JP2016133645A - ラベルテープ及びラベル貼付システム - Google Patents

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Abstract

【課題】張力が付与されても剥離テープが破断し難いラベルテープ及びラベル貼付システムを提供する。
【解決手段】複数のラベル20が帯状の剥離テープ30に剥離可能に貼り付けられたラベルテープ10であって、ラベル20は、ラベル20を切断する第一切断線L1により分けられたラベル本体21及び小ラベル22を有し、剥離テープ30は、剥離テープ30を切断する第二切断線L2により分けられた剥離テープ本体31及び複数の剥離テープ小片32を有し、複数の剥離テープ小片32は、互いに離間しており、それぞれ小ラベル22の一部に重ね合わされるようにラベル本体21及び小ラベル22に貼り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、剥離テープにラベルが貼り付けられたラベルテープ及びラベル貼付システムに関する。
従来から、複数のラベルが帯状の剥離テープに重ね合わされるとともに剥離可能に貼り付けられたラベルテープが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなラベルテープでは、ラベル及び剥離テープの何れか一方のみを切断するハーフカットを行うことで、任意の形状のラベルを形成したり、ラベル内に小ラベルを型抜したり、ラベルを剥離し易くしたりすることが可能となっている。
特開2002−099215号公報
ところで、医療機関等では、医療機器とカルテとを一対一で対応付けるために、医療機器とカルテとに同じ識別記号が付されたラベルを貼り付けている。このような用途でラベルテープを使用する場合は、ラベルテープを次のように構成することが考えられる。つまり、ラベルをハーフカットすることにより、1枚のラベルに、医療機器に貼り付けられるラベル本体とカルテに貼り付けられる小ラベルとを形成する。そして、ラベル本体と小ラベルとに同じ識別記号を付す。また、剥離テープをハーフカットすることにより、剥離テープに、小ラベル全体を囲む剥離テープ小片を形成する。このラベルテープでは、剥離テープからラベルを剥離すると、剥離小片は、剥離テープから切り離されて、ラベル側に貼り付けられたままとなる。そして、剥離テープから剥離したラベルを医療機器に貼り付けた後、小ラベルをラベルから剥離してカルテに貼り付ける。これにより、医療機器及びカルテに同じ識別記号が付される。
ここで、剥離テープからラベルを剥離して医療機器に貼り付けるために、ラベラーと呼ばれるラベル貼付システムを使用することが考えられる。しかしながら、ラベル貼付システムを使用すると、ラベルテープに張力が付与される。一方、剥離テープからラベルを剥離すると、剥離テープには小ラベルよりも大きな開口が形成される。このため、この開口から剥離テープが破断し易くなる。その結果、ラベルを剥離した剥離テープの回収不良が発生する可能性がある。
そこで、本発明は、張力が付与されても剥離テープが破断し難いラベルテープ及びラベル貼付システムを提供することを目的とする。
本発明に係るラベルテープは、複数のラベルが帯状の剥離テープに剥離可能に貼り付けられたラベルテープであって、ラベルは、ラベルを切断する第一切断線により分けられたラベル本体及び小ラベルを有し、剥離テープは、剥離テープを切断する第二切断線により分けられた剥離テープ本体及び複数の剥離テープ小片を有し、複数の剥離テープ小片は、互いに離間しており、それぞれ小ラベルの一部に重ね合わされるようにラベル本体及び小ラベルに貼り付けられている。
本発明に係るラベルテープでは、ラベル貼付システム等によって剥離テープからラベルを剥離すると、剥離テープ本体から剥離テープ小片が分離されるとともに、分離された剥離テープ小片がラベル本体及び小ラベルに貼り付けられたままの状態となる。ここで、剥離テープ小片が複数あるとともに、複数の剥離テープ小片は互いに離間している。このため、剥離テープ本体から剥離テープ小片が分離されると、剥離テープ本体には小ラベルよりも小さい開口しか形成されず、また、隣接する開口の間の領域に剥離テープ本体が渡される。このため、ラベル貼付システム等によってラベルテープに張力が付与されても、剥離テープからラベルが剥離された後に剥離テープ本体が破断するのを抑制することができる。
また、小ラベルの剥離テープ本体に重ね合わされる面は、糊殺し処理が施されていてもよい。このラベルテープでは、小ラベルの剥離テープ小片が重ね合わされていない面に糊殺し処理が施されているため、剥離テープから剥離したラベルを対象物に貼り付けた後も、ラベル本体から小ラベルを容易に剥離することが可能となる。
また、二つの剥離テープ小片は、それぞれ小ラベルの対向する一方端部及び他方端部に重ね合わされてもよい。このラベルテープでは、小ラベルの両端部が剥離テープ小片に重ね合わされているため、対象物に対する小ラベルの貼り付け性を向上することができる。
また、一方端部に重ね合わされる剥離テープ小片は、剥離テープ小片を切断する第三切断線により分けられた剥離テープ小片本体及びメクリ代を有し、メクリ代は、一方端部の他方端部とは反対側の端部である摘端部と同形に形成されるとともに摘端部と重ね合わされてもよい。このラベルテープでは、メクリ代が摘端部と同形に形成されるとともに当該摘端部と重ね合わされているため、第一切断線の一部と第三切断線の一部とが重なる。このため、小ラベルをラベル本体から剥離する前の状態、すなわち小ラベルが剥離テープ小片に貼り付けられた状態においても、メクリ代及び摘端部を摘まんで捲り上げることができる。これにより、ラベル本体から小ラベルを剥離し易くなる。
本発明に係るラベル貼付ユニットは、上記の何れかのラベルテープを繰出す繰出ユニットと、繰出ユニットにより繰出されたラベルテープを回収する回収ユニットと、ラベルテープの搬送経路における剥離テープ側に配置されて、剥離テープを屈曲させることで剥離テープからラベルを剥離させる剥離ユニットと、剥離ユニットにより剥離されたラベルを対象物に貼り付ける貼付ユニットと、を備える。
本発明に係るラベル貼付システムでは、上記のラベルテープを用いて、剥離テープからラベルを剥離して対象物に貼り付ける。このため、回収ユニット等によって剥離テープに張力が付与されても、剥離ユニットにおいて剥離テープからラベルが剥離された後に剥離テープ本体が破断するのを抑制することができる。
本発明によれば、張力が付与されても剥離テープが破断し難くなる。
ラベル貼付システムを示す概略構成図である。 図1に示すラベル貼付システムの剥離ユニット部分を拡大した図である。 ラベルテープを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。 剥離テープから剥離したラベルを示す図であり、(a)表面を示し、(b)は裏面を示す。 ラベルを剥離した剥離テープを示す図である。 小ラベルを剥離したラベル本体を示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。 ラベル本体から剥離した小ラベルを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。 他のラベルテープを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。 比較例のラベルテープを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、ラベル貼付システムを示す概略構成図である。図2は、図1に示すラベル貼付システムの剥離ユニット部分を拡大した図である。図1及び図2に示すように、ラベル貼付システム1は、複数のラベル20が帯状の剥離テープ30に剥離可能に貼り付けられたラベルテープ10を用いて、対象物Aにラベル20を自動的に貼り付けるシステムである。ラベル貼付システム1は、搬送ユニット2と、繰出ユニット3と、回収ユニット4と、剥離ユニット5と、ローラユニット6と、貼付ユニット7と、を備える。
搬送ユニット2は、ラベル20の貼り付け対象となる対象物Aを搬送する。搬送ユニット2としては、例えば、ベルトコンベアが用いられる。
繰出ユニット3は、ラベルテープ10が巻回された巻回体を回転可能に保持するとともに、当該巻回体からラベルテープを繰り出す。繰出ユニット3としては、例えば、ラベルテープ10の巻回体が装着されるローラが用いられる。なお、このローラは、駆動ローラであってもよく、従動ローラであってもよい。
回収ユニット4は、繰出ユニット3により繰出されたラベルテープ10を巻き取ることにより回収する。回収ユニット4は、駆動モータ(不図示)によりラベルテープ10を能動的に巻き取る。回収ユニット4としては、例えば、駆動モータ(不図示)によりラベルテープ10を巻き取る駆動ローラが用いられる。
剥離ユニット5は、剥離テープ30からラベル20を剥離されて、剥離テープ30を屈曲させることで剥離テープ30からラベル20を剥離させる。剥離ユニット5は、ラベルテープ10の幅方向に延在しており、ラベルテープ10の剥離テープ30側に配置される。そして、回収ユニット4によりラベルテープ10を巻き取ると、剥離テープ30が剥離ユニット5に当接される。剥離テープ30に当接される剥離ユニット5の先端縁は、鋭角に形成されている。このため、回収ユニット4によりラベルテープ10を巻き取ると、剥離テープ30のみが剥離ユニット5の先端縁に沿って屈曲され、ラベル20は、剥離テープ30から剥離される。
ローラユニット6は、繰出ユニット3から繰り出されたラベルテープ10を剥離ユニット5に案内する。また、ローラユニット6は、ラベルテープ10に所定の付与する張力を調整するともに、剥離ユニット5に案内するラベルテープ10の角度を調整する。ローラユニット6としては、例えば、繰出ユニット3と剥離ユニット5との間の搬送経路に配置された複数の従動ローラにより構成することができる。この場合、各従動ローラの位置を調整することで、ラベルテープ10に所定の付与する張力を調整するともに、剥離ユニット5に対するラベルテープ10(剥離テープ30)の屈曲角度を調整することが可能となる。
貼付ユニット7は、剥離ユニット5により剥離テープ30から剥離されたラベル20を、搬送ユニット2により搬送されている対象物Aに貼り付ける。貼付ユニット7としては、例えば、剥離テープ30から剥離されたラベル20を吸着する吸着面を備えたピストン部材であってもよい。この場合、剥離テープ30から剥離されたラベル20は、一旦、ピストン部材の吸着面に吸着される。その後、ピストン部材が搬送ユニット2側に移動することで、ラベル20が対象物Aに貼り付けられる。
次に、ラベルテープ10について詳しく説明する。図3は、ラベルテープを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。図4は、剥離テープから剥離したラベルを示す図であり、(a)表面を示し、(b)は裏面を示す。図5は、ラベルを剥離した剥離テープを示す図である。図6は、小ラベルを剥離したラベル本体を示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。図7は、ラベル本体から剥離した小ラベルを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。
図1〜図6に示すように、ラベル20は、対象物Aに貼り付けるシール部材である。ラベル20は、紙や樹脂等の基材に、粘着層が形成された構造となっている。粘着層は、ラベル20の剥離テープ30側の面に形成されている。ラベル20の形状は、特に限定されないが、例えば略矩形とすることができる。
ラベル20は、ラベル20を切断する第一切断線L1により分けられたラベル本体21及び小ラベル22を有する。第一切断線L1は、所謂ハーフカットにより形成される切断線であり、ラベル20は切断するが、剥離テープ30は切断しない切断線である。このため、ラベル20は、第一切断線L1で切断されているが、剥離テープ30は、第一切断線L1で切断されていない。但し、ラベル20を第一切断線L1で切断するために、剥離テープ30のラベル20側の一部は、第一切断線L1に沿って切り込まれている。
小ラベル22は、細長の略矩形に形成されている。そして、小ラベル22は、ラベル本体21の内側に配置されており、小ラベル22の全周囲が、ラベル本体21に囲まれている。このため、ラベル本体21は、ラベル20の外形を成しており、ラベル本体21の内側に、略矩形の開口が形成されている。なお、小ラベル22の形状やラベル本体21に対する小ラベル22の位置などは、特に限定されるものではない。そして、ラベル本体21及び小ラベル22に、それぞれ同じ識別記号が付されている。図面では、ラベル本体21及び小ラベル22に、それぞれ「AAA」の識別記号が付された場合を示している。
剥離テープ30は、ラベル20を剥離可能に粘着されてラベル20を支持する支持部材である。剥離テープ30は、剥離紙、剥離テープ、剥離シート等とも呼ばれる。剥離テープ30は、紙や樹脂等の基材に、シリコーン等の剥離剤で形成される剥離層が形成された構造となっている。剥離層は、剥離テープ30のラベル20側の面に形成されている。剥離テープ30の短手方向の幅は、ラベル20の幅よりも大きい。そして、剥離テープ30に、剥離テープ30の長手方向に沿って、複数のラベル20が所定の隙間を開けて直列的に貼り付けられている。また、ラベル20は、剥離テープ30の長手方向と小ラベル22の長手方向とが直交する向きで、剥離テープ30に貼り付けられている。
剥離テープ30は、剥離テープ30を切断する第二切断線L2により分けられた剥離テープ本体31及び複数の剥離テープ小片32を有する。第二切断線L2は、所謂ハーフカットにより形成される切断線であり、剥離テープ30は切断するが、ラベル20は切断しない切断線である。このため、剥離テープ30は、第二切断線L2で切断されているが、ラベル20は、第二切断線L2で切断されていない。但し、剥離テープ30を第二切断線L2で切断するために、ラベル20の剥離テープ30側の一部は、第二切断線L2に沿って切り込まれている。
剥離テープ小片32は、略矩形に形成されている。そして、剥離テープ小片32は、剥離テープ本体31の内側に配置されており、剥離テープ小片32の全周囲が、剥離テープ本体31に囲まれている。このため、剥離テープ本体31は、剥離テープ30の外形を成しており、剥離テープ本体31の内側に、複数の略矩形の開口が形成されている。なお、剥離テープ小片32の形状は、特に限定されるものではない。複数の剥離テープ小片32は、互いに離間しており、それぞれ小ラベル22の一部に重ね合わされるようにラベル本体21及び小ラベル22に貼り付けられている。
具体的に説明すると、剥離テープ小片32は、1枚のラベル20に対して2枚で構成されている。この2枚の剥離テープ小片32は、それぞれ小ラベル22の対向する一方端部23a及び他方端部23bに重ね合わされる。一方端部23a及び他方端部23bは、細長の略矩形に形成された小ラベル22の長手方向における両端部となる。ここで、一方端部23aに重ね合わされる剥離テープ小片32を、剥離テープ小片32aといい、他方端部23bに重ね合わされる剥離テープ小片32を、剥離テープ小片32bという。また、対向する一方端部23a及び他方端部23bを、単に端部23ともいう。
剥離テープ小片32a及び剥離テープ小片32bは、剥離テープ30の短手方向である幅方向に配列されている。剥離テープ小片32aと剥離テープ小片32bとの離間距離は、特に限定されるものではない。例えば、剥離テープ30の幅方向において、剥離テープ小片32a及び剥離テープ小片32bの寸法が15mm程度である場合は、剥離テープ小片32aと剥離テープ小片32bとの離間距離を8mm以上12mm以下とすることができる。
剥離テープ小片32は、小ラベル22の端部を囲むように、小ラベル22の端部23及びラベル本体21に重ね合わされている。つまり、剥離テープ小片32は、小ラベル22の端部23だけでなく、ラベル本体21の端部23を囲む部分にも重ね合わされている。このため、ラベル本体21から小ラベル22を剥離した際に、剥離テープ小片32がラベル本体21に貼り付けられた状態が保持されて、小ラベル22から剥離テープ小片32が剥離される。ここで、剥離テープ小片32のラベル本体21に重ね合わされる部分が広いと、ラベル本体21を対象物Aに貼り付けるための面積が減る。一方、剥離テープ小片32のラベル本体21に重ね合わされる部分が狭いと、ラベル本体21に対する剥離テープ小片32の貼り付けるための面積が減る。そこで、両者のバランスから、小ラベル22の外縁から剥離テープ小片32の外縁までの寸法(剥離テープ小片32のラベル本体21に重ね合わされる部分の幅)を設定する。例えば、小ラベル22の外縁から剥離テープ小片32の外縁までの寸法は、2mm以上4mm以下とすることができる。
また、一方端部23aに重ね合わされる剥離テープ小片32aは、剥離テープ小片32を切断する第三切断線L3により分けられた剥離テープ小片本体321及びメクリ代322を有する。第三切断線L3は、所謂ハーフカットにより形成される切断線であり、剥離テープ小片32aは切断するが、ラベル20は切断しない切断線である。このため、剥離テープ小片32aは、第三切断線L3で切断されているが、ラベル20は、第一切断線L1と第三切断線L3とが重なる部分(詳細は後述する)を除き、第三切断線L3で切断されていない。但し、剥離テープ小片32aを第三切断線L3で切断するために、ラベル20の剥離テープ小片32a側の一部は、第三切断線L3に沿って切り込まれている。
メクリ代322は、細長の略矩形に形成されている。そして、メクリ代322は、剥離テープ小片本体321の内側に配置されており、メクリ代322の全周囲が、剥離テープ小片本体321に囲まれている。このため、剥離テープ小片本体321は、剥離テープ小片32aの外形を成しており、剥離テープ小片本体321の内側に、略矩形の開口が形成されている。メクリ代322は、一方端部23aの他方端部23bとは反対側の端部である摘端部25と同形に形成されている。また、メクリ代322は、摘端部25と重ね合わされている。このため、メクリ代322の外縁と摘端部25の外縁とが重なる位置では、第一切断線L1と第三切断線L3とが重なっている。つまり、第一切断線L1と第三切断線L3とが重なる部分では、ラベル20及び剥離テープ30の双方が切断されている。このため、小ラベル22をラベル本体21から剥離する前の状態、すなわち小ラベル22が剥離テープ小片32に貼り付けられた状態においても、メクリ代322及び摘端部25を摘まんで捲り上げることが可能な状態となっている。
ところで、小ラベル22は、剥離テープ本体31に重ね合わされる部分と、剥離テープ小片32に重ね合わされる部分と、に分けられる。そして、小ラベル22の剥離テープ本体31に重ね合わされる面24は、糊殺し処理が施されている。一方、小ラベル22の剥離テープ小片32に重ね合わされる面は、糊殺し処理が施されていない。これにより、剥離テープ30から剥離したラベル20を対象物Aに貼り付けても、小ラベル22は対象物Aに貼り付けられない。このため、対象物Aに貼り付けられたラベル本体21から小ラベル22を剥離して、小ラベル22を別の対象物(不図示)に貼り付けることが可能となる。なお、糊殺し処理とは、部分的に粘着力を封じる処理であり、糊殺し処理としては、例えば、粘着層にインク又はニス等を印刷する処理が挙げられる。
次に、ラベル貼付システム1によりラベル20を対象物に貼り付ける方法について説明する。
まず、ラベル20の巻回体をラベル貼付システム1にセットし、回収ユニット4を駆動してラベルテープ10を巻き取る。すると、繰出ユニット3から繰り出されたラベル20は、ローラユニット6を経由して剥離ユニット5まで搬送される。ラベル20が剥離ユニット5まで搬送されると、剥離テープ30は、剥離ユニット5に沿って屈曲されて、回収ユニット4により巻き取られる。一方、ラベル20は、自身の剛性により剥離ユニット5の先端縁を過ぎても真っ直ぐ進もうとする。このため、ラベル20は、剥離テープ30に追従することなく、剥離テープ30から剥離される。同様に、第二切断線L2により分けられている剥離テープ小片32も、剥離テープ本体31から分離されて、ラベル20(ラベル本体21及び小ラベル22)に貼り付けられたままの状態となる。一方、剥離テープ本体31には、剥離テープ小片32があった位置に開口Zが形成される(図5参照)。そして、剥離テープ本体31は、張力を受けながら、回収ユニット4に巻き取られる。
ここで、図9を参照して、比較例のラベルテープを用いた場合と比較する。図9は、比較例のラベルテープを示す図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示す。図9に示すように、比較例のラベルテープ10は、本実施形態のラベルテープ10と同様に、複数のラベル120が帯状の剥離テープ130に剥離可能に貼り付けられている。比較例は、剥離テープ130に、小ラベル122全体を囲む剥離テープ小片132が形成されている点を除いて、本実施形態と同様である。
比較例のラベル120では、剥離テープ小片132が小ラベル122全体を囲むため、ラベル貼付システム1により剥離テープ130からラベル120を剥離すると、剥離テープ130には、小ラベル122よりも大きな開口Zが形成される。このため、剥離テープ本体131が張力を受けながら回収ユニット4に巻き取られる際に、剥離テープ本体131が開口Zから破断しやすくなる。
これに対し、本実施形態のラベルテープ10では、剥離テープ本体31に形成される開口Zは、小ラベル22よりも小さく、また、隣接する開口Zの間の領域Xに剥離テープ本体31が渡されている。このため、比較例に比べて、剥離テープ本体31が張力を受けながら回収ユニット4に巻き取られる際に、剥離テープ本体31が開口Zから破断し難くなる。
一方、剥離テープ30から剥離されたラベル20は、剥離テープ小片32が重ね合わされている部分を除き、粘着層が露出している。そこで、貼付ユニット7により、吸着されて搬送ユニット2により搬送されてきた対象物Aに、剥離テープ30から剥離されたラベル20を押し付けることで、ラベル20が対象物Aに貼り付けられる。
上述したように、小ラベル22の剥離テープ本体31に重ね合わされていた面24は、糊殺し処理が施されている。このため、対象物Aにラベル20が貼り付けられた後、メクリ代322及び摘端部25を摘まんで捲り上げることで、ラベル本体21から小ラベル22を剥離することができる。そして、この剥離した小ラベル22を、カルテなどの第二対象物(不図示)に貼り付けることで、対象物Aと第二対象物とを一対一で対応させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るラベルテープ10では、ラベル貼付システム1によって剥離テープ30からラベル20を剥離すると、剥離テープ本体31から剥離テープ小片32が分離されるとともに、分離された剥離テープ小片32がラベル本体21及び小ラベル22に貼り付けられたままの状態となる。ここで、剥離テープ小片32が複数あるとともに、複数の剥離テープ小片32は互いに離間している。このため、剥離テープ本体31から剥離テープ小片32が分離されると、剥離テープ本体31には小ラベル22よりも小さい開口Zしか形成されず、また、隣接する開口Zの間の領域Xに剥離テープ本体31が渡される。このため、ラベル貼付システム1によってラベルテープ10に張力が付与されても、剥離テープ30からラベル20が剥離された後に剥離テープ本体31が破断するのを抑制することができる。
また、小ラベル22の剥離テープ小片32が重ね合わされていない面24に糊殺し処理が施されているため、剥離テープ30から剥離したラベル20を対象物Aに貼り付けた後も、ラベル本体21から小ラベル11を容易に剥離することが可能となる。
また、小ラベル22の両端部23が剥離テープ小片32に重ね合わされているため、対象物Aに対する小ラベル22の貼り付け性を向上することができる。
また、メクリ代322が摘端部25と同形に形成されるとともに当該摘端部25と重ね合わされているため、第一切断線L1の一部と第三切断線L3の一部とが重なる。このため、小ラベル22をラベル本体21から剥離する前の状態、すなわち小ラベル22が剥離テープ小片32に貼り付けられた状態においても、メクリ代322及び摘端部25を摘まんで捲り上げることができる。これにより、ラベル本体21から小ラベル22を剥離し易くなる。
また、本実施形態に係るラベル貼付システム1では、上記のラベルテープ10を用いて、剥離テープ30からラベル20を剥離して対象物Aに貼り付ける。このため、回収ユニット4等によって剥離テープ30に張力が付与されても、剥離ユニット5において剥離テープ30からラベル20が剥離された後に剥離テープ本体31が破断するのを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、剥離テープ30の長手方向と小ラベル22の長手方向とが直交するように、ラベル20が剥離テープ30に貼り付けられるものとして説明した。しかしながら、剥離テープ30に対するラベル20の向きは特に限定されるものではない。例えば、図8に示すラベルテープ10’のように、剥離テープ30’の長手方向と小ラベル22の長手方向とが直交するように、ラベル20が剥離テープ30’に貼り付けられてもよい。この場合、剥離テープ30’の剥離テープ小片32’と剥離テープ小片32’とが配列される方向(ラベル20の一方端部23aと他方端部23bとが配列される方向)は、剥離テープ30の長手方向と同じ方向となる。このような場合であっても、剥離テープ本体31’には小ラベル22よりも小さい開口Zしか形成されず、また、隣接する開口Zの間の領域Xに剥離テープ本体31’が渡される。このため、ラベル貼付システム1によってラベルテープ10に張力が付与されても、剥離テープ30’からラベル20が剥離された後に剥離テープ本体31’が破断するのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、剥離テープ小片32は、1枚のラベル20に対して2枚で構成されるものとして説明した。しかしながら、剥離テープ小片32は、1枚のラベル20に対して3枚以上で構成されていてもよい。この場合であっても、少なくとも2枚の剥離テープ小片32は、一方端部23a及び他方端部23bに重ね合わされることが好ましい。
また、上記実施形態では、剥離テープ小片32は、一方端部23a及び他方端部23bの双方に重ね合わさるものとして説明した。しかしながら、一方端部23a及び他方端部23bの何れか一方のみに重ね合わされるものであってもよい。
1…ラベル貼付システム、2…搬送ユニット、3…繰出ユニット、4…回収ユニット、5…剥離ユニット、6…ローラユニット、7…貼付ユニット、10…ラベルテープ、11…小ラベル、20…ラベル、21…ラベル本体、22…小ラベル、23…端部、23a…一方端部、23b…他方端部、24…面、25…摘端部、30…剥離テープ、31…剥離テープ本体、32…剥離テープ小片、32a…剥離テープ小片、32b…剥離テープ小片、321…剥離テープ小片本体、322…メクリ代、A…対象物、L1…第一切断線、L2…第二切断線、L3…第三切断線、X…領域、Z…開口。

Claims (5)

  1. 複数のラベルが帯状の剥離テープに剥離可能に貼り付けられたラベルテープであって、
    前記ラベルは、前記ラベルを切断する第一切断線により分けられたラベル本体及び小ラベルを有し、
    前記剥離テープは、前記剥離テープを切断する第二切断線により分けられた剥離テープ本体及び複数の剥離テープ小片を有し、
    前記複数の剥離テープ小片は、互いに離間しており、それぞれ前記小ラベルの一部に重ね合わされるように前記ラベル本体及び前記小ラベルに貼り付けられている、
    ラベルテープ。
  2. 前記小ラベルの前記剥離テープ本体に重ね合わされる面は、糊殺し処理が施されている、
    請求項1に記載のラベルテープ。
  3. 二つの前記剥離テープ小片は、それぞれ前記小ラベルの対向する一方端部及び他方端部に重ね合わされる、
    請求項1又は2に記載のラベルテープ。
  4. 前記一方端部に重ね合わされる前記剥離テープ小片は、前記剥離テープ小片を切断する第三切断線により分けられた剥離テープ小片本体及びメクリ代を有し、
    前記メクリ代は、前記一方端部の前記他方端部とは反対側の端部である摘端部と同形に形成されるとともに前記摘端部と重ね合わされている、
    請求項3に記載のラベルテープ。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のラベルテープを繰出す繰出ユニットと、
    前記繰出ユニットにより繰出された前記ラベルテープを回収する回収ユニットと、
    前記ラベルテープの搬送経路における前記剥離テープ側に配置されて、前記剥離テープを屈曲させることで前記剥離テープから前記ラベルを剥離させる剥離ユニットと、
    前記剥離ユニットにより剥離された前記ラベルを対象物に貼り付ける貼付ユニットと、を備える、
    ラベル貼付システム。
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