JP2016146263A - セパレータ及びそれを含んで構成される電池 - Google Patents
セパレータ及びそれを含んで構成される電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016146263A JP2016146263A JP2015022394A JP2015022394A JP2016146263A JP 2016146263 A JP2016146263 A JP 2016146263A JP 2015022394 A JP2015022394 A JP 2015022394A JP 2015022394 A JP2015022394 A JP 2015022394A JP 2016146263 A JP2016146263 A JP 2016146263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- negative electrode
- separator
- conductive layer
- conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Inert Electrodes (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【解決手段】電池に用いられるセパレータであって、上記セパレータは、絶縁層と導電層とを含む多層構造をもつセパレータである。また、該セパレータ、電極、及び、電解質を含んで構成される電池である。
【選択図】図1
Description
また本発明は、本発明のセパレータ、電極、及び、電解質を含んで構成される電池でもある。
なお、以下において記載される本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせた形態もまた、本発明の好ましい形態である。
本発明のセパレータは、絶縁層と導電層とを含む多層構造をもつ。多層構造は、絶縁層と導電層とを少なくとも1層ずつ含むものであればよい。セパレータは、正極と負極を隔離し、電解液を保持して正極と負極との間のイオン伝導性を確保する部材であればよいが、活物質の変質を抑制する働きや、正負極を湿潤させる働き、液枯れを回避する働きをするものであってもよい。
すなわち、本発明のセパレータは、絶縁層/導電層/絶縁層の3層構造を含んで構成されることが好ましい。本発明のセパレータが絶縁層/導電層/絶縁層の3層構造を含んで構成されるとは、少なくともこれら3層を含むものであればよく、抵抗が上昇したり、電池性能が低下したりしない限り、絶縁層上、及び/又は、絶縁層と導電層との間に、更に1層以上の導電層、及び/又は、1層以上の絶縁層を有していてもよい。例えば、本発明のセパレータが導電層/絶縁層/導電層/絶縁層の4層構造であってもよい。
中でも、本発明のセパレータが、絶縁層/導電層/絶縁層の3層構造であること、すなわち、1層の導電層が2層の絶縁層に挟まれているものであることが、本発明における特に好ましい形態の1つである。
上記(1)に関し、本発明のセパレータの導電層は、導電率が電解液の導電率より大きいものであればよく、その限りにおいて該導電層として種々のものを使用できる。該導電層は、導電率が0.1S/cm〔ジーメンス毎センチメートル〕を超えることが好ましい。言い換えれば、該導電層は、電気抵抗値が10Ω・cm未満であることが好ましい。
上記電気抵抗値は、JIS H 0602−1995又はJIS K 7194−1994記載の4短針法により求めることができ、三菱化学製 Loresta−GPや、Solartron製インピーダンスアナライザ1260等を用いて測定することができる。
上記導電層の平均厚みは、マイクロメーターにより任意に5点を測定して算出することができる。上記導電層が複数ある場合は、導電層の各層の平均厚みの総和を上記導電層の厚みとすることができる。
周期表の第1族〜第17族から選ばれる少なくとも1種の元素としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、Sc、Y、ランタノイド、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Ru、Co、Ni、Pd、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、Ga、In、Tl、C、Si、Ge、Sn、Pb、N、P、Sb、Bi、S、Se、Te、F、Cl、及び、Brからなる群より選択される少なくとも1つの元素であることが好ましい。中でも、周期表の第1族〜第15族から選ばれる少なくとも1種の元素がより好ましく、Li、Na、K、Cs、Mg、Ca、Ba、Sc、Y、ランタノイド、Ti、Zr、Nb、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Ni、Pd、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、Ga、In、Tl、C、Si、Ge、Sn、Pb、N、P、Sb、及び、Biからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素が更に好ましい。特に好ましくは、Li、Mg、Ca、Ba、Sc、Y、ランタノイド、Ti、Zr、Nb、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Ni、Pd、Cu、Zn、Cd、B、Al、Ga、In、及び、Tlからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素である。
これらの中でも、無機化合物は、酸化物、水酸化物、層状複水酸化物、硫酸化合物、及び、リン酸化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つの化合物であることが好ましい。より好ましくは、酸化物、水酸化物、層状複水酸化物、及び、硫酸化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つの化合物であり、更に好ましくは、層状複水酸化物及び/又は酸化物である。
上記ハイドロタルサイトは、下記式(1);
[M1 1−xM2 x(OH)2](An−)x/n・mH2O (1)
(M1は、Mg、Fe、Zn、Ca、Li、Ni、Co、Cuのいずれかを表す。M2は、Al、Fe、Mnのいずれかを表す。An−は、1〜3価のアニオンを表す。mは0以上の数である。nは、1〜3の数である。xは、0.20〜0.40の数である。)に代表される化合物であり、150℃〜900℃で焼成することにより、脱水した化合物や、層間内の陰イオンを分解させた化合物、層間内の陰イオンを水酸化物イオン等に交換した化合物、天然鉱物であるMg6Al2(OH)16CO3・mH2O等を上記無機化合物として使用してもよい。上記ハイドロタルサイトには、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、シラノール基等の官能基を持つ化合物が配位していてもよい。
上記式(1)においてAn−で表される1〜3価のアニオンとしては、CO3 2−、OH−等が挙げられる。
上記ヒドロキシアパタイトとは、Ca10(PO4)6(OH)2に代表される化合物であり、調製時の条件によりCaの量を減らした化合物や、Ca以外の元素を導入したヒドロキシアパタイト化合物等を上記無機化合物として使用しても良い。
中でも、カルボキシル基含有ポリマー及び/又はハロゲン含有ポリマーが好ましい。より好ましくは、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素含有ポリマーである。上記アニオン伝導性膜を製造する際には、導電物質及びアニオン伝導性材料を圧延する工程を含む方法を用いることが好ましい。このとき、アニオン伝導性材料がフッ素含有ポリマーを含むものであると、圧延時にフッ素含有ポリマーに強い力がかかることでポリマーの繊維化が促進され、その結果、上記アニオン伝導性膜の物理的強度が向上することになるため、デンドライトの成長による電極間の短絡を防止する効果がより高くなる。
これらのポリマーは、上記無機化合物以外の有機架橋剤化合物により、エステル結合、アミド結合、イオン結合、ファンデルワールス結合、アゴスチック相互作用、水素結合、アセタール結合、ケタール結合、エーテル結合、ペルオキシド結合、炭素−炭素結合、炭素−窒素結合、炭素−酸素結合、炭素−硫黄結合、カルバメート結合、チオカルバメート結合、カルバミド結合、チオカルバミド結合、オキサゾリン部位含有結合、トリアジン結合等を介して、架橋されていてもよい。
上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。
本発明のセパレータにおける上記絶縁層は、電気抵抗値が10Ω・cm以上である。該電気抵抗値は、1×102Ω・cm以上であることが好ましく、1×103Ω・cm以上であることがより好ましく、1×104Ω・cm以上であることが更に好ましく、1×105Ω・cm以上であることが特に好ましく、1×106Ω・cm以上であることが最も好ましい。該電気抵抗値の上限値は特に限定されないが、例えば1×109Ω・cm以下であることが好ましい。
上記電気抵抗値は、上記導電層の電気抵抗値と同様の方法で測定することができる。
上記絶縁層の平均厚みは、マイクロメーターにより任意に5点を測定して算出することができる。上記絶縁層が複数ある場合は、絶縁層の各層の平均厚みの総和を上記絶縁層の厚みとすることができる。
上記不織布は、不織布として通常用いられるポリマーから構成されるものであればよく、例えば、セルロースから構成されるものが好ましい。
上記微多孔膜は、例えば低密度ポリエチレン等の樹脂からなるものが挙げられる。微多孔膜の微孔は、例えばカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコールのような水溶性物質を樹脂の分散液と混合し、成膜した後に水洗してこの水溶性物質を溶出することにより形成することができる。上記微多孔膜は、親水性処理されたもの等、親水性であることが好ましい。
中でも、上記絶縁層の少なくとも1層(1つ)が、ポリマーと無機物とを含むアニオン伝導性材料を用いて形成されるアニオン伝導性膜であることがより好ましい。特に、後述するように、亜鉛負極やカドミウム負極、リチウム負極を含んで構成される電池に本発明のセパレータを使用する場合は、絶縁層の少なくとも1層が上記アニオン伝導性膜であるセパレータが好ましい。この場合でも、本発明のセパレータは、更に不織布及び/又は微多孔膜を有していてもよい。
上記無機化合物の割合は、絶縁層100質量%中、1質量%以上であることが好ましい。より好ましくは、5質量%以上であり、更に好ましくは、10質量%以上であり、特に好ましくは、30質量%以上である。また、該無機化合物の割合は、99質量%以下であることが好ましい。より好ましくは、90質量%以下であり、更に好ましくは、60質量%以下であり、特に好ましくは、50質量%以下である。
なお、上記絶縁層における、ポリマーと無機化合物との好ましい配合割合は、上記導電層における、ポリマーと無機化合物との配合割合として上述したものと同様である。
導電物質、ポリマー、及び、無機化合物等と共に、必要に応じて、上記その他の成分を混合する。また、別途、ポリマー、及び、無機化合物等と共に、必要に応じて、上記その他の成分を混合し、上記導電物質、ポリマー、及び、無機化合物等の混合物と重ね合わせたうえで圧延処理を行う。混合には、ミキサー、ブレンダー、ニーダー、ビーズミル、レディミル、ボールミル等を使用することができる。混合の際、水や、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ヘキサノール、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリドン等の有機溶剤、又は、水と有機溶剤との混合溶剤を加えても良い。
本発明は、本発明のセパレータ、電極、及び、電解質を含んで構成される電池でもある。
本発明の電池では、セパレータが電極に沿っていることが重要である。上記(1)、(2)の特徴を有するセパレータを電極に沿わせて配置した構成の電池とすることで、負極面内の電流分布をより均一にすることができ、本発明の効果を顕著に発揮できる。
本発明の電池を構成するのに用いるセパレータの好ましい形態は、上述した本発明のセパレータの好ましい形態と同様である。本発明の電池は、セパレータとして本発明のセパレータを1種でも2種以上でも使用することができ、また、セパレータとして本発明のセパレータを使用する限り、本発明のセパレータ以外の不織布及び/又は微多孔膜を用いてもよい。すなわち、抵抗が上昇したり、電池性能が低下したりしなければ、任意の枚数の膜を使用することができる。例えば、本発明のセパレータが導電層と導電層の一方側だけに積層された絶縁層とから構成される場合は、導電層の他方側は、高抵抗の部材(不織布、微多孔膜等の絶縁性部材等)を配置して導電層と電極とを隔離できる。
すなわち、本発明のセパレータは、正極と負極との間に、正極から負極へと流れる電流と交差するように配置されるものである。セパレータが正極から負極へと流れる電流と交差するとは、セパレータと該電流とのなす角度が80°以上であることを言う。中でも、正極から負極へと流れる電流に対して直交するように配置されることが好ましい。また導電層は、正極の負極と対向する面から負極の正極と対向する面へと電流が直線的に流れる経路を少なくとも部分的に覆うように配置されていることが好ましく、完全に覆うように配置されていることがより好ましい。これにより、電流を正極から負極に向かって偏り無く流すことができ、シェイプチェンジ等を抑制する効果をより顕著に発揮できる。
上記正極及び/又は負極(好ましくは、負極)の端部(正極と負極とがそれぞれ対向する面の周辺に位置する側面部分をいう。)は、上述したアニオン伝導性材料が含むポリマー(例えば、ポリエチレン)等から構成される絶縁性膜で被覆し、セパレータと直交する方向にのみ電流が流れるようにすることが好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著に発揮できる。
上記絶縁性膜が上記正極及び/又は負極の端部を被覆することにより、正極及び/又は負極が他の一方の電極と対向する面の少なくとも一部は絶縁性膜の開口部となる。開口している面積は、電極の表面積全体に対して、10%以上であることが好ましく、40%以上であることがより好ましい。
また本発明の電池が燃料電池である場合は、正極活物質が酸素であることが本発明の好適な実施形態の1つである。すなわち、本発明の燃料電池の、正極が酸素還元能を有する極であることもまた、本発明の好適な実施形態の1つである。
また本発明の電池が燃料電池である場合は、上記負極の活物質としては、燃料電池の負極活物質として通常用いられるものを用いることができ、特に制限されないが、例えば、水素、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、アンモニア等が挙げられる。
上記バインダーは、例えば、炭化水素部位含有ポリマー;芳香族基含有ポリマー;エーテル基含有ポリマー;水酸基含有ポリマー;アミド基含有ポリマー;イミド基含有ポリマー;カルボキシル基含有ポリマー;カルボン酸塩含有ポリマー;ハロゲン含有ポリマー;エポキシ樹脂等のエポキシ基が開環することにより結合したポリマー;スルホン酸塩部位含有ポリマー;第四級アンモニウム塩や第四級ホスホニウム塩含有ポリマー;陽イオン・陰イオン交換膜等に使用されるイオン交換性重合体;天然ゴム;人工ゴム;糖類;アミン基含有ポリマー;カルバメート基部位含有ポリマー;カルバミド基部位含有ポリマー;エポキシ基部位含有ポリマー;複素環、及び/又は、イオン化した複素環部位含有ポリマー;ポリマーアロイ;ヘテロ原子含有ポリマー;低分子量界面活性剤等が挙げられる。
また、混合した後、粒子を所望の粒子径に揃えるために、ふるいにかける等の操作を行ってもよい。
また、上記水含有電解液は、有機溶剤系電解液に用いられる有機溶剤を含んでいてもよい。該有機溶剤としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメトキシメタン、ジエトキシメタン、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、ジエトキシエタン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、イオン性液体、フッ素含有カーボネート類、フッ素含有エーテル類、ポリエチレングリコール類、フッ素含有ポリエチレングリコール類等が挙げられる。上記有機溶剤系電解液は、1種でも2種以上でも使用することができる。上記有機溶剤系電解液の電解質としては、特に制限はないが、LiPF6、LiBF4、LiB(CN)4、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiTFSI)等が好ましい。
固体(ゲル)電解質や、上記電解液を有する本発明のアニオン伝導性膜を固体(ゲル)電解質として使用することもできる。
ハイドロタルサイトとポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を4:6の質量割合で混練し、平均厚み300μmの単層アニオン伝導性膜を作製した。活物質としての酸化亜鉛とバインダーとしてのPTFEを質量比96:4で混練した電極合剤組成物をパンチングニッケルに張り付けて作製した亜鉛負極の表面にこの単層アニオン伝導性膜を配置し、端部はポリエチレンフィルムで被覆してアニオン伝導性膜を貫通する方向にのみ電流が流れる負極を構成した。ポリエチレンフィルムが開口している面積は2cm2である。対極としてニッケル正極、参照極として水銀極を用い、充放電電流10mA/cm2、充電深度50%で、この負極に対してサンプル数N=4で充放電試験を実施した。その結果、200サイクル〜500サイクルの間で4つのサンプルすべてが頓死した。
比較例1と同じ組成のアニオン伝導性膜を、天然黒鉛:ハイドロタルサイト:PTFE=10:40:50(質量割合)を混ぜ合わせた電気伝導性のあるアニオン伝導性膜の両面に重ね合わせたうえで圧延し層状構造を作製した。それについて、比較例1と同様に充放電試験を試みた。この結果、400〜600サイクル程度まで長寿命化した。
導電層による電流集中抑制効果を調べるために、2D(2次元)静的電場シミュレーションを行った。1セグメントのサイズを10μmとし、電解液抵抗を10Ω・cm、集電体抵抗を0.001Ω・cm、導体層(導電層)抵抗を0.1Ω・cmとして、電場分布ができるように正極を点電極、負極を線電極とし、正極と負極との間に図1に示すように導電層を挿入して抵抗マップを作製した。その抵抗マップに対し、キルヒホッフの法則を用いた電位分布計算を行い、正極と負極との間に形成される電位マップを作製したのち、その電位勾配から電界強度マップの作成をおこなった。結果を図1に示す。
導電層を挿入していない以外は実施例2と同様の条件にて、電界強度マップの作成をおこなった。結果を図2に示す。
Claims (8)
- 電池に用いられるセパレータであって、
該セパレータは、絶縁層と導電層とを含む多層構造をもつ
ことを特徴とするセパレータ。 - 前記導電層は、絶縁層に挟まれている
ことを特徴とする請求項1に記載のセパレータ。 - 前記絶縁層の少なくとも1つは、ポリマーと無機物とを含むアニオン伝導性材料を用いて形成されるアニオン伝導性膜である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセパレータ。 - 前記導電層は、導電性炭素材料を含む
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセパレータ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のセパレータ、電極、及び、電解質を含んで構成される
ことを特徴とする電池。 - 前記電池は、亜鉛負極を含む
ことを特徴とする請求項5に記載の電池。 - 前記電池は、二次電池である
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の電池。 - 前記電池は、燃料電池である
ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015022394A JP6558906B2 (ja) | 2015-02-06 | 2015-02-06 | セパレータ及びそれを含んで構成される電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015022394A JP6558906B2 (ja) | 2015-02-06 | 2015-02-06 | セパレータ及びそれを含んで構成される電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016146263A true JP2016146263A (ja) | 2016-08-12 |
JP6558906B2 JP6558906B2 (ja) | 2019-08-14 |
Family
ID=56685506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015022394A Active JP6558906B2 (ja) | 2015-02-06 | 2015-02-06 | セパレータ及びそれを含んで構成される電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6558906B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018152175A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 日立化成株式会社 | 亜鉛負極二次電池 |
WO2018201239A1 (en) | 2017-05-01 | 2018-11-08 | Salient Energy Inc. | Electrolyte additives for zinc metal electrodes |
KR20220040505A (ko) | 2019-09-12 | 2022-03-30 | 학교법인 도시샤 | 금속 음극 및 상기 금속 음극의 제작 방법 그리고 상기 금속 음극을 구비하는 이차 전지 |
KR20220044090A (ko) * | 2020-09-30 | 2022-04-06 | 도요타 지도샤(주) | 아연 이차 전지 및 아연 이차 전지용 세퍼레이터 |
WO2023063260A1 (ja) | 2021-10-12 | 2023-04-20 | 学校法人同志社 | 二次電池用負極構造体及び該構造体を備えた二次電池 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005259566A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2007507850A (ja) * | 2003-10-09 | 2007-03-29 | ザ ジレット カンパニー | 電池セパレータ |
JP2011124104A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Hitachi Ltd | リチウムイオン電池およびその製造方法 |
JP2011222215A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池 |
JP2012043628A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Mitsubishi Chemicals Corp | 非水系電解液二次電池 |
WO2013005329A1 (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-10 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池 |
JP2015011924A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | トヨタ自動車株式会社 | 組電池 |
-
2015
- 2015-02-06 JP JP2015022394A patent/JP6558906B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007507850A (ja) * | 2003-10-09 | 2007-03-29 | ザ ジレット カンパニー | 電池セパレータ |
JP2005259566A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2011124104A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Hitachi Ltd | リチウムイオン電池およびその製造方法 |
JP2011222215A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池 |
JP2012043628A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Mitsubishi Chemicals Corp | 非水系電解液二次電池 |
WO2013005329A1 (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-10 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池 |
JP2015011924A (ja) * | 2013-07-01 | 2015-01-19 | トヨタ自動車株式会社 | 組電池 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
自動車用リチウムイオン電池, vol. 初版3刷, JPN6018049047, 16 September 2011 (2011-09-16), JP, pages 156, ISSN: 0003937912 * |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018152175A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 日立化成株式会社 | 亜鉛負極二次電池 |
JP7010553B2 (ja) | 2017-03-10 | 2022-01-26 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 亜鉛負極二次電池 |
WO2018201239A1 (en) | 2017-05-01 | 2018-11-08 | Salient Energy Inc. | Electrolyte additives for zinc metal electrodes |
EP3619759A4 (en) * | 2017-05-01 | 2021-03-31 | Salient Energy Inc. | ELECTROLYTE ADDITIVES FOR ZINC METAL ELECTRODES |
KR20220040505A (ko) | 2019-09-12 | 2022-03-30 | 학교법인 도시샤 | 금속 음극 및 상기 금속 음극의 제작 방법 그리고 상기 금속 음극을 구비하는 이차 전지 |
US11652204B2 (en) | 2019-09-12 | 2023-05-16 | The Doshisha | Metal negative electrode, method for fabricating the same and secondary battery including the same |
KR20220044090A (ko) * | 2020-09-30 | 2022-04-06 | 도요타 지도샤(주) | 아연 이차 전지 및 아연 이차 전지용 세퍼레이터 |
CN114335891A (zh) * | 2020-09-30 | 2022-04-12 | 丰田自动车株式会社 | 锌二次电池以及锌二次电池用隔板 |
CN114335891B (zh) * | 2020-09-30 | 2024-04-16 | 丰田自动车株式会社 | 锌二次电池以及锌二次电池用隔板 |
KR102665900B1 (ko) * | 2020-09-30 | 2024-05-13 | 도요타 지도샤(주) | 아연 이차 전지 및 아연 이차 전지용 세퍼레이터 |
WO2023063260A1 (ja) | 2021-10-12 | 2023-04-20 | 学校法人同志社 | 二次電池用負極構造体及び該構造体を備えた二次電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6558906B2 (ja) | 2019-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Zhang et al. | Pursuit of reversible Zn electrochemistry: a time-honored challenge towards low-cost and green energy storage | |
US10297861B2 (en) | Anion conducting material and cell | |
JP6532186B2 (ja) | 電極前駆体、電極、及び、二次電池 | |
JP6244174B2 (ja) | アニオン伝導膜及び電池 | |
US10573927B2 (en) | Electrode precursor, electrode, and cell | |
WO2013027767A1 (ja) | 負極合剤又はゲル電解質、及び、該負極合剤又はゲル電解質を使用した電池 | |
JP6558906B2 (ja) | セパレータ及びそれを含んで構成される電池 | |
JP6306914B2 (ja) | 電極及び電池 | |
JP6716298B2 (ja) | 金属空気電池 | |
JP2016186895A (ja) | アニオン伝導性膜、電極及び電池 | |
JP2015097161A (ja) | ナトリウム二次電池 | |
JP7344090B2 (ja) | 電極前駆体 | |
JP6616565B2 (ja) | アニオン伝導性材料 | |
JP6735530B2 (ja) | 亜鉛負極 | |
JP6454496B2 (ja) | 電極及びそれを用いて構成される電池 | |
JP6324783B2 (ja) | 電池用電極及び電池 | |
JP6560028B2 (ja) | 空気金属電池用電極及び空気金属電池 | |
JP6560025B2 (ja) | 空気金属電池 | |
JP6625912B2 (ja) | 金属空気電池 | |
JP2017174771A (ja) | 金属空気電池 | |
JP2016152082A (ja) | アニオン伝導性膜及びその製造方法 | |
JP2016162681A (ja) | 電極前駆体 | |
JP6371162B2 (ja) | 電極及びそれを用いて構成される電池 | |
JP6893103B2 (ja) | セパレータの評価方法 | |
JP2016167371A (ja) | 電極前駆体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6558906 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |