JP2016129946A - マーキングスタンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルスプリングへのインクの付着を抑制する。【解決手段】カートリッジボディ2の内部には、インクが含浸する中綿9が収容され、カートリッジボディ2の外周面には、スプリング係止溝11が形成される。スタンプ芯3は、カートリッジボディ2に保持されてカートリッジボディ2と同軸直線状に延びる棒状体であり、カートリッジボディ2の内部に挿入されて中綿9と接触するスタンプ基端部13と、カートリッジボディ2から突出するスタンプ先端部14とを有する。スタンプ芯3は、中綿9に含浸したインクを毛細管現象によってスタンプ基端部13からスタンプ先端部14へ移動させる。コイルスプリング4は、スタンプ芯3の外周に配置され、スタンプ基端部13側の一端4aがスプリング係止溝11に係止することによってカートリッジボディ2に保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、マーキングトルクレンチに着脱自在に装着されるマーキングスタンプに関する。
特許文献1には、マーカー付きのトルクレンチが記載されている。マーカー付きのトルクレンチのヘッドの先端部には角軸が配置され、角軸にはマーカー内蔵ソケットが取り外し可能に装着される。ソケットの内径孔部には、マーカーばねを介してマーカーが配置される。
実用新案登録第3174182号公報
特許文献1のマーカー付きトルクレンチ(マーキングトルクレンチ)では、マーカー(マーキングスタンプ)にインクを補充する場合、ソケットの内径孔部からマーカーを取り外す。このとき、マーカーは、ソケット側に保持されたマーカーばね(コイルスプリング)の内部を移動するので、マーカーのインクがマーカーばねに付着し易く、汚れの一因となる。また、マーカーばねに多量のインクが付着して硬化すると、マーカーばねの弾性力が低下し、マーキング機能の低下を招くおそれがある。このため、マーカーばねを頻繁に洗浄しなければならず、煩雑である。
そこで本発明は、コイルスプリングへのインクの付着を抑制することが可能なマーキングスタンプの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、マーキングトルクレンチに着脱自在に装着されるマーキングスタンプであって、カートリッジボディと、スタンプ芯と、コイルスプリングとを備える。
カートリッジボディは、直線状に延びる筒体状である。カートリッジボディの内部には、インクが含浸するインク含浸材が収容され、カートリッジボディの外周面には、スプリング係止部が形成される。スタンプ芯は、カートリッジボディに保持されてカートリッジボディと同軸直線状に延びる棒状体であり、カートリッジボディの内部に挿入されてインク含浸材と接触するスタンプ基端部と、カートリッジボディから突出するスタンプ先端部とを有する。スタンプ芯は、インク含浸材に含浸したインクを毛細管現象によってスタンプ基端部からスタンプ先端部へ移動させる。コイルスプリングは、スタンプ芯の外周に配置され、スタンプ基端部側の一端がスプリング係止部に係止することによってカートリッジボディに保持される。
上記構成では、コイルスプリングは、その一端がスプリング係止部に係止することによってカートリッジボディに保持されるので、マーキングトルクレンチ側のスタンプ収容空間に収容されたマーキングスタンプをスタンプ収容空間から取出す場合、カートリッジボディ及びスタンプ芯とともにスタンプ収容空間から取出され、スタンプ芯はコイルスプリングに対して移動しない。同様に、スタンプ収容空間にマーキングスタンプを装着する場合も、スタンプ芯はコイルスプリングに対して移動しない。従って、スタンプ芯からコイルスプリングへのインクの付着を抑制することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様のマーキングスタンプであって、カートリッジボディは、ボディ本体とカバーとを有する。ボディ本体は、ボディ開口端から直線状に延びる筒体状であり、インク含浸材は、ボディ本体の内部に収容される。カバーは、直線状に延びて両端が開口する筒体状であり、ボディ本体に着脱自在に固定されてボディ開口端から連続的に直線状に延びる。スプリング係止部は、カバーの外周面に形成される。コイルスプリングは、カバーの外周に装着され、その一端がスプリング係止部に係止することによってカバーに保持される。スタンプ芯は、カバーを挿通した状態でカバーに保持される。スタンプ基端部は、ボディ本体の内部に突出してインク含浸材と接触し、スタンプ先端部は、カバーから突出する。
上記構成では、コイルスプリングはカバーの外周に装着され、スタンプ芯はカバーを挿通した状態でカバーに保持されるので、スタンプ芯とコイルスプリングとの間にカバーが介在する。従って、スタンプ芯からコイルスプリングへのインクの付着をさらに確実に抑制することができる。
また、カバーがボディ本体に着脱自在に固定され、スタンプ芯及びコイルスプリングがカバーに保持されるので、カバーに保持されたスタンプ芯を交換用のスタンプ芯部品として用意しておくことが可能である。例えば、スタンプ先端部の損傷等によりスタンプ芯を交換する場合には、使用中のスタンプ芯部品(カバー及びスタンプ芯)をコイルスプリングとともにボディ本体から取外し、新しいスタンプ芯部品のカバーをボディ本体に取付けるとともにコイルスプリングを付替えればよいので、スタンプ芯の交換作業を簡単に行なうことができる。なお、カバーを繰り返して使用してもよく、コイルスプリングを交換用のスタンプ芯部品に含めてもよい。
本発明の第3の態様は、第2の態様のマーキングスタンプであって、ボディ本体のボディ開口端側の内周面には雌ネジが形成される。カバーは、カバー第1開口端からカバー第2開口端へ直線状に延びる筒体状であり、カバー第1開口端側のカバーの外周面には雄ネジが形成される。スプリング係止部は、雄ネジと第2開口端との間のカバーの外周面に形成され、雄ネジがボディ本体の雌ネジに螺合することによって、カバーがボディ本体に着脱自在に固定される。スタンプ芯の基端部は、カバー第1開口端からボディ本体の内部に突出してインク含浸材と接触し、スタンプ芯の先端部は、カバー第2開口端から突出する。
上記構成では、雄ネジと雌ネジとの螺合によってカバーがボディ本体に着脱自在に固定されるので、ボディ本体に対するカバーの着脱を簡単に且つ確実に行なうことができる。
本発明のマーキングスタンプによれば、コイルスプリングへのインクの付着を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るマーキングスタンプを一部断面で示す分解側面図である。 図1のマーキングスタンプの組立状態を示す側面図である。 マーキングスタンプが用いられるマーキングトルクレンチの一例を一部断面で示す側面図である。 図3のマーキングトルクレンチのマーキング機構の動作を示す図であり、(a)はトグル開放時を、(b)はスタンプ動作時をそれぞれ示す。
以下、本発明の一実施形態に係るマーキングスタンプ1について、図面に基づいて説明する。マーキングスタンプ1は、マーキングトルクレンチ20(図3参照)に着脱自在に装着される。
図1及び図2に示すように、マーキングスタンプ1は、カートリッジボディ2と、スタンプ芯3と、コイルスプリング4とを備える。
カートリッジボディ2は、ボディ本体5とカバー6とカートリッジキャップ7とを有する。
ボディ本体5は、直線状に延びて両端が開口する円筒形状である。ボディ本体5の一端(ボディ開口端5a)側の内周面には雌ネジ8が形成され、雌ネジ8よりも他端5b側のボディ本体5の内部には、インクが含浸する中綿(インク含浸材)9が収容される。中綿9は、インクを吸収して保持する機能を有する素材によって構成される。カートリッジキャップ7は、ボディ本体5の他端5bを閉止する。なお、カートリッジキャップ7によるボディ本体5の他端5bの閉止は、密閉状態での閉止ではなく、空気の流通を許容する程度の隙間を有する閉止である。密閉状態で閉止すると、負圧が発生してスタンプ芯3からインクが出ない状態や、中綿9へのインク補充の際に正圧が発生して良好に補充されない状態等が生じるためである。
カバー6は、直線状に延びて両端(カバー第1開口端6a及びカバー第2開口端6b)が開口する円筒形状である。カバー第1開口端6a側のカバー6の外周面には雄ネジ10が形成され、雄ネジ10がボディ本体5の雌ネジ8に螺合することによって、カバー6がボディ本体5に着脱自在に固定され、カバー第1開口端6aがボディ本体5の内部に挿入される。ボディ本体5に固定されたカバー6のうち雄ネジ10よりも第2開口端6b側の領域は、ボディ開口端5aから連続的に直線状に延びる。雄ネジ10と第2開口端6bとの間のカバー6の外周面には、円環状のスプリング係止溝(スプリング係止部)11が形成される。スプリング係止溝11は、雄ネジ10に隣接し、カバー6をボディ本体5に固定した状態でカートリッジボディ2の外周面に露出する。スプリング係止溝11のカバー第2開口端6b側には、カバー第2開口端6bに向かって縮径するテーパ面12が形成される。
コイルスプリング4は、カバー6の外周に装着され、その一端4aがスプリング係止溝11に係止することによってカバー6に保持される。コイルスプリング4の装着は、コイルスプリング4の一端4aの内径部にカバー6のカバー第2開口端6bを挿入し、コイルスプリング4をカバー6に対して移動させ、コイルスプリング4の一端4aをスプリング係止溝11に係止することによって行なわれる。スプリング係止溝11に隣接するカバー6の外周面にテーパ面12を設けているので、コイルスプリング4の一端4aをスプリング係止溝11に容易に係止することができる。
コイルスプリング4は、後述するように、マーキングスタンプ1がマーキングトルクレンチ20に装着された状態で、トグル機構23(図3参照)の開放時にカートリッジボディ2及びスタンプ芯3を初期位置に復帰させる機能を有する。
スタンプ芯3は、カートリッジボディ2と同軸直線状に延びる棒状体であり、カバー6を挿通した状態でカバー6に保持される。すなわち、コイルスプリング4の内径部をカバー6が挿通し、カバー6の内径孔をスタンプ芯3が挿通し、コイルスプリング4はスタンプ芯3の外周に配置される。スタンプ芯3の一端部は、中間部から先細りするスタンプ基部13である。スタンプ芯3の他端部は、カバー6を挿通する中間部から段差によって拡径し、カバー6の内径孔よりも大きい外径を有するスタンプ先端部14である。スタンプ基端部13を第2カバー開口端6bから挿入することによって、スタンプ芯3の中間部がカバー6を挿通して保持される。スタンプ基部13は、カバー第1開口端6aからボディ本体5の内部に突出し、中綿9に差し込まれて接触し、スタンプ先端部14は、カバー第2開口端6bから突出して露出する。スタンプ芯3は、中綿9に含浸したインクを毛細管現象によってスタンプ基端部13からスタンプ先端部14へ移動させる。スタンプ芯3の素材としては、例えば、フェルトや、スポンジ状の多孔質ゴムの他、筆状に束ねられた細長い合成樹脂などが好適である。
次に、マーキングスタンプ1が装着されるマーキングトルクレンチ20の一例について説明する。なお、以下の説明では、コイルスプリング4を除くカートリッジボディ2及びスタンプ芯3をマーキングスタンプ1と称する場合がある。
図3に示すように、マーキングトルクレンチ20は、筒状のトルクレンチ本体21を有し、トルクレンチ本体21の先端側にヘッド部材22が回転可能に取り付けられる。ヘッド部材22の一部は、トルクレンチ本体21内に伸張し、トルクレンチ本体21に設けたトグル機構23の一方側に連結される。トグル機構23の他方側はトルクレンチ本体21側に連結される。
トグル機構23のトグル動作によって、規定トルク締め付け時にトルクレンチ本体21側とヘッド部材22側の固定状態が解かれ、トルクレンチ本体21に加わる締め付け力に対しヘッド部材22が追従せず、ヘッド部材22側が所定角度で首振り動作をする。
ヘッド部材22には、ドライブ部材24が固定され、ドライブ部材24には、トルクレンチ本体21と交差するようにエクステンション筒体25が取付けられ、エクステンション筒体25の先端には、ボルト締め付け用のソケット26が取付けられる。
エクステンション筒体25は、軸方向に沿った内径孔(マーキングトルクレンチ20側のスタンプ収容空間)27を有し、この内径孔27にマーキングスタンプ1が装着される。マーキングスタンプ1は、エクステンション筒体25の軸方向に移動可能に配置され、マーキングスタンプ1の先端側(スタンプ先端部14)は、ソケット26に設けた貫通孔26aを挿通してソケット26内に突き出し可能となっている。
エクステンション筒体25の内径孔27のソケット26側の端部には、内径27を縮径する段差28が形成される。段差28は、マーキングスタンプ1のコイルスプリング4の他端4bに当接し、ソケット26側へのコイルスプリング4の移動を阻止する。コイルスプリング4は、マーキングスタンプ1(カートリッジボディ2及びスタンプ芯3)が通常の位置(初期位置)にある場合、マーキングスタンプ1等の自重のみがかかり、これを弾性力によって支持しており、マーキングスタンプ1が前進(図では下方移動)すると、コイルスプリング4が圧縮されてマーキングスタンプ1(カートリッジボディ2及びスタンプ芯3)を初期位置に押し戻す弾性力が発生する。
マーキングスタンプ1の基端側には、エクステンション筒体25内に軸方向に沿って配置されたスタンプ押付けロッド29の先端側が位置し、スタンプ押付けロッド29の基端側は、ヘッド部材22に設けられた貫通孔22aを通してヘッド部材22の上方側に突出する。スタンプ押付けロッド29の突き出し側端部には、表面に磁極を有するスタンプ押付けマグネット30が取り付けられている。マーキングスタンプ1及びスタンプ押付けロッド29によってマーキング機構が構成される。
ヘッド部材22には、トルクレンチ本体21の上方側でトルクレンチ本体21の長手方向に沿って伸張する延長プレート31が固定される。延長プレート31の上方側には、トルクレンチ本体21の長手方向に沿って配置された起動アーム32が位置する。起動アーム32の後方側は、延長プレート31の後端部にピン35によって回転可能に軸止される。起動アーム32は、軸止部から後方に伸張して、トルクレンチ本体21に設けられたピン33に回転可能に軸止される。
起動アーム32の先端側は、スタンプ押付けロッド29の位置に到達可能に伸張しており、その先端側には、スタンプ押付けマグネット30側に向けて、表面に磁極が設けられた起動マグネット34が取り付けられている。
スタンプ押付けマグネット30と起動マグネット34とは、上記のように対向する側に磁極を有するように着磁されており、それぞれの磁極は同極にしてある。起動アーム32は、トグル機構23の動作が開放された状態では、図4(a)に示すように、起動マグネット34がスタンプ押付けマグネット30の対向位置から離れた初期位置にあるように、ピン35が幅方向に偏位した位置に設けられ、よって起動アーム32は、トルクレンチ本体21の長手方向に対し、傾きを有して位置している。
一方、規定トルク締め付け時、トグル機構23が動作してヘッド部材22の首振り動作が行われると、起動アーム32はピン33が作用点になってピン35を中心にして所定角度回転する。この結果、起動マグネット34が設けられた先端側は、起動マグネット34がスタンプ押付けマグネット30に正に対向するように位置付けられる(図4(b)参照)。トグルが開放されると、起動アーム32は上記初期位置に復帰して、起動マグネット34とスタンプ押付けマグネット30とは、対向位置から離れた位置関係になり、互いに磁力が作用しない。
次に、マーキングトルクレンチ20の動作について説明する。
締め付けのためのトルクをマーキングトルクレンチ20にプレセットし、ソケット26内に、締め付けを行うボルト頭部40を収容する。この際に、トグル機構23は開放されているため、起動アーム32は初期位置にあり、起動マグネット34は、スタンプ押付けマグネット30の対向位置から離れて位置する。このため、両マグネット30,34間では、互いの磁力の影響は殆どなく、互いに作用し合う力は発生していない。また、マーキングスタンプ1(カートリッジボディ2及びスタンプ芯3)は、コイルスプリング4で支持されて初期位置にあり、スタンプ押付けマグネット30は、ヘッド部材22から上方に突出した状態にあり、マーキングスタンプ1の先端も、ソケット26内には略突出していない状態にある。
上記の状態でトルクレンチ本体21を介して締め付けを行うと、プレセットされたトルクに達するまでボルト頭部40がソケット26によって回転される。締め付け力がプレセットされたトルクに達すると、トグル機構23が動作して、ヘッド部材22が首振り動作をする。この首振り動作に伴って、起動アーム32がピン35を中心にして回転し、起動マグネット34がスタンプ押付けマグネット30に正対する。なお、起動アーム32が正対位置に納まるように、延長プレート31には、回転した起動アーム32が当接してそれ以上の回転が阻止されるストッパ36が設けられている。
両マグネット30,34は、同極の磁極を有しており、正対することによって互いの磁力が作用し合って反発力が生じる。起動マグネット34は起動アーム32で支持されているため上下方向の位置が保たれ、スタンプ押付けマグネット30は、起動マグネット34から離れるように移動する。
このスタンプ押付けマグネット30の移動に伴ってスタンプ押付けロッド29が移動し、マーキングスタンプ1(カートリッジボディ2及びスタンプ芯3)をコイルスプリング4の弾性力に抗して前進させる。マーキングスタンプ1の前進によって、その先端のスタンプ先端部14は、ソケット26の貫通孔26aから突き出され、ボルト頭部40に至り、ボルト頭部40にスタンプがなされる。トルクレンチ本体21を介した締め付けを止めるとトグル機構23が開放されてヘッド部材22の首振りは元に戻る。これにより起動アーム32も初期位置に戻るように回転し、起動マグネット34もスタンプ押付けマグネット30と対向する位置から離れた位置へと移動する。この結果、マグネット30,34間で作用し合う磁力が消失し、スタンプ押付けマグネット30を移動させる反発力が失われる。すると、スタンプ押付けロッド29を介してマーキングスタンプ1に加えられていた押し付け力がなくなり、マーキングスタンプ1(カートリッジボディ2及びスタンプ芯3)は、コイルスプリング4の弾性力によって押し戻され、初期位置に復帰する。
次に、マーキングスタンプ1の取外し及び取付け作業について説明する。
マーキングスタンプ1は、消費されたインクを補充する場合や、スタンプ先端部14の損傷等によって部品交換を要する場合に、マーキングトルクレンチ20から取外される。マーキングスタンプ1を取外す場合、エクステンション筒体25をトルクレンチ本体21から取外し、トルクレンチ本体21との接続端(図3の上端)側の開口から内径孔27内のマーキングスタンプ1を抜き出す。このとき、コイルスプリング4は、その一端4aがスプリング係止溝11に係止することによってカバー6(カートリッジボディ2)に保持されているので、カートリッジボディ2及びスタンプ芯3とともに取出される。
マーキングトルクレンチ20から取外されたマーキングスタンプ1は、インクの補充や部品の交換等が行なわれた後、取外し時とは逆の作業によってマーキングトルクレンチ20に取付けられる。
本実施形態によれば、コイルスプリング4は、その一端4aがスプリング係止溝11に係止することによってカートリッジボディ2に保持されるので、マーキングスタンプ1をマーキングトルクレンチ20側の内径孔27から取出す場合、カートリッジボディ2及びスタンプ芯3とともに取出され、スタンプ芯3はコイルスプリング4に対して移動しない。同様に、内径孔27にマーキングスタンプ1を装着する場合も、スタンプ芯3はコイルスプリング4に対して移動しない。従って、スタンプ芯3からコイルスプリング4へのインクの付着を抑制することができる。
また、コイルスプリング4はカバー6の外周に装着され、スタンプ芯3はカバー6を挿通した状態でカバー6に保持されるので、スタンプ芯3とコイルスプリング4との間にカバー6が介在する。従って、スタンプ芯3からコイルスプリング4へのインクの付着をさらに確実に抑制することができる。
また、カバー6がボディ本体5に着脱自在に固定され、スタンプ芯3及びコイルスプリング4がカバー6に保持されるので、カバー6に保持されたスタンプ芯3を交換用のスタンプ芯部品として用意しておくことが可能である。例えば、スタンプ先端部14の損傷等によりスタンプ芯3を交換する場合には、使用中のスタンプ芯部品(カバー6及びスタンプ芯3)をコイルスプリング4とともにボディ本体5から取外し、新しいスタンプ芯部品のカバー6をボディ本体5に取付けるとともにコイルスプリング4を付替えればよいので、スタンプ芯3の交換作業を簡単に行なうことができる。なお、カバー6を繰り返して使用してもよく、コイルスプリング4を交換用のスタンプ芯部品に含めてもよい。
さらに、雄ネジ10と雌ネジ8との螺合によってカバー6がボディ本体5に着脱自在に固定されるので、ボディ本体5に対するカバー6の着脱を簡単に且つ確実に行なうことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、スプリング係止溝11をカバー6ではなくボディ本体5に形成してもよい。また、カバー6を省略してもよく、ボディ本体5とカバー6とを一体形成してもよい。
本発明のマーキングスタンプは、様々なマーキングトルクレンチに用いることができる。
1 マーキングスタンプ
2 カートリッジボディ
3 スタンプ芯
4 コイルスプリング
4a コイルスプリングの一端
5 ボディ本体
5a ボディ開口端
6 カバー
6a カバー第1開口端
6b カバー第2開口端
8 雌ネジ
9 中綿(インク含浸材)
10 雄ネジ
11 スプリング係止溝(スプリング係止部)
13 スタンプ基端部
14 スタンプ先端部
20 マーキングトルクレンチ
25 エクステンション筒体
27 エクステンション筒体の内径孔(スタンプ収容空間)

Claims (3)

  1. マーキングトルクレンチに着脱自在に装着されるマーキングスタンプであって、
    直線状に延びる筒体状であり、インクが含浸するインク含浸材が内部に収容され、外周面にスプリング係止部が形成されるカートリッジボディと、
    前記カートリッジボディに保持されて前記カートリッジボディと同軸直線状に延びる棒状体であり、前記カートリッジボディの内部に挿入されて前記インク含浸材と接触するスタンプ基端部と、前記カートリッジボディから突出するスタンプ先端部とを有し、前記インク含浸材に含浸したインクを毛細管現象によって前記スタンプ基端部から前記スタンプ先端部へ移動させるスタンプ芯と、
    前記スタンプ芯の外周に配置され、前記スタンプ基端部側の一端が前記スプリング係止部に係止することによって前記カートリッジボディに保持されるコイルスプリングと、を備える
    ことを特徴とするマーキングスタンプ。
  2. 請求項1に記載のマーキングスタンプであって、
    前記カートリッジボディは、ボディ本体とカバーとを有し、
    前記ボディ本体は、ボディ開口端から直線状に延びる筒体状であり、
    前記インク含浸材は、前記ボディ本体の内部に収容され、
    前記カバーは、直線状に延びて両端が開口する筒体状であり、前記ボディ本体に着脱自在に固定されて前記ボディ開口端から連続的に直線状に延び、
    前記スプリング係止部は、前記カバーの外周面に形成され、
    前記コイルスプリングは、前記カバーの外周に装着され、前記一端が前記スプリング係止部に係止することによって前記カバーに保持され、
    前記スタンプ芯は、前記カバーを挿通した状態で前記カバーに保持され、
    前記スタンプ基端部は、前記ボディ本体の内部に突出して前記インク含浸材と接触し、
    前記スタンプ先端部は、前記カバーから突出する
    ことを特徴とするマーキングスタンプ。
  3. 請求項2に記載のマーキングスタンプであって、
    前記ボディ本体の前記ボディ開口端側の内周面には雌ネジが形成され、
    前記カバーは、カバー第1開口端からカバー第2開口端へ直線状に延びる筒体状であり、
    前記カバー第1開口端側の前記カバーの外周面には雄ネジが形成され、
    前記スプリング係止部は、前記雄ネジと前記第2開口端との間の前記カバーの外周面に形成され、
    前記雄ネジが前記雌ネジに螺合することによって、前記カバーが前記ボディ本体に着脱自在に固定され、
    前記スタンプ芯の前記基端部は、前記カバー第1開口端から前記ボディ本体の内部に突出して前記インク含浸材と接触し、
    前記スタンプ芯の前記先端部は、前記カバー第2開口端から突出する
    ことを特徴とするマーキングスタンプ。
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