JP2016135645A - 自動車のドア構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体にシール部材取付け用のファスナの取付け孔を形成することなく、かつドアを延長、特に、後方へ延長することなく、防水性を確保すると共に、サッシュおよびドアの拡大を抑制して、多重環状シール構造を形成し、遮音性の向上を図ることができる自動車のドア構造の提供を目的とする。
【解決手段】ドアと車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造であって、多重環状シール部材は少なくとも外側シール部材33を有し、外側シール部材33は、ドア後部のサッシュ部12においては、そのシール部33Sが車体側の外装部材または車体側のウインド部材に取付けられ、ドア本体11の後縁においては、そのシール部33Rがドア側に取付けられたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】ドアと車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造であって、多重環状シール部材は少なくとも外側シール部材33を有し、外側シール部材33は、ドア後部のサッシュ部12においては、そのシール部33Sが車体側の外装部材または車体側のウインド部材に取付けられ、ドア本体11の後縁においては、そのシール部33Rがドア側に取付けられたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、ドアと車体との間に多重環状シール部材を設けるような自動車のドア構造に関するものである。
近年、車外騒音の遮音を図って防音性向上を確保するために、ドアと車体との間に多重環状シール部材を設けることが要請されている。
上述の多重環状シール部材を構成する外側シール部材を、ファスナを用いて車体に取付ける場合には、車体側にファスナ取付け孔を開口する必要があり、このファスナ取付け孔の開口により車体剛性が低下するのみならず、防水性が劣化する。
上述の多重環状シール部材を構成する外側シール部材を、ファスナを用いて車体に取付ける場合には、車体側にファスナ取付け孔を開口する必要があり、このファスナ取付け孔の開口により車体剛性が低下するのみならず、防水性が劣化する。
また、外側シール部材を車体側に設けると、この車体側のシール部材に対する受け面をドア側に形成する必要があるので、ドアを上記シール部材と当接する位置まで延ばすことが要請され、車体剛性に寄与しないドアが延びることで、当該ドアが大型化および重量大となる問題点があり、このことは、ドア本体のみならず、ドアのサッシュ部についても同様である。
一方で、上述の外側シール部材を車体側に接着することも考えられる。この場合はシール部材のレイアウトの自由度が高まる反面で、接着ずれが生じた場合には、その修正が困難となるので好ましくない。
ところで、特許文献1には、パーティングシールの取付構造において、ドア本体の上部に位置するドアサッシュの後部に、ファスナを用いてシール部材を取付けた構造が開示されているが、この構造の場合には、ドアサッシュが太くなり、見栄えが悪化する問題点があった。
また、特許文献2には、車体側にシール部材を取付けた構造が開示されているが、この構造の場合には、既述したように、シール部材と当接する位置までドアを延ばす必要があり、該ドアが大型化および重量大となる問題点があった。
そこで、この発明は、車体にシール部材取付け用のファスナの取付け孔を形成することなく、かつドアを延長、特に、後方へ延長することなく、防水性を確保すると共に、サッシュおよびドアの拡大を抑制して、多重環状シール構造を形成し、遮音性の向上を図ることができる自動車のドア構造の提供を目的とする。
この発明による自動車のドア構造は、ドアと車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造であって、上記多重環状シール部材は少なくとも外側シール部材を有し、該外側シール部材は、ドア後部のサッシュ部においては、そのシール部が車体側の外装部材または車体側のウインド部材に取付けられ、ドア本体の後縁においては、そのシール部がドア側に取付けられたものである。
上記構成によれば、外側シール部材のドア後部のサッシュ部においては、そのシール部が車体側外装部材または車体側のウインド部材に取付けられ、ドア本体の後縁においては、そのシール部がドア側に取付けられるので、車体に対してシール部材取付け用のファスナ取付け孔を形成する必要がない。このため、車体の剛性低下を抑制することができると共に、ファスナ取付け孔を形成しないので、防水性をも確保することができる。
また、ドアおよびサッシュ部を後方に延ばす必要もなくなるので、サッシュ部およびドアの拡大を抑制し、これらの大型化および重量増加を招くことなく、多重環状シール構造を形成することができて、遮音性の向上を図ることができる。
また、ドアおよびサッシュ部を後方に延ばす必要もなくなるので、サッシュ部およびドアの拡大を抑制し、これらの大型化および重量増加を招くことなく、多重環状シール構造を形成することができて、遮音性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記外側シール部材とその内隣りのシール部材とが隣り合ってドアに併設され、これら各シール部材がファスナを介してドアに取付けられ、上記ファスナの取付け孔が、一方のシール部材においては所定の間隔に形成されており、他方のシール部材における一方のシール部材との接近部位においては、上記所定の間隔よりも広く形成されており、上記間隔が広い部位のシール部には、その内部に芯材が設けられて補強されたものである。
上記構成によれば、間隔が広い部位のシール部には、その内部に芯材が設けられて補強されているので、当該芯材によりシール部材のシール剛性を高めることができる。また、ファスナの取付け孔は、所定の間隔の部分と、間隔が広い部分とを有するので、ファスナの取付け孔の数量を減らしつつ、シール性を確保することができる。
さらに、ファスナの取付け孔の間隔が広い部分を設けたので、ドアパネルのプレス成形時に、ヒケや割れが発生するのを防止することができる。
さらに、ファスナの取付け孔の間隔が広い部分を設けたので、ドアパネルのプレス成形時に、ヒケや割れが発生するのを防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記外側シール部材のドア後部のサッシュ部におけるシール部は、ドアよりも後方に設けられたウインドガラス外枠部に取付けられると共に、上記シール部と上記ウインドガラス外枠部とを同系色にて形成したものである。
上記構成によれば、車体側にファスナの取付け孔を形成する必要がなく、また、ドア後部のサッシュ部を太くすることなく、ウインドガラス外枠部と当該外枠部に取付けられるシール部とを同系色と成すことで、見栄えの向上をも図ることができる。
この発明によれば、車体にシール部材取付け用のファスナの取付け孔を形成することなく、かつドアを延長、特に、後方へ延長することなく、防水性を確保すると共に、サッシュおよびドアの拡大を抑制して、多重環状シール構造を形成し、遮音性の向上を図ることができる効果がある。
車体にシール部材取付け用のファスナの取付け孔を形成することなく、かつドアを延長、特に、後方へ延長することなく、防水性を確保すると共に、サッシュおよびドアの拡大を抑制して、多重環状シール構造を形成し、遮音性の向上を図るという目的を、ドアと車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造において、上記多重環状シール部材は少なくとも外側シール部材を有し、該外側シール部材は、ドア後部のサッシュ部においては、そのシール部が車体側の外装部材または車体側のウインド部材に取付けられ、ドア本体の後縁においては、そのシール部がドア側に取付けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車のドア構造を示し、図1は当該ドア構造を車室内側から見た状態で示す側面図、図2は図1のA−A線矢視断面図である。なお、以下の実施例においては、自動車のドア構造をリヤドアに採用した場合について説明する。
図面は自動車のドア構造を示し、図1は当該ドア構造を車室内側から見た状態で示す側面図、図2は図1のA−A線矢視断面図である。なお、以下の実施例においては、自動車のドア構造をリヤドアに採用した場合について説明する。
図1に示すように、リヤドア10はドア本体11とドアサッシュ部12とを備えており、図2に示すように、ドア本体11はドアアウタパネル13とドアインナパネル14とをヘミング加工して一体化されている。
また、上述のドア本体11は、前辺部11Fと下辺部11Bと後辺部11Rとを有する一方、ドアサッシュ部12はサッシュアウタ15とサッシュインナ16(図4参照)を組合せて構成されており、このドアサッシュ部12は、図1に示すように、ベルトラインBLより上方に位置している。
さらに、上述のドアサッシュ部12は前辺部12Fと上辺部12Uと後辺部12Rとを有している。
また、上述のドア本体11は、前辺部11Fと下辺部11Bと後辺部11Rとを有する一方、ドアサッシュ部12はサッシュアウタ15とサッシュインナ16(図4参照)を組合せて構成されており、このドアサッシュ部12は、図1に示すように、ベルトラインBLより上方に位置している。
さらに、上述のドアサッシュ部12は前辺部12Fと上辺部12Uと後辺部12Rとを有している。
また、図2に示すように、ドアインナパネル14の前部において、ドアヒンジ(図示せず)と対応する部分には、ドア内部空間17に位置するレインフォースメント18を取付けて、ドア剛性およびヒンジ支持剛性の向上を図るように構成している。
さらに、図2に示すように、ドアインナパネル14の車幅方向内側にはドアトリム19を取付けており、図1に示すように、該ドアトリム19には、当該ドアトリム19から車幅方向内側へ突出するように、アームレスト20、グリップ21およびドアポケット22を、一体または一体的に形成すると共に、ドアトリム19の前上部には、ドアインナハンドル23を取付けている。
なお、図1において、24はリヤシートのシートクッション、25はリヤシートのシートバックである。また、図2において、26はインパクトバーである。
なお、図1において、24はリヤシートのシートクッション、25はリヤシートのシートバックである。また、図2において、26はインパクトバーである。
図1に示すように、リヤドア10の車幅方向内側面に当接する内側シール部材31を車体側に設けている。図1では、車体側に設けられた内側シール部材31を図示の便宜上、実線で示している。この内側シール部材31は、図1に示すように、環状に形成されている。
上述の環状の内側シール部材31の外側には環状の中間シール部材32を配設し、さらに、環状の中間シール部材32の外側には環状の外側シール部材33を配設して、これらの各シール部材31,32,33により多重シール構造(この実施例では、3重シール構造)を形成している。
ここで、上述の各シール部材31,32,33は、リヤドア10と車体との間をシールするものである。
ここで、上述の各シール部材31,32,33は、リヤドア10と車体との間をシールするものである。
全てが車体側に設けられた内側シール部材31は、ドアサッシュ部12の前辺部12Fおよびドア本体11の前辺部11Fに対応して上下方向に延びる前辺部31Fと、ドアサッシュ部12の上辺部12Uに対応して前後方向に延びる上辺部31Uと、ドアサッシュ部12の後辺部12Rに対応して略上下方向(詳しくは、前高後低の傾斜方向)に延びる上側後辺部31Sと、ドア本体11の後辺部11Rに対応して略上下方向(詳しくは、前低後高の傾斜方向)に延びる下側後辺部31Rと、ドア本体11の下辺部11Bに対応して前後方向に延びる下辺部31Bとを環状一体化したシール部材である。
全てがドア側に設けられた中間シール部材32は、ドアサッシュ部12の前辺部12Fおよびドア本体11の前辺部11Fに対応して上下方向に延びる前辺部32Fと、ドアサッシュ部12の上辺部12Uに対応して前後方向に延びる上辺部32Uと、ドアサッシュ部12の後辺部12Rに対応して略上下方向に延びる上側後辺部32Sと、ドア本体11の後辺部11Rに対応して略上下方向に延びる下側後辺部32Rと、ドア本体11の下辺部11Bに対応して前後方向に延びる下辺部32Bとを環状一体化したシール部材である。
ドア側と車体側とに区分して設けられた外側シール部材33は、ドアサッシュ部12の前辺部12Fおよびドア本体11の前辺部11Fに対応して上下方向に延びる前辺部33Fと、ドアサッシュ部12の上辺部12Uに対応して前後方向に延びる上辺部33Uと、ドアサッシュ部12の後辺部12Rに対応して略上下方向に延びる上側後辺部33Sと、ドア本体11の後辺部11Rに対応して略上下方向に延びる下側後辺部33Rと、ドア本体11の下辺部11Bに対応して前後方向に延びる下辺部33Bとを、リヤドア10の閉時に環状となるように形成したシール部材である。
図1に示すように、外側シール部材33の上側後辺部33Sと下辺部33Bとは車体側に設けられており、残りの前辺部33F、上辺部33U、下側後辺部33Rはドア側に設けられている。
図3は図1のB−B線に沿ってリヤドア10とサイドシル35との間のシール構造を示す断面図である。
図3において、フロアパネル34の車幅方向外端部には、サイドシル35を接合固定している。このサイドシル35は、サイドシルアウタ36とサイドシルレインフォースメント37とサイドシルインナ38とを接合固定して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面39を形成した車体強度部材である。
図3において、フロアパネル34の車幅方向外端部には、サイドシル35を接合固定している。このサイドシル35は、サイドシルアウタ36とサイドシルレインフォースメント37とサイドシルインナ38とを接合固定して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面39を形成した車体強度部材である。
同図に示すように、サイドシル35のサイドシルアウタ36における外側下部には、サイドシル35に沿って車両前後方向に延びるステップモール40を取付ける一方、リヤドア10のドアアウタパネル13の外側下部には、当該下部に沿って前後方向に延びるドアロアガーニッシュ41を取付けている。
そして、図3に示すように、内側シール部材31の下辺部31Bを、サイドシル35の各要素36,37,38の上側接合フランジ部35aに取付け、中間シール部材32の下辺部32Bを、ドアインナパネル14の下部に取付け、外側シール部材33の下辺部33Bを上述のステップモール40の外側下部に取付けて、これら各シール部材31,32,33の下辺部31B,32B,33Bで、リヤドア10とサイドシル35との間をシールすべく構成している。
図4は図1のC−C線に沿ってドアサッシュ部12とルーフサイドレール43との間のシール構造を示す断面図である。
図4において、ルーフパネル42の車幅方向外側の段下げフランジ部42aには、ルーフサイドレール43を接合固定している。このルーフサイドレール43は、ルーフサイドレールアウタ44と、ルーフサイドレールレインフォースメント45と、ルーフサイドレールインナ46とを接合固定して、車両の前後方向に延びるルーフサイド閉断面47を形成した車体強度部材である。
図4において、ルーフパネル42の車幅方向外側の段下げフランジ部42aには、ルーフサイドレール43を接合固定している。このルーフサイドレール43は、ルーフサイドレールアウタ44と、ルーフサイドレールレインフォースメント45と、ルーフサイドレールインナ46とを接合固定して、車両の前後方向に延びるルーフサイド閉断面47を形成した車体強度部材である。
同図に示すように、ルーフパネル42をその下方から覆うトップシーリング48を設ける一方、リヤドア10は昇降可能なドアウインドガラス49を備えている。
そして、図4に示すように、内側シール部材31の上辺部31Uを、ルーフサイドレール43の各要素44,45,46の下側接合フランジ部43aに取付けると共に、内側シール部材31の上辺部31Uにおけるシールリップ部31aで、トップシーリング48の車幅方向外端部下面をシールしている。また、中間シール部材32の上辺部32Uを、ドアサッシュ部12の上辺部12Uにおける車幅方向に延びる上面部に取付け、外側シール部材33の上辺部33Uを、ドアサッシュ部12の車幅方向外端上部に取付けて、これら各シール部材31,32,33の上辺部31U,32U,33Uで、ドアサッシュ部12とルーフサイドレール43との間をシールすべく構成している。なお、図4において、50はサッシュモールである。
図5は図1のD−D線に沿ってリヤドア10とセンタピラー51との間のシール構造を示す断面図である。
図5において、サイドシル35とルーフサイドレール43とを連結すべく上下方向に延びるセンタピラー51を設けている。このセンタピラー51は、センタピラーアウタ52と、センタピラーレインフォースメント53と、センタピラーインナ54とを接合固定して、車両の上下方向に延びるセンタピラー閉断面55を形成した車体強度部材である。
図5において、サイドシル35とルーフサイドレール43とを連結すべく上下方向に延びるセンタピラー51を設けている。このセンタピラー51は、センタピラーアウタ52と、センタピラーレインフォースメント53と、センタピラーインナ54とを接合固定して、車両の上下方向に延びるセンタピラー閉断面55を形成した車体強度部材である。
同図に示すように、センタピラーインナ54の車幅方向内側にはセンタピラートリム56が設けられる一方、センタピラー51よりも前側には、フロントドア1が設けられている。
このフロントドア1は、ドアアウタパネル2とドアインナパネル3とをヘミング加工して一体化されており、ドアインナパネル3の後辺部3Rにおけるドア内部空間4側の面には、ドアレインフォースメント5を接合固定している。
そして、図5に示すように、内側シール部材31の前辺部31Fを、センタピラー51の各要素52,53,54の後側接合フランジ部51bに取付けると共に、内側シール部材31の前辺部31Fにおけるシールリップ部31aで、センタピラートリム56の前後方向後部における車幅方向外端部後面をシールしている。また、中間シール部材32の前辺部32Fを、ドア本体11の前辺部11Fにおける前面(詳しくは、ドアインナパネル14の前面)に取付け、外側シール部材33の前辺部33Fを、ドア本体11のヘミング加工部に取付け、この前辺部33Fのシールリップ部33aで、リヤドア10とフロントドア1との間をシールすべく構成すると共に、上述の各シール部材31,32の前辺部31F,32Fで、リヤドア10のドア本体11とセンタピラー51との間をシールすべく構成している。
なお、図5において、6はフロントドア1側の中間シール部材であり、この中間シール部材6はフロントドア1のドアインナパネル3後面に取付けられている。また、7はセンタピラー51の各要素52,53,54の前側接合フランジ部51aに取付けられた内側シール部材であって、この内側シール部材7は、フロントドア1とセンタピラー51との間をシールするものである。
なお、図5において、6はフロントドア1側の中間シール部材であり、この中間シール部材6はフロントドア1のドアインナパネル3後面に取付けられている。また、7はセンタピラー51の各要素52,53,54の前側接合フランジ部51aに取付けられた内側シール部材であって、この内側シール部材7は、フロントドア1とセンタピラー51との間をシールするものである。
図6は図1のE−E線に沿ってドアサッシュ部12とクオータピラー(中間ピラー)57との間のシール構造を示す断面図である。
ドアサッシュ部12の後辺部12Rと対応する車体側には、クオータピラー57が設けられている。
このクオータピラー57は、クオータピラーアウタ58と、クオータピラーレインフォースメント59と、クオータピラーインナ60とを接合固定して、略上下方向に延びるクオータピラー閉断面61を形成した車体強度部材であり、上述のクオータピラーインナ60の車幅方向内側にはクオータピラートリム62が設けられている。
このクオータピラー57は、クオータピラーアウタ58と、クオータピラーレインフォースメント59と、クオータピラーインナ60とを接合固定して、略上下方向に延びるクオータピラー閉断面61を形成した車体強度部材であり、上述のクオータピラーインナ60の車幅方向内側にはクオータピラートリム62が設けられている。
上述のクオータピラー57と、ルーフサイドレール43と図示しないリヤピラーとで囲繞された空間には、クオータウインドガラス63が設けられている。また、ドアサッシュ12の後辺部12Rにおけるサッシュアウタ15の車幅方向外側はガーニッシュ64で覆われている。
そして、図6に示すように、内側シール部材31の上側後辺部31Sを、クオータピラー57の各要素58,59,60の前側接合フランジ部57aに取付けると共に、そのシールリップ部31aで、クオータピラートリム62の前部における車幅方向外端部前面をシールしている。
また、中間シール部材32の上側後辺部32Sを、ドアサッシュ部12の後辺部12Rにおけるサッシュインナ16の後面部に取付け、外側シール部材33の上側後辺部33Sをクオータウインドガラス63の前端部に取付けて、上述の各シール部材31,32,33の上側後辺部31S,32S,33Sで、ドアサッシュ部12とクオータピラー57との間をシールすべく構成している。
なお、図6において、65はガラスランチャンネルである。
なお、図6において、65はガラスランチャンネルである。
図7は図1のG−G線に沿ってリヤドア10におけるドア本体11と、ボディサイドアウタパネル70との間のシール構造を示す断面図である。
リヤホイールハウス66は、リヤホイールハウスアウタ67とリヤホイールハウスインナ68とを接合固定して形成されると共に、リヤホイールハウスアウタ67にはレインフォースメント69が設けられている。
また、リヤホイールハウスアウタ67の外側にはボディサイドアウタパネル70を設ける一方、リヤホイールハウス66の車幅方向内側にはリヤトリム71を設けている。さらに、ボディサイドアウタパネル70の車幅方向外側にはリヤホイールモール72を取付けている。
また、リヤホイールハウスアウタ67の外側にはボディサイドアウタパネル70を設ける一方、リヤホイールハウス66の車幅方向内側にはリヤトリム71を設けている。さらに、ボディサイドアウタパネル70の車幅方向外側にはリヤホイールモール72を取付けている。
そして、図7に示すように、内側シール部材31の下側後辺部31Rを、ボディサイドアウタパネル70とレインフォースメント69とリヤホイールハウスアウタ67との前側接合フランジ部66aに取付けると共に、そのシールリップ部31aでリヤトリム71の前部における車幅方向外端部をシールしている。また、中間シール部材32の下側後辺部32Rを、ドア本体11の後辺部11R背面に取付け、外側シール部材33の下側後辺部33Rを、ドア本体11の後辺部11Rにおけるヘミング加工部近傍、つまり、ドアインナパネル14の後辺部11Rの車幅方向外部背面に取付け、上述の各シール部材31,32,33の下側後辺部31R,32R,33Rで、リヤドア10のドア本体11とボディサイドアウタパネル70およびリヤホイールモール72との間をシールすべく構成している。
ここで、内側シール部材31は、当該シール部材31を車体に取付ける把持部と、中空のシール部と、シールリップ部31aとを備えている。
また、中間シール部材32は、当該シール部材32をドアインナパネル14に取付ける取付け基部と、中空のシール部とを備えている。
さらに、外側シール部材33は、取付け基部と、中空のシール部またはシールリップ部と、を備えている。
また、中間シール部材32は、当該シール部材32をドアインナパネル14に取付ける取付け基部と、中空のシール部とを備えている。
さらに、外側シール部材33は、取付け基部と、中空のシール部またはシールリップ部と、を備えている。
上述の各シール部材31,32,33のうち、全てが車体側に設けられた内側シール部材31は、当該シール部材31が当接するドア側の面が、ドア前部においては、図2,図5に示すようにドアトリム19に形成されており、ドア後部においては、図7に示すように、ドアインナパネル14に形成されている。
このため、図1に示すように、ドアトリム19におけるシートクッション24前部よりも前側の位置Xからドア本体11の下辺部11B対応位置および後辺部11R対応位置にかけてベルトラインBL位置まで、ドアトリム19に切欠き部19aを形成すると共に、この切欠き部19aを形成しない部位においては、上記位置Xからドア本体11の下辺部11B対応位置および前辺部11F対応位置にかけてベルトラインBL位置までフランジ部19bを一体形成している(図2,図5参照)。このフランジ部19bは、図2,図5に示すように、ドアトリム19の主面部より車幅方向の外側に段下げ形成されている。
このフランジ部19bは、図1に示すように、下辺部11B対応位置においては上下方向に延び、ドアトリム19の前下コーナ部にて、そのフランジ部19bの延設方向が上下方向から前後方向に変向され、前辺部11F対応位置においては、図2,図5に示すように、前後方向に延びるよう一体形成されており、ドア前部における内側シール部材31のドア側の当接面は、上記フランジ部19bに当接するように構成されている。
つまり、内側シール部材31が当接するドア側の面を、着座乗員(後席乗員)の目につきやすいドア前部においてはドアトリム19に形成し、着座乗員の耳に近いドア後部においては、微細な凹凸模様が存在しないドアインナパネル14に形成することで、見栄えの確保(車体とリヤドア10との間の隙間からドアインナパネル14それ自体の色が見えるのを防止することによる見栄えの確保)と、シール性向上による静粛性確保との両立を図るように構成したものである。
ここで、ドアトリム19の内側シール部材31との当接部位(図1において切欠き部19aが形成されていない部位)は、シートクッション24の前部よりも前側に設定されており、ドアインナパネル14の内側シール部材31との当接部位(図1において切欠き部19aが形成された部位)は、シートクッション24の前部よりも後側に設定されている。
これにより、着座乗員の目の位置よりも前方に相当するシートクッション24前部よりも前側は、内側シール部材31との当接部位をドアトリム19の車幅方向外側に段差状に形成されたフランジ部19bとし、シートクッション24により隠れる位置に相当するシートクッション24前部よりも後側は、内側シール部材31との当接部位をドアインナパネル14として、シール性を確保し、見栄えの確保と、静粛性の確保との両立を図るように構成している。
また、図1で示したように、上述のドアトリム19には、リヤドア10と車体との間の隙間を着座乗員の視線から隠すように車室内側へ突出するアームレスト20およびドアポケット22が設けられており、これにより、ドアインナパネル14それ自体の色がリヤドア10と車体との間の隙間から見えるのを、着座乗員の視線から隠して、見栄えの向上を図るように構成すると共に、シートが前後スライドする構造やシートとドアとの間隔が比較的大きい場合であっても、上記隙間をアームレスト20およびドアポケット22にて効率的に隠すように構成したものである。
図8は図2のH−H線矢視断面図、図9は図2のI−I線矢視断面図である。
図2,図8,図9に示すように、リヤドア10の前面部において上述のドアトリム19における内側シール部材31との当接面、すなわちフランジ部19bとドアインナパネル14との間には空間部73が形成されている。
図2,図8,図9に示すように、リヤドア10の前面部において上述のドアトリム19における内側シール部材31との当接面、すなわちフランジ部19bとドアインナパネル14との間には空間部73が形成されている。
この実施例では、図2に示すように、当該部位においてドアインナパネル14を車幅方向内側の前部から前辺部11Fにかけて平面視で略L字状となるよう連続して窪ませる凹部14aを形成し、この凹部14aにより上述の空間部73を構成している。
そして、この空間部73には、パワーウインド用や衝突センサ用その他の電気部品に対して電力を供給するハーネス74を配索している。
この実施例では、上述のハーネス74は、グロメットアウタ75とグロメットインナ76とから成るグロメット77内を通して配索されており、グロメット77先端部のソケット部78内にはコネクタ79を設ける一方で、グロメットアウタ75とドアトリム19のフランジ部19bとの間には、インシュレータ80を介設している。
これにより、ドアトリム19の内側シール部材31との当接面(フランジ部19b)とドアインナパネル14との間の空間部73を通して上述のハーネス74を配索し、ドアインナパネルの前面部に開口を形成し、該開口にハーネスを通す構造と比較して、ドアインナパネル14の成形性およびハーネス74組付け性向上を図り、かつハーネス74配索位置におけるシール性確保を図るように構成したものである。
なお、図9において、81は中間シール部材32の基部32aをドアインナパネル14に取付けるためのファスナである。
なお、図9において、81は中間シール部材32の基部32aをドアインナパネル14に取付けるためのファスナである。
図10はドアトリム19を取外した状態で示す図1の要部拡大側面図、図11の(a)は図10のJ−J線に沿う要部の矢視断面図、図11の(b)は図10のK−K線に沿う要部の矢視断面図である。
図1,図10に示すように、リヤドア10と車体との間には、内側シール部材31、中間シール部材32、外側シール部材33から成る多重環状シール部材が設けられている。
上述の多重環状シール部材のうち外側シール部材33は、リヤドア10の後部のドアサッシュ部12においては、そのシール部である上側後辺部33Sが図6に示すように車体側の外装部材または車体側のウインド部材(この実施例では、クオータウインドガラス63)に取付けられる一方で、ドア本体11の後縁においては、図7に示すように、そのシール部である下側後辺部33Rがドア側としてのドアインナパネル14の後辺部11Rに取付けられている。
これにより、車体に対してシール部材(上側後辺部33S参照)取付け用のファスナ取付け孔を形成する必要がなく、車体の剛性低下を抑制すると共に、ファスナ取付け孔を形成しないことで、防水性をも確保するように構成している。また、リヤドア10およびそのドアサッシュ部12を後方に延ばす必要がなく、ドアサッシュ部12およびリヤドア10の拡大を抑制して、これらの大型化、重量増加を招くことなく、多重環状シール構造を形成すべく構成したものである。
図10,図11の(a)、図11の(b)に示すように、上述の外側シール部材33とその内隣りのシール部材である中間シール部材32とは互に隣り合ってリヤドア10に併設されており、これらの各シール部材33,32はファスナ82(但し、図11では外側シール部材33のファスナのみを図示)を介してドアインナパネル14に取付けられている。
図10に示すように、上述のファスナ82をドアインナパネル14に係止するためのファスナ82の取付け孔83は、一方のシール部材(この実施例では、中間シール部材32参照)においては略所定の間隔L1に形成されており、他方のシール部材(この実施例では、外側シール部材33参照)における中間シール部材32との接近部位においては、上述の所定の間隔L1よりも広い間隔L2に形成されている。
この実施例では、上記接近部位は、リヤホイールアーチの湾曲した前上部に相当する。
そして、間隔L2が広い(L2>L1)部位の外側シール部材33には、図11の(a)、図11の(b)に示すように、当該外側シール部材33の内部に芯材84が設けられて、該シール部材33が補強されている。
そして、間隔L2が広い(L2>L1)部位の外側シール部材33には、図11の(a)、図11の(b)に示すように、当該外側シール部材33の内部に芯材84が設けられて、該シール部材33が補強されている。
図10に示すように、上述の芯材84が設けられる範囲αは、間隔L2の前端よりもさらに前方で、かつ間隔L2の後端よりもさらに後方となるように設定されている。
この芯材84は、対向するドアインナパネル14に対し略平行で幅広のドア対向面が設けられ、外側のシール部材33とドアインナパネル14とを幅広く圧接させ、シール部材33のシール剛性が高められている。
また、この芯材84は、ファスナ82と固着され、ファスナ82によって直接取付け孔83に取り付けられており、芯材84のドアインナパネル14への支持剛性が高められ、本実施例のように湾曲した形状としても、全体的にシール剛性を高めることができる。
なお、芯材84にもファスナ82に係合する取付け孔を形成してもよく、芯材84とファスナ82とを一体成型してもよい。
この芯材84は、対向するドアインナパネル14に対し略平行で幅広のドア対向面が設けられ、外側のシール部材33とドアインナパネル14とを幅広く圧接させ、シール部材33のシール剛性が高められている。
また、この芯材84は、ファスナ82と固着され、ファスナ82によって直接取付け孔83に取り付けられており、芯材84のドアインナパネル14への支持剛性が高められ、本実施例のように湾曲した形状としても、全体的にシール剛性を高めることができる。
なお、芯材84にもファスナ82に係合する取付け孔を形成してもよく、芯材84とファスナ82とを一体成型してもよい。
図10,図11で示したように、間隔L2が広い部位の外側シール部材33を、範囲αにわたってその内部に芯材84を設けて補強することで、外側シール部材33のシール剛性を高め、また、ファスナ82の取付け孔83が、所定の間隔L1の部分と、間隔L2が広い部分とを有することで、ファスナ82の取付け孔83の数量を減らしつつ、シール性を確保すべく構成したものである。
さらに、ファスナ82の取付け孔83の間隔L2が広い部分を設けることで、ドアパネルとしてのドアインナパネル14のプレス成形時に、ドアインナパネル14の成形と同時に、取付け孔83の穿孔を行なう場合でも、ヒケや割れが発生することを防止するよう構成したものである。
さらに、ファスナ82の取付け孔83の間隔L2が広い部分を設けることで、ドアパネルとしてのドアインナパネル14のプレス成形時に、ドアインナパネル14の成形と同時に、取付け孔83の穿孔を行なう場合でも、ヒケや割れが発生することを防止するよう構成したものである。
図6に示すように、外側シール部材33のリヤドア10後部のドアサッシュ部12におけるシール部である上側後辺部33Sは、この実施例では、リヤドア10よりも後方に設けられたクオータウインドガラス63に取付けられているが、この上側後辺部33Sをクオータウインドガラス63の外枠部に取付ける場合には、上側後辺部33Sとクオータウインドガラス63の外枠部とを同系色に形成することが好ましい。
このように構成すると、車体側にファスナの取付け孔を形成する必要がなく、またドア後部のドアサッシュ部12を太くすることなく、クオータウインドガラス63の外枠部と当該外枠部に取付けられるシール部(上側後辺部33S参照)とを同系色と成して、見栄えの向上を図ることができるものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
このように、上記実施例の自動車のドア構造は、ドア(リヤドア10参照)と車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造であって、上記多重環状シール部材は少なくとも外側シール部材33を有し、該外側シール部材33は、ドア後部のサッシュ部(ドアサッシュ部12参照)においては、そのシール部(上側後辺部33S)が車体側の外装部材または車体側のウインド部材(クオータウインドガラス63参照)に取付けられ、ドア本体11の後縁においては、そのシール部(下側後辺部33R参照)がドア側に取付けられたものである(図1,図6,図7参照)。
この構成によれば、外側シール部材33のドア後部のサッシュ部(ドアサッシュ部12)においては、そのシール部(上側後辺部33S)が車体側外装部材または車体側のウインド部材(クオータウインドガラス63)に取付けられ、ドア本体11の後縁においては、そのシール部(下側後辺部33R)がドア側に取付けられるので、車体に対してシール部材取付け用のファスナ取付け孔を形成する必要がない。このため、車体の剛性低下を抑制することができると共に、ファスナ取付け孔を形成しないので、防水性をも確保することができる。
また、ドア10およびサッシュ部(ドアサッシュ部12)を後方に延ばす必要もなくなるので、サッシュ部(ドアサッシュ部12)およびドア10の拡大を抑制し、これらの大型化および重量増加を招くことなく、多重環状シール構造を形成することができて、遮音性の向上を図ることができる。
また、ドア10およびサッシュ部(ドアサッシュ部12)を後方に延ばす必要もなくなるので、サッシュ部(ドアサッシュ部12)およびドア10の拡大を抑制し、これらの大型化および重量増加を招くことなく、多重環状シール構造を形成することができて、遮音性の向上を図ることができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記外側シール部材33とその内隣りのシール部材(中間シール部材32)とが隣り合ってドア10に併設され、これら各シール部材33,32がファスナ82を介してドア10に取付けられ、上記ファスナ82の取付け孔83が、一方のシール部材32においては所定の間隔L1に形成されており、他方のシール部材33における一方のシール部材32との接近部位においては、上記所定の間隔L1よりも広く形成されており、上記間隔が広い部位のシール部33には、その内部に芯材84が設けられて補強されたものである(図10,図11参照)。
この構成によれば、間隔が広い部位のシール部33には、その内部に芯材84が設けられて補強されているので、当該芯材84によりシール部材33のシール剛性を高めることができる。また、ファスナ82の取付け孔83は、所定の間隔L1の部分と、間隔が広い部分(間隔L2参照)とを有するので、ファスナ82の取付け孔83の数量を減らしつつ、シール性を確保することができる。
さらに、ファスナ82の取付け孔83の間隔が広い部分を設けたので、ドアパネル(ドアインナパネル14)のプレス成形時に、ヒケや割れが発生するのを防止することができる。
さらに、ファスナ82の取付け孔83の間隔が広い部分を設けたので、ドアパネル(ドアインナパネル14)のプレス成形時に、ヒケや割れが発生するのを防止することができる。
さらに、上記外側シール部材33のドア後部のドアサッシュ部12におけるシール部(上側後辺部33S)は、ドア10よりも後方に設けられたウインドガラス(クオータウインドガラス63)の外枠部に取付けられると共に、上記シール部(上側後辺部33S)と上記ウインドガラス外枠部とを同系色にて形成した場合には、車体側にファスナの取付け孔を形成する必要がなく、また、ドア後部のサッシュ部を太くすることなく、ウインドガラス外枠部と当該外枠部に取付けられるシール部(上側後辺部33S)とを同系色と成すことで、見栄えの向上をも図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のドアは、実施例のリヤドア10に対応し、
以下同様に、
サッシュ部は、ドアサッシュ部12に対応し、
ドア後部のサッシュ部のシール部は、上側後辺部33Sに対応し、
ドア本体後縁のシール部は、下側後辺部33Rに対応し、
ウインド部材は、クオータウインドガラス63に対応し、
内隣りのシール部材は、中間シール部材32に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明のドアは、実施例のリヤドア10に対応し、
以下同様に、
サッシュ部は、ドアサッシュ部12に対応し、
ドア後部のサッシュ部のシール部は、上側後辺部33Sに対応し、
ドア本体後縁のシール部は、下側後辺部33Rに対応し、
ウインド部材は、クオータウインドガラス63に対応し、
内隣りのシール部材は、中間シール部材32に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、ドアと車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造について有用である。
10…リヤドア(ドア)
11…ドア本体
12…ドアサッシュ部(サッシュ部)
32…中間シール部材(内隣りのシール部材)
33…外側シール部材
33R…下側後辺部(ドア本体後縁のシール部)
33S…上側後辺部(ドア後部のサッシュ部のシール部)
63…クオータウインドガラス(ウインド部材)
82…ファスナ
83…取付け孔
84…芯材
11…ドア本体
12…ドアサッシュ部(サッシュ部)
32…中間シール部材(内隣りのシール部材)
33…外側シール部材
33R…下側後辺部(ドア本体後縁のシール部)
33S…上側後辺部(ドア後部のサッシュ部のシール部)
63…クオータウインドガラス(ウインド部材)
82…ファスナ
83…取付け孔
84…芯材
Claims (3)
- ドアと車体との間に多重環状シール部材を設ける自動車のドア構造であって、
上記多重環状シール部材は少なくとも外側シール部材を有し、
該外側シール部材は、ドア後部のサッシュ部においては、そのシール部が車体側の外装部材または車体側のウインド部材に取付けられ、
ドア本体の後縁においては、そのシール部がドア側に取付けられたことを特徴とする
自動車のドア構造。 - 上記外側シール部材とその内隣りのシール部材とが隣り合ってドアに併設され、これら各シール部材がファスナを介してドアに取付けられ、
上記ファスナの取付け孔が、一方のシール部材においては所定の間隔に形成されており、
他方のシール部材における一方のシール部材との接近部位においては、上記所定の間隔よりも広く形成されており、
上記間隔が広い部位のシール部には、その内部に芯材が設けられて補強された
請求項1記載の自動車のドア構造。 - 上記外側シール部材のドア後部のサッシュ部におけるシール部は、ドアよりも後方に設けられたウインドガラス外枠部に取付けられると共に、
上記シール部と上記ウインドガラス外枠部とを同系色にて形成した
請求項1または2記載の自動車のドア構造。
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