JP2009042355A - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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剛 深尾
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Kazuosa Kuma
数修 久間
Nobuhito Yokogawa
信人 横川
Tsutomu Kato
勉 加藤
Satoshi Uchida
智 内田
Masaki Takahashi
正樹 高橋
Yoshiharu Kishi
嘉治 岸
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Abstract

【課題】ベルト清掃手段をベルト移動検出手段に用いることにより、新規に検出手段を設置する必要がなく、さらに、ベルト表面全体の移動を検出するため、ベルト端部に過度に負荷が掛かることがなく、長期にわたって安定した駆動ができるベルト駆動装置を提供する。
【解決手段】ベルト駆動装置210は、少なくとも2つの支持ローラ10と、支持ローラに張架された無端状のベルト11を有し、かつ、ベルト表面に接触し、ベルト表面を清掃するベルト清掃手段22を有し、ベルト清掃手段22が、ベルト11と連動して支持ローラ10bの軸方向に変位し、その変位量に応じて少なくとも1つの支持ローラ軸10bに変位を与える
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンター、FAXなどの画像形成装置に係り、詳しくは中間転写体を用いた画像形成装置に関するものである。
従来における中間転写型の画像形成装置としては、例えば、静電潜像に応じたトナー像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム上のトナー像が中間的に転写される中間転写ベルトと、この中間転写ベルトに対して感光体ドラム上のトナー像を転写させる一次転写装置と、中間転写ベルト上に転写されたトナー像を用紙に一括して二次転写させる二次転写装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この中間転写ベルトは多層構造となっており、ベース層を例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシート、ポリイミド系樹脂でつくり、表面をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被ってなる。像担持体に形成されるトナー像は中間転写ベルトに一次転写された後、転写材上に二次転写されカラー画像が形成される。二次転写後、中間転写ベルトに残留したトナー像はクリーニング手段によってクリーニングされる。
中間転写ベルトの走行を安定化させることは、色ズレを防止し高品質な画像を得るために重要である。ベルト走行安定化のためベルト寄りを制御する方法としては、ベルトに付けられた寄りガイドをローラ端部に接触させて走行させる方式や、光学センサでベルトの動きを検出して、その情報によってモータ等の駆動源で支持ローラを傾けて制御する方式、メカ的にベルトの寄り力との釣り合いから支持ローラ平行度を変化させベルト寄りを制御する方式等数多く考案されている。
この中間転写ベルトの走行を安定化させる一つ目の方式である、ベルトが寄りガイドを持つ方式は、技術的完成度は高い方式ではあるが、寄りガイド自体及び貼り付けに掛かるコストが高くコスト的に不利である。また、ベルトの寄り力が大きい場合は、寄りガイドのローラへの乗り上げや寄りガイド剥がれ等の不良が発生するため、ベルトが張架されているローラは一定精度以上の平行度に管理されなければならない。二つ目の光学センサと駆動源を用いる方式は、コスト的に高くなるため、高速機以外で採用することは難しい。メカ的にベルトの寄り力との釣り合いから支持ローラ平行度を変化させベルト寄りを制御する方式は、機構的な調整作業に時間を要するが、部品点数を少なくでき、コスト的に有利な方式である。
従来の発明では、ベルト寄りの検出手段として、設置した検知リングにベルト端部が乗り上げた時にローラを傾ける方法(例えば、特許文献2参照)や移動検知部材を設けベルト端部側面に接触させて検知する方法(例えば、特許文献3参照)等が考案されている。
これらの開示された技術は、ベルト検知部材を特別に設置する必要があり、ベルト端部を検出するため、ベルト端部に負荷が掛かり、ベルト亀裂が入ることがあり、ベルトの長寿命化・高耐久化に対して懸念がある。
特開平5−323704号公報 特開2002−182486号公報 特開2006−162659号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、ベルト清掃手段をベルト移動検出手段に用いることにより、新規に検出手段を設置する必要がなく、さらに、ベルト表面全体の移動を検出するため、ベルト端部に過度に負荷が掛かることがなく、長期にわたって安定した駆動ができるベルト駆動装置及びこれを用いる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明のベルト駆動装置は、少なくとも2つの支持ローラと、該支持ローラに張架された無端状のベルトを有し、かつ、前記ベルト表面に接触し、ベルト表面を清掃するベルト清掃手段を有するベルト駆動装置において、前記ベルト清掃手段が、ベルトと連動して該支持ローラ軸方向に変位し、その変位量に応じて少なくとも1つの支持ローラ軸に変位を与えることを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルト清掃手段の移動方向に対して垂直な回転支点を持ち、該支持ローラに変位を与える回動部材を設けることを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルト清掃手段は、変位を与えるローラを対向物に持ち、ローラ変位に応じて一体となって変位することを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルト表面に接触したベルト清掃手段が、クリーニングブレードを有することを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記クリーニングブレードは、支軸が支持ローラ軸方向に摺動支持され、クリーニングブレードとベルトとの間の摩擦力に比べ小さい力で摺動可能であることを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルト駆動装置は、(支持ローラ幅)≧(ベルト幅)+(ベルト最大変位量)、且つ(ベルト幅)≧(ブレード幅)の関係を有することを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルトが、感光体ベルトであることを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルトが、転写紙搬送ベルトであることを特徴とする。
また、本発明のベルト駆動装置は、さらに、前記ベルトが、中間転写ベルトであることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し可視像化する現像装置と、像担持体表面にブレードを当接して残留物を除去するクリーニング装置と、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に転写材に転写する転写装置と、転写材上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、上記のいずれかに記載のベルト駆動装置を備えることを特徴とする。
上記解決する手段としてのベルト駆動装置は、ベルト寄り制御のためのベルト寄り検出手段としてベルト清掃手段を用いることにより、特別に検出手段を設ける必要が無く、画像形成装置における機構が簡単で、小型化が可能になる。また、ベルト端部ではなくベルト表面の移動を検出するため、ベルト端部に負荷を与えることが無いことから、長期にわたってベルトを使用することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示すもので、タンデム型中間転写方式の画像形成装置200である。画像形成装置200本体には、中央に、無端ベルト状の中間転写体11を設ける。中間転写体11は、多層構造となっており、ベース層を例えば伸びの少ないフッ素樹脂やPVDFシート、ポリイミド系樹脂でつくり、表面をフッ素系樹脂等の平滑性のよいコート層で被ってある。そして、図1に示すとおり、図示例では支持ローラ10、12、34、35に掛け回して図中反時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、支持ローラ10の左に、画像転写後に中間転写体11上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置25を設ける。
また、支持ローラ12と支持ローラ35間に張り渡した中間転写体11上には、その搬送方向に沿って、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの4つの画像形成手段を横に並べて配置して、タンデム画像形成装置を構成する。そのタンデム画像形成装置の下には、図1に示すように、さらに露光装置4を設ける。
一方、中間転写体11の支持ローラ35の対向側には、二次転写装置を備える。二次転写装置は、図示例では、2つのローラ111、112間に、無端ベルトである二次転写ベルト100を掛け渡して構成し、中間転写体11を介して支持ローラ35に押し当てて配置し、中間転写体11上の画像をシートに転写する。前記二次転写装置として、二次転写ローラを用いるものもある。二次転写装置の上には、シート上の転写画像を定着する定着装置30を設ける。定着装置30は、定着ローラに加圧ローラを押し当てて構成する。
前記二次転写装置には、画像転写後のシートをこの定着装置30へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。また、二次転写装置として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ10、34、35の1つが回転駆動して他の4つの支持ローラを従動回転させ、中間転写体11が回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段でその感光体1を回転して各感光体1上にそれぞれ、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写体11の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体11上に合成カラー画像を形成する。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブルの給紙ローラ27の1つを選択回転し、ペーパーバンクに多段に備える給紙カセット26の1つからシートを繰り出し、分離ローラで1枚ずつ分離して給紙路29に入れ、搬送ローラで搬送して画像形成装置本体内の給紙路29に導き、レジストローラ28に突き当てて止める。そして、中間転写体11上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ28を回転し、中間転写体11と2次転写装置との間にシートを送り込み、二次転写装置で転写してシート上にカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、二次転写装置で搬送して定着装置30へと送り込み、定着装置30で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、排出ローラ32で排出し、排紙トレイ40上にスタックする。一方、画像転写後の中間転写体11は、中間転写体クリーニング装置25で、画像転写後に中間転写体11上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置による再度の画像形成に備える。
図2は、中間転写部の概略構成図である。無端ベルト状の中間転写ベルト11が支持ローラ10、12、34、35に掛け回して図中反時計回りに回転搬送可能とする。支持ローラのうち、ローラ34は駆動ローラで、36に示す二次転写対向ローラも兼ねている。支持ローラ10はクリーニング対向ローラで、左に画像二次転写後に中間転写体11上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置25を設ける。支持ローラ12、35は従動ローラで、一次転写ニップを安定化する機能がある。クリーニング対向ローラ10は本構成ではテンションローラも兼ねており、中間転写ベルト11に一定の張力を付与する働きをしている。ローラ20は一次転写ローラでイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像形成手段に対応して4本設置されている。クリーニング装置25の構成としては、クリーニングブレード22をクリーニング対向する支持ローラ10の位置で中間転写ベルト11に当接させることによって残留トナーの除去を行う。
図3は、本発明のベルト駆動装置の一実施形態の構成を示す概略図である。ここでは、ベルト駆動装置210は、中間転写ベルト11の駆動をするだけではなく、中間転写ベルトの寄りを制御することが可能であり、中間転写ベルト11、支持ローラ10、12、35、34、ベルト清掃部材22、ベルト清掃部材22の変位を支持ローラ10等に伝える回転部材23、支持ローラ10等にテンションを付加するスプリング等から構成される。図3に示すように、画像形成装置200の動作中で中間転写ベルト11の駆動時に、中間転写ベルト11が支持ローラ10の軸方向に変位することがある。従来は、ベルト寄りの検出方法として、例えば、ベルト端部の移動を検出する検出部材を設けたり、ベルトにガイド部材を貼り付けてガイド部材の移動を検出する部材にて検出する方法等があった。しかし、これらは、検出部材を設け、また、検出部材による検知からベルト又は支持ローラ制御して寄りを補正するために、構造、機構が複雑になる。
そこで、本発明では、簡単な構造で中間転写ベルト11の寄りを制御することができる。中間転写ベルト11の表面にベルト清掃部材22が接触している。このベルト清掃部材2は、クリーニングブレード22bとこれを支持する支持部材22aとを少なくとも有している。このクリーニングブレード22bは、中間転写ベルト11のクリーニングも同時に行う。このために、クリーニングブレード22bは、ポリウレタン等の弾性体を用いる。
中間転写ベルト11が斜行して寄り始めると、これに接触しているクリーニングブレード22bも摩擦力によって、同じ方向に変位する。図3では、右方向に寄っているが、左方向でも同じである。クリーニングブレード22bが寄り始めることで、支持部材22aを備えるベルト清掃部材22全体は、同方向に寄り始める。このベルト清掃部材22の変位を、回転部材力点を通じて回転部材23に伝える。この伝えられた変位が、回動部材22で検出されて、回動部材22がその支点を中心に回転することにより、支持ローラ10の軸10bを変位させる。
回動部材23の支点とベルト清掃部材22の変位を検出する回動部材23の力点との距離及び軸を変位させる作用点との距離は、ベルト走行安定性の点から最適値に設定される必要がある。支点と力点の距離に比べ支点と作用点との距離が大きい場合は、ベルト清掃部材22の小さな変位も支持ローラ10の大きな変位に変換できるが、同時にベルト清掃部材22が回動部材23を押す力は大きくなければならないからである。図3では、支持ローラが初期に設定される初期軸設定位置は、変位したときに釣り合い位置より上側に設定されており、初期ベルト寄り方向は同じ方向になるようにしている。中間転写ベルト11が移動することに応じて、ブレード清掃部材22が移動し、回動部材23が回転することにより支持ローラ軸10bが傾いて、スプリング24の圧と釣り合うことにより支持ローラ軸10bが停止する。ここでは、支持ローラ軸10bは下方に移動していることを示している。このスプリング24の圧力もベルト走行が早期安定化する強度に調整する。
本発明では、ベルト寄り検出手段としてベルト清掃手段22の移動を検出するため、特別に検出手段を設置する必要が無く、更に、中間転写ベルト11の表面の移動を検出するのでベルト端部への負荷が少なく、ベルト端部亀裂等が防止でき高耐久が実現することができる。
また、このベルト駆動装置210は、ベルト清掃手段22の移動方向に対して、回動部材23は、垂直な回転支点を有している。ベルト清掃部材22の移動方向と垂直にすることにより、ベルト清掃手段22の移動する力が小さい場合でも力の損失を小さくすることができ、回動部材23を容易に回転させることができる。これによって、中間転写ベルト11に作用する寄り力が小さい場合又は寄りの変位が小さい場合でも、ベルト寄りを検出できるのでベルト走行安定化につながる。
図4は、本発明のベルト駆動装置の幅の関係を含め、一実施形態の構成を示す概略図である。ベルト駆動装置210の寄りを制御するのは、ベルト11の支持ローラ10の一つを対向物にすれば良いが、対向物として変位させるのは、支持ローラ10にした。ベルト清掃手段22は対向物である変位させる支持ローラ10に対して位置決めされるため、支持ローラ10の変位と同期してベルト清掃手段22も変位する。変位させる支持ローラ10とベルト清掃手段22対向の支持ローラ10を同じローラにするため、支持ローラ10の本数を最小限にすることができる。また、ベルト清掃手段22から変位させるローラまでの距離が小さくなるため、ベルト駆動装置210を小さくでき、画像形成装置200のサイズを小さくできる。
また、ベルト表面に接触したベルト清掃手段22がクリーニングブレード22bの場合で、ベルト表面に加圧接触されているため中間転写ベルト11とクリーニングブレード22bとの摩擦力が大きく、中間転写ベルト11の寄り変位に伴って変位しやすい。ベルト清掃手段22が支軸22cを中心に中間転写ベルト11に加圧接触されている方式にて、ベルト清掃手段22の支軸22cを支持ローラ軸方向に中間転写ベルト11とクリーニングブレード22bの摩擦力より小さい力で移動可能な様に摺動支持させ、中間転写ベルト11の移動に応じてクリーニングブレード22bが移動しやすくした。このために、ベルト清掃手段22の支軸23cを支持しつつ、摺動できるように摺動部材25aを有するベルト清掃手段位置決め部材25を設ける。
図5は、ベルト清掃手段位置決め部材の機能を説明するための模式図である。
ベルト清掃手段位置決め部材25の機能は、支持ローラ10の回転中心に対してベルト清掃部材22の支軸の位置を図5のxy方向に対して位置決めし、同時に図5のz方向に対してベルト清掃部材が少ない負荷で移動出来るように支持することである。ベルト清掃手段位置決め部材25は、ベルト清掃部材22の前後の位置を支持し、なお且つ前後で捩れが生じない様に、簡略化すると「コ」の様な形状をしており、ベルト清掃部材22の前後支軸を結んだ線と支持ローラ10の回転中心の前後を結んだ線とが一定値以内の平行度になるような精度を保つ。前記精度を管理することにより、ベルト清掃部材22の支持ローラ10に掛けまわされた中間転写ベルト11への接触が安定し清掃性能が良好になる。また、ベルト清掃部材22を加圧するための加圧部材の取り付け部(フック)をベルト清掃手段位置決め部材25に具備することもできる。これにより中間転写ベルト11の寄りの検出力が高まり、ベルト走行安定化できる。
また、ベルト清掃手段22であるブレード幅とベルト幅、支持ローラ10の幅の関係を示している。中間転写ベルト11の変位に伴って、ベルトが支持ローラ10からはみ出し、中間転写ベルト11と支持ローラ10の接触面積が変わると、中間転写ベルト11の寄り力に影響を与えるため、(支持ローラ幅)≧(ベルト幅)+(ベルト最大変位量)の関係が成り立つことにより安定的に制御できる。
また、図6は、ベルト移動量とブレード移動量との関係を示すグラフである。中間転写ベルト11の移動に伴って移動する清掃手段(ブレード)は、若干の滑りにより中間転写ベルト11の変位量に対して一定の比率で小さくなるが、何れも原点0を通る直線になるため、回動部材23の支点と作用点、力点の距離を調整することで制御可能である。
また、支持ローラ軸10bと回動部材23との間の摩擦力が小さい程中間転写ベルト11の変位量に近くなり、回動部材23の変位における増幅率が小さくて済む。そのため、(ベルト幅)≧(ブレード幅)の関係が成り立つことにより、中間転写ベルト11の変位に伴って中間転写ベルト11からクリーニングブレード22bがはみ出すことが無く、中間転写ベルト11とクリーニングブレード22bの接触幅が変化しないため安定的に制御できる。ただし、クリーニングブレード22bの幅は、画像形成の大きさ以上であることが必要になる。
これまで、また、ベルトとしては、ベルト駆動装置210を中間転写ベルト11として説明した。しかしながら、このベルトは、同様に、駆動するベルトで有れば適用することができる。例えば、ベルトとしては、感光体ベルトに用いる。これによって、感光体ベルトの高耐久化と書き込み位置に対する位置精度の向上が可能である。また、ベルトとしては、紙搬送ベルトに用いる。ベルト寄り制御によりベルト部材の高耐久化と、転写材に対する転写位置の高精度化が可能である。
タンデム型中間転写方式の画像形成装置を示す概略図である。 ベルト駆動装置を有する中間転写部の構成を示す概略図である。 本発明のベルト駆動装置の一実施形態の構成を示す概略図である。 本発明のベルト駆動装置の幅の関係を含め、一実施形態の構成を示す概略図である。 ベルト清掃手段位置決め部材の機能を説明するための模式図である。 ベルト移動量とブレード移動量との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 感光体
4 露光装置
10 支持ローラ
10b 支持ローラ軸
11 中間転写体
12 支持ローラ
20 一次転写ローラ
22 ベルト清掃部材
22a ブレード支持部材
22b クリーニングブレード
23 回動部材
24 スプリング
25 ベルト清掃部材位置決め部材
25a 摺動支持部
26 給紙カセット
27 給紙ローラ
28 レジストローラ
29 給紙路
30 定着装置
36 二次転写ローラ
40 排紙トレイ
100 二次転写ベルト
200 画像形成装置
210 ベルト駆動装置

Claims (10)

  1. 少なくとも2つの支持ローラと、該支持ローラに張架された無端状のベルトを有し、かつ、前記ベルト表面に接触し、ベルト表面を清掃するベルト清掃手段を有するベルト駆動装置において、
    前記ベルト清掃手段が、
    ベルトと連動して該支持ローラ軸方向に変位し、
    その変位量に応じて少なくとも1つの支持ローラ軸に変位を与える
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  2. 請求項1に記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルト清掃手段の移動方向に対して垂直な回転支点を持ち、該支持ローラに変位を与える回動部材を設ける
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルト清掃手段は、変位を与えるローラを対向物に持ち、ローラ変位に応じて一体となって変位する
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルト表面に接触したベルト清掃手段が、クリーニングブレードを有する
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のベルト駆動装置において、
    前記クリーニングブレードは、支軸が支持ローラ軸方向に摺動支持され、クリーニングブレードとベルトとの間の摩擦力に比べ小さい力で摺動可能である
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルト駆動装置は、(支持ローラ幅)≧(ベルト幅)+(ベルト最大変位量)、かつ(ベルト幅)≧(ブレード幅)の関係を有する
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルトが、感光体ベルトである
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルトが、転写紙搬送ベルトである
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  9. 請求項1ないし6のいずれかに記載のベルト駆動装置において、
    前記ベルトが、中間転写ベルトである
    ことを特徴とするベルト駆動装置。
  10. 潜像を形成する像担持体と、
    像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、
    帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し潜像を書き込む露光装置と、
    像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し可視像化する現像装置と、
    像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に転写材に転写する転写装置と、
    転写材上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項7ないし9のいずれかに記載のベルト駆動装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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