JP2016138513A - エンジン - Google Patents

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涌田 健作
Kensaku Wakuta
健作 涌田
新吉 藤沢
Shinkichi Fujisawa
新吉 藤沢
真島 豊
Yutaka Majima
豊 真島
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Abstract

【課題】シリンダーヘッドの構造を複雑にすることなく、EGRクーラー側冷却水循環路を備えることができるエンジンを提供すること。【解決手段】ウォータージャケット6内の冷却水が、流路切換バルブ7、ラジエター9、ポンプ8およびウォータージャケットの順で循環するラジエター側冷却水循環路4と、ウォータージャケット内の冷却水が、流路切換バルブ、EGRクーラー10、ポンプおよびウォータージャケットの順で循環するEGRクーラー側冷却水循環路5とを有し、流路切換バルブは、弁体22と、サーモケースと、ウォータージャケットから流路切換バルブ7に流れ込む冷却水を、ラジエター側冷却水循環路に流す流出口33と、EGRクーラー側冷却水循環路5に流す流出口34とを有し、流出口は、弁体により開閉可能であり、流出口は、常時開口していることとする。【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンに関する。
従来、特許文献1には、エンジンの暖機が終了するまでは、ウォータージャケット内の冷却水をラジエター側冷却水循環路に循環させずにEGRクーラー側冷却水循環路に循環させ、エンジンの暖機が終了した後は、該冷却水をラジエター側冷却水循環路およびEGRクーラー側冷却水循環路にそれぞれ循環させるように構成したエンジンが開示されている。係る構成を有するエンジンにおいては、EGRクーラー側冷却水循環路をシリンダーヘッドに設けられる取付口に接続させウォータージャケットに連通させている。
特開2013−113168号公報
上述のように、特許文献1に開示されるエンジンにおいては、EGRクーラー側冷却水循環路がシリンダーヘッドに設けられる取付口に接続されている。そのため、シリンダーヘッドに取付口を設ける他、該取付口とウォータージャケットとを連通する流路を設ける必要があり、シリンダーヘッドの構造が複雑になるという問題がある。そこで、本発明は、シリンダーヘッドの構造を複雑にすることなく、EGRクーラー側冷却水循環路を備えることができるエンジンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエンジンは、ウォータージャケット内の冷却水が、流路切換バルブ、ラジエター、ポンプおよびウォータージャケットの順で循環するラジエター側冷却水循環路と、ウォータージャケット内の冷却水が、流路切換バルブ、EGRクーラー、ポンプおよびウォータージャケットの順で循環するEGRクーラー側冷却水循環路とを有し、流路切換バルブは、サーモスタット弁と、サーモケースと、ウォータージャケットから流路切換バルブに流れ込む冷却水を、ラジエター側冷却水循環路に流す第1開口部と、EGRクーラー側冷却水循環路に流す第2開口部とを有し、第1開口部は、サーモスタット弁により開閉可能であり、第2開口部は、常時開口していることとする。
また、上述の本発明のエンジンは、EGRクーラー側冷却水循環路のEGRクーラーとポンプとの間の流路は、ヒーターの熱交換器を通過することとしてもよい。
また、上述の本発明のエンジンは、サーモスタット弁は、第1開口部を開閉する第1弁と、2開口部の開口量を増減させる第2弁とを有することとしてもよい。
また、上述の本発明のエンジンは、第1弁と第2弁とを同一の取付部材に取り付けることとする。
以上のように、本発明によれば、シリンダーヘッドの構造を複雑にすることなく、EGRクーラー側冷却水循環路を備えることができるエンジンを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るエンジンの外観の構成を示す図面である。 図1に示すエンジンの冷却水循環路の構成を示す模式図である。 図1,2に示す流路切換バルブの構成を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るエンジンの冷却水循環路の構成を示す模式図である。
以下、本発明のエンジン1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(エンジン1の全体的構成)
図1は、エンジン1の外観の構成を示す図面である。図1は、ファン2が配置される方向を前方とし、エンジン1を側面から観た図である。図2は、エンジン1の冷却水循環路3の構成を示す模式図である。冷却水循環路3は、ラジエター側冷却水循環路4と、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラー側冷却水循環路5とを有する。ラジエター側冷却水循環路4は、主として、エンジン1のシリンダー1Aを冷却する。EGRクーラー側冷却水循環路5は、エンジン1から排出されたEGRガスを冷却する。
図2に示すように、ラジエター側冷却水循環路4およびEGRクーラー側冷却水循環路5は、ウォータージャケット6、流路切換バルブ7およびポンプ8を共通に備える。ラジエター側冷却水循環路4は、流路切換バルブ7とポンプ8との間にラジエター9を有する。なお、図1においては、ファン2の前方に、図示を省略するラジエター9が配置されている。EGRクーラー側冷却水循環路5は、流路切換バルブ7とポンプ8との間にEGRクーラー10を有する。
ウォータージャケット6と流路切換バルブ7との間は、流路11により連通されている。流路切換バルブ7とラジエター9との間は、流路12により連通されている。ラジエター9とポンプ8との間は、流路13により連通されている。また、流路切換バルブ7とEGRクーラー10との間は、流路14により連通されている。EGRクーラー10とポンプ8との間は、流路15により連通されている。ポンプ8とウォータージャケット6との間は、流路16により連通されている。
図1には、流路切換バルブ7およびポンプ8が表されている。また、図1には、EGRクーラー側冷却水循環路5のうち、EGRクーラー10と流路14と流路15とが表されている。エンジン1は、図1に示すように、排気マニホールド17からEGRパイプ18を介して吸気マニホールド19に排気ガスの一部がEGRガスとして供給される。EGRガスは、EGRクーラー10内を通過している。したがって、EGRパイプ18内を流れるEGRガスは、EGRクーラー10により冷却さる。
流路切換バルブ7は、流路切換バルブ7内を流れる冷却水の温度が所定の温度(たとえば、70℃)以上になると、流路11から流路12への流路を連通させ、該所定の温度に満たない場合には、流路11から流路12への流路を閉鎖する。一方、流路切換バルブ7は、流路14に対しては、流路切換バルブ7内を流れる冷却水の温度に拘わらず、常時、流路11から流路14への流路を連通させている。流路切換バルブ7が、流路11から流路12への流路を開閉する冷却水の所定温度の70℃は、エンジン1の暖機が終了したとされる温度の一例である。
ポンプ8は、エンジン1の駆動により回転し、2つの吸水口に対して、1つの排水口を備える構成となっている。つまり、ポンプ8の吸水口には、流路13および流路15が接続され、排水口には流路16が接続されている。したがって、流路13および流路15を流れる冷却水は、ポンプ8に流入し、ポンプ8から流路16を介してウォータージャケット6に流れ込む。
(流路切換バルブ7の構成)
次に、図3を参照しながら流路切換バルブ7の構成を説明する。図3の左欄(A)は、弁体22が流出口33を閉鎖している状態を示し、図3の右欄(B)は、弁体22が流出口33を開口している状態を示している。
流路切換バルブ7は、周知の構成のサーモスタット20およびサーモケース21を有するものであり、概ね、以下の構成を有する。サーモスタット20は、サーモスタット弁の第1弁としての弁体22と、サーモスタット弁の第2弁としての弁体23と、付勢部材24と、温感部材25と、ブラケット26と、ブラケット27と、ロッド28とを有す。温感部材25は、密閉された円筒容器25Aを有する。円筒容器25A内には、温度により体積が変化するワックス(パラフィンワックス)が充填されている。
サーモケース21は、サーモケース本体29と、サーモケース蓋30とを有する。サーモケース蓋30は、ボルト31によりサーモケース本体29に取り付けられている。サーモケース本体29は、流路11および流路14に接続され、サーモケース蓋30は、流路12に接続される。そして、サーモスタット20が組み込まれたサーモケース21は、流路11からサーモケース21内への流入口32に対して、サーモケース21から流路12への流出口33および流路14への流出口34を有する。
ブラケット26およびブラケット27は、サーモケース21に取り付けられている。ブラケット26,27は、ロッド28の軸方向から観て略長方形を呈している。つまり、ブラケット26,27は、図3の紙面の表裏の方向に開口された形状であり、流路11から流路12および流路14に冷却水が流れることができる形状となっている。
ロッド28の一端(流路12側)は、ブラケット26に当接し、流路12側への移動が規制されている。ロッド28の他端側は、温感部材25内に挿入されている。温感部材25内に挿入されたロッド28の他端側は、円筒容器25A内に収納される図示を省略するロッドケース内に収められている。ロッドケースと円筒容器25Aとの間はワックスにより充填されている。ロッドケースは、合成ゴム等の弾性体で形成されている。
弁体22および弁体23は、ロッド28の軸に沿う方向に円筒容器25Aを挟んで配置され、共に円筒容器25Aに対して固定されている。つまり、円筒容器25Aは、弁体22および弁体23に対して同一の取付部材として機能している。ロッド28は、弁体22の中心を貫通し、円筒容器25A内に挿入されている。弁体22および温感部材25は、ロッド28に対してロッド28の軸方向に移動可能となっている。
付勢部材24は、コイルスプリングであり、コイルの巻きの内側に温感部材25が配置されている。付勢部材24は、弁体22とブラケット27との間に配置され、ブラケット27に反力を取り弁体22を流路12側に付勢している。ブラケット27には温感部材25が挿通される孔部が形成されている。温感部材25は、該孔部内をロッド28の軸に沿う方向に移動することができる。
上述の構成を有する流路切換バルブ7の流出口33は、温感部材25が浸される冷却水の温度に応じて、図3(A)(B)に示されるように、弁体22により開閉される。温感部材25が浸される冷却水の温度が所定温度に満たない場合には、図3(A)に示すように、弁体22は、付勢部材24の付勢力により流出口33の周囲の弁座33Aに当接し流出口33を閉鎖する。
一方、温感部材25が浸される冷却水の温度が所定温度以上になった場合には、温感部材25内のワックスが膨張し、弾性体で形成されたロッドケースが圧縮され、ロッドケース内に収められているロッド28を流路12側に押し出そうとする。しかしながら、ロッド28の一端はブラケット26により移動が規制されている。そのため、温感部材25自体が付勢部材24の付勢力に抗して、流路14側に移動する。つまり、温感部材25と一体の弁体22が、弁座33Aから離間する方向、すなわち流出口34の方向に移動し、流出口33が開口する。
温感部材25が流出口34の方向に移動すると弁体23も、流出口34の側に移動する。流出口34は、弁体23が流出口34の方向に移動しても、弁体23により閉鎖されない形状および位置に形成されている。したがって、流出口34は、弁体23の位置に拘わらず常時開口状態である。
(冷却水循環路3の動作)
次に、冷却水循環路3の動作について説明する。冷却水が所定温度(エンジン1の暖機が終了したとされる温度であり、たとえば、70度)に満たない場合は、図3(A)に示すように、流出口33は弁体22により閉鎖される一方で、流出口34は開口されている。したがって、冷却水が所定温度に満たない場合は、ラジエター側冷却水循環路4は、弁体22により閉鎖される。そのため、冷却水は、ラジエター9に流れず、EGRクーラー側冷却水循環路5に流れる。つまり、ウォータージャケット6およびEGRクーラー側冷却水循環路5内の冷却水は、ポンプ8により、ウォータージャケット6からEGRクーラー側冷却水循環路5、そしてウォータージャケット6へと循環する。
EGRパイプ18内を流れるEGRガスと、EGRクーラー10内を流れる冷却水とは、EGRクーラー10を介して熱交換を行う。したがって、EGRクーラー側冷却水循環路5を流れる冷却水は、EGRクーラー10を流れる際に加温される。これにより、エンジン1の始動直後の暖機の温度に到達しない冷却水の温度上昇速度を上げることができる。
冷却水が所定の温度以上である場合は、図3(B)に示すように、流出口33および流出口34は開口され、流路11から流路切換バルブ7内に流れ込んだ冷却水は、ラジエター側冷却水循環路4およびEGRクーラー側冷却水循環路5にそれぞれ流れる。ラジエター側冷却水循環路4に流れる冷却水は、ラジエター9で外気との間で熱交換を行い冷却されウォータージャケット6に流れ、エンジン1を冷却する。EGRクーラー側冷却水循環路5に流れる冷却水は、EGRクーラー10でEGRガスとの間で熱交換を行い、EGRガスを冷却する。EGRガスが冷却されることで、NOX(窒素酸化物)の発生が抑えられる。
流路切換バルブ7に備えられる弁体23は、温感部材25が流出口34側に移動したときに、温感部材25と共に流出口34側に移動する。弁体23が、図3(A)に示す位置(弁体22が流出口33を閉鎖している位置)から図3(B)に示す流出口34側に移動した位置に移動すると、弁体23が流出口34を狭めるため、流出口34から流路14に流れ出る冷却水の量が減る。つまり、弁体23を備える流路切換バルブ7は、弁体23の位置を変えることで流出口34から流路14に流れ出る冷却水の量を制御することができる。
流路切換バルブ7から流路14に流出する冷却水の水量が少なすぎる場合は、EGRガスの冷却が不十分になり易い。また、流路切換バルブ7から流路12に流出する冷却水の水量が少なすぎる場合は、ウォータージャケット6内の水温が上昇し過ぎて、エンジン1のシリンダー内の燃焼効率が低下し易い。つまり、温感部材25が流出口34側に移動し、流出口33が開口される場合には、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量を適切に設定する必要がある。
流路切換バルブ7は、流出口34側に移動された状態における弁体23の流出口34に対する大きさおよび配置等を設定することで、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量を設定することができる。したがって、流路切換バルブ7の弁体23は、流出口34側に移動された状態で、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量が適切になるように、弁体23の流出口34に対する大きさおよび配置等が設定されている。
(本実施の形態の主な効果)
エンジン1は、ラジエター側冷却水循環路4と、EGRクーラー側冷却水循環路5とを有する。ラジエター側冷却水循環路4は、ウォータージャケット6内の冷却水を、流路切換バルブ7、ラジエター9、ポンプ8およびウォータージャケット6の順で循環させることができる。EGRクーラー側冷却水循環路5は、ウォータージャケット6内の冷却水を、流路切換バルブ7、EGRクーラー10、ポンプ8およびウォータージャケット6の順で循環させることができる。流路切換バルブ7は、サーモスタット弁としての弁体22と、サーモケース21と、ウォータージャケット6から流路切換バルブ7に流れ込む冷却水をラジエター側冷却水循環路4に流す第1開口部としての流出口33と、EGRクーラー側冷却水循環路5に流す第2開口部としての流出口34とを有する。そして、流路切換バルブ7の流出口33は、弁体22により開閉可能であり、流出口34は、常時開口している。
上述の構成を有するエンジン1は、EGRクーラー側冷却水循環路5のウォータージャケット6からの取水を、ラジエター側冷却水循環路4と共通の流路切換バルブ7から行っている。この構成によれば、シリンダーヘッドにEGRクーラー側冷却水循環路5専用の取付口を設けるという従来技術の欄で説明した構成に比べて、シリンダーヘッドの構造を複雑にすることなく、EGRクーラー側冷却水循環路5を備えることができる。
流路切換バルブ7は、流出口33を開閉する弁体22に加え、流出口34の開口量を増減できる弁体23を有している。そのため、流出口34側に移動された状態における弁体23の流出口34に対する大きさおよび配置等を設定することで、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量を制御することができる。したがって、流路切換バルブ7は、弁体23が流出口34側に移動されているときに、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量を適切に制御することができる。
なお、流路切換バルブ7は、弁体23を有しない構成であってもよい。弁体23を有しない場合であっても、前述したように、シリンダーヘッドにEGRクーラー側冷却水循環路5の専用の取付口を設ける従来の構成に比べて、シリンダーヘッドの構造を複雑にすることなく、EGRクーラー側冷却水循環路5を備えることができる。しかしながら、弁体23を備えることで、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量を制御することが可能となる。
第1弁22と第2弁23とは、同一の取付部材として円筒容器25Aに取り付けられている。第1弁22および第2弁23を共に同一の取付部材である円筒容器25Aに取り付けることで、部品点数の増加を抑えながら流出口33の開閉および流出口34の開口量の調整との2つの制御を行うことができる。たとえば、温感部材25(円筒容器25A)のロッド28の軸方向の長さを変え弁体22と弁体23との間隔を変えたり、あるいは温感部材25のロッド28の軸方向への移動量を変えることにより、温感部材25が流出口33側に移動したときの弁体22の流出口33に対する配置、あるいは温感部材25が流出口34側に移動したときの弁体23の流出口34に対する配置を変えることができる。これにより、流路切換バルブ7から流出口33および流出口34に流出する冷却水の水量を設定することができる。
(本発明の他の実施の形態)
エンジン1は、図4に示すように、EGRクーラー10とポンプ8との間の流路15にヒーターの熱交換器35を備える構成としてもよい。エンジン1を係る構成とした場合には、ヒーターの温度上昇速度を上げることができる。ヒーターの熱交換器をラジエター側冷却水循環路4に備える構成は周知である。しかしながら、係る構成の場合、エンジン1が暖まりウォータージャケット6内の冷却水が暖まらないとヒーターの温度も上がらない。これに対し、高温のEGRガスと熱交換を行うEGRクーラー10を流れた後の冷却水の温度は、ラジエター側冷却水循環路4を流れる冷却水の温度よりも温度上昇速度が高い。したがって、ヒーターの熱交換器をラジエター側冷却水循環路4に備える構成に比べて、ヒーターの熱交換器35を流路15に備える構成の方が、ヒーターの温度上昇速度を上げることができる。
なお、流路15には熱交換器35をバイパスするバイパス流路36と、弁体37が備えられている。弁体37により、流路15を流れる冷却水を熱交換器35に流す場合と、熱交換器35に流さずバイパス流路36にバイパスさせる場合とを選択できる。
1 … エンジン
4 … ラジエター側冷却水循環路
5 … EGRクーラー側冷却水循環路
6 … ウォータージャケット
7 … 流路切換バルブ
8 … ポンプ
9 … ラジエター
10 … EGRクーラー
21 … サーモケース
22 … 弁体(サーモスタット弁,第1弁)
23 … 弁体(サーモスタット弁,第2弁)
25A … 円筒容器(取付部材)
33 … 流出口(第1開口部)
34 … 流出口(第2開口部)
35 … ヒーターの熱交換器

Claims (4)

  1. ウォータージャケット内の冷却水が、流路切換バルブ、ラジエター、ポンプおよび前記ウォータージャケットの順で循環するラジエター側冷却水循環路と、
    前記ウォータージャケット内の前記冷却水が、前記流路切換バルブ、EGRクーラー、前記ポンプおよび前記ウォータージャケットの順で循環するEGRクーラー側冷却水循環路と、
    を有し、
    前記流路切換バルブは、
    サーモスタット弁と、サーモケースと、前記ウォータージャケットから前記流路切換バルブに流れ込む前記冷却水を、前記ラジエター側冷却水循環路に流す第1開口部と、前記EGRクーラー側冷却水循環路に流す第2開口部とを有し、
    前記第1開口部は、前記サーモスタット弁により開閉可能であり、
    前記第2開口部は、常時開口している、
    ことを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    前記EGRクーラー側冷却水循環路の前記EGRクーラーと前記ポンプとの間の流路は、ヒーターの熱交換器を通過する、
    ことを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンにおいて、
    前記サーモスタット弁は、前記第1開口部を開閉する第1弁と、前記第2開口部の開口量を増減させる第2弁とを有する、
    ことを特徴とするエンジン。
  4. 請求項3に記載のエンジンにおいて、
    前記第1弁と前記第2弁とは、同一の取付部材に取り付けられている、
    ことを特徴とするエンジン。
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