JP2015068874A - ベルト搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を抑えつつ、ベルト部材の長寿命化を図ることができるベルト搬送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ベルト搬送装置において、複数の張架ローラのうち対向ローラ以外の他の張架ローラの回転軸を、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて傾斜させる軸傾斜手段は、他の張架ローラの軸端部に設けられ、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて他の張架ローラの回転軸に沿ってベルト幅方向一端側へ変位する軸方向変位部材と、軸方向変位部材に対してベルト幅方向一端側から当接する固定部材とを有し、軸方向変位部材の固定部材と当接する当接面が傾斜面であり、ベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、傾斜面の幅と同じになるように、ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量が軸方向変位部材により制御され、最大ベルト寄り量X、ベルト部材幅Y、対向ローラ幅Zとしたとき、Z>2X+Yの関係を満たす。
【選択図】図1
【解決手段】ベルト搬送装置において、複数の張架ローラのうち対向ローラ以外の他の張架ローラの回転軸を、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて傾斜させる軸傾斜手段は、他の張架ローラの軸端部に設けられ、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて他の張架ローラの回転軸に沿ってベルト幅方向一端側へ変位する軸方向変位部材と、軸方向変位部材に対してベルト幅方向一端側から当接する固定部材とを有し、軸方向変位部材の固定部材と当接する当接面が傾斜面であり、ベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、傾斜面の幅と同じになるように、ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量が軸方向変位部材により制御され、最大ベルト寄り量X、ベルト部材幅Y、対向ローラ幅Zとしたとき、Z>2X+Yの関係を満たす。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられるベルト搬送装置、及び、そのベルト搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスを用いた画像形成装置としては、潜像担持体上に形成した各色のトナー像を中間転写体に一次転写した後に、記録材に対して二次転写するカラー画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置における二次転写装置には、ローラ転写方式とベルト転写方式がある。ローラ転写方式は、中間転写体と転写ローラとの間で記録材を挟持して搬送しながら二次転写を行う方式である。一方、ベルト転写方式は、二次転写装置の張架ローラ間に張架した無端状のベルト部材である二次転写ベルトと中間転写体との間で記録材を挟持して搬送しながら二次転写を行う方式である。
ベルト転写方式は、中間転写体との間で記録材を挟持する二次転写ニップの記録材搬送方向上流側及び下流側の少なくとも一方の二次転写ベルト部分で、記録材を吸着搬送する。そのため、中間転写体との間で記録材を挟持する二次転写ニップだけでなく、その記録材搬送方向上流側や下流側でも、記録材を保持して搬送力を付与できる。よって、ベルト転写方式は、一般に、記録材の安定搬送に関してローラ転写方式よりも好適である。
ただし、ベルト転写方式は、一般的なベルト搬送装置と同様、二次転写ベルトがベルト幅方向の一端側へ寄ってしまうベルト寄りが生じたり、ベルト幅方向の各端部へ向かうベルト寄りが繰り返されるベルト蛇行が生じたりする現象が発生し得る。
ベルト寄りやベルト蛇行は、二次転写装置を構成する構造体の組付け寸法公差、例えば二次転写ベルトを張架支持する複数の張架ローラの回転軸の平行度やローラ外径のばらつき、二次転写ベルト自体の周長変化による張力の不均一化などが原因で発生する。
詳しくは、これらの原因によって二次転写ベルトが直線走行せずに張架ローラ軸方向(ベルト幅方向)に変位した状態で走行することで、その変位した方向に寄せられてベルト寄りが発生する。特に、小型の二次転写装置の場合、支持ロール間における軸間距離が短い関係で、張架ローラの組付け寸法公差がベルト寄りの発生に影響しやすく、ベルト寄りを抑制することの要請が強い。
特許文献1には、ベルト内周面のベルト幅方向両端にガイドリブを設けたリブ方式のベルト寄り規制手段が開示されている。このリブ方式のベルト寄り規制手段は、ベルト寄りによってベルトがベルト幅方向へ移動したときに、ガイドリブが張架ローラの端面に当接することで、それ以上のベルト幅方向への移動を制限するものである。
また、特許文献2には、ベルトを張架している複数の張架ローラの一つであるステアリングローラを装置本体に対して傾動可能に設けたステアリング方式のベルト寄り規制手段が開示されている。このステアリング方式のベルト寄り規制手段は、ベルト寄り検知手段によりベルト寄りの発生を検知したら、モータなどの駆動源からの駆動力によってステアリングローラを傾かせて、ベルト寄りを戻す方向にベルトを幅方向へ移動させる。
特許文献1に開示されたリブ方式のベルト寄り規制手段では、ベルト幅方向両端に貼り付けるリブ分を考慮して、二次転写ベルトを張架する全ての張架ローラの軸方向の幅よりも二次転写ベルトの幅を大きくしなければならない。そのため、装置の小型化という観点から好ましくない。
また、二次転写ベルトの幅が張架ローラである転写ローラの軸方向の幅よりも大きい場合には、次のような問題が生じ得る。すなわち、二次転写ニップを二次転写ベルトが二次転写ニップを通過する際、中間転写体によって二次転写ベルトが転写ローラのエッジ部分に押し付けられ、二次転写ベルトの幅方向端部を座屈させるような座屈荷重が二次転写ベルトにかかる。そのため、二次転写ニップを通過する度に、前記座屈荷重がかかることで、二次転写ベルトが損傷し二次転写ベルトの短寿命化を招いてしまう。
一方、特許文献2に開示されたステアリング方式のベルト寄り規制手段では、ベルト幅方向両端にガイドリブを設ける必要がない。そのため、リブ方式のベルト寄り規制手段を用いる場合よりも、二次転写ベルトの幅を張架ローラの軸方向の幅よりも小さくすることができる。このため、二次転写ベルトが二次転写ニップを通過するときに前記座屈荷重を受けるのを抑制し、二次転写ベルトの長寿命化を図ることができる。
ところが、特許文献2に開示されたステアリング方式のベルト寄り規制手段では、ステアリングローラを傾動させるための駆動源を配置するスペースが必要になるため、その分、装置の大型化を招いてしまう。また、単に二次転写ベルトの幅を転写ローラの軸方向の幅よりも小さくしただけでは、二次転写ベルトにベルト寄りが生じたときに、二次転写ベルトの幅方向端部が転写ローラのエッジ部からはみ出してしまい、前記座屈荷重がかかってしまうおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、装置の大型化を抑えつつ、ベルト部材の長寿命化を図ることができるベルト搬送装置、及び、そのベルト搬送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、無端状のベルト部材と、前記ベルト部材を回転可能に張架する複数の張架ローラと、前記ベルト部材のベルト幅方向への寄りを規制するベルト寄り規制手段とを備えたベルト搬送装置において、前記ベルト寄り規制手段は、前記複数の張架ローラのうち前記ベルト部材を挟んで回転体と対向する対向ローラ以外の他の張架ローラの回転軸を、該ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて傾斜させることで、該ベルト部材のベルト寄りの範囲を所定の規制範囲内に規制する軸傾斜手段を含み、前記軸傾斜手段は、前記他の張架ローラの軸端部に設けられ、前記ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて該他の張架ローラの回転軸に沿ってベルト幅方向一端側へ変位する軸方向変位部材と、該軸方向変位部材に対して該ベルト幅方向一端側から当接する固定部材とを有し、前記軸方向変位部材の前記固定部材と当接する当接面が傾斜面であり、該ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて該軸方向変位部材が該傾斜面に沿って該固定部材に対して相対移動することにより、前記他の張架ローラの前記軸端部が変位することで、該他の張架ローラの回転軸が傾斜し、前記ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、前記傾斜面のベルト幅方向の幅と同じになるように、該ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量が前記軸方向変位部材によって制御されており、前記ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量をX、前記ベルト部材のベルト幅方向の幅をY、前記対向ローラのベルト幅方向の幅をZとしたとき、Z>2X+Yの関係を満たすことを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、装置の大型化を抑えつつ、ベルト部材の長寿命化を図ることができるという優れた効果がある。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置である所謂タンデム型中間転写方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。
本実施形態のプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kを備えている。4つのプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kは、ドラム状の感光体1Y,1M,1C,1Kをそれぞれ有している。
本実施形態のプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kを備えている。4つのプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kは、ドラム状の感光体1Y,1M,1C,1Kをそれぞれ有している。
感光体1Y,1M,1C,1Kの周りにはそれぞれ、帯電装置2Y,2M,2C,2K、現像装置5Y,5M,5C,5K、ドラムクリーニング装置4Y,4M,4C,4K、除電装置(不図示)などが設けられている。
プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kは、互いに異なる色(Y、M、C、K)のトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの上方には、感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に対してレーザー光Lを照射して静電潜像を書き込むための、不図示の光書込ユニットが配設されている。
プロセスユニット6Y,6M,6C,6Kの下方には、ベルト部材たる無端状の中間転写ベルト8を備えたベルト搬送装置としての転写ユニット7が配設されている。
転写ユニット7は、中間転写ベルト8の他に、中間転写ベルト8のループ内側に配設された複数の張架ローラや、ループ外側に配設されたテンションローラ15や、ベルトクリーニング装置100などを備えている。
中間転写ベルト8のループ内側には、複数の張架ローラとして、4つの一次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kと、従動ローラ10と、駆動ローラ11と、二次転写対向ローラ12と、クリーニング対向ローラ13と、塗布ブラシ対向ローラ14とが配設されている。これらローラは何れも、自らの周面の一部に中間転写ベルト8を掛け回してベルト張架を行う張架ローラとして機能している。
なお、クリーニング対向ローラ13と塗布ブラシ対向ローラ14とは、必ずしも一定の張力を中間転写ベルト8に付与する働きを持たなければならないということはなく、中間転写ベルト8の回転に伴って従動回転するものでもよい。
中間転写ベルト8は、図示しない駆動手段である駆動モータによって、図中時計回りに回転駆動される駆動ローラ11の回転により、図中時計回り方向に無端移動せしめられる。
中間転写ベルト8のループ内側に配設された4つの一次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kは、感光体1Y,1M,1C,1Kとの間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のループ外側の面であるおもて面と、感光体1Y,1M,1C,1Kとが当接するY、M、C、K用の一次転写ニップが形成されている。
なお、一次転写ローラ9Y,9M,9C,9Kには、それぞれ図示しない電源によってトナーの正規帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加される。
また、ベルトループ内側に配設された二次転写対向ローラ12は、後述するベルトループ外側に配設された二次転写ローラ62との間に中間転写ベルト8と二次転写ベルト61を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のおもて面と、二次転写ベルト61とが当接する二次転写ニップが形成されている。
なお、二次転写ローラ62と分離ローラ63とを2軸として二次転写ベルト61を支持している本構成において、二次転写ローラ62は図示しない加圧手段により加圧・脱圧を制御されている。そして、画像形成動作時に記録紙Pが搬送されてくる際には、前記加圧手段により加圧され二次転写対向ローラ12と二次転写ニップを形成する。
二次転写対向ローラ12には不図示の電源によってトナーの正規帯電極性と同極性の二次転写バイアスが印加されており、二次転写ローラ62は電気的に接地されている。二次転写ローラ62を電気的に接地することで、高圧による周辺部材へのリークなどを生じ難くすることができる。
図3は、二次転写装置60及びその近傍の拡大図である。図4は、二次転写装置60の斜視図である。
転写ユニットの下方には、無端状のベルト部材である二次転写ベルト61が、二次転写ローラ62と分離ローラ63とによって回転可能に張架された二次転写装置60が設けられている。
また、二次転写ベルト61のループ外側の面であるおもて面には、二次転写ローラ62を対向ローラとして、クリーニングブレード23が当接されている。そして、クリーニングブレード23により、二次転写ベルト61の表面に付着したトナーや紙粉などの付着物が掻き落され、二次転写ベルト61のおもて面がクリーニングされる。
二次転写ローラ62は、図示しない駆動源である駆動モータからの駆動力により駆動され、二次転写ベルト61を従動回転させている。
なお、二次転写ベルト61は、中間転写ベルト8から駆動をもらって中間転写ベルト8の回転に従動回転することも可能であるが、記録紙Pが二次転写ニップを通過する際には中間転写ベルト8から二次転写ベルト61への駆動が伝わり難くなる。そのため、二次転写ベルト61に速度変動が生じ易くなってしまうため好ましくはない。
二次転写ニップで、中間転写ベルト8からトナー画像が転写された記録紙Pは、静電吸着力により二次転写ベルト61に担持されて搬送される。
二次転写ベルト61よりも記録紙搬送方向下流側には、記録紙搬送装置31が配設されている。静電吸着力により二次転写ベルト61に貼り付いて搬送されてくる記録紙Pは、分離ローラ63によって曲率分離により二次転写ベルト61から剥離され、記録紙搬送装置31に受け渡される。
また、中間転写ベルト8のループ内側に設けられたクリーニング対向ローラ13や塗布ブラシ対向ローラ14と対向するように、ベルトクリーニング装置100のクリーニングブラシローラ101や塗布ブラシローラ103がループ外側に設けられている。そして、クリーニング対向ローラ13や塗布ブラシ対向ローラ14と、クリーニングブラシローラ101や塗布ブラシローラ103との間に、中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のおもて面と、クリーニングブラシローラ101や塗布ブラシローラ103とが当接するクリーニングニップが形成される。
ベルトクリーニング装置100は、中間転写ベルト8をクリーニングするベルトクリーニングユニットである。ベルトクリーニング装置100には、PET繊維からなるクリーニングブラシローラ101と、ウレタンゴムからなるクリーニングブレード102とが、中間転写ベルト8のおもて面に当接され配置されている。
二次転写後の中間転写ベルト8のおもて面に残留したトナーや紙粉をクリーニングブラシローラ101によりプレクリーニングする。そして、クリーニングブラシローラ101よりも中間転写ベルト回転方向下流側にあるクリーニングブレード102によって、プレクリーニングした後も前記おもて面に付着しているトナーなどを堰き止めて、中間転写ベルト8のおもて面を清掃する。
また、クリーニングブレード102よりも中間転写ベルト回転方向下流側ででは、中間転写ベルト8のおもて面に潤滑剤104を塗布する塗布ブラシローラ103が中間転写ベルト8のおもて面に当接されている。
なお、ベルトクリーニング装置100は、中間転写ベルト8と一体的に交換可能になっている。一方、ベルトクリーニング装置100と中間転写ベルト8とで寿命設定が異なる場合には、ベルトクリーニング装置100を中間転写ベルト8とは独立してプリンタ本体に着脱可能としても良い。
本実施形態のプリンタは、記録紙Pを収容する給紙カセット41や、給紙カセット41から記録紙Pを給紙路に給紙する給紙ローラ42などを有する給紙装置40を備えている。
また、給紙装置40から送られてきた記録紙Pを受け入れて、二次転写ニップに向けて所定のタイミングで記録紙Pを送り出すレジストローラ対16を、上述した二次転写ニップよりも記録紙搬送方向上流側に備えている。
また、記録紙搬送装置31よりも記録紙搬送方向下流側には、定着装置18が設けられており、記録紙搬送装置31により搬送された記録紙P上のトナー像が、定着装置18で熱と圧力とにより記録紙P上に定着される。そして、定着装置18によりトナー像が定着された記録紙Pは、定着装置18よりも記録紙搬送方向下流側に設けられた排紙ローラ対19によって機外に排出される。
また、現像装置5Y,5M,5C,5Kに対し、Y,M,C,Kトナーを補給する、不図示のY,M,C,K用のトナー補給装置も備えている。
中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)等を、単層または複数層で構成している。また、カーボンブラック等の導電性材料を分散させ、その体積抵抗率が108[Ω・cm]〜1012[Ω・cm]、且つ、表面抵抗率が109[Ω・cm]〜1013[Ω・cm]の範囲となるよう調整されている。
なお、必要に応じて、中間転写ベルト8の表面に離型層をコートしても良い。コートに用いる材料としては、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パ−フルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレ−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)等のフッ素樹脂が使用できるが、これに限定されるものではない。
中間転写ベルト8の製造方法としては、注型法や遠心成形法などがあり、必要に応じて中間転写ベルト8の表面を研磨しても良い。
ここで、中間転写ベルト8の体積抵抗率が上述した範囲を超えると、転写に必要なバイアスが高くなるため、電源コストの増大を招くため好ましくない。また、転写工程や記録紙剥離工程などで中間転写ベルト8の帯電電位が高くなり、且つ、自己放電が困難になるため除電手段を設ける必要が生じる。
また、体積抵抗率及び表面抵抗率が上述した範囲を下回ると、帯電電位の減衰が早くなるため自己放電による除電には有利となるが、転写時の電流が面方向に流れるためトナー飛び散りが発生してしまう。
したがって、中間転写ベルト8の体積抵抗率及び表面抵抗率としては、上述した範囲内にすべきである。
なお、中間転写ベルト8の体積抵抗率及び表面抵抗率の測定は、次のように行った。高抵抗抵抗率計(三菱化学社製:ハイレスタIP)にHRSプローブ(内側電極直径5.9[mm],リング電極内径11[mm])を接続し、中間転写ベルト8の表裏に100[V](表面抵抗率は500[V])の電圧を印加して10秒後の測定値を用いた。
ベルトクリーニング装置100によって中間転写ベルト8をクリーニングし易くするために、塗布ブラシローラ103によって潤滑剤104を中間転写ベルト8のおもて面に塗布する。また、塗布ブラシローラ103で潤滑剤104を削り取るために、スプリングなどの弾性体を有する不図示の潤滑剤加圧手段により、潤滑剤104を塗布ブラシローラ103に圧接させている。
潤滑剤104としては、直鎖状の炭化水素構造を持つ、脂肪酸金属塩を用いる。
脂肪酸金属塩としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸から選択される少なくとも1種以上の脂肪酸を含有し、亜鉛、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、リチウムから選択される少なくとも1種以上の金属を含有する脂肪酸金属塩が挙げられる。
とりわけ、その中でもステアリン酸亜鉛は、工業的規模で生産されかつ多方面での使用実績があることから、コストと品質安定性と信頼性で、最も好ましい材料である。
ただし、一般に工業的に使われている高級脂肪酸金属塩は、その名称の化合物単体組成ではなく、多かれ少なかれ類似の他の脂肪酸金属塩、金属酸化物、及び、遊離脂肪酸を含むものであり、本実施形態での脂肪酸金属塩もその例外ではない。
潤滑剤104は微量ずつ、粉体の形態で中間転写ベルト8のおもて面に供給される。その具体的な方法としては、塗布ブラシローラ103によってブロック状に固形成形された潤滑剤104を削り取り、中間転写ベルト8のおもて面に塗布する方法や、潤滑剤をトナーに外添して供給する方法などがある。
ただし、潤滑剤をトナーに外添して供給する場合、その供給量が出力する画像面積に依存し、常にベルト表面全面に供給することはできない。そのため、簡易な装置構成で、且つ、ベルト表面全面に安定に潤滑剤を供給しようとした場合、本実施形態のように潤滑剤104を塗布ブラシローラ103で削り取って塗布する方法が良い。
ここで、本実施形態に係る二次転写装置60のような構成では、一般的なベルト搬送装置と同様に、程度の差はあれ、二次転写ベルト61に経時でベルト寄りが必ず発生し、ベルト寄りを完全に無くすことは難しい。
ベルト寄りが発生する原因としては、次の通りである。二次転写装置60を構成する構造体の組付け寸法公差、例えば、二次転写ベルト61を張架する二次転写ローラ62や分離ローラ63などの回転軸の平行度やローラ外径のばらつき、二次転写ベルト自体の周長変化による張力の不均一化などが原因で発生する。
次に、二次転写ベルト61を備えた二次転写装置60におけるベルト寄り規制手段の構成及び動作について説明する。
二次転写装置60のベルト寄り規制手段は、二次転写ベルト61を張架する分離ローラ63の回転軸を傾斜させることで、二次転写ベルト61のベルト寄り範囲を所定の規制範囲内に規制する軸傾斜手段としての軸傾斜機構で構成されている。
図5は、組み付け直後における二次転写装置60の軸傾斜機構の構成を、分離ローラ63の軸方向から見たときの模式図である。
図6は、ベルト寄り規制後における軸傾斜機構の構成を、分離ローラ63の軸方向から見たときの模式図である。
本実施形態の分離ローラ63は、その回転軸63aの両端を、それぞれ別個の回転軸支持アーム64に支持されている。各回転軸支持アーム64は、それぞれ、二次転写ローラ62の回転軸62aの各端部に対して回動自在に取り付けられており、二次転写装置60のフレーム68に一端が固定されたアームスプリング66によって、図5時計回り方向に付勢されている。
二次転写ベルト61にベルト寄りが生じていない、組み付け直後の状態においては、アームスプリング66の付勢力により、フレーム68に回転軸支持アーム64が突き当たった位置で、回転軸支持アーム64の回動位置が保持される(図5)。
また、各回転軸支持アーム64は、図5及び図6に示すように、分離ローラ63の回転軸63aを軸受けする軸受部65を、回転軸支持アーム64の回転中心から径方向にスライド可能に支持している。
軸受部65は、回転軸支持アーム64に対し、テンションスプリング67により、回転軸支持アーム64の回転中心から径方向に径方向外側に向けて付勢されている。これにより、分離ローラ63は、常に二次転写ローラ62から離れる方向への付勢力を受け、分離ローラ63と二次転写ローラ62とに張架される二次転写ベルト61に所定のテンションを付与することができる。
図1は、二次転写装置60の軸傾斜機構70の構成を、分離ローラ63の回転軸63aに沿って切断した切断面で示した模式図である。
分離ローラ63には、分離ローラ63と軸受部65との間の回転軸63a上に、軸方向変位部材を構成するベルト寄り検知部材71及び軸傾斜部材72が設けられている。ベルト寄り検知部材71は、二次転写ベルト61の端部と接触するフランジ部71aを備えている。
二次転写ベルト61がベルト幅方向へ移動して二次転写ベルト61の端部がフランジ部71aに当接すると、その力を受けて、ベルト寄り検知部材71は分離ローラ63の回転軸63aに沿って軸方向外側へ移動する。ベルト寄り検知部材71が回転軸63aに沿って軸方向外側へ移動すると、ベルト寄り検知部材71に対して回転軸63aの更に外側には配置されている軸傾斜部材72も回転軸63aに沿って軸方向外側へ移動する。
また、軸傾斜部材72の傾斜面72aには、回転軸63aの軸方向外側から、固定部材であるフレーム68の当接部68aが当接している。
このとき、軸傾斜部材72が設けられている分離ローラ63の回転軸63aの端部は、軸受部65を介して、アームスプリング66によって付勢されている回転軸支持アーム64に支持されているため、図1中上側に向かう付勢力を受けている。
そのため、ベルト寄り検知部材71のフランジ部71aに二次転写ベルト61の端部が当接していない状態であれば、次のようになる。アームスプリング66の付勢力により、軸傾斜部材72の傾斜面72aの下端に連続している被ストッパ面72bに、フレーム68のストッパ面68bが当接する位置で、軸傾斜部材72の傾斜面72aとフレーム68の当接部68aとの当接位置が規制される。
すなわち、フレーム68の当接部68aが軸傾斜部材72の傾斜面72aの下端部分に当接した状態で保持される。
この状態から、二次転写ベルト61がベルト幅方向へ移動する力を受けて、ベルト寄り検知部材71及び軸傾斜部材72が回転軸63aに沿って軸方向外側へ移動すると、軸傾斜部材72の傾斜面72aに沿ってフレーム68の当接部68aが相対的に移動する。
これにより、軸傾斜部材72の傾斜面72aとフレーム68の当接部68aとの当接位置が傾斜面72aの上側へ変位する。その結果、二次転写ベルト61が移動する方向の軸方向端部側における分離ローラ63の回転軸63aの端部は、図7に示すように、アームスプリング66の付勢力に抗して押し下げられる。
このとき、二次転写ベルト61が移動する方向とは逆側の分離ローラ63の回転軸63aの端部は、二次転写ベルト61の端部がベルト寄り検知部材71のフランジ部71aに接触していない。そのため、図1に示すように、フレーム68の当接部68aが軸傾斜部材72の傾斜面72aの下端部分に当接した状態で保持されている。
したがって、二次転写ベルト61が移動する方向とは逆側の分離ローラ63の回転軸63aの端部は、他端側に対して相対的に押し下げられた状態となり、その回転軸63aは傾斜することになる。
このようにして分離ローラ63の回転軸63aが傾斜するにつれて、二次転写ベルト61のベルト幅方向への移動速度が次第に遅くなり、最終的には、二次転写ベルト61がベルト幅方向逆向きに移動するようになる。
その結果、二次転写ベルト61の幅方向位置が徐々に戻され、二次転写ベルト61は、ベルト寄りが収束する幅方向位置で安定走行することができる。これは、二次転写ベルト61のベルト寄りが逆向きに生じる場合でも同様である。
ここで、分離ローラ63の回転軸63aを傾けることによりベルト寄りを戻すことができる原理について説明する。
図8は、二次転写ベルト61におけるベルト寄りについての説明図である。
二次転写ベルト61を剛体であると仮定し、分離ローラ63に進入する前の二次転写ベルト61上の任意の一地点(ここではベルト端部上の地点Eとする。)に注目する。
二次転写ベルト61を剛体であると仮定し、分離ローラ63に進入する前の二次転写ベルト61上の任意の一地点(ここではベルト端部上の地点Eとする。)に注目する。
二次転写ローラ62と分離ローラ63とに張架されている二次転写ベルト61が完全に水平あるいは平行な状態である場合を考える。この場合、分離ローラ63に進入する直前の二次転写ベルト61上の地点Eと、分離ローラ63から抜けた直後の二次転写ベルト61上の地点Eに対応する地点E’との間では、分離ローラ63の回転軸方向における位置にズレが生じることはない。そのため、二次転写ベルト61にベルト寄りは発生しない。
一方、分離ローラ63の回転軸63aが二次転写ローラ62の回転軸62aに対して傾いている場合を考える。この場合、その傾斜角度をαとすると、二次転写ベルト61上の地点Eは、分離ローラ63の周面に沿って移動する間に、図8に示すように、およそtanα分だけ分離ローラ63の回転軸方向へ変位する。
よって、分離ローラ63の回転軸63aを、二次転写ローラ62の回転軸62aに対して傾斜角度αだけ傾ければ、二次転写ベルト61を分離ローラ63の回転にあわせて、二次転写ベルト61のベルト幅方向位置をおよそtanα分だけ移動させることができる。
二次転写ベルト61の寄り量(ベルト幅方向への移動速度)は、傾斜角度αに比例する。すなわち、傾斜角度αが大きければ大きいほど、二次転写ベルト61の寄り量は増していき、小さければ小さいほどベルト寄り量は減少する。
例えば、図7に示すように、二次転写ベルト61が図7中右側に寄ろうとするベルト寄りが生じている場合について考える。このベルト寄りによって軸傾斜部材72が分離ローラ回転軸方向へ移動して分離ローラ63の回転軸63aが図中下側へ下がることで、二次転写ベルト61を図7中左側へ戻そうとするベルト寄りを生じさせることができる。
そして、二次転写ベルト61にもともと生じていたベルト寄りと、分離ローラ63の回転軸63aが傾いたことで発生する二次転写ベルト61の逆向きのベルト寄りとが釣り合う位置に、二次転写ベルト61のベルト寄りを収束させることができる。
この釣り合い位置で走行している二次転写ベルト61に対し、さらにどちらか一方へのベルト寄りが生じた場合でも、そのベルト寄りに応じて分離ローラ63の回転軸63aが傾くことで、再び、二次転写ベルト61のベルト寄りは、別の釣り合い位置で収束する。
このように、本実施形態における二次転写装置60の軸傾斜機構70によれば、二次転写ベルト61のベルト幅方向への移動量に応じた傾きを分離ローラ63の回転軸63aに与えることで、二次転写ベルト61のベルト寄りを早期に収束させることができる。
しかも、分離ローラ63の回転軸63aを傾かせるための駆動力には、二次転写ベルト61がベルト幅方向へ移動する力を利用するため、モータ等の駆動源を必要としない簡易な構成で実現できる。また、分離ローラ63の回転軸63aを傾かせるために用いる、モータ等の駆動源を配置するためのスペースを確保する必要がないため、その分、装置の小型化を図ることができる。
次に、軸傾斜部材72の構成について説明する。図9は、本実施形態における軸傾斜部材72の斜視図である。
本実施形態の軸傾斜部材72は、円筒形状本体の外周面に傾斜面72aをもつ突起部が形成された構成となっている。傾斜面72aは、円筒形状本体の中心軸を中心とした円錐形の周面の一部をなすように形成された曲面で構成されている。
このように傾斜面72aを曲面で構成している理由には2つある。1つ目に理由は、分離ローラ63の回転軸63a回りに軸傾斜部材72が僅かに回転するような事態が生じても、分離ローラ63の傾き角が変化しないようにするためである。2つ目の理由は、フレーム68の当接部68aとの接触を点接触に近付けて、その接触点における摩擦を軽減して、二次転写ベルト61の端部とベルト寄り検知部材71との当接圧を低減し、二次転写ベルト61の端部の劣化を抑制して寿命を延ばすためである。
なお、本実施形態において、傾斜面72aの回転軸63aに対する傾斜角度βは30[°]であり、軸傾斜部材72の材質はPOM(ポリアセタール)としているが、これに限られるものではない。
また、二次転写ベルト61の端部には、ベルト寄り検知部材71との当接によって曲げ応力が繰り返し作用するので、亀裂等の破損が生じやすい。そのため、二次転写ベルト61の外周面や内周面の端部にベルト一周にわたって補強テープを貼り付けるのが好ましい。
また、本実施形態においては、軸傾斜部材72の軸方向外側への移動を一定範囲内に制限している。具体的には、軸傾斜部材72の軸方向外側端面72cがフレーム68の軸方向ストッパ面68cに当接することで、それ以上の軸方向外側への軸傾斜部材72の移動が制限される。なお、軸傾斜部材72の軸方向外側への移動を制限する部材は、フレーム68の軸方向ストッパ面68cに限らず、例えば、回転軸支持アーム64や、軸受部65などであってもよい。
上述したような本実施形態のベルト寄り制御機構を用いることで、二次転写ベルト61には端部に貼り付けていたリブが不要となる。
ここで、リブによるベルト寄り制御の方式では、二次転写ベルトは両端に貼り付けるリブ分を考慮し全ての張架ローラよりも幅を大きくしなければならず、装置の小型化という観点から好ましくない。また、部品費の観点からも高価な二次転写ベルトは少しでも材料費を抑えるため小型化したい。
また、二次転写ニップを二次転写ベルト61が通過する際、互いに押圧された二次転写ローラ62のエッジ部で二次転写ベルト61が座屈荷重を受ける。特に、中間転写ベルト8に比べて、例えば周長300[mm]と周長の短い二次転写ベルト61では、二次転写ニップを通過する回数が多くなる。そのため、その分、前記座屈荷重によって二次転写ベルト61にかかる負荷も大きくなり、その結果、二次転写ベルト61の短寿命化が顕著となる。
そこで、二次転写ベルト61の長寿命化の観点から、上述の負荷を回避するため、本実施形態のベルト寄り制御機構を用いて、二次転写ベルト61の幅を二次転写ローラ62の幅よりも小さく設定し、二次転写ニップ通過時に座屈荷重を受けない寸法関係にする。このことで、二次転写ベルト61の長寿命化を図ることができる。
本実施形態においては、二次転写ベルト61のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、軸傾斜部材72の傾斜面72aのベルト幅方向の幅と同じになるように、二次転写ベルト61のベルト幅方向へのベルト寄り量が軸傾斜部材72によって制御される。
例えば、軸傾斜部材72の軸方向外側への移動可能範囲を、フレーム68の軸方向ストッパ面68cによって規制することで、二次転写ベルト61のベルト寄りの範囲が制限される。
そのため、図1に示した軸傾斜部材72の傾斜面72aのベルト幅方向の幅Xが、二次転写ベルト61のベルト幅方向片側への最大寄り量となる。
また、二次転写ベルト61のベルト幅方向における幅をYとし、二次転写ローラ62のベルト幅方向におけるローラ幅をZとする。なお、二次転写ベルト61のベルト幅方向における幅を、単に二次転写ベルト幅ともいい、二次転写ローラ62のベルト幅方向におけるローラ幅を、単に二次転写ローラ幅ともいう。
そして、二次転写ベルト61がベルト幅方向でどちらに寄った場合でも、二次転写ローラ62から二次転写ベルト61がはみ出さないようにするために、数1の関係を満たすように設定する。
数1の関係を満たすことにより、二次転写ベルト61の寄り状態に関わらず、常に二次転写ベルト61が二次転写ローラ62のエッジ部からはみ出さないような寸法関係となり、上述した座屈荷重を考える必要がなくなる。
また、二次転写ベルト幅Yが、中間転写ベルト8上に形成される画像のベルト幅方向における最大作像幅Aと、最大ベルト寄り量Xとを足したものよりも大きくなるように設定する。すなわち、数2の関係を満たすように設定する。
これにより、二次転写ベルト61に寄りが生じても、二次転写ベルト61に担持された記録紙Pに、中間転写ベルト8上の画像をはみ出すことなく転写することができ、転写不良が生じるのを抑制することができる。
次に、本実施形態の画像形成装置で用いられるトナーについて説明する。
本実施形態の画像形成装置で用いられるトナーは、重合法によって生成された重合トナーである。さらに、トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。
本実施形態の画像形成装置で用いられるトナーは、重合法によって生成された重合トナーである。さらに、トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。
図10は、形状係数SF−1を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。図11は、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。
形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、数3で表される。トナーを二次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナー形状の凹凸の割合を示すものであり、数4で表される。トナーを二次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって転写率は高くなる。
形状係数SF−1、形状係数SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するとともに転写手段に付着した場合のクリーニング性も低下するため好ましくない。
また、トナー粒径は体積平均粒径で4[μm]〜10[μm]の範囲であることが望ましい。これよりも小粒径の場合には現像時に地汚れの原因となったり、流動性が悪化し、さらに凝集しやすくなるので中抜けが発生しやすくなったりする。
逆に、これよりも大粒径の場合にはトナー飛び散りや、解像度悪化により高精細な画像を得ることができない。本実例では、トナー粒径の体積平均粒径6.5[μm]のものを用いた。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
無端状の二次転写ベルト61などのベルト部材と、ベルト部材を回転可能に張架する複数の張架ローラと、ベルト部材のベルト幅方向への寄りを規制するベルト寄り規制手段とを備えた二次転写装置60などのベルト搬送装置において、前記ベルト寄り規制手段は、前記複数の張架ローラのうちベルト部材を挟んで二次転写対向ローラ12などの回転体と対向する二次転写ローラ62などの対向ローラ以外の分離ローラ63などの他の張架ローラの回転軸63aを、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて傾斜させることで、ベルト部材のベルト寄りの範囲を所定の規制範囲内に規制する軸傾斜手段を含み、前記軸傾斜手段は、前記他の張架ローラの軸端部に設けられ、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて前記他の張架ローラの回転軸に沿ってベルト幅方向一端側へ変位する軸傾斜部材72などの軸方向変位部材と、軸方向変位部材に対してベルト幅方向一端側から当接するフレーム68などの固定部材とを有し、軸方向変位部材の固定部材と当接する当接面が傾斜面72aなどの傾斜面であり、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて軸方向変位部材が傾斜面に沿って固定部材に対して相対移動することにより、前記他の張架ローラの前記軸端部が変位することで、前記他の張架ローラの回転軸が傾斜し、ベルト部材の最大ベルト寄り量が、前記傾斜面のベルト幅方向の幅と同じになるように、ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量が軸方向変位部材によって制御されており、ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量をX、ベルト部材のベルト幅方向の幅をY、対向ローラのベルト幅方向の幅をZとしたとき、Z>2X+Yの関係を満たす。
(態様A)においては、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて、軸方向変位部材が固定部材に対して傾斜面に沿って相対移動することにより、前記他の張架ローラの軸端部が変位して前記他の張架ローラの回転軸が傾斜し、ベルト寄りを戻すことができる。これにより、前記他の張架ローラを傾動させるためのモータなどの駆動源を別途で設けないので、当該駆動源を配置するためのスペースを確保する必要なく、その分、装置の大型化を抑制することができる。
また、ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、軸方向変位部材の傾斜面のベルト幅方向の幅と同じになるように、ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量を軸方向変位部材によって制御することで、ベルト部材のベルト寄りの範囲が制限される。そして、ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量をXとしとき、Z>2X+Yの関係を満たすように、ベルト部材のベルト幅方向の幅Zと、対向ローラのベルト幅方向の幅Yとを設定する。これにより、ベルト部材がベルト幅方向でどちらに寄った場合でも、対向ローラのエッジ部からベルト部材がはみ出すのを抑制することができる。よって、ベルト部材にベルト寄りが生じたときに、ベルト部材が対向ローラのエッジ部からはみ出して、上述したような座屈荷重がベルト部材にかかるのを抑制でき、ベルト部材の長寿命化を図ることができる。
(態様B)
(態様A)において、前記ベルト部材の回転方向の長さであるベルト周長が300[mm]以下である。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材として小型化のために特に傷つき易い小径ベルトが用いた場合でも、ベルト寄りに起因したベルト部材の損傷を抑制することができる。
(態様C)
画像を形成するプロセスユニット6などの画像形成手段を備えた画像形成装置において、(態様A)または(態様B)のベルト搬送装置を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材の長寿命化や、画像形成装置のコンパクト化などを図ることができる。
(態様D)
感光体1などの像担持体上に形成された画像を、複数の張架ローラにより回転可能に張架された無端状のベルト部材からなる二次転写ベルト61などの記録材搬送部材によって搬送される記録材上に転写することにより、記録材上に画像を形成するプリンタなどの画像形成装置において、前記記録材搬送部材を駆動する駆動装置として、(態様A)または(態様B)のベルト搬送装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、良好な転写を行うことができる。
(態様E)
(態様D)において、前記像担持体上に形成される画像のベルト幅方向における最大作像幅をAとしたとき、Y>A+Xの関係を満たす。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材に寄りが生じても、ベルト部材に担持された記録材に、像担持体上の画像をはみ出すことなく転写することができ、転写不良が生じるのを抑制することができる。
(態様F)
(態様D)または(態様E)において、前記対向ローラが電気的に接地されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、高圧による周辺部材へのリークなどを生じ難くすることができる。
(態様A)
無端状の二次転写ベルト61などのベルト部材と、ベルト部材を回転可能に張架する複数の張架ローラと、ベルト部材のベルト幅方向への寄りを規制するベルト寄り規制手段とを備えた二次転写装置60などのベルト搬送装置において、前記ベルト寄り規制手段は、前記複数の張架ローラのうちベルト部材を挟んで二次転写対向ローラ12などの回転体と対向する二次転写ローラ62などの対向ローラ以外の分離ローラ63などの他の張架ローラの回転軸63aを、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて傾斜させることで、ベルト部材のベルト寄りの範囲を所定の規制範囲内に規制する軸傾斜手段を含み、前記軸傾斜手段は、前記他の張架ローラの軸端部に設けられ、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて前記他の張架ローラの回転軸に沿ってベルト幅方向一端側へ変位する軸傾斜部材72などの軸方向変位部材と、軸方向変位部材に対してベルト幅方向一端側から当接するフレーム68などの固定部材とを有し、軸方向変位部材の固定部材と当接する当接面が傾斜面72aなどの傾斜面であり、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて軸方向変位部材が傾斜面に沿って固定部材に対して相対移動することにより、前記他の張架ローラの前記軸端部が変位することで、前記他の張架ローラの回転軸が傾斜し、ベルト部材の最大ベルト寄り量が、前記傾斜面のベルト幅方向の幅と同じになるように、ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量が軸方向変位部材によって制御されており、ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量をX、ベルト部材のベルト幅方向の幅をY、対向ローラのベルト幅方向の幅をZとしたとき、Z>2X+Yの関係を満たす。
(態様A)においては、ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて、軸方向変位部材が固定部材に対して傾斜面に沿って相対移動することにより、前記他の張架ローラの軸端部が変位して前記他の張架ローラの回転軸が傾斜し、ベルト寄りを戻すことができる。これにより、前記他の張架ローラを傾動させるためのモータなどの駆動源を別途で設けないので、当該駆動源を配置するためのスペースを確保する必要なく、その分、装置の大型化を抑制することができる。
また、ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、軸方向変位部材の傾斜面のベルト幅方向の幅と同じになるように、ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量を軸方向変位部材によって制御することで、ベルト部材のベルト寄りの範囲が制限される。そして、ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量をXとしとき、Z>2X+Yの関係を満たすように、ベルト部材のベルト幅方向の幅Zと、対向ローラのベルト幅方向の幅Yとを設定する。これにより、ベルト部材がベルト幅方向でどちらに寄った場合でも、対向ローラのエッジ部からベルト部材がはみ出すのを抑制することができる。よって、ベルト部材にベルト寄りが生じたときに、ベルト部材が対向ローラのエッジ部からはみ出して、上述したような座屈荷重がベルト部材にかかるのを抑制でき、ベルト部材の長寿命化を図ることができる。
(態様B)
(態様A)において、前記ベルト部材の回転方向の長さであるベルト周長が300[mm]以下である。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材として小型化のために特に傷つき易い小径ベルトが用いた場合でも、ベルト寄りに起因したベルト部材の損傷を抑制することができる。
(態様C)
画像を形成するプロセスユニット6などの画像形成手段を備えた画像形成装置において、(態様A)または(態様B)のベルト搬送装置を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材の長寿命化や、画像形成装置のコンパクト化などを図ることができる。
(態様D)
感光体1などの像担持体上に形成された画像を、複数の張架ローラにより回転可能に張架された無端状のベルト部材からなる二次転写ベルト61などの記録材搬送部材によって搬送される記録材上に転写することにより、記録材上に画像を形成するプリンタなどの画像形成装置において、前記記録材搬送部材を駆動する駆動装置として、(態様A)または(態様B)のベルト搬送装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、良好な転写を行うことができる。
(態様E)
(態様D)において、前記像担持体上に形成される画像のベルト幅方向における最大作像幅をAとしたとき、Y>A+Xの関係を満たす。これによれば、上記実施形態について説明したように、ベルト部材に寄りが生じても、ベルト部材に担持された記録材に、像担持体上の画像をはみ出すことなく転写することができ、転写不良が生じるのを抑制することができる。
(態様F)
(態様D)または(態様E)において、前記対向ローラが電気的に接地されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、高圧による周辺部材へのリークなどを生じ難くすることができる。
1 感光体
2 帯電装置
4 ドラムクリーニング装置
5 現像装置
6 プロセスユニット
7 転写ユニット
8 中間転写ベルト
9 一次転写ローラ
10 従動ローラ
11 駆動ローラ
12 二次転写対向ローラ
13 クリーニング対向ローラ
14 塗布ブラシ対向ローラ
15 テンションローラ
16 レジストローラ対
18 定着装置
19 排紙ローラ対
23 クリーニングブレード
31 記録紙搬送装置
40 給紙装置
41 給紙カセット
42 給紙ローラ
60 二次転写装置
61 二次転写ベルト
62 二次転写ローラ
62a 回転軸
63 分離ローラ
63a 回転軸
64 回転軸支持アーム
65 軸受部
66 アームスプリング
67 テンションスプリング
68 フレーム
68a 当接部
68b ストッパ面
68c 軸方向ストッパ面
70 軸傾斜機構
71 検知部材
71a フランジ部
72 軸傾斜部材
72a 傾斜面
72b 被ストッパ面
72c 軸方向外側端面
100 ベルトクリーニング装置
101 クリーニングブラシローラ
102 クリーニングブレード
103 塗布ブラシローラ
104 潤滑剤
131 軸傾斜部材
2 帯電装置
4 ドラムクリーニング装置
5 現像装置
6 プロセスユニット
7 転写ユニット
8 中間転写ベルト
9 一次転写ローラ
10 従動ローラ
11 駆動ローラ
12 二次転写対向ローラ
13 クリーニング対向ローラ
14 塗布ブラシ対向ローラ
15 テンションローラ
16 レジストローラ対
18 定着装置
19 排紙ローラ対
23 クリーニングブレード
31 記録紙搬送装置
40 給紙装置
41 給紙カセット
42 給紙ローラ
60 二次転写装置
61 二次転写ベルト
62 二次転写ローラ
62a 回転軸
63 分離ローラ
63a 回転軸
64 回転軸支持アーム
65 軸受部
66 アームスプリング
67 テンションスプリング
68 フレーム
68a 当接部
68b ストッパ面
68c 軸方向ストッパ面
70 軸傾斜機構
71 検知部材
71a フランジ部
72 軸傾斜部材
72a 傾斜面
72b 被ストッパ面
72c 軸方向外側端面
100 ベルトクリーニング装置
101 クリーニングブラシローラ
102 クリーニングブレード
103 塗布ブラシローラ
104 潤滑剤
131 軸傾斜部材
Claims (6)
- 無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材を回転可能に張架する複数の張架ローラと、
前記ベルト部材のベルト幅方向への寄りを規制するベルト寄り規制手段とを備えたベルト搬送装置において、
前記ベルト寄り規制手段は、前記複数の張架ローラのうち前記ベルト部材を挟んで回転体と対向する対向ローラ以外の他の張架ローラの回転軸を、該ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて傾斜させることで、該ベルト部材のベルト寄りの範囲を所定の規制範囲内に規制する軸傾斜手段を含み、
前記軸傾斜手段は、前記他の張架ローラの軸端部に設けられ、前記ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて該他の張架ローラの回転軸に沿ってベルト幅方向一端側へ変位する軸方向変位部材と、該軸方向変位部材に対して該ベルト幅方向一端側から当接する固定部材とを有し、
前記軸方向変位部材の前記固定部材と当接する当接面が傾斜面であり、
該ベルト部材がベルト幅方向へ移動する力を受けて該軸方向変位部材が該傾斜面に沿って該固定部材に対して相対移動することにより、前記他の張架ローラの前記軸端部が変位することで、該他の張架ローラの回転軸が傾斜し、
前記ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量が、前記傾斜面のベルト幅方向の幅と同じになるように、該ベルト部材のベルト幅方向へのベルト寄り量が前記軸方向変位部材によって制御されており、
前記ベルト部材のベルト幅方向片側への最大ベルト寄り量をX、前記ベルト部材のベルト幅方向の幅をY、前記対向ローラのベルト幅方向の幅をZとしたとき、Z>2X+Yの関係を満たすことを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項1のベルト搬送装置において、
前記ベルト部材の回転方向の長さであるベルト周長が300[mm]以下であることを特徴とするベルト搬送装置。 - 画像を形成する画像形成手段と、請求項1または2のベルト搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体上に形成された画像を、複数の張架ローラにより回転可能に張架された無端状のベルト部材からなる記録材搬送部材によって搬送される記録材上に転写することにより、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録材搬送部材を駆動する駆動装置として、上記請求項1または2のベルト搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
前記像担持体上に形成される画像のベルト幅方向における最大作像幅をAとしたとき、Y>A+Xの関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4または5の画像形成装置において、
前記対向ローラが電気的に接地されていることを特徴とする画像形成装置。
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