JP2016135651A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの劣化が促進されるのを抑制する。
【解決手段】シフトポジションがPポジションでバッテリを充電する際、外部給電を行なっていないときには、所定パワーPb1をバッテリの充放電要求パワーPb*に設定し(S220)、外部給電を行なっているときには、所定パワーPb1よりも大きい(絶対値としては小さい)所定パワーPb2を充放電要求パワーPb*に設定する(S230)。そして、充放電要求パワーPb*の符号を反転させた値(−Pb*)をエンジンの要求パワーPe*に設定し、要求パワーPe*がエンジンから出力されると共にエンジンからのパワーを用いてモータによって発電されるようにエンジンとモータとを制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、エンジンと、発電機と、バッテリと、外部給電装置と、を備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、MG(Motor Generator)と、バッテリと、電力変換器と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。MGは、エンジンからの動力によって発電すると共にバッテリと電力をやりとりする。電力変換器は、MGとバッテリとを接続する電力ラインの直流電力を交流電力に変換して、コンセントに接続された外部機器に供給する。このハイブリッド自動車では、停車時に、バッテリの残容量が閾値以下のときには、エンジンからの動力を用いてMGによって発電してバッテリを充電する強制充電を行なう。そして、電力変換器によって外部機器に電力を供給する給電モードの選択時に、バッテリの入力制限上限値が閾値未満のときには、電力変換器による外部機器への給電を制限する(給電電力を小さくする或いは給電を停止する)。これにより、バッテリの残容量が低い状態が長時間に亘って継続するのを抑制することができる。
特開2013−183525号公報
一般に、バッテリは、充電電力(充電電流)が大きいときに劣化が促進されやすい。特に、停車中において、給電モードの選択時には、給電モードの選択時でないときに比して、エンジンの停止中にバッテリの残容量が低下しやすいから、強制充電の実行と停止とが繰り返されやすい。このため、停車中に強制充電を行なう際に、給電モードの選択時か否かに拘わらず比較的大きい電力でバッテリを充電すると、給電モードの選択時に、比較的大きい電力でバッテリの充電が繰り返し行なわれるため、バッテリの劣化が促進されやすい。
本発明のハイブリッド自動車は、バッテリの劣化が促進されるのを抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、
前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、
前記発電機と共に電力ラインに接続されたバッテリと、
前記電力ラインの電力を外部機器に供給する外部給電を行なう外部給電装置と、
停車中に、前記バッテリの蓄電割合が第1閾値以下に至ったときには、前記バッテリの蓄電割合が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上に至るまで、前記エンジンからの動力を用いた前記発電機の発電によって前記バッテリが充電されるように前記エンジンと前記発電機とを制御する所定充電制御を行なう制御手段と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制御手段は、前記停車中に前記所定充電制御を行なう際、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときには、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっていないときに比して小さい電力で前記バッテリが充電されるように制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、停車中に、バッテリの蓄電割合が第1閾値以下に至ったときには、バッテリの蓄電割合が第1閾値よりも大きい第2閾値以上に至るまで、エンジンからの動力を用いた発電機の発電によってバッテリが充電されるようにエンジンと発電機とを制御する所定充電制御を行なう。そして、停車中に所定充電制御を行なう際、外部給電装置によって外部給電を行なっているときには、外部給電装置によって外部給電を行なっていないときに比して小さい電力でバッテリが充電されるように制御する。外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して、エンジンの運転停止中にバッテリの蓄電割合が低下しやすいから、所定充電制御の実行と停止とが繰り返されやすい。この本発明のハイブリッド自動車では、停車中にバッテリを充電する際、外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して小さい電力でバッテリが充電されるように制御することにより、比較的大きい電力でバッテリの充電が繰り返し行なわれるのを抑制し、バッテリの劣化が促進されるのを抑制することができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記停車中に、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときには、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっていないときに比して、前記第1閾値および前記第2閾値を大きくする手段であるものとしてもよい。一般に、バッテリは、蓄電割合が低いときに、劣化が促進されやすい。また、上述したように、外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して、所定充電制御の実行と停止とが繰り返されやすい。この態様の本発明のハイブリッド自動車では、こうした制御を行なうことにより、バッテリの蓄電割合が比較的低い領域で、バッテリの充放電が頻繁に繰り返されるのを抑制することができる。この結果、バッテリの劣化が促進されるのを抑制することができる。
また、本発明のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記停車中に前記所定充電制御を行なう際、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときに前記バッテリの劣化が促進されないときには、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっていないとき以下、且つ、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときに前記バッテリの劣化が促進されるときよりも大きい電力で、前記バッテリが充電されるように制御する手段であるものとしてもよい。こうすれば、バッテリの充電電力(充電電流)を小さくする機会をより限定することができる。ここで、バッテリの劣化が促進されないときとしては、電池温度が所定温度範囲内であるとき,工場出荷時からの充放電のサイクル数が所定回数以下であるとき,蓄電割合が所定割合以上であるときなど、通常の条件を用いることができる。
さらに、本発明のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記バッテリの温度が所定温度を超えると、前記バッテリの温度が前記所定温度以下のときに比して、前記バッテリの許容入力電力を小さくする手段であり、更に、前記制御手段は、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときに、前記バッテリの許容入力電力が所定電力よりも小さくなったときには、前記外部給電を制限する手段であるものとしてもよい。これにより、バッテリの蓄電割合が低い状態が長時間に亘って継続するのを抑制することができる。また、本発明のハイブリッド自動車では、上述したように、停車中にバッテリを充電する際、外部給電を行なっているときに、外部給電を行なっていないときに比して小さい電力でバッテリが充電されるように制御する。これにより、バッテリの温度上昇を抑制し、外部給電が制限されるのを抑制することができる。ここで、「外部給電を制限する」とは、外部給電を停止すること、または、外部給電の電力を小さくして外部給電を継続することを意味する。
加えて、本発明のハイブリッド自動車において、前記バッテリは、リチウムイオン二次電池として構成されているものとしてもよい。
本発明のハイブリッド自動車において、前記発電機の回転軸と前記エンジンの出力軸と駆動輪に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記電力ラインに接続されると共に前記駆動軸に動力を入出力可能なモータと、を備えるものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 バッテリ50の電池温度Tbと基本入出力制限Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の蓄電割合SOCと補正係数kin,koutとの関係の一例を示す説明図である。 所定充電制御を行なっているときのプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係である共線図の一例を示す説明図である。 実施例のHVECU70により実行される第1処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 HVECU70により実行される第2処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、外部給電装置60と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcr。スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットル開度TH。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。種々の制御信号としては、以下のものを挙げることができる。燃料噴射弁への制御信号。スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの制御信号。イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このエンジンECU24は、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御する。また、エンジンECU24は、必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36とモータMG2の回転子とが接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG1は、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG2は、上述したように、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、バッテリ50と共に電力ライン54に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2。モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、リチウムイオン二次電池として構成されている。リチウムイオン二次電池は、充電時の蓄電割合SOCが低いほど且つ充電電力(充電電流)が大きいほど劣化が促進されやすい特性を有する。このバッテリ50は、上述したように、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb。バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib(バッテリ50から放電するときが正の値)。バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと、温度センサ51cからの電池温度Tbと、に基づいて入出力制限Win,Woutを演算している。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である。
バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、以下のように設定することができる。まず、バッテリ50の電池温度Tbに基づいて、入出力制限Win,Woutの基本値としての基本入出力制限Wintmp,Wouttmpを設定する。バッテリ50の電池温度Tbと基本入出力制限Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を図2に示す。続いて、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて、補正係数kin,koutを設定する。バッテリ50の蓄電割合SOCと補正係数kin,koutとの関係の一例を図3に示す。そして、基本入出力制限Wintmp,Wouttmpに補正係数kin,koutを乗じて、入出力制限Win,Woutを演算する。
図2に示すように、基本入出力制限Wintmp,Wouttmpは、以下のように設定される。電池温度Tbが所定温度Tb1(例えば、45℃や50℃,55℃など)以下の領域では、基本入出力制限Wintmp,Wouttmpには、所定電力(−W1),W1が設定される。また、電池温度Tbが所定温度Tb1より高い領域では、基本入出力制限Wintmp,Wouttmpには、電池温度Tbが高いほど絶対値が所定電力W1から値0に向けて小さくなって値0で一定となる値が設定される。
図3に示すように、補正係数kin,koutは、以下のように設定される。蓄電割合SOCが所定割合Shi(例えば、78%,80%,82%など)以下の領域では、補正係数kinには、値1が設定される。また、蓄電割合SOCが所定割合Shiより大きい領域では、補正係数kinには、蓄電割合SOCが大きいほど値1から値0に向けて小さくなって値0で一定となる値が設定される。蓄電割合SOCが所定割合Slo(例えば、28%や30%,32%など)以上の領域では、補正係数koutには、値1が設定される。また、蓄電割合SOCが所定割合Slo未満の領域では、補正係数koutには、蓄電割合SOCが小さいほど値1から値0に向けて小さくなって値0で一定となる値が設定される。
したがって、入力制限Winは、電池温度Tbが所定温度Tb1以下で且つ蓄電割合SOCが所定割合Shi以下の領域では値(−W1)となる。また、入力制限Winは、電池温度Tbが所定温度Tb1より高い領域で高くなったり、蓄電割合SOCが所定割合Shiより大きい領域で大きくなったりするほど、絶対値が小さくなる。出力制限Woutは、電池温度Tbが所定温度Tb1以下で且つ蓄電割合SOCが所定割合Slo以上の領域では値W1となる。また、出力制限Woutは、電池温度Tbが所定温度Tb1より高い領域で高くなったり、蓄電割合SOCが所定割合Sloより小さい領域で小さくなったりするほど、絶対値が小さくなる。
外部給電装置60は、電力ライン54と、車両の構成要素でない外部機器の接続用のコンセント64と、に接続されている。この外部給電装置60は、図示しないが、インバータを有する。インバータは、電力ライン54の直流電力を所望の電圧の交流電力(例えば、AC100Vの電力)に変換して、コンセント64に接続された外部機器に供給する。以下、電力ライン54の電力を外部機器に供給することを「外部給電」という。このインバータは、HVECU70によって、図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御される。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号としては、以下のものを挙げることができる。外部給電装置60による外部給電の給電電力を検出する電力センサ62からの給電電力Ph。イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号。シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP。アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc。ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP。車速センサ88からの車速V。HVECU70からは、外部給電装置60のインバータのスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
なお、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションセンサ82により検出されるシフトポジションSPとしては、駐車時に用いる駐車ポジション(Pポジション),後進走行用のリバースポジション(Rポジション),中立のニュートラルポジション(Nポジション),前進走行用のドライブポジション(Dポジション)などがある。そして、シフトポジションSPがPポジションのときには、図示しないパーキングロック機構によって駆動輪38a,38bがロックされる。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36の要求駆動力を設定し、要求駆動力に見合う要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1,MG2とを運転制御する。エンジン22とモータMG1,MG2の運転モードとしては、以下の(1)〜(3)のモードがある。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に対応する動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共に、エンジン22から出力される動力の全てが、プラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とによってトルク変換されて、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG1,MG2を駆動制御するモード。
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共に、エンジン22からの出力される動力の全てまたは一部が、バッテリ50の充放電を伴ってプラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とによってトルク変換されて、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG1,MG2を駆動制御するモード。
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止して、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG2を駆動制御するモード。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションのときには、基本的には、エンジン22を運転停止する。そして、図示しない補機(空調装置など)による電力消費,外部給電装置60による外部給電などによって、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Sst以下に至ると、モータMG1によってエンジン22をクランキングして始動する。そして、エンジン22からの動力を用いたモータMG1の発電によってバッテリ50が充電されるようにエンジン22とモータMG1とを制御する。以下、この制御を「所定充電制御」という。そして、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Ssp以上に至ると、所定充電制御を終了し、エンジン22を運転停止する。閾値Sstおよび閾値Sspは、後述の第1処理ルーチンによって設定される。
所定充電制御では、HVECU70は、まず、バッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)に負の値を設定する。充放電要求パワーPb*は、後述の第2処理ルーチンによって設定される。続いて、外部給電装置60によって外部給電を行なっているか否かを判定する。外部給電を行なっていないときには、バッテリ50の充放電要求パワーPb*の符号を反転させた値(−Pb*)をエンジン22の要求パワーPe*に設定する。一方、外部給電を行なっているときには、値(−Pb*)と、電力センサ62からの外部給電の給電電力Phと、の和をエンジン22の要求パワーPe*に設定する。
こうして要求パワーPe*を設定すると、要求パワーPe*と、エンジン22を効率よく運転するための動作ライン(例えば、燃費最適動作ライン)と、を用いてエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*を設定する。そして、エンジン22の目標トルクTe*とプラネタリギヤ30のギヤ比ρ(サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)とを用いて、次式(1)により、モータMG1のトルク指令Tm1*を設定する。図4は、所定充電制御を行なっているときのプラネタリギヤ30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係である共線図の一例を示す説明図である。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤの回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリヤの回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2であるリングギヤ(駆動軸36)の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。
Tm1*=−ρ・Te*/(1+ρ) (1)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*,モータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共にモータMG1のトルク指令Tm1*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、受信した目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1のトルク指令Tm1*を受信すると、モータMG1がトルク指令Tm1*で駆動されるようにインバータ41のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
こうした制御により、外部給電装置60によって外部給電を行なっていないときには、エンジン22から要求パワーPe*(=−Pb*)が出力されると共に、モータMG1によって、要求パワーPe*に応じた電力が発電される。そして、モータMG1の発電電力がバッテリ50に供給される。一方、外部給電装置60によって外部給電を行なっているときには、エンジン22から要求パワーPe*(=−Pb*+Ph)が出力されると共に、モータMG1によって、要求パワーPe*に応じた電力が発電される。そして、モータMG1の発電電力がバッテリ50と外部機器とに供給される。
さらに、実施例のハイブリッド自動車20では、外部給電の条件が成立しているときには、HVECU70は、外部給電装置60を制御して、外部給電を行なう。外部給電の条件は、コンセント64に外部機器が接続されており且つシフトポジションSPがPポジションで外部給電の指示が行なわれているときに成立する。なお、外部給電の指示は、例えば、外部給電用のスイッチが利用者によってオンとされたときに行なわれる。また、外部給電は、バッテリ50の電池温度Tbが上昇して、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が所定電力W1以下の所定電力W2未満になったときには、外部給電を停止する。これにより、バッテリ50の蓄電割合SOCが低い状態が長時間に亘って継続するのを抑制することができる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、シフトポジションSPがPポジションのときに閾値Sstおよび閾値Sspを設定する第1処理、および、所定充電制御を行なう際に充放電要求パワーPb*を設定する第2処理について説明する。図5は、実施例のHVECU70により実行される第1処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。図6は、HVECU70により実行される第2処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。図5のルーチンは、シフトポジションSPがPポジションのときに繰り返し実行される。図6のルーチンは、所定充電制御を行なう際に繰り返し実行される。
図5の第1処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、外部給電フラグFの値を入力する(ステップS100)。ここで、外部給電フラグFは、外部給電装置60によって外部給電を行なっていないときに値0が設定され、外部給電装置60によって外部給電を行なっているときに値1が設定されたものを読み込んで入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した外部給電フラグFの値を調べる(ステップS110)。外部給電フラグFが値0のときには、外部給電を行なっていないと判断し、閾値Sstに所定割合Sst1(例えば、38%,40%,42%など)を設定すると共に閾値Sspに所定割合Ssp1(例えば、48%,50%,52%など)を設定して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。
一方、外部給電フラグFが値1のときには、外部給電を行なっていると判断し、閾値Sstに所定割合Sst1よりも大きい所定割合Sst2(例えば、58%,60%,62%など)を設定すると共に閾値Sspに所定割合Ssp1よりも大きい所定割合Ssp2(例えば、68%,70%,72%など)を設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。外部給電装置60によって外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して、エンジン22の運転停止中にバッテリ50の蓄電割合SOCが低下しやすいから、所定充電制御の実行と停止とが繰り返されやすい。実施例では、外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して閾値Sstおよび閾値Sspを大きくすることにより、バッテリ50の蓄電割合SOCが比較的低い領域で、バッテリ50の充放電が頻繁に繰り返されるのを抑制することができる。この結果、バッテリ50の劣化が促進されるのを抑制することができる。
なお、実施例では、所定割合Sst1,Sst2,Ssp1,Ssp2は、上述の所定割合Sloから所定割合Shiまでの範囲内の値を用いるものとした。
図6の第2処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、外部給電フラグFの値を入力する(ステップS200)。外部給電フラグFについては上述した。こうしてデータを入力すると、入力した外部給電フラグFの値を調べる(ステップS210)。
ステップS210で外部給電フラグFが値0のときには、外部給電を行なっていないと判断し、所定パワーPb1をバッテリ50の充放電要求パワーPb*に設定して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。ここで、所定パワーPb1は、例えば、−4kW,−4.5kW,−5kWなどを用いることができる。これにより、バッテリ50を比較的大きな電力で充電することができるから、所定充電制御の実行時間を比較的短くすることができる。
ステップS210で外部給電フラグFが値1のときには、外部給電を行なっていると判断し、所定パワーPb1よりも大きい(絶対値としては小さい)所定パワーPb2をバッテリ50の充放電要求パワーPb*に設定して(ステップS230)、本ルーチンを終了する。ここで、所定パワーPb2は、例えば、−1kW,−1.5kW,−2kWなどを用いることができる。外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して、エンジン22の運転停止中にバッテリ50の蓄電割合SOCが低下しやすいから、所定充電制御の実行と停止とが繰り返されやすい。このため、外部給電を行なっているときに、充放電要求パワーPb*として比較的小さい(絶対値としては大きい)値(例えば、所定パワーPb1)を用いてバッテリ50の充電電力(充電電流)を比較的大きくすると、バッテリ50の劣化が促進されやすい。また、このときには、バッテリ50の温度上昇が促進されやすい。これに対して、実施例では、外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して充放電要求パワーPb*を大きく(絶対値としては小さく)して、バッテリ50の充電電力(充電電流)を小さくする。これにより、バッテリ50の劣化が促進されるのを抑制することができると共に、バッテリ50の温度上昇を抑制することができる。そして、後者の結果、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が小さくなるのを抑制することができ、外部給電が停止されるのを抑制することができる。なお、バッテリ50の充電電力を小さくすることにより、所定充電制御の実行時間(エンジン22の運転の継続時間)は長くなるが、利用者にそれほど違和感を与えないと考えられる。これは、外部給電を行なっているときには、エンジン22の運転がある程度の時間に亘って継続することを利用者が許容していると考えられるからである。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションでバッテリ50を充電する際、外部給電装置60によって外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して小さい電力でバッテリ50が充電されるようにエンジン22とモータMG1とを制御する。これにより、バッテリ50の劣化が促進されるのを抑制することができると共に、バッテリ50の温度上昇を抑制することができる。そして、後者の結果、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が小さくなるのを抑制することができ、外部給電が停止されるのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションでバッテリ50を充電する際、外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して小さい電力でバッテリ50が充電されるようにエンジン22とモータMG1とを制御するものとした。しかし、シフトポジションSPがPポジションでバッテリ50を充電する際、外部給電を行なっているときでも、バッテリ50の劣化が促進されないときには、外部給電を行なっていないときと同一の電力でバッテリ50が充電されるようにエンジン22とモータMG1とを制御するものとしてもよい。こうすれば、バッテリ50の充電電力(充電電流)を小さくする機会をより限定することができる。ここで、バッテリ50の劣化が促進されないときとしては、電池温度Tbが所定温度範囲内であるとき,工場出荷時からの充放電のサイクル数が所定回数以下であるとき,蓄電割合SOCが所定割合以上であるときなど、通常の条件を用いることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションのときにおいて、外部給電を行なっていないときには、閾値Sstに所定割合Sst1を設定すると共に閾値Sspに所定割合Ssp1を設定し、外部給電を行なっているときには、閾値Sstに所定割合Sst2(>Sst1)を設定すると共に閾値Sspに所定割合Ssp2(>Ssp1)を設定するものとした。しかし、シフトポジションSPがPポジションのときにおいて、外部給電を行なっているか否かに拘わらず、閾値Sstに所定割合Sst1を設定すると共に閾値Sspに所定割合Ssp1を設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションのときにおいて、外部給電を行なっているときに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が所定電力W1以下の所定電力W2未満になったときには、外部給電を停止するものとした。しかし、外部給電を停止するのに代えて、外部給電の電力を小さくして外部給電を継続するものとしてもよい。また、外部給電を停止したり外部給電の電力を小さくしない、即ち、外部給電を制限しないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションでバッテリ50を充電する際に、外部給電を行なっているときには、バッテリ50の充放電要求パワーPb*の符号を反転させた値(−Pb*)と、電力センサ62からの外部給電の給電電力Phと、の和をエンジン22の要求パワーPe*に設定するものとした。しかし、電力センサ62からの外部給電の給電電力Phを用いずに、バッテリ50の充放電要求パワーPb*と実際の充放電電力Pbとを用いて次式(2)によりエンジン22の要求パワーPe*を設定するものとしてもよい。ここで、バッテリ50の実際の充放電電力Pbは、電圧センサ51aからの電池電圧Vbと電流センサ51bからの電池電流Ibとの積を用いることができる。式(2)は、充放電要求パワーPb*と実際の充放電電力Pbとの差分が打ち消されるようにするためのフィードバック制御における関係式である。式(2)中、「kp」は、比例項のゲインである。
Pe*=−Pb*+kp・(Pb*−Pb) (2)
実施例のハイブリッド自動車20では、シフトポジションSPがPポジションのときに外部給電を許容し、且つ、シフトポジションSPがPポジションでバッテリ50を充電する際には、外部給電を行なっているか否かに応じてバッテリ50の充電電力を変更するものとした。しかし、停車中であればシフトポジションSPに拘わらず外部給電を許容する場合、シフトポジションSPに拘わらず停車中にバッテリ50を充電する際には、外部給電を行なっているか否かに応じてバッテリ50の充電電力を変更するものとしてもよい。なお、シフトポジションSPがPポジション以外のポジションでの停車中としては、車速Vが値0で且つブレーキペダル85が踏み込まれているときを考えることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、外部給電の条件(コンセント64に外部機器が接続されており且つシフトポジションSPがPポジションで外部給電の指示が行なわれているときに成立する条件)が成立しているときに、外部給電装置60を制御して、外部給電を行なうものとした。しかし、シフトポジションSPがPポジションでコンセント64に外部機器が接続されると、自動的に外部給電を行なうものとしてもよい。即ち、外部給電の条件として、外部給電の指示が行なわれたことを必要としないものとしてもよいのである。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50は、リチウムイオン二次電池として構成されるものとした。しかし、バッテリ50は、ニッケル水素二次電池として構成されるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2からの動力を、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36に出力するものとした。しかし、図7の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2からの動力を、駆動輪38a,38bに接続された車軸とは異なる車軸(図7における車輪39a,39bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を介してエンジン22およびモータMG1を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続する構成とした。しかし、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36に変速機230を介してモータMGを接続すると共にモータMGの回転軸にクラッチ229を介してエンジン22を接続する構成としてもよい。このハイブリッド自動車220では、エンジン22からの動力をモータMGの回転軸と変速機230とを介して駆動軸36に出力すると共にモータMGからの動力を変速機230を介して駆動軸に出力する。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、外部給電装置60が「外部給電装置」に相当し、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、39a,39b 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 外部給電装置、62 電力センサ、64 コンセント、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG,MG1,MG2 モータ、229 クラッチ、230 変速機。

Claims (5)

  1. エンジンと、
    前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、
    前記発電機と共に電力ラインに接続されたバッテリと、
    前記電力ラインの電力を外部機器に供給する外部給電を行なう外部給電装置と、
    停車中に、前記バッテリの蓄電割合が第1閾値以下に至ったときには、前記バッテリの蓄電割合が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上に至るまで、前記エンジンからの動力を用いた前記発電機の発電によって前記バッテリが充電されるように前記エンジンと前記発電機とを制御する所定充電制御を行なう制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記停車中に前記所定充電制御を行なう際、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときには、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっていないときに比して小さい電力で前記バッテリが充電されるように制御する手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記停車中に、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときには、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっていないときに比して、前記第1閾値および前記第2閾値を大きくする手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記停車中に前記所定充電制御を行なう際、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときに前記バッテリの劣化が促進されないときには、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっていないとき以下、且つ、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときに前記バッテリの劣化が促進されるときよりも大きい電力で、前記バッテリが充電されるように制御する手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
  4. 請求項1または2記載のハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記バッテリの温度が所定温度を超えると、前記バッテリの温度が前記所定温度以下のときに比して、前記バッテリの許容入力電力を小さくする手段であり、
    更に、前記制御手段は、前記外部給電装置によって前記外部給電を行なっているときに、前記バッテリの許容入力電力が所定電力よりも小さくなったときには、前記外部給電を制限する手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載のハイブリッド自動車であって、
    前記発電機の回転軸と前記エンジンの出力軸と駆動輪に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、
    前記電力ラインに接続されると共に前記駆動軸に動力を入出力可能なモータと、
    を備えることを特徴とするハイブリッド自動車。
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