JP2016131557A - 芝生保護構造及び芝生保護工法 - Google Patents

芝生保護構造及び芝生保護工法 Download PDF

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【課題】敷地の利用や景観形成に与える悪影響を抑えつつ、長期にわたってイノシシによる芝生の掘り起こしを防止することができる芝生保護構造及び芝生保護工法を提供すること。【解決手段】ジオテキスタイルネットに芝を一体化させた植生マット1と、地面上に敷設された状態の前記植生マット1の端部を地面に押圧固定するための見切り材3とを具備した。あるいは、芝の種子を保持する植生シートをジオテキスタイルネットに一体化させた植生マットと、地面上に敷設された状態の前記植生マットの端部を地面に押圧固定するための見切り材とを具備した。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、イノシシによる芝生の掘り起こしを防止するための芝生保護構造及び芝生保護工法に関する。
近年、イノシシによる芝生の掘り起こし被害の発生件数が特に公園緑地等で増加傾向にある。その対策として実施されているのは、花火などによる威嚇や忌避剤の散布が中心である。
しかし、上記の対策に長期間の効力維持を期待することはできず、イノシシに対する威嚇や芝生地周辺への忌避剤の散布を繰り返し実施するのは、労力面、コスト面で負担が大きい上、それらの効力が切れた間に深刻な被害が発生する恐れもある。また、イノシシが威嚇や忌避剤に慣れてしまうこともある。そこで、芝生地を柵で囲うことも考えられるが、柵によって敷地の利用が制限されたり景観形成に支障を来したりすることを考慮すると必ずしも望ましくない。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、敷地の利用や景観形成に与える悪影響を抑えつつ、長期にわたってイノシシによる芝生の掘り起こしを防止することができる芝生保護構造及び芝生保護工法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る芝生保護構造は、ジオテキスタイルネットに芝を一体化させた植生マットと、地面上に敷設された状態の前記植生マットの端部を地面に押圧固定するための見切り材とを具備した(請求項1)。
また、本発明に係る芝生保護構造が、芝の種子を保持する植生シートをジオテキスタイルネットに一体化させた植生マットと、地面上に敷設された状態の前記植生マットの端部を地面に押圧固定するための見切り材とを具備していてもよい(請求項2)。
上記各芝生保護構造において、前記植生マットの下面に不織布を装着してあってもよい(請求項3)。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る芝生保護工法は、請求項1〜3の何れか一項に記載の芝生保護構造を構築するための芝生保護工法であって、地面上に敷設した前記植生マットの端部を、前記見切り材で押圧固定する(請求項4)。
上記芝生保護工法において、地面に形成した掘り込み溝内に前記見切り材を収容した後、前記掘り込み溝を覆土してもよい(請求項5)。
本願発明では、敷地の利用や景観形成に与える悪影響を抑えつつ、長期にわたってイノシシによる芝生の掘り起こしを防止することができる芝生保護構造及び芝生保護工法が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の芝生保護構造では、植生マットの外周端部をイノシシが捲り上げることを、見切り材によって防止することができ、イノシシによる芝生の掘り起こしの防止効果は長期にわたって持続することになる。しかも、見切り材は、柵のように高さのあるものではないので、敷地の利用や景観形成に与える悪影響を抑えることもできる。
請求項3に係る発明の芝生保護構造では、芝の根が不織布に絡むことによる植生マットの強度向上を期待することができる。その上、不織布が土や砂を通さないものであれば、施工後の植生マットに対して周囲から飛散侵入してきた雑草の成長を抑制、妨害し、ひいては雑草の侵入を防止することができる。
請求項5に係る発明の芝生保護工法では、植生マットの端部を押圧固定する見切り材を掘り込み溝内に埋め込むので、敷地の利用や景観形成に与える悪影響は皆無に等しい上、見切り材が植生マットを押圧固定する状態は、見切り材を掘り込み溝内に埋め込むことによって一層良好に維持されることにもなる。
本発明の一実施の形態に係る芝生保護工法の前半の構成を概略的に示す説明図である。 前記芝生保護工法の後半の構成を概略的に示す説明図である。 植生マットの構成を概略的に示す説明図である。 (A)及び(B)は、見切り材の構成を概略的に示す平面図及び縦断面図である。 (A)〜(C)は、前記見切り材の設置方法を概略的に示す説明図である。 前記植生マットの製造方法を概略的に示す説明図である。 (A)〜(D)は、前記植生マットの製造方法の各工程を概略的に示す説明図である。 (A)及び(B)は、前記見切り材の設置方法の変形例を概略的に示す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本実施の形態に係る芝生保護工法は、図1に示すように、複数の植生マット1を地面上に敷き並べた後、図2に示すように、隣り合う植生マット1の重なり合った部分に固定部材(例えばアンカーピン)2を打ち込んで植生マット1どうしを連結すると共に各植生マット1を地面に固定する一方、敷き並べた複数の植生マット1の端部(平面視において敷き並べた複数の植生マット1の輪郭を形成する部分)を見切り材3で地面に押圧固定するものである。
まず、植生マット1の構成について図3を参照しながら説明する。植生マット1は、たとえば平面視が1000mm×3000mmあるいは2000mm×3000mmの長方形状のものや、2000mm×2000mmの正方形状のものであって、下面に不織布4が配置されたジオテキスタイルネット5に芝生マット(切芝)6を一体化させて成るものである。
不織布4は、平面視がほぼ矩形状で、化学繊維目付量が40〜80g/m2 となるように形成された部材であり、耐久性、耐腐食性に富む素材であるポリエステル繊維、やしマットなどを用いて形成されている。
ジオテキスタイルネット5は可撓性を有するネット材であり、平面視において不織布4とほぼ同じ形状であり、かつ幅1m当たりの引っ張り強度が0.5〜4トン程度で、目合いが5〜7×5〜8mm程度となるように形成されている。ジオテキスタイルネット5は、耐久性に富む繊維、たとえばナイロンやポリエステル、アラミド、カーボン、ポリアセタールなどの繊維を用いて、格子状に成形したものであるが、上記の繊維による線条を用いて、上記と同様の目合いの網状体に編組したものにしてもよい。
芝生マット6は、複数の芝6aと、芝6aの根によって保持される土6bとからなる。この芝6aには、例えば、野芝、高麗芝、ティフトン等の洋芝を用いることができる。
植生マット1は、芝生マット6が形成される主体部7と、この主体部7の周縁に張り出し、芝生マット6が形成されない張り出し部8とからなる。すなわち、主体部7は、不織布4とジオテキスタイルネット5と芝生マット6とからなる部分であり、張り出し部8は、不織布4とジオテキスタイルネット5とからなる部分である。
張り出し部8は、植生マット1(主体部7)の各辺に形成された、たとえば100mm幅の張出部分8a〜8dからなり、その幅は適宜変更可能である。
上記の構成からなる植生マット1を図1に示すように敷き並べるに際しては、隣り合う植生マット1の張り出し部8どうしが重なり合うようにし、図2に示すように、重なり合った張り出し部8に対して固定部材2を複数打ち込む。
その後、図2に示すように、敷き並べた複数の植生マット1の端部を構成する張り出し部8を、見切り材3で地面に押圧固定する。なお、固定部材2の打設と見切り材3の設置はいずれを先に行ってもよく、並行して行ってもよい。
ここで、見切り材3は、図4(A)及び(B)に示すように、筒状(円筒状)の立ち上がり部9と、この立ち上がり部9の下部から側方に突出し、立ち上がり部9の長さ方向に沿って複数のピン穴10を一定間隔おきに有する固定部11とを有する。そして、立ち上がり部9に差し込み可能な連結部材12によって見切り材3を順次連結することができる。また、任意のピン穴10にピン13を打ち込むことによって、見切り材3を地面に固定することができる。
そして、見切り材3によって植生マット1を固定するには、まず、図5(A)に示すように、地面において見切り材3を設置しようとする箇所に掘り込み溝14を形成する。続いて、図5(B)に示すように、この掘り込み溝14内に、植生マット1の張り出し部8を敷き込み、その上から見切り材3を収容、設置して、ピン13で見切り材3を地面に固定する。これにより、見切り材3が張り出し部8を地面に押圧固定する状態となる。最後に、図5(C)に示すように、掘り込み溝14を埋め戻す(覆土する)。なお、植生マット1の敷設と掘り込み溝14の形成はいずれを先に行ってもよく、並行して行ってもよい。
ところで、上述の植生マット1は、図6及び図7(A)〜(D)に示すようにして製造することができる。すなわち、図7(A)に示すように、圃場15に不織布4を敷設した後、この不織布4の上に可撓性を有するジオテキスタイルネット5を重ね(図7(B))、このジオテキスタイルネット5の上から別途圃場15で生育させた芝生マット(切芝)6を敷き詰める(図7(C))。そして、芝6aの根が不織布4およびジオテキスタイルネット5に絡まった段階で(図7(D))、不織布4の下側に伸びた芝6aの根を切断しつつ、ジオテキスタイルネット5を不織布4ごと圃場15から剥がし取ることで、植生マット1の製造が完了する。
なお、上記の植生マット1の製造方法において、植生マット1の製造開始時にジオテキスタイルネット5の周辺部に角材K(図6参照)などを配置し、植生マット1の製造が完了した段階で、この角材Kなどを取り出すようにすれば、植生マット1に、芝生マット6が形成されない張り出し部8を設けることができる。
また、上記の角材Kなどの配置を省略して、植生マット1製造後に芝生マット6の周辺部を崩し取ることで、張り出し部8を形成するようにしてもよい。
なお、上記の張出部分8a〜8dの各端部に、ネット連結時の目ずれ防止のために、2〜5cm程度の幅で網目を密にした部分を形成しておくことが望ましい。
上記の構成からなる植生マット1の製造方法によれば、植生マット1の下面に不織布4が形成されていることから、植生マット1の下方へ進入する芝6aの根の量が、不織布4を設けない場合に比べて少なくなり、圃場15から植生マット1を剥がし取るという作業を、より小さな力で行うことが可能となる。
なお、植生マット1のジオテキスタイルネット5に対する不織布4の装着は、芝生マット6の芝6aの根を不織布4およびジオテキスタイルネット5に絡ませることによって行うことができるが、これに加えて、たとえば紐や接着剤などを用いて装着するようにしてもよい。
上記のようにして実施される芝生保護工法によって構築される芝生保護構造は、ジオテキスタイルネット5に芝6aを一体化させた植生マット1と、地面上に敷設された状態の植生マット1の端部を地面に押圧固定するための見切り材3とを具備したものとなる。そして、この芝生保護構造では、敷き並べた植生マット1の外周端部をイノシシが捲り上げることを、見切り材3によって防止することができ、イノシシによる芝生の掘り起こしの防止効果は長期にわたって持続することになる。
しかも、見切り材3は、柵のように高さのあるものではないので、敷地の利用や景観形成に与える悪影響を抑えることもできる。特に本実施形態では、植生マット1の端部を押圧固定する見切り材3を掘り込み溝14内に埋め込むので、敷地の利用や景観形成に与える悪影響は皆無に等しい上、見切り材3が植生マット1を押圧固定する状態は、見切り材3を掘り込み溝14内に埋め込むことによって一層良好に維持されることにもなる。
また、この芝生保護構造では、隣り合う植生マット1を張り出し部8で重なり合わせ、その重なり合った部分に固定部材2を打設するようにしてある。従って、ジオテキスタイルネット5にイノシシの鼻や牙によって破壊されない程度の強度を持たせておけば、イノシシにとって敷き並べた植生マット1を捲り上げるのに都合の良い部位が形成されなくなるので、イノシシからの芝生の保護をより万全なものとすることが可能となる。
しかも、ジオテキスタイルネット5の下面には不織布4を設けるので、芝6aの根が不織布4に絡むことによる植生マット1の強度向上を期待することもできる。その上、不織布4が土や砂を通さないものであれば、施工後の植生マット1に対して周囲から飛散侵入してきた雑草の成長を抑制、妨害し、ひいては雑草の侵入を防止することができる。
さらに、芝生マット6の強い表層根が不織布4およびジオテキスタイルネット5に強固に根絡みした保形性の高い植生マット1を用いつつ、隣り合う植生マット1どうしを重ね合わせて固定部材2で地面に固定するので、実質的に四側辺が互いに連結された芝生マット6を、不織布4およびジオテキスタイルネット5を介して地面に強固に張り付けることができ、芝生マット6は時を経て地面に強固に根張りすることになる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
図1及び図2に示す例では、植生マット1を3行3列の行列状に並べているが、これに限らず、植生マット1の数(単数でもよい)や配置の仕方は任意に変更可能である。
そして、植生マット1を、以下のようにして製造してもよい。すなわち、まず、圃場15に不織布4を敷設した後、この不織布4の上に可撓性を有するジオテキスタイルネット5を重ね、ジオテキスタイルネット5の上から芝6aのランナーを植えて覆土を施し、芝6aの根が不織布4およびジオテキスタイルネット5に絡まり、ランナーが芝生マット6に育成した段階で、不織布4の下側に伸びた芝6aの根を切断しつつ、ジオテキスタイルネット5を不織布4ごと圃場15から剥がし取るようにしてもよい。
あるいは、不織布4を適宜たとえば作業台上に展開させて、この上に可撓性を有するジオテキスタイルネット5を重ね、さらにこの上に芝生マット6を配置し、この三者をステイプルなどによる結束や、その他、縫製などの連結手段(ともに図示せず)によって一体化させ、植生マット1を得るようにしてもよい。
この製造方法によれば、不織布4およびジオテキスタイルネット5には芝生マット6の芝6aの根が絡まっていないものの、この三者が連結手段によって一体化されていることから、張り出し部8の重ね合わせ部に固定部材2を打設することで、実質的に芝生マット6を、不織布4およびジオテキスタイルネット5を介して地面に強固に張り付けることができるのであり、やがては時を経て、芝生マット6の芝6aの根が不織布4およびジオテキスタイルネット5に絡みつつ、地面に根張りする。そして、この製造方法によれば、予め生育させた芝生マット6を用いることに加えて、芝生マット6の不織布4およびジオテキスタイルネット5への根絡みを待つ必要がないことから、その時間分、植生マット1の製造時間をさらに短縮することができる。
また、植生マット1を予め圃場15や作業台上等で製造し、完成した植生マット1を現場に搬入するのではなく、圃場15や作業台上等で行っていた植生マット1を製造するための作業を現場の地面上で直接行うようにし、搬入に掛かる労力を軽減するようにしてもよい。例えば、芝生保護構造を設置しようとする地面上に不織布4及びジオテキスタイルネット5を敷設した後、その上から芝生マット(切芝)6を敷設し、芝6aの根が不織布4およびジオテキスタイルネット5に絡まるのを待ったり、このように待つことなくアンカーピンやステイプル等で三者4〜6を連結したり、芝生マット6に替えて芝6aのランナーを植えて覆土を施すようにしたり、といったことを行ってもよく、いずれにしても最終的には植生マット1を得ることができる。
あるいは、例えば不織布、薄綿、クレープ紙等の何れかからなるシート状体に芝6aの種子を接着剤によって接着等することにより保持させた植生シートを形成し、この植生シートをジオテキスタイルネット5の下面に接着あるいは連結することにより、植生マット1を得るようにしてもよい。この場合、植生シートの下面に不織布4を装着してもよいし、しなくてもよい。
図1及び図2に示す例では、隣り合う植生マット1を連結固定する際に、両者の張り出し部8どうしを重ね合わせ、その重ね合わせた部分に固定部材2を打設するようにしているが、この場合、その重ね合わせた部分が芝生のないデッドスペースになる。そこで、このようなデッドスペースを無くすために、張り出し部8どうしを重ね合わせた部分の上側に芝生マット(切芝)6を別途敷設するようにしてもよい。
また、デッドスペースを無くすために、複数の植生マット1を敷き並べる際に、主体部7どうしが密接するようにしてもよく、この場合、隣り合う植生マット1の一方の張り出し部8を予めあるいはその場で切断したり、主体部7の下側に折り畳んだりしつつ、他方の植生マット1の張り出し部8を一方の植生マット1の主体部7の下方に敷き込むようにしてもよい。具体的には、植生マット1の各辺の張出部分8a〜8dのうち、植生マット1において幅方向の一端側に位置する張出部分8bを予め無くしておき、設置時には、植生マット1において長さ方向の一端側に位置する張出部分8dも現地にて切り落とし、デッドスペースを無くして芝部分(主体部7)が全て密接するようにする、といったことが考えられる。このようにする場合、主体部7において張り出し部8の上側に重なった部分に固定部材2を打設すればよく、このとき、主体部7において張り出し部8の上側に重なった部分のジオテキスタイルネット5から芝生マット6を適宜(部分的に)引き剥がして捲り上げ、この状態で固定部材2を打設してジオテキスタイルネット5を固定した後、捲り上げていた芝生マット6をその上から被せれば、固定部材2が表面に露出しないようにすることができる。
図5(B)及び(C)に示す例では、植生マット1の外周端側に立ち上がり部9が位置し、中央側に固定部11が位置するように見切り材3を向けているが、これに限らず、例えば図8(A)に示すように逆向きにしてもよい。また、図5(A)〜(C)に示す例では、地面に掘り込み溝14を形成し、この掘り込み溝14内に見切り材3を収容するようにしているが、これに限らず、例えば図8(B)に示すように、掘り込み溝14を設けずに地面上に見切り材3を設置するようにしてもよい。
また、図4(A)及び(B)に示す見切り材に替えて、種々の見切り材を使用可能であるが、イノシシによる捲り上げを確実に防止する点から、張り出し部8を面状に押圧固定可能に構成された見切り材を用いることが好ましい。また、敷き並べた植生マット1の端部(周縁部)の全てにわたって見切り材を隙間なく設置してもよいが、必ずしもこのようにする必要はなく、イノシシにより植生マット1の捲り上げを防止する事の出来る範囲で、見切り材間に間隔を設けるようにしてもよい。
上述した各例において、不織布4を設けなくてもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。また、各例の適用箇所は、平坦地(例えば公園等の人が利用する場所)であっても法面であってもよい。
1 植生マット
2 固定部材
3 見切り材
4 不織布
5 ジオテキスタイルネット
6 芝生マット
6a 芝
6b 土
7 主体部
8 張り出し部
8a 張出部分
8b 張出部分
8c 張出部分
8d 張出部分
9 立ち上がり部
10 ピン穴
11 固定部
12 連結部材
13 ピン
14 掘り込み溝
15 圃場

Claims (5)

  1. ジオテキスタイルネットに芝を一体化させた植生マットと、地面上に敷設された状態の前記植生マットの端部を地面に押圧固定するための見切り材とを具備した芝生保護構造。
  2. 芝の種子を保持する植生シートをジオテキスタイルネットに一体化させた植生マットと、地面上に敷設された状態の前記植生マットの端部を地面に押圧固定するための見切り材とを具備した芝生保護構造。
  3. 前記植生マットの下面に不織布を装着した請求項1または2に記載の芝生保護構造。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の芝生保護構造を構築するための芝生保護工法であって、地面上に敷設した前記植生マットの端部を、前記見切り材で押圧固定する芝生保護工法。
  5. 地面に形成した掘り込み溝内に前記見切り材を収容した後、前記掘り込み溝を覆土する請求項4に記載の芝生保護工法。

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