 オイルトラップ用タンク
60 注入制御弁
13;(131、132) 注入部

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(3)と、
    圧縮された冷媒を減圧する減圧弁(7、9)と、
    前記減圧弁(7、9)により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(1、2)と、
    前記蒸発器(1、2)からの冷媒を前記圧縮機(3)の吸入側に戻す前記蒸発器(1、2)の出口側の出口配管(11)と、
    前記減圧弁(7、9)により減圧される前の冷媒を前記出口配管(11)に導く注入配管(21)と、
    前記注入配管(21)が前記出口配管(11)に接続される部位となる注入部(13;131、132)と、
    前記注入配管(21)への冷媒の流れを制御する注入制御弁(6)と、
    前記注入制御弁を制御して、前記注入配管(21)から前記注入部(13)に注入される冷媒によって前記出口配管(11)に溜まったオイルを前記圧縮機(3)の吸入側に流すオイル戻し制御を実行する制御装置(40)と、を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 更に、前記注入配管(21)に流量調整手段(12)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記制御装置(40)は、前記流量調整手段を介して減圧された前記冷媒を前記出口配管(11)に前記注入部(13)から注入して前記オイル戻し制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記圧縮機(3)は、車両内を空調する車両用空調装置に設けられ、前記蒸発器(1、2)は、前記車両内の前席部分を空調する第1蒸発器(1)と前記車両内の後席部分を空調する第2蒸発器(2)とからなり、
    前記出口配管(11)は、前記第2蒸発器(2)の出口側における冷媒配管を構成していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記オイル戻し制御の開始は、前記後席部分の空調が停止してから所定時間(Ta)が経過したときに行われることを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記注入部は、複数個所設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記注入部は、第1注入部(131)と、この第1注入部(131)よりも前記圧縮機(3)の吸入側に近い位置に設けられた第2注入部(132)とから構成され、
    前記第1注入部(131)における前記出口配管(11)への冷媒の注入の後で、前記第2注入部(132)における冷媒の前記出口配管(11)への注入が行われることを特徴とする請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 更に、前記出口配管(11)の途中に設けられたオイルトラップ用タンク(23)と、
    前記オイルトラップ用タンク(23)に溜まったオイル貯油量を検知するオイル量検知手段(25)と、が備えられ、
    前記オイル量検知手段(25)が検知した前記オイル貯油量に基づいて、前記オイル戻し制御を実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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