JP2018141575A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井パネルのコストを低減しつつ、体裁を良好に維持できる空気調和機を得ることにある。
【解決手段】空気調和機は、天井面に重なるように室内ユニットの下端に取り付けられ、空調すべき空間に空気を吹き出す吹出口が開口されたパネル片部を有する天井パネルと、天井パネルに支持され、吹出口を閉じる閉じ位置と吹出口を開放する開き位置との間で回動可能に天井パネルに支持されたフラットなルーバーと、を備えている。パネル片部は、天井パネルの外郭を規定する縁部を有する。ルーバーは、閉じ位置に回動された状態においてパネル片部を下方から全面的に覆う大きさを有する。ルーバーの先端縁から立ち上がる風向ガイドは、ルーバーが閉じ位置に回動された時にパネル片部の縁部に被さる。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、天井埋め込み型の空気調和機に関する。
天井埋め込み型の空気調和機は、天井裏に据え付けられた室内ユニットと、室内ユニットの下端に取り付けられた四角い天井パネルと、を備えている。天井パネルは、天井面に沿うような形態で空調すべき室内に露出されているとともに、天井パネルの外郭を規定する縁部が天井面に接している。
天井パネルは、室内の空気を吸い込む吸込みグリルと、吸込みグリルの周囲に位置された四つの吹出口と、を備えている。吹出口は、天井パネルの縁部に沿って延びる細長い開口形状を有し、当該吹出口に冷風又は温風の吹き出し方向を変化させるルーバーが設けられている。
ルーバーは、吹出口の開口形状に合致するような細長い形状を有するとともに、吹出口を閉じる閉じ位置と吹出口を開放する開き位置との間で回動可能に天井パネルに支持されている。ルーバーが閉じ位置に回動された状態では、ルーバーが水平となって天井パネルと同一の平面上に位置するようになっている。
国際公開第2015/111281号
従来の空気調和機によると、吹出口は、天井パネルの縁部と吸込みグリルとの間に位置されており、吹出口の開口側縁が天井パネルの縁部よりも吸込みグリルの側に片寄っている。
ルーバーは、吹出口の内側に配置されているので、ルーバーが閉じ位置に回動された状態では、吹出口の開口側縁とルーバーとの間の境界線が天井パネルの上に露出された形態となる。
この結果、室内から天井パネルを見上げた時に、吹出口とルーバーとの間の境界線が目に留まり易く、天井パネルの外観およびデザイン的な面で改善の余地がある。
しかも、天井パネルは、ルーバーが吹出口を閉じた状態においても室内に露出する。このため、天井パネルの外観を良好に維持するため、天井パネルに格別な仕上げ加工を施す必要があり、空気調和機のコストアップを招く一つの要因となる。
本発明の目的は、天井パネルのコストを低減しつつ、体裁を良好に維持できる空気調和機を得ることにある。
実施形態によれば、空気調和機は、天井裏に据え付けられる室内ユニットと、天井面に重なるように前記室内ユニットの下端に取り付けられ、空調すべき空間に空気を吹き出す吹出口が開口されたパネル片部を有する天井パネルと、前記吹出口を閉じる閉じ位置と前記吹出口を開放する開き位置との間で回動可能に前記天井パネルに支持されたフラットな形状を有するルーバーと、を備えている。
前記天井パネルの前記パネル片部は、前記吹出口から外れた位置に前記天井パネルの外郭を規定する縁部を有する。前記ルーバーは、前記閉じ位置に回動された状態において、前記パネル片部を下方から全面的に覆う大きさを有し、当該ルーバーが前記開き位置に回動された時に前記吹出口から吹き出す空気の流れ方向に沿う下流端に位置される前記ルーバーの先端縁に当該先端縁から立ち上がる風向ガイドが設けられている。前記ルーバーが前記閉じ位置に回動された状態では、前記風向ガイドが前記パネル片部の前記縁部に被さる。
第1の実施形態に係る天井埋め込み型の空気調和機の斜視図である。 室内ユニットと天井パネルとを互いに分離した状態を示す空気調和機の斜視図である。 ルーバーが開き位置に回動された状態を示す空気調和機の斜視図である。 第1の実施形態の空気調和機で用いる天井パネルの斜視図である。 第1の実施形態の空気調和機で用いる天井パネルの平面図である。 第1の実施形態の空気調和機で用いるルーバーの斜視図である。 ルーバーが閉じ位置に回動された時のルーバーと吹出口との位置関係を示す断面図である。 ルーバーが開き位置に回動された時のルーバーと吹出口との位置関係を示す断面図である。 第2の実施形態において、ルーバーが開き位置に回動された時のルーバーと吹出口との位置関係を示す断面図である。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図8を参照して説明する。
図1は、天井埋め込み型の空気調和機の斜視図、図2は、室内ユニットと天井パネルとを互いに分離した状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、空気調和機1は、天井裏に据え付けられる室内ユニット2と、室内ユニット2の下端に取り付けられた天井パネル3と、を主要な要素として備えている。室内ユニット2は、天井4に開けた開口部4a(図7に示す)に空調すべき室内の側から挿入されるとともに、複数の吊りボルト(図示せず)を介して例えば天井裏の梁から吊り下げられている。
室内ユニット2は、板金製のケーシング5を備えている。ケーシング5は、下向きに開口された箱形の要素であって、ケーシング5の周方向に連続した側面部5aを有している。さらに、ケーシング5の側面部5aの四隅に夫々吊り金具6が固定されている。吊り金具6は、ケーシング5の側面部5aから水平に突出されており、当該吊り金具6に前記吊りボルトの下端が連結されている。
図2に示すように、送風機7がケーシング5の内部に収容されている。送風機7としては、軸方向から空気を吸い込んで周方向に吐き出す、いわゆる遠心ファンを用いている。送風機7の上端は、ケーシング5の天板部で覆われているので、送風機7の下端が吸い込み側となる。
ケーシング5の下端部にドレンパン8が設けられている。ドレンパン8は、送風機7の周囲に配置された熱交換器(図示せず)から滴下するドレン水を受け止める要素であって、ケーシング5の下端部から露出されている。
ドレンパン8は、円形の開口部9を有している。開口部9は、ドレンパン8の中央に位置されている。ベルマウス10がドレンパン8の開口部9に嵌め込まれている。ベルマウス10は、送風機7の吸い込み側に連なる吸込口11を構成している。吸込口11は、ケーシング5の下端の中央部に位置されている。
さらに、ドレンパン8は、吸込口11を取り囲む四つの周縁部を有している。ドレンパン8の周縁部に熱交換器を通過した空気が導かれる四つの切欠部12が形成されている。切欠部12は、夫々ドレンパン8の周縁部に沿って延びる細長い形状を有している。ドレンパン8の周方向に隣り合う切欠部12は、互いに直交し合うような位置関係に保たれている。
天井パネル3は、室内ユニット2を室内から覆う要素であって、天井4の天井面4bに沿うような姿勢で配置されている。天井面4bは、空調すべき室内に露出されている。図2、図3および図4に示すように、天井パネル3は、吸込みグリル15および枠体16を備えている。吸込みグリル15は、天井パネル3の中央部に位置されている。
吸込みグリル15は、正方形状の外枠部17と、外枠部17で囲まれた格子部18と、を備えている。外枠部17を規定する四つの辺部は、所定の幅を有する細長いフラットな板状に形成されている。格子部18は、吸込口11の真下に位置するとともに、取り外し可能なフィルタを有している。
図4および図5に示すように、天井パネル3の枠体16は、吸込みグリル15を取り囲む正方形状の要素であって、天井4の開口部4aと室内ユニット2との間の隙間を室内の側から覆い隠している。
枠体16は、第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dと、第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dと、を備えている。第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dは、吸込みグリル15の外枠部17が有する四つの辺部に沿う真っ直ぐな形状を有している。隣り合う第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dは、互いに直交するような位置関係に保たれている。
第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dは、天井パネル3の四隅に位置するとともに、枠体16の周方向に隣り合う第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dの間を一体的に繋いでいる。
具体的に述べると、図5に示すように、第1のコーナ部22aは、第1のパネル片部21aと第4のパネル片部21dとの間を繋いでいる。第2のコーナ部22bは、第1のパネル片部21aと第2のパネル片部21bとの間を繋いでいる。第3のコーナ部22cは、第2のパネル片部21bと第3のパネル片部21cとの間を繋いでいる。第4のコーナ部22dは、第3のパネル片部21cと第4のパネル片部21dとの間を繋いでいる。
このことから、第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dは、第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dに連続する端部の一例であると言い換えることができる。したがって、第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dは、第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dを介して正方形状に枠組みされている。
図2ないし図5に示すように、第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dは、夫々真っ直ぐな縁部23a,23b,23c,23dを有している。枠部16の周方向に隣り合う縁部23a,23b,23c,23dは、互いに直交し合うような位置関係に保たれている。
さらに、第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dは、夫々直角に折れ曲がった端縁部24a,24b,24c,24dを有している。縁部23a,23b,23c,23dおよび端縁部24a,24b,24c,24dは、互いに協働して天井パネル3の外郭を規定している。
図4に示すように、本実施形態の吸込みグリル15は、外枠部17の一つの辺部が第1ないし第4のパネル片部22a,22b,22c,22dのいずれかに選択的に回動可能に連結されている。そのため、吸込みグリル15は、天井パネル3の枠体16に対し下向きに回動させることができる。これにより、吸込みグリル15の格子部18からフィルタを取り外して清掃したり、フィルタを交換するといった日常のメンテナンス作業を実施できる。
図3に示すように、天井パネル3は、熱交換器を通過した空気を室内に吹き出す四つの吹出口26を有している。吹出口26は、ドレンパン8が有する四つの切欠部12と向かい合うように、枠体16の第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dに形成されている。
吹出口26は、第1ないし第4のパネル片部22a,22b,22c,22dに沿って延びる細長い開口形状を有している。さらに、吹出口26は、第1ないし第4のパネル片部22a,22b,22c,22dの縁部23a,23b,23c,23dよりも吸込みグリル15の外枠部17の側に片寄っている。この結果、吹出口26は、縁部23a,23b,23c,23dから外れた位置で第1ないし第4のパネル片部22a,22b,22c,22dの上に開口されている。
図1ないし図5に示すように、四つのルーバー27が天井パネル3の枠体16に支持されている。ルーバー27は、吹出口26から室内に向けて吹き出す空気の吹き出し方向を変化させる要素であって、互いに共通の構成を有している。そのため、本実施形態では、第1のパネル片部21aの吹出口26に対応するルーバー27を代表して説明し、その他のルーバー27に関しては同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図6および図7に最もよく示されるように、ルーバー27は、フラットな薄い板であり、枠体16の第1のパネル片部21aを下方から全面的に覆うような大きさを有している。すなわち、ルーバー27は、第1のパネル片部21aと平行な状態において、吹出口26と向かい合う主部27aと、当該主部27aから第1のパネル片部22aの縁部23aに向けて延長された延長部27bと、を含んでいる。
さらに、ルーバー27は、室内に露出される化粧面28aと、化粧面28aの裏側に位置された背面28bと、ルーバー27の長手方向に延びた第1の側縁28cおよび第2の側縁28dと、ルーバー27の幅方向に延びた第1の端縁29aおよび第2の端縁29bと、を有している。
化粧面28aおよび背面28bは、夫々平坦な面である。第1の側縁28cおよび第2の側縁28dは、ルーバー27の長手方向に真っ直ぐに延びているとともに、当該ルーバー27の幅方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。第1の端縁29aおよび第2の端縁29bは、ルーバー27の幅方向に真っ直ぐに延びているとともに、当該ルーバー27の長手方向に互いに間隔を存して平行に配置されている。そのため、ルーバー27は、四つの角が全て直角な矩形状に形成されている。
図6に示すように、ルーバー27の第1の端縁29aに支持壁31aが形成されている。同様に、ルーバー27の第2の端縁29bに他の支持壁31bが形成されている。支持壁31a,31bは、ルーバー27の長手方向に向かい合うようにルーバー27の背面28bから起立されている。
支持壁31a,31bの外側面に夫々枢軸32a,32bが設けられている。枢軸32a,32bは、ルーバー27の長手方向に沿う水平線O1の上に同軸状に位置するように、支持壁31a,31bの外側面から互いに逆向きに突出されている。
ルーバー27の枢軸32a,32bは、第1のパネル片部21aの両側に位置された第1のコーナ部22aおよび第2のコーナ部22bに図示しない軸受を介して回動可能に支持されている。さらに、一方の枢軸32aは、図示しないモータに連結されている。そのため、ルーバー27は、枢軸32a,32bを中心に閉じ位置と開き位置との間で回動可能に枠体16に支持されている。
図1および図7は、ルーバー27が閉じ位置に回動された状態を示している。閉じ位置では、ルーバー27は、吹出口26を閉じるように第1のパネル片部21aの下で水平に横たわるとともに、第1のパネル片部21aを下方から全面的に覆い隠している。
図3および図8は、ルーバー27が開き位置に回動された状態を示している。開き位置では、ルーバー27は、吹出口26を開放するように起立している。すなわち、ルーバー27の主部27aおよび第1の側縁28cが吹出口26に入り込むとともに、延長部27bが第1のパネル片部21aの下方に向けて突出するような姿勢に傾いている。ルーバー27が開き位置に回動された状態では、ルーバー27の第2の側縁28dは、ルーバー27に対し吹出口26から吹き出す空気の流れ方向に沿う下流端に位置する先端縁と言い換えることができる。
図6ないし図8に示すように、補強部34がルーバー27の背面28bに一体に形成されている。補強部34は、ルーバー27の主部27aに対応するように当該ルーバー27の背面28bの中間部に位置されている。ルーバー27が開き位置に回動された状態では、補強部34が吹出口26の内側に入り込むようになっている。
補強部34は、フラットな羽根板35を有している。羽根板35は、ルーバー27の第1の側縁28cに沿うように一直線状に延びている。さらに、羽根板35の長手方向に沿う両端部にルーバー27の背面28bに向けて直角に折り曲げられた起立部36a,36bが形成されている。起立部36a,36bは、ルーバー27の幅方向に延びているとともに、その下端がルーバー27の背面28bに連結されている。
このため、羽根板35は、ルーバー27の背面28bと平行に配置されており、当該羽根板35とルーバー27の背面28bとの間には、狭小な風路37が形成されている。
複数のリブ38が風路37内に配置されている。リブ38は、ルーバー27の幅方向延びているとともに、ルーバー27の長手方向に間隔を存して並んでいる。リブ38は、羽根板35とルーバー27の背面28bとの間を結んでいる。
本実施形態のルーバー27は、第2の側縁28dから立ち上がる風向ガイド40を備えている。風向ガイド40は、ルーバー27の第2の側縁28dから上向きに直角に折り曲げられた要素であって、ルーバー27の化粧面28aと直交する外面40aおよび背面28bと直交する内面40bを有している。風向ガイド40は、ルーバー27の全長に亘って延びている。風向ガイド40の高さH1は、ルーバー27の全長に亘って一定に保たれている。
図7に示すように、ルーバー27が閉じ位置に回動された状態では、ルーバー27の風向ガイド40が第1のパネル片部21aの縁部23aに被さっている。そのため、第1のパネル片部21aは、ルーバー27が閉じ位置に回動されている限り、当該ルーバー27により室内に露出しないように覆い隠されている。この点は、第2ないし第4のパネル片部21b,21c,21dにおいても同様である。
加えて、ルーバー27が閉じ位置に回動された状態では、風向ガイド40の上端が天井面4bと向かい合うとともに、風向ガイド40の上端と天井面4bとの間に僅かな隙間gが形成されている。
図1ないし図5に示すように、枠体16の第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dは、夫々取り外し可能な化粧カバー41で覆われている。化粧カバー41は、第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dを下方から全面的に覆うようなフラットな形状を有している。
化粧カバー41の外周縁に上向きに立ち上がる起立壁42が形成されている。起立壁42は、第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dの端縁部24a,24b,24c,24dに被さっている。起立壁42の高さH2は、ルーバー27の風向ガイド40の高さH1と同一である。本実施形態では、ルーバー27が閉じ位置に回動された状態では、ルーバー27の風向ガイド40が化粧カバー41の起立壁42と協働して枠体16を取り囲むとともに、ルーバー27の化粧面28aが化粧カバー41に対し面一に連続する。
したがって、ルーバー27が吹出口26を閉じた状態では、室内から見えるのは、吸込みグリル15、四つのルーバー27および四つの化粧カバー41に止まり、天井パネル3の枠体16が室内に露出することはない。
天井パネル3の枠体16、吸込みグリル15の外枠部17および格子部18、ルーバー27ならびに化粧カバー41は、合成樹脂材料で形成されている。外枠部17、格子部18、ルーバー27ならびに化粧カバー41は、一体感を高めるために同一の色とすることが望ましい。
第1の実施形態において、空気調和機1が冷房運転する時、ルーバー27は、吹出口26から吹き出す冷風を天井面4bに沿うように水平方向に案内する。逆に、空気調和機1が暖房運転する時、ルーバー27は、吹出口26から吹き出す温風を天井面4bの下方に向けて案内する。
ルーバー27は、閉じ位置に回動された時に、吹出口26が開口された第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dを下方から全面的に覆う大きさを有している。具体的には、ルーバー27は、吹出口26と向かい合う主部27aから枠体16の外郭を規定する縁部23a,23b,23c,23dに向けて延長された延長部27bと、縁部23a,23b,23c,23dに被さる風向ガイド40を有している。
このため、ルーバー27が閉じ位置に回動された状態では、枠体16の第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dがルーバー27によって覆い隠されるとともに、ルーバー27と吹出口26との境界を示すような境界線が排除される。
加えて、ルーバー27が閉じ位置に回動された状態では、ルーバー27の化粧面28aが枠体16の第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dを覆う化粧カバー41に面一に連続する。
したがって、ルーバー27が閉じ位置に回動されている限り、天井パネル3が室内に露出することはなく、空気調和機1を室内から見上げた時にシンプルでスマートな外観を得ることができる。
さらに、天井パネル3の第1ないし第4のコーナ部22a,22b,22c,22dは、メンテナンス時を除き化粧カバー41で覆い隠されている。天井パネル3の第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dは、ルーバー27が開き位置に回動された時に、化粧カバー41の間から室内に露出されるに止まる。このため、天井パネル3の枠体16に体裁を維持するための格別な仕上げ加工を施す必要はなく、空気調和機1のコストを低減することができる。
本実施形態によると、図8に示すように、ルーバー27が開き位置に回動された状態では、吹出口26から吹き出す空気は、ルーバー27の化粧面28aおよび背面28bに沿って流れる。ルーバー27は、主部27aから延長された延長部27bを有し、当該延長部27bが吹出口26の下で第1ないし第4のパネル片部21a,21b,21c,21dの縁部23a,23b,23c,23dに向けて斜めに張り出している。
したがって、吹出口26からルーバー27の背面28bに向かう空気の主流を確実にルーバー27の背面28bの上に載せることができ、吹出口26からの空気の吹き出し方向をルーバー27の傾斜角度に応じて容易にコントロールすることができる。
それとともに、ルーバー27が開き位置に回動された状態において、ルーバー27の背面28bで案内された空気は、ルーバー27の下流端となる縁部23a,23b,23c,23dに達した時点で、縁部23a,23b,23c,23dから立ち上がる風向ガイド40に当たる。
この結果、傾斜されたルーバー27に沿うように吹出口26から斜め下向きに案内される空気は、図8に矢印で示すように、風向ガイド40に当たることで吹き出し方向が水平に変更される。したがって、ルーバー27の開度を拡げて室内に吹き出す空気量を十分に確保しつつ、空気を天井面4bに沿うように略水平方向に導くことができ、ドラフト感を緩和できる。
しかも、ルーバー27の開度を拡げることで、ルーバー27の化粧面28aおよび背面28bが起立するので、吹出口26から吹き出す空気の主流がルーバー27の化粧面28aおよび背面28bの双方に沿って流れる。言い換えると、ルーバー27の化粧面28aおよび背面28bが吹出口26から吹き出す空気の流れによって包まれる。
この結果、特に吹出口26から冷風が吹き出す冷房運転時において、ルーバー27の化粧面28aと背面28bとの間の温度差が小さくなり、ルーバー27に温度差に基づく結露が生じるのを回避できる。
本実施形態によると、ルーバー27は、背面28bに補強部34を有する。吹出口26から吹き出す空気の一部は、羽根板35と背面28bとの間の風路37を通過する。風路37は、羽根板35の起立部36a,36bの高さに相当する隙間により規定されているので、吹出口26の内側で風路面積が絞られている。このため、風路37を通過する空気の流れが強制的に絞られ、当該空気の流速が増大する。よって、風路37を通過する空気は、指向性が強く、遠くまで届く成分となる。
さらに、補強部34の存在により、ルーバー27の肉厚をある程度まで薄くしても、ルーバー27の強度を確保できる。このため、ルーバー27の反りを防止できるとともに、ルーバー27の化粧面28aの平坦度を維持して、ルーバー27の体裁を良好に維持することができる。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、ルーバー27の風向ガイド40の形状が第1の実施形態と相違しており、それ以外の空気調和機1の構成は、第1の実施形態と同様である。
図9に示すように、風向ガイド40は、ルーバー27の背面28bに連続する内面50を有している。内面50は、背面28bに対し直交することなく滑らかな円弧を描くように湾曲されている。
第2の実施形態によると、傾斜されたルーバー27に沿うように吹出口26から斜め下向きに吹き出す空気は、風向ガイド40の湾曲された内面50に当たることで吹き出し方向が水平に変更される。したがって、空気の流れ方向を円滑に変更することができ、風切り音を低く抑えることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…空気調和機、2…室内ユニット、3…天井パネル、4b…天井面、11…吸込口、15…吸込みグリル、16…枠体、21a,21b,21c,21d…第1ないし第4のパネル片部、23a,23b,23c,23d…縁部、26…吸込口、27…ルーバー、40…風向ガイド。

Claims (12)

  1. 天井裏に据え付けられる室内ユニットと、
    天井面に重なるように前記室内ユニットの下端に取り付けられ、空調すべき空間に空気を吹き出す吹出口が開口されたパネル片部を有する天井パネルと、
    前記天井パネルに支持され、前記吹出口を閉じる閉じ位置と前記吹出口を開放する開き位置との間で回動可能であるとともに、フラットな形状を有するルーバーと、を具備し、
    前記天井パネルの前記パネル片部は、前記吹出口から外れた位置に前記天井パネルの外郭を規定する縁部を有し、
    前記ルーバーは、前記閉じ位置に回動された状態において、前記パネル片部を下方から全面的に覆う大きさを有し、当該ルーバーが前記開き位置に回動された時に前記吹出口から吹き出す空気の流れ方向に沿う下流端に位置される前記ルーバーの先端縁に当該先端縁から立ち上がる風向ガイドが設けられ、
    前記ルーバーが前記閉じ位置に回動された状態では、前記風向ガイドが前記パネル片部の前記縁部に被さる空気調和機。
  2. 前記ルーバーが前記閉じ位置に回動された状態では、前記風向ガイドの上端が前記天井面と向かい合う請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記風向ガイドの上端と前記天井面との間に隙間が形成された請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記天井パネルは、前記パネル片部に連続する端部と、当該端部を下方から全面的に覆う取り外し可能な化粧カバーと、を含み、前記天井パネルの前記端部は、前記パネル片部の前記縁部と協働して前記天井パネルの外郭を規定する端縁部を有し、前記化粧カバーは、フラットな形状を有するとともに、当該化粧カバーの外周縁に前記端縁部に被さる起立壁が形成された請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 前記ルーバーは、空調すべき前記空間に露出される化粧面を有し、前記ルーバーが前記閉じ位置に回動された状態では、前記化粧面が前記化粧カバーに対し面一に連続する請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記ルーバーの前記風向ガイドの高さが前記化粧カバーの前記起立壁の高さと同一である請求項4又は請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記風向ガイドは、前記ルーバーの長手方向に沿う全長に亘って延びているとともに、前記風向ガイドの高さが前記ルーバーの全長に亘って一定である請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記ルーバーは、前記化粧面の裏側に位置された背面と、前記背面の長手方向に沿う中間部に設けられた補強部と、を含み、前記補強部は、前記ルーバーの前記背面と向かい合う羽根板を有し、当該羽根板と前記ルーバーの前記背面との間に前記吹出口から吹き出す空気が通過する風路が設けられた請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記羽根板を支える複数のリブが前記風路に設けられた請求項8に記載の空気調和機。
  10. 天井裏に据え付けられ、下向きに開口された吸込口を有する室内ユニットと、
    天井面に重なるように前記室内ユニットの下端に取り付けられた天井パネルと、を具備した空気調和機であって、
    前記天井パネルは、
    前記吸込口を下方から覆う吸込みグリルと、
    前記吸込みグリルを取り囲む四つのパネル片部を有し、各パネル片部に空調すべき空間に空気を吹き出す吹出口が開口された枠体と、
    前記枠体に支持され、前記吹出口を閉じる閉じ位置と、前記吹出口を開放する開き位置との間で回動可能であるとともに、フラットな形状を有する四つのルーバーと、を含み、
    前記天井パネルの前記パネル片部は、前記吹出口から外れた位置に前記天井パネルの外郭を規定する縁部を有し、
    前記各ルーバーは、前記閉じ位置に回動された状態において、前記各パネル片部を下方から全面的に覆う大きさを有し、当該ルーバーが前記開き位置に回動された時に前記吹出口から吹き出す空気の流れ方向に沿う下流端に位置する前記ルーバーの先端縁に当該先端縁から立ち上がる風向ガイドが設けられ、
    前記各ルーバーが前記閉じ位置に回動された状態では、前記風向ガイドが前記パネル片部の前記縁部に被さる空気調和機。
  11. 前記天井パネルは、隣り合う前記パネル片部を繋ぐ四つのコーナ部と、当該コーナ部を下方から全面的に覆う大きさを有する四つの化粧カバーと、をさらに備え、前記天井パネルの前記コーナ部は、夫々前記パネル片部の前記縁部と協働して前記天井パネルの外郭を規定する端縁部を有し、前記化粧カバーは、夫々フラットな形状を有するとともに、当該化粧カバーの外周縁に前記端縁部に被さる起立壁が形成された請求項10に記載の空気調和機。
  12. 前記ルーバーは、夫々空調すべき前記空間に露出される化粧面を有し、前記ルーバーが前記閉じ位置に回動された状態では、前記化粧面が前記化粧カバーに対し面一に連続する請求項11に記載の空気調和機。
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