JP2007107389A - エンジンのegrバルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGRバブル装置の冷却水配管系にバルブを新設することなく、必要な冷却を行うことができる水冷EGRバルブ装置を得る。
【解決手段】EGR弁部23を有する弁本体19の軸部20に冷却水弁部29を設け、EGR弁部23によるEGR通路22の開閉に連動して冷却水通路28面積を変化させるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明はエンジンのEGR(排気還流)バルブ装置に関し、その中でも特に水冷方式のものに関する。
近年、エンジンの燃費改善の一手段として、排気の一部を吸気系に還流させ、特に低負荷及び中負荷運転時のポンピングロスを軽減させるということが行われている。このシステムは、アクチュエータを備えたEGRバルブ装置と、排気系と吸気系との間の配管とを主体構成とする。
前記EGRバルブ装置では、そのバルブハウジング内のEGR弁によってEGR通路の開閉を行うようになっている。このEGR弁の駆動のためにバルブハウジングにアクチュエータが支持されている。
ところで、EGR通路には高温の排気が流れることから、アクチュエータを熱から保護する必要がある。そのために、前記EGRバルブハウジングにエンジンの冷却水が流れる通路を形成することが知られている(特許文献1参照)。この通路に冷却水が流れることで、バルブハウジングが冷却され、前記バルブハウジングからアクチュエータへの伝熱が防止される。
特開2001−355518号公報
ところが、従来例によるEGRバルブ装置では、エンジンの作動中は冷却水が常時供給されるために以下のような問題が生じる。
即ち、EGRがされていない時はバルブハウジングは高温にならない。しかし、その場合でもエンジンの冷却水がEGRバルブ装置へ無駄に供給されるため、冷却水を有効に利用できないという問題がある。例えば、EGRバルブ装置における冷却系では、冷却水流量をさほど多く必要としないことから、冷却水は、エンジン本体の冷却水出口から車室空調用のヒータを経由してラジエータに戻る、いわゆるヒータ回路からバイパスさせて供給されている。しかし、エンジンの暖機中にも冷却水がEGRバルブ装置に流れるため、その分ヒータ回路へ流れる冷却水の流量が減り、ヒータの性能を十分に発揮させることが出来ず、乗員の暖房要求を満たしきれないことがある。
前記問題の解決策としては、前記EGRバルブ装置の冷却水配管系にバルブ手段を新設することも考えられるが、その分コストアップとなりベストな案とは言い難い。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、EGRバブル装置の冷却水配管系にバルブを新設することなく、必要な冷却を行うことができる水冷EGRバルブ装置を得ることにある。
前記目的を達成するために、本発明では、冷却水通路をハウジングの弁本体の軸部が通された軸孔と直交するように設け、その軸部に冷却水弁部を設けて、EGRが行われているか否かにより、冷却水通路の面積を拡げたり絞ったりするようにした。
具体的には、請求項1の発明では、
ハウジングに形成された、エンジンの排気の一部を吸気系に戻すためのEGR通路と、
軸部及び該軸部の一端に設けられた前記EGR通路を開閉するEGR弁部を有する弁本体と、
前記ハウジングに支持され、前記弁本体を駆動するアクチュエータと、
前記ハウジングにおける前記EGR通路と、前記アクチュエータを支持する支持部との間に形成された冷却水通路とを備え、
冷却水により前記アクチュエータの加熱を抑制するエンジンのEGRバルブ装置において、
前記冷却水通路は、前記ハウジングの前記軸部が通された軸孔と直交するように設けられ、
前記軸部に、前記EGR弁部が前記EGR通路を閉じたEGR停止時に前記冷却水通路の面積を絞り、前記EGR弁部が前記EGR通路を開いたEGR作動時に前記EGR停止時より冷却水通路の面積を拡げる冷却水弁部が設けられている。
この構成によれば、EGR弁部を備えている弁本体はハウジングに設けられたアクチュエータにより作動し、EGR弁部がEGR通路を開閉する。また、EGR弁部がEGR通路を閉じている状態、即ちEGR停止時に冷却水弁部により冷却水通路の面積が絞られ、EGR弁部がEGR通路を開いた状態、即ちEGR作動時には冷却水通路の面積が拡げられる。
この冷却水弁部はEGR弁部を有する弁本体の軸部に設けられているから、冷却水専用のバルブ手段は不要となる。そうして、EGR中には冷却水通路を流れる冷却水によってバルブハウジングは冷却され、アクチュエータを過熱から防止することができる。EGR停止中は冷却水通路の面積が絞られるため、エンジンの冷却水を他に有効に利用することができる。さらに、EGR停止中でも冷却水通路は全閉にはならないので、エンジンを加速運転するなどによりEGRが急に停止した場合でも冷却水通路を流れる少量の冷却水によってアクチュエータの過熱を防止することができる。
請求項2の発明では、
前記軸孔の前記冷却水通路を挟んだ両側部分には、前記冷却水通路からの冷却水の洩れを阻止するシール部材が設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、シール部材が冷却水通路を挟んだ両側部分に設けられていることから、軸孔を通じてEGR通路側あるいはアクチュエータ側に冷却水が洩れること、さらにはEGRバルブ装置から冷却水が洩れることを防止することが可能となる。
請求項3の発明では、
前記アクチュエータは、前記弁本体をその軸方向に進退させるものであり、
前記冷却水通路は、前記軸孔と交差する部位の断面が相対する二辺を軸孔に直交させた矩形状に形成され、
前記冷却水弁部は、前記軸部の軸方向に相隣るように形成された大径部と小径部とからなり、
前記EGR停止時に前記大径部が前記冷却水通路と軸孔との交差部に移動して前記冷却水通路の面積を絞り、前記EGR通路の開度が大きくなるように前記EGR弁部が軸方向へ移動するに従い、前記大径部に代わって前記小径部が前記交差部に存する割合が大きくなり、前記冷却水通路面積が拡大していくことを特徴とする。
この構成によれば、軸部の軸方向に相隣る大径部と小径部からなる冷却水弁部によって冷却水通路を流れる冷却水の量を排気還流量に応じて正比例的に調節することができる。すなわち、EGR通路の開度が大きくなるに従って、大径部に代わって冷却水通路の交差部に存する小径部の割合が大きくなり、該冷却水通路の面積は大きくなってくる。その場合、冷却水通路の交差部は断面矩形になっているから、該交差部への前記小径部の移動量が大きくなるに従って、冷却水通路面積が正比例的に大きくなっていく。端的に言えば、EGR量が多くなるに従って、冷却水流量が正比例的に多くなっていく。EGR量が多くなるほど、ハウジングが排気から受ける熱量が多くなるものの、上述の如く同時に冷却水流量が正比例的に多くなっていくから、アクチュエータを排気の熱から確実に保護する上で有利になる。
請求項4の発明では、 冷却水通路は、エンジン本体から車室空調用のヒータコアに冷却水を送るヒータ用回路を備え、このヒータ用回路に前記ヒータコアをバイパスするバイパス水路が接続され、前記冷却水通路は前記バイパス水路の一部を構成している。
この構成によれば、エンジン本体を通過した高温の冷却水がヒータコアに流れ、このヒータコアでの熱交換により、車室空調用空気を加熱することができる。一方、エンジンの冷間始動時には、エンジンの燃焼性を優先すべく、EGR量は減少され若しくは零にされる。このようにEGR量が減少又は零にされたときは、同時に冷却水流量も少なくなるから、ヒータコアに供給される高温冷却水の流量が相対的に多くなる。従って、EGR量が減少又は零にされる前記冷間始動時には高温の冷却水をヒータコアに有効に利用することができ、車室の速やかな暖房に有利になる。
請求項1の発明によれば、EGR弁部を有する弁本体の軸部に冷却水弁部を設け、EGR弁部によるEGR通路の開閉に連動して冷却水通路面積を変化させるようにしたから、冷却水通路用のバルブを別途新設することなく、そして、バルブハウジングの冷却に支障を来すことなく、EGR停止時には冷却水流量を絞り、エンジン冷却水を他に有効に利用することができ、しかもコスト低減に有利になる。
請求項2の発明によれば、軸孔の冷却水路を挟んだ両側部分にシール部材を設けることで、冷却水通路からの冷却水の洩れを阻止することができる。
請求項3の発明によれば、冷却水通路の軸孔との交差部を断面矩形状に形成し、EGR通路の開度が大きくなるに従って冷却水弁部の小径部が交差部に占める割合が多くなるようにしたから、EGR量が多くなるほど冷却水流量が正比例的に多くなり、アクチュエータの過熱からの保護に有利になる。
請求項4の発明によれば、ヒータ用回路のバイパス水路にEGRバルブ装置を配置したから、EGRが行われないときには冷却水をヒータ用回路に多く流すことができ、例えばエンジン冷間始動時の車室の暖房を速やかに行うことが出来る。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は車両としての自動車に搭載されるエンジンの冷却水回路を簡単に示す。同図において1はエンジン本体であり、そのシリンダブロック及びシリンダヘッドのウォータジャケットに対して、エンジン本体1に付設したウォータポンプから冷却水が送られる。ウォータジャケットを通過した冷却水はシリンダヘッドの冷却水出口2に至る。
冷却水通路は、前記冷却水出口2から、冷却水をラジエータ3に通して循環させるラジエータ用回路4と、冷却水をヒータコア5に通して循環させるヒータ用回路6とに分岐している。ヒータ用回路6にはヒータコア5をバイパスするバイパス通路7が設けられ、このバイパス通路7にEGRガスを冷却するためのEGRクーラー8とEGRバルブ装置9とが直列に配置されている。
図2は、本発明の実施形態に係るエンジンのEGRバルブ装置9を示している。EGRバルブ装置9は、バルブ装置本体10と、このバルブ装置本体10の上部に支持されたリニアソレノイド式のアクチュエータ11とを備えている。バルブ装置本体10の側面のフランジ10aには、EGR用のEGR流入口13a及びEGR流出口13bが上下に間隔をおいて開口し、さらにEGR流出口13bの上方に冷却水流入口14が開口している。このフランジ10aはエンジン本体に接続するためのものであり、周辺部にボルト孔が開口している。なお、図2において、15は軽量孔である。
図3以下はEGRバルブ装置9の具体的な構造を示している。図3において、17はバルブハウジングであり、このハウジング17の内部には、中間壁18を挟んでその上部と下部に空間が形成されているとともに、弁本体19が設けられている。弁本体19は上下方向に延びる断面円形の軸部20を有する。この軸部20は、中間壁18に形成された上下方向の軸孔21を貫通し、上端が上部空間に、下端が下部空間に臨んでいる。
前記下部空間は、EGR通路22を構成し、EGR流入口13aより流入したEGRがEGR流出口13bより流出する。弁本体19の軸部20の下端にはEGR量を調節するEGR弁部23が設けられ、EGR通路22の中間位置にはEGR弁部23が着座する弁座24が設けられている。この弁座24はハウジング17に固定されている。
一方、前記上部空間には、EGR弁部23がEGR通路22を閉じる方向(上方向)に弁本体19を付勢する手段として、コイルスプリング25が設けられている。このスプリング25は、軸部20の上端に設けられたスプリングサポート26と中間壁18との間に配設されている。アクチュエータ11は、作動ロッド27によりスプリング25の付勢力に抗して弁本体19を下方へ移動させるように設けられている。
すなわち、前記作動ロッド27は、前記アクチュエータ11の駆動によって上下動される。この作動ロッド27が下動したとき、弁本体19も下動し、EGR弁部23が弁座24から離れて、EGR通路22は開く。また、アクチュエータ11への通電が止められると、弁本体19はスプリング25の弾性復元力により押し上げられ、EGR弁部23は弁座に着座して、EGR通路22を閉じる。
そうして、中間壁18には前記軸部20が通された軸孔21と直交するように冷却水通路28が設けられている。
前記軸部20には、前記EGR弁部23が前記EGR通路22を閉じたEGR停止時には前記冷却水通路28の面積を絞り、前記EGR弁部23が前記EGR通路22を開いたEGR作動時には前記EGR停止時より冷却水通路28の面積を拡げる冷却水弁部29が設けられている。
以下、冷却水弁構造について詳細に記述する。
弁本体19の軸部20の中間位置には、その軸径が小さくなった小径部29aが形成されている。この小径部29aと、該小径部29aの下側に続く大径部29bとによって冷却水弁部29が構成されている。EGR停止時には大径部29bが冷却水通路28と軸孔21との交差部に位置し、その交差部の直上に小径部29aが位置するように、該小径部29aは設けられている。従って、図4に示すように、弁本体19が下方へ移動する、即ちEGR通路22の開度が大きくなるに従って、小径部29aが前記交差部に移動する。すなわち、大径部29bに代わって小径部29aが前記交差部に存する割合が大きくなり、冷却水通路28の面積が拡大していく。
冷却水通路28と冷却水弁部29とが交差する交差部の断面は、図5に示すように、相対する2辺が軸孔21の方向に直交する矩形に形成されている。従って、図6、図7に示すように、弁本体19の下方への移動量が大きくなるにつれて前記交差部における冷却水通路28の面積が正比例的に増大する。よって、EGR量の増加に伴って冷却水流量が正比例的に増大することになる。また、冷却水通路28の交差部における通路の横幅は冷却水弁部29の大径部29bの直径よりも少し大きく形成されている。このため、前記EGR停止時には大径部29bが前記交差部に存するが、冷却水通路28は全閉状態にならず、大径部29bと交差部壁面との隙間を少量の冷却水が流れることになる。
また、軸孔21の冷却水通路28を挟んだ上下両側にはシール部材31が設けられている。すなわち、ハウジング17の中間壁18にはブッシュ取付孔が形成され、このブッシュ取付孔に上述の軸孔21を有するブッシュ30が圧入されている。そうして、ブッシュ30の上下両端部において軸孔21の孔壁面に環状溝が形成され、この環状溝にシール部材31としてOリングが嵌められている。図3に示すように、上側のシール部材31は、EGR停止時における小径部29aよりも上方に位置する。また、小径部29aは、EGR弁部23がEGR通路22を全開にしたときでも、下側のシール部材31に達しないように設けられている。すなわち、弁本体19の移動位置の如何にかかわらず、小径部29aは上下のシール部材31の位置までは移動せず、これにより、両シール部材31によるシールが確保されている。よって、冷却水弁部29から軸孔21を通じてEGR通路22側あるいはアクチュエータ17側に冷却水が洩れることが防止される。また、ブッシュ30はその全周面にシール材が塗布された状態で前記ブッシュ取付孔に圧入され、このシール材によってブッシュ30と中間壁18との間のシールがなされている。
次に前記EGRバルブ装置の作動を説明する。
図3は、EGR停止時の状態を示している(図5参照)。即ち、アクチュエータ11は作動していない状態であってEGR弁部23はスプリング25の付勢により弁座24に着座し、EGR通路は閉状態にある。一方、冷却水弁部29は、その大径部29bが冷却水通路28の交差部に位置する。この時、冷却水は、全く流れていないというわけではない。というのも、図5に見られるように冷却水弁部29と交差部壁面との間に僅かに隙間があるためである。
図4は、EGR中の状態を示している。EGR通路22が閉じられた状態(図3、図5参照)から、EGR通路22の開度が大きくなるようにEGR弁部19が軸方向へ移動すると、これに従って、前記大径部29bに代わって前記小径部29aが前記交差部に存する割合が徐々に大きくなる。そして、前記大径部29bと前記小径部29aの占める割合がほぼ等しい、中間絞りの状態(図6参照)を経て、冷却水弁部29が冷却水通路28の面積を最大に拡げている全開状態(図4、図7参照)に至る。さらに、EGR中はEGR弁部23が開弁状態にあるため、EGRがEGR流入口13aより流入しEGR通路22を通り、EGR流出口13bから排出される。EGR量が増大するに従って熱負荷も大きくなるが、その分冷却水通路28を流れる冷却水量も正比例的に増大するため冷却性能も上がる。よって、ハウジング17は冷却水によって冷却され、アクチュエータ11を熱から保護することができる。
また、EGR停止時は、EGR弁部23は閉状態になり冷却水弁部29も最大絞りになる。このとき、冷却水通路28に流れる冷却水の流量が僅かであることから、ヒータ用回路6へ流れる冷却水の量は減らず、ヒータの性能が十分に発揮できる。よって、乗員の暖房要求を満たすことができるとともに、冷間始動時における車室内の暖房の効きを速やかにすることができる。さらに、エンジンを加速運転したときなど急にEGRが停止した場合、冷却水通路28を流れる僅かな冷却水がハウジング17を冷却するので、EGR通路22に残っている熱からアクチュエータ11に熱害が及ぶのを防止することができる。
なお、冷却水通路28と冷却水弁部29との交差部は断面円形にしてもよい。
また、図2において40はカプラ、図3、図4において41はニップル、42は蓋である。さらに、図4において、EGR通路22における矢印はEGRの流れを、冷却水通路28における矢印は冷却水の流れをそれぞれ表している。
本発明の実施形態に係るエンジンの冷却水回路の構成図である。 エンジンのEGRバルブ装置の正面図である。 エンジンのEGRバルブ装置の断面図で、EGR停止状態すなわち冷却水通路の面積における最大絞りの状態を示している。 エンジンのEGRバルブ装置の断面図で、EGR作動状態かつ冷却水通路の面積が最大開放状態を示している。 冷却水弁部の閉時状態(最大絞り)を示した拡大断面図である。 冷却水弁部の中間絞り状態を示した拡大断面図である。 冷却水弁部の開時状態(最大開放)を示した拡大断面図である。
符号の説明
1 エンジン本体
5 ヒータコア
6 ヒータ用回路
7 バイパス通路
9 EGRバルブ装置
11 アクチュエータ
17 ハウジング
19 弁本体
20 軸部
21 軸孔
22 EGR通路
23 EGR弁部
28 冷却水通路
29 冷却水弁部
29a 小径部
29b 大径部

Claims (4)

  1. ハウジングに形成された、エンジンの排気の一部を吸気系に戻すためのEGR通路と、
    軸部の一端に前記EGR通路を開閉するEGR弁部を有する弁本体と、
    前記ハウジングに支持され、前記弁本体を駆動するアクチュエータと、
    前記ハウジングの、前記アクチュエータを支持する支持部と前記EGR通路との間に形成された冷却水通路とを備え、
    エンジンの冷却水により前記アクチュエータの加熱を抑制するエンジンのEGRバルブ装置において、
    前記冷却水通路は、前記ハウジングの前記軸部が通された軸孔と直交するように設けられ、
    前記軸部に、前記EGR弁部が前記EGR通路を閉じたEGR停止時に前記冷却水通路の面積を絞り、前記EGR弁部が前記EGR通路を開いたEGR作動時に前記EGR停止時より冷却水通路の面積を拡げる冷却水弁部が設けられていることを特徴とするエンジンのEGRバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンのEGRバルブ装置において、
    前記軸孔の前記冷却水通路を挟んだ両側部分には、前記冷却水通路からの冷却水の洩れを阻止するシール部材が設けられていることを特徴とするエンジンのEGRバルブ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンのEGRバルブ装置において、
    前記アクチュエータは、前記弁本体をその軸方向に進退させるものであり、
    前記冷却水通路は、前記軸孔と交差する部位の断面が相対する二辺を軸孔に直交させた矩形状に形成され、
    前記冷却水弁部は、前記軸部の軸方向に相隣るように形成された大径部と小径部とからなり、
    前記EGR停止時に前記大径部が前記冷却水通路と軸孔との交差部に移動して前記冷却水通路の面積を絞り、前記EGR通路の開度が大きくなるように前記EGR弁部が軸方向へ移動するに従い、前記大径部に代わって前記小径部が前記交差部に存する割合が大きくなり、前記冷却水通路面積が拡大していくことを特徴とするエンジンのEGRバルブ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のエンジンのEGRバルブ装置において、
    エンジン本体から車室空調用のヒータコアに冷却水を送るヒータ用回路を備え、このヒータ用回路に前記ヒータコアをバイパスするバイパス通路が接続され、前記冷却水通路は前記バイパス通路の一部を構成していることを特徴とするエンジンのEGRバルブ装置。
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