JP2014100756A - マーキング機能付きねじ締付け工具 - Google Patents

マーキング機能付きねじ締付け工具 Download PDF

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Abstract

【課題】ねじの締付けトルクが所定値に達したことを検出した後、確実にねじ頭部にマーキングを行うことのできるねじ締付け工具を提供すること。
【解決手段】インパクトレンチ1は、インパクトレンチ本体2の先端にソケット部10を有している。ソケット部10は、抜け止め可能に構成された連結金具17とゴムバンド18を介してソケット本体部11とソケット先端部20とを分離可能に構成している。締付けトルクが所定値に達すると、ソケット部10を回転駆動する第1のエア回路30Bと別に構成された第2のエア回路30を作動させて、マーキング部13をねじ頭部に向かって移動させてマーキングを行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のトルクで確実にねじの締付けが行なわれたかどうかを確証するために、ねじの頭部に視認可能なマーキングを自動的に行うことのできるマーキング機能付きねじ締付け工具に関する。本発明のねじ締付け工具としては、例えば、インパクトレンチや、インパクトドライバー、又はトルクレンチやソケットレンチ、あるいはそれらと同類のものをいう。
従来、インパクトレンチ等のねじ締付け工具でねじを締付ける際、ねじ締結が所定のトルク内で締結されたかどうかを確証するものとして、ねじの頭部にマーキングをすることが行なわれていた。例えば、電動締付機内の後部に設けたソレノイドでマーキング具を前進移動させ、ボルト頭部にマークを施して一見して正規のトルク内で締付けられているかどうかを判断するもの(特許文献1参照)や、シャットオフバルブを備えたエア式インパクトレンチに装着するとともに、ボルト締め付け完了時の背圧を利用してソケット内部のインクカートリッジを前進移動させ、先端に設けられて一定量のインクが供給された押捺スポンジでボルト頭部にマーキングをするもの(特許文献2参照)や、ボルトチップの先端面にインクを付着させるマーキング具がソケットの底部に設けられ、ボルト頭部をソケット先端に挿入すると、インクが染み込まれたマーキング軸によりマークが付されるもの(特許文献3等参照)等が知られていた。
特開平10-156745号公報 特開2004-268231公報 特開平9-1472号公報
しかし、特許文献1においては、電動締付機後部にソレノイドを一体的に構成し、遊星歯車機構の中心に貫通穴を設けて突出ピンを挿入して進退させる構造であるから、複雑に構成されてコストを高くしていた。また、インクの補給はないため、インクの不足時には、インクを補充することができなかった。インクの垂れや補給の対策も開示されていない。
また、特許文献2では、手動でトリガを操作してエアの背圧を利用してインクカートリッジをマーキング具と一体的に前進させてボルトの頭部に押捺可能な構成が開示されている。エアの背圧は、ボルトの締付けトルクが所定値に達した時点で、シャットオフバルブを閉じることによって出力口から取り出されたエアで発生する。ボルトを締付けるエアの圧力とマーキング具を前進させるエアが同一エア回路内にあるから、ボルト締付け力を逐次調整する場合には、マーキング具を前進させる駆動圧力が変化することになり、マーキングの濃淡や耐久性等マーキング自体に影響を及ぼすことになる。また、インクが不足しても補給ができず、そのためにネジの取り外しによりインクカートリッジを交換することには手間がかかっていた。
さらに、特許文献3では、締付けトルクに係らずソケットにセットされたボルト全てにマーキングされることから、確実にボルト等が締付けられているかどうかを確認することが難しかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ねじの締付け時、ねじの締付けトルクが所定値に達したときに、ねじの頭部に確実にマーキングができ、容易な構成で瞬間にマーキングを行なえるマーキング機能付きねじ締付工具を提供することを目的とする。
本発明に係るマーキング機能付きねじ締付工具は、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明は、ねじ締付け工具本体と、前記ねじ締付け工具本体の出力軸に回転可能に装着されるとともに締結するねじの頭部を一端に装着し他端側に前記ねじの頭部に塗布可能なマーキング手段を有するソケット部と、で構成され、前記マーキング手段で、締結される前記ねじの頭部にインクを付着させることにより、前記ねじが、所定内のトルクで締結されている、ことを確証するマーキング機能付きねじ締付け工具であって、前記マーキング手段は、前記ねじの頭部に前記インクを付着させるマーク芯と前記マーク芯にインクを補充するマーキング容器本体とを備えて、圧縮エアを供給するエア供給手段により前記ソケット部内の軸方向に沿って摺動可能に構成され、前記エア供給手段が、前記ソケット部を回転させる駆動手段と別に配設されるエア回路を有し、ねじの締付けトルクが所定トルクに達し前記ソケット部の回転が停止された後に開く電磁弁と、を備え、前記電磁弁が所定時間開状態に保持できるように制御されることを特徴とするものである。
これによると、ねじの締付けトルクが所定トルク内に達したときに、マーキング手段でねじの頭部にインクを塗布することができる。この際、マーキング手段を前進移動させる駆動圧力が、ソケット部を回転させる駆動手段と別に設置されたエア回路であるため、前記駆動手段におけるネジの締付け力を調整することになっても、それに影響されずにねじの頭部にマーキングをすることができる。例えば、前記駆動手段が、前記エア回路と同一のエア源を有し、ねじ締結するために圧縮エアの圧力を調整したとしても、それに影響されずにねじの頭部にマーキングをすることができる。しかも、電磁弁の開状態を所定時間保持できるので、確実に、マーキング手段を前進移動させることができる。
なお、電磁弁を所定時間開状態に保持することは、制御装置からの作動信号で作動されるか、あるいは手動の操作ボタンを解除することによって行なわれるものであるから、ねじの締付けトルクが所定内に達したことを感知するのは、エア圧に限定するものではない。したがって、ねじ締付け工具は、エア式でも電気式あるいは手動式のものであってもよいことになる。
請求項2記載の発明は、請求項1の発明に係るものであって、前記ソケット部が、前記マーキング容器本体を保持するソケット本体部と、前記ソケット本体部に連結するソケット先端部とに、分離可能に構成されるとともに、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とが抜け止め可能に形成された連結手段により連結されることを特徴としている。
これによると、ソケット部がソケット本体部とソケット先端部とに分離可能に構成されているから、ソケット部内に配設された消耗品としてのマーキング手段を簡単に交換することができる。また、ソケット本体部とソケット先端部とを、抜け止め可能に形成された連結手段で連結していることから、ソケット本体部とソケット先端部を連結する際、一旦、連結されたソケット部は簡単には分解されない。
請求項3記載の発明は、請求項2の発明に係るものであって、前記ソケット本体部には、前記ソケット本体部の先端部にスプライン突部とスプライン溝部を交互に形成したスプライン軸が形成され、前記ソケット先端部の前記ソケット本体部に対向する部位に、前記スプライン軸に嵌合するスプライン孔が形成され、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とがスプライン機構で連結されていることを特徴としている。
これによると、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とがスプライン機構で連結されているから、前記ソケット先端部と前記ソケット本体部を分解する場合には、抜け止め要素を解除して、軸方向に摺動するだけで取り外しでき、ねじ締付け作業をする場合には、スプライン機構にて連結されていることにより前記ソケット本体部の回転力を容易に前記ソケット先端部に伝達することができる。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3の発明に係るものであって、前記連結手段は、リング状に形成されて前記ソケット本体部と前記ソケット先端部との間に配設された連結金具を備え、前記ソケット本体部に形成されたスプライン溝に係合可能な内側突起部と、前記ソケット先端部側の元部内周面に形成された溝に係合可能な外側突起部とを備えて、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを連結可能に形成されていることを特徴としている。
これによると、前記連結手段が連結金具を備えている。前記連結金具は前記ソケット本体部に係合する内側突起部と前記ソケット先端部に係合する外側突起部を夫々有しているから、夫々係合させることによって、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを、1個の部材で前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを連結することができ、廉価なコストで連結手段を構成することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4の発明に係るものであって、前記連結金具を外嵌するゴムバンドを備え、前記ゴムバンドが、前記連結金具に形成された第1の切欠部と前記ソケット先端部に形成された第2の切欠部とに係合する位置決め用の突起部を有するとともに、前記連結金具に外嵌可能に配設されていることを特徴としている。
これによると、前記連結手段がゴムバンドを備え、前記ゴムバンドが、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部との抜け止め位置で位置決め保持できる。つまり、前記ゴムバンドの位置決め用の突起部を前記ソケット本体部と前記連結金具に形成された夫々の切欠孔に係合させることによって、脱落防止位置にある前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを位置固定することができる。この際、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを連結する前に、弾性を有するゴムバンドをあらかじめ前記ソケット本体部に装着しておけば位置決め作業をさらに容易に行なえる。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至5の発明に係るものであって、前記ソケット先端部における前記ねじの頭部と対向する内周面にボルト脱落防止用のリング状のマグネットが配設されていることを特徴としている。
これによれば、前記ソケット部に挿入したねじをマグネットで吸着できるから、前記ねじを挿入する際、又は挿入されたねじをその位置に保持する間、前記ねじを脱落させることはなく、確実にねじの挿入作業やねじの締付け作業を行なうことができる。
本発明の実施形態のインパクトレンチを示す一部断面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 図1におけるC−C断面図である。 図1におけるE−E断面図である。 図1におけるF−F断面図である。 連結金具の位置関係を示す分解斜視図である。 ゴムバンドを示す斜視図である。 連結金具をソケット本体部に装着した状態でソケット先端部に対向させた状態示す分解斜視図である。 ソケット本体部とソケット先端部との連結状態を示す斜視図である。 ソケット先端部の詳細を示す断面図である。 エア式インパクトレンチを使用した場合のエア配管図である。 マーキング体が前進移動する前の状態を示す作用図である。 マーキング体が前進移動した後の状態を示す作用図である。 ソケット本体部とソケット先端部との別の形態の連結状態を示す斜視図である。 ソケット本体部とソケット先端部との別の形態の連結状態を示す斜視図である。 ソケット本体部とソケット先端部との別の形態の連結状態を示す斜視図である。 ソケット本体部とソケット先端部との別の形態の連結状態を示す正面図である。 図18におけるG−G断面図である。
以下、本発明のマーキング機能付きねじ締付け工具の実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明にあっては、実施形態のマーキング機能付きねじ締付け工具に使用する締付け工具を、エア式のインパクトレンチ1で説明する。図1は、インパクトレンチ本体2の先端にソケット部10を装着した一部断面図であり、図2乃至図6は、それぞれ、図1におけるA−A断面、B−B断面、CーC断面、E−E断面、F−F断面を示している。なお、説明にあたって、インパクトレンチ本体2に装着されたソケット部10が配置されている方向を先方又は先端側といい、ソケット部10に対するインパクトレンチ本体2側を後方又は元部側という。
ソケット部10は、元部がインパクトレンチ本体2の出力角軸3に嵌合されるソケット本体部11とソケット本体部11の先端に装着されるソケット先端部20とに分離可能に構成されている。
ソケット本体部11は、先端側から元部側に向かって順に、スプライン軸部111、胴体部112からなり、スプライン軸部111の内部から胴体部112の内部に掛けてマーキング部13を収納するマーキング部収納部113が形成されている。マーキング部収納部113には、マーキング部収納部113から後方に離れた位置の胴体部112内にエア通路114が形成されている。胴体部112の後端側元部は、インパクトレンチ本体2の出力角軸3に係合される角孔115がソケット本体部11の後端面116から先端側に向かって形成されている。なお、胴体部112と出力角軸3とはピン8によって結合されている。ピン8は、胴体部112の後部外周面に形成された凹溝に嵌合するピン抜け止め9によって胴体部112内に配置されている。
マーキング部13は、装着されるボルト頭部側に配置されてボルト頭部にマーキングするマーク芯14と、ソケット本体部11の元部側に配置されてインク吸収体151を充填するマーキング容器本体15とを備えている。
ソケット先端部20は、後端側から先端側に向かって大径部21、テーパ部22、小径部23を有する段付き円筒形に形成され、大径部21には、スプライン軸部111に係合するスプライン孔211が形成されている。テーパ部22にはスプライン孔211より小径に形成されて圧縮コイルばね16を収納するばね収納孔221が形成されている。小径部23にはばね収納孔221より小径に形成されたマーク芯ガイド孔231が形成されている。マーク芯ガイド孔231はソケット先端部20の先端面を貫通するように形成されている。さらに、ソケット先端部20の先端面から元部側に向かってボルト頭部に嵌合するボルト頭部挿入孔24が形成されている。なお、ボルトが挿入されていない状態では、ソケット先端部20の先端面にマーク芯ガイド孔231を塞ぐための蓋42が装着されている。
マーク芯14は、実施形態においては、特殊インクがインクの蒸発を抑える皮膜をマーク芯14の表面に作るようにした油性マーカー(シャチハタ株式会社製 商品名「乾きまペン(登録商標)」)を採用している。マーク芯14の先端は突起状に形成されており、先端側突起部141は、挿入されるボルト頭部に対向してマーク芯ガイド孔231内にマーキング容器本体15とともに摺動可能に配置されている。マーク芯14は、ばね収納孔221内において、圧縮コイルばね16に内嵌されている。マーク芯14とマーキング容器本体15とはマーキング部収納部113内に配置された抜け止めリング19を介して連結されている。なお、マーク芯14は、前述の、シャチハタ株式会社製 商品名「乾きまペン(登録商標)」に限定するものではない。
ソケット本体部11に形成されたエア通路114は、マーキング部収納部113の元部端に接続する軸心に沿って形成された軸心通路114aと、軸心通路114aの一端に接続されて軸心通路114aと直交する方向に径方向に貫通する貫通通路114bと、ソケット本体部11の外周面全周にわたって溝状に形成されるとともに貫通通路114bの両端部に接する外周通路114cとを有している。貫通通路114bの一方は、後述のソケット部側アームホルダ28のエア通路283を介してソケット本体部11の外部の第2のエア回路30に接続されている。
回転するソケット部10は、回転しないインパクトレンチ本体2と回転止めアーム26を介して連結されている。インパクトレンチ本体2の本体先端部5に装着された回転止めアームホルダ27とソケット部側アームホルダ28を、角棒状の回転止めアーム26で挟み込む。
図1及び図5に示すようにソケット部側アームホルダ28は、ソケット本体部11の胴体部112に外嵌する角筒状体281(図5参照)と角筒状体281の一片に回転止めアーム26を保持する保持溝282(図5参照)を形成している。角筒状体281は、胴体部112のエア通路114を跨いで胴体部112を外嵌しているため、角筒状体281の軸心に対する保持溝282と反対側の一片にはエア通路283(図1参照)が設けられている。また、角筒状体281の内周面には、離れた2箇所の位置にシール溝284(図1参照)が形成され、夫々Oリング29(図1参照)が装着されている。なお、胴体部112内のマーキング部収納部113の中央部においても、胴体部112内に保持されマーキング部13の外周面に嵌合されたOリング291が装着されている。
図1及び図6に示すように回転止めアームホルダ27は、インパクトレンチ本体2の本体先端部5に嵌合する円環部271(図6参照)と円環部271の一部で円環部271から突出する突出部272(図6参照)と、突出部272内で角棒状の回転止めアーム26を挟み込んで保持する開口保持部273(図6参照)とを形成している。円環部271は、本体先端部5に装着した状態で、本体先端部5にねじ止めして位置を固定している(図6参照)。
ソケット本体部11の外部に配設された第2のエア回路30は、エア源31と、エア源31に接続されたレギュレータ32Aと、レギュレータ32Aに接続された電磁弁33と、電磁弁33の開放時間を設定するタイマ34と、所定内のねじの締付けトルクを検知してタイマ34に作動信号を出力する制御装置35と、電磁弁33に接続されてエアの流量を調整する流量調整弁36と、を備えている。そして流量調整弁36に前述のソケット部側アームホルダ28のエア通路283が図示しないエアホースを介して接続される。
なお、インパクトレンチ1には、第2のエア回路30と同一のエア源31から、レギュレータ32Aとは別に設置されたレギュレータ32Bを介して第1のエア回路30Bが接続され、第1のエア回路30Bによりエアの圧力が調整されてソケット部10が回転駆動される。
次に、ソケット本体部11とソケット先端部20とを、連結金具17、ゴムバンド18を介して連結することに関して詳細に説明する。
図2〜4、図7に示すように、ソケット本体部11の先端には、スプライン軸部111がスプライン突部111aとスプライン溝部111bとを交互に有して形成されている。胴体部112の先端外周部には、胴体部112の先端面から元部側に向かって1箇所の切欠部112aが形成されている。なお、図7は、胴体部112の切欠部112aを分かり易くするために、図2〜4に対して30°回転位置をずらして描いている。
ソケット先端部20は、大径部21内に形成されたスプライン孔211がスプライン軸部111に係合可能に形成され、スプライン孔211の後端側であってソケット先端部20の後端部には、内方に向かって突出する3箇所の突起部201が窓部202を間にして形成されている。
連結金具17はスプライン軸部111の後方外周面を覆うリング状に形成されるとともに、ソケット本体部11とソケット先端部20との間に配置されて、ソケット本体部11側にスプライン軸部111のスプライン溝部111bを挿通する3箇所の内側突起部171を、ソケット先端部側にソケット先端部20の窓部202を挿通する3箇所の外側突起部172を形成している。また、内側突起部171が形成されたソケット本体部11の胴体部112側には、2箇所の内側突起部171、171間に1箇所の切欠部173が連結金具17のソケット本体部11側端面からソケット先端部20側に向かって形成されている。
図8に示すように、ゴムバンド18は、弾性体のゴム材でリング状に形成されている。ゴムバンド18の幅の長さは、ソケット本体部11の切欠部112aと連結金具17の切欠部173とを跨ぐように形成され、内周面には1箇所に、全幅にわたって軸方向に突出する係合突起部181が夫々の切欠部112a、173に係合可能に形成されている。
図9に示すように、ソケット先端部20が、ソケット本体部11の胴体部112の前方に嵌合されている連結金具17に向かって移動して、連結金具17が、ソケット先端部20に挿入される際、連結金具17の外側突起部172が、ソケット先端部20の窓部202を通過すると、連結金具17を回転させて、連結金具17の外側突起部172をソケット先端部20の窓部202の裏側に位置させる。一方、図10に示すように、連結金具17の切欠部173とソケット本体部11の胴体部112に形成された切欠部112aとを、連結金具17を回転させることによって一致させた後、ソケット本体部11の胴体部112に装着されていたゴムバンド18を連結金具17側に移動させる。そして、ゴムバンド18の係合突起部181(図8参照)で夫々の切欠部112a、173に係合させることによって、ソケット本体部11とソケット先端部20は、抜け止め状態で連結される。なお、図9〜10は、ソケット本体部11の切欠部112aと連結金具17の切欠部173とを明確にするために図1〜4の断面図に対して30°回転位置をずらして描いている。
図11に示すように、ソケット先端部20の先端のボルト頭部挿入孔24に隣接する後方には、リング状のマグネット41がマーク芯ガイド孔231に装着されている。マグネット41を配置することによって、ボルト頭部挿入孔24に挿入されるボルトBの脱落を防止することができる。
次に、上述のように構成されたインパクトレンチ1の作用について説明する。
この説明においては、インパクトレンチ1は、エア式で駆動される形態で説明する。先ず、図9及び図10に示すように、ソケット本体部11の胴体部112の先端側にゴムバンド18を嵌め込んだ状態で、連結金具17をソケット本体部11の胴体部112の切欠部112aと連結金具17の切欠部173とを一致させるようにスプライン軸部111に係合させる。そして、連結金具17の外側突起部172をソケット先端部20の窓部202を挿通させて、外側突起部172を抜け止め位置に達するようにソケット先端部20に対して回転させる。これによって、ソケット本体部11とソケット先端部20とは抜け止めされて一体的に組み付けられる。
この状態で、ソケット先端部20のボルト頭部挿入孔24に締付けるべきボルトBを挿入する。ボルトBは、マーク芯ガイド孔231に埋設されたマグネット41により吸着保持されることから、ソケット部10から脱落することはない。インパクトレンチ1は、図12に示すように、エア駆動式のものを使用する。インパクトレンチ本体2のトリガ7を手動操作することによって、ソケット部10が回転されボルトBを締付ける。ボルトBを締付ける駆動圧力は、エア源31から送給されたエアが第1のエア回路30Bにおけるレギュレータ32Bによって圧力調整された圧縮エアとなってインパクトレンチ本体2内に送給されている。この際、ソケット部10は、回転していないインパクトレンチ本体2の本体先端部5とソケット本体部11の胴体部112を連結する回転止めアーム26により振れ止めがなされ、ボルトBを安定した状態で締付けている。
ソケット先端部20に挿入されたボルトBを所定のトルクで締付け完了すると、ソケット部10の回転は停止され、インパクトレンチ本体2から排出されるエアは、エアは図示しないシャットオフバルブのシャットオフ時に一瞬排出される。その排気されるエアの一部を第2のエア回路30に送給することになる。シャットオフバルブは、エア圧を電気に変換する空電リレー37に接続されている。シャットオフ時のエアの背圧を利用してエアが空電リレー37に流れることにより、制御装置35がボルトBを所定のトルクで完了したことを認識する。制御装置35がタイマ34を介して所定時間、電磁弁33を開くように指令する。
一方、第2のエア回路30における電磁弁33には、エア源31からレギュレータ32Aで圧力調整された圧縮エアが流れており、電磁弁33を開くことによって、圧力調整された圧縮エアが、ソケット部10の外部に配置された第2のエア回路30から流量調整弁36で流量が調整されてソケット本体部11内のエア通路114に流れ込む。
図13に示すように、インパクトレンチ1でボルトBを締付けている状態では、エア源31からレギュレータ32Aを通って圧力調整された圧縮エアは、電磁弁33が閉じていることから、ソケット本体部11のエア通路114には流れない。そのため、マーク芯14は圧縮コイルばね16に付勢されてボルトBの頭部から離れた位置にあり、ボルトBの頭部にマークを記さない。
図14に示すように、ボルトBの締付けトルクが所定値に達すると、シャットオフバルブが作動してインパクトレンチ1の図示しないエアモータが停止し、ソケット部10の回転を停止する。前述のごとく、エアの背圧力が空電リレー37に作用して、ボルトBの締付けが完了した信号を制御装置35に入力して電磁弁33を開かせる。同時に制御装置35からの作動信号が入力されたタイマ34から、電磁弁33の開放時間が設定される。
電磁弁33から流れた圧縮エアは、流量調整弁36で流量を調整されてソケット部側アームホルダ28のエア通路283からソケット本体部11の貫通通路114bに流入される。貫通通路114bに流入された圧縮エアは、軸心通路114aに流入され、圧縮コイルばね16の付勢力に抗してマーキング部13をボルトB側に押圧して移動させる。マーキング部13のマーク芯14もボルトB側に一体的に移動してボルトBの頭部にインクを付着してマーキングを行なう。
タイマ34で設置された所定時間を経過すると、電磁弁33が閉じるため圧縮エアが外部に排出される。そのため、マーク芯14は、圧縮コイルばね16の付勢力により、ボルトBから離れた方向にマーキング容器本体15とともに移動する。
したがって、実施形態では、ボルトBの頭部にマーキングを行なうための圧縮エア圧力は、インパクトレンチ1のソケット部10を回転させる第1のエア回路30Bによる駆動圧力と別にレギュレータ32Aと流量調整弁36とで設定されているため、インパクトレンチ1のソケット部10を回転させる駆動圧力を、レギュレータ32Bで逐次調整しても、第2のエア回路30による駆動圧力によって前進移動するマーク芯14には影響されずにマーク芯14のボルトBに対する押圧力を調整することができる。そのため、マーク芯14の材質による硬度変化があっても、押圧力調整によりマーク印の大きさや印の濃淡を可能とすることができ、同時にマーク芯14の耐久性の向上を図ることができる。
また、ソケット部10が、ソケット本体部11とソケット先端部20とに分離可能に構成されており、両者を連結金具17とゴムバンド18とで連結していることから、ソケット先端部20をソケット本体部11から分離させて、消耗したマーキング部13を取り出して新たなマーキング部13に容易に交換することができるとともにマーキング容器本体15内へインクの補給を行なうことができる。また、連結金具17とゴムバンド18が、抜け止め可能な連結手段として構成されているから、使用時にソケット先端部20がソケット本体部11から脱落することはない。
そして、この作用を繰り返して、多数のボルトBを締付け、ボルトBの頭部にマーキングを行うことになる。
なお、本発明では、上述の実施形態に限定するものではない。例えば、ソケット先端部20をソケット本体部11に連結する連結手段の構成は、図15乃至図18に示す別の形態であってもよい。
図15の実施形態では、ソケット部10のソケット本体部11Aには、大径の胴体部112Aの先端に、ソケット先端部20Aに嵌合する小径の連結部111Aが形成されている。連結部111Aの外周面には、軸心に対して180°間隔で2箇所の位置に連結用溝51が形成されている。夫々の連結用溝51は、連結部111Aの先端面から軸心方向に胴体部112A側に向かって延びる直進部511と、連結部111Aの中間部あたりで直進部511から直交する方向に形成された直交部512と、直進部511より短尺で直交部の先端から直進部511の方向に折り返される折返し部513とを備えて、夫々対称となる逆J字状に形成されている。一方、ソケット先端部20Aには、大径部21Aの後部辺りに、前述のソケット本体部11Aの連結用溝51に係合するピン52が軸心に対して180°間隔で内方に向かって2箇所に取り付けられている。
ソケット先端部20Aの大径部21Aを、ソケット先端部20Aの夫々のピン52を連結部111Aの連結用溝51に係合させた状態で、ソケット本体部11Aの連結部111Aに嵌合させる。そして、ソケット先端部20A側のピン52を、ソケット本体部11A側の連結用溝51の直進部511の先端から元部側に向かって移動させ、さらに、ソケット先端部20Aを回転させて直交部512を通り、折返し部513から先端側に沿って移動する。ソケット先端部20Aがソケット本体部11Aに嵌合された状態で、ソケット先端部20Aとソケット本体部11Aとの間には隙間50が形成され、隙間50を埋めるようにゴムバンド53が装着される。ゴムバンド53には、隙間50内に挿入される内方突起部531が内周面全周にわたって形成され、ソケット先端部20Aとソケット本体部11Aの外周面とを跨ぐように圧入する。これによって、ソケット先端部20Aはソケット本体部11Aからの脱落を防止することができる。
次に、図16に示す別の実施形態では、ソケット本体部11Bには、大径の胴体部112Bと胴体部112Bの先端側に配置されて胴体部112Bより小径の連結部111Bが形成されている。連結部111Bの長さ方向の中間位置に軸心に対して180°間隔で2箇所の位置にピン孔54が形成されている。
一方、ソケット先端部20Bは、大径部21Bと小径部23Bとを有する段付き筒状に形成され、大径部21Bの中間部外周面に片側断面円弧状の円弧溝55が形成されている。円弧溝55には、軸心に対して180°間隔で2箇所の位置にピン孔56が形成されている。
ソケット先端部20Bの大径部21Bにソケット本体部11Bの連結部111Bを挿入するようにソケット先端部20Bを移動させた後、ソケット本体部11Bの連結部111Bに形成されたピン孔54とソケット先端部20Bのピン孔56とを一致させ、夫々ピン57を打込んで、ソケット本体部11Bとソケット先端部20Bとを連結する。そして、円弧溝55に、ゴムバンド(Oリング)58を嵌め込んでピン57の抜け止めをする。
次に、図17に示す、さらに別の実施形態では、ソケット本体部11Cの図示しない連結部をソケット先端部20Cの大径部21C内に挿入した後、ソケット本体部11Cの胴体部112Cの外周面の軸心方向に沿って形成された第1の連結金具用溝59とソケット先端部20Cの大径部21Cの外周面の軸心方向に沿って形成された第2の連結金具用溝60とを一致させて、第1の連結金具用溝59と第2の連結金具用溝60に連結金具61を係合させる。これによって、ソケット本体部11Cとソケット先端部20Cとが連結される。
この際、第1の連結金具用溝59は、ソケット本体部11Cの胴体部112C軸心に沿って形成されて深さの浅い長溝部591と、長溝部591の端部からソケット本体部11Cの胴体部112Cの軸心方向に向かって長溝部591より深い深溝部592と、を形成している。
一方、第2の連結金具用溝60は、ソケット先端部20Cの大径部21Cの軸心に沿って形成されて深さの浅い長溝部601と、長溝部601の端部からソケット先端部20Cの大径部21Cの軸心方向に向かって長溝部601より深い深溝部602と、を形成している。
連結金具61は、両者の長溝部591と長溝部601とを足した長さに形成され、両端において、両者の深溝部592、深溝部602の深さに一致する脚部611を有して形成されている。そして、連結金具61を夫々の第1の連結金具用溝59、第2の連結金具用溝60に係合させた後、連結金具61の長さより長い幅を備えたリング状のゴムバンド62でソケット本体部11Cとソケット先端部20Cを跨ぐようにソケット本体部11Cとソケット先端部20Cの外周面に嵌め込んで連結金具61の抜け止めをする。
次に、図18〜19に示すさらに別の実施形態では、ソケット本体部11Dは大径の胴体部112Dと、胴体部112Dの先端に小径の連結部111Dが形成されている。連結部111Dは、軸心に対して偏心した位置で軸心に対して直交する方向に第1のピン挿入孔63が貫通して形成されている。一方、ソケット先端部20Dは連結部111Dを内嵌する大径部21Dと小径部23Dを備えている。大径部21には、ソケット本体部11Dの連結部111Dと一致する位置に第2のピン挿入孔64が貫通して形成されている。
ソケット本体部11Dの連結部111Dを、ソケット先端部20Dの大径部21D内に挿入した後、ソケット本体部11Dの連結部111Dに形成された第1のピン挿入孔63とソケット先端部20Cの大径部21Cの第2のピン挿入孔64とを一致させて、連結ピン65を打込む。これによって、ソケット本体部11Dとソケット先端部20Dとが連結される。そして、連結ピン65が打込まれたソケット先端部20Dの外周面にゴムバンド66を嵌め込んで、連結ピン65の抜け止めを行なう。
上述のように、ソケット本体部11とソケット先端部20とを連結する連結構造は、ソケット先端部20がソケット本体部11から脱落しないように、抜け止め手段を有するように構成されていればよく、上述の連結構造に限定されるものではない。
1 インパクトレンチ
10 ソケット部
11 ソケット本体部
111 スプライン軸部
13 マーキング部
14 マーク芯
15 マーキング容器本体
17 連結金具
18 ゴムバンド
20 ソケット先端部
30 第2のエア回路
31 エア源
32A レギュレータ
33 電磁弁
34 タイマ
35 制御装置
36 流量調整弁
本発明に係るマーキング機能付きねじ締付け工具は、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明は、ねじ締付け工具本体と、前記ねじ締付け工具本体の出力軸に回転可能に装着されるとともに締結するねじの頭部を一端に装着し他端側に前記ねじの頭部に塗布可能なマーキング手段を有するソケット部と、で構成され、前記マーキング手段で、締結される前記ねじの頭部にインクを付着させることにより、前記ねじが、所定内のトルクで締結されている、ことを確証するマーキング機能付きねじ締付け工具であって、前記マーキング手段は、前記ねじの頭部に前記インクを付着させるマーク芯と前記マーク芯にインクを補充するマーキング容器本体とを備えて、圧縮エアを供給するエア供給手段により前記ソケット部内の軸方向に沿って摺動可能に構成され、前記ソケット部が、前記マーキング容器本体を保持するソケット本体部と、前記ソケット本体部に連結するソケット先端部とに、分離可能に構成されるとともに、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とが抜け止め可能に形成された連結手段により連結され、前記ソケット本体部には、前記ソケット本体部の先端部にスプライン突部とスプライン溝部を交互に形成したスプライン軸が形成され、前記ソケット先端部の前記ソケット本体部に対向する部位に、前記スプライン軸に嵌合するスプライン孔が形成され、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とがスプライン機構で連結され、前記エア供給手段が、前記ソケット部を回転させる駆動手段と別に配設されるエア回路を有し、ねじの締付けトルクが所定トルクに達し前記ソケット部の回転が停止された後に開く電磁弁と、を備え、前記電磁弁が所定時間開状態に保持できるように制御されることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記連結手段は、リング状に形成されて前記ソケット本体部と前記ソケット先端部との間に配設された連結金具を備え、前記ソケット本体部に形成されたスプライン溝に係合可能な内側突起部と、前記ソケット先端部側の元部内周面に形成された溝に係合可能な外側突起部とを備えて、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを連結可能に形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記連結金具を外嵌するゴムバンドを備え、前記ゴムバンドが、前記連結金具に形成された第1の切欠部と前記ソケット本体部に形成された第2の切欠部とに係合する位置決め用の突起部を有するとともに、前記連結金具に外嵌可能に配設されていることを特徴としている。
また、本発明は、前記ソケット先端部における前記ねじの頭部と対向する内周面にボルト脱落防止用のリング状のマグネットが配設されていることを特徴としている。

Claims (6)

  1. ねじ締付け工具本体と、前記ねじ締付け工具本体の出力軸に回転可能に装着されるとともに締結するねじの頭部を一端に装着し他端側に前記ねじの頭部に塗布可能なマーキング手段を有するソケット部と、で構成され、前記マーキング手段で、締結される前記ねじの頭部にインクを付着させることにより、前記ねじが、所定内のトルクで締結されている、ことを確証するマーキング機能付きねじ締付け工具であって、
    前記マーキング手段は、前記ねじの頭部に前記インクを付着させるマーク芯と前記マーク芯にインクを補充するマーキング容器本体とを備えて、圧縮エアを供給するエア供給手段により前記ソケット部内の軸方向に沿って摺動可能に構成され、
    前記エア供給手段が、前記ソケット部を回転させる駆動手段と別に配設されるエア回路を有し、ねじの締付けトルクが所定トルクに達し前記ソケット部の回転が停止された後に開く電磁弁と、を備え、
    前記電磁弁が所定時間開状態に保持できるように制御されることを特徴とするマーキング機能付きねじ締付け工具。
  2. 前記ソケット部が、前記マーキング容器本体を保持するソケット本体部と、前記ソケット本体部に連結するソケット先端部とに、分離可能に構成されるとともに、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とが抜け止め可能に形成された連結手段により連結されることを特徴とする請求項1記載のマーキング機能付きねじ締付け工具。
  3. 前記ソケット本体部には、前記ソケット本体部の先端部にスプライン突部とスプライン溝部を交互に形成したスプライン軸が形成され、前記ソケット先端部の前記ソケット本体部に対向する部位に、前記スプライン軸に嵌合するスプライン孔が形成され、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とがスプライン機構で連結されていることを特徴とする請求項2記載のマーキング機能付きねじ締付け工具。
  4. 前記連結手段は、リング状に形成されて前記ソケット本体部と前記ソケット先端部との間に配設された連結金具を備え、前記ソケット本体部に形成されたスプライン溝に係合可能な内側突起部と、前記ソケット先端部側の元部内周面に形成された溝に係合可能な外側突起部とを備えて、前記ソケット本体部と前記ソケット先端部とを連結可能に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載のマーキング機能付きねじ締付け工具。
  5. 前記連結手段が、前記連結金具を外嵌するゴムバンドを備え、前記ゴムバンドが、前記連結金具に形成された第1の切欠部と前記ソケット先端部に形成された第2の切欠部とに係合する位置決め用の突起部を有するとともに、前記連結金具に外嵌可能に配設されていることを特徴とする請求項4記載のマーキング機能付きねじ締付け工具。
  6. 前記ソケット先端部における前記ねじの頭部と対向する内周面にボルト脱落防止用のリング状のマグネットが配設されていることを特徴とする請求項2乃至5記載のマーキング機能付きねじ締付け工具。
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