JP2016146116A - 袋支持具、集積台及び商品販売装置 - Google Patents

袋支持具、集積台及び商品販売装置 Download PDF

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Abstract

【課題】商品を詰め込み易いように袋を開口して保持する。
【解決手段】精算装置における基台3の側面に基板12を取り付け、袋支持具2は、基板12に第一支持具13と第二支持具14を固定する。第一支持具13は平行な一対のアーム軸18にレジ袋を保持する。第二支持具14は上方に第一アーム部20を支持し、所定間隔を開けた位置の下方に第二アーム部21を支持した。第一アーム部20は垂直部20a、段差部20b、水平部20c、V字状の係止部20dを設けた。第二アーム部21は第一引掛け部21aと第二引掛け部21bの間に連結部21cを設けた。マイバッグMは、一方の把持部m1を第一アーム部20の段差部20bと係止部20dの間に上から引掛け、他方の把持部m2を第一引掛け部21aや第二引掛け部21bに上から引掛ける。これによってマイバッグMは店員側が低く客側が高い形状の開口状態で支持できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、買い物袋やレジ袋等の各種の袋を支持して開口から商品等を詰め込んで収納する袋支持具とこの袋支持具を設けた集積台及び商品販売装置に関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗で購入した商品を、レジで精算した後に客が自分で持ち込んだ袋であるマイバッグに収納して持ち帰ることがあり、省資源や環境保護等のために推奨されている。一方、客が購入した商品をレジで精算した後、レジ袋に直接商品を収納するための袋支持具がレジの横に設置されており、この袋支持具にマイバッグを取り付けて登録済みの商品を収納できるようにしたものが知られている。
例えば特許文献1に記載された袋支持具では、レジの横に設置された載置台にレジ側の背面壁と商品の落下を防ぐ側壁が互いに直交する方向に設けられている。背面壁には、レジ袋の一対の把持部を引掛けて開口させる一対の棒状のアーム部材と、その外側に設けていてマイバッグの一対の把持部を支持して開口させる一対のフックと、が備えられている。これらのアーム部材とフックはいずれも同一高さに設置されている。
そして、セルフ式商品販売データ処理装置では、客がレジで登録して会計した商品を背面壁とアーム部材とを乗り越えてマイバッグやレジ袋に詰め込む。また、通常のレジでは店員が同様にレジで登録した商品を背面壁とアーム部材を超えてマイバッグやレジ袋に詰め込むようになっている。
特許第4972134号公報
しかし、マイバッグやレジ袋に登録済みの商品を詰め込む際、客や店員等の操作者が背面壁や棒状のアーム部材を超えて商品をマイバッグやレジ袋に詰め込むことは、背面壁やアーム部材が商品のスムーズな移動の障害になって煩雑であるという欠点があった。しかも、一対のフックやアーム部材は互いに同一高さに設置されているため、商品を開口したマイバッグやレジ袋に入れにくいという欠点もあった。そのため、従来の袋支持具ではスムーズに商品の袋詰めを行うことが困難であり、客を待たせることが多かった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、商品等を詰め込み易いように袋を開口して保持してスムーズに収納できるようにした袋保持具と袋支持具を設けた集積台及び商品販売装置を提供することを目的とする。
本発明に係る袋支持具は、第一アーム部と、第一アーム部に所定間隔を開けて第一アーム部より高さの低い位置に設けた第二アーム部とを備え、第一アーム部と第二アーム部に袋の把持部を支持させて開口させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、段差をつけた第一アーム部と第二アーム部にそれぞれ袋の把持部を支持させて開口させることで、袋の開口が傾斜状態に保持されるために商品等の物品を袋内に収納する作業がスムーズで詰め込みが容易である。
また、第一アーム部と第二アーム部には袋の把持部を引掛ける引掛け部を設けることが好ましい。
第一アーム部と第二アーム部に設けた引掛け部に袋の両側の把持部をそれぞれ引掛けることで、袋を開口させて開口を傾斜状態に保持することができる。
また、第一アーム部と第二アーム部の少なくとも一方の自由端部には袋の把持部を係止させる係止部を設けてもよい。
第一アーム部と第二アーム部の少なくとも一方に係止部を設けることで、開口状態の袋の把持部が第一アーム部や第二アーム部から外れることを阻止できる。
また、一対のアーム軸を対向して平行に設け、第一アームは一対のアーム軸より高い位置に配置し、第二アームは一対のアーム軸より外側で低い位置に配置することがこのましい。
本発明によれば、異なる種類の袋を1の袋支持具によって選択的に開口状態に保持して商品等の詰め込み作業をスムーズに行うことができ、第一アームと第二アームに取り付けた袋は第二アームが一対のアーム軸より外側で低い位置にあるため、袋の開口が傾斜していて商品の袋詰め等を容易に行える。
本発明による集積台は、上述したいずれかに記載された袋支持具を備えることを特徴としている。
また、本発明による商品販売装置は、上述したいずれかに記載された袋支持具を備えることを特徴としている。
本発明によれば、袋支持具の段差をつけた第一アーム部と第二アーム部にそれぞれ袋等の把持部を支持させて開口させると、袋の開口が傾斜しているために商品を袋内に詰め込む作業がスムーズで容易である。
本発明による商品販売装置は、操作者と対面するよう設けられた操作部と、該操作部での操作により登録された商品の移動方向下流側に隣接して位置し該商品が投入される袋を支持する袋支持具とを備え、袋支持具は、操作者から離れた側と操作者側とに設けた第一及び第二アーム部を有しており、操作者側の第二アーム部は操作者から離れた側の第一アーム部より低い位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第一アーム部と第二アーム部に把持部を取り付けた袋の開口が操作者側が低くなるように傾斜しているため、操作者が操作部で登録した商品をその流れに沿ってスムーズに袋の開口を通して袋内に詰め込むことができる。
また、操作者側の第二アーム部は、操作部が配置される基台の高さと略同一または該基台より低い位置に配置されていることが好ましい。
操作部における基台の高さと略同一またはより低い位置に第二アーム部を設けたため袋の開口が操作部側に低く傾斜しており、袋内への商品の詰め込みが容易である。
また、第一及び第二アーム部の先端が商品の移動方向下流側を向くよう配置されていてもよい。
この場合には、商品の詰め込み後のマイバッグの取り外しと客の出店方向の移動が容易になる。
本発明に係る袋支持具と集積台と商品販売装置によれば、袋の把持部を支持する第一アーム部と第二アーム部の高さが異なるために袋を傾斜した状態で開口できて、作業者が商品等を袋の傾斜した開口を通してスムーズに且つ効率よく袋詰めすることができる。
本発明の実施形態による袋支持具を備えた精算装置を示す斜視図である。 図1に示す精算装置の正面図である。 図1に示す精算装置の側面図である。 精算装置に設けた袋支持具にレジ袋を取り付けた状態を示す斜視図である。 袋支持具にマイバッグを取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態による袋支持具の側面図である。 実施形態による袋支持具の平面図である。 実施形態による袋支持具の正面図である。 実施形態による袋支持具の変形例を示すものである。 (a)は袋支持具の別の変形例を示す要部平面図であり、(b)は同図(a)における袋支持具を逆向きに設置した要部平面図である。 図10(a)に示す袋支持具の斜視図である。
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明による袋支持具の実施形態を説明する。
本発明の実施形態による精算装置1に設けた袋支持具2について図1乃至図8により説明する。まず図1から図3に示すように、本実施形態による商品販売装置における精算装置1は例えば対面型のPOSレジスタであり、基台3の上面において、店員が立つ後面B側に店員側表示部4、操作部5、バーコードスキャナ6等が設置され、店員が商品に設けたバーコード等で商品登録する。また、後面Bに対向する客が立つ前面F側に図示しない客側表示部、印刷部、貨幣投入部、つり銭支払部等が設置され、客が会計・精算する。
そのため、操作部としての精算装置1では、基台3の後面B側で店員が商品のバーコードをバーコードスキャナ6で読み込んで登録する。そして、基台3の前面F側で客が客側表示部に表示された登録金額に基づいて費用を貨幣投入部に投入して精算し、お釣りとレシートを受け取る。
そして、基台3の一方の側面3aには一段低い載置台10が設置され、載置台10に対面する基台3の側面3aの上部に袋支持具2が設置されている。基台3の載置台10と反対側には商品を収納した買い物籠Gを載せる置台7が設置されている。なお、基台3と載置台10の一方または両方は集積台を構成する。
図4から図8に示す袋支持具2は、基台3の側面3aに取り付けられた金属製の基板12を有しており、基板12にはレジ袋Rを支持するための第一支持具13とマイバッグMを支持するための第二支持具14とを固定している。図4に示すように、レジ袋Rは店舗において客に提供する規格化されたビニール袋であり、例えばポリオレフィン等で作られている。また、マイバッグMは客が店舗に持ち込む袋であり、布やビニールや紙等、任意の材質と形状を有している。
基板12は基台3の側面3aの上部に固定された基部本体12aと基部本体12aから基台3の上面3bに折り曲げられた支持片12bとを有している。支持片12bには多数のレジ袋Rを束で支持するためのフック16が形成されている。なお、基板12において基部本体12a以外のもの、例えば支持片12bやフック16等はなくてもよい。
また、基部本体12aにおいて、図4及び図5に示すように、レジ袋Rを支持する第一支持具13は、一対の棒状のアーム軸18が同一高さで水平方向に所定間隔を開けて平行に設けられている。各アーム軸18は基部本体12aへの取り付け部付近が水平から斜め上方に傾斜した受け部18aを有し、多数のレジ袋Rが受け部18aに集積し易くなっている。各アーム軸18の受け部18aに続く水平部18bは長尺に延びており、その先端部18cは若干下方に傾斜して水平に延びており、レジ袋Rを取り出し易いようにしている。
これら一対のアーム軸18は基台3の上面3bより若干低い位置に設けられている。
また、図4及び図5に示すように、マイバッグMを支持する第二支持具14は第一支持具13の一方のアーム軸18より高い位置に設けた第一アーム部20と低い位置に設けた第二アーム部21とを有する段違い形状を有している。第一アーム部20と第二アーム部21は例えば棒状の金属部材で形成されている。高い位置に設けた第一アーム部20は基板12の基部本体12aから上方に延びる垂直部20aと略L字に曲がる段差部20bと長尺の水平部20cと下方に降下して上方に曲がる略V字状の係止部20dとを有している。
マイバッグMの把持部m1は第一アーム部20の水平部20cを挟む段差部20bと係止部20dとに引掛けることができ、この部分を引掛け部というものとする。
また、第二アーム部21は他方のアーム軸18の下方の外側で基部本体12aに取り付けられていて、斜め下方に延びる平面内に形成されている。そのため把持部m2が掛け易く第一支持具13に掛けたレジ袋Rの邪魔にならない。この第二アーム部21は、略コの字状の第一引掛け部21aと第二引掛け部21bが連結部21cを介して斜め下向きに連結され、先端には上方に延びて下方に降下する斜め下向きの逆V字状をなす係止部21dが形成されてマイバッグMの把持部m2を引掛けることができる。
第二支持具14において、第一アーム部20はマイバッグMの把持部m1を引掛ける引掛け部が1つであり、第二アーム部21は第一及び第二引掛け部21a、21bという2つの引掛け部を有している。そのため、マイバッグMではその大きさに応じて把持部m2を第二アーム部21で1つまたは2つの引掛け部21a、21bを引掛ける3種類のいずれかの引掛け方を選択して弛まないように引掛けることができる。
従って、袋支持具2にレジ袋Rを取り付けて使用する場合には、図4に示すように、精算装置1における第一支持具13の一対のアーム軸18にレジ袋Rの一対の把持部r1に形成した孔部を挿通し、フック16に係止片r2を係止させる。客が置台7に載置した買い物籠Gの商品を登録する際、レジ袋Rを袋支持具2における一対のアーム軸18上の水平部18bで把持部r1を広げて載置台10の載置面10a上で開口を形成する。
そして、基台3の後面B側に立つ店員が買い物籠Gから商品を取り出してバーコードスキャナ6で商品のバーコードを読み取って登録する。登録後の商品はレジ袋Rの開口から詰め込むことができる。レジ袋Rへの商品の詰め込みが終了し、客による精算が完了した場合には、店員(または客)がレジ袋Rの把持部r1、r2を一対のアーム軸18に沿って水平方向に引き抜くことで取り出すことができる。
次に、袋支持具2にマイバッグMを取り付けて使用する場合には、図5に示すように、第二支持具14の一組の第一アーム部20と第二アーム部21にマイバッグMを取り付け載置面10a上に載置する。取り付けに際し、マイバッグMの一方の把持部m1を高い位置にある第一アーム部20の段差部20bと係止部20dの間に上から引掛けて係止する。他方の把持部m2は低い位置にある第二アーム部21の第一引掛け部21a及び第二引掛け部21bに上から引掛けて係止する。また、マイバッグMが比較的小型の場合には第一引掛け部21aと第二引掛け部21bの一方にのみ把持部m2を引掛けて係止することができる。
この状態で、マイバッグMは両方の把持部m1、m2を高さの異なる第一アーム部20と第二アーム部21に引掛けたため、開口が斜めに形成される。しかも高さの高い第一アーム部20が客の立つ前面F側にあり、高さの低い第二アーム部21が店員の立つ後面側にあるため、バーコードを読み取った商品を詰め込む店員側におけるマイバッグMの開口が低い位置にあり、店員による商品の詰め込みがスムーズで容易になる。
そして、マイバッグMへの商品の詰め込みが終了した場合には、店員(または客)がマイバッグMの把持部m1、m2を第一アーム部20の段差部20b及び係止部20dの間と、第二アーム部21の第一引掛け部21a及び第二引掛け部21bとから上に抜き取ることで取り出すことができる。
図7において、袋支持具2に対して商品をマイバッグMやレジ袋Rに詰め込む店員を符号Tで示し、客を符号Kで示すものとして、店員Tは精算装置1で登録した商品を基台3の上面3bより低い位置で袋支持具2に引掛けたマイバッグM(またはレジ袋R)に詰め込む。そして、客Kは精算装置1で商品のお金を払い、店員Tが袋支持具2から取り外したマイバッグMを受け取って、登録、会計、商品の詰め込みの流れに沿って矢印方向の出口に向かうことができる。
そのため、店員Tによる買い物籠Gから基台3上でのバーコードスキャナ6による商品の読み込み、客Kによる商品の会計、基台3の上面3bより低い位置での店員TによるマイバッグMの開口への商品の詰め込み、客KへのマイバッグMの手渡し等の行為を、客Kの流れに沿ってスムーズに行うことができる。
従って、本実施形態による精算装置1の袋支持具2によれば、第二支持具14の高さの異なる第一アーム部20及び第二アーム部21に把持部m1、m2を上から引掛けることでマイバッグMを店員側に傾斜させた状態で開口させることができる。そのため、形状や材質の異なるマイバッグMであっても開口状態に保持して、スムーズに精算装置1のバーコードスキャナ6で商品を読み込んでマイバッグMに詰め込むことができる。そして、店員Tによる商品の登録と開口状態のマイバッグMへの詰め込み、客Kによる会計及びマイバッグMの受け取りと、客Kが退店する方向である客捌き方向にスムーズに流れ作業を行うことができる。
また、第二アーム部21に第一及び第二引掛け部21a、21bを設けたから、大きさの異なるマイバッグMであっても容易に取り付けることができる。
更に、第二支持具14における第一アーム部20の自由端部に上方に屈曲する係止部20dを設け、第二アーム部21の自由端部に斜め下向きの係止部21dを設けたため、第二支持具14に引掛けたマイバッグMは容易に外れない。
なお、本発明による袋支持具2は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、上記実施の形態の構成を適宜置換したり変更したりすることができる。これらも本発明の技術的範囲に含められる。以下に、本発明による袋支持具2の変形例等について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部品や部分等については同一の符号を用いて説明する。
(変形例)
次に精算装置1における基台3と袋支持具2との配置構成の変形例について図9から図11により説明する。
図9は基台3の側面3aと袋支持具2が基台3に対して斜めに形成されている場合を示す。この場合でも、基台3の側面3aに沿って袋支持具2を斜めに設定することで、店員Tによる商品の読み取りとマイバッグM(またはレジ袋R)への詰め込み、客Kによる会計、客KへのマイバッグMの手渡しと退店を客流れ方向に沿ってスムーズに行うことができる。
図10(a)、(b)は上記実施形態とは袋支持具2を90度異なる向きに設置したものである。図10(a)では右側から左側に向けて店員Tが商品をバーコードスキャナ6で読み込んでマイバッグM(またはレジ袋R)に詰め込み、客は精算装置1で会計して店員からマイバッグMを受け取って退出する。図10(b)では、左側から右側に向けて商品を移送し、客も同一方向に移動して退店することになる。
次に、図10(a)に示す袋支持具2と基台3の配置を含む商品販売装置を斜視図で示すと図11に示すようになる。この構成について説明する。
図11に示す変形例では、基台3の側面3aに直交する方向に基板12が床面から起立した様に設置されている。そして、袋支持具2では、基板12から基台3の側面3aと略平行な方向に第一支持具13と第二支持具14が延びて設置されている。第一支持具13は一対のアーム軸18が略平行に配列されている。第二支持具14は一方のアーム軸18や基台3の上面3bより高さが高い第一アーム部20が側面3aから離間した位置に設置され、他方のアーム軸18や基台3の上面3bより高さが低い第二アーム部21が側面3aに近接する位置に斜め下方に向けて設置されている。しかも第二アーム部21は基台3の高さと略同一または基台3より低い位置に配置されている。
なお、このような構成であっても、レジ袋Rの一対の把持部r1に設けた孔に第一支持具13を通して取り付けることができる。
従って、第二支持具14の第一アーム部20及び第二アーム部21にマイバッグMを引掛けた状態で、マイバッグMの開口は客Kの出口への流れ方向に沿って基台3の上面3bの下側から上方に向けて傾斜して上面3bに対向する位置にあるため、上述した実施形態の袋支持具2よりも一層商品の詰め込みが容易でスムーズになる。しかもマイバッグMへの商品の詰め込み工程を店員T側からも客K側からもよく視認できる上に、商品を詰め込んだマイバッグMの客による第二支持具14からの取り外しも容易になる。
なお、第一及び第二アーム部20、21の先端が商品の移動方向下流側を向くよう配置されていてもよく、この場合には商品の詰め込み後のマイバッグMの取り外しと客の出店方向の移動が容易になる。
また、上述した実施形態や変形例による袋支持具2において、第二支持具14における第一アーム部20はマイバッグMの把持部m1を引掛ける引掛け部が1つであり、第二アーム部21は把持部m2を引掛ける2種の第一及び第二引掛け部21a、21bを有している。しかしながら、第一アーム部20と第二アーム部21における凹凸部による引掛け部の数は任意に設定できる。
また、第一アーム部20及び第二アーム部21に設けるマイバッグMの把持部m1、m2の引掛け部は必ずしも略コの字形状でなくてもよく、例えば棒状や球状の突起等で形成してもよい。また、第二アーム部21における連結部21cを操作者の手が入る程度に幅広に設定すれば、マイバッグMを第二支持具14から取り外す際に連結部21cに手を入れて片手で取り外すことができる。
また、上述した実施形態では、袋支持具2における第一支持具13として一対のアーム軸18を設け、第二支持具14として別個に第一及び第二アーム部20,21を設けたが、第二アーム部21を省略してその上側または近傍に配設した第一支持具13のアーム軸18を兼用し、第一アーム部20とアーム軸18の組み合わせによって第二支持具14を構成するようにしてもよい。この場合には、マイバッグMの把持部m2を棒状のアーム軸18に引掛けて係止させることができる。また、マイバッグMの大きさの変化に対応できるように第一アーム部20に第一及び第二引掛け部21a、21bに相当する複数の引掛け部を設けることが好ましい。
また、第二支持具14の第一アーム20は第一支持具13の一方のアーム軸18の真上に限定されることなく内側や外側に設けてもよい。また、第二アーム部21は他方のアーム軸18と同一高さに設けてもよい。要するにレジ袋Rへの袋詰めの邪魔にならない位置に設置できればよい。
また、上述した実施形態や変形例では、第一支持具13と第二支持具14の各アーム部を支える基板12を基部として設置したが、基板12に代えて第一支持具13の各アーム軸18や第二支持具14における第一及び第二アーム部20,21を湾曲させて下方に延ばして床面に設置したり、基台3の側面3aに直接固定したりしてもよい。この場合、各アーム部の湾曲した下側部分や側面3aへの取り付け部が基部に相当する。
また、袋支持具2を支える基板12を基台3の側面3aに固定する取り付け型の構成に代えて、基板12を側面視L字型の板材で形成し、載置台10の載置面と基台3の側面3aに各面を当接させたり更にねじ固定したりすることで、置き型または設置型の袋支持具2としてもよい。また、袋支持具2はカウンター上に設置した釣銭機のカバー側面に取り付けるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態では袋支持具2の下側に載置台10を設けて、第一支持具13で支持されたレジ袋Rや第二支持具14で支持されたマイバッグMを載置面10aで支えるようにしたが、載置台10は設けなくてもよい。
また、上述した実施形態では、第二支持具14の第一及び第二アーム部20,21でマイバッグMの把持部m1、m2を上から引掛けて保持するようにしたが、第二支持具14によってレジ袋Rを引掛けて保持するようにしてもよい。或いは第一支持具13における一対のアーム軸18を高さ方向に段差を設けて配列させてレジ袋Rを保持するようにしてもよい。
また、上述した実施形態や変形例による袋支持具2では、精算装置1として対面型のPOSレジスタを用いたが、これに限定されるものではなく各種の精算装置に袋支持具2を採用できる。例えば、先に客Kがお金を投入して客自身または店員による商品登録の完了後にボタンを押して会計し、お釣りとレシートが出てくるようなPOSレジスタを採用してもよい。また、店員が商品の登録とマイバッグMやレジ袋Rへの商品の詰め込みだけでなく、お金の出し入れやつり銭の支払い、レシートの印刷等も行うようなタイプのPOSレジスタを採用してもよい。
また、本発明による袋支持具2は必ずしも精算装置1に接続した構成に限定されるものではなく、単独の袋支持具として用いてもよく、この場合には袋詰めコーナー等に設置できる。
1 精算装置
2 袋支持具
3 基台
12 基板
13 第一支持具
14 第二支持具
18 アーム軸
20 第一アーム部
20d 係止部
21 第二アーム部
21a 第一引掛け部
21b 第二引掛け部
M マイバッグ
m1、m2、r1、r2 把持部
R レジ袋

Claims (9)

  1. 第一アーム部と、
    前記第一アーム部に所定間隔を開けて前記第一アーム部より高さの低い位置に設けた第二アーム部とを備え、
    前記第一アーム部と第二アーム部に袋の把持部を支持させて開口させるようにしたことを特徴とする袋支持具。
  2. 前記第一アーム部と第二アーム部には前記袋の把持部を引掛ける引掛け部を設けた請求項1に記載された袋支持具。
  3. 前記第一アーム部と第二アーム部の少なくとも一方の自由端部には袋の把持部を係止させる係止部を設けた請求項1または2に記載された袋支持具。
  4. 前記一対のアーム軸を対向して平行に設け、
    前記第一アームは前記一対のアーム軸より高い位置に配置し、
    前記第二アームは前記一対のアーム軸より低い位置に配置した
    請求項1から3のいずれか1項に記載された袋支持具。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された袋支持具を備える集積台。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載された袋支持具を備える商品販売装置。
  7. 操作者と対面するよう設けられた操作部と、
    該操作部での操作により登録された商品の移動方向下流側に隣接して位置し、該商品が投入される袋を支持する袋支持具と、を備え、
    該袋支持具は、前記操作者から離れた側と操作者側とに設けた第一及び第二アーム部を有しており、前記操作者側の第二アーム部は前記操作者から離れた側の第一アーム部より低い位置に配置されていることを特徴とする商品販売装置。
  8. 前記操作者側の第二アーム部は、前記操作部が配置される基台の高さと略同一の位置または該基台より低い位置に配置されている請求項7に記載された商品販売装置。
  9. 前記第一及び第二アーム部の先端が前記移動方向下流側を向くよう配置された請求項7または8に記載された商品販売装置。
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