JP2016147607A - 自動二輪車用連動ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連動用ブレーキ操作子からの操作力がイコライザを介して第1および第2ブレーキケーブルに分配される自動二輪車用連動ブレーキ装置において、連動用ブレーキ操作子に連なる操作力伝達ケーブル側でケーブルの張りを調節する操作を不要としてメンテナンス性を高め、イコライザケース内でのイコライザやブレーキケーブルの位置確認をする際にイコライザケースの開放および閉鎖操作を不要として組み付け工数の低減を図る。
【解決手段】第1および第2ブレーキケーブル18,19が両端部に連結されるイコライザ20が、一端部20aを受け部50に当接させつつ一端部20a以外の部分を側壁部24aの内面から離間させてイコライザケース23に収容され、操作力伝達ケーブル52がイコライザ20の長手方向中間部に連結され、イコライザケース23の内側を外部から目視可能とした窓56がイコライザケース23に設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、連動用ブレーキ操作子からの操作力が、第1車輪ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキケーブルならびに第2車輪ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキケーブルに、イコライザケースに収容されるイコライザを介して分配される自動二輪車用連動ブレーキ装置に関する。
連動用ブレーキ操作子の操作力を伝達する連結ロッドが直線状に延びるイコライザの長手方向中央部に連結され、前輪ブレーキ用のブレーキケーブルならびに後輪ブレーキ用のブレーキケーブルが前記イコライザの両端部に連結され、前輪ブレーキ用のブレーキケーブルならびに後輪ブレーキ用のブレーキケーブルの一方で緩みが生じても、他方のブレーキケーブル側の車輪ブレーキのブレーキフィーリングに影響を与えることがないようにした自動二輪車用連動ブレーキ装置が、特許文献1で知られている。
特開2010−105596号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、連動ブレーキ装置の組み付け時に、イコライザやブレーキケーブルのイコライザケース内での位置確認をするためにはイコライザケースを開放しておく必要があり、その位置確認後にイコライザケースを閉じる工程が必要であった。またイコライザおよび連動用ブレーキ操作子間を、連結ロッドに代えて、連動用ブレーキ操作子からの操作力を伝達する操作力伝達ケーブルで連結することも可能であるが、その場合、操作力伝達ケーブル側でケーブルの張りを調節する操作を不要とすればメンテナンス性を高めることが可能となるであろう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、連動用ブレーキ操作子からの操作力をイコライザに入力するのに操作力伝達ケーブルを用いるようにした上で、操作力伝達ケーブル側でケーブルの張りを調節する操作を不要としてメンテナンス性を高めるとともに、イコライザケース内でのイコライザやブレーキケーブルの位置確認をする際にイコライザケースの開閉操作を不要として組み付け工数の低減を図った自動二輪車用連動ブレーキ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、連動用ブレーキ操作子からの操作力が、第1車輪ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキケーブルならびに第2車輪ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキケーブルに、イコライザケースに収容されるイコライザを介して分配される自動二輪車用連動ブレーキ装置において、前記イコライザケースの側壁部の内面に受け部が形成され、直線状に延びるとともに長手方向両端部に第1および第2ブレーキケーブルが個別に連結される前記イコライザが、当該イコライザの一端部を前記受け部に当接させるとともに前記一端部以外の部分を前記側壁部の内面から離間させるようにして前記イコライザケースに収容され、前記連動用ブレーキ操作子からの操作力を伝達する操作力伝達ケーブルが前記イコライザの長手方向中間部に連結され、前記イコライザケースの内側を外部から目視可能とした窓が前記イコライザケースに設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記イコライザケースが、箱形のケース主体と、そのケース主体の開口部を塞ぐようにして前記ケース主体に着脱可能に結合される蓋部材とから成り、前記窓が前記蓋部材に設けられることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記操作力伝達ケーブルが、前記イコライザの長手方向中央部よりも該イコライザの他端部寄りで前記イコライザに連結されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、第1車輪ブレーキには、前記連動用ブレーキ操作子と別の他のブレーキ操作子からの操作力を伝達可能であり、この第1車輪ブレーキに連なる第1ブレーキケーブルが、前記イコライザの一端部に連結され、前記イコライザの前記一端部を前記受け部に押しつける弾発力を発揮する弾性部材が、前記イコライザケースおよび前記イコライザの前記一端部間に設けられることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記窓が、前記イコライザケースの側壁部の内面のうち前記イコライザの前記他端部に対向する部分を臨ませる四角形の大開口部と、前記イコライザの他端部の一部を臨ませるようにして前記四角形の一辺から凹むようにして前記大開口部に連なる小開口部とを有するように形成されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、イコライザの一端部がイコライザケースの側壁部の内面に形成された受け部に当接し、イコライザの他の部分は、イコライザケースの側壁部の内面から離間しているので、イコライザの長手方向中間部に連結された操作力伝達ケーブルに緩みが生じても、イコライザはその一端部の受け部への当接部を回動中心として回動し、操作力伝達ケーブルの緩みをイコライザの他端部およびイコライザケースの側壁部の内面間のスペースで吸収することができ、カバー部材で覆われる可能性がある操作力伝達ケーブルの張りの調節を行う必要がなくなり、前輪もしくは後輪ブレーキ側の調節機構で調節することができるので、メンテナンス性を高めることができる。しかもイコライザケースに設けられる窓によって、イコライザケースの内側を目視してイコライザやケーブルの位置確認を行なうことができるので、ケーブル配索後にケーブル位置を調節してイコライザケースを閉じる操作が不要であり、組み付け工数の低減を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、蓋部材への加工は、該蓋部材と協働してイコライザケースを構成するケース主体への加工に比べて容易であり、蓋部材に窓が設けられることによって窓を形成するための加工を容易として製造コストの低減に寄与することができる。
本発明の第3の特徴によれば、イコライザがその一端部の受け部への当接部を支点として回動する際に回動変位量がより大きい側で、イコライザに操作力伝達ケーブルが連結されることになり、操作力伝達ケーブルの緩み許容範囲を広く設定することができる。
本発明の第4の特徴によれば、第1車輪ブレーキが、連動用ブレーキ操作子の操作に応じて作動するとともに他のブレーキ操作子の操作によっても作動する連動ブレーキであり、第1ブレーキケーブルが連結されるイコライザの一端部が、弾発部材でイコライザケースの受け部に押しつけられるので、連動用ブレーキ操作子の操作時に単独ブレーキである第2車輪ブレーキを第1車輪ブレーキに先んじてブレーキ作動させることができ、また連動用ブレーキ操作子および他のブレーキ操作子を同時に操作したときに、第1車輪ブレーキ力の制動力が急激に増大することを抑制することができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、窓が、イコライザケースの側壁部の内面およびイコライザの他端部を外部から目視するように形成されるので、イコライザの他端部およびイコライザケース間の離間距離を確認しながら正しい位置にイコライザを配置することができ、しかも窓が、四角形の大開口部と、四角形の一辺から凹むようにして大開口部に連なる小開口部とを有するように形成されており、イコライザの他端部の一部が小開口部に臨むので、イコライザの他端部を小開口部だけを臨ませるように調整すればよいので、窓およびイコライザケースにメモリ等を設けることを不要として、イコライザケースの製造コストを低減することができる。
自動二輪車用連動ブレーキ装置の全体構成図である。 図1の2矢示部拡大図である。 図1の3矢視部拡大図である。 図2の4矢示部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図1〜図4を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車用連動ブレーキ装置は、ブレーキ操作に応じて第1車輪ブレーキである機械式の前輪ブレーキBFを作動せしめるとともに第2車輪ブレーキである機械式の後輪ブレーキBRを連動作動せしめる連動用ブレーキ操作子としての連動用ブレーキレバー11と、前記連動用ブレーキレバー11とは別の他のブレーキ操作子であってブレーキ操作に応じて前記前輪ブレーキBFを作動せしめるようにした前輪用ブレーキレバー12とを備える。前記連動用ブレーキレバー11は、操向ハンドル13の左端部に設けられるグリップ14を握った左手で回動操作することを可能としつつ、前記グリップ14の近傍で前記操向ハンドル13に固定されるレバーホルダ16で回動自在に支持される。また前記前輪用ブレーキレバー12は、前記操向ハンドル13の右端部に設けられるグリップ15を握った右手で回動操作することを可能としつつ、前記グリップ15の近傍で前記操向ハンドル13に固定されるレバーホルダ17で回動自在に支持される。
前記連動用ブレーキレバー11の操作力は、第1ブレーキケーブルである第1前輪用ブレーキケーブル18と、第2ブレーキケーブルである後輪用ブレーキケーブル19とに、イコライザ20を介して分配される。また前輪用ブレーキレバー12には、第3ブレーキケーブルである第2前輪用ブレーキケーブル21が連結されており、第1前輪用ブレーキケーブル18および第2前輪用ブレーキケーブル21は、相互に独立してブレーキ操作力を伝達し得るようにして前輪ブレーキBFに連結される。
図2において、前記イコライザ20は、自動二輪車の車体に固定されるイコライザケース23に収容されるものであり、このイコライザケース23は、四角形状の側壁部24aの一端が閉じられて成る箱形のケース主体24と、そのケース主体24の開口部を塞ぐようにして前記ケース主体24に着脱可能に結合される平板状の蓋部材25とから成る。
ところで第1前輪用ブレーキケーブル18および後輪用ブレーキケーブル19は、アウターケーブル18a,19a内にインナーケーブル18b,19bが移動自在に挿通されて成るものであり、第1前輪用ブレーキケーブル18および後輪用ブレーキケーブル19におけるアウターケーブル18a,19aの一端部は、前記イコライザケース23におけるケース主体24の前記側壁部24aに固定され、前記アウターケーブル18aの一端部から突出して前記イコライザケース23内に突入する前記インナーケーブル18bの一端部に設けられる係止駒26が前記イコライザ20の一端部20aに係合、連結され、前記アウターケーブル19aの一端部から突出して前記イコライザケース23内に突入する前記インナーケーブル19bの一端部に設けられる係止駒27が、前記イコライザ20の他端部20bに係合、連結される。
第2前輪用ブレーキケーブル21は、アウターケーブル21a内にインナーケーブル21bが移動自在に挿通されて成るものであり、この第2前輪用ブレーキケーブル21におけるアウターケーブル21aの一端部は、前記前輪用ブレーキレバー12を回動自在に支持する前記レバーホルダ17に固定され、このアウターケーブル21aの一端部から突出した前記インナーケーブル21bの一端部が前記前輪用ブレーキレバー12に連結される。
図3を併せて参照して、前輪ブレーキBFは、ブレーキパネル28と、該ブレーキパネル28に回動自在に支持されるブレーキアーム29と、このブレーキアーム29に対向するようにして前記ブレーキパネル28に固定されるケーブルホルダ30とを有するドラムブレーキであり、前記ブレーキアーム29に入力される操作入力に応じてブレーキ力を発揮する。
前記ケーブルホルダ30には、第1前輪用ブレーキケーブル18および第2前輪用ブレーキケーブル21のアウターケーブル18a,21aの他端部が並列して固定される。前記アウターケーブル18a,21aの他端部から突出したインナーケーブル18b,21bの他端部にはケーブルエンドスクリュー31,32が連結される。一方、前記ブレーキアーム29の先端部には、該ブレーキアーム29の回動軸線を中心として円弧状に延びる一対の長孔33,34が並列して設けられており、それらの長孔33,34に挿通、係合される連結部材35,36を前記ケーブルエンドスクリュー31,32が貫通し、連結部材35,36からの前記ケーブルエンドスクリュー31,32の突出部にアジャスト用ナット37,38が螺合される。また前記ケーブルホルダ30と、前記ケーブルエンドスクリュー31,32との間に、前記インナーケーブル18b,21bを個別に覆うブーツ48,49が設けられ、これらのブーツ48,49と、前記連結部材35,36との間には、前記ケーブルエンドスクリュー31,32を囲繞するコイル状のばね39,40が設けられる。
このような第1および第2前輪用ブレーキケーブル18,21の前輪ブレーキBFへの連結構造により、第1前輪用ブレーキケーブル18および第2前輪用ブレーキケーブル21の一方が牽引されたときに、他方に影響を及ぼすことなく前記ブレーキアーム29が回動して前輪ブレーキBFが作動することができ、またアジャスト用ナット37,38の前記ケーブルエンドスクリュー31,32への螺合長さを調節することで、第1前輪用ブレーキケーブル18および第2前輪用ブレーキケーブル21の張りを調節することが可能である。
また後輪ブレーキBRは、ブレーキパネル41と、該ブレーキパネル41に回動自在に支持されるブレーキアーム42と、このブレーキアーム42に対向するようにして前記ブレーキパネル41に固定されるケーブルホルダ43とを有するドラムブレーキであり、前記ブレーキアーム42に入力される操作入力に応じてブレーキ力を発揮する。
前記ケーブルホルダ43には、前記後輪用ブレーキケーブル19のアウターケーブル19aの他端部が固定され、このアウターケーブル19aの他端部から突出したインナーケーブル19bの他端部にはケーブルエンドスクリュー44が連結される。一方、前記ブレーキアーム42の先端部に挿通される連結部材45を前記ケーブルエンドスクリュー44が貫通し、連結部材45からの前記ケーブルエンドスクリュー44の突出部にアジャスト用ナット46が螺合される。また前記ケーブルホルダ43と、前記ケーブルエンドスクリュー45との間に、前記インナーケーブル19bを覆うブーツ47が設けられる。
このような前記後輪用ブレーキケーブル19の後輪ブレーキBRへの連結構造により、アジャスト用ナット46の前記ケーブルエンドスクリュー44への螺合長さを調節することで、後輪用ブレーキケーブル19の張りを調節することが可能である。
再び図2に注目して、直線状に延びる前記イコライザ20の長手方向両端部に第1前輪用ブレーキケーブル18および後輪用ブレーキケーブル19が個別に連結されており、前記イコライザケース23における前記ケース主体24の側壁部24aのうち前記イコライザ20の一側に対向する部分には、前記イコライザ20の一端部20aを当接させる受け部50が形成され、前記イコライザ20は、当該イコライザ20の一端部20aを前記受け部50に当接させるとともに前記一端部20a以外の部分を前記イコライザケース23の側壁部24aの内面から離間させるようにして前記イコライザケース23に収容される。すなわち前記ケース主体24の側壁部24aのうち前記イコライザ20の一側面に対向する部分の内面には、前記イコライザ20の一端部を当接させる前記受け部50と、前記イコライザ20の前記一端部20a以外の部分を前記側壁部24の内面から離間させるようにして前記受け部50よりも凹んだ凹部51が形成される。
前記連動用ブレーキレバー11には、該連動用ブレーキレバー11からの操作力を伝達する操作力伝達ケーブル52の一端部が連結され、この操作力伝達ケーブル52の他端部は、前記イコライザ20の長手方向中間部に連結される。
前記操作力伝達ケーブル52は、アウターケーブル52a内にインナーケーブル52bが移動自在に挿通されて成るものであり、この操作力伝達ケーブル52におけるアウターケーブル52aの一端部は、前記連動用ブレーキレバー11を回動自在に支持する前記レバーホルダ16に固定され、このアウターケーブル52aの一端部から突出した前記インナーケーブル52bの一端部が前記連動用ブレーキレバー11に連結される。
前記操作力伝達ケーブル52におけるアウターケーブル52aの他端部は、前記イコライザケース23における前記ケース主体24の側壁部24aのうち前記イコライザ20の他側に対向する部分に固定されており、このアウターケーブル52aの他端部から突出して前記イコライザケース23内に突入する前記インナーケーブル52bの他端に設けられる係止駒53が、前記イコライザ20の長手方向中間部に係合、連結される。
しかも前記操作力伝達ケーブル52における前記インナーケーブル52bの他端部は、前記イコライザ20の長手方向中央部よりも該イコライザ20の他端部20b寄り、すなわち後輪用ブレーキケーブル21の連結部側に寄った位置で前記イコライザ20に連結されるものであり、前記イコライザ20の一端部20aに係合、連結される前記係止駒26および前記係止駒53の中心部間の長さLAよりも前記イコライザ20の他端部20bに係合、連結される前記係止駒27および前記係止駒53の中心部間の長さLBが小さく設定される
前記イコライザケース23および前記イコライザ20の前記一端部20a間には、前記イコライザ20の前記一端部20aを前記受け部50に押しつける弾発力を発揮する弾性部材としてのコイルばね54が設けられる。
前記イコライザ20の前記一端部20aに関して前記受け部50と反対側で前記側壁部24aの内面には、前記受け部50から離間する側への前記イコライザ20の一端部20aの変位を規制するストッパ55が固定されており、前記コイルばね54は、前記ストッパ55が一体に有する鍔部55aと、前記イコライザ20の前記一端部20aとの間に設けられる。
図4において、前記イコライザケース23には、該イコライザケース23の内側、特に前記イコライザ20の少なくとも他端部20bを外部から目視可能とした窓56が設けられるものであり、しかも前記イコライザケース23における前記蓋部材25に前記窓56が設けられる。
前記窓56は、前記イコライザケース23の側壁部24aの内面のうち前記イコライザ20の前記他端部20bに対向する部分を臨ませる四角形の大開口部56aと、前記イコライザ20の他端部20bの一部を臨ませるようにして前記四角形の一辺から凹むようにして前記大開口部56aに連なる小開口部56bとを有するように形成される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、イコライザケース23の側壁部24aの内面に受け部50が形成され、直線状に延びるとともに長手方向両端部に第1前輪用ブレーキケーブル18および後輪用ブレーキケーブル19が個別に連結されるイコライザ20が、当該イコライザ20の一端部20aを前記受け部50に当接させるとともに前記一端部20a以外の部分を前記側壁部24aの内面から離間させるようにして前記イコライザケース23に収容され、連動用ブレーキレバー11からの操作力を伝達する操作力伝達ケーブル52が前記イコライザ20の長手方向中間部に連結され、前記イコライザケース23の内側、特に前記イコライザ20の少なくとも他端部20bを外部から目視可能とした窓56が前記イコライザケース23に設けられる。
したがってイコライザ20の長手方向中間部に連結された操作力伝達ケーブル52に緩みが生じても、イコライザ20はその一端部20aの受け部50への当接部を回動中心として回動し、操作力伝達ケーブル52の緩みをイコライザ20の他端部20bおよびイコライザケース23の側壁部24aの内面間のスペースで吸収することができ、カバー部材で覆われる可能性がある操作力伝達ケーブル52の張りの調節を行う必要がなくなり、前輪ブレーキBFもしくは後輪ブレーキBR側の調節機構で調節することができるので、メンテナンス性を高めることができる。しかもイコライザケース23に設けられる窓56によって、イコライザケース23の内側を目視して、イコライザ20やブレーキケーブル18,19の位置確認を行なうことができるので、ケーブル配索後にケーブル位置を調節してイコライザケース23を閉じる操作が不要であり、組み付け工数の低減を図ることができる。
また前記イコライザケース23が、箱形のケース主体24と、そのケース主体24の開口部を塞ぐようにして前記ケース主体24に着脱可能に結合される蓋部材25とから成り、前記窓56が前記蓋部材25に設けられるので、蓋部材25への加工は、該蓋部材25と協働してイコライザケース23を構成するケース主体24への加工に比べて容易であり、窓を56形成するための加工を容易として、製造コストの低減に寄与することができる。
また前記操作力伝達ケーブル52が、前記イコライザ20の長手方向中央部よりも該イコライザ20の他端部20b寄りで前記イコライザ20に連結されるので、イコライザ20がその一端部20aの受け部50への当接部を支点として回動する際に回動変位量がより大きい側で、イコライザ20に操作力伝達ケーブル52が連結されることになり、操作力伝達ケーブル52の緩み許容範囲を広く設定することができる。
また前輪ブレーキBFには、前記連動用ブレーキレバー11と別の前輪用ブレーキレバー12からの操作力を伝達可能であり、この前輪ブレーキBFに連なる第1前輪用ブレーキケーブル18が、前記イコライザ20の一端部20aに連結され、前記イコライザ20の前記一端部20aを前記受け部50に押しつける弾発力を発揮するコイルばね54が、前記イコライザケース23および前記イコライザ20の前記一端部20a間に設けられるので、連動用ブレーキレバー11の操作時に単独ブレーキである後輪ブレーキBRを前輪ブレーキBFに先んじてブレーキ作動させることができ、また連動用ブレーキレバー11および前輪用ブレーキレバー12を同時に操作したときに、前輪ブレーキBFの制動力が急激に増大することを抑制することができる。
さらに前記窓56が、前記イコライザケース23の側壁部24aの内面のうち前記イコライザ20の前記他端部20bに対向する部分を臨ませる四角形の大開口部56aと、前記イコライザ20の他端部20bの一部を臨ませるようにして前記四角形の一辺から凹むようにして前記大開口部56aに連なる小開口部56bとを有するように形成されるので、イコライザ20の他端部20bおよびイコライザケース23間の離間距離を確認しながら正しい位置にイコライザ20を配置することができ、しかもイコライザ20の他端部20bの一部が小開口部56bに臨むので、イコライザ20の他端部20bを小開口部56bだけを臨ませるように調整すればよいので、窓56およびイコライザケース23にメモリ等を設けることを不要として、イコライザケース23の製造コストを低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上述の実施の形態では、連動用ブレーキレバー11に連なる操作力伝達ケーブル52に設けられてイコライザ20に係合、連結される係止駒53ならびに第1前輪用ブレーキケーブル18に設けられる係止駒26の中心部間の長さLBが、前記係止駒53ならびに後輪用ブレーキケーブル19に設けられる係止駒27の中心部間の長さLAよりも小さく(LA>LB)したが、スプリングの荷重バランスによって後輪用ブレーキケーブル19の方が第1前輪用ブレーキケーブル18よりも先に牽引される構成であれば、LA>LBでなくてもよい。
11・・・連動用ブレーキ操作子である連動用ブレーキレバー
12・・・他のブレーキ操作子である前輪用ブレーキレバー
18・・・第1ブレーキケーブルである第1前輪用ブレーキケーブル
19・・・第2ブレーキケーブルである後輪用ブレーキケーブル
20・・・イコライザ
20a・・・イコライザの一端部
20b・・・イコライザの他端部
23・・・イコライザケース
24・・・ケース主体
24a・・・側壁部
25・・・蓋部材
50・・・受け部
52・・・操作力伝達ケーブル
54・・・弾性部材であるコイルばね
56・・・窓
56a・・・大開口部
56b・・・小開口部
BF・・・第1車輪ブレーキである前輪ブレーキ
BR・・・第2車輪ブレーキである後輪ブレーキ

Claims (5)

  1. 連動用ブレーキ操作子(11)からの操作力が、第1車輪ブレーキ(BF)にブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキケーブル(18)ならびに第2車輪ブレーキ(BR)にブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキケーブル(19)に、イコライザケース(23)に収容されるイコライザ(20)を介して分配される自動二輪車用連動ブレーキ装置において、前記イコライザケース(23)の側壁部(24a)の内面に受け部(50)が形成され、直線状に延びるとともに長手方向両端部に第1および第2ブレーキケーブル(18,19)が個別に連結される前記イコライザ(20)が、当該イコライザ(20)の一端部(20a)を前記受け部(50)に当接させるとともに前記一端部(20a)以外の部分を前記側壁部(24a)の内面から離間させるようにして前記イコライザケース(23)に収容され、前記連動用ブレーキ操作子(11)からの操作力を伝達する操作力伝達ケーブル(52)が前記イコライザ(20)の長手方向中間部に連結され、前記イコライザケース(23)の内側を外部から目視可能とした窓(56)が前記イコライザケース(23)に設けられることを特徴とする自動二輪車用連動ブレーキ装置。
  2. 前記イコライザケース(23)が、箱形のケース主体(24)と、そのケース主体(24)の開口部を塞ぐようにして前記ケース主体(24)に着脱可能に結合される蓋部材(25)とから成り、前記窓(56)が前記蓋部材(25)に設けられることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用連動ブレーキ装置。
  3. 前記操作力伝達ケーブル(52)が、前記イコライザ(20)の長手方向中央部よりも該イコライザ(20)の他端部(20b)寄りで前記イコライザ(20)に連結されることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車用連動ブレーキ装置。
  4. 第1車輪ブレーキ(BF)には、前記連動用ブレーキ操作子(11)と別の他のブレーキ操作子(12)からの操作力を伝達可能であり、この第1車輪ブレーキ(BF)に連なる第1ブレーキケーブル(18)が、前記イコライザ(20)の一端部(20a)に連結され、前記イコライザ(20)の前記一端部(20a)を前記受け部(50)に押しつける弾発力を発揮する弾性部材(54)が、前記イコライザケース(23)および前記イコライザ(20)の前記一端部(20a)間に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車用連動ブレーキ装置。
  5. 前記窓(56)が、前記イコライザケース(23)の側壁部(24a)の内面のうち前記イコライザ(20)の前記他端部(20b)に対向する部分を臨ませる四角形の大開口部(56a)と、前記イコライザ(20)の他端部(20b)の一部を臨ませるようにして前記四角形の一辺から凹むようにして前記大開口部(56a)に連なる小開口部(56b)とを有するように形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車用連動ブレーキ装置。
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