JP3168408U - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業時の取扱い容易性を確保しつつ、施工後に筆跡が被覆材に染み出す問題を解消する筆記具を提供する。【解決手段】墨汁を収容する墨収容部13を有する本体に、ホルダが取り外し可能に装着される。ホルダにはペン芯40が保持されている。ペン芯は、墨収容部に収容された墨汁を毛細管力によりその先端部41に到達させる。いわゆる油性ペンの取扱い容易性を維持しつつ墨汁による墨付け作業が可能となる。したがって施工後に油性インクが被覆材に染み出してくる問題を解消することが可能である。長期の使用等によってペン芯の先端部が磨耗した場合は、ペン芯を交換すれば筆記性が回復する。また太さや形状の異なるペン芯を複数用意し、用途に応じて交換することも可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、建材等の墨付け作業に用いる筆記具に関する。
建築作業の現場では、構造材や造作材等の建材に当該建材の加工に必要な目印を付ける墨付けと呼ばれる作業がある。墨付けには、墨汁が墨壺、墨差しといった道具と共に用いられている(例えば特許文献1)。
特開2006−123104号公報
近年、墨壺よりも取扱いが容易性であるという理由により、油性インクを用いる筆記具(いわゆる油性ペン)が墨付け作業に使用されることが多くなっている。しかしながら油性インクは成分として揮発性の溶媒を含んでいるため、建材と当該建材に重ねられる被覆材(壁紙や床材等)の材料の組合せによっては油性インクが被覆材に浸透し、施工後に筆跡が被覆材に染み出してくることがある。
本考案は上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、作業時の取扱い容易性を確保しつつ、施工後に筆跡が被覆材に染み出してくる問題を解消することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために本考案は、墨汁を収容する墨収容部を有する本体と、前記本体に対して取り外し可能に装着されたホルダと、前記ホルダに保持されたペン芯とを備え、前記ペン芯は、前記墨収容部に収容された墨汁を毛細管力によりその先端部に到達させることを特徴とする、筆記具の態様を採り得る。
上記の態様において、前記ホルダを前記本体から取り外すことにより、前記墨収容部が開放されることを特徴とする。
上記の態様において、前記墨収容部と前記ペン芯の間の墨汁の流通を遮断可能な弁機構を更に備えることを特徴とする。
上記の態様において、前記本体に対して取り外し可能なキャップを更に備え、前記キャップを前記本体から取り外すことにより、前記ホルダを装着した状態で前記墨収容部が開放されることを特徴とする。
本考案の態様によれば、いわゆる油性ペンの取扱い容易性を維持しつつ墨汁による墨付け作業が可能となる。したがって施工後に油性インクが被覆材に染み出してくる問題を解消することが可能である。長期の使用等によってペン芯の先端部が磨耗した場合は、ペン芯を交換すれば筆記性が回復する。また太さや形状の異なるペン芯を複数用意し、用途に応じて交換することも可能である。
またホルダを本体から取り外すことで墨収容部が開放される構成とすることにより、墨汁を墨収容部に補充して筆記を継続することが可能である。筆記具を構成する各部材の継続使用ができるため、環境負荷の抑制が可能である。
墨収容部と前記ペン芯の間の墨汁の流通を遮断可能な弁機構を更に備える構成とすることにより、墨汁の揮発を最小限に抑えることが可能である。
本体に対して取り外し可能なキャップを更に備え、当該キャップを本体から取り外すことにより、ホルダを装着した状態で墨収容部が開放される構成とすることにより、墨汁の補充を容易に行なうことができる。
本考案の一実施形態に係る筆記具を示す縦断面図である。 図1の筆記具の変形例を示す縦断面図である。
本考案の一実施形態に係る筆記具について、添付の図面を参照しつつ以下詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る筆記具1は、本体10と、弁機構20と、ホルダ30と、ペン芯40を含んで構成されている。
本体10は円筒形状を呈しており、その一端部(前端部)11は開口端とされ、他端部12(後端部)は密閉されている。内部は墨収容部13とされ、墨汁を収容している。
前端部11の内壁15側に弁機構20が配置されている。前端部11の外壁14側とホルダ30の後端部の内壁には雄ねじおよび雌ねじが形成されており、ホルダ30が外壁14に螺合によって固定されている。ホルダ30の内部には弾性樹脂から成る円筒状の多孔体31が嵌入されている。
弁機構20は、両端が開口された円筒状の円筒体21を備えている。円筒体21の後端部は墨収容部13内に配置され、円筒体21の内部と墨収容部13が連通している。すなわち円筒体21の内部は、墨収容部13に収容されている墨汁が進入可能な流路とされている。
弁機構20の円筒体21は内部にスプリング22および弁棒23を収容している。円筒体21の前端部には弁座24が設置され、ホルダ30の多孔体31と水密的に接触している。弁棒23の鍔部23aがスプリング22の前端と接触しており、通常時においては、スプリング22の付勢力によって鍔部23aの前方に形成された斜面部23bが弁座24に当接されている。この状態において墨収容部13からの墨汁の流れが当該当接位置で遮断される。
弁棒23の前端部23cは円筒体21の前端から突出し、多孔体31に保持されている。ペン芯40の先端部41はホルダ30の前端から突出しており、後端部42は多孔体31に保持されている。ペン芯40の後端部42は、多孔体31の内部において弁棒23の前端部23cと接触している。
ペン芯40は例えばポリアセタール樹脂から成り、その軸線に沿う方向に複数の溝が形成されている。溝の数、幅、形状は墨汁を先端部41へ到達させるのに必要な毛細管力を発生可能となるように適宜決定される。
多孔体31はペン芯40の軸方向に弾性変形可能とされている。ペン芯40の先端部41をホルダ30側へ押圧すると多孔体31が弾性変形し、弁棒23の前端部23cに接触しているペン芯40の後端部42が、弁棒23を墨収容部13へ向けて押圧する。弁棒23はスプリング22の付勢力に抗って墨収容部13側へ変位し、弁座24と弁棒23の斜面部23bが離間する。この状態において墨収容部13内の墨汁は弁座24が設けられた部分を通過可能となり、多孔体31を介してペン芯40に到達する。
ペン芯40の押圧を解除すると、弁棒23はスプリング22の付勢力によって筆記具1の先端側へ変位し、弁棒23の斜面部23bが弁座24に当接する。この状態において再び墨汁の墨収容部13からペン芯40への流通が遮断される。
ペン芯40の押圧をある程度の時間継続することにより、あるいは繰り返し行なうことにより、墨汁がペン芯40の先端部41に到達する。この状態において各種建材(墨汁による筆記が可能であるもの)に対する筆記が可能となる。ペン芯40に浸潤している墨汁が筆記中に不足した場合は、適宜ペン芯40を押圧することにより墨収容部13の墨汁がペン芯40に再供給される。
弁機構20、ホルダ30、およびペン芯40は一体の芯ユニットを構成している。したがってホルダ30と本体10の前端部11の螺合を解除することにより、弁機構20およびペン芯40を本体10から取り外し可能である。この状態において本体10の前端部11が開放されるため、墨汁を墨収容部13に補充することができる。補充作業終了後に再びホルダ30を本体10の前端部11に螺合すれば、筆記の継続が可能となる。
長期の使用等によってペン芯40の先端部41が磨耗した場合は、芯ユニットを新品と交換すれば筆記性が回復する。また太さや形状の異なる先端部41を有する芯ユニットを複数用意し、用途に応じて交換することも可能である。
ペン芯40、多孔体31、弁機構20のみを一体の芯ユニットとして交換可能とし、ホルダ30は継続使用可能な構成としてもよい。
上記のように本実施形態の構成によれば、いわゆる油性ペンの取扱い容易性を維持しつつ墨汁による墨付け作業が可能となる。したがって施工後に油性インクの筆跡が被覆材に染み出してくる問題を解消することが可能である。
油性インクと比較して墨汁は揮発性が低いため、上記の弁機構を省略することが可能である。この場合、後端部42が墨収容部13内に位置する程度までペン芯40を延長し、毛細管力によって墨汁を先端部41へ到達させる構成とすればよい。この構成によれば筆記具1の部品コストおよび製造コストを抑制することが可能である。
また図2に示されるように、筆記具1Aの本体10の後端部12を前端部11と同様に開放端として形成し、液密性のキャップ50を取外し可能に嵌入する構成としてもよい。墨汁補充時にはキャップ50を取り外し、開放端とされた後端部12から墨汁を補充することができる。この構成によれば、芯ユニットの着脱が不要であるため、墨汁の補充をより手軽に行なうことが可能となる。
キャップ50が後端部12の外壁に嵌入される構成としてもよい。またキャップ50の内壁と後端部12の外壁に雄ねじと雌ねじをそれぞれ形成し、螺合によって両者が固定される構成としてもよい。雄ねじと雌ねじはキャップ50の外壁と後端部12の内壁にそれぞれ形成される構成としてもよい。
上記した考案の実施の形態は、本考案の理解を容易にするためのものであり、本考案を限定するものではない。本考案は、その趣旨並びに実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本考案にはその等価物が含まれる。
1:筆記具、10:本体、13:墨収容部、20:弁機構、30:ホルダ、40:ペン芯、41:先端部、50:キャップ

Claims (4)

  1. 墨汁を収容する墨収容部を有する本体と、
    前記本体に対して取り外し可能に装着されたホルダと、
    前記ホルダに保持されたペン芯とを備え、
    前記ペン芯は、前記墨収容部に収容された墨汁を毛細管力によりその先端部に到達させることを特徴とする、筆記具。
  2. 前記ホルダを前記本体から取り外すことにより、前記墨収容部が開放されることを特徴とする、請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記墨収容部と前記ペン芯の間の墨汁の流通を遮断可能な弁機構を更に備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の筆記具。
  4. 前記本体に対して取り外し可能なキャップを更に備え、
    前記キャップを前記本体から取り外すことにより、前記ホルダを装着した状態で前記墨収容部が開放されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の筆記具。
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