JP2016142422A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】その前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることのできる空調室内機の提供。【解決手段】空調室内機は、本体と、前面パネル20と、水平フラップ17aと、を備える。本体には、吹出口16が形成されている。前面パネル20は、本体の前側を覆うように配置される。水平フラップ17aは、吹出口16から吹出される調和空気の風向を変更可能である。吹出口16の開口周縁部のうちの上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間には、その背面側に向かって窪む窪み部124が設けられている。そして、運転停止時には、窪み部及び吹出口16が水平フラップ17aにより覆われる。【選択図】図5

Description

本発明は、空調室内機に関する。
従来より、特許文献1(特開2003−232560号公報)に開示されているように、水平フラップを利用して吹出口から吹出される調和空気を上方に向かう気流にすることのできる空調室内機がある。
ここで、吹出口から吹出される調和空気が冷気の場合、水平フラップによって調和空気の風向が上向きに調整されると、筐体の外側と内側との間に温度差が生じることで筐体の前面を構成する部分に結露が生じることがある。これに対する方策として、例えば特許文献1に開示されているように、筐体の前面において吹出口の上側となる部分に溝を設けることで、吹出口から吹出された調和空気が該前面に沿った気流となるのを抑制して、該前面における結露の発生を防止することが考えられる。
しかしながら、筐体の前面はユーザから視認される意匠面であるため、特許文献1に開示されているように該前面に溝を設けると、意匠性が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題は、その前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることのできる空調室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、本体と、パネルと、水平フラップと、を備える。本体には、吹出口が形成されている。パネルは、本体の前側を覆うように配置される。水平フラップは、吹出口から吹出される調和空気の風向を変更可能である。吹出口の開口周縁部のうちの上側縁部とパネルの下端部との間には、その背面側に向かって窪む窪み部が設けられている。そして、運転停止時には、窪み部及び吹出口が水平フラップにより覆われる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、吹出口の上側縁部とパネルの下端部との間に窪み部が設けられている。このため、水平フラップによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、パネルの下端部と本体との目地からパネルの背面と本体の前面との間に冷気が侵入してパネルの前面側と背面側との間に温度差が生じることで、パネルの前面に結露が発生するおそれを抑制することができる。また、この空調室内機では、運転停止時には、窪み部及び吹出口が水平フラップによって覆われるため、運転停止時に窪み部がユーザによって視認され難くなる。このため、運転停止時に窪み部が外部から視認されるような構成であるよりも、意匠性を向上させることができる。
これによって、空調室内機の前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることができる。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点の空調室内機において、窪み部は、本体において上側縁部の上側に設けられている。このため、この空調室内機では、水平フラップによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、本体の上側縁部に沿った気流を本体から剥離させることができる。
これによって、パネルの下端部と本体との目地からパネルの背面と本体の前面との間に冷気が侵入するおそれを低減することができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第1観点又は第2観点の空調室内機において、窪み部の縦断面積は、10mm2以上である。この空調室内機では、窪み部の縦断面積が10mm2以上あることで、本体の上側縁部に沿った気流が本体から剥離しないおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機において、本体は、窪み部の外周縁部上端とパネルの下端部との間に、傾斜面を含む。傾斜面は、空調室内機の背面側に向かって傾斜している。そして、運転停止時には、窪み部及び吹出口に加えて、前記傾斜面が水平フラップにより覆われる。この空調室内機では、窪み部の外周縁部上端とパネルの下端部との間、すなわち窪み部の外周縁部上端の上側に傾斜面があることで、水平フラップが窪み部を覆っていないときでも、窪み部が目立つおそれを低減することができる。
本発明の第5観点に係る空調室内機は、第1観点から第4観点のいずれかの空調室内機において、ファンを備える。ファンは、本体内に配置されている。ファンは、本体内に吸込んだ空気を吹出口へと向かわせる空気流れを形成する。本体は、グリルと、スクロールと、を有する。グリルは、前面パネルが前方に配置される前面部を含む。スクロールは、ファンの前側から吹出口に向かって延びている。スクロールは、調和空気を吹出口へと導く。そして、スクロールの前側端部は、前面部において吹出口近傍に位置する部分よりも前方に突出している。この空調室内機では、スクロールの前側端部が前面部の吹出口近傍に位置する部分よりも前方に突出していることで、水平フラップによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、吹出口から吹出された冷気が前面部に沿うおそれを低減することができる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、その前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることができる
本発明の第2観点に係る空調室内機では、パネルの下端部と本体との目地からパネルの背面と本体の前面との間に冷気が侵入するおそれを低減することができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、本体の上側縁部に沿った気流が本体から剥離しないおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機では、窪み部が目立つおそれを低減することができる。
本発明の第5観点に係る空調室内機では、吹出口から吹出された調和空気が前面部に沿うおそれを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る空調室内機の縦断面図。 室内熱交換器及び室内ファンの組立体と前面グリルとを分解した図。 本体とフィルタとを分解した図。 本体と前面パネルとを分解した図。 吹出口付近の部分断面図。 吹出口の上側縁部付近の部分断面図。 上吹きモード実行時の吹出口付近の部分断面図。 水平吹きモード実行時の吹出口付近の部分断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る空調室内機100について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
(1)空調室内機100の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空調室内機100の縦断面図である。図2は、室内熱交換器13及び室内ファン14が底フレーム11に固定された室内熱交換器13及び室内ファン14の組立体に、前面グリル12を取り付ける際の説明図である。図3は、本体10にフィルタ15を取り付ける際の説明図である。図4は、前面パネル20を本体10(前面グリル12)に取り付ける際の説明図である。なお、図1中の破線矢印は、吸込口19から吸い込まれ室内ファン14へと至る空気流れ、或いは、室内ファン14から吹出口16へと至る空気流れを示している。
この空調室内機100は、全体として一方向に細長い形状を呈しており(図4等参照)、その長手方向が水平となるように、部屋の壁面に据え付けられている。空調室内機100は、冷房運転及び暖房運転を含む各種運転を行う。また、空調室内機100は、風向調整板としての水平フラップ17a,17bを備えており、図示しないリモコン等からの制御信号を受信することで或いは自動的にその姿勢を変更し、吹出口16から吹出される調和空気の風向を変更できるようになっている。
(2)空調室内機100の詳細構成
(2−1)本体10
本体10は、前面グリル12と底フレーム11とを有している。本体10の内部には、室内熱交換器13や室内ファン14等が収納されている。
(2−1−1)前面グリル12
前面グリル12は、例えば樹脂によって構成されており、前方から底フレーム11に取り付けられ、本体10の前面、左右両側面、天面、及び底面を構成する。前面グリル12は、背面全体が開口した薄型の略直方体形状を呈する。なお、背面側には、空調室内機100を部屋の壁面に据え付けるための据付板90が固定される。
前面グリル12の天面部120には、長手方向の両端部のうちの一方の端部を除き、吸込口19が形成されている。ここでは、図3に示すように、吸込口19は、天面部120の右側端部を除く略全面に形成されている。吸込口19は、室内空気を本体10内に吸込むための開口である。
前面グリル12の前面部121には、室内熱交換器13の前面側と対向する位置に吸込開口121bが形成されている。吸込開口121bと室内熱交換器13との間には、フィルタ15が配置されている。なお、フィルタ15は、室内熱交換器13の前方側から上方側まで延在しており、吸込口19から取り入れられた室内空気中の塵埃を捕集する。さらに、前面部121の下部には吹出口16を構成する開口121cが形成されている(図2参照)。
図5は、吹出口16付近の部分拡大図である。前面部121には、前面グリル12の背面側すなわち空調室内機100の背面側に向かって窪む窪み部124が設けられている。窪み部124は、前面部121における開口121cの開口周縁部のうちの上側縁部121dの上側に配置されている。なお、窪み部124については、後に詳しく説明する。
前面グリル12の底面部122は、図2に示すように、吹出口16を構成する開口122aが形成されている。ここでは、該開口122aは底面部122の前部に設けられており、前面部121の下部に形成された開口121c及び底フレーム11と共に吹出口16を構成する。
(2−1−2)底フレーム11
底フレーム11は、例えば樹脂によって構成されており、室内ファン14の下方、後方、側方を覆う形状を呈している。底フレーム11は、室内熱交換器13及び室内ファン14を固定する。
また、底フレーム11は、その下部において、前面グリル12と共に吹出口16を構成している。具体的には、図1に示すように、底フレーム11の有するスクロール110,111の下端部(前側端部)と前面グリル12とが吹出口16を構成している。
スクロール110,111は、調和空気を吹出口16へと導くものであり、室内ファン14から吹出口16へと向かう空気の流れる通風経路を構成する。図1に示すように、スクロール110,111は、室内ファン14の前後に対峙するように湾曲した隔壁であって、前側スクロール110と後側スクロール111とを含む。前側スクロール110は、室内ファン14の前側から吹出口16に向かって延びている。後側スクロール111は、室内ファン14の後側から吹出口16に向かって延びている。通風経路を通る空気は、スクロール110,111に沿って進み、スクロール110,111の終端の接線方向に送られる(図7参照)。したがって、吹出口16に水平フラップ17a,17bがなければ、吹出口16から吹出される調和空気の風向は、スクロール110,111の終端の接線に概ね沿った方向となる。
(2−2)水平フラップ17a,17b
水平フラップ17a,17bは、平面状、又は円弧状の板状の部材である。水平フラップ17a,17bは、吹出口16を塞ぐことのできる程度の面積を有している。ここでは、図1に示すように、円弧状の水平フラップ17a,17bが吹出口16を閉じた状態において、その外側面が前面パネル20の曲面の延長上にあるような外側に突出したなだらかな円弧曲面に仕上げられている。また、水平フラップ17a,17bの内側面は、外側面に対してほぼ平行な円弧曲面を成している。
水平フラップ17a,17bは、本体10に固定されているモータ(図示せず)が駆動することで回動軸18a,18b周りを回動することができるように構成されている。水平フラップ17a,17bは、回動軸18a,18b周りを回動することで、様々な姿勢を採ることができる。
水平フラップ17a,17bが吹出口16を開いている状態において、吹出口16から吹出された調和空気は、水平フラップ17a,17bの内側面に概ね沿って流れる。すなわち、スクロール110,111の終端の接線方向に沿って吹出された調和空気は、その風向が水平フラップ17a,17bによって変更される。
(2−3)室内熱交換器13及び室内ファン14
室内熱交換器13及び室内ファン14は、底フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器13及び室内ファン14は、空調室内機100の縦断面において、室内ファン14が空調室内機100の略中央に配置されており、逆V字型の形状を呈する室内熱交換器13が室内ファン14の上半分を囲むように配置されている。
室内熱交換器13は、通過する空気との間で熱交換を行う。室内ファン14は、例えばクロスフローファンであって、吸込口19を介して取り込んだ部屋内の空気を室内熱交換器13に当てて通過させた後に吹出口16へと向かわせ、吹出口16を介して部屋内へと吹出す空気流れを形成する。
(2−4)前面パネル20
前面パネル20は、例えば樹脂によって構成されており、本体10(前面グリル12)の前側を覆うように配置される。なお、ここでは、図1の破線矢印Aでも示されているように、前面パネル20と前面グリル12(前面部121)との間には、吸込口19から吸込まれた空気が吸込開口121bへと至るまでの通風経路となる隙間が形成されている。また、前面パネル20は、本体10の上部前方からなだらかな円弧曲面を描きながら吹出口16近傍に向かって延びている。
前面パネル20は、本体10に対して着脱自在に構成されており、ユーザや設置作業者は、本体10から前面パネル20を容易に取り外すことができる。着脱自在な構成としては、例えば、前面パネル20の上端が、前面グリル12の天面部120の前側端部に回動自在に支持されており、ヒンジ式に動作する構成などがある。
(3)吹出口16近傍の詳細構成
吹出口16は、本体10の下部に設けられており、空調室内機100の長手方向を長辺とする長方形の開口である。ここでは、図1に示すように、吹出口16は本体10の下部前方に設けられており、吹出口16の開口周縁部のうちの上側縁部16aと下側縁部16bとを結ぶ仮想面は、前方上向きに傾斜している。また、上述したように、吹出口16は、前面グリル12と底フレーム11とによって構成されている。そして、本実施形態では、図1に示すように、吹出口16の下側縁部16bが、前面グリル12の底面部122の一部により構成されている。一方で、吹出口16の上側縁部16aが、前側スクロール110の前側端部110aにより構成されている。より詳しくは、図5に示すように、前面グリル12の前面部121の下端部の一部である開口121cの上側縁部121dの下方に前側スクロール110の前側端部110aが配置されており、ここでは、前側スクロール110の前側端部110aが上側縁部121dよりも前方に突出するように、前面グリル12が底フレーム11に固定される。
図6は、吹出口16の上側縁部16a付近の部分断面図である。本実施形態では、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとは近接しておらず、図6に示すように、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間に隙間Sができるように、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとが離れて位置している。なお、空調室内機100の縦断面における該隙間Sの寸法M1は6mm以上になるように設計されており、該寸法M1は10mm以上あることがより好ましい。ここでは、前側スクロール110の前側端部110aから前面パネル20の下端部20aまでの距離が16mmとなるように設計されているため、該寸法M1は10mm以上になっている。また、隙間Sの鉛直方向の寸法M2は5mm以上になるように設計されており、該寸法M2は8mm以上あることがより好ましい。ここでは、前側スクロール110の前側端部110aを通る水平方向に延びる仮想面と、前面パネル20の下端部20aを通る水平方向に延びる仮想面との距離が6mmとなるように設計されているため、該寸法M2は5mm以上になっている。そして、運転停止時には、水平フラップ17a,17bが吹出口16だけでなく隙間Sを覆うように配置される。具体的には、図1や図5に示すように、運転停止時には、水平フラップ17aの前側端部17aaと前面パネル20の下端部20aとが隣接するように水平フラップ17aが配置される。このため、運転停止時には、吹出口16だけでなく該隙間Sが水平フラップ17a,17bによって覆われることで外部から該隙間Sが見えにくくなる。
さらに、前面グリル12の前面部121における開口121cの上側縁部121dの上側、すなわち、吹出口16の上側縁部16aの上側には、窪み部124が設けられている。図5及び図6に示すように、窪み部124は、前面部121において空調室内機100の背面側に向かって他の部分よりも窪んだ部分である。そして、運転停止時には、水平フラップ17a,17bが吹出口16だけでなく窪み部124を覆うように配置される。具体的には、図1や図5に示すように、運転停止時には、水平フラップ17aの前側端部17aaと前面パネル20の下端部20aとが隣接するように水平フラップ17aが配置される。このため、運転停止時には、吹出口16だけでなく窪み部124が水平フラップ17a,17bによって覆われることで外部から窪み部124が見えにくくなる。
また、前面部121は、窪み部124の外周縁部上端124aと前面パネル20の下端部20aとの間に、傾斜面125を含む。より詳しくは、図6に示すように、傾斜面125は、前面部121において、前面パネル20の下端部20aに対向して位置する部分121eから窪み部124の外周縁部上端124aまで延びている。そして、傾斜面125は、前面パネル20の下端部20aに対向して位置する部分121eに隣接する端部(以下、前端部125aという)が、窪み部124の外周縁部上端124aに隣接する端部(以下、後端部125bという)よりも前方に位置している。さらに、傾斜面125は、前端部125aが後端部125bよりも水平方向に対して上方に位置している。このため、傾斜面125は、空調室内機100の背面側に向かって傾斜しているといえる。なお、窪み部124は、その縦断面積が10mm2以上となるように設計されている。また、図5等に示すように、運転停止時には、水平フラップ17a,17bが吹出口16及び窪み部124だけでなく、傾斜面125を覆うように配置される。さらに、ここでは、図5及び図6に示すように、前側スクロール110の前側端部110aが、窪み部124の外周縁部下端124bに相当する前面部121の上側縁部121dよりも前方に位置している。このため、前側スクロール110の前側端部110aが、前面部121において吹出口16近傍に位置する部分よりも前方に突出しているといえる。
(4)調和空気の風向制御
本実施形態の空調室内機100は、水平フラップ17a,17bを回動させて水平フラップ17a,17bに所定の姿勢を採らせることで、調和空気を上方へと導く上吹きモードと、調和空気を前方(水平方向)へと導く水平吹きモードと、を少なくとも有している。
(4−1)上吹きモード
図7は、上吹きモード実行時の吹出口16近傍の部分断面図である。上吹きモードでは、水平フラップ17a,17bの前側端部17aaが後側端部17abよりも上側になる位置まで水平フラップ17a,17bを回動させる(図7参照)。なお、本実施形態のように水平フラップ17a,17bの内側面が円弧曲面をなしている場合は、内側湾曲面の前方端における接線L1が前後方向(水平方向)よりも前上がりになるまで水平フラップ17a,17bを回動させる。これにより、調和空気は、上向きに吹出される。
(4−2)水平吹きモード
図8は、水平吹きモード実行時の吹出口16近傍の部分断面図である。水平吹きモードでは、水平フラップ17a,17bの前側端部17aaと後側端部17abとが水平になる位置までフラップを回動させる(図8参照)。本実施形態では、水平フラップ17a,17bの内側湾曲面の前方端における接線L1が略水平になるまで水平フラップ17a,17bを回動させる。これにより、調和空気は、水平方向に吹出される。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態のように、本体の前方に前面パネルが配置されており、前面パネルの下方に吹出口が位置する構成の空調室内機において、水平フラップによって吹出口から吹出された調和空気の風向が上向きに調整されると、本体と前面パネルの下端部との目地から本体内に調和空気が吸込まれるショートサーキットが発生することがある。この調和空気が冷気である場合には、前面パネルの前面と背面との間に温度差が生じることで、前面パネルの下端部の前面に結露が生じてしまうことがある。
本実施形態では、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間には、窪み部124が設けられている。このため、冷房運転時に上吹きモードが実行されることで、水平フラップ17a,17bによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、前面パネル20の下端部20aと本体10(前面グリル12の前面部121)との目地部分から冷気が侵入するのを抑制することができる。これにより、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができる。
また、本実施形態によれば、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができるため、調和空気(吹出空気)の温度を上げることなく上吹きモードを実行することができる。
さらに、本実施形態では、運転停止時には、吹出口16だけでなく吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間の窪み部124も水平フラップ17a,17bによって覆われるため、運転停止時には窪み部124が外部から視認され難くなる。したがって、運転停止時に窪み部124が外部から視認されるような構成であるよりも、意匠性が低下するのを抑制することができる。
加えて、本実施形態では、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができるため、断熱材等の防露材を設ける必要がなく、見栄えがよくなる。
これによって、空調室内機100の前面における結露の発生を抑制し、かつ意匠性の低下の抑制を図ることができている。
(5−2)
本実施形態では、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間には、縦断面における寸法M1が6mm以上であり、かつ鉛直方向の寸法M2が5mm以上ある隙間Sが設けられている。このため、冷房運転時に水平吹きモードが実行されることで、水平フラップ17a,17bによって調和空気としての冷気の風向が水平向きに調整されたとしても、前面パネル20の下端部20aと本体10(前面グリル12の前面部121)との目地部分から冷気が侵入するのを抑制することができる。これにより、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができている。
(5−3)
本実施形態では、窪み部124が、前面グリル12の前面部121において吹出口16の上側縁部16aの上側に位置する部分に設けられている。このため、冷房運転時に上吹きモードが実行されることで、水平フラップ17a,17bによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、吹出口16から吹出され吹出口16の上側縁部16aに沿う気流を、前面部121から剥離することができる。
これによって、前面パネル20の下端部20aと本体10(前面グリル12)との間に冷気が侵入することを抑制することができている。
(5−4)
本実施形態の窪み部124は、その縦断面積が10mm2以上となるように設計されている。このため、吹出口16の上側縁部16aに沿う気流が前面部121から剥離されずに前面パネル20の下端部20a近傍に位置する部分121eへと至るおそれを低減することができている。
(5−5)
本実施形態の前面グリル12の前面部121には、窪み部124の外周縁部上端124aと前面パネル20の下端部20aとの間に傾斜面125がある。そして、傾斜面125は、空調室内機100の背面側に向かって傾斜している。このため、空調室内機100の空調運転時、すなわち、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部との間の隙間Sを水平フラップ17a,17bが覆っていないときでも、窪み部124が目立つおそれを低減することができている。
(5−6)
ここで、前側スクロールに沿って吹出口に至った調和空気の一部は、吹出口の上側縁部に沿った気流になることがある。そうすると、吹出口の上側縁部が前面グリルの前面部によって構成されている場合には、前側スクロールに沿って吹出口に至った調和空気の一部は、その後、前面部に沿って上方へと流れるおそれがある。
本実施形態では、前側スクロール110の前側端部110aは、前面部121において吹出口16近傍に位置する部分よりも前方に突出している。そして、前側スクロール110の前側端部110aが吹出口16の上側縁部16aを構成している。これにより、前側スクロール110に沿って吹出口16に至った調和空気は、前側スクロール110の終端の接線に沿って吹出されるため、吹出口16から吹出された調和空気が前面グリル12の前面部121に沿って流れるおそれを低減することができている。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、前面パネル20の下端部20aと前面グリル12の前面部121との目地部分からの冷気の侵入を抑制することで、前面パネル20の下端部20aの前面において結露が発生するのを防止するために、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間の隙間Sが設けられている他に、前面部121に窪み部124が設けられると共に、前側スクロール110の前側端部110aを前面部121の下端部の一部である開口121cの上側縁部121dよりも前方に突出させている。
しかしながら、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部との間に隙間Sが設けられていれば、本発明はこれに限定されず、例えば、窪み部124や前側スクロール110の前側端部110aの構成を備えていなくてもよい。或いは、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間に隙間Sを設けた構成に加えて、窪み部124及び前側スクロール110の前側端部110aの構成のいずれか一方のみを備えていてもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、窪み部124の外周縁部上端124aと前面パネル20の下端部20aとの間には、傾斜面125が配設されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、該傾斜面125が配設されていなくてもよい。ただし、意匠性向上の観点からは、傾斜面125が配設されていることが好ましい。
本発明によれば、空調室内機の前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることができる。
10 本体
12 前面グリル(グリル)
14 室内ファン(ファン)
16 吹出口
16a 上側縁部
20 前面パネル(パネル)
20a 下端部
100 空調室内機
110 前側スクロール(スクロール)
121 前面部
124 窪み部
125 傾斜面
17a,17b 水平フラップ
特開2003−232560号公報
本発明は、空調室内機に関する。
従来より、特許文献1(特開2003−232560号公報)に開示されているように、水平フラップを利用して吹出口から吹出される調和空気を上方に向かう気流にすることのできる空調室内機がある。
ここで、吹出口から吹出される調和空気が冷気の場合、水平フラップによって調和空気の風向が上向きに調整されると、筐体の外側と内側との間に温度差が生じることで筐体の前面を構成する部分に結露が生じることがある。これに対する方策として、例えば特許文献1に開示されているように、筐体の前面において吹出口の上側となる部分に溝を設けることで、吹出口から吹出された調和空気が該前面に沿った気流となるのを抑制して、該前面における結露の発生を防止することが考えられる。
しかしながら、筐体の前面はユーザから視認される意匠面であるため、特許文献1に開示されているように該前面に溝を設けると、意匠性が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題は、その前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることのできる空調室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、本体と、パネルと、水平フラップと、を備える。本体には、吹出口が形成されている。パネルは、本体の前側を覆うように配置される。水平フラップは、吹出口から吹出される調和空気の風向を変更可能である。吹出口の開口周縁部のうちの上側縁部とパネルの下端部との間には、その背面側に向かって窪む窪み部が設けられている。そして、運転停止時には、窪み部及び吹出口が水平フラップにより覆われる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、吹出口の上側縁部とパネルの下端部との間に窪み部が設けられている。このため、水平フラップによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、パネルの下端部と本体との目地からパネルの背面と本体の前面との間に冷気が侵入してパネルの前面側と背面側との間に温度差が生じることで、パネルの前面に結露が発生するおそれを抑制することができる。また、この空調室内機では、運転停止時には、窪み部及び吹出口が水平フラップによって覆われるため、運転停止時に窪み部がユーザによって視認され難くなる。このため、運転停止時に窪み部が外部から視認されるような構成であるよりも、意匠性を向上させることができる。
これによって、空調室内機の前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることができる。
また、第1観点に係る空調室内機は、ファンを備える。ファンは、本体内に配置されている。ファンは、本体内に吸込んだ空気を吹出口へと向かわせる空気流れを形成する。本体は、グリルと、スクロールと、を有する。グリルは、前面パネルが前方に配置される前面部を含む。スクロールは、ファンの前側から吹出口に向かって延びている。スクロールは、調和空気を吹出口へと導く。そして、スクロールの前側端部は、窪み部の外周縁部下端に相当する部分であって前面部において吹出口近傍に位置する部分よりも所定長さだけ前方に突出している。この空調室内機では、スクロールの前側端部が前面部の吹出口近傍に位置する部分よりも前方に突出していることで、水平フラップによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、吹出口から吹出された冷気が前面部に沿うおそれを低減することができる。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点の空調室内機において、窪み部は、本体において上側縁部の上側に設けられている。このため、この空調室内機では、水平フラップによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、本体の上側縁部に沿った気流を本体から剥離させることができる。
これによって、パネルの下端部と本体との目地からパネルの背面と本体の前面との間に冷気が侵入するおそれを低減することができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第1観点又は第2観点の空調室内機において、窪み部の縦断面積は、10mm2以上である。この空調室内機では、窪み部の縦断面積が10mm2以上あることで、本体の上側縁部に沿った気流が本体から剥離しないおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機において、本体は、窪み部の外周縁部上端とパネルの下端部との間に、傾斜面を含む。傾斜面は、空調室内機の背面側に向かって傾斜している。そして、運転停止時には、窪み部及び吹出口に加えて、前記傾斜面が水平フラップにより覆われる。この空調室内機では、窪み部の外周縁部上端とパネルの下端部との間、すなわち窪み部の外周縁部上端の上側に傾斜面があることで、水平フラップが窪み部を覆っていないときでも、窪み部が目立つおそれを低減することができる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、その前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることができる。また、吹出口から吹出された調和空気が前面部に沿うおそれを低減することができる。
本発明の第2観点に係る空調室内機では、パネルの下端部と本体との目地からパネルの背面と本体の前面との間に冷気が侵入するおそれを低減することができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、本体の上側縁部に沿った気流が本体から剥離しないおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機では、窪み部が目立つおそれを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る空調室内機の縦断面図。 室内熱交換器及び室内ファンの組立体と前面グリルとを分解した図。 本体とフィルタとを分解した図。 本体と前面パネルとを分解した図。 吹出口付近の部分断面図。 吹出口の上側縁部付近の部分断面図。 上吹きモード実行時の吹出口付近の部分断面図。 水平吹きモード実行時の吹出口付近の部分断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る空調室内機100について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
(1)空調室内機100の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空調室内機100の縦断面図である。図2は、室内熱交換器13及び室内ファン14が底フレーム11に固定された室内熱交換器13及び室内ファン14の組立体に、前面グリル12を取り付ける際の説明図である。図3は、本体10にフィルタ15を取り付ける際の説明図である。図4は、前面パネル20を本体10(前面グリル12)に取り付ける際の説明図である。なお、図1中の破線矢印は、吸込口19から吸い込まれ室内ファン14へと至る空気流れ、或いは、室内ファン14から吹出口16へと至る空気流れを示している。
この空調室内機100は、全体として一方向に細長い形状を呈しており(図4等参照)、その長手方向が水平となるように、部屋の壁面に据え付けられている。空調室内機100は、冷房運転及び暖房運転を含む各種運転を行う。また、空調室内機100は、風向調整板としての水平フラップ17a,17bを備えており、図示しないリモコン等からの制御信号を受信することで或いは自動的にその姿勢を変更し、吹出口16から吹出される調和空気の風向を変更できるようになっている。
(2)空調室内機100の詳細構成
(2−1)本体10
本体10は、前面グリル12と底フレーム11とを有している。本体10の内部には、室内熱交換器13や室内ファン14等が収納されている。
(2−1−1)前面グリル12
前面グリル12は、例えば樹脂によって構成されており、前方から底フレーム11に取り付けられ、本体10の前面、左右両側面、天面、及び底面を構成する。前面グリル12は、背面全体が開口した薄型の略直方体形状を呈する。なお、背面側には、空調室内機100を部屋の壁面に据え付けるための据付板90が固定される。
前面グリル12の天面部120には、長手方向の両端部のうちの一方の端部を除き、吸込口19が形成されている。ここでは、図3に示すように、吸込口19は、天面部120の右側端部を除く略全面に形成されている。吸込口19は、室内空気を本体10内に吸込むための開口である。
前面グリル12の前面部121には、室内熱交換器13の前面側と対向する位置に吸込開口121bが形成されている。吸込開口121bと室内熱交換器13との間には、フィルタ15が配置されている。なお、フィルタ15は、室内熱交換器13の前方側から上方側まで延在しており、吸込口19から取り入れられた室内空気中の塵埃を捕集する。さらに、前面部121の下部には吹出口16を構成する開口121cが形成されている(図2参照)。
図5は、吹出口16付近の部分拡大図である。前面部121には、前面グリル12の背面側すなわち空調室内機100の背面側に向かって窪む窪み部124が設けられている。窪み部124は、前面部121における開口121cの開口周縁部のうちの上側縁部121dの上側に配置されている。なお、窪み部124については、後に詳しく説明する。
前面グリル12の底面部122は、図2に示すように、吹出口16を構成する開口122aが形成されている。ここでは、該開口122aは底面部122の前部に設けられており、前面部121の下部に形成された開口121c及び底フレーム11と共に吹出口16を構成する。
(2−1−2)底フレーム11
底フレーム11は、例えば樹脂によって構成されており、室内ファン14の下方、後方、側方を覆う形状を呈している。底フレーム11は、室内熱交換器13及び室内ファン14を固定する。
また、底フレーム11は、その下部において、前面グリル12と共に吹出口16を構成している。具体的には、図1に示すように、底フレーム11の有するスクロール110,111の下端部(前側端部)と前面グリル12とが吹出口16を構成している。
スクロール110,111は、調和空気を吹出口16へと導くものであり、室内ファン14から吹出口16へと向かう空気の流れる通風経路を構成する。図1に示すように、スクロール110,111は、室内ファン14の前後に対峙するように湾曲した隔壁であって、前側スクロール110と後側スクロール111とを含む。前側スクロール110は、室内ファン14の前側から吹出口16に向かって延びている。後側スクロール111は、室内ファン14の後側から吹出口16に向かって延びている。通風経路を通る空気は、スクロール110,111に沿って進み、スクロール110,111の終端の接線方向に送られる(図7参照)。したがって、吹出口16に水平フラップ17a,17bがなければ、吹出口16から吹出される調和空気の風向は、スクロール110,111の終端の接線に概ね沿った方向となる。
(2−2)水平フラップ17a,17b
水平フラップ17a,17bは、平面状、又は円弧状の板状の部材である。水平フラップ17a,17bは、吹出口16を塞ぐことのできる程度の面積を有している。ここでは、図1に示すように、円弧状の水平フラップ17a,17bが吹出口16を閉じた状態において、その外側面が前面パネル20の曲面の延長上にあるような外側に突出したなだらかな円弧曲面に仕上げられている。また、水平フラップ17a,17bの内側面は、外側面に対してほぼ平行な円弧曲面を成している。
水平フラップ17a,17bは、本体10に固定されているモータ(図示せず)が駆動することで回動軸18a,18b周りを回動することができるように構成されている。水平フラップ17a,17bは、回動軸18a,18b周りを回動することで、様々な姿勢を採ることができる。
水平フラップ17a,17bが吹出口16を開いている状態において、吹出口16から吹出された調和空気は、水平フラップ17a,17bの内側面に概ね沿って流れる。すなわち、スクロール110,111の終端の接線方向に沿って吹出された調和空気は、その風向が水平フラップ17a,17bによって変更される。
(2−3)室内熱交換器13及び室内ファン14
室内熱交換器13及び室内ファン14は、底フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器13及び室内ファン14は、空調室内機100の縦断面において、室内ファン14が空調室内機100の略中央に配置されており、逆V字型の形状を呈する室内熱交換器13が室内ファン14の上半分を囲むように配置されている。
室内熱交換器13は、通過する空気との間で熱交換を行う。室内ファン14は、例えばクロスフローファンであって、吸込口19を介して取り込んだ部屋内の空気を室内熱交換器13に当てて通過させた後に吹出口16へと向かわせ、吹出口16を介して部屋内へと吹出す空気流れを形成する。
(2−4)前面パネル20
前面パネル20は、例えば樹脂によって構成されており、本体10(前面グリル12)の前側を覆うように配置される。なお、ここでは、図1の破線矢印Aでも示されているように、前面パネル20と前面グリル12(前面部121)との間には、吸込口19から吸込まれた空気が吸込開口121bへと至るまでの通風経路となる隙間が形成されている。また、前面パネル20は、本体10の上部前方からなだらかな円弧曲面を描きながら吹出口16近傍に向かって延びている。
前面パネル20は、本体10に対して着脱自在に構成されており、ユーザや設置作業者は、本体10から前面パネル20を容易に取り外すことができる。着脱自在な構成としては、例えば、前面パネル20の上端が、前面グリル12の天面部120の前側端部に回動自在に支持されており、ヒンジ式に動作する構成などがある。
(3)吹出口16近傍の詳細構成
吹出口16は、本体10の下部に設けられており、空調室内機100の長手方向を長辺とする長方形の開口である。ここでは、図1に示すように、吹出口16は本体10の下部前方に設けられており、吹出口16の開口周縁部のうちの上側縁部16aと下側縁部16bとを結ぶ仮想面は、前方上向きに傾斜している。また、上述したように、吹出口16は、前面グリル12と底フレーム11とによって構成されている。そして、本実施形態では、図1に示すように、吹出口16の下側縁部16bが、前面グリル12の底面部122の一部により構成されている。一方で、吹出口16の上側縁部16aが、前側スクロール110の前側端部110aにより構成されている。より詳しくは、図5に示すように、前面グリル12の前面部121の下端部の一部である開口121cの上側縁部121dの下方に前側スクロール110の前側端部110aが配置されており、ここでは、前側スクロール110の前側端部110aが上側縁部121dよりも前方に突出するように、前面グリル12が底フレーム11に固定される。
図6は、吹出口16の上側縁部16a付近の部分断面図である。本実施形態では、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとは近接しておらず、図6に示すように、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間に隙間Sができるように、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとが離れて位置している。なお、空調室内機100の縦断面における該隙間Sの寸法M1は6mm以上になるように設計されており、該寸法M1は10mm以上あることがより好ましい。ここでは、前側スクロール110の前側端部110aから前面パネル20の下端部20aまでの距離が16mmとなるように設計されているため、該寸法M1は10mm以上になっている。また、隙間Sの鉛直方向の寸法M2は5mm以上になるように設計されており、該寸法M2は8mm以上あることがより好ましい。ここでは、前側スクロール110の前側端部110aを通る水平方向に延びる仮想面と、前面パネル20の下端部20aを通る水平方向に延びる仮想面との距離が6mmとなるように設計されているため、該寸法M2は5mm以上になっている。そして、運転停止時には、水平フラップ17a,17bが吹出口16だけでなく隙間Sを覆うように配置される。具体的には、図1や図5に示すように、運転停止時には、水平フラップ17aの前側端部17aaと前面パネル20の下端部20aとが隣接するように水平フラップ17aが配置される。このため、運転停止時には、吹出口16だけでなく該隙間Sが水平フラップ17a,17bによって覆われることで外部から該隙間Sが見えにくくなる。
さらに、前面グリル12の前面部121における開口121cの上側縁部121dの上側、すなわち、吹出口16の上側縁部16aの上側には、窪み部124が設けられている。図5及び図6に示すように、窪み部124は、前面部121において空調室内機100の背面側に向かって他の部分よりも窪んだ部分である。そして、運転停止時には、水平フラップ17a,17bが吹出口16だけでなく窪み部124を覆うように配置される。具体的には、図1や図5に示すように、運転停止時には、水平フラップ17aの前側端部17aaと前面パネル20の下端部20aとが隣接するように水平フラップ17aが配置される。このため、運転停止時には、吹出口16だけでなく窪み部124が水平フラップ17a,17bによって覆われることで外部から窪み部124が見えにくくなる。
また、前面部121は、窪み部124の外周縁部上端124aと前面パネル20の下端部20aとの間に、傾斜面125を含む。より詳しくは、図6に示すように、傾斜面125は、前面部121において、前面パネル20の下端部20aに対向して位置する部分121eから窪み部124の外周縁部上端124aまで延びている。そして、傾斜面125は、前面パネル20の下端部20aに対向して位置する部分121eに隣接する端部(以下、前端部125aという)が、窪み部124の外周縁部上端124aに隣接する端部(以下、後端部125bという)よりも前方に位置している。さらに、傾斜面125は、前端部125aが後端部125bよりも水平方向に対して上方に位置している。このため、傾斜面125は、空調室内機100の背面側に向かって傾斜しているといえる。なお、窪み部124は、その縦断面積が10mm2以上となるように設計されている。また、図5等に示すように、運転停止時には、水平フラップ17a,17bが吹出口16及び窪み部124だけでなく、傾斜面125を覆うように配置される。さらに、ここでは、図5及び図6に示すように、前側スクロール110の前側端部110aが、窪み部124の外周縁部下端124bに相当する前面部121の上側縁部121dよりも前方に位置している。このため、前側スクロール110の前側端部110aが、前面部121において吹出口16近傍に位置する部分よりも前方に突出しているといえる。
(4)調和空気の風向制御
本実施形態の空調室内機100は、水平フラップ17a,17bを回動させて水平フラップ17a,17bに所定の姿勢を採らせることで、調和空気を上方へと導く上吹きモードと、調和空気を前方(水平方向)へと導く水平吹きモードと、を少なくとも有している。
(4−1)上吹きモード
図7は、上吹きモード実行時の吹出口16近傍の部分断面図である。上吹きモードでは、水平フラップ17a,17bの前側端部17aaが後側端部17abよりも上側になる位置まで水平フラップ17a,17bを回動させる(図7参照)。なお、本実施形態のように水平フラップ17a,17bの内側面が円弧曲面をなしている場合は、内側湾曲面の前方端における接線L1が前後方向(水平方向)よりも前上がりになるまで水平フラップ17a,17bを回動させる。これにより、調和空気は、上向きに吹出される。
(4−2)水平吹きモード
図8は、水平吹きモード実行時の吹出口16近傍の部分断面図である。水平吹きモードでは、水平フラップ17a,17bの前側端部17aaと後側端部17abとが水平になる位置までフラップを回動させる(図8参照)。本実施形態では、水平フラップ17a,17bの内側湾曲面の前方端における接線L1が略水平になるまで水平フラップ17a,17bを回動させる。これにより、調和空気は、水平方向に吹出される。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態のように、本体の前方に前面パネルが配置されており、前面パネルの下方に吹出口が位置する構成の空調室内機において、水平フラップによって吹出口から吹出された調和空気の風向が上向きに調整されると、本体と前面パネルの下端部との目地から本体内に調和空気が吸込まれるショートサーキットが発生することがある。この調和空気が冷気である場合には、前面パネルの前面と背面との間に温度差が生じることで、前面パネルの下端部の前面に結露が生じてしまうことがある。
本実施形態では、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間には、窪み部124が設けられている。このため、冷房運転時に上吹きモードが実行されることで、水平フラップ17a,17bによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、前面パネル20の下端部20aと本体10(前面グリル12の前面部121)との目地部分から冷気が侵入するのを抑制することができる。これにより、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができる。
また、本実施形態によれば、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができるため、調和空気(吹出空気)の温度を上げることなく上吹きモードを実行することができる。
さらに、本実施形態では、運転停止時には、吹出口16だけでなく吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間の窪み部124も水平フラップ17a,17bによって覆われるため、運転停止時には窪み部124が外部から視認され難くなる。したがって、運転停止時に窪み部124が外部から視認されるような構成であるよりも、意匠性が低下するのを抑制することができる。
加えて、本実施形態では、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができるため、断熱材等の防露材を設ける必要がなく、見栄えがよくなる。
これによって、空調室内機100の前面における結露の発生を抑制し、かつ意匠性の低下の抑制を図ることができている。
(5−2)
本実施形態では、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間には、縦断面における寸法M1が6mm以上であり、かつ鉛直方向の寸法M2が5mm以上ある隙間Sが設けられている。このため、冷房運転時に水平吹きモードが実行されることで、水平フラップ17a,17bによって調和空気としての冷気の風向が水平向きに調整されたとしても、前面パネル20の下端部20aと本体10(前面グリル12の前面部121)との目地部分から冷気が侵入するのを抑制することができる。これにより、前面パネル20の下端部20aの前面が結露するおそれを低減することができている。
(5−3)
本実施形態では、窪み部124が、前面グリル12の前面部121において吹出口16の上側縁部16aの上側に位置する部分に設けられている。このため、冷房運転時に上吹きモードが実行されることで、水平フラップ17a,17bによって調和空気としての冷気の風向が上向きに調整されたとしても、吹出口16から吹出され吹出口16の上側縁部16aに沿う気流を、前面部121から剥離することができる。
これによって、前面パネル20の下端部20aと本体10(前面グリル12)との間に冷気が侵入することを抑制することができている。
(5−4)
本実施形態の窪み部124は、その縦断面積が10mm2以上となるように設計されている。このため、吹出口16の上側縁部16aに沿う気流が前面部121から剥離されずに前面パネル20の下端部20a近傍に位置する部分121eへと至るおそれを低減することができている。
(5−5)
本実施形態の前面グリル12の前面部121には、窪み部124の外周縁部上端124aと前面パネル20の下端部20aとの間に傾斜面125がある。そして、傾斜面125は、空調室内機100の背面側に向かって傾斜している。このため、空調室内機100の空調運転時、すなわち、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部との間の隙間Sを水平フラップ17a,17bが覆っていないときでも、窪み部124が目立つおそれを低減することができている。
(5−6)
ここで、前側スクロールに沿って吹出口に至った調和空気の一部は、吹出口の上側縁部に沿った気流になることがある。そうすると、吹出口の上側縁部が前面グリルの前面部によって構成されている場合には、前側スクロールに沿って吹出口に至った調和空気の一部は、その後、前面部に沿って上方へと流れるおそれがある。
本実施形態では、前側スクロール110の前側端部110aは、前面部121において吹出口16近傍に位置する部分よりも前方に突出している。そして、前側スクロール110の前側端部110aが吹出口16の上側縁部16aを構成している。これにより、前側スクロール110に沿って吹出口16に至った調和空気は、前側スクロール110の終端の接線に沿って吹出されるため、吹出口16から吹出された調和空気が前面グリル12の前面部121に沿って流れるおそれを低減することができている。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、前面パネル20の下端部20aと前面グリル12の前面部121との目地部分からの冷気の侵入を抑制することで、前面パネル20の下端部20aの前面において結露が発生するのを防止するために、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間の隙間Sが設けられている他に、前面部121に窪み部124が設けられると共に、前側スクロール110の前側端部110aを前面部121の下端部の一部である開口121cの上側縁部121dよりも前方に突出させている。
しかしながら、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部との間に隙間Sが設けられていれば、本発明はこれに限定されず、例えば、窪み部124や前側スクロール110の前側端部110aの構成を備えていなくてもよい。或いは、吹出口16の上側縁部16aと前面パネル20の下端部20aとの間に隙間Sを設けた構成に加えて、窪み部124及び前側スクロール110の前側端部110aの構成のいずれか一方のみを備えていてもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、窪み部124の外周縁部上端124aと前面パネル20の下端部20aとの間には、傾斜面125が配設されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、該傾斜面125が配設されていなくてもよい。ただし、意匠性向上の観点からは、傾斜面125が配設されていることが好ましい。
本発明によれば、空調室内機の前面における結露の発生を抑制し、かつ、意匠性の向上を図ることができる。
10 本体
12 前面グリル(グリル)
14 室内ファン(ファン)
16 吹出口
16a 上側縁部
20 前面パネル(パネル)
20a 下端部
100 空調室内機
110 前側スクロール(スクロール)
121 前面部
124 窪み部
125 傾斜面
17a,17b 水平フラップ
特開2003−232560号公報

Claims (5)

  1. 吹出口(16)が形成された本体(10)と、
    前記本体の前側を覆うように配置されるパネル(20)と、
    前記吹出口から吹出される調和空気の風向を変更可能な水平フラップ(17a,17b)と、
    を備え、
    前記吹出口の開口周縁部のうちの上側縁部(16a)と前記パネルの下端部(20a)との間には、その背面側に向かって窪む窪み部(124)が設けられており、
    運転停止時には、前記窪み部及び前記吹出口が前記水平フラップにより覆われる、
    空調室内機(100)。
  2. 前記窪み部は、前記本体において前記上側縁部の上側に位置している、
    請求項1に記載の空調室内機。
  3. 前記窪み部の縦断面積は、10mm2以上である、
    請求項1又は2に記載の空調室内機。
  4. 前記本体は、前記窪み部の外周縁部上端と前記パネルの前記下端部との間にその背面側に向かって傾斜する傾斜面(125)を含み、
    前記運転停止時には、前記窪み部及び前記吹出口に加えて前記傾斜面が前記水平フラップにより覆われる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室内機。
  5. 前記本体内に配置されており、前記本体内に吸い込んだ空気を前記吹出口へと向かわせる空気流れを形成するファン(14)、
    を備え、
    前記本体は、
    前記パネルが前方に配置される前面部(121)、を含むグリル(12)と、
    前記ファンの前側から前記吹出口に向かって延びており、調和空気を前記吹出口へと導くスクロール(110)と、
    を有し、
    前記スクロールの前側端部は、前記前面部において前記吹出口近傍に位置する部分よりも前方に突出している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空調室内機。
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