JP2010215016A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンを最低回転数で運転するときの車両全体の効率をより良好なものとする。
【解決手段】エンジンの目標回転数が最低回転数Nminに等しくなるときには、最低回転数Nminでエンジンから走行用パワーとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力したときのエンジンの効率とバッテリの充電効率とを足して得られるシステム全体の効率が最も良好となるよう最低回転数Nminと走行用パワーPrと燃費向上用充電量Pbchとの関係を予め定めた燃費向上用充電量設定用マップに基づいて燃費向上用充電量Pbchを設定し、エンジンから走行用パワーPrとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力するよう目標トルクを補正してなる運転ポイントでエンジンを運転するよう制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、第1モータジェネレータと、エンジンのクランクシャフトと第1モータジェネレータの出力軸と直達軸とが接続された遊星歯車機構としての動力分割機構と、第2モータジェネレータと、直達軸と車輪が連結された車軸との接続および接続の解除を行なうと共に第2モータジェネレータの動力を変速して車軸に伝達可能なリダクション機構と、第1モータジェネレータおよび第2モータジェネレータと電力のやり取りが可能なバッテリと、を備え、一定の車速で巡航している状態等を含む所定条件が成立したときには、第2モータジェネレータの駆動を停止すると共に走行用の動力が車軸に出力されるようにエンジンと第1モータジェネレータとを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、エンジンの効率が比較的良好ではない低トルクの運転ポイントが選択されるときには、第2モータジェネレータの駆動を停止し、走行用の動力を出力して走行するのにエンジンから出力すべきトルクを大きくしてエンジンをより効率が良好となる運転ポイントで運転し、エンジンから出力された走行用の動力を超える余剰の動力については第1モータジェネレータでの発電により電力に変換してバッテリに充電することで燃費の向上を図っている。
特開2008−105639号公報
しかしながら、上述のハイブリッド自動車では、エンジンから出力すべきトルクを大きくしてエンジンをより効率が良好な運転ポイントで運転することができるが、走行用の動力を超えた余剰の動力が大きい程バッテリを充電するときの充電効率が低下するため、エンジンから出力されるトルクの大きさによっては車両全体の効率が良好にならない場合がある。また、エンジンを運転する際の制約としての最低回転数が変わればエンジンの効率も変わるため、車両全体の効率に影響を与えてしまう。
本発明のハイブリッド自動車は、エンジンを最低回転数で運転するときの車両全体の効率をより良好なものとすることを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、動力を入出力可能な発電機と、前記エンジンの出力軸と前記発電機の回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、アクセル操作に基づく走行用パワーと前記バッテリを充放電するための充放電パワーと車両に生じる損失との和のパワーに対して前記エンジンを所定の要求に基づく最低回転数以上の回転数で効率よく運転するよう該エンジンの回転数とトルクとに課す制約としての動作ラインを適用して得られる目標回転数と目標トルクとからなる運転ポイントで前記エンジンを運転すると共にアクセル操作に基づく駆動トルクにより走行するよう前記エンジンと前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備えるハイブリッド自動車において、
前記制御手段は、前記目標回転数が前記最低回転数に等しくなるときには、該最低回転数で前記エンジンから前記走行用パワーを超えるパワーを出力したときの該エンジンの効率と該エンジンから出力されたパワーのうち前記走行用パワーを超えた分のパワーを用いて前記バッテリを充電したときの充電効率とを足して得られる効率が最も良好となるように前記目標トルクを補正してなる運転ポイントで前記エンジンを運転するよう制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、アクセル操作に基づく走行用パワーとバッテリを充放電するための充放電パワーと車両に生じる損失との和のパワーに対してエンジンを所定の要求に基づく最低回転数以上の回転数で効率よく運転するようエンジンの回転数とトルクとに課す制約としての動作ラインを適用して得られる目標回転数と目標トルクとからなる運転ポイントでエンジンを運転すると共にアクセル操作に基づく駆動トルクにより走行するようエンジンと発電機と電動機とを制御し、目標回転数が最低回転数に等しくなるときには、最低回転数でエンジンから走行用パワーを超えるパワーを出力したときのエンジンの効率とエンジンから出力されたパワーのうち走行用パワーを超えた分のパワーを用いてバッテリを充電したときの充電効率とを足して得られる効率が最も良好となるように目標トルクを補正してなる運転ポイントでエンジンを運転するよう制御する。これにより、エンジンを最低回転数で運転するときの車両全体の効率をより良好なものとすることができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット50により実行される燃費向上用充電量設定処理の一例を示すフローチャートである。 エンジン指令パワーPe*に対するエンジン32を最低回転数Nminでエンジン指令パワーPe*を出力して運転したときのエンジンの効率と、エンジン指令パワーPe*のうち走行用パワーPrとロスLossとの和のパワーを超えるパワーでバッテリ48を充電したときの充電効率と、エンジン32の効率にバッテリ48の充電効率を加えて得られるシステム全体の効率との関係を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンなどを燃料とするエンジン32と、エンジン32を制御するエンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)36と、エンジン32のクランクシャフト34にキャリアが接続されると共に駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸22にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ38と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ38のサンギヤに接続されたモータ41と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸22に接続されたモータ42と、モータ41,42を駆動するためのインバータ43,44と、インバータ43,44の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータ41,42を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(モータECU)46と、インバータ43,44を介してモータ41,42と電力をやり取りするバッテリ48と、シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジションやアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキポジション,車速センサ58からの車速を入力すると共にエンジン用電子制御ユニット36やモータ用電子制御ユニット46と通信して車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)50と、を備える。
実施例のハイブリッド自動車20は、基本的にはハイブリッド用電子制御ユニット50によって実行される以下に説明する駆動制御により走行している。ハイブリッド用電子制御ユニット50では、まず、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度と車速センサ58からの車速とに基づいて走行のために駆動軸22に出力すべき要求トルクを設定し、要求トルクに駆動軸22の回転数(例えば、モータ42の回転数や車速に換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPrを計算すると共に計算した走行用パワーPrとバッテリ48の充電容量の割合(SOC)に応じて得られるバッテリ48の充放電に要求される充放電要求パワーPb*(バッテリ48に充電するときが正の値)とロスLossとを足してエンジン32から出力すべきパワーとしてのエンジン指令パワーPe*を設定する。続いて、エンジン指令パワーPe*を効率よくエンジン32から出力することができるエンジン32の回転数とトルクとの関係としての動作ライン(例えば、燃費最適動作ライン)およびエンジン32を所定の回転数以上で運転するための回転数の制約としての最低回転数Nminを用いてエンジン32の目標回転数と目標トルクとを設定する。ここで、最低回転数Nminとしては、実施例では、通常時にはエンジン32を安定して運転できる回転数N1(例えば、1000rpm)が用いられ、エンジン32の暖機を促進するための暖機要求や室内の暖房を促進するための暖房要求があるときには回転数N1より大きい回転数N2(例えば、1300rpmなど)が用いられる。そして、エンジン32の回転数が目標回転数になるように回転数フィードバック制御によりモータ41のトルク指令を設定し、モータ41をトルク指令で駆動したときにプラネタリギヤ38を介して駆動軸22に作用するトルクを要求トルクから減じて得られるトルクをモータ42のトルク指令として設定し、エンジン32の目標回転数と目標トルクについてはエンジン用電子制御ユニット36に送信し、モータ41,42のそれぞれのトルク指令についてはモータ用電子制御ユニット46に送信する。目標回転数と目標トルクとを受信したエンジン用電子制御ユニット36は、目標回転数と目標トルクとによってエンジン32が運転されるようエンジン32の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータ41,42のそれぞれのトルク指令を受信したモータ用電子制御ユニット46は、モータ41,42がそれぞれのトルク指令で駆動されるようインバータ43,44のスイッチング素子をスイッチング制御する。実施例のバイブリッド自動車20は、こうした制御により、エンジン32をできるだけ効率よく運転しながらアクセル開度に応じた要求トルクを駆動軸22に出力して走行することができる。
こうした駆動制御により走行する実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン指令パワーPe*が比較的小さいときには、目標回転数が最低回転数Nminと等しい値に設定されると共に目標トルクが比較的小さい値に設定されるため、エンジン32を効率よく運転できなくなる。このため、目標回転数が最低回転数Nminに等しいと共にバッテリ48の蓄電量が所定蓄電量未満であるなどの所定条件を満たすときには、バッテリ48が充放電要求パワーPb*に代えてシステム全体の効率を良好にするための燃費向上用充電量Pbchで充電されるように、走行用パワーPrと燃費向上用充電量PbchとロスLossとの和のパワーをエンジン指令パワーPe*として再設定し、エンジン32から再設定後のエンジン指令パワーPe*が出力されるように目標トルクを再設定して、エンジン32をより効率よく運転すると共にシステム全体の効率が良好になるように走行している。
次に、燃費向上用充電量Pbchを設定する際の処理について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット50により実行される燃費向上用充電量設定処理の一例を示すフローチャートである。燃費向上用充電量設定処理が実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット50は、走行用パワーPrと最低回転数Nminと燃費向上用充電量設定用マップとに基づいて燃費向上用充電量Pbchを設定し(ステップS100)、燃費向上用充電量設定処理を終了する。燃費向上用充電量Pbchは、実施例では、走行用パワーPrと最低回転数Nminと燃費向上用充電量Pbchとの関係を予め定めて燃費向上用充電量設定用マップとしてハイブリッド用電子制御ユニット50の図示しないROMに記憶しておき、走行用パワーPrと最低回転数Nminとが与えられると記憶したマップから対応する燃費向上用充電量Pbchを導出して設定するものとした。ここで、燃費向上用充電量設定用マップは、エンジン32を最低回転数Nminで運転しながらエンジン指令パワーPe*を出力したときのエンジン32の効率とエンジン32から出力されるエンジン指令パワーのうち走行用パワーPrとロスLossとの和のパワーを超えるパワーでバッテリ48を充電したときの充電効率とを足して得られるシステム全体の効率が最小となるように走行用パワーPrと最低回転数Nminと燃費向上用充電量Pbchとの関係が定められている。
続いて、燃費向上用充電量設定用マップとして走行用パワーPrと最低回転数Nminと燃費向上用充電量Pbchとの関係を定める手法について説明する。図3は、エンジン指令パワーPe*に対するエンジン32を最低回転数Nminでエンジン指令パワーPe*を出力して運転したときのエンジンの効率と、エンジン指令パワーPe*のうち走行用パワーPrとロスLossとの和のパワーを超えるパワーでバッテリ48を充電したときの充電効率と、エンジン32の効率にバッテリ48の充電効率を加えて得られるシステム全体の効率との関係を示す説明図である。図中の実線は最低回転数Nminが回転数N1のときの効率を示し、破線は最低回転数Nminが回転数N2のときの効率を示す。エンジン32の効率は、エンジン指令パワーPe*が小さいほど悪化する傾向があり、エンジン指令パワーPe*が比較的低い領域では最低回転数Nminが回転数N1のときよりも回転数N2(N1<N2)のときの方が悪化する傾向がある。こうした傾向になるのは、エンジン指令パワーPe*が同じときには、最低回転数Nminが回転数N1のときよりも回転数N2のときの方がエンジン32がより高回転低トルクで運転されるからである。バッテリ48を充電したときの充電効率は、最低回転数Nminに拘わらず、バッテリ48に充電される充電量が多いほど損失が増加するため、走行用パワーを超える分のエンジン指令パワーPe*が大きくなるほど充電効率が悪化する傾向がある。そして、エンジン指令パワーPe*とエンジン32の効率に充電効率を加えて得られるシステム全体の効率は、あるエンジン指令パワーPe*のときに最も良好になる傾向がある。即ち、実施例では、図示するように、ある走行用パワーPrのときにエンジン32の最低回転数Nminが回転数N1のときにはエンジン指令パワーPe*がパワーP1のときにシステム全体の効率が最も良好になり、ある走行用パワPrのときにエンジン32の最低回転数Nminが回転数N2のときにはエンジン指令パワーPe*がパワーP2のときにシステム全体の効率が最も良好になる。したがって、このパワーP1,P2から走行用パワーPrとロスLossとを減じて得られるパワーPbch1,Pbch2をそれぞれ燃費向上用充電量Pbchとして定めることができ、このときの最低回転数Nminと走行用パワーPrと燃費向上用充電量Pbchとの関係を燃費向上用充電量設定用マップとして定めることができる。そして、エンジン32の目標回転数が最低回転数Nminに等しくなるときには、こうして定められた燃費向上用充電量設定用マップに基づいて燃費向上用充電量Pbchを設定し、エンジン32から走行用パワーPrとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力するよう目標トルクを補正してなる運転ポイントでエンジン32を運転するよう制御するのである。これにより、エンジン32を最低回転数Nminで運転するときのシステム全体の効率をより良好なものとすることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン32の目標回転数が最低回転数Nminに等しくなるときには、最低回転数Nminでエンジン32から走行用パワーとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力したときのエンジン32の効率とバッテリ48の充電効率とを足して得られるシステム全体の効率が最も良好となるよう最低回転数Nminと走行用パワーPrと燃費向上用充電量Pbchとの関係を予め定めた燃費向上用充電量設定用マップに基づいて燃費向上用充電量Pbchを設定し、エンジン32から走行用パワーPrとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力するよう目標トルクを補正してなる運転ポイントでエンジン32を運転するよう制御するから、エンジン32を最低回転数Nminで運転するときのシステム全体の効率をより良好なものとすることができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン32が「エンジン」に相当し、モータ41が「発電機」に相当し、プラネタリギヤ38が「遊星歯車機構」に相当し、モータ42が「電動機」に相当し、バッテリ48が「バッテリ」に相当し、走行に要求される走行用パワーPrとバッテリ48の充放電に要求される充放電要求パワーPb*とロスLossとの和のパワーに対してエンジン32を最低回転数Nmin以上の回転数でエンジン指令パワーPe*を効率よくエンジン32から出力することができるエンジン32の回転数とトルクとの関係としての動作ラインを適用して得られる目標回転数と目標トルクとからなる運転ポイントでエンジン32を運転すると共に駆動軸22に要求トルクを出力して走行するようエンジン32とモータ41,42とを制御し、エンジン32の目標回転数が最低回転数Nminに等しくなるときには、最低回転数Nminでエンジン32から走行用パワーとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力したときのエンジン32の効率とバッテリ48の充電効率とを足して得られるシステム全体の効率が最も良好となるよう最低回転数Nminと走行用パワーPrと燃費向上用充電量Pbchとの関係を予め定めた燃費向上用充電量設定用マップに基づいて燃費向上用充電量Pbchを設定し、エンジン32から走行用パワーPrとロスLossと燃費向上用充電量Pbchとの和のパワーを出力するよう目標トルクを補正してなる運転ポイントでエンジン32を運転するよう制御するハイブリッド用電子制御ユニット50が「制御手段」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業等に利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 駆動軸 24 デファレンシャルギヤ、26a,26b 駆動輪、32 エンジン、34 クランクシャフト、36 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、38 プラネタリギヤ、41,42 モータ、43,44 インバータ、46 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、48 バッテリ、50 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、52 シフトポジションセンサ、54 アクセルペダルポジションセンサ、56 ブレーキペダルポジションセンサ、58 車速センサ。

Claims (1)

  1. エンジンと、動力を入出力可能な発電機と、前記エンジンの出力軸と前記発電機の回転軸と駆動輪に連結された駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、アクセル操作に基づく走行用パワーと前記バッテリを充放電するための充放電パワーと車両に生じる損失との和のパワーに対して前記エンジンを所定の要求に基づく最低回転数以上の回転数で効率よく運転するよう該エンジンの回転数とトルクとに課す制約としての動作ラインを適用して得られる目標回転数と目標トルクとからなる運転ポイントで前記エンジンを運転すると共にアクセル操作に基づく駆動トルクにより走行するよう前記エンジンと前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備えるハイブリッド自動車において、
    前記制御手段は、前記目標回転数が前記最低回転数に等しくなるときには、該最低回転数で前記エンジンから前記走行用パワーを超えるパワーを出力したときの該エンジンの効率と該エンジンから出力されたパワーのうち前記走行用パワーを超えた分のパワーを用いて前記バッテリを充電したときの充電効率とを足して得られる効率が最も良好となるように前記目標トルクを補正してなる運転ポイントで前記エンジンを運転するよう制御する手段である、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012153167A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両およびその制御方法
CN102916478A (zh) * 2011-08-05 2013-02-06 现代自动车株式会社 用于车辆的发电控制系统

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