JP2016139051A - 蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016139051A
JP2016139051A JP2015014692A JP2015014692A JP2016139051A JP 2016139051 A JP2016139051 A JP 2016139051A JP 2015014692 A JP2015014692 A JP 2015014692A JP 2015014692 A JP2015014692 A JP 2015014692A JP 2016139051 A JP2016139051 A JP 2016139051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
meandering
endless belt
belt
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015014692A
Other languages
English (en)
Inventor
溝口 聡
Satoshi Mizoguchi
聡 溝口
松本 晃一
Koichi Matsumoto
晃一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015014692A priority Critical patent/JP2016139051A/ja
Publication of JP2016139051A publication Critical patent/JP2016139051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】蛇行抑制用リブとリブガイドとの摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブおよびリブガイドの摩耗が抑制されたリブガイドの提供。
【解決手段】無端状のベルト基材62、およびベルト基材62の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブ64を備える無端ベルト60の内周面に接触し無端ベルト60を回転可能に支持するための支持ロールにおいて、軸方向の少なくとも一端部に設けられ、蛇行抑制用リブ64に接触して無端ベルト60の軸方向への蛇行を抑制するためのリブガイド76であって、蛇行抑制用リブ64に接触する表面が5μm以上50μm以下の表面うねりWC−tを有する画像形成装置用のリブガイド76。
【選択図】図2

Description

本発明は、蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置では、中間転ベルトユニットや、記録媒体搬送ベルトユニット、定着ベルトユニットなど、無端ベルトを複数の支持ロールに張架させたベルトユニットが適用されている。こうしたベルトユニットでは、無端ベルト軸方向の端部に帯状の蛇行抑制用リブを備え、且つ支持ロールに、前記蛇行抑制用リブに接触させて無端ベルトの軸方向への蛇行を抑制するための蛇行抑制用リブガイドを備えさせることがある。
例えば、特許文献1には、トナー像を保持して搬送するトナー像保持体としての無端ベルトおよび該無端ベルトを張架搬送するための複数のロールからなるベルト張架手段を有する画像形成装置において、前記無端ベルト内周面両端部に沿って設けられたリブ部材と、前記ベルト張架手段に含まれる駆動ロールの両端に配設され、前記リブ部材を案内するリブガイド部材と、前記無端ベルトおよび前記駆動ロール間の摩擦力を、該駆動ロール軸方向中央部よりも端部において小さくするための低摩擦化部とを設けた画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、エンドレスベルトの少なくとも片側端部にリブを設け、このエンドレスベルトをロール群に掛架し、それらロール中のテンションロールにより当該エンドレスベルトに張力をかけ、同ベルトの寄りを上記リブのロール溝への遊嵌またはガイドへの遊嵌により防止する電子写真記録装置のエンドレスベルトであり、固体潤滑剤を0.5重量%から5重量%含有した樹脂フィルムが開示されている。
特開平11−161037号公報 特開2000−356918号公報
本発明の課題は、蛇行抑制用リブに接触する表面の表面うねりWC−tが5μm未満である場合に比べ、蛇行抑制用リブと蛇行抑制用リブガイドとの摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブおよび蛇行抑制用リブガイドの摩耗が抑制された蛇行抑制用リブガイドを提供することにある。
上記課題は、以下の本発明によって解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
無端状のベルト基材、および前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブを備える無端ベルトの内周面に接触し該無端ベルトを回転可能に支持するための支持ロールにおいて、軸方向の少なくとも一端部に設けられ、前記蛇行抑制用リブに接触して前記無端ベルトの軸方向への蛇行を抑制するための蛇行抑制用リブガイドであって、
前記蛇行抑制用リブに接触する表面が5μm以上50μm以下の表面うねりWC−tを有する画像形成装置用の蛇行抑制用リブガイド。
請求項2に係る発明は、
前記蛇行抑制用リブに接触する表面の鋼に対する動摩擦係数が0.35以下である請求項1に記載の蛇行抑制用リブガイド。
請求項3に係る発明は、
無端状のベルト基材、および前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブを備える無端ベルトの内周面に接触し該無端ベルトを回転可能に支持するための支持ロールであって、
前記無端ベルトの内周面に接触する円筒状の支持ロール本体と、
前記支持ロール本体に対し軸方向の少なくとも一端部に設けられ、前記蛇行抑制用リブに接触して前記無端ベルトの軸方向への蛇行を抑制する、請求項1または請求項2に記載の蛇行抑制用リブガイドと、
を備える画像形成装置用のリブガイド付き支持ロール。
請求項4に係る発明は、
無端状のベルト基材、および前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブを備える無端ベルトと、
請求項3に記載のリブガイド付き支持ロールを少なくとも1つ含み、前記無端ベルトの内周面に接触して該無端ベルトを回転可能に支持する複数のロール群と、
を備える画像形成装置用のベルトユニット。
請求項5に係る発明は、
前記蛇行抑制用リブの前記蛇行抑制用リブガイドに接触する表面が1μm以下の粗さRaを有する請求項4に記載のベルトユニット。
請求項6に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
請求項4または請求項5に記載のベルトユニットを有し、前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を前記無端ベルトを介して記録媒体の表面に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
請求項1に係る発明によれば、蛇行抑制用リブに接触する表面の表面うねりWC−tが5μm未満である場合に比べ、蛇行抑制用リブと蛇行抑制用リブガイドとの摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブおよび蛇行抑制用リブガイドの摩耗が抑制された蛇行抑制用リブガイドが提供される。
請求項2に係る発明によれば、蛇行抑制用リブに接触する表面の鋼に対する動摩擦係数が前記範囲外である場合に比べ、蛇行抑制用リブおよび蛇行抑制用リブガイドの摩耗が抑制された蛇行抑制用リブガイドが提供される。
請求項3、4、および6に係る発明によれば、蛇行抑制用リブに接触する表面の表面うねりWC−tが5μm未満である場合に比べ、蛇行抑制用リブと蛇行抑制用リブガイドとの摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブおよび蛇行抑制用リブガイドの摩耗が抑制されたリブガイド付き支持ロール、ベルトユニット、および画像形成装置が提供される。
請求項5に係る発明によれば、蛇行抑制用リブの蛇行抑制用リブガイドに接触する表面の粗さRaが前記範囲外である場合に比べ、蛇行抑制用リブと蛇行抑制用リブガイドとの摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブおよび蛇行抑制用リブガイドの摩耗が抑制されたベルトユニットが提供される。
本実施形態に係るベルトユニットの構成の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るベルトユニットの構成の一例を示す部分断面図である。 本実施形態における無端ベルトの構成の一例を示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、機能・作用が共通する機能を有する部材には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明は省略する場合がある。
<ベルトユニット、リブガイド付き支持ロール、蛇行抑制用リブガイド>
本実施形態に係る画像形成装置用のベルトユニットは、無端ベルトと、前記無端ベルトの内周面に接触して該無端ベルトを回転可能に支持する複数のロール群と、を備える。
無端ベルトは、無端状のベルト基材と、前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブと、を備える。
また、前記複数のロール群は、その内の少なくとも1つに、本実施形態に係る画像形成装置用のリブガイド付き支持ロールを備える。
本実施形態に係る画像形成装置用のリブガイド付き支持ロールは、前記無端ベルトの内周面に接触する円筒状の支持ロール本体と、前記支持ロール本体に対し軸方向の少なくとも一端部に設けられ、前記蛇行抑制用リブに接触して前記無端ベルトの軸方向の移動(蛇行)を抑制する、本実施形態に係る画像形成装置用の蛇行抑制用リブガイド(以下単に「リブガイド」とも称す)と、を備える。
本実施形態に係る画像形成装置用の蛇行抑制用リブガイドは、前記蛇行抑制用リブに接触する表面が5μm以上50μm以下の表面うねりWC−tを有する。
ここで、本実施形態に係るベルトユニット、リブガイド付き支持ロール、およびリブガイドを、図を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るベルトユニットの構成の一例を示す概略構成図である。
図2は、本実施形態に係るベルトユニットの構成の一例を示す部分断面図である。尚、図2に示すベルトユニットでは、ベルト基材の軸方向(幅方向)の両端部において内周面側に蛇行抑制用リブが設けられている。
ベルトユニット70は、無端ベルト60と、無端ベルト60の内周面と接触して設けられ、無端ベルト60を回転可能に支持するリブガイド付き支持ロール72と、を備えている。リブガイド付き支持ロール72には、無端ベルト60の蛇行抑制用リブ64と接触して無端ベルト60の軸方向への蛇行を抑制するリブガイド76(規制部材)が設けられている。尚、図1に示すベルトユニットは、リブガイド付き支持ロール72を3つ備えているが、少なくともリブガイド付き支持ロールである支持ロール72を1つ以上備えていれば特に数の制限はない。
リブガイド付き支持ロール72は、無端ベルト60の内周面に接触する支持ロール本体74と、支持ロール本体74の軸方向両端部に設けられるリブガイド76(規制部材)と、を備え、さらに支持ロール本体74の軸方向両端面の中央部に連結され、リブガイド76を貫き当該軸方向外側に延在する軸体(シャフト)78と、を備える。
支持ロール本体74は、他の支持ロールと共に無端ベルト60内周面に接触し、張力を掛けつつ保持する機能を持つ。
リブガイド76は、蛇行抑制用リブ64と接触して無端ベルト60の軸方向への蛇行を規制する部材である。リブガイド76は、例えば、小径部76Aと小径部76Aに対して支持ロール本体74側に設けられた大径部76Bとを有する。小径部76Aと大径部76Bとの間が円錐台状となって一体的に形成され、同軸に連結されて構成されている。そして、リブガイド76は、支持ロール本体74と同軸に、軸体78により貫通されて設けられている。
本実施形態では、図2に示すように小径部76Aと大径部76Bとを連結する円錐台の部分に、蛇行抑制用リブ64の内側のエッジ部分、または内側のエッジ部分および内側の側面が接触することで、無端ベルト60の軸方向への蛇行を規制している。
また本実施形態では、リブガイド76と蛇行抑制用リブ64とが接触する面(即ち、リブガイド76の前記円錐台の部分と蛇行抑制用リブ64の内側のエッジ部分との接触界面、またはリブガイド76の前記円錐台の部分と蛇行抑制用リブ64の内側のエッジ部分および内側の側面との接触界面)に、潤滑性を与える観点で、潤滑剤(不図示)が付与される。
ここで、従来、無端ベルト60の蛇行抑制用リブ64とリブガイド付き支持ロール72のリブガイド76との接触面に付与される潤滑剤は、蛇行抑制用リブ64とリブガイド76との摺動が繰り返されるうち徐々に減少していくことがあった。潤滑剤が減少すると両者間での摩擦力が大きくなって蛇行抑制用リブ64およびリブガイド76に徐々に摩耗が生じ、蛇行抑制用リブ64やリブガイド76が摩耗した後においては、無端ベルト60の軸方向への移動(蛇行)の制御性に劣ることがあった。その結果、無端ベルト60の蛇行による画像乱れが生じることがあった。
尚、この現象は、特に多量の枚数(例えば100kPV(=100,000枚)以上)の画像形成が求められる画像形成装置に適用される場合に、より顕著となる傾向にある。
これに対し、本実施形態では、リブガイド76の蛇行抑制用リブ64に接触する表面が5μm以上50μm以下の表面うねりWC−tを有しており、これによって蛇行抑制用リブ64とリブガイド76との摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブ64およびリブガイド76における摩耗の発生が抑制される。その結果、前述の摺動の繰り返し後における無端ベルト60の蛇行が抑制され、該蛇行に起因する画像乱れが抑制される。
この効果が奏されるのは、リブガイド76の表面が前記の表面うねりWC−tを有しており、つまり該表面に凹凸を有することで該凹凸における凹部が潤滑剤を保持する潤滑剤溜りの役割を担い、両者の摺動が繰り返されても潤滑剤が良好に保持され、その結果潤滑剤の減少が抑制されるためと考えられる。また、リブガイド76の表面が前記の表面うねりWC−tを有することでリブガイド76と蛇行抑制用リブ64との接触面積が低減されて摩擦係数が低下し、この観点からも蛇行抑制用リブ64およびリブガイド76の摩耗が抑制されるためと考えられる。
・リブガイドの表面うねりWC−t
本実施形態に係るリブガイドの、蛇行抑制用リブに接触する表面における表面うねりWC−tは5μm以上50μm以下である。
リブガイドの表面うねりWC−tが5μm未満であると、潤滑剤を保持する能力が得られないものと考えられ、蛇行抑制用リブとリブガイドとの摺動が繰り返された後における蛇行抑制用リブおよびリブガイドの摩耗の発生が顕著となる。その結果、摺動の繰り返し後において無端ベルトの蛇行が発生し、該蛇行に起因する画像乱れが生じる。一方、表面うねりWC−tが50μmを超えると、リブガイド表面に備えられた凹凸の段差が大きくなり過ぎ、この凹凸の大きさに起因して無端ベルトにガタツキ(振動)が発生し、その結果ガタツキ(振動)に起因する画像乱れが生じることがある。
リブガイドの蛇行抑制用リブとの接触表面の表面うねりWC−tを前述の範囲に制御する方法としては、例えば粗面化処理(例えばヤスリを用いた切削加工などの一般的な切削加工法)を施して制御する方法、表面うねりWC−tが前述の範囲であるシート状の部材を表面に貼り付ける方法等が挙げられる。尚、詳細については後述する。
本実施形態では、潤滑剤を保持する能力を担わせる目的で、リブガイドの表面の表面うねりWC−tを上記範囲とする。尚、潤滑剤を保持する能力は、蛇行抑制用リブとリブガイドとのうちリブガイド側が担うことが好ましい。リブガイドが潤滑剤を保持することで、潤滑剤が蛇行抑制用リブから無端ベルトと接する他の部材へ移行することが抑制され、そのため該他の部材の潤滑剤による汚染が抑制される。また、蛇行抑制用リブとリブガイドとの接触界面からの潤滑剤の減少も抑制され、その結果蛇行抑制用リブとリブガイドとの摺動が繰り返された後においても、蛇行抑制用リブおよびリブガイドにおける摩耗の発生がより抑制される。
以上の観点から、リブガイドは粗面化処理を施す等の方法により表面うねりWC−tを前記範囲に制御し、一方蛇行抑制用リブには粗面化処理等を施さないことが好ましい。
・蛇行抑制用リブの表面の粗さ
潤滑剤を保持する能力を蛇行抑制用リブではなくリブガイド側に担わせることが好ましいとの観点で、蛇行抑制用リブのリブガイドに接触する表面における粗さRaは1μm以下であることが好ましく、さらに0.5μm以下がより好ましく、0.1μm以下が更に好ましい。
尚、前記蛇行抑制用リブの表面粗さRaおよびリブガイドの表面うねりWC−tは、具体的には以下の方法により測定される。
東京精密社製サーフコムを用い、表面うねりWC−tは、ろ波中心線うねり測定、測定長32mm、測定速度3.00mm/s、カットオフ種別:ガウシアン、算出規格:JIS’94規格、傾斜補正:最小二乗曲線補正、カットオフ波長:0.08mmから2.5mmにて測定する。
表面粗さRaは、粗さ測定、測定長2.5mm、測定速度0.6mm/s、カットオフ種別:2RC、算出規格:JIS’94規格、傾斜補正:最小二乗曲線補正、カットオフ波長:0.08mmで測定する。
・リブガイドの表面の動摩擦係数
リブガイドの蛇行抑制用リブに接触する表面の鋼に対する動摩擦係数は、0.3以下であることが好ましく、さらに0.1以下がより好ましい。
リブガイド表面の動摩擦係数が上記範囲であることにより、蛇行抑制用リブおよびリブガイドの摩耗がより抑制される。またこれに加え、本実施形態では潤滑剤を保持する能力をリブガイドに担わせる目的でリブガイドの表面うねりWC−tを上記範囲とし表面に凹凸を設けているが、蛇行抑制用リブおよびリブガイドの摩耗が抑制されることで、摩耗片によるリブガイド表面の凹凸の埋まり込みの発生も抑制され、その結果潤滑剤の保持能力の維持性が更に向上する。
リブガイドの蛇行抑制用リブとの接触表面の動摩擦係数は、リブガイドの材質の選択によって制御し得る。
尚、リブガイドの蛇行抑制用リブとの接触表面の動摩擦係数は、以下の方法により測定される。対鋼のピンオンディスク方式で、レスカ社製フリクションプレーヤーFPR−2100を用いる。0.05N/mmの圧力と速度0.6m/sの条件で動摩擦係数測定を実施する。
次いで、本実施形態に係るベルトユニットを構成するリブガイド付き支持ロールおよび無端ベルトの各部を構成する部材について詳述する。
<リブガイド付き支持ロール>
リブガイド付き支持ロール72は、無端ベルト60の内周面に接触する支持ロール本体74と、支持ロール本体74の軸方向両端部に設けられるリブガイド76(規制部材)と、を備え、さらに支持ロール本体74の軸方向両端面の中央部に連結され、リブガイド76を貫き当該軸方向外側に延在する軸体(シャフト)78と、を備える。
(支持ロール本体)
支持ロール本体74は、他の支持ロールと共に無端ベルト60内周面に接触し、張力を掛けつつ保持する機能を持つ。
支持ロール本体74は、軸方向両端が開口した円筒状体74Aと、該開口を塞ぐ蓋体74Bとで構成されている。支持ロール本体74の構成材料としては、例えば、アルミニウムが挙げられる。
支持ロール本体74の外周面には、無端ベルト60に負荷がかかったときにもベルトの滑りを生じさせない目的で、高摩擦材料層74Cを設けることが好ましい。高摩擦材料層74Cとしては、例えばポリウレタンの被覆層(好ましい厚さは5μm以上50μm以下、より好ましくは25μm程度)が適用し得る。
(リブガイド)
リブガイド76は、蛇行抑制用リブ64と接触して無端ベルト60の軸方向への蛇行を規制する部材である。リブガイド76は、例えば図2に示すごとく、小径部76Aと小径部76Aに対して支持ロール本体74側に設けられた大径部76Bとを有し、小径部76Aと大径部76Bとの間が円錐台状となって一体的に形成され、同軸に連結されて構成されている。尚、図2に示す態様では、小径部76Aと大径部76Bとを連結する円錐台の部分の表面が蛇行抑制用リブ64との接触表面であり、該接触表面が前述の範囲の表面うねりWC−tを有する。そして、リブガイド76と蛇行抑制用リブ64とが接触する面(即ち、図2に示す態様ではリブガイド76の前記円錐台の部分の表面)に、潤滑剤(不図示)が付与される。
尚、図2に示す形態では、リブガイド76は、支持ロール本体74の軸方向両端部に配置されているが、蛇行抑制用リブ64がベルト基材62の軸方向片端部のみに設けられている場合は、支持ロール本体74の軸方向両端部のうち、無端ベルト60の蛇行抑制用リブ64が設けられた側の端部にリブガイド76が設けられていればよい。
また、図2に示す形態では、リブガイド76が小径部76Aと大径部76Bとこの両者を連結する円錐台部分とが一体的に形成された形状を有するが、蛇行抑制用リブ64と接触して無端ベルト60の軸方向への蛇行を規制する性能を有する形状であれば、特に限定されない。例えば、支持ロール本体と同じ径を持つ円柱形状または円筒形状の部材を支持ロール本体と同軸に連結させて設けられ且つ蛇行抑制用リブ64が挿入される溝や切り欠きを周方向に沿って設けた形状等で構成してもよい。
リブガイド76の構成材料としては、表面が滑らかで、摺動性に優れたな樹脂材料を使用するのが好ましく、例えば、フッ素含有樹脂(具体的にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン/クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等)、ポリアセタール等が挙げられ、これら材料を1種で用いても2種以上を併用してもよい。
特に、リブガイド76の蛇行抑制用リブ64と接触する表面を構成する材料としては、表面の動摩擦係数を前述の範囲に制御する観点で、フッ素含有樹脂がより好ましく、中でもポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が更に好ましい。
−リブガイドの蛇行抑制用リブとの接触表面の表面うねりWC−tの制御−
リブガイド76の蛇行抑制用リブ64との接触表面の表面うねりWC−tを制御する方法としては、例えば以下の方法が挙げられる。
(1)粗面化処理を施す方法
リブガイド76の構成材料として列挙した前記材料の1種または2種以上を用い成形されたリブガイド76に対し、蛇行抑制用リブ64との接触表面(図2に示す形態では小径部76Aと大径部76Bとを連結する円錐台部分の表面)に、ヤスリを用いた切削加工などの方法により粗面化処理を施すことで、表面うねりWC−tを前述の範囲に制御する方法である。
(2)表面うねりWC−tが前述の範囲であるシート状の部材を表面に貼り付ける方法
リブガイド76の構成材料として列挙した前記材料の1種または2種以上を用いてリブガイドの母体を成形し、該母体の蛇行抑制用リブ64との接触表面(図2に示す形態では小径部76Aと大径部76Bとを連結する円錐台部分の表面)となる部分に、表面うねりWC−tが前述の範囲であるシート状の部材を貼り付ける方法である。
該シート状の部材としては、リブガイド76の構成材料として列挙した前記材料の1種または2種以上をシート状に成形し且つ表面うねりWC−tを前記範囲に制御したシート状部材、表面が前記範囲の表面うねりWC−tを有するシート状の基材の表面に更にリブガイド76の構成材料として列挙した前記材料の1種または2種以上を含浸させたシート状の複合部材(例えばガラス繊維を編み込んだガラスクロス、アラミド繊維を編み込んだアラミドクロス等のシート状基材に、フッ素含有樹脂等の前述の構成材料を含浸させ焼成したシート状の複合部材、またはそれにフッ素含有樹脂等のシートをラミネートした複合部材)等が挙げられる。
また、シート状の部材を表面に貼り付ける上記(2)の方法の場合、リブガイドの前記母体の材料としては、ポリアセタールが好ましい。
前記母体の蛇行抑制用リブ64との接触表面となる部分に前記シート状の部材を貼り付ける方法としては、特に限定されるものではなく、接着両面テープにより貼り付ける方法、接着剤を塗布し貼り付ける方法等、一般的な方法が採用される。
本実施形態に係るリブガイド付き支持ロール72は、例えば、テンションロール、ステアリングロール、アイドルロール、駆動ロール、バックアップロール等として、ベルトユニットに配置される。これらのロールは、用途に応じて設けられる。尚、本実施形態に係るベルトユニットには、例えば図1に示すように複数本の支持ロールが配されるが、全てのロールが前記構成のリブガイド付き支持ロールでなくてもよく、少なくとも1つの支持ロールに本実施形態に係るリブガイド76を備えていればよい。
<無端ベルト>
本実施形態に係るベルトユニットを構成する無端ベルトは、無端状のベルト基材と、前記ベルト基材の軸方向(幅方向)の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブ(以下単に「リブ」とも称す)と、を有する。
図3は、無端ベルトの構成の一例を示す概略図であり、一部分は断面を示している。無端ベルト60は、無端状のベルト基材62と、ベルト基材62の軸方向の一端部に沿って内周面側に配置された帯状の蛇行抑制用リブ64と、を有して構成されている。
以下、無端ベルトを構成するベルト基材と蛇行抑制用リブについて具体的に説明する。
(ベルト基材)
ベルト基材は樹脂を含んで無端状に形成されている。ベルト基材は単層でもよいし、2層以上積層された構造でもよい。
ベルト基材を構成する樹脂としては、例えば、ポリイミド樹脂、フッ化ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルエーテルエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられ、ポリイミド、ポリアミドイミドが好ましい。
ベルト基材は2種以上の樹脂を含んでもよいし、市販されている樹脂を用いて作製してもよい。
また、ベルト基材は、樹脂以外の材料を含んで構成されていてもよい。例えば、カーボンブラック等の導電剤、酸化防止剤、界面活性剤、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やSiO等の粒子などが挙げられる。
ベルト基材の厚みは、例えば無端ベルトを中間転写ベルトとして用いる場合には、例えば0.02mm以上0.2mm以下とすることが好ましい。
ベルト基材を製造する方法は特に限定されず、用途に応じて製造すればよい。例えば、円筒状金型に、ベルト基材作製用の塗布液(溶媒中に前記樹脂の原料や、樹脂以外の材料として列挙した前記の材料等を含む塗布液)を塗布し加熱乾燥し焼成してベルト状に成形する方法等が挙げられる。
(蛇行抑制用リブ)
蛇行抑制用リブ64は、例えば、厚さ方向の断面が長方形である帯状であり、ベルト基材62の端部の内周面側に周方向に沿って配置されている。
蛇行抑制用リブは弾性材料から構成されることが好ましい。蛇行抑制用リブを構成し得る材料としては、例えば、ポリウレタン、ネオプレンゴム、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ポリエステルエラストマー、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等の適度な硬度を有する弾性体等が挙げられる。これらの中でも、熱膨張率、引張応力、電気絶縁性、耐湿、耐溶剤、耐オゾン性、耐熱性、耐磨耗性、製造容易性等の観点から、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ポリエステルエラストマーが好ましく、ポリウレタンゴムがより好ましい。
尚、潤滑剤を保持する能力を蛇行抑制用リブではなくリブガイド側に担わせることが好ましいとの観点から、蛇行抑制用リブには粗面化処理を施さないことが好ましい。
具体的には、蛇行抑制用リブのリブガイドに接触する表面における表面粗さRaは1μm以下であることが好ましく、さらに0.5μm以下がより好ましく、0.1μm以下が更に好ましい。
蛇行抑制用リブは帯状であり、幅、厚み等は無端ベルトの使用条件等により定めればよい。蛇行抑制用リブの幅は、蛇行防止効果、耐久性等の点から、1mm以上10mm以下が好ましく、特に4mm以上7mm以下が好ましい。
また、蛇行抑制用リブの厚みは、特に制限されないが、蛇行抑制効果、耐久性等の観点から、1mm以上5mm以下が好ましく、3mm以上5mm以下がより好ましい。
ベルト基材62の端部における蛇行抑制用リブ64の位置(ベルト基材の側縁からの距離)は、無端ベルト60の用途、機能、適用する装置等に応じて設定すればよい。蛇行抑制用リブ64は、その端面がベルト基材62の軸方向端面と面一で設けられてもよい。
蛇行抑制用リブ64はベルト基材62の全周に連続的に設けることが好ましいが、複数の蛇行抑制用リブ64がベルト基材の全周に沿って断続的に設けられてもよい。
また、図3に示す無端ベルトは、ベルト基材62の軸方向の一端部側にのみ蛇行抑制用リブ64が設けられているが、両端部において周方向に沿って蛇行抑制用リブ64を設けてもよい。
更に、図3に示す無端ベルトは、ベルト基材62の内周面側に蛇行抑制用リブ64が設けられているが、蛇行抑制用リブ64は、無端ベルト60が適用される用途に応じてベルト基材62の外周面側に配置されていてもよい。
蛇行抑制用リブ64は、ベルト基材62に一体として形成されたものであっても、接着剤によって接着されてもよい。接着剤としては公知の接着剤を適用し得る。
・弾性接着剤
接着剤としては、例えば、セメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008、コニシ(株)製の特殊変成シリコンポリマーを主成分とするサイフレックス100などを挙げることができる。ベルト基材との接着強度よりセメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008がより好ましく用いられる。
・感熱性接着剤シート
感熱性接着剤シートとしては、ベルト基材62と蛇行抑制用リブ64との接着性に優れたものであれば特に限定されず、例えば、アクリル系、シリコーン系、天然または合成のゴム系、ウレタン系、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂系などの樹脂系材料を主材料とする接着剤シートが用いられる。
具体的には、東洋紡(株)製ポリエステル系接着剤シートGM−913、GM−920、ソニーケミカル(株)製ポリエステル系接着剤シートD3600などが挙げられる。ベルト基材62との接着強度よりソニーケミカル(株)製ポリエステル系接着剤シートD3600、東洋紡(株)製ポリエステル系接着剤シートGM−920が好ましく用いられる。
弾性接着剤または感熱性接着剤シートを用いた接着層の厚みは、0.01mm以上0.3mm以下が好ましく、より好ましくは0.02mm以上0.05mm以下である。接着層の厚みが0.01mm以上であれば均一性の高い接着強度が得られ易く、0.3mm以下では接着ムラによる蛇行抑制用リブ64の位置ずれが抑制される。
(潤滑剤)
本実施形態に係るベルトユニット70では、リブガイド76と蛇行抑制用リブ64とが接触する面に、潤滑剤(不図示)が付与される。
潤滑剤の内容としては、例えば、フッ素オイル(グリース)、シリコーンオイル等が挙げられ、これらの中でもパーフルオロポリエーテル(後述のHANARLの90%構成材料)がより好ましい。
尚、潤滑剤の動粘度(40℃環境下)としては、3mm/s以上1000mm/s以下が好ましい。該動粘度は、JIS−K2283に沿って粘度測定器(柴田科学社製、キャノンフェンスケ)を用いて測定される。
潤滑剤の市販品としては、例えばカントーカセイ(株)製のHANARL(登録商標)、東レ・ダウコーニング社製ポリオレフィンオイルのMOLYKOTE、信越化学工業社製ジメチルシリコーンオイルKF−96等が挙げられる。
(用途)
本実施形態に係るベルトユニットは、画像形成装置に用いられる。例えば、像保持体の表面に形成されたトナー画像を無端ベルトを介して記録媒体の表面に転写する転写装置(中間転写ベルト装置)、像保持体の表面に形成されたトナー画像を直接記録媒体に転写する態様において該記録媒体を前記転写の位置に搬送する記録媒体搬送装置、記録媒体の表面に転写するトナー画像に圧力を加えて画像を定着する定着ベルト装置等、画像形成装置における種々のベルトユニットとして用いられる。
ここで、本実施形態に係るベルトユニットを中間転写ベルト装置として用いた態様を例に、画像形成装置について説明する。
<画像形成装置>
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体(電子写真感光体)と、前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、前述の本実施形態に係るベルトユニットを有し、前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を前記無端ベルトを介して記録媒体の表面に転写する転写手段と、を備える。
本実施形態に係る画像形成装置は、前記した本実施形態に係るベルトユニットを転写ベルト装置として備えており、例えば、現像装置内に単色のトナーのみを収容するモノカラー画像形成装置でもよいし、トナーの色が互いに異なる複数の現像装置を備え、電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を中間転写体である無端ベルトに順次一次転写して色が異なるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置でもよい。
以下に、本実施形態に係る画像形成装置の一例として、色が異なるトナー像を重ねてカラー画像を形成する画像形成装置について説明する。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置の一例の構成を概略的に示している。図4に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」とも称する)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに定められた距離離間して並設されている。尚、これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置本体に対して脱着するプロセスカートリッジであってもよい。
各ユニット10Y、10M、10C、10Kの図面における上方には、各ユニットを通して中間転写体としての本実施形態に係るベルトユニットの無端ベルトを用いた中間転写ベルト20が配置されている。中間転写ベルト20は、図4における左から右方向に互いに離間して配置された駆動ロール22および中間転写ベルト20内面に接する支持ロール24に巻回されて設けられ、第1ユニット10Yから第4ユニット10Kに向う方向に走行(回転)するように、画像形成装置用のベルトユニットを構成している。
駆動ロール22および支持ロール24には、それぞれ前記リブガイド76が設けられている。
また、支持ロール24は、図示しないバネ等により駆動ロール22から離れる方向に付勢されており、両者に巻回された中間転写ベルト20に定められた張力が与えられている。また、中間転写ベルト20の像保持面側には、駆動ロール22と対向して中間転写体クリーニング装置30が備えられている。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給される。
上述した第1乃至第4ユニット10Y、10M、10C、10Kは、同等の構成を有しているため、ここでは中間転写ベルト走行方向の上流側に配設されたイエロー画像を形成する第1ユニット10Yについて代表して説明する。尚、第1ユニット10Yと同等の部分に、イエロー(Y)の代わりに、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を付した参照符号を付すことにより、第2乃至第4ユニット10M、10C、10Kの説明を省略する。
第1ユニット10Yは、像保持体として作用する感光体1Yを有している。感光体1Yの周囲には、感光体1Yの表面を定められた電位に帯電させる帯電ロール2Y、帯電された表面を色分解された画像信号に基づくレーザ光線3Yによって露光して静電荷像を形成する露光装置3、静電荷像に帯電したトナーを供給して静電荷像を現像する現像装置(現像手段)4Y、現像したトナー像を中間転写ベルト20上に転写する1次転写ロール5Y(1次転写手段)、および1次転写後に感光体1Yの表面に残存するトナーを、クリーニングブレードにて除去する感光体クリーニング装置(クリーニング手段)6Yが順に配設されている。
尚、1次転写ロール5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ロール5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ロールに印加する転写バイアスを可変する。各1次転写ロール5Y、5M、5C、5Kにもそれぞれ前記リブガイド76が設けられている。
以下、第1ユニット10Yにおいてイエロー画像を形成する動作について説明する。まず、動作に先立って、帯電ロール2Yによって感光体1Yの表面が−600V以上−800V以下程度の電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
静電荷像とは、帯電によって感光体1Yの表面に形成される像であり、レーザ光線3Yによって、感光層の被照射部分の比抵抗が低下し、感光体1Yの表面の帯電した電荷が流れ、一方、レーザ光線3Yが照射されなかった部分の電荷が残留することによって形成される、いわゆるネガ潜像である。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って特定の現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
現像装置4Y内には、例えば、イエロートナーが収容されている。イエロートナーは、現像装置4Yの内部で攪拌されることで摩擦帯電し、感光体1Y上に帯電した帯電荷と同極性(負極性)の電荷を有して現像剤ロール(現像剤保持体)上に保持されている。そして感光体1Yの表面が現像装置4Yを通過していくことにより、感光体1Y表面上の除電された潜像部にイエロートナーが静電的に付着し、潜像がイエロートナーによって現像される。イエローのトナー像が形成された感光体1Yは、引続き定められた速度で走行され、感光体1Y上に現像されたトナー像が定められた1次転写位置へ搬送される。
感光体1Y上のイエロートナー像が1次転写位置へ搬送されると、1次転写ロール5Yに定められた1次転写バイアスが印加され、感光体1Yから1次転写ロール5Yに向う静電気力がトナー像に作用され、感光体1Y上のトナー像が中間転写ベルト20上に転写される。このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性(−)と逆極性の(+)極性であり、例えば第1ユニット10Yでは制御部(図示せず)によって+10μA程度に制御されている。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
また、第2ユニット10M以降の1次転写ロール5M、5C、5Kに印加される1次転写バイアスも、第1ユニットに準じて制御されている。
こうして、第1ユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4ユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
第1乃至第4ユニットを通して4色のトナー像が多重転写された中間転写ベルト20は、中間転写ベルト20と中間転写ベルト20内面に接する支持ロール24と中間転写ベルト20の像保持面側に配置された2次転写ロール(2次転写手段)26とから構成された2次転写部へと至る。一方、記録媒体Pが供給機構を介して2次転写ロール26と中間転写ベルト20とが圧接されている隙間に定められたタイミングで給紙され、定められた2次転写バイアスが支持ロール24に印加される。このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性(−)と同極性の(−)極性であり、中間転写ベルト20から記録媒体Pに向う静電気力がトナー像に作用され、中間転写ベルト20上のトナー像が記録媒体P上に転写される。尚、この際の2次転写バイアスは2次転写部の抵抗を検出する抵抗検出手段(図示せず)により検出された抵抗に応じて決定されるものであり、電圧制御されている。
この後、記録媒体Pは定着装置(定着手段)28へと送り込まれトナー像が加熱され、色重ねしたトナー像が溶融されて、記録媒体P上へ定着される。カラー画像の定着が完了した記録媒体Pは、排出部へ向けて搬出され、一連のカラー画像形成動作が終了される。
尚、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介して複数のトナー像を重ねて記録媒体Pに転写する構成となっているが、本実施形態に係る画像形成装置はこれに限定されない。例えば、感光体の表面に形成した単色のトナー像を中間転写ベルト20を介して記録媒体に転写する方式の画像形成装置でもよい。
以下、実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。
[実施例1]
<リブガイド1の作製>
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、デュポン社製、商品名テフロン(登録商標))を用い、図2に示すリブガイド76の形状を有するリブガイドを成形した。その後、小径部76Aと大径部76Bとを連結する円錐台の部分の表面に、やすりを用いて切削加工を施し、表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製した。
<リブガイド付き支持ロール1の作製>
アルミニウム製の円筒状体74Aおよび蓋体74Bと、ポリウレタン製の被覆層(高摩擦材料層)74Cと、を有する、図2に示す構成の支持ロール本体74を準備した。
次いで、支持ロール本体74の軸方向両端部に前記リブガイドを同軸にして設置し、軸体78をリブガイドを貫くよう装着して、リブガイド付き支持ロール1を得た。
<無端ベルト1の作製>
ポリイミド溶液(ユニチカ社製UイミドKX/固形分濃度18質量%)中に、カーボンブラック(SPECIAL Black 4、エボニックデグサジャパン社製)を固形分質量比で4質量%となるように投入し、ジェトミル分散機(ジーナス社製:GeanusPY)で分散処理(200N/mm、5パス)を行った。
得られたカーボンブラック分散ポリアミド酸溶液を、ステンレス製20μmメッシュに通過させて、異物およびカーボンブラック凝集物を取り除いた。更に、攪拌しながら真空脱泡を15分間行い、ベルト基材形成用塗布液(固形分濃度:21質量%)を調製した。
調製した塗布液をアルミニウム製パイプの外面に塗布し、150℃で30分間回転乾燥した。次いで、このアルミニウム製パイプを315℃のオーブンに1時間入れた後、オーブンから取り出した。アルミニウム製パイプの外面に形成された樹脂フィルムをパイプから抜き取り、厚さ0.08mmの無端のベルト基材を得た。
蛇行抑制用リブの材料として、厚さ1mmの熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー(株)PU3)を用い、幅が5mmの蛇行抑制用リブを作製した。蛇行抑制用リブの長さは、無端ベルトの片端部の内周面のほぼ全周にわって貼り付けられる長さとした。
上記蛇行抑制用リブに対し、弾性接着剤(セメダイン(株)製、アクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008)を20μmの厚さで塗布した。ついで、ベルト基材の軸方向一端部の内面に配置し、0.03Mpaの圧力で加圧して蛇行抑制用リブ付き無端ベルト1を製作した。
<画像形成装置1の作製>
前記蛇行抑制用リブ付き無端ベルト1とリブガイド付き支持ロール1とを、富士ゼロックス製DocuPrintCP400における中間転写装置の中間転写ベルトおよび支持ロールとして装着し、且つ蛇行抑制用リブ付き無端ベルト1の蛇行抑制用リブとリブガイド付き支持ロール1のリブガイドとの接触面に潤滑剤としてカントーカセイ製のHANARLを付与し、画像形成装置1を得た。
[実施例2]
実施例1におけるリブガイド1を、下記リブガイド2に変更した以外は、実施例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
<リブガイド2の作製>
ポリアセタール(POM、ポリプラスチックス社製、商品名ジュラコン(登録商標))を用い、図2に示すリブガイド76の形状を有するリブガイドを成形した。その後、小径部76Aと大径部76Bとを連結する円錐台の部分の表面に、中興化成工業(株)製のシート状部材(ガラスクロスにPTFEを含浸させたシート、スーパーファブリックHGF−500−6)を両面テープで張り付け、表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製した。
[実施例3]
実施例1におけるリブガイド1の作製において、用いた材料を前記ポリテトラフルオロエチレンからポリアセタール(POM、ポリプラスチックス社製、商品名ジュラコン(登録商標))に変更した以外は、実施例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
[実施例4]
実施例1におけるリブガイド1の作製において、やすりを用いた切削加工の程度を調整し表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製したこと以外は、実施例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
[比較例1]
実施例3におけるリブガイドの作製において、やすりを用いた切削加工を行わずに表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製したこと以外は、実施例3に記載の方法により画像形成装置を作製した。
[比較例2]
さらに比較例1において、潤滑剤(カントーカセイ製、HANARL)を付与しなかったこと以外は、比較例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
[比較例3]
実施例1におけるリブガイドの作製において、やすりを用いた切削加工を行わずに表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製したこと以外は、実施例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
[比較例4]
実施例1におけるリブガイドの作製において、やすりを用いた切削加工の程度を調整し表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製したこと以外は、実施例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
[比較例5]
実施例1におけるリブガイドの作製において、やすりを用いた切削加工の程度を調整し表1に記載の表面うねりWC−tを有するリブガイドを作製したこと以外は、実施例1に記載の方法により画像形成装置を作製した。
−評価試験−
・蛇行抑制の維持性評価
富士ゼロックス製DocuPrintCP400を用いた前記画像形成装置により、200kPVまでの画像形成を実施し、リブ摩耗による摩擦係数の上昇によって無端ベルトの蛇行が発生しているか否かを、下記評価基準により評価した。
A:200kPVまで発生なし
B:150kPVまで発生なし
C:100kPVまで発生なし
D:100kPVで発生する場合と、発生なしの場合とが有り
E:100kPV未満で発生
・ガタツキ性評価
画像形成を実施した際に、ベルトユニットにおいてリブガイドの蛇行抑制用リブとの接触表面の表面うねりWC−tが大きい(大きな凹凸が存在する)ことに起因する無端ベルトのガタツキ(振動)の発生の有無を、下記評価基準により評価した。
A:表面うねりWC−tが大きいことに起因するガタツキの発生無し
B:表面うねりWC−tが大きいことに起因するガタツキが発生

リブガイドの蛇行抑制用リブとの接触表面における表面うねりWC−tが5μm以上50μm以下に制御されている上記実施例1〜4では、表面うねりWC−tが5μm未満となっている上記比較例1〜4に比べ、画像の形成を繰り返した後においても蛇行の抑制が維持されていることが分かる。また、上記実施例1〜4では、表面うねりWC−tが50μmを超えている上記比較例5に比べ、表面うねりWC−tが大きいことに起因するガタツキの発生も抑制されていることが分かる。
1Y、1M、1C、1K 電子写真感光体
2Y、2M、2C、2K 帯電ロール(帯電手段の一例)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置(静電潜像形成手段の一例)
4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ロール(転写手段の一部)
6Y、6M、6C、6K クリーニング装置
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(無端ベルトの一例)
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 2次転写ロール(転写手段の一部)
30 中間転写体クリーニング装置
60 無端ベルト
62 ベルト基材
64 蛇行抑制用リブ
70 ベルトユニット
72 支持ロール
74 支持ロール本体
76 蛇行抑制用リブガイド
78 軸体

Claims (6)

  1. 無端状のベルト基材、および前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブを備える無端ベルトの内周面に接触し該無端ベルトを回転可能に支持するための支持ロールにおいて、軸方向の少なくとも一端部に設けられ、前記蛇行抑制用リブに接触して前記無端ベルトの軸方向への蛇行を抑制するための蛇行抑制用リブガイドであって、
    前記蛇行抑制用リブに接触する表面が5μm以上50μm以下の表面うねりWC−tを有する画像形成装置用の蛇行抑制用リブガイド。
  2. 前記蛇行抑制用リブに接触する表面の鋼に対する動摩擦係数が0.35以下である請求項1に記載の蛇行抑制用リブガイド。
  3. 無端状のベルト基材、および前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブを備える無端ベルトの内周面に接触し該無端ベルトを回転可能に支持するための支持ロールであって、
    前記無端ベルトの内周面に接触する円筒状の支持ロール本体と、
    前記支持ロール本体に対し軸方向の少なくとも一端部に設けられ、前記蛇行抑制用リブに接触して前記無端ベルトの軸方向への蛇行を抑制する、請求項1または請求項2に記載の蛇行抑制用リブガイドと、
    を備える画像形成装置用のリブガイド付き支持ロール。
  4. 無端状のベルト基材、および前記ベルト基材の軸方向の少なくとも一端部において周方向に沿って設けられた帯状の蛇行抑制用リブを備える無端ベルトと、
    請求項3に記載のリブガイド付き支持ロールを少なくとも1つ含み、前記無端ベルトの内周面に接触して該無端ベルトを回転可能に支持する複数のロール群と、
    を備える画像形成装置用のベルトユニット。
  5. 前記蛇行抑制用リブの前記蛇行抑制用リブガイドに接触する表面が1μm以下の粗さRaを有する請求項4に記載のベルトユニット。
  6. 像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
    帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
    トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
    請求項4または請求項5に記載のベルトユニットを有し、前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を前記無端ベルトを介して記録媒体の表面に転写する転写手段と、
    を備える画像形成装置。
JP2015014692A 2015-01-28 2015-01-28 蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置 Pending JP2016139051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014692A JP2016139051A (ja) 2015-01-28 2015-01-28 蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014692A JP2016139051A (ja) 2015-01-28 2015-01-28 蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016139051A true JP2016139051A (ja) 2016-08-04

Family

ID=56559229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015014692A Pending JP2016139051A (ja) 2015-01-28 2015-01-28 蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016139051A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080234085A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Belt, belt guide and image forming apparatus having the same
JP2009086418A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Fuji Xerox Co Ltd ベルト装置及び画像形成装置
JP2011085804A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Fuji Xerox Co Ltd 帯部材駆動装置および画像形成装置
JP2012027376A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Ricoh Co Ltd ベルト走行装置、定着装置及び画像形成装置
JP2013068724A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 摺動シート、定着装置および画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080234085A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Belt, belt guide and image forming apparatus having the same
JP2009086418A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Fuji Xerox Co Ltd ベルト装置及び画像形成装置
JP2011085804A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Fuji Xerox Co Ltd 帯部材駆動装置および画像形成装置
JP2012027376A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Ricoh Co Ltd ベルト走行装置、定着装置及び画像形成装置
JP2013068724A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Xerox Co Ltd 摺動シート、定着装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130223903A1 (en) Image heating apparatus
JP5043805B2 (ja) 画像形成装置
JP2005301199A (ja) 定着部材、該定着部材を用いた定着装置および画像形成装置
US10073385B2 (en) Image forming apparatus having deviation suppression mechanism for intermediate transfer belt
JP2015068874A (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP4548548B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2002023514A (ja) 画像形成装置
JP2016139051A (ja) 蛇行抑制用リブガイド、ガイド付き支持ロール、ベルトユニットおよび画像形成装置
JP5365249B2 (ja) 無端ベルト
JP2007114277A (ja) クリーニング装置の評価方法、クリーニング装置および画像形成装置
JP4244837B2 (ja) 画像形成装置
US8958734B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2005309181A (ja) 中間転写ユニット
JP2009015137A (ja) 定着部材、定着装置、及び、画像形成装置
JP2010223417A (ja) 定着部材、定着装置、及び画像形成装置
JP2009093086A (ja) 転写ベルト装置及び画像形成装置
JP2016148816A (ja) 回転装置、定着装置及び画像形成装置
JP2015040863A (ja) 定着部材、定着装置及び画像形成装置
JP6079424B2 (ja) 定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置
JP6413526B2 (ja) 定着装置用シート状摺動部材、定着装置、及び画像形成装置
JP2015132799A (ja) 画像形成装置
JP2014178595A (ja) 定着装置用摺動部材、定着装置、及び画像形成装置
JP2013195938A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6103362B2 (ja) 画像形成装置
JP2014115566A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181023