JP6451951B2 - 車両用ドアのアウトハンドル装置 - Google Patents

車両用ドアのアウトハンドル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6451951B2
JP6451951B2 JP2015129521A JP2015129521A JP6451951B2 JP 6451951 B2 JP6451951 B2 JP 6451951B2 JP 2015129521 A JP2015129521 A JP 2015129521A JP 2015129521 A JP2015129521 A JP 2015129521A JP 6451951 B2 JP6451951 B2 JP 6451951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base member
door
holder
outer panel
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015129521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017014711A (ja
Inventor
研吾 岩▲崎▼
研吾 岩▲崎▼
光彦 坂口
光彦 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Lock Manufacturing Co Ltd filed Critical Honda Lock Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015129521A priority Critical patent/JP6451951B2/ja
Publication of JP2017014711A publication Critical patent/JP2017014711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6451951B2 publication Critical patent/JP6451951B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ドアの一部を構成するアウターパネルの外方に配置されて長尺に形成される把持部を有する操作ハンドルと、該操作ハンドルの一端部を回動可能に支持するようにして前記ドアに取付けられる支持部材と、前記操作ハンドルの他端部に対応して前記ドアに取付けられる合成樹脂製のベース部材と、電気部品を収納、保持して前記ベース部材に取付けられるホルダとを備える車両用ドアのアウトハンドル装置に関する。
車両ユーザがドアを施錠するために操作することでオンオフするスイッチを収納、保持するホルダが、ドアパネルに取付けられたベース部材に1本の取付け用ビスで締結、固定されるようにした構造が、特許文献1で知られている。
特許第5513442号公報
ところが、上記特許文献1で開示された構造では、ホルダのベース部材への取付けに取付け用ビスが用いられており、取付け用ビスが1本であっても、取付け用ビスの購入費(もしくは制作費)がかかるだけでなく、取付け用ビスを締め付ける作業が必要となり、作業工数がかかってしまう。しかも取付け用ビスを用いることで製品重量の増加を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、取付け用ビスを用いない構造でホルダのベース部材への取付けを可能とし、部品点数および組み付け工数の低減によるコスト低減を図るとともに、製品重量の軽減を図るようにした車両用ドアのアウトハンドル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ドアの一部を構成するアウターパネルの外方に配置されて長尺に形成される把持部を有する操作ハンドルと、該操作ハンドルの一端部を回動可能に支持するようにして前記ドアに取付けられる支持部材と、前記操作ハンドルの他端部に対応して前記ドアに取付けられる合成樹脂製のベース部材と、電気部品を収納、保持して前記ベース部材に取付けられるホルダとを備える車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記ホルダに、第1係合突部および第2係合突部が相互に反対側に突出するようにして一体に設けられ、前記ベース部材に、前記第1係合突部を係脱可能に係合させる第1係止部と、前記第2係合突部を係脱可能に係合させる第2係止部とが設けられ、前記第1止部は、一対の規制壁の中間部の相互に対向する面に係止凹部がそれぞれ設けられ、前記係止凹部に近づくにつれて相互に近接するように傾斜したガイド面が形成されて成り、前記第1係合突部は、相互に並列配置される一対の突片が、前記ガイド面によって、それらの先端部を相互に近接させるように撓んで前記係止凹部に弾発嵌合することを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記電気部品が、前記ドアの施錠および解錠意志の少なくとも一方を示すための車両ユーザの操作によってオンオフするスイッチであることを第2の特徴とする。
発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記ベース部材の前記アウターパネル側に臨む組み付け面に、該ベース部材の前記ドアへの取付け状態で前記アウターパネルとの間に挟まれるシール部材が装着され、前記アウターパネルとは反対側から前記シール部材に当接、係合する係合耳部が、前記組み付け面と面一となる位置で前記ホルダから側方に突出するようにして該ホルダに一体に設けられることを第の特徴とする。
本発明の第1〜第の特徴によれば、電気部品を保持するホルダに、相互に反対側に突出する第1係合突部および第2係合突部が設けられ、それらの係合突部が、ベース部材に設けられる第1係止部および第2係止部に係脱可能に係合するので、電気部品をベース部材に取付けるにあたって、ねじ部材等の専用取付け部品を不要とし、部品点数および組み付け工数を低減してコスト低減を図ることができるとともに、重量軽減を図ることができる。
また特に第の特徴によれば、第1係合突部を構成するようにして相互に並列配置される一対の突片が、それらの突片の先端部を相互に近接させるように撓んで第1係止部に弾発係合するので、ホルダのベース部材への組付けを容易とすることができる。
さらに特に第の特徴によれば、ベース部材に形成されてアウターパネル側に臨む組み付け面にシール部材が装着され、アウターパネルと反対側からシール部材に当接、係合する係合耳部が組み付け面と面一にしてホルダに設けられるので、ベース部材をドアに組み付ける前の状態でホルダをベース部材に仮組みしておくことが可能である。しかもホルダにドアの外方側から力が作用してもその力の一部をドアパネルで受けるようにしてホルダのベース部材への取付け部に作用する荷重を低減することができ、またアウターパネルおよびベース部材間にシール部材を挟むことで異音の発生を防止することができ、ベース部材が金属製のものである場合、ベース部材がアウターパネルに直接接触しないようにしてメタルタッチを防ぐことができる。
乗用車両の前部サイドドアの一部を示す側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3矢示部拡大図である。 アウターパネルを省略した状態での図3の4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 ホルダの斜視図である。 図4の7−7線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図1〜図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、この乗用車両が備えるドアたとえば前部サイドドアDの一端部(前端部)は車体で回動可能に支持されており、この前部サイドドアDの他端側すなわち後端側には、本発明に従うアウトハンドル装置12が取付けられる。
図2および図3を併せて参照して、前記アウトハンドル装置12は、操作ハンドル13と、該操作ハンドル13の一端部を回動可能に支持するようにして前記前部サイドドアDに取付けられる支持部材14と、前記操作ハンドル13の他端部に対応して前記前部サイドドアDに取付けられる合成樹脂製のベース部材15と、前記前部サイドドアDの施錠および解錠意志の少なくとも一方を示すための車両ユーザの操作によってオンオフするスイッチ16を電気部品として収納、保持して前記ベース部材15に取付けられるホルダ17とを備える。
前記操作ハンドル13は、前記前部サイドドアDの一部を構成するアウターパネル18に回動可能に支持されるものであり、車両ユーザが把持することを可能としつつ車両の前後方向(図2の左右方向)に延びて長尺に形成されるとともに前記アウターパネル18の外方に配置される把持部13aと、該把持部13aの一端部(この実施の形態では車両の前後方向に沿う前端部)に一体に連設される支持腕部13bと、前記把持部13aの他端部(この実施の形態では車両の前後方向に沿う後端部)に一体に連設されるガイド腕部13cとを有して、硬質の合成樹脂によって形成される。
また前記操作ハンドル13の一端側で前記アウターパネル18には硬質の合成樹脂から成る支持部材14が取付けられ、前記操作ハンドル13の他端側で前記アウターパネル18には硬質の合成樹脂から成るベース部材15が取付けられる。
前記アウターパネル18には、前記操作ハンドル13の把持部13aおよび前記アウターパネル18間に車両ユーザの手を挿入することを可能とするための窪み19を形成するための彎曲部18aが内方側に膨らむようにして設けられ、その彎曲部18aを車両の前後方向に沿う前後両側から挟む位置でアウターパネル18の外面には、第1および第2取付け座21,22が設けられる。
支持部材14と、第1取付け座21との間には合成樹脂から成る薄板平板状の第1シール部材23が介装される。しかも支持部材14には、第1シール部材23およびアウターパネル18を貫通してアウターパネル18の内方に挿入されるハンドル支持部14aが一体に設けられる。また支持部材14の前記アウターパネル18に臨む面には金属製の第1ナット24が埋設されており、アウターパネル18に内方側から挿通される第1ボルト25を第1ナット24に螺合して締めつけることによって支持部材14がアウターパネル18の第1取付け座21に取付けられる。
前記支持腕部13bは、略L字状に屈曲するように形成されて前記把持部13aの一端部に一体に連設されており、前記アウターパネル18の第1取付け座21および支持部材14には、前記支持腕部13bをアウターパネル18の内方に挿入するための第1透孔26が設けられ、前記ハンドル支持部14a内に配置される前記支持腕部13bは、支持ピン27を介して前記ハンドル支持部14aに回動可能に支持される。すなわち操作ハンドル13の一端部は、支持部材14を介してアウターパネル18に回動可能に支持されている。
図4を併せて参照して、ベース部材15は硬質の合成樹脂により形成されるものであり、アウターパネル18における第2取付け座22の外方に配置されるベース部材主部15aと、前記操作ハンドル13における把持部13aの他端部に略直角に連設される前記ガイド腕部13cをガイドするようにして前記ベース部材主部15aの前部からアウターパネル18の内方に延出されるガイド部15bと、前記ベース部材主部15aの後部からアウターパネル18の内方に延出される被取付け部15cとを一体に有するものであり、ベース部材主部15aの周縁部および第2取付け座22間にゴムもしくは合成樹脂等の弾性材から成る薄板平板状の第2シール部材28が介装される。
ベース部材15におけるベース部材主部15aの前記窪み19側の端部すなわち前端部には、前記把持部13aの他端部を受け入れるための受け入れ凹部29が設けられる。前記ベース部材主部15aは、前記受け入れ凹部29に前記把持部13aの他端部を受け入れた状態で、把持部13aおよびベース部材主部15aの一体感が得られるような形状を有するように形成されるものであり、ベース部材主部15aの受け入れ凹部29には前記ガイド腕部13cを挿入せしめる矩形状の挿入孔30が設けられ、前記ガイド部15bは前記挿入孔30に連なって角筒状に形成される。
前記被取付け部15cは、前部サイドドアDの他端側すなわち後端側の端壁31に取付けられるものであり、前記被取付け部15cには、車両の後方に向かうにつれてアウターパネル18から遠ざかるように傾斜した軸線を有する有底の取付け孔32が設けられ、第2ナット33が、前記取付け孔32の開口端部に圧入によって固定される。
一方、前部サイドドアDの後端側の前記端壁31には、前記被取付け部15cに対応する部分で前方側に凹んだ凹部34が設けられており、その凹部34は、前記被取付け部15cの先端すなわち第2ナット33に当接する支持板部31aを閉塞端に有するように形成される。前記支持板部31aには、第2ナット33に対応した挿通孔35が設けられており、前記支持板部31aに係合する拡径頭部37aを有する第2ボルト37が前記挿通孔35に挿通され、この第2ボルト37を第2ナット33に螺合して締め付けることによって、前記ベース部材15が前記前部サイドドアDに取付けられる。
前記操作ハンドル13が一体に備えるガイド腕部13cは、前記アウターパネル18に対して略直交する方向への移動を可能として、ベース部材15の前記挿入孔30からガイド部15b内に挿入される。
図5を併せて参照して、前記ベース部材15にはレバー支持部40が一体に設けられており、このレバー支持部40には、操作ハンドル13の回動軸線に直交して車両の前後方向に延びる支軸41によりレバー42が回動自在に支持され、ガイド腕部13cに設けられている当接面43にレバー42が係合、当接される。
前記レバー支持部40は、前記ガイド部15bに連なって前記ベース部材15に設けられるものであり、前記レバー42を貫通する前記支軸41の両端部を支持するようにして前記レバー42の両側に配置される一対の側壁44,45から成る。
前記レバー42の一端部は、前記操作ハンドル13のガイド腕部13cに設けられて該ガイド腕部13cの左右両側に開口する開口部46内に挿入されるものであり、角筒状の前記ガイド部15bには、前記開口部46の両側に配置されるスリット47,47がガイド部15bの軸方向に延びるようにして設けられ、前記レバー42の一端部は一方のスリット47から前記開口部46内に挿入される。前記当接面43は、前記ガイド腕部13cの先端側で前記開口部46の一側壁に形成される。
前記レバー42の他端部にはジョイント部材48が装着されており、このジョイント部材48には、前部サイドドアDに設けられたラッチ機構(図示せず)に開扉操作力を伝達するロッド(図示せず)の一端部が連結される。
前記レバー42とレバー支持部40との間には、前記支軸41を囲繞するねじりばねである戻しばね49が設けられており、一端部が前記レバー42に係合された前記戻しばね49の他端部は、前記レバー支持部40を構成する一対の側壁44,45のうち側壁45に係合される。この戻しばね49のばね力により、当接面43に当接したレバー42は非作動位置側に付勢されており、操作ハンドル13が戻しばね49で開位置側にばね付勢されることになる。
前記操作ハンドル13の非操作状態で前記レバー42は図2および図3で示す非作動位置に在り、このとき前記ラッチ機構で前部サイドドアDの閉状態が保持される。また前記ラッチ機構のラッチ解除状態で前記操作ハンドル13を操作すると、ベース部材15の受け入れ凹部29から操作ハンドル13の他端部が離れることに伴なうガイド腕部13cの作動により、レバー42が図5の位置から反時計方向に回動することになる。それによって前記ラッチ機構は、前部サイドドアDの閉状態を解除することになり、操作ハンドル13の操作により前部サイドドアDを開放することが可能となる。
前記スイッチ16を保持するホルダ17は、前記ガイド部15bおよび前記被取付け部15c間で前記ベース部材15の内面側に固定される。
図3に注目して、前記スイッチ16は基板50に配設されており、該基板50は前記スイッチ16を収容せしめる筒状のスイッチケース51に固定される。前記スイッチ16のオンオフはスイッチボタン52によって切換えられるものであり、スイッチボタン52は、前記スイッチケース51を覆うようにして該スイッチケース51に装着される。而して前記スイッチボタン52の押圧操作部52aを押圧操作したときに、該押圧操作部52aが前記スイッチ16に弾性的に接触することになる。
スイッチボタン52は、押圧操作部52aを一端閉塞部に有して、弾性材料により有底のたとえば矩形筒状に形成されるものであり、前記ベース部材15のベース部材主部15aには、前記押圧操作部52aを臨ませる開口部53が設けられる。
前記スイッチボタン52は、前記スイッチケース51および前記ベース部材15間に挟持されるものであり、開口部53の周縁で前記ベース部材15におけるベース部材主部15aの内面に対向する鍔部52bが押圧操作部52aを囲むようにしてスイッチボタン60に形成される。
しかも前記スイッチボタン52の外周には、前記押圧操作部52aを押圧操作したときに必要以上にスイッチボタン52が撓むことを防止して防水性を高めるための筒状のケースカバー54が装着される。
図6を併せて参照して、前記ホルダ17は、前記スイッチ16を支持する前記スイッチケース51ならびに該スイッチケース51に装着された前記スイッチボタン52の他端を受ける支持板部17aと、前記スイッチボタン52の他端側を嵌合、保持することで前記スイッチ16を周囲から囲むようにして前記支持板部17aの外周部に直角に連設される周壁部17bとを一体に有し、この周壁部17bは、前記スイッチボタン52に対応して矩形筒状に形成される。
前記支持板部17aの中央には前記基板50を臨ませる矩形の開口部55が設けられており、前記基板50に一端部が接続されるハーネス56が前記開口部55から外方に導出される。しかも前記支持板部17aの周方向に沿う1箇所、この実施の形態では車両前後方向で前記支持板部17aの後部には、前記開口部55内に突出する略L字状のハーネス支持腕部57が連設され、このハーネス支持腕部57の先端部には左右両側に突出する規制腕部57aが一体に設けられる。前記ハーネス56は、前記ハーネス支持部57に巻き付けられるバンド58で前記ハーネス支持部57に支持される。
前記ホルダ17には、第1係合突部61および第2係合突部62が相互に反対側に突出するようにして一体に設けられるものであり、この実施の形態では、第1係合突部61が車両前後方向前方に向けて突出するようにして前記ホルダ17における前記周壁部17bの前部に突設され、第2係合突部62が車両前後方向後方に向けて突出するようにして前記周壁部17bの後部に突設される。また前記ベース部材15には、前記第1係合突部61を係脱可能に係合させる第1係止部63と、前記第2係合突部62を係脱可能に係合させる第2係止部64とが設けられるものであり、この実施の形態では、前記ホルダ17の前方に配置される前記ガイド部15bに第1係止部63が設けられ、前記ホルダ17の後方に配置される前記被取付け部15cに第2係止部64が設けられる。
第1係合突部61は、相互に並列配置される一対の突片65,65で構成される。一方、前記ホルダ17の周壁部17bには、前記ハーネス56を挿通可能なスリット59が設けられ、前記突片65,65は、それらの先端部が相互に近接するように撓むことを可能として前記スリット59を相互間に挟むようにして前記周壁部17bに突設される。
第1係止部63は、前記ガイド部15bの前記ホルダ17に対向する側面に設けられるものであり、ベース部材主部15aの内面に連設されるまで相互に平行に延びて前記ガイド部15bに一体に設けられる一対の規制壁66,66の中間部の相互に対向する面に係止凹部67,67がそれぞれ設けられて成り、前記係止凹部67,67には前記突片65,65の先端部が係合可能である。しかも前記係止凹部67,67に関して前記ベース部材主部15aと反対側の部分で前記規制壁66,66の相互に対向する面には、前記係止凹部67,67に近づくにつれて相互に近接するように傾斜したガイド面66a,66aが形成される。
前記第1係合突部61の前記突片65,65は、第1係止部63への係合にあたっては、前記ベース部材主部15aとは反対側から前記規制壁66,66間に挿入され、前記係止凹部67,67に係合する位置まで前記ガイド面66a,66aによってガイドされるものであり、前記係止凹部67,67への係合状態での前記突片65,65の先端部間の距離は、それらの突片65,65に外力が作用しない自然な状態のときに比べて短くなっており、第1係合突部61の前記突片65,65は第1係止部63に弾発的に係合することになる。
第2係止部64は、前記前記ベース部材15の被取付け部15cに設けられるものであり、前記被取付け部15cに設けられた有底の前記取付け孔32の内端閉塞部に一端を開口させて前記取付け孔32の軸線に沿う方向に延びる透孔として形成され、第2係合突部62が第2係止部64に係脱可能に係合される。
前記ベース部材15のベース部材主部15aに形成されて前記アウターパネル18の第2取付け座22側に臨む組み付け面70には、当該ベース部材15の前記前部サイドドアDへの取付け状態で前記アウターパネル18および前記組み付け面70間に挟持される第2シール部材28が装着される。
第2シール部材28は、前記ベース部材15に設けられる前記ガイド部15b、前記被取付け部15cおよび前記レバー支持部40と、前記ベース部材15に取付けられる前記ホルダ17を配置し得る透孔71を中央部に有して平板状に形成される。第2シール部材28の内周部の周方向に間隔をあけた複数箇所、この実施の形態では4箇所に嵌合孔72,73,74,75が設けられており、前記ベース部材15には、前記嵌合孔72〜75に個別に嵌合する嵌合突部76,77,78,79が設けられる。而して各位嵌合突部76〜79を対応する嵌合孔72〜75に嵌合することで、第2シール部材28が前記組み付け面70に装着されることになる。
図7を併せて参照して、前記ホルダ17の周壁部17bの上下両側には、前記アウターパネル18とは反対側から第2シール部材28に当接、係合する係合耳部80,80が、前記組み付け面70と面一となる位置で前記ホルダ17から側方に突出するようにして一体に設けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、前部サイドドアDに、操作ハンドル13の一端部を回動可能に支持するようにして支持部材14が取付けられ、操作ハンドル13の他端部に対応して前部サイドドアDに合成樹脂製のベース部材15が取付けられ、電気部品であるスイッチ16を収納、保持するホルダ17が前記ベース部材15に取付けられるのであるが、前記ホルダ17に、第1係合突部61および第2係合突部62が相互に反対側に突出するようにして一体に設けられ、前記ベース部材15に、前記第1係合突部61を係脱可能に係合させる第1係止部63と、前記第2係合突部62を係脱可能に係合させる第2係止部64とが設けられるので、スイッチ16を収納、保持するホルダ17をベース部材15に取付けるにあたって、ねじ部材等の専用取付け部品を不要とし、部品点数および組み付け工数を低減してコスト低減を図ることができるとともに、重量軽減を図ることができる。
また第1係合突部61が、相互に並列配置される一対の突片65,65で構成され、一対の前記突片65,65が、それらの突片65,65の先端部を相互に近接させるように撓んで第1係止部63に弾発係合するので、ホルダ17のベース部材15への組付けを容易とすることができる。
さらに前記ベース部材15に形成されてアウターパネル18側に臨む組み付け面70に、当該ベース部材15の前記前部サイドドアDへの取付け状態で前記アウターパネル18および前記組み付け面70間に挟持される第2シール部材28が装着され、前記アウターパネル18と反対側から第2シール部材28に当接、係合する上下一対の係合耳部80,80が、前記組み付け70と面一にして前記ホルダ17から側方に突出するようにして該ホルダ17に設けられるので、ベース部材15を前部サイドドアDに組み付ける前の状態でホルダ17をベース部材15に仮組みしておくことが可能である。
しかもホルダ17にスイッチボタン52の操作によって前部サイドドアDの外方側から力が作用してもその力の一部をアウターパネル18で受けるようにしてホルダ17のベース部材15への取付け部に作用する荷重を低減することができ、またアウターパネル18およびベース部材15間に第2シール部材28を挟むことで異音の発生を防止することができ、ベース部材15が金属製のものである場合、ベース部材15がアウターパネル18に直接接触しないようにしてメタルタッチを防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
12・・・アウトハンドル装置
13・・・操作ハンドル
13a・・把持部
14・・・支持部材
15・・・ベース部材
16・・・電気部品であるスイッチ
17・・・ホルダ
18・・・アウターパネル
28・・・シール部材である第2シール部材
61・・・第1係合突部
62・・・第2係合突部
63・・・第1係止部
64・・・第2係止部
65・・・突片
66・・・規制壁
66a・・ガイド面
67・・・係止凹部
70・・・組み付け面
80・・・係合耳部
D・・・ドアである前部サイドドア

Claims (3)

  1. ドア(D)の一部を構成するアウターパネル(18)の外方に配置されて長尺に形成される把持部(13a)を有する操作ハンドル(13)と、該操作ハンドル(13)の一端部を回動可能に支持するようにして前記ドア(D)に取付けられる支持部材(14)と、前記操作ハンドル(13)の他端部に対応して前記ドア(D)に取付けられる合成樹脂製のベース部材(15)と、電気部品(16)を収納、保持して前記ベース部材(15)に取付けられるホルダ(17)とを備える車両用ドアのアウトハンドル装置において、
    前記ホルダ(17)に、第1係合突部(61)および第2係合突部(62)が相互に反対側に突出するようにして一体に設けられ、前記ベース部材(15)に、前記第1係合突部(61)を係脱可能に係合させる第1係止部(63)と、前記第2係合突部(62)を係脱可能に係合させる第2係止部(64)とが設けられ、前記第1止部(63)は、一対の規制壁(66)の中間部の相互に対向する面に係止凹部(67)がそれぞれ設けられ、前記係止凹部(67)に近づくにつれて相互に近接するように傾斜したガイド面(66a)が形成されて成り、前記第1係合突部(61)は、相互に並列配置される一対の突片(65)が、前記ガイド面(66a)によって、それらの先端部を相互に近接させるように撓んで前記係止凹部(67)に弾発嵌合することを特徴とする車両用ドアのアウトハンドル装置。
  2. 前記電気部品(16)が、前記ドア(D)の施錠および解錠意志の少なくとも一方を示すための車両ユーザの操作によってオンオフするスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
  3. 前記ベース部材(15)の前記アウターパネル(18)側に臨む組み付け面(70)に、該ベース部材(15)の前記ドア(D)への取付け状態で前記アウターパネル(18)との間に挟まれるシール部材(28)が装着され、前記アウターパネル(18)とは反対側から前記シール部材(28)に当接、係合する係合耳部(80)が、前記組み付け面(70)と面一となる位置で前記ホルダ(17)から側方に突出するようにして該ホルダ(17)に一体に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
JP2015129521A 2015-06-29 2015-06-29 車両用ドアのアウトハンドル装置 Active JP6451951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129521A JP6451951B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 車両用ドアのアウトハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129521A JP6451951B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 車両用ドアのアウトハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017014711A JP2017014711A (ja) 2017-01-19
JP6451951B2 true JP6451951B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=57828115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015129521A Active JP6451951B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 車両用ドアのアウトハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6451951B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113047710A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 株式会社有信 门把手装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1319905B1 (it) * 2000-02-23 2003-11-12 Valeo Sicurezza Abitacolo Spa Maniglia per una portiera di un veicolo.
JP4084641B2 (ja) * 2002-11-20 2008-04-30 株式会社ホンダロック 車両用ドアハンドル装置
JP3159984U (ja) * 2010-02-22 2010-06-10 株式会社Loop 自動車ドアハンドルの後付け用押しボタンカバーキット
JP5513442B2 (ja) * 2011-05-27 2014-06-04 株式会社ホンダロック 車両用ドアのアウトハンドル装置
JP5461491B2 (ja) * 2011-08-30 2014-04-02 株式会社ホンダロック スイッチ装置および車両用ドアのアウトハンドル装置
JP5958939B2 (ja) * 2013-07-25 2016-08-02 株式会社ホンダロック 車両用ドアのハンドル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017014711A (ja) 2017-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5932609B2 (ja) 車両用ドアのアウトハンドル装置
JP5513442B2 (ja) 車両用ドアのアウトハンドル装置
JP3545647B2 (ja) 電子キイ構造
US10273724B2 (en) Door lock device
JP6300702B2 (ja) 車両用ドアのアウトハンドル装置
US20130048482A1 (en) Switch device and vehicle door outer handle system
US11692378B2 (en) External handle device for vehicle doors
US20180002954A1 (en) Vehicular door handle apparatus
JP6451951B2 (ja) 車両用ドアのアウトハンドル装置
US20140047874A1 (en) Child protector mechanism
JP4992455B2 (ja) 車両用ドアのグリップハンドル
JP5174131B2 (ja) 車両用開閉扉の開閉操作装置
JP5135285B2 (ja) 車両用ドアのアウトハンドル装置
WO2018070068A1 (ja) パーキングブレーキレバー装置
WO2017068807A1 (ja) 車両バックドア用ラッチ装置
JP6338925B2 (ja) ドアハンドル装置
JP6407583B2 (ja) 車両用操作装置
JPH0346252Y2 (ja)
JP5174133B2 (ja) 車両用開閉扉の開閉操作装置
JP2017206146A (ja) 車両用ドアトリム
CN107487275B (zh) 车辆装饰部件的安装部结构
JP2020200595A (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP5969807B2 (ja) 車両用ハンドルおよび車両用ハンドルの製造方法
JP4441319B2 (ja) 電動モータの電気接続構造
JP2020059457A (ja) 乗物用シートロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6451951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250